JP2001316016A - シート状媒体排出装置 - Google Patents

シート状媒体排出装置

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JP2001316016A JP2000132287A JP2000132287A JP2001316016A JP 2001316016 A JP2001316016 A JP 2001316016A JP 2000132287 A JP2000132287 A JP 2000132287A JP 2000132287 A JP2000132287 A JP 2000132287A JP 2001316016 A JP2001316016 A JP 2001316016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状媒体を案内する案内部材の駆動手段
の駆動時間を減少させると共に、案内部材とシート状媒
体の摺接音を低減し、かつ、シート状媒体の後端部にお
けるカールの発生の無いシート状媒体排出装置及び画像
形成装置を提供すること。 【解決手段】 第1の排出手段12から排出されるシー
ト状媒体42が案内部材G1に到達する前に案内部材G
1を案内位置(図示の位置よりもG2を中心に時計まわ
りの位置)に移動し、シート状媒体の先端部が案内部材
G1により案内された後に、案内部材G1をG2を中心
に退避位置に移動させ、シート状媒体42の後端部が案
内部材G1に搬送されてくる前に、再び当該案内部材G
1を前記案内位置に移動することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状媒体排出
装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙葉類の搬送路を切り換える手段とし
て、特開平10−87138号公報には、搬送路切り換
えゲートを用いたものについて、複数の搬送方向切り換
えゲート(爪状の案内部材)の紙の接触する面を、用紙
の巾方向外側と中央側で段差をつけた構成のものが開示
されている。
【0003】この公報に開示された技術では、用紙の搬
送方向を切り換えるのに、図示していないアクチュエー
タを用いるが、用紙が切り替えゲートに接触して通過す
る間ずっとアクチェータがオンになっていると推察でき
る。 特開平8−192947号公報では、シート搬送装置
において、分岐搬送切り換え部材を電極ソレノイドで駆
動させてシートの進路を切り換えるものについて、電極
ソレノイドのオン・オフ制御を繰り返す場合、電極ソレ
ノイドのオンの割合が増すにつれて次第にプランジャ吸
引能力が低下することを解消するため、一方の分岐搬送
路へ向かったシートが分岐搬送路切り換え部材を通過す
る前に電極ソレノイドをオンにして分岐搬送路を閉じる
ことが開示されている。 特開平9−2719号公報では、搬送路を切り換える
フラッパをソレノイドで駆動するものにおいて、記録用
紙の先端がフラッパを通過した時点でソレノイドによる
フラッパの動力駆動を終了させることにより、搬送路の
切り換えの毎にソレノイドのオン・オフを繰り返すこと
によるソレノイドの発熱などの問題を解消した発明が開
示されている。
【0004】上記では、用紙が切り替えゲートに接触
して通過する間、ずっとアクチュエータがオン状態であ
ると、用紙と切り替えゲートとの摺擦音が発生し、騒音
問題が発生するおそれがある。また、用紙が切り替えゲ
ートに接触して通過する間ずっとアクチュエータがオン
の状態になっていると、アクチュエータの消費電力が大
で、発熱のためにパワーが低下したり、安全上の問題が
発生するおそれがある。
【0005】上記、では、ソレノイドがオンにされ
ている時間が減少するので、発熱や経時的なプランジャ
の吸引能力の低下は軽減されるが、用紙搬送途中でソレ
ノイドをオフにするのであるから、分岐搬送路切り換え
部材、フラッパは復帰方向に移動しようとし、かつ、こ
れに抗して用紙が搬送されると推察されるので、用紙が
カールしてしまうおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、シー
ト状媒体を案内する案内部材の駆動手段の駆動時間を減
少させると共に、案内部材とシート状媒体の摺接音を低
減し、かつ、シート状媒体の後端部におけるカールの発
生の無いシート状媒体排出装置及び画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).シート状媒体を排出する第1の排出手段と、こ
の第1の排出手段によるシート状媒体の排出方向(以
下、第1の排出方向という)での下流側に配置され、当
該第1の排出手段から排出されるシート状媒体を前記第
1の排出方向とは異なる第2の方向に案内する案内手段
とを備えたシート状媒体搬送装置において、前記案内手
段は、前記第1の排出手段から排出されるシート状媒体
を前記第2の方向に案内する案内位置と、前記第1の排
出手段から排出されるシート状媒体が前記第2の方向へ
排出されることを阻止する退避位置とに、選択的に移動
可能なシート状媒体の案内部材と、前記案内部材を前記
案内位置と前記退避位置とに選択的に移動させる案内部
材の駆動手段とを有し、前記第1の排出手段から排出さ
れるシート状媒体が前記案内部材に到達する前に、当該
案内部材を前記案内位置に移動し、シート状媒体の先端
部が前記案内部材により案内された後に、前記案内部材
を前記退避位置に移動させ、シート状媒体の後端部が前
記案内部材に搬送されてくる前に、再び当該案内部材を
前記案内位置に移動するように、前記駆動手段を制御す
ることとした(請求項1)。 (2).(1)記載のシート状媒体排出装置において、
前記駆動手段に通電されたときに、前記案内部材が前記
案内位置に移動され、前記通電が遮断されたときに前記
案内部材が前記退避位置に移動されることとした(請求
項2)。 (3).(1)又は(2)記載のシート状媒体排出装置
において、前記案内部材は、付勢手段による付勢力によ
って前記案内位置から前記退避位置に移動させられるこ
ととした(請求項3)。 (4).(1)乃至(3)の何れか1つに記載のシート
状媒体排出装置において、前記案内部材により案内され
たシート状媒体を排出する第2の排出手段と、前記案内
部材により案内されたシート状媒体を、前記第1の排出
手段の排出方向と同じ方向に変更して前記第2の排出手
段に案内する搬送経路とを備えた(請求項4)。 (5).(1)乃至(4)の何れか1つに記載のシート
状媒体排出装置において、前記案内部材には、当該案内
