JP2007071999A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007071999A JP2007071999A JP2005256899A JP2005256899A JP2007071999A JP 2007071999 A JP2007071999 A JP 2007071999A JP 2005256899 A JP2005256899 A JP 2005256899A JP 2005256899 A JP2005256899 A JP 2005256899A JP 2007071999 A JP2007071999 A JP 2007071999A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- supply base
- contact
- elastic
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
【課題】 画像形成装置の組立時及びメンテナンス時において、高圧電源を備え外装カバーの内側面に固定される電源基盤を、各プロセスデバイスに対して容易且つ確実に電気的に接続する手段を提供する。
【解決手段】 本画像形成装置は、電源基盤19に、弾性体26,28を電源の接点部22a,22bに当接した状態で、且つ、少なくとも装置本体3側の一部を弾性接点部26b,28bとして露呈した状態で保持する弾性体ホルダ27,29が取り付けられ、装置本体3に、各デバイスの接点部32a,32bを備え、各デバイスの接点部32a,32bに対応した各弾性接点部26b,28bを当接させたときに、各弾性接点部26b,28bが高さ方向に変位して高さ調整がなされるものである。
【選択図】 図2
【解決手段】 本画像形成装置は、電源基盤19に、弾性体26,28を電源の接点部22a,22bに当接した状態で、且つ、少なくとも装置本体3側の一部を弾性接点部26b,28bとして露呈した状態で保持する弾性体ホルダ27,29が取り付けられ、装置本体3に、各デバイスの接点部32a,32bを備え、各デバイスの接点部32a,32bに対応した各弾性接点部26b,28bを当接させたときに、各弾性接点部26b,28bが高さ方向に変位して高さ調整がなされるものである。
【選択図】 図2
Description
画像形成を行う複数のプロセスデバイスが設けられてなる装置本体と、該装置本体から離間した壁面に固定されプロセスデバイスに電位を付与するための電源を備えた電源基盤と、プロセスデバイスと電源基盤とを電気的に接続する弾性体と、を備える画像形成装置に関する。
多くのコピー機やファクシミリ機等は、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成装置として機能する。この画像形成装置は、帯電器、露光器、現像器、定着器等の各プロセスデバイスが設けられた装置本体を外装カバーで覆うことにより構成される。この画像形成装置では、各プロセスデバイスに対して所定の電位を付与する必要があるため、高圧電源を備えた電源基盤を外装カバーの内側面に固定し、該電源基盤と各プロセスデバイスとを電気的に接続することで各プロセスデバイスに電源を供給している(例えば特許文献1参照)。ここで、電源基盤と各プロセスデバイスとを電気的に接続する手段としては、導電性を有する弾性体、例えば板バネやコイルバネ等を各プロセスデバイス側から突出させ、この弾性体の先端を、電源基盤上に設けられる高圧電源の接点部に圧接させるようにしながら、電源基盤を外装カバーの内側面に固定する方法が従来用いられている。
しかし、従来の画像形成装置では、装置本体側から突設される弾性体の先端を電源基盤上の所定の接点部に圧接させる必要があるため、弾性体の数が複数になると、弾性体の先端部が電源基盤上の接点部に届かなかったり、弾性体が座屈する等して接触不良が生じやすい、という問題がある。
また、電源基盤が各弾性体から付勢力を受けながら、同時に各弾性体の先端を電源基盤上の接点部に対して位置決めするという複雑な作業が必要になり、画像形成装置の組立時に作業性が低下するとともに、各弾性体に位置ズレが生じて接触不良が生じやすいという問題がある。また、電源基盤に不具合が生じる等して交換が必要になった場合、組立時と同様の複雑な作業をサービスマンが再度行わなければならず、作業性が低下するという問題もある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置の組立時及びメンテナンス時において、高圧電源を備え外装カバーの内側面に固定される電源基盤を、各プロセスデバイスに対して容易且つ確実に電気的に接続する手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1記載の画像形成装置は、記録紙に画像形成を行うための複数のデバイスが設けられてなる装置本体と、前記各デバイスに電位を付与するための電源を備え前記装置本体から離間した壁面に固定される電源基盤と、前記電源の接点部と前記各デバイスの接点部との間に介在される導電性を有する弾性体と、を具備してなる画像形成装置において、前記電源基盤に、前記弾性体を前記電源の接点部に当接した状態で、且つ、少なくとも前記装置本体側の一部を弾性接点部として露呈した状態で保持する弾性体ホルダが取り付けられ、前記装置本体に、前記各デバイスの接点部を備え、前記各デバイスの接点部に対応した前記各弾性接点部を当接させたときに、前記各弾性接点部が高さ方向に変位して高さ調整がなされるものである。
