JP2005353546A - 電源接続機構 - Google Patents

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賢治 田中
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Abstract

【課題】 コイルバネに対向する端子部材の損傷を防ぐとともに導通不良を抑制することができる電源接続機構を提供する。
【解決手段】 電源接続機構100は、導電性を有するコイルバネ50と、導電性を有しコイルバネ50の伸縮方向の一端部に設けられる接触部51と接離自在な端子部材71と、を備える。コイルバネ50の接触部51は、コイルバネ50の接触部51を含む面と端子部材71の接触部76を含む面とが平行となる状態で端子部材71の接触部76と接触するように形成される。端子部材71の接触部76とコイルバネ50の接触部51とが接離することで電力の供給状態と切断状態とが切り替えられる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、一方の電極の端子としてコイルバネを用いた電源接続機構に関する。
画像形成装置等に用いられる電源接続機構として、一方の電極の端子としてコイルバネを用い、コイルバネと他方の電極の端子部材とが接離することで、電力の供給状態と切断状態とが切り替えられるものがある(例えば、特許文献1参照。)。図15〜図17は、コイルバネを用いた従来の電源接続機構の概略の構成を示す図である。従来の電源接続機構200は、一方の電極の端子となる導電性を有するコイルバネ150と、他方の電極の端子となる導電性を有する金属性の端子部材171と、を備える。
コイルバネ150は、円筒形のガイド部材160内に挿入され、ガイド部材160に沿って伸縮する。端子部材171は、導電性を有する基板173に設けられた孔176に差し込まれ、ハンダ172によって基板173に固定されるとともに電気的に接続される。
上述のような従来の電源接続機構200では、コイルバネ150の伸縮方向の一端部151と端子部材171とが接離することで、電力の接続状態と切断状態とが切り替えられる。従来の電源接続機構200では、コイルバネ150の一端部151は、端子部材171のコイルバネとの接触部を含む面に対して傾いた状態で端子部材171に接触する。
特開2001−83778公報(第2実施例)
ところで、上述のように構成された電源接続機構において高圧電源からの通電が繰り返されると、高電圧に起因して微小な火花放電が繰り返されて両極の端子がともに酸化され、導通不良が発生する。また、火花放電による導通不良を防ぐためにコイルバネ151と端子部材171との接触圧力を高くすると、上述のようにコイルバネ150の一端部151は端子部材171のコイルバネとの接触部を含む面に対して傾いた状態で端子部材171に接触するので、端子部材171が傷付けられまたは破損される虞がある。
この発明の目的は、コイルバネに対向する端子部材の損傷を防ぐとともに導通不良を抑制することができる電源接続機構を提供することにある。
この発明の電源接続機構は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
(1)導電性を有するコイルバネと、導電性を有し前記コイルバネの伸縮方向の一端部と接離自在な端子部材と、を備え、前記端子部材の接触部と前記コイルバネの一端部に設けられる接触部とが接離することで電力の供給状態と切断状態とが切り替えられる電源接続機構において、前記コイルバネの接触部は、前記コイルバネの接触部を含む面と前記端子部材の接触部を含む面とが平行となる状態で前記端子部材の接触部と接触するように形成されることを特徴とする。
この構成においては、端子部材の接触部が面状である場合は、コイルバネの接触部と端子部材の接触部との接触面積が従来と比較して大きくなり、また、コイルバネの接触部の各部が端子部材の接触部に均等な圧力で接触する。
また、端子部材の接触部が線状である場合は、コイルバネの線材の末端部ではなく腹部が端子部材の接触部と接触する。さらに、コイルバネの接触部はコイルバネの伸縮方向に対して垂直に配置された状態で端子部材に圧接されるので、コイルバネの接触部と端子部材の接触部とが確実かつ安定的に接触する。
(2)前記コイルバネの接触部は、前記コイルバネの一端部のうち前記コイルバネの内側に折り曲げられた部分であることを特徴とする。
この構成においては、コイルバネの接触部は、コイルバネの一端部のうち、端子部材の接触部を含む面と平行となる面に含まれるようにコイルバネの内側に折り曲げられた部分である。
(3)前記コイルバネの伸縮方向に沿って配置され前記コイルバネの伸縮動作を案内するガイド部材をさらに備えることを特徴とする。