部材が前記退避位置にあるときに、シート状媒体に当接
する回転体を設けた(請求項5)。 (6).帯電、露光、現像、転写などの画像形成プロセ
スを経てシート状媒体に画像を形成する画像形成装置に
おいて、(1)乃至(5)の何れか1つに記載のシート
状媒体排出装置を具備した(請求項6)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 [1]画像形成装置及びシート状媒体排出装置 本例にかかる画像形成装置は、画像形成済みのシート状
媒体を排出する画像形成装置の本体と不離一体な構成と
して本来備えられている第1の排出装置の他に、ユーザ
ーの要望に応じて、オプションで、本体に対して着脱可
能な第2の排出装置を設けることができるように構成さ
れている。
【0009】例えば、原稿の画像を読み取る原稿読み取
り装置と、この原稿読み取り装置の下方に空間部を隔て
て配設された画像形成部とを備え、前記原稿読み取り装
置下方の空間部に画像形成済みのシート状媒体(以下、
用紙という。)を排出する第1の排出装置を備え、この
第1の排出装置を通過した用紙を受け取る第2の排出装
置を前記空間部に着脱可能に設けている。
【0010】図3により、第2の排出装置を装着してい
ない状態、つまり、第1の排出装置だけが設けられてい
る画像形成装置の構成を説明する。図3に示したのは、
箱型をした装置の内部に記録済みの用紙を排出するタイ
プの所謂、胴内排出型の画像形成装置であり、この画像
形成装置の略中央に画像形成部1が配置され、この画像
形成部1のすぐ下方に給紙部2が配置されている。給紙
部2は給紙カセット21を備えている。給紙部2は1つ
しか示してないが、必要に応じ給紙部2と同様の別の給
紙部を増設することができる。増設された給紙部からの
給紙は、搬送経路40により行う。
【0011】手差し給紙を行うための手差し給紙台47
が開閉自在に画像形成装置の正面右手に設けられてい
る。手差し給紙台47は、通常は画像形成装置本体内に
収納されており、必要に応じて支点47Jを中心に回動
させて起こした状態に変位させて使用される。また、台
の先端側から補助台47aの部分が引出せるようになっ
ている。
【0012】画像形成部1の上方には、空間部Sを隔て
て、原稿を読み取る原稿読み取り手段としての原稿読み
取り装置3が配設されている。画像形成部1と原稿読み
取り装置3との間の空間部Sの下部には排出収納部4が
設けられ、画像形成された用紙が排出収納される。
【0013】上記空間部Sは画像形成装置において、操
作パネル46(図2参照)等の操作部がある正面側で外
部と連通した状態となる空間部、つまり、正面側に通じ
得る空間部を構成し、この空間部を利用して排出収納部
4に排出された用紙を外部に取り出すことができる。
【0014】図3において、画像形成部1には、当該画
像形成装置を電気的に駆動したり、制御したりする電装
ユニットE、Fが配置されている。また、ドラム状をし
た感光体5が配置されている。感光体5の周囲には、該
感光体5の表面に帯電処理を行う帯電装置6、画像情報
を感光体表面にレーザ光で照射する露光装置7、感光体
5の表面に露光されて形成された静電潜像を可視化する
現像装置8、感光体5上で可視化されたトナー像を用紙
に転写する転写装置9、転写後感光体表面に残留するト
ナーを除去回収するクリーニング装置10等がそれぞれ
配置されている。感光体8の略上方であって、感光体8
よりも用紙搬送経路の下流には、定着装置11が配置さ
れている。
【0015】画像形成装置が複写機として機能する場
合、画像形成に際しては、先ず原稿の読み取りが行われ
る。図示していないが、原稿読み取り装置3の上方に、
原稿を自動的にコンタクトガラス上に搬送する自動原稿
搬送装置が取り付けられるようになっている。
【0016】原稿読み取り装置3において、コンタクト
ガラス32上に自動原稿搬送装置を利用するなどして原
稿が載置される。この原稿は、原稿照明用光源43とミ
ラー44等よりなる読み取り用の走行体31が図中の左
右方向に往復移動することにより走査され、レンズ31
aの後方に設置されている撮像素子CCDに画像信号と
して読み込まれる。
【0017】撮像素子CCDに読み込まれた画像信号
は、デジタル化され画像処理される。予め、感光体5は
暗中にて帯電装置6により一様に帯電されている。この
一様に帯電された感光体5に、画像処理された信号に基
づいて露光装置7のレーザダイオードLD(不図示)の
発光により露光光が照射され、公知のポリゴンミラーや
レンズを介して感光体5に至り、感光体5の表面に静電
潜像が形成される。この静電潜像は感光体5の回転と共
に移動し、現像装置8により可視像化され、さらに移動
して転写装置9に向かう。
【0018】一方、給紙部2の給紙カセット21には、
未使用の用紙が収容されており、回動可能に支持された
底板22上の最上位置の用紙42が給紙ローラ23に押
し付けられるように、底板22がばね24により加圧さ
れるようになっている。転写のための給紙に際しては、
給紙ローラ23が回転し、この回転により、用紙42は
給紙カセット21から送り出され、一対のレジストロー
ラ14へと搬送される。
【0019】レジストローラ14に送られてきた用紙の
搬送は、ここで一時的に止められる。レジストローラ1
4は、感光体5の表面のトナー像と用紙の先端との位置
関係が転写装置9が設けられた転写位置で画像転写に適
する所定の位置になるよう、タイミングをとって用紙の
搬送を開始する。
【0020】転写を終えた用紙42は定着装置11を通
過する間にトナー像が定着される。定着装置11を通過
した用紙は第1の排出手段としての排出ローラ12によ
り矢印K1で示す第1の排出方向へ排出されて、排出収
納部4に送り出されて排出収納される。この例では、排
出収納部4と排出ローラ12とで第1の排出装置45が
構成されている。
【0021】本例の画像形成装置は、上述した如く原稿
を走査して読み取り、デジタル化して用紙に複写する、
いわゆるデジタル複写機としての機能の他に、図示せぬ
制御装置により原稿の画像情報を遠隔地と授受するファ
クシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙
上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有する多機能の
画像形成装置である。
【0022】第1の排出装置45しか備えていない画像
形成装置では、どの機能によって画像形成された用紙も
すべて一つの排出収納部4に排出・収納される。また、