請求項2記載の画像形成装置は、前記デバイスの接点部の周囲には、前記弾性体ホルダに嵌合する形状のホルダ受け部が設けられているものである。
請求項3記載の画像形成装置は、前記弾性体ホルダが、前記電源基盤に対して着脱可能なものである。
請求項4記載の画像形成装置は、前記電源基盤に係止穴が形成される一方、前記弾性体ホルダに前記電源基盤の係止穴に係止可能な係止爪が設けられることにより、前記弾性体ホルダが前記電源基盤に着脱可能とされたものである。
本発明に係る画像形成装置によれば、各弾性部材の弾性接点部を各デバイスの接点部に確実に当接させることができ、各弾性接点部が各デバイスの接点部に届かなかったり、各弾性部材が座屈する等して、接触不良が生じるのを防止することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、電源基盤に取り付けられた各弾性体ホルダを装置本体側の各ホルダ受け部にそれぞれ嵌合させるという簡単な作業のみで、電源基盤上の接点部に当接された弾性体を各デバイスの接点部に対して位置ズレなく当接させることができ、電源基盤上の電源と装置本体側の各デバイスとを確実に電気的に接続することができる。また、画像形成装置の組立時やメンテナンス時に作業性が低下することもない。
本発明に係る画像形成装置によれば、前記弾性体ホルダが、前記電源基盤に対して着脱可能なので、電源基盤に不具合が生じる等して交換が必要になった場合は、弾性体ホルダと弾性体を電源基盤から取り外して再利用することができる。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置について図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る画像形成装置1を示す概略縦断面図である。本画像形成装置1は、原稿の複写機能、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能等を備えるコピー・ファクシミリ複合機であって、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙Pに画像を形成するものである。もちろん、コピー・ファクシミリ複合機に限られず、例えば、複写機能のみを備えるコピー専用機や、ファクシミリ通信機能のみを備えるファクシミリ専用機として本画像形成装置1を構成することも可能である。
本画像形成装置1は、図1に示すように、記録紙Pに画像形成を行うための各種プロセスデバイス2が設けられた装置本体3と、該装置本体3の周囲を覆う外装カバー4とから構成されている。装置本体3は、図1に示すように、記録紙Pを格納するための給紙カセット5と、該給紙カセット5内の記録紙Pを搬送路6に繰り出すピックアップローラ7と、表面に感光層が形成され回転駆動される感光ドラム8と、該感光ドラム8の表面を帯電させる帯電器9と、感光ドラム8の表面に光を照射する露光器10と、感光ドラム8の表面にトナーTを供給する現像器11と、感光ドラム8に圧接されて搬送路6を搬送される記録紙Pを感光ドラム8との間にニップする転写ローラ12と、感光ドラム8の表面に光を照射して除電する除電ランプ13と、感光ドラム8の表面から紙粉等の異物を除去する清掃器14と、記録紙Pを加熱・加圧する定着器15と、搬送路6の終端部から排紙トレイ16へ記録紙Pを排出する排出ローラ17と、を具備してなるものである。尚、本発明において、装置本体3を構成するデバイスとは、本実施例で示すプロセスデバイス2に限定されず、電位の付与を必要とするその他の各種デバイスを含んだ広い意味である。
このように構成される画像形成装置1の画像形成動作について概説する。ユーザからプリントジョブの実行指令が発せられると、まず、感光ドラム8やその周辺のシステムを最適な状態に調整するための前回転処理が所定時間に渡って行われる。そして、この前回転処理が完了すると、感光ドラム8の表面が帯電器9によって一様に帯電され、記録すべき画像データに応じた光を露光器10から照射して感光ドラム8上の電荷を部分的に除去することで静電潜像を形成し、該静電潜像に現像器11からトナーTを供給することでトナー像を形成する。一方、前回転処理の完了に同期して、給紙カセット5に格納された記録紙Pがピックアップローラ7によって最上紙から1枚ずつ取り出されて搬送路6へ繰り込まれる。この記録紙Pは、転写ニップ位置18において転写ローラ12によって感光ドラム8に圧接され、感光ドラム8上のトナー像が転写される。更に、記録紙Pは搬送路6を下流側へ搬送され、定着器15によって加熱・加圧されることでトナー像が記録紙Pに定着する。その後、記録紙Pは、排出ローラ17によって搬送路6から排出されて、排紙トレイ16上に順次積載される。また、トナー像転写後の感光ドラム8は、除電ランプ13によってその表面が除電された後、清掃器14によって表面に残留した紙粉等の異物が除去される。そして、帯電器9によって再度帯電されるものとなっている。