この構成においては、コイルバネはガイド部材に案内されガイド部材に沿って伸縮する。
(4)前記ガイド部材は、前記コイルバネの伸縮方向に沿って設けられる係止部を備え、前記コイルバネは、前記係止部内で前記伸縮方向にのみ移動自在に係合する係合部を備えることを特徴とする。
この構成においては、コイルバネの係合部はガイド部材の係止部内でコイルバネの伸縮方向にのみ移動自在にされ、コイルバネは伸縮方向の軸まわりの回転を規制される。
(5)前記コイルバネの伸縮方向に沿って配置され前記コイルバネの伸縮動作を案内するガイド部材をさらに備え、前記ガイド部材の一端部は前記伸縮方向の軸まわりに固定され、前記ガイド部材の他端部は前記コイルバネの接触部と前記伸縮方向の軸まわりに接触することを特徴とする。
この構成においては、コイルバネはガイド部材に案内されガイド部材に沿って伸縮する。また、ガイド部材の一端部が伸縮方向の軸まわりに固定され他端部がコイルバネの接触部と伸縮方向の軸まわりに接触することで、コイルバネは伸縮方向の軸まわりの回転を規制される。
(6)前記端子部材が配置される基板を備え、前記端子部材は、線形の部材であり、前記コイルバネの接触部と前記端子部材の接触部とが直交する状態で接触するように前記ガイド部材の他端部が挿入される孔が、前記基板に設けられることを特徴とする。
この構成においては、コイルバネをガイドするガイド部材が設けられ、ガイド部材の一端部はコイルバネの伸縮方向の軸まわりに固定され、他端部がコイルバネの接触部と伸縮方向の軸まわりに接触する。これによって、コイルバネは伸縮方向の軸まわりの回転を規制される。そして、ガイド部材のさらに他端部側の先端が、端子部材が配置される基板に設けられる孔に挿入される。これによって、コイルバネの接触部と端子部材の接触部とが直交する状態で接触する。
(7)前記端子部材は、前記コイルバネの接触部との接離方向の弾性を有することを特徴とする。
この構成においては、端子部材がコイルバネの接触部との接離方向の弾性を有するので、多少の振動があった場合でも、コイルバネの接触部と端子部材の接触部とが安定的に接触する。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)端子部材の接触部が面状である場合、コイルバネの接触部と端子部材の接触部との接触面積が従来と比較して大きくなるので両者の導通不良を抑制することができる。また、コイルバネの接触部の各部が端子部材の接触部に均等な圧力で接触するので、端子部材の損傷を防止することができる。
また、端子部材の接触部が線状である場合、コイルバネの接触部と端子部材の接触部とが確実かつ安定的に接触するので、両者の導通不良を抑制することができる。さらに、コイルバネの線材の末端部ではなく腹部が端子部材の接触部と接触するので、端子部材の損傷を防止することができる。
したがって、端子部材の形状にかかわらず、コイルバネの接触部と端子部材の接触部との導通不良を抑制することができるとともに、端子部材の損傷を防止することができる。
(2)コイルバネの接触部を容易に形成することができる。
(3)コイルバネが圧縮された場合の伸縮方向に対するコイルバネの曲がりを防止することができるので、コイルバネの接触部と端子部材の接触部とを一定の圧力で接触させることができ、両者の導通不良を抑制することができる。
(4)コイルバネが伸縮方向の軸まわりの回転を規制されるので、コイルバネの接触部と端子部材の接触部との接点の振れを防止することができ、さらに、コイルバネが伸縮方向の軸まわりに回転することによる端子部材の損傷を防止することができる。
(5)コイルバネが圧縮された場合の伸縮方向に対するコイルバネの曲がりを防止することができる。また、コイルバネが伸縮方向の軸まわりの回転を規制されるので、コイルバネの接触部と端子部材の接触部との接点の振れを防止することができ、さらに、コイルバネが伸縮方向の軸まわりに回転することによる端子部材の損傷を防止することができる。
(6)コイルバネの接触部と端子部材の接触部とが直交する状態で接触するので、両者を確実に接触させることができる。また、コイルバネの接触部と端子部材の接触部とを確実に接触させることができるので、火花放電を抑制することができ、これによる導通不良を抑制することができる。
(7)多少の振動があった場合でもコイルバネの接触部と端子部材の接触部とが安定的に接触するので、両者間での火花放電を抑えることができ、これによる導通不良を抑制することができる。
以下に、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る電源接続機構100の一部の構成を示す斜視図である。図2は、コイルバネ50およびガイド部材60の底面図である。図3は、電源接続機構100の概略の構成を示す断面図であり、図3(a)は切断状態を示し、図3(b)は接続状態を示す。この実施形態に係る電源接続機構100は、電源の一方の電極に接続され一方の電極の端子となるコイルバネ50、および電源の他方の電極に接続され他方の電極の端子となる端子部材71等を備える。