図1により後述するように第1の排出装置45の他に第
2の排出装置100を設けた構成では、用紙は排出収納
部4又はレシービングトレイT上に排出・収納される。
【0023】排出収納部4にスタックされた用紙は画像
面が下になっていて、複写、ファクシミリ、プリンタで
扱う原稿の処理順が1ページから行われて印刷されて
も、排出収納部4から取り出したときに、1ページ目が
最上位になっており、改めてページを揃えるなどの作業
から解放される。
【0024】次に、第2の排出装置100を装着した状
態での画像形成装置の構成を図1により説明する。図1
では、図3で説明した画像形成装置の構成に、第2の排
出装置100を付加した構成となるので、図3に示した
構成と共通の構成を含んでいる。この共通の構成につい
ては、同じ符号で示し、説明は省略する。
【0025】本例における画像形成装置のように多機能
の画像形成装置にあっては、複写印刷物の排出収納部が
一箇所であることで不都合が生じることがある。たとえ
ば緊急を要するファクシミリによる画像が他の複写印刷
物に紛れ込んだり、画像形成装置が多人数で使用される
ケースでは、他人が複写・印刷物を持ち去ったりするこ
とがある。
【0026】そのような不具合に鑑みて画像形成装置本
体に常備されている第1の排出装置45とは別に、要望
に応じて第2の排出装置100を画像形成装置本体に対
して装着できるように、着脱可能な構成としている。予
め第2の排出装置100を装備しないのは、必要としな
いユーザに余計な経済的負担をかけないためである。こ
の例では、第2の排出装置100は以下の(イ)から
(ヘ)の部材を有する。
【0027】(イ).用紙を排出する第1の排出手段と
しての排出ローラ12の下流側に位置していて、排出ロ
ーラ12から第1の排出方向K1に排出された用紙を受
け取り、第1の排出方向K1とは異なる第2の排出装置
100の搬送経路103に向けて案内するか、或いはそ
のまま排出収納部4に排出するかを切り換える用紙案内
部材としての爪G1。
【0028】爪G1は、切り換えガイドGの一部として
構成されていて、切り換えガイドGは下ガイド部材10
2および該下ガイド部材102に取り付けられた駆動手
段としてのソレノイドSOLに組み付けられていて、該
ソレノイドSOLにより位置が切り換えられる。切り換
えガイドGとソレノイドSOLは用紙の搬送方向を切り
換えて案内する案内手段を構成する。
【0029】爪G1の位置の切り換えは、オペレータの
指示により行なわれる。例えば、特定の複写印刷物を、
レシービングトレイTへ送り出す場合には、爪G1の位
置が図10に示す案内位置に移動され、第1の排出ロー
ラ12から排出された用紙は搬送路103を経て排出ロ
ーラ50に導くように位置が整えられる。
【0030】また、通常の複写印刷物を、排出収納部4
へ送り出す場合には、爪G1の位置が図12に示す退避
位置に移動され、第1の排出ローラ12から排出された
用紙は排出収納部4に導くように位置が整えられる。
【0031】排出がレシービングトレイTに行なわれる
ような設定になっている場合、用紙がレジストローラ1
4の停止、回転を制御するためのセンサ(不図示)を通
過するときの信号に基き、ソレノイドSOLが作動して
搬送路103への搬送が行なわれる。排出収納部4上に
用紙が排出・スタックされているときには、図2に示す
表示部L1を点灯状態にして第1の排出装置45が使用
状態であることが表示される。
【0032】(ロ).用紙の排出方向上、爪G1よりも
下流に位置していて、少なくともリブ状のガイド110
を備えた上ガイド部材101、及び、該上ガイド部材1
01に少なくともリブ状のガイド126を備えた下ガイ
ド部材102を対向させて設けた搬送ガイド部材49。
なお、ガイド110とガイド126との対向間を以って
搬送路103が構成される。
【0033】(ハ).上ガイド部材101と一体のガイ
ド110。下ガイド部材102と一体のガイド126の
下流に位置していて、回転駆動される上ローラ120。
上ローラ120に接触して従動回転する下ローラ132
とからなる第2の排出手段としての排出ローラ50。
【0034】(ニ).排出ローラ50よりも用紙の排出
方向上、下流かつ、下方に位置していて、下ガイド部材
102と一体で用紙を受け取る部位を構成している下ガ
イドトレイ48。
【0035】(ホ).下ガイドトレイ48よりも用紙の
排出方向上、下流に隣接して配置されていて、用紙を受
け取るレシービングトレイT。
【0036】これらの部材は、画像形成装置の正面に通
じる空間部Sに第2の排出装置100として配置され
る。図1では、ソレノイドSOLへの通電がオフにさ
れ、作動していないときは後述するスプリング143
(図8参照)により爪G1は切り換えガイドGと共に、
図1、図10に示す案内位置から反時計まわりの向きに
回動した退避位置(図12参照)にあり、排出ローラ1
2から排出される用紙は排出収納部4にスタックされ
る。
【0037】本発明に係るシート状媒体搬送装置を含む
第2の排出装置100の主要部を表した図4において、
既に図1で説明したように、搬送路103は図4に示す
回動軸104が上ガイド部材101、下ガイド部材10
2の各軸支持部114、125の軸支持部114,12
5に設けられた穴を挿通することにより、上ガイド部材
101と下ガイド部材102とが軸支持部114、12
5で連結され、下側の搬送ガイド部材102が該回動軸
104部を中心として回動自在となり、閉じ状態で両者
は合体する。
【0038】つまり、この合体はガイド部材102に設
けられた対向する上下1対の軸支持部125の該対向間
にガイド部材101における上下1対の軸支持部114
を入れた状態の下で軸心を合致させ、これら軸支持部1
14、125の全ての穴に回動軸104を貫通して枢着
支持状態を得、さらに、これらがイド部材101、10
2について該回動軸104による枢着支持部の反対側の
部位で、ガイド部材101の係合部123とガイド部材
102の係合部129とを係合させ、同様に、ガイド部
材101の係合部122とガイド部材102の係合部1
28とを係合させることにより構成される。
【0039】この合体状態において、上側の搬送ガイド
部材101と一体のガイド110と、下側の搬送ガイド
部材102と一体のガイド126とにより、排出ローラ
12から排出ローラ50に至る用紙の搬送路103が構
成される。
【0040】搬送ガイド部材49を構成する上ガイド部
材101は少なくとも第1の支持部180、190と、
排出手段としての排出ローラ50を構成する上ローラ1
20の支持部170A、170Bと、シート状媒体を案