このような画像形成装置1では、装置本体3を構成する各種プロセスデバイス2、例えば感光ドラム8や帯電器9や現像器11や定着器15等に対して所定の電位を付与する必要がある。従って、図1に詳細は示さないが、高圧電源を備えた電源基盤を外装カバー4の内側面に固定し、この電源基盤と各種プロセスデバイス2とを電気的に接続することにより、高圧電源から各プロセスデバイス2に電位を付与している。図2は、図1におけるA−A断面をその高さ方向所定位置について拡大した部分拡大縦断面図である。図2に示すように、本画像形成装置1では、外装カバー4のうち特に装置本体3の前面を覆う外装カバー4の内側面4aに電源基盤19を固定し、この電源基盤19の対向位置に設けられたプロセスデバイス2との間に電気接点20を介在させることにより、電源基盤19とプロセスデバイス2とを電気的に接続している。尚、電源基盤19の固定位置は、装置本体3の前面を覆う外装カバー4に限られず、装置本体3の側面や背面を覆う外装カバー4の内側面4aとすることももちろん可能である。また、図に詳細は示さないが、装置本体3から離間した位置に、電源基盤19を固定するための壁面を外装カバー4とは別個独立に設けることも可能である。
図3乃至図5は、電源基盤19と電気接点20の構成を示す図であり、図3は電気接点20を電源基盤19に取り付けた状態を示す概略斜視図、図4は図3におけるA−A断面図、図5は図3の概略分解斜視図である。電源基盤19は、四隅にビス挿通孔21が貫通形成された平面視で略矩径の平板である。この電源基盤19には、その所定位置に図示しない高圧電源が配設されるとともに、この高圧電源と電気配線を介して接続された接点部22が4箇所設けられている。この接点部22としては、図5に示すように、電源基盤19の上面と同じ高さ位置に配置された一対の下接点部22aと、電源基盤19の上面から所定の高さ位置に配置された一対の上接点部22bとがある。下接点部22aは、電源基盤19上に導電性部材を直接配設したものであり、上接点部22bは、凹欠部23が形成されてなる所定厚みの絶縁部材24を電源基盤19上に固定し、その凹欠部23内に導電性部材を配設したものである。また、図5に示すように、電源基盤19には、下接点部22aを包囲する4箇所、各絶縁部材24と電源基盤19の端縁との間の2箇所、及び各絶縁部材24間の1箇所に、電気接点20を係止するための係止穴25が貫通形成されている。尚、下接点部22aと上接点部22bは、本実施例に限られず、電源基盤19上の任意の位置に設けることが可能であり、またその数も増減可能である。また、下接点部22aと上接点部22bの位置及び数に応じて、係止穴25の位置及び個数も適宜設計変更が可能である。
電気接点20としては、図3乃至図5に示すように、下接点部22aとプロセスデバイス2とを接続する第1電気接点20aと、上接点部22bとプロセスデバイス2とを接続する第2電気接点20bとがある。第1電気接点20aは、下接点部22aそれぞれに当接する一対の第1コイルバネ(弾性体)26と、該一対の第1コイルバネ26を電源基盤19上に保持する第1コイルバネホルダ(弾性体ホルダ)27とを備えてなるものである。第1コイルバネ26は、図5に示すように、自然長が第1コイルバネホルダ27の高さ寸法より長いコイルバネ部26aと、該コイルバネ部26aの一端がその長さ方向に真っ直ぐ引き出されて略180°折り返されてなるU字型部(弾性接点部)26bと、を有するものである。また、第1コイルバネホルダ27は、図5に示すように、底面が開口された略直方体形状の筐体である。この第1コイルバネホルダ27の4つの側面には、電源基盤19の下接点部22aを包囲して形成された4つの係止穴25と対応するようにして、鉤型のスナップフィット(係止爪)27aがそれぞれ形成されている。また、第1コイルバネホルダ27の上面には、第1コイルバネ26のU字型部26bを挿通させるためのスリット27bが2箇所に形成されている。この2つのスリット27bは、第1コイルバネホルダ27を電源基盤19上に取り付けた時に、下接点部22aの直上にそれぞれが位置するように形成されている。