コイルバネ50は、コイルバネ50の伸縮方向に沿って配置された円筒形のガイド部材60内に伸縮方向の一端部を挿入され、ガイド部材60によって伸縮動作を案内される。コイルバネ50は、ガイド部材60によって伸縮動作を案内されることで、圧縮した際に伸縮方向に対して曲がることなくガイド部材60に沿って伸縮する。
また、コイルバネ50の一端部は、電源接続機構100が設けられる主装置(例えば、図14に示す画像形成装置1)またはガイド部材60に、伸縮方向の軸まわりに回転しないように固定される。
コイルバネ50は、金属製で導電性を有し、伸縮方向の他方の一端部に端子部材71と接触する接触部51を有する。コイルバネ50の接触部51は、コイルバネ50の伸縮方向の一端部のうちコイルバネ50の内側に折り曲げられた部分である。図2に示すように、この実施形態では、コイルバネ50の接触部51は、直線状に形成され、伸縮方向に垂直な方向から見た場合におけるコイルバネ50の略中心を通るように形成される。また、コイルバネ50の接触部51は、伸縮方向に垂直な一面内に形成される。
端子部材71は、金属製で導電性を有し、コイルバネ50の接触部51と接離自在に形成される。具体的には、この実施形態では端子部材71としてジャンパー線が用いられ、端子部材71は、導電性を有する基板73上に配置される。
図4(a)は、端子部材71および基板73の斜視図であり、図4(b)は端子部材71および基板73の側面視断面図である。端子部材71は、コイルバネ50の接触部51と接離する接触部76を有する。端子部材71は、コの字を横向けた形状のジャンパー線の両端部を基板73に設けられた孔に挿入され、接触部76が基板73から少し浮き上がる状態で両端部を基板73の背面でかしめられ、かしめられた部分をハンダ72によって基板73に固定される。接触部76が基板73から浮き上がる状態で基板73に固定されることで、端子部材71は、コイルバネ50の接触部51との接離方向の弾性を有する。また、端子部材71がハンダ72によって基板73に固定されることで、端子部材71と基板73とが電気的に接続される。
図3(a)および図3(b)に示すように、コイルバネ50の接触部51を含む面と、端子部材71の接触部76を含む面とが平行な状態で、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが接離する。コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが接離することで、電力の供給状態と切断状態とが切り替えられる。
電源接続機構100によれば、コイルバネ50の接触部51を含む面と端子部材71の接触部76を含む面とが平行な状態で、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが接触するので、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが確実かつ安定的に接触し、両者間の導通不良を抑制することができる。また、コイルバネ50の線材の末端部ではなく腹部が端子部材71の接触部76と接触するようになるので、端子部材71の損傷を防止することができる。
また、ガイド部材60が設けられるので、コイルバネ50が圧縮された場合の伸縮方向におけるコイルバネ50の曲がりを防止することができ、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とを一定の圧力で接触させることができる。したがって、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とを確実に接触させることができ、両者間での火花放電の発生を抑え、両者の導通不良を抑制することができる。
さらに、コイルバネ50が伸縮方向の軸まわりに回転しないように固定されるので、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76との接点の振れを防止することができ、また、コイルバネ50が伸縮方向の軸まわりに回転することによる端子部材71の損傷を防止することができる。
なお、基板73をコイルバネ50に対して接離させることでコイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とを接離させる構成と、コイルバネ50を端子部材71に対して接離させることでコイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とを接離させる構成と、のいずれであってもよい。