内するガイド110を具備した一体成形品からなる。ガ
イド110はガイド126と共に用紙を搬送して排出ロ
ーラ50に導く搬送路103を構成するものである。
【0041】このように、上ガイド部材101は除電部
材200を支持する第1の支持部180、190と、用
紙を所定の排出方向に向けて排出する排出ローラ50を
構成する上ローラ120の位置を下ローラ120との所
定の関係をもたせて支持する支持部170A、170B
と、用紙を排出ローラ50へ導くガイド110を一体成
型により形成しているので、これらの位置関係を正確に
確保することができ、従って、除電ブラシ202を用紙
に対して確実に適度の接触圧を以って接触させて、効率
よく除電を行なうことができる。
【0042】また、樹脂により一体成型する場合には、
部品の生産効率がよく、部品コストを低減させることが
できる。よって、搬送中の用紙が搬送路103を搬送中
に擦れて静電気を帯びることがあっても、除電部材20
0により除電機能をもたせているので、後述のように装
着されるレシービングトレイT上に用紙を良好にスタッ
クすることができる。
【0043】第2の排出装置100を画像形成装置本体
に組み込むには、両ガイド部材101、102を合体し
た(閉じた)状態で、画像形成装置の正面側(図2の操
作パネル46側)からセットする。その際、予め、画像
形成装置の小さなカバー(図2のc)を取り外してお
き、ガイド部材101と一体的に設けられたガイドピン
111の方から画像形成装置本体に入れていく。
【0044】図6、図7にも示すように、画像形成装置
本体の奧側には2本のガイドピン111を受け入れる穴
111Aが形成されたブラケットBK1が、画像形成装
置本体の手前側には2本のガイドピン112を受け入れ
る穴及び固定用の雌ねじを有するブラケットBK3が備
えられている。
【0045】ブラケットBK1についてガイドピン11
1を穴111Aに入れ、ブラケットBK3についてガイ
ドピン112を穴に入れ、固定用ねじを穴113(図4
参照)から入れてブラケットBK3にねじ止めし、ガイ
ド部材101を画像形成装置の本体に固定する。
【0046】図4、図6、図7において、ガイドピン1
11が画像形成装置本体側の部材であるブラケットBK
1の穴111Aにガイドされるとき、電気的信号等を授
受するための接続用コネクタCN2も画像形成装置本体
側のコネクタCN1と接続される。
【0047】図4において、樹脂製のガイド部材101
には排出ローラ50から排出される用紙に直接、接して
該用紙を案内する複数のリブ状のガイド110が一体的
に形成されている。上ローラ120は軸に固定されてい
て、該軸はその長手方向の端部側で軸受により回転可能
に支持されており、その軸端部に歯車119が固定され
ている。
【0048】ガイド部材101を画像形成装置の本体に
固定したとき、金属製のブラケット150に固定された
金属軸151の先端小径部が支持部170Bに開けられ
た穴106に嵌合し、該金属軸151に枢着されたアイ
ドル歯車118が歯車119と噛み合い状態となる。ア
イドル歯車119はブラケット150に固定されたモー
タMOの出力軸に固定された歯車117と噛み合わされ
ている。
【0049】かかる構成により、モータMOの動力は、
歯車117、アイドル歯車118、歯車119を経て上
ローラ120に伝達され回転される。ブラケット150
には、制御基板115が設けられている。
【0050】レシービングトレイTも画像形成装置の手
前側からセットする。画像形成装置本体の奧側に設けら
れた本体フレーム290には、レシービングトレイTの
一端側の凸部T1を受け入れる凹部300が設けられて
いる。この凹部300に凸部T1を挿入することにより
レシービングトレイTは所定の用紙受け入れ位置に固定
される。
【0051】搬送ガイド部材49及びレシービングトレ
イTを画像形成装置本体にセットした状態を図6に示
す。図6に示すようにレシービングトレイT及び下ガイ
ド部材102において、用紙の幅方向の中心に用紙の幅
中心を合致させて、図示する最小紙から最大紙までのサ
イズの用紙をスタックすることができる。
【0052】下ガイド部材102は、ジャム紙の除去な
ど必要に応じて開くことができる。下ガイド部材102
を開いた状態を図7に示す。下ガイド部材102が開い
た状態にあるか、閉じた状態にあるかは、上ガイド部材
101に設けた開閉検知センサ121により検知するこ
とができる。
【0053】図4において、除電部材200は、導電性
の部材をU字状に折り曲げた如き形状の基板201と、
このU字状の溝部に一端側を挟んだ導電性の除電ブラシ
202からなる。樹脂製の搬送ガイド部材101の上面
には、除電部材200の一部である基板201の部位を
支持するための第1の支持部を構成するブロック片状の
取り付け部180、190が設けられている。
【0054】図4に示すように、基板201には長手方
向の各端部近傍に穴203、204が開けられていて、
基板201はこれらの穴203、204を利用して取り
付け部190、180に取り付けられる。一方の取り付
け部190には取り付けの確実化と除電部材200の接
地を確実にするため接地手段としての導電性弾性部材2
10が取り付けられる。
【0055】図4において、第2の排出装置100にお
ける第2の排出手段である排出ローラ50は上ローラ1
20と下ローラ132からなり、駆動モータMOにより
駆動される。駆動モータMOは金属製のブラケット15
0に支持されている。金属軸151はブラケット151
に固定された軸であり、両者は導通している。導電性弾
性部材210は、除電部材200が取り付け部190と
一体の軸191から抜けるのを防止する抜け止め防止機
能を果たすと共に、一端側を基板201に接し他端側を
金属軸151に接する状態に取り付けられるので、基板
201をブラケット150に導通する機能を果たしてい
る。
【0056】ブラケット150の奥側には、金属板をU
字状に折り曲げた如き形状をした導電性の板ばね(以
下、導電性バネという)155がネジ止め或いはカシメ
により固定されている。第2の排出装置100を本体に
装着するのに伴い、導電性バネ155は撓んで、当該画
像形成装置本体の一部であるブラケットBK1に導通を
得る適度の接触圧で当接して導通させる。これにより、
除電部材200と本体部材のブラケットBK1の間には
導通関係が成立する。よって、電線を介しての接続のよ
うに端子をねじで止める等の複雑な構成が不要である。
【0057】ブラケットBK1と一体の本体は、大きな
電気的容量を有するので、ブラケットBK1との導通は