一方、第2電気接点20bは、図3乃至図5に示すように、上接点部22bそれぞれ当接する一対の第2コイルバネ(弾性体)28と、該一対の第2コイルバネ28を電源基盤19上に保持する第2コイルバネホルダ(弾性体ホルダ)29とを備えてなるものである。第2コイルバネ28は、図5に示すように、自然長が第2コイルバネホルダ29の高さ寸法より長いコイルバネ部28aと、該コイルバネ部28aの一端がその長さ方向に真っ直ぐ引き出されて略180°折り返されてなるU字型部(弾性接点部)28bと、を有するものである。また、第2コイルバネホルダ29は、図5に示すように、底面が開口された直方体形状を有する直方体部30の上に、円筒形状を有する2本の円筒部31が設けられてなる筐体である。このように、第2コイルバネホルダ29には、第1コイルバネホルダ27にはない円筒部31を設けてこの円筒部31に第2コイルバネ28の一部を挿通させることにより、第1コイルバネ26と比べて長尺な第2コイルバネ28であっても、円筒部31で周囲から支持することによって電源基盤19上に安定した状態で保持することができ、また第2コイルバネ28が外力を受けて座屈するのを防止することができる。ここで、直方体部30の一側面には、図5に示すように、各絶縁部材24と電源基盤19の端縁との間に形成された2つの係止穴25と対応するようにして、鉤型のスナップフィット(係止爪)30aが2個形成されている。更に、図4に示すように、直方体部30の内部には、各絶縁部材24間に形成された1つの係止穴25と対応するようにして鉤型のスナップフィット(係止爪)30bが1個形成されている。また、2個の円筒部31それぞれの上面には、図5に示すように、第2コイルバネ28のU字型部28bを挿通させるためのスリット31aがそれぞれ形成されている。この2つのスリット31aは、第2コイルバネホルダ29を電源基盤19上に取り付けた時に、上接点部22bの直上にそれぞれが位置するように形成されている。
尚、本実施例では、本発明に係る弾性体として第1コイルバネ26及び第2コイルバネ28を使用したが、弾性を有する部材であれば、例えば板バネ等を使用することも可能である。また、本実施例では、本発明に係る弾性体ホルダとして第1コイルバネホルダ27と第2コイルバネホルダ29を使用したが、上記のような弾性体を電源基盤19上に保持可能なものであれば、その形状や大きさ等は、弾性体の形状や大きさに応じて適宜設計変更が可能である。
以下、電気接点20と電源基盤19の設置手順について説明する。最初に、第1電気接点20aの電源基盤19への取り付けについて説明する。まず、一対の第1コイルバネ26を第1コイルバネホルダ27と一体化する。すなわち、図5に示すように、第1コイルバネ26を、そのU字型部26bが第1コイルバネホルダ27側に向くようにして、第1コイルバネホルダ27の底面側からその内部へ挿入し、U字型部26bだけをスリット27bに挿通させて、図3に示すように、第1コイルバネホルダ27の上面から突出した状態とする。そして、一体化した第1コイルバネ26と第1コイルバネホルダ27を電源基盤19に取り付ける。すなわち、図5に示すように、各第1コイルバネ26におけるU字型部26bと逆側の端部を、電源基盤19の下接点部22aにそれぞれ当接させた状態で、第1コイルバネホルダ27の4つのスナップフィット27aを、下接点部22aを包囲する4つの係止穴25それぞれに係止させる。この時、スナップフィット27aは、外側へ若干拡開しながら係止穴25を通過し、係止穴25を完全に通過すると拡開前の形状に復帰することにより、その鉤型部分が電源基盤19の裏面に係止される。このように第1コイルバネ26と第1コイルバネホルダ27を電源基盤19に取り付けた状態では、前述のように第1コイルバネ26の自然長が第1コイルバネホルダ27の高さ寸法より長いため、第1コイルバネ26は、図4に示すように、第1コイルバネホルダ27の内部で圧縮された状態となっている。
次に、第2電気接点20bの電源基盤19への取り付けについて説明する。まず、一対の第2コイルバネ28を第2コイルバネホルダ29と一体化する。すなわち、図5に示すように、第2コイルバネ28を、そのU字型部28bが第2コイルバネホルダ29側に向くようにして、直方体部30の底面側からその内部へ挿入し、円筒部31を通過させて、U字型部28bだけをスリット31aに挿通させることにより、図3に示すように、円筒部31の上面から突出した状態とする。そして、一体化した第2コイルバネ28と第2コイルバネホルダ29を電源基盤19に取り付ける。すなわち、図5に示すように、各第2コイルバネ28におけるU字型部28bと逆側の端部を、電源基盤19の上接点部22bにそれぞれ当接させた状態で、直方体部30の一側面に形成された2個のスナップフィット30aを、各絶縁部材24と電源基盤19の端縁との間に形成された2つの係止穴25それぞれに係止させるとともに、図4に示すように直方体部30の内部に形成された1個のスナップフィット30bを、図5に示すように各絶縁部材24間に形成された1つの係止穴25に係止させる。このように第2コイルバネ28と第2コイルバネホルダ29を電源基盤19に取り付けた状態では、前述のように第2コイルバネ28のコイルバネ部28aの自然長が、第2コイルバネホルダ29の高さ寸法より長いため、第2コイルバネ28は、図4に示すように、第2コイルバネホルダ29の内部で圧縮された状態となっている。