また、電源が直流電源である場合と交流電源である場合とのいずれにも、この発明の電源接続機構100を用いることができる。
さらに、端子部材71として、ジャンパー線等の線状の部材を複数本用いてもよい。また、端子部材71として、ジャンパー線等の線状の部材を用いることに限定されず、例えば図17に示すような面状の端子部材を用いてもよい。この場合、コイルバネ50の接触部51と端子部材の接触部との接触面積が従来に比べて大きくなり、コイルバネ50の接触部51と端子部材の接触部との導通不良を抑制することができる。また、コイルバネ50の接触部51を含む面と端子部材の接触部を含む面とが平行な状態で接触するので、コイルバネ50による端子部材の損傷を防止することができる。
図5は、他の実施形態に係る電源接続機構100aの一部の構成を示す斜視図である。図6は、電源接続機構100aの概略の構成を示す断面図である。この実施形態に係る電源接続機構100aは、ガイド部材60aに係止部61aが設けられ、コイルバネ50aに係合部52aが設けられることを除いて、図1に示す電源接続機構100と同様に形成される。なお、電源接続機構100と同様の構成については、説明の便宜上同じ符号を用い、詳しい説明を省略する。
ガイド部材60aの係止部61aは、コイルバネ50aの伸縮方向に沿ってスリット状に設けられる。コイルバネ50aの係合部52aは、コイルバネ50aの一端部のうちコイルバネ50aの内側に折り曲げられた部分である接触部51aから、さらに伸縮方向に沿って端子部材71から離間する方向に折り曲げられて所定寸法延伸し、さらにガイド部材60aの外側へ折り曲げられた部分である。
コイルバネ50aの係合部52aは、ガイド部材60aの係止部61a内でコイルバネ50aの伸縮方向にのみ移動自在とされ、伸縮方向の軸まわりの移動を規制される。コイルバネ50aの係合部52aとガイド部材60aの係止部61aとが上述のように係合することによって、コイルバネ50aは、伸縮方向の軸まわりの回転を規制される。
電源接続機構100aによれば、コイルバネ50aが伸縮方向の軸まわりに回転しないので、コイルバネ50aの接触部51aと端子部材71の接触部76との接点の振れを防止することができ、また、コイルバネ50aが伸縮方向の軸まわりに回転することによる端子部材71の損傷を防止することができる。
図7は、さらに他の実施形態に係る電源接続機構100bの一部の構成を示す斜視図である。図8は、電源接続機構100bのコイルバネ50およびガイド部材60bの底面図である。図9は、電源接続機構100bの概略の構成を示す断面図である。この実施形態に係る電源接続機構100bは、ガイド部材60に代えてガイド部材60bが設けられること、および基板73bに孔74bが設けられること、を除いて図1に示す電源接続機構100と同様に形成される。なお、電源接続機構100と同様の構成については、説明の便宜上同じ符号を用い、詳しい説明を省略する。
電源接続機構100bでは、2本の棒状のガイド部材60bがコイルバネ50の伸縮方向に沿ってコイルバネ50の内部に配置される。2本のガイド部材60bは、互いになるべく離間した位置で、コイルバネ50の接触部51に伸縮方向の軸まわりの同方向から接触するように配置される。また、ガイド部材60bの一端部は、コイルバネ50の伸縮方向の軸まわりに移動しないように主装置(例えば、図14に示す画像形成装置1)に固定される。
図10は、端子部材71および基板73bの斜視図である。電源接続機構100bでは、端子部材71が配置される基板73bに2個の孔74bが設けられ、各孔74bに2本のガイド部材60bがそれぞれ挿入される。2個の孔74bは、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが直交する状態で接触する位置に設けられる。
電源接続機構100bによれば、コイルバネ50はガイド部材60bに沿って伸縮し、コイルバネ50が圧縮された場合の伸縮方向におけるコイルバネ50の曲がりを防止することができ、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とを一定の圧力で接触させることができる。したがって、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とを確実に接触させることができ、両者間での火花放電の発生を抑え、両者の導通不良を抑制することができる。
また、ガイド部材60bとコイルバネ50の接触部51とが伸縮方向の軸まわりに接触することで、コイルバネ50が伸縮方向の軸まわりに回転しないように規制されるので、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76との接点の振れを防止することができ、また、コイルバネ50が伸縮方向の軸まわりに回転することによる端子部材71の損傷を防止することができる。
