JP2005500433A5

JP2005500433A5 -

Info

Publication number: JP2005500433A5
Application number: JP2003523512A
Authority: JP
Filing date: 2002-08-27
Publication date: 2006-01-05
Anticipated expiration: 2022-08-27

Claims

グラフトコポリマー膜を調製するための方法であって、該方法は以下の工程：
（ａ）ポリマー基材フィルムを、ある線量の電離線放射に曝露する工程；および
（ｂ）該照射された基材フィルムを、エマルジョンと接触させる工程であって、該エマルジョンは、以下：
（１）少なくとも１つのフルオロスチレン性モノマーであって、該エマルジョン中のモノマー量は、３０体積％より低いか、またはそれに等しい、フルオロスチレン性モノマー；
（２）少なくとも１つの置換されたα，β，β−トリフルオロスチレンモノマー；または
（３）トリフルオロナフチルモノマー
を含む、工程、
を包含する、方法。
工程（ａ）および（ｂ）の少なくとも１つが、不活性雰囲気中で実施される、請求項１に記載の方法。
前記基材フィルムが、フッ素化ポリマーを含む、請求項１に記載の方法。
請求項１に記載の方法であって、前記基材フィルムが、ポリフッ化ビニリデン、ポリ（テトラフルオロエチレン−ｃｏ−パーフルオロビニルエーテル）、ポリ（テトラフルオロエチレン−ｃｏ−ヘキサフルオロプロピレン）、ポリ（エチレン−ｃｏ−クロロトリフルオロエチレン）、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ（エチレン−ｃｏ−テトラフルオロエチレン）、ポリ（フッ化ビニリデン−ｃｏ−ヘキサフルオロプロピレン）、ポリ（フッ化ビニリデン−ｃｏ−クロロトリフルオロエチレン）、およびポリテトラフルオロエチレンからなる群より選択されるポリマーを含む、方法。
前記ある線量の電離線放射が、約２０Ｍｒａｄ〜約６０Ｍｒａｄの範囲である、請求項１に記載の方法。
前記エマルジョンが、水性エマルジョンである、請求項１に記載の方法。
前記エマルジョンが、前記基材フィルムの膨潤を補助する溶媒をさらに含む、請求項１に記載の方法。
請求項１に記載の方法であって、前記エマルジョンが、スチレン、α−フルオロスチレン、α，β−ジフルオロスチレン、α−メチルスチレン、ホスホン酸ビニル、およびそれらの混合物からなる群より選択される少なくとも１つのモノマーをさらに含む、方法。
前記エマルジョンが、乳化剤をさらに含む、請求項１に記載の方法。
前記エマルジョンが、防止剤をさらに含む、請求項１に記載の方法。
前記照射された基材フィルムが、約５０℃〜約８０℃の温度で前記エマルジョンと接触される、請求項１に記載の方法。
前記照射された基材フィルムが、前記エマルジョンを吹き付けられる、請求項１に記載の方法。
前記エマルジョン中のモノマー量が、１０体積％より低いか、またはそれに等しい、請求項１に記載の方法。
請求項１に記載の方法であって、前記グラフトコポリマー膜にイオン交換機能を導入する工程をさらに包含する、方法。
請求項１に記載の方法であって、前記グラフトコポリマー膜をスルホン化またはホスホン化する工程をさらに包含する、方法。
請求項１に記載の方法であって、前記エマルジョンが、少なくとも１つのフルオロスチレン性モノマーを含み、ここで、該エマルジョン中のモノマー量は、３０体積％より低いか、またはそれに等しい、方法。
請求項１６に記載の方法であって、前記少なくとも１つのフルオロスチレン性モノマーが、置換および非置換のα−フルオロスチレン、α，β−ジフルオロスチレン、およびα，β，β−トリフルオロスチレン、ならびにそれらの混合物からなる群より選択される、方法。
前記エマルジョンが、少なくとも１つの置換されたα，β，β−トリフルオロスチレンモノマーを含む、請求項１に記載の方法。
請求項１８に記載の方法であって、前記少なくとも１つの置換されたα，β，β−トリフルオロスチレンモノマーが、メチル−α，β，β−トリフルオロスチレン、メトキシ−α，β，β−トリフルオロスチレン、チオメチル−α，β，β−トリフルオロスチレン、フェニル−α，β，β−トリフルオロスチレン、およびそれらの混合物からなる群より選択される、方法。
前記少なくとも１つの置換されたα，β，β−トリフルオロスチレンモノマーが、パラ−メチル−α，β，β−トリフルオロスチレンを含む、請求項１８に記載の方法。
前記エマルジョン中のモノマー量が、３０体積％より低いか、またはそれに等しい、請求項１８に記載の方法。