接地状態を意味する。従って、除電ブラシ202は基板
201→導電性弾性部材210→金属軸151→ブラケ
ット150→導電性バネ155→ブラケットBK1の導
通経路で導通し接地状態を得る。
【0058】第2の排出装置100の排出ローラ50か
ら排出される用紙は、搬送の過程で除電ブラシ202に
摺接するので、帯電した用紙の電荷は上記の導通経路で
除電され、帯電による電気的な吸着が解除されて整然と
レシービングトレイTにスタックされる。
【0059】搬送ガイド部材101は画像形成装置本体
に固定されるがガイド部材102は回動軸104を回動
中心にして回動可能であり、図7に示すようにガイド部
材102を開くことにより、搬送路103(図1参照)
を開放することができる。開放するには図4に示したガ
イド部材102において、手前側にある指かけ部133
をつまんで左の方向に引く。
【0060】開くと図7に示した状態となる。図7に示
すようにガイド部材102が開放されているときは、突
起127が開閉検知センサ121から離れており、開閉
検知ンサ121の内部回路が開き、モータMO等電装部
品の作動を禁止すると共に、適宜、操作パネル46やホ
ストコンピュータの表示部などに表示する。
【0061】図4、図5に示すように、樹脂製のガイド
部材102には用紙を案内する複数のリブ状のガイド1
26が一体に形成されている。下ローラ132は板バネ
として機能するホルダHに回転可能に保持され、相手の
上ローラ120に当接して用紙を搬送する。
【0062】図4、図8において、ガイド部材102の
長手方向奥側にはソレノイド収納部131が設けられて
いて、このソレノイド収納部131内にソレノイドSO
Lが取り付けられている。このソレノイドSOLのプラ
ンジャ160には連接部材140が取り付けられてい
る。連接部材140の一端部142は切り換えガイドG
の一端側の軸部G3と係合している。
【0063】引っ張りスプリング143の一端側はソレ
ノイド収納部131の一部に掛けられており、連結部材
140の一部として形成されたストッパ141はソレノ
イド収納部131内に形成された係止部131aに当接
するようにしている。
【0064】図4、図5、図8において、切り換えガイ
ドGは搬送される用紙の幅方向に沿って用紙をガイドす
る複数の爪部G1を有している。切り換えガイドGの長
手方向の両端部にはそれぞれ軸部G2が形成されてい
て、これらの軸部G2がガイド部材102の下部で軸支
されている。軸部G2はアーム52の一端側に固定され
ている。アーム52の他端側、つまり、軸部G2と中心
がずれた位置には軸部G3が固定され、この軸部G3は
アーム52のボス部142に枢着されている。よって、
ソレノイドSOLをオン、オフするのに連動して軸部G
2を中心にして爪G1を回動させることができる。
【0065】例えば、図8において、ソレノイドSOL
をオフにした状態では、引っ張りスプリング143によ
りストッパ141がソレノイド収納部の係止部に突き当
たるまで引かれた図12に示す状態になり、定着装置1
1から排出された用紙は爪G1の、排出ローラ12の裏
面にガイドされて排出収納部4に向かう。
【0066】また、ソレノイドSOLをオンにした場合
には状態では、図8に示すプランジャ160が吸引され
て切り換えガイドGが軸部G2を中心にして図12に示
す退避位置よりも時計まわりの向きに傾き、爪G1は図
10に示す案内位置に位置する。
【0067】この案内位置では爪G1の湾曲部が排出ロ
ーラ12と対向する位置をとり、定着装置11から排出
される用紙を、搬送路103に導き、レシービングトレ
イTに排出する。
【0068】このように、ソレノイドSOLをオン・オ
フ制御することにより、定着装置11から排出される用
紙の向きを排出収納部4又は搬送路103の何れかに切
り換えることができる。
【0069】ガイド部材102に設けた用紙センサ13
0は、搬送路103を経て第2の排出装置100に用紙
が排出・スタックされていることを検出する。そして図
2に示した表示部L2に表示する。なお、前記したよう
に、排出収納部4上に用紙が排出・スタックされている
ときには、表示部L1が点灯状態となる。
【0070】図4、図9において、搬送カバー250は
樹脂材により成型されていて、折曲部250aの内側
面、本例ではリブ状に突出した第2の支持部252の内
側面と、取り付け部180、190との間に基板201
を挟圧して支持している。第2の支持部252は基板2
01の長手方向に沿って間隔をおいて数個、搬送カバー
250の一部をなす折曲部の内側部に形成されている。
【0071】図9に示すように第2の支持部252は、
除電部材200のみならず導電性弾性部材210をも重
ねて挟圧して支持している。このように、導電性弾性部
材210を押す構成としていることにより、除電部材2
00と導電性弾性部材210との接触がより強固にな
り、除電ブラシ202は基板201→導電性弾性部材2
10→金属軸151→ブラケット150→導電性バネ1
55→ブラケットBK1の導通経路を通じての接地が確
実になる。
【0072】図4において、搬送カバー250にはカバ
ー側位置決め部として、凸部、本例では丸軸からなる位
置決めピン250A、250Bが設けられている。これ
に対する第1の支持部180、190には、位置決めピ
ン250A、250Bと嵌合する穴101A、101B
が設けられている。この位置決めピン250A、250
Bの軸線方向は、基板201の厚み方向と直交する面に
沿う方向、本例では、鉛直方向である。
【0073】搬送カバー250は最後に組み付けられ、
上方より真っ直ぐ下に下ろす方向に組む。その際、予め
除電部材200や導電性弾性部材210は組み付けられ
ている。
【0074】搬送カバー250を上方から下ろすとき、
第2の支持部252の下端の傾斜部252a(図9参
照)から順次当接してスライドしていき、ある程度の深
さ位置で搬送カバー250側の位置決めピン250A、
250Bが搬送ガイド部材101の支持部180、19
0の上面に設けられた穴101A、101Bに入りしっ
かり位置決めされる。
【0075】搬送カバー250は、最後に取り付け穴3
05、306よりネジ等の締結部品でガイド部材101
に固定する。この作業の間、搬送カバー250が透明の
樹脂で作られているので、内部が観察でき、除電部材が
所定の正しい姿勢になっているかどうかを簡単に目視チ
ェック可能である。[2]案内部材(爪G1)の切り換
え制御に関しての説明図1、図10において、爪G1
が、画像形成済みの用紙を第2の方向K2を経てレシー
ビングトレイTに搬送する案内位置に位置している状態