コイルバネ50の接触部51を含む面と端子部材71の接触部76を含む面とが平行な状態で、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが接触する点については電源接続機構100と同様であり、電源接続機構100bによっても、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが確実かつ安定的に接触し、両者の導通不良を抑制することができるという効果を奏することができる。
図11(a)は、端子部材71の斜視図であり、図11(b)は、図11(a)に示すA1−A2線における断面図である。上述の各実施形態に係る電源接続機構100,100a,100bでは、端子部材71として、図11に示すような円形の断面を有するジャンパー線が用いられた場合の例を示した。しかし、端子部材71に代えて、図12に示すように断面が、コイルバネ50,50aの接触部51,51aに向けて尖った三角形をした端子部材71aを用いてもよい。また、端子部材71に代えて、図13に示すような、コイルバネ50,50aの接触部51,51aに向けて尖った突起部75bを有する端子部材71bを用いてもよい。突起部75bは、例えば端子部材71bの形成時に発生するバリまたはカエリとして実現される。
端子部材71に代えて、端子部材71aまたは端子部材71bを用いた場合、コイルバネ50,50aの接触部51,51aと端子部材71a,71bの接触部との接触面積が小さくなることで両者間の接触圧力が高まり、両者間における火花放電を抑え、両者間の導痛不良を抑制することができる。
次に、電源接続機構100の適用例を示す。図14は、この発明の電源接続機構100を備えた画像形成装置1の概略の構成を示す断面図である。画像形成装置1は、用紙に画像を形成する画像形成モードとして、コピアモード、プリンタモード、およびFAXモードを備え、各モードがユーザによって選択的に設定される。
画像形成装置1は、画像読取部2および画像形成部3を備える。画像読取部2は、原稿が1枚ずつ載置される原稿台4,5を含む。原稿台4,5の上方に自動原稿搬送装置6が配置される。自動原稿搬送装置6は原稿トレイ7を含む。原稿トレイ7には1枚または複数枚の原稿が載置される。画像形成装置1では、原稿は、原稿台4上または原稿トレイ7上のいずれかに選択的に載置される。
自動原稿搬送装置6は、片面読取モードまたは両面読取モードを選択的に実行する。片面読取モードでは、原稿トレイ7上に載置された原稿は、1枚ずつ原稿台5上を経由して排紙トレイ8上に排出される。両面読取モードでは、原稿トレイ7上に載置された原稿は、1枚ずつ原稿台5上を経由して中間トレイ9まで搬送され、原稿搬送方向の前後が反転されることで原稿の表裏が反転された状態で再び原稿台5上を経由して排紙トレイ8上に排出される。
原稿台4、5の下方には、第1走査体10、第2走査体11、結像レンズ12、およびCCDセンサ13が配置される。第1走査体10は、原稿台4、5に対して平行である副走査方向に速度Vで移動する。第2走査体11は、第1走査体10に連動して副走査方向に速度V/2で移動する。
第1走査体10は、露光ランプ14および第1反射ミラー15を含む。第2走査体11は、第2反射ミラー16および第3反射ミラー17を含む。露光ランプ14から出射され原稿によって反射された光は、第1ミラー15、第2ミラー16、および第3ミラー17によって偏向されて結像レンズ12に入射する。結像レンズ12に入射した光は、結像レンズ12によって集光されCCDセンサ13上に結像する。CCDセンサ13上に結像した光は、CCDセンサ13によって光電変換処理されて画像データとして読み取られる。読み取られた画像データは、図示しない制御部で所定の画像処理が施された後、グラフィックRAMに格納される。
画像読取部2の下方に画像形成部3が配置される。画像形成部3の底部に、給紙カセット38が配置される。給紙カセット38には画像形成用の記録媒体として複数枚の用紙が収容される。給紙カセット38は、用紙の補給等のために画像形成装置1の本体に対して出し入れ可能に形成される。この実施形態では、給紙カセット38は、図14において紙面に垂直な方向に出し入れされる。給紙カセット38は、画像形成時に用紙を用紙搬送路23に供給する。用紙搬送路23にはレジストローラ24が配置され、給紙カセット38から用紙搬送路23に供給された用紙は、レジストローラ24によって先端部をチャックされ待機する。