最後に、電源基盤19の外装カバー4への固定について説明する。図2に示すように、第1電気接点20aと第2電気接点20bが取り付けられた状態の電源基盤19を、装置本体3と外装カバー4の間の空間Sに差し入れ、第1電気接点20aと第2電気接点20bをプロセスデバイス2の接点部32に当接させるようにして、外装カバー4の内側面4aに固定する。より詳細に説明すると、図2に示すように、装置本体3の外装カバー4側には、各プロセスデバイス2と電気配線を介して接続された接点部32が複数箇所設けられている。この接点部32としては、第1電気接点20aに対応する第1接点部32aと、第2電気接点20bに対応する第2接点部32bとがある。第1接点部32aは、装置本体3の外装カバー4側の面に、凹欠部33が形成されてなる所定厚みの絶縁部材34が固定され、その凹欠部33内に導電性部材が配設されたものである。また、第2接点部32bは、第2コイルバネホルダ29の円筒部31に略嵌合する形状、すなわち第2コイルバネホルダ29の円筒部31より若干大径の円筒形状であって外装カバー4側が開口された一対のホルダー受け部35が、装置本体3の外装カバー4側の面に固定され、この一対のホルダー受け部35の底部に導電性部材がそれぞれ配設されたものである。
この第2接点部32bを備える一対のホルダー受け部35に、図2に示すように、第2電気接点20bを構成する第2コイルバネホルダ29の2個の円筒部31をそれぞれ嵌合させ、各第2コイルバネ28のU字型部28bを各ホルダー受け部35内の導電性部材にそれぞれ当接させる。この時、第1電気接点20aの第1コイルバネ26は、第1接点部32aを備える絶縁部材34の凹欠部33に差し込まれ、そのU字型部26bが凹欠部33内の導電性部材に当接するものとなっている。そして、電源基盤19の裏面を外装カバー4の内側面4aに密着させ、その四隅に形成されたビス挿通孔21を介し、電源基盤19を外装カバー4にビス36を用いて固定する。これにより、電源基盤19の下接点部22aと装置本体3の第1接点部32aとが、第1電気接点20aの第1コイルバネ26によって電気的に接続されるとともに、電源基盤19の上接点部22bと装置本体3の第2接点部32bとが、第2電気接点20bの第2コイルバネ28によって電気的に接続され、電源基盤19の高圧電源から装置本体3の各プロセスデバイス2に対して電位が付与されるものとなっている。
ここで、前述のように、第1電気接点20aが電源基盤19に取り付けられた状態において、第1コイルバネ26は第1コイルバネホルダ27内で圧縮された状態となっているが、この状態から、第1コイルバネ26が第1接点部32aから押圧力を受けて第1コイルバネホルダ27内へ押し込まれることにより、第1コイルバネ26は更に圧縮される。これにより、第1コイルバネ26は自身の有する付勢力によって、電源基盤19の下接点部22aと装置本体3の第1接点部32aに対して圧接されるので、下接点部22aと第1接点部32aとをより確実に接続して、接触不良が発生するのを防止することができる。同様に、第2コイルバネ28も、第2接点部32bから押圧力を受けて第2コイルバネホルダ29内へ押し込まれることにより、第2電気接点20bが電源基盤19に取り付けられた時より更に圧縮される。これにより、第2コイルバネ28も自身の有する付勢力によって、電源基盤19の上接点部22bと装置本体3の第2接点部32bに対して圧接されるので、上接点部22bと第2接点部32bとをより確実に接続して、接触不良が発生するのを防止することができる。
このように、電源基盤19と各プロセスデバイス2とを電気的に接続する第1コイルバネ26と第2コイルバネ28を、第1コイルバネホルダ27と第2コイルバネホルダ29を用いて電源基盤19に取り付け、第2コイルバネホルダ29の円筒部31に嵌合する形状のホルダー受け部35を装置本体3に設けたので、第2コイルバネホルダ29の円筒部31を装置本体3側のホルダー受け部35に嵌合させるだけの容易な作業によって、電源基盤19の上接点部22bと装置本体3の第2接点部32bとを、第2コイルバネ28で位置ズレなく確実に接続することができる。また、この時、電源基盤19の下接点部22aと装置本体3の第1接点部32aについても、煩雑な位置決め作業を行うことなく、第1コイルバネ26で接続されるものとなっている。
本発明は、画像形成を行う複数のプロセスデバイスが設けられてなる装置本体と、該装置本体から離間した壁面に固定されプロセスデバイスに電位を付与するための電源を備えた電源基盤と、プロセスデバイスと電源基盤とを電気的に接続する弾性体と、を備える画像形成装置に適用可能である。
1 画像形成装置
2 プロセスデバイス
3 装置本体
4 外装カバー
19 電源基盤
22a,22b 電源の接点部