が示されている。この状態は、図8において、ソレノイ
ドSOLをオンにして、スプリング143の弾性に抗し
て爪G1に傾きを与えることにより得られる。
【0076】上記図1、図10に示した案内位置のもと
で、図8に示したソレノイドSOLをオフにすると、ス
プリング143の力によりソレノイドSOLのプランジ
ャ160が引き出され、ストッパ141がソレノイド収
納部131の係止部に係止されるまで、爪G1は軸部G
2を中心にして反時計まわりの向きに回動させられて、
図12に示す退避位置に位置する。
【0077】この退避位置では、排出ローラ12から排
出される用紙は、第2の方向K2への排出が爪G1によ
り阻止され、第1の排出方向K1へ向かい、排出収納部
4に収納される。このように、ソレノイドSOLをオン
・オフ制御することによって、爪G1を案内位置と退避
位置とに選択的に移動させることができる。
【0078】本例では、ソレノイドSOLのオン状態
は、用紙が排出ローラ12に進入する前から始まり、せ
いぜい用紙先端が排出ローラ50にくわえられたらオフ
させるように制御手段により制御される。
【0079】このように制御するのは、仮に用紙が完全
に爪部G1の領域を通過するまでソレノイドSOLをオ
ンにし続けた場合、ソレノイドSOLの温度過昇を招
き、不具合が生じるので、これを避けるためである。尤
も、ソレノイドSOLに連続的に通電しても性能を発揮
出来るタイプのソレノイドもあるが、一般的に吸引力が
低いし、吸引力を確保するためには大型のソレノイドを
採用する必要がある。これは経済的にも、設置スペー
ス、重量の点で好ましくない。
【0080】用紙が爪G1領域を通過中、ソレノイドS
OLをオフ状態にし続けることは、上記の不具合を解消
するのに有効である一方、次のような問題もある。
【0081】問題点:ソレノイドSOLがオフになる
ことにより、スプリング143の力で切り換えガイドG
の爪部G1は退避位置側に移動しようとし、搬送中の用
紙がスプリング143の弾性で爪部G1の先端部と摺擦
することになるので、摺接による騒音が発生する。
【0082】問題点:退避位置側に移動している爪G
1によって、図13に示すように、用紙42は排出ロー
ラ12の方に押し付けられるため、排出ローラ12に沿
う屈曲部でカールが付けられてしまう。このカールが用
紙42の後端にまで続いて付けられると、用紙後端が上
方に浮き上がった状態でレシービングトレイT上に排出
スタックされることとなり、後続の用紙がつかえて、す
でにスタックされた用紙を押して落下させたり、あるい
は下に潜りこみ、整然とスタックできない。
【0083】上記問題点については、図15、図16
に示すように、爪G1に設けたローラ状の回転体Rを用
紙に当接させて回転させることにより、摺擦音の発生を
なくすことができる。
【0084】図15は前記図5に示した下ガイド部材1
02の改良型を示したものであり、本発明の変形例であ
る。軸部G2に設けた複数の爪部G1にはその先端部に
回転部材Rが回転可能に軸支されている。
【0085】爪部G1を拡大して示した図16におい
て、爪G1は樹脂製であり、この爪G1の先端部に軸部
G2の軸心と平行な軸心を有する軸400に別体のロー
ラRを差し込み回転自在としている。軸400の先端部
は摺り割り状に形成してあり、この摺り割部の先端部に
は抜け止め用の突起400aが設けられている。ローラ
Rを軸400に差し込むとき、この突起400aは摺り
割り部による若干の変形を利用して軸400に差し込ま
れ、差し込まれた後には、該ローラRの抜け止め機能を
果たす。
【0086】図15に示した例では、ローラRは全ての
爪G1に設けているが、この例に限るのではなく、例え
ば、多数の爪G1のうち、ローラRを1個おきに設ける
とか、或いは、適宜の間隔で間引いた構成とすることも
できる。回転体Rは樹脂製とし、ある程度の幅を有する
構成としているので、用紙と摺接しても、用紙に傷を付
けることはない。
【0087】上記問題点については、用紙が爪G1に
より案内されて用紙搬送の途中にあるときにソレノイド
SOLを一旦、オフにする。これにより、図11に示す
ように爪G1はスプリング143(図8参照)と搬送中
の用紙の押圧力とがバランスした位置で用紙を案内す
る。図11において破線は搬送中の用紙を示す。
【0088】このように、付勢手段としてのスプリング
143による付勢力により爪G1を案内位置から退避位
置へ移動するように付勢しているので、剛性の高い用紙
体を搬送するとき、該用紙が案内部材に干渉摺接すると
きにスプリング143の付勢力に抗して爪G1が逃げる
ことで、用紙への摺接圧力が減少し、用紙の損傷を軽減
或いはなくすことができる。
【0089】この用紙の搬送が継続し、該用紙の後端付
近がローラ12に搬送されてくる前に、再びソレノイド
SOLをオンにして、ソレノイドSOLのプランジャ1
60を引き、軸部G2を中心に爪G1を時計まわりの向
きに回動させて、図10に示す案内位置におく。この状
態では、用紙は排出ローラ12の方に押し付けられるこ
とがないので、排出ローラ12に沿う屈曲部でカールが
付けられることがない。よって、上記問題点は解消さ
れる。このソレノイドSOLの切り換えの具体的なタイ
ミングは、使う用紙のサイズ情報、用紙検知センサによ
る後端通過情報により設定する。
【0090】図8で説明したように、ソレノイドSOL
をオンにして爪G1を案内位置におき、ソレノイドSO
Lをオフにして爪G1をスプリング143で引き、退避
位置におく構成としている。
【0091】レシービングトレイTに用紙を排出しよう
とするときにはソレノイドSOLを通電(オン)して、
該ソレノイドSOLの力によって爪G1を図1、図10
に示すように案内位置に移動させ、排出収納部4に用紙
を排出しようとするときにはソレノイドSOLへの通電
を遮断(オフ)にしてスプリング143の力によって爪
G1を図12に示す退避位置に移動する。よって、用紙
搬送の途中でソレノイドSOLを一旦オフにした状態で
は、爪G1の先端部はスプリング143(図8参照)の
力で用紙に当接することとなる。
【0092】このようにしないで、仮に、図8におい
て、爪G1及び排出ローラ12の配置はそのままで、ソ
レノイドSOLの向き及びスプリング143の向きだけ
を図89に示す位置と反対に配置し、レシービングトレ
イTに用紙を排出しようとするときにはソレノイドSO
Lの通電を遮断(オフ)にし、スプリングの力によって
爪G1を図1、図10に示すように案内位置に移動さ
せ、排出収納部4に用紙を排出しようとするときにはソ
レノイドSOLを通電(オン)にしてソレノイドSOL