用紙搬送路23上には、レジストローラ24より用紙の搬送方向の下流側に、感光体ドラム25が配置される。感光体ドラム25は図14において反時計回りに回転駆動する。感光体ドラム25の周囲には、帯電器26、現像器27、転写器28、およびクリーニングユニット29が、感光体ドラム25の回転方向に沿ってこの順序で配置される。また、帯電器26と現像器27との間から感光体ドラム25を臨む位置に、LSU(レーザスキャニングユニット)30が配置される。さらに、感光体ドラム25より用紙の搬送方向の下流側に、定着装置31が配置される。定着装置31は、加熱ローラ32および加圧ローラ33を含み、用紙上のトナー像を用紙に熱圧着する。用紙搬送路23の下流側には排紙トレイ36が設けられ、排紙トレイ36は、画像が形成された用紙を収容する。
画像形成装置1によって用紙に画像を形成する場合、給紙カセット38に収容されている用紙は、コピアモードでは図示しないスタートキーの押下をトリガーとして、プリンタモードおよびFAXモードでは印刷要求の受信をトリガーとして、給紙ローラ22によって用紙搬送路23上に給紙され、先端部をレジストローラ24にチャックされた状態で待機する。
画像形成装置1では、次のような帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、および定着工程を含む電子写真方式の画像形成プロセスを経て、用紙に画像が形成される。
帯電器26は、感光体ドラム25の外周面を所定の電位に帯電させる(帯電工程)。LSU30は、所定電位に帯電された感光体ドラム25の外周面に、画像読取部2で読み取られ制御部を介して入力された画像データに基づくレーザ光を照射し、静電潜像を形成する(露光工程)。感光体ドラム25の外周面上に形成された静電潜像は、現像器27によって可視化され、トナー像となる(現像工程)。
ここで、レジストローラ24に先端部をチャックされた状態で待機中の用紙は、その先端部を感光体ドラム25の外周面上に形成されたトナー像の先端部と合わせるタイミングで、感光体ドラム25と転写器28との間に搬送され、用紙にトナー像が転写される(転写工程)。なお、感光体ドラム25上に残留したトナーは、クリーニングユニット29によって回収される。
トナー像が転写された用紙は、さらに定着装置31に搬送され、用紙上に付着するトナー像が定着装置31によって用紙に熱圧着されて定着する(定着工程)。
定着装置31を経由した用紙は、搬送ローラ34によってさらに用紙搬送路23上を搬送され、排紙ローラ35によって排紙トレイ36上に排出される。また、用紙の両面に画像が印刷される場合は、用紙は、定着装置31を経由した後にそれまでの搬送方向とは逆方向に反転搬送路37を搬送されることで、表裏を反転した状態で再びレジストローラ24にチャックされる。そして、用紙は所定タイミングで感光体ドラム25と転写器28との間を経由し、さらに定着装置31を経由することで裏面にも画像を形成され、排紙トレイ36上に排出される。
電源接続機構100は、給紙カセット38の奥側に配置される。例えば、給紙カセット38の奥側の側面に基板73および端子部材71が配置され、端子部材71に対向する画像形成装置1の本体の内壁面にコイルバネ50およびガイド部材60が配置される。端子部材71は、画像形成装置1の図示しない電源装置の一方の電極に接続され、コイルバネ50は、画像形成装置1の現像部、転写部および定着部等の電気回路を介して画像形成装置1の電源装置の他方の電極に接続される。これによって、画像形成装置1を使用しないときは給紙カセット38を引き出しておくことで、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが離間し、画像形成装置1に電力が供給されなくなる。一方、画像形成装置1の使用時に給紙カセット38を押し込んで所定位置にセットすることで、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが接触し、画像形成装置1の各部に電力が供給されるようになる。
ここで、上述の画像形成装置1では例えば、帯電部において、絶対値が最大の最高電圧−900Vが印加され、最大電流600μAが供給される。また、現像部において絶対値が最大の最高電圧−600Vが印加され、最大電流50μAが供給される。さらに、転写部において、最高電圧4000Vが印加され、最大電流40μAが供給される。
画像形成装置1に図15〜図17に示すような従来の電源接続機構200を用いた場合、上述のように電圧値が高いので、コイルバネ150の接触部151と端子部材171との間に火花放電が発生しやすく、両者の接点に絶縁膜が形成されやすい。一方、電流値が小さいので、形成された絶縁膜を電力によって解消することはできない。また、従来の電源接続機構200では、コイルバネ150の接触部151と端子部材171との接触が、画像形成装置1の本体の振動によって不安定になりやすく、これによっても火花放電が発生しやすく導通不良が起きやすかった。