25 係止穴
26b,28b U字型部(弾性接点部)
28 第2コイルバネ(弾性体)
29 第2コイルバネホルダ(弾性体ホルダ)
30a,30b スナップフィット(係止爪)
32a,32b プロセスデバイスの接点部
35 ホルダ受け部
P 記録紙
2 プロセスデバイス
3 装置本体
4 外装カバー
19 電源基盤
22a,22b 電源の接点部
25 係止穴
26b,28b U字型部(弾性接点部)
28 第2コイルバネ(弾性体)
29 第2コイルバネホルダ(弾性体ホルダ)
30a,30b スナップフィット(係止爪)
32a,32b プロセスデバイスの接点部
35 ホルダ受け部
P 記録紙
Claims (4)
- 記録紙に画像形成を行うための複数のデバイスが設けられてなる装置本体と、前記各デバイスに電位を付与するための電源を備え前記装置本体から離間した壁面に固定される電源基盤と、前記電源の接点部と前記各デバイスの接点部との間に介在される導電性を有する弾性体と、を具備してなる画像形成装置において、
前記電源基盤に、前記弾性体を前記電源の接点部に当接した状態で、且つ、少なくとも前記装置本体側の一部を弾性接点部として露呈した状態で保持する弾性体ホルダが取り付けられ、
前記装置本体に、前記各デバイスの接点部を備え、前記各デバイスの接点部に対応した前記各弾性接点部を当接させたときに、前記各弾性接点部が高さ方向に変位して高さ調整がなされることを特徴とする画像形成装置。 - 前記デバイスの接点部の周囲には、前記弾性体ホルダに嵌合する形状のホルダ受け部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記弾性体ホルダが、前記電源基盤に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記電源基盤に係止穴が形成される一方、前記弾性体ホルダに前記電源基盤の係止穴に係止可能な係止爪が設けられることにより、前記弾性体ホルダが前記電源基盤に着脱可能とされたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005256899A JP2007071999A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005256899A JP2007071999A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007071999A true JP2007071999A (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=37933514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005256899A Pending JP2007071999A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007071999A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064925A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Brother Industries Ltd | 定着装置 |
JP2012068683A (ja) * | 2012-01-12 | 2012-04-05 | Brother Ind Ltd | 電極 |
US8369733B2 (en) | 2008-10-29 | 2013-02-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Power feeding mechanism and image forming apparatus |
CN103853006A (zh) * | 2012-11-30 | 2014-06-11 | 兄弟工业株式会社 | 电极和图像形成设备 |
JP2017161724A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 作像ユニット保持体及び画像形成装置 |
JP2017167525A (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-09-05 JP JP2005256899A patent/JP2007071999A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8369733B2 (en) | 2008-10-29 | 2013-02-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Power feeding mechanism and image forming apparatus |