の力によって爪G1を図12に示す退避位置に移動する
こともできる。
【0093】そのように構成した場合には、レシービン
グトレイTへの排出頻度が多くなるような使い方の場合
には、爪G1を案内位置におくためにソレノイドSOL
の通電をオフにする点で有利である。
【0094】しかし、排出収納部4に排出する場合に
は、用紙が爪部G1に到達する前にソレノイドを通電状
態として爪G1を退避位置におき、用紙先端部が爪G1
により案内された後は、通電時間を減少させるためソレ
ノイドSOLをオフにしたいが、もし、オフにすると用
紙が爪G1に押し付けられ、排出に支障をきたしてしま
うおそれがある。
【0095】これは、排出収納部4に排出する場合に
は、レシービングトレイTに排出する場合と異なり、用
紙の先端部側を支持するローラ(排出ローラ50に相当
するローラ)がないため、特に腰の弱い用紙では爪G1
の先端部で用紙が押し付けられ、用紙が座屈して排出搬
送が正常に行なわれなくなるおそれがある。これを避け
るには、ソレノイドSOLのオン時間を長くしなければ
ならず、ソレノイドSOLが温度上昇してしまう。
【0096】従って、本例のように、ソレノイドSOL
に通電されたときに、爪G1が案内位置に移動され、該
通電が遮断されたとき爪G1が退避位置に移動されるよ
うにしておけば、レシービングトレイTに用紙を排出し
ようとするときに、爪G1が用紙を受け入れるまでは用
紙をソレノイドSOLを通電(オン)し、用紙先端部が
爪G1により案内されるようになったら該用紙搬送の途
中でソレノイドSOLを一旦オフにすることで、切り換
えガイドGを構成する爪部G1の先端部はスプリング1
43(図8参照)の力で用紙に当接することとなり、ソ
レノイドSOLの発熱や消費電力の無駄がなく、しかも
用紙の搬送も正常に行なわれる。
【0097】用紙の先端部が爪G1により案内された後
に、爪G1を退避位置に移動させ、用紙後端部が爪G1
に搬送されてくる前に、再び当該爪G1を案内位置に移
動するように、ソレノイドSOLを制御するので、用紙
の後端部がカールすることがなく、用紙の排出、スタッ
クが円滑に行なわれる。
【0098】以上の制御は制御手段により行なわれる。
制御手段による制御のタイミングを図14に示したタイ
ミングチャートにより説明する。図14において、一連
の制御はクロック信号に基いて行なわれる。用紙の先端
及び後端を検知するセンサとして、図1、図13に示す
ようにレジストローラ14の近傍にレジストセンサ40
5が設けられ、用紙搬送方向上、このレジストセンサ4
05よりも下流位置であって、図13に示すように搬送
路103の途中には用紙センサ406が設けられてい
る。これらレジストセンサ405、用紙センサ406に
よる用紙の検知情報はCPUを主体とした制御手段に入
力されるようになっている。
【0099】(1)図1においてレジストセンサ405
により用紙先端が検知されてから、用紙先端が爪Gに到
達する前、従って、爪G1に到達する前までの所定の時
間Aを経て用紙先端が排出ローラ12から排出される
が、この所定の時間Aが経過する前の時点aで、ソレノ
イドSOLがオンにされる。これにより、爪G1は退避
位置(図12参照)から案内位置(図10参照)に変位
する。
【0100】(2)図1においてレジストローラ14、
定着装置11を通過した用紙の先端が用紙センサ406
で検知される時点を符号b1で示すと、この時点b1か
ら完全に用紙の先端が排出ローラ12にくわえられるま
での時間Bが経過すると、その時点b2において、それ
までオンの状態だったソレノイドSOLがオフにされ
る。これにより、用紙は搬送路103に沿って送られ
る。
【0101】(3)前記(1)においてレジストセンサ
405により用紙先端が検知されてから、該用紙の後端
が爪G1に搬送されてくる前までの時間Cが経過する
と、この時点c1においてソレノイドSOLが再びオン
にされ、爪G1は退避位置から案内位置に移動する。
【0102】(4)時点c1から、用紙後端が排出ロー
ラ12上ある長さ(例えば30mm程度)残っている状
態となるまでの時間Dが経過するまでの時点c2までの
間、用紙後端のカール防止のためソレノイドSOLはオ
ンにされる。
【0103】(5)その後、用紙後端が用紙センサ40
6を通過した時点d1から経時して用紙後端が完全に排
出ローラ50を通過するまでの時間Eを経過した時点e
でモータMOをオフにする。
【0104】本例では、図1、図9、図10、図12な
どに示したように、爪G1により案内された用紙を第1
の排出方向K1に排出する第2の排出手段としての排出
ローラ50と、爪G1により案内された用紙を、第1の
排出手段としての排出ローラ12の排出方向K1と同じ
方向に変更して排出ローラ50に案内する搬送経路10
3とを備えている。
【0105】ここで、搬送経路103は、ガイド110
とガイド126との間の隙間により構成され、定着装置
11から排出ローラ12、搬送路103を経て排出ロー
ラ50に至る用紙の搬送路は、鉛直方向に対して傾いた
逆S字状をしている。
【0106】定着装置11から排出ローラ50に対して
用紙を搬送するのに、定着装置11の真上から用紙を出
すようにし、排出ローラ50に該用紙を案内する方式も
考えられるが、そのようにした場合、装置全体の高さに
は限りがあるので、ソレノイドSOLや切り換えガイド
Gなどを定着装置11の内部に備える必要がある。
【0107】熱による定着方式であると、高耐熱性の材
料で切り換えガイドGや、その支持部材としての軸受け
を製作する必要があり高価な装置になってしまう。ソレ
ノイドSOLの温度上昇対策も困難である。また、定着
装置11の上に第2の排出装置の搬送部が乗る形とな
り、装置の高さが増し、サイズ的問題もさることながら
原稿のセットの操作性も劣ることとなる。この点、本例
のように、逆S字状の搬送路とすればソレノイドSOL
や切り換えガイドGなどを定着装置11の外部に設ける
構成とすることができる。
【0108】以上説明したようなシート状媒体排出装置
を具備した画像形成装置によれば、複写、ファックス、
プリンタ等の機能によって排出された用紙の仕分けが簡
単にでき、ソレノイドSOLの駆動時間を減少させると
共に、爪G1と用紙の摺接音を低減し、かつ、用紙後端
部におけるカールの発生が無いことからスタック性が良
好で、コンパクトな画像形成装置を提供することができ
る。
【0109】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、シート状媒体
の先端部が案内部材により案内された後に、案内部材を