そこで、画像形成装置1に電源接続機構100を用いることによって、コイルバネ50の接触部51を含む面と端子部材71の接触部76を含む面とが平行な状態で、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが接触するので、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76とが確実かつ安定的に接触し、両者間での火花放電の発生を抑え、両者間の導通不良を抑制することができる。
また、コイルバネ50が伸縮方向の軸まわりに回転しないように固定されるので、コイルバネ50の接触部51と端子部材71の接触部76との接点の振れを防止することができ、また、コイルバネ50が伸縮方向の軸まわりに回転することによる端子部材71の損傷を防止することができる。
さらに、画像形成装置100に従来のような電源スイッチが必要なくなり省くことができる。
なお、電源接続機構100a,100bを、電源接続機構100と同様に上述の画像形成装置1等に用いることもできる。
この発明の一実施形態に係る電源接続機構の一部の構成を示す斜視図である。 コイルバネおよびガイド部材の底面図である。 図1に示す電源接続機構の概略の構成を示す断面図であり、(a)は切断状態を示し、(b)は接続状態を示す。 (a)は図3に示す端子部材および基板の斜視図であり、(b)は図3に示す端子部材および基板の側面視断面図である。 他の実施形態に係る電源接続機構の一部の構成を示す斜視図である。 図5に示す電源接続機構の概略の構成を示す断面図である。 さらに他の実施形態に係る電源接続機構の一部の構成を示す斜視図である。 図7に示すコイルバネおよびガイド部材の底面図である。 図7に示す電源接続機構の概略の構成を示す断面図である。 図9に示す端子部材および基板の斜視図である。 (a)は端子部材の斜視図であり、(b)は(a)に示すA1−A2線における断面図である。 (a)は他の実施形態における端子部材の斜視図であり、(b)は(a)に示すB1−B2線における断面図である。 (a)はさらに他の実施形態における端子部材の斜視図であり、(b)は(a)に示すC1−C2線における断面図である。 この発明の電源接続機構を備えた画像形成装置の概略の構成を示す断面図である。 従来の電源接続機構の一部の構成を示す斜視図である。 従来の電源接続機構の概略の構成を示す断面図である。 従来の電源接続機構の端子部材の構成を示す斜視図である。
符号の説明
50,50a コイルバネ
51,51a コイルバネの接触部
52a 係合部
60,60a,60b ガイド部材
61a 係止部
71 端子部材
73,73b 基板
74b 孔
76 端子部材の接触部
100,100a,100b 電源接続機構

Claims (7)

  1. 導電性を有するコイルバネと、導電性を有し前記コイルバネの伸縮方向の一端部と接離自在な端子部材と、を備え、前記端子部材の接触部と前記コイルバネの一端部に設けられる接触部とが接離することで電力の供給状態と切断状態とが切り替えられる電源接続機構において、
    前記コイルバネの接触部は、前記コイルバネの接触部を含む面と前記端子部材の接触部を含む面とが平行となる状態で前記端子部材の接触部と接触するように形成されることを特徴とする電源接続機構。
  2. 前記コイルバネの接触部は、前記コイルバネの一端部のうち前記コイルバネの内側に折り曲げられた部分であることを特徴とする請求項1に記載の電源接続機構。
  3. 前記コイルバネの伸縮方向に沿って配置され前記コイルバネの伸縮動作を案内するガイド部材をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電源接続機構。
  4. 前記ガイド部材は、前記コイルバネの伸縮方向に沿って設けられる係止部を備え、
    前記コイルバネは、前記係止部内で前記伸縮方向にのみ移動自在に係合する係合部を備えることを特徴とする請求項3に記載の電源接続機構。
  5. 前記コイルバネの伸縮方向に沿って配置され前記コイルバネの伸縮動作を案内するガイド部材をさらに備え、
    前記ガイド部材の一端部は前記伸縮方向の軸まわりに固定され、前記ガイド部材の他端部は前記コイルバネの接触部と前記伸縮方向の軸まわりに接触することを特徴とする請求項2に記載の電源接続機構。
  6. 前記端子部材が配置される基板を備え、
    前記端子部材は、線形の部材であり、
    前記コイルバネの接触部と前記端子部材の接触部とが直交する状態で接触するように前記ガイド部材の他端部が挿入される孔が、前記基板に設けられることを特徴とする請求項5に記載の電源接続機構。
  7. 前記端子部材は、前記コイルバネの接触部との接離方向の弾性を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電源接続機構。
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