JP2011064925A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Brother Industries Ltd | 定着装置 |
US8038483B2 (en) | 2009-09-17 | 2011-10-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and electrode member for the same |
JP2012068683A (ja) * | 2012-01-12 | 2012-04-05 | Brother Ind Ltd | 電極 |
CN103853006A (zh) * | 2012-11-30 | 2014-06-11 | 兄弟工业株式会社 | 电极和图像形成设备 |
JP2014109634A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Brother Ind Ltd | 電極および画像形成装置 |
CN103853006B (zh) * | 2012-11-30 | 2016-06-08 | 兄弟工业株式会社 | 电极和图像形成设备 |
JP2017161724A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 作像ユニット保持体及び画像形成装置 |
JP2017167525A (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103777494B (zh) | 成像设备及在成像设备中传输电力和安装显影单元的方法 | |
US9188933B2 (en) | Power supply device and image forming apparatus | |
JP2007071999A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7353778B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN110764380B (zh) | 图像形成装置和电压供给方法 | |
US7853169B2 (en) | Roller member urging mechanism and image forming apparatus | |
US7705873B2 (en) | Image forming apparatus and multi-function device | |
JP7420979B2 (ja) | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2007025019A (ja) | 制振部材、像担持体及び制振部材の着脱方法 | |
JP5315309B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6650102B2 (ja) | 電装品収納装置及び定着装置 | |
JP2007304413A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07319298A (ja) | 画像形成装置における転写装置 | |
JP4175785B2 (ja) | 落下部品受け止め構造、およびそれを備える画像形成装置 | |
JP2007304173A (ja) | プロセスカートリッジと電子写真画像形成装置 | |
JP5090982B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5332567B2 (ja) | 高圧給電構造および画像形成装置 | |
JP2008026364A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6468166B2 (ja) | 内部ユニット、及び内部ユニットを備える画像形成装置 | |
JP2019105734A (ja) | 電気的接続構造および画像形成装置 | |
JP4725405B2 (ja) | 画像形成装置の端子接続構造 | |
US8472841B2 (en) | Photoconductor drum support structure, image forming apparatus, and method of manufacture for photoconductor drum support structure | |
JP5738152B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US11599046B2 (en) | Image formation apparatus | |
JP6521142B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091208 |