退避位置に移動させ、用紙後端部が案内部材に搬送され
てくる前に、再び当該案内部材を案内位置に移動するよ
うに、駆動手段を制御するので、用紙の後端部がカール
することがなく、スタックが円滑に行なわれる。
【0110】請求項2記載の発明では、駆動手段への通
電、通電の遮断という簡単な制御により、シート状媒体
の排出先を切り換えることができる。
【0111】請求項3記載の発明では、付勢手段による
付勢力により案内部材を案内位置から退避位置へ移動す
るように付勢しているので、剛性の高いシート状媒体を
搬送するとき、該シート状媒体が案内部材に干渉摺接す
るときに付勢手段の付勢力に抗して案内部材が逃げるこ
とで、摺接時の圧力が減少し、シート状媒体の損傷をな
くすことができる。
【0112】請求項4記載の発明では、案内部材の駆動
手段を定着装置の外部に設けることが可能となり、定着
装置の温度の影響を受けず、高価な耐熱材を用いること
なくシート状媒体排出装置を構成することができ、これ
を組み込んだ画像形成装置では高さ寸法が抑えられ、コ
ンパクト化を図ることができる。
【0113】請求項5記載の発明では、案内部材には、
退避位置において搬送中のシート状媒体に回転体が接し
て回転するので、摺接音を無くすことができる。
【0114】請求項6記載の発明では、駆動手段の駆動
時間を減少させると共に、案内部材とシート状媒体との
摺接音を低減し、かつ、シート状媒体の後端部における
カールの発生が無く、スタック性が良好で、コンパクト
な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2の排出装置を備えた画像形成装置の概略構
成図である。
【図2】画像形成装置の外観斜視図である。
【図3】第1の排出装置を備えた画像形成装置の概略構
成図である。
【図4】第2の排出装置を説明した分解斜視図である。
【図5】下ガイド部材の外観斜視図である。
【図6】第2の排出装置の閉じ状態での概略平面図であ
る。
【図7】第2の排出装置の開き状態での概略平面図であ
る。
【図8】切り換えガイド及びその駆動手段の部分断面図
である。
【図9】上ガイド部材及び搬送カバー部の断面図であ
る。
【図10】ソレノイドをオンにし、爪G1を案内位置に
おいたときの排出部の概略構成図である。
【図11】ソレノイドをオフにして用紙を搬送するとき
の排出部の概略構成図である。
【図12】ソレノイドをオフにし、爪G1をスプリング
で引いて退避位置においたときの排出部の概略構成図で
ある。
【図13】用紙後端部が爪G1により押圧されてカール
することを説明した排出部の概略構成図である。
【図14】ソレノイドの制御タイミングを説明したタイ
ミングチャートである。
【図15】下ガイド部材の他の例を説明した外観斜視図
である。
【図16】回転体を具備した爪を説明した分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
12(第1の排出手段としての)排出ローラ 50 (第2の排出手段としての)排出ローラ G1 (案内部材としての)爪 SOL (駆動手段としての)ソレノイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状媒体を排出する第1の排出手段
    と、この第1の排出手段によるシート状媒体の排出方向
    (以下、第1の排出方向という)での下流側に配置さ
    れ、当該第1の排出手段から排出されるシート状媒体を
    前記第1の排出方向とは異なる第2の方向に案内する案
    内手段とを備えたシート状媒体搬送装置において、 前記案内手段は、前記第1の排出手段から排出されるシ
    ート状媒体を前記第2の方向に案内する案内位置と、 前記第1の排出手段から排出されるシート状媒体が前記
    第2の方向へ排出されることを阻止する退避位置とに、
    選択的に移動可能なシート状媒体の案内部材と、 前記案内部材を前記案内位置と前記退避位置とに選択的
    に移動させる案内部材の駆動手段とを有し、 前記第1の排出手段から排出されるシート状媒体が前記
    案内部材に到達する前に、当該案内部材を前記案内位置
    に移動し、 シート状媒体の先端部が前記案内部材により案内された
    後に、前記案内部材を前記退避位置に移動させ、 シート状媒体の後端部が前記案内部材に搬送されてくる
    前に、再び当該案内部材を前記案内位置に移動するよう
    に、前記駆動手段を制御することを特徴とするシート状
    媒体排出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシート状媒体排出装置にお
    いて、 前記駆動手段に通電されたときに、前記案内部材が前記
    案内位置に移動され、 前記通電が遮断されたときに前記案内部材が前記退避位
    置に移動されることを特徴とするシート状媒体排出装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のシート状媒体排出装
    置において、 前記案内部材は、付勢手段による付勢力によって前記案
    内位置から前記退避位置に移動させられることを特徴と
    するシート状媒体排出装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れか1つに記載のシー
    ト状媒体排出装置において、 前記案内部材により案内されたシート状媒体を排出する
    第2の排出手段と、 前記案内部材により案内されたシート状媒体を、前記第
    1の排出手段の排出方向と同じ方向に変更して前記第2
    の排出手段に案内する搬送経路とを備えたことを特徴と
    するシート状媒体排出装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れか1つに記載のシー
    ト状媒体排出装置において、 前記案内部材には、当該案内部材が前記退避位置にある
    ときに、シート状媒体に当接する回転体が設けられてい
    ることを特徴とするシート状媒体排出装置。
  6. 【請求項6】帯電、露光、現像、転写などの画像形成プ
    ロセスを経てシート状媒体に画像を形成する画像形成装
    置において、 前記請求項1乃至5の何れか1つに記載のシート状媒体
    排出装置を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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