JP6650102B2 - 電装品収納装置及び定着装置 - Google Patents

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本発明は電装品収納装置及び定着装置に関する。
特許文献1には、電装部品と前記電装部品に電力を供給する電気束線とを有する電装ユニットと、前記電装ユニットを支持する支持フレームと、前記電装ユニットを覆うカバーとを備えた電装ユニットのカバー構造において、前記支持フレームは、前記電装ユニットが収納される収納スペースと、前記収納スペースの開口部に形成された鉤形の複数の係合部とを有し、前記カバーは、可撓性を有する樹脂製シート材によって形成されて、スナップフィットにより前記複数の係合部に係合されて前記収納スペースを被覆する、
ことを特徴とする電装ユニットのカバー構造が記載されている。
特許文献2には、 低圧電源回路が設けられた基板と、 一端が前記基板にハンダ付けされ、他端が前記低圧電源回路に電力を供給する外部電源に接続される1対の接続コードと、前記基板を内部に収納固定する収納凹部が形成されているとともに、前記収納凹部の開口縁の一部に切り欠きが形成された金属製の筐体と、前記開口縁と当接するように前記筐体に組み付けられて前記収納凹部を覆うとともに、前記切り欠きを閉じてコード挿通口とする金属製の蓋体と、内部に両前記接続コードを挿通させた状態で前記切り欠きに挿入され、前記蓋体が前記筐体に組み付けられることにより、前記コード挿通口に装着される樹脂製の環状体とを備える低圧電源と、前記低圧電源を収納するハウジングとを具備することを特徴とする画像形成装置である。
特開2004−63593号公報 特開2009−36841号公報
本発明は、保守をする者等による電装品の保守を行いやすくし、操作者等が電装品に触れにくくすることができる電装品収納装置及び定着装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、第一の部材と、前記第一の部材に嵌まり、前記第一の部材との間で電装品を収納する第二の部材と、前記第一の部材と前記第二の部材とを一方向に固定する第一の固定手段と、前記第一の部材と前記第二の部材とを他方向に固定する第二の固定手段と、を有し、前記第一の固定手段及び前記第二の固定手段のいずれか一方による固定を解除する工具を挿入するための挿入部が、前記第一の部材及び前記第二の部材のいずれか一方に形成されている電装品収納装置である。
請求項2に係る本発明は、前記第一の固定手段による固定及び前記第二の固定手段による固定が解除される方向の前記第一の部材の変形及び前記第二の部材の変形を抑制する変形抑制手段をさらに有する請求項1記載の電装品収納装置である。
請求項3に係る本発明は、前記変形抑制手段は、前記第一の部材の長手方向及び前記第二の部材の長手方向と交わる方向において、前記第一の固定手段及び前記第二の固定手段の少なくともいずれか一方と重なる位置に配置されている請求項2記載の電装品収納装置である。
請求項4に係る本発明は、前記第一の固定手段は、前記第一の部材と前記第二の部材との前記一方向と逆方向への移動を許容するように変形する変形部と、前記第一の部材と前記第二の部材との前記一方向への移動を禁止する禁止面と、を有する請求項1乃至3いずれか記載の電装品収納装置である。
請求項5に係る本発明は、定着装置本体と、前記定着装置本体に嵌まり、前記定着装置本体との間で電装品を収納する蓋部材と、前記定着装置本体と前記蓋部材とを一方向に固定する第一の固定手段と、前記定着装置本体と前記蓋部材とを他方向に固定する第二の固定手段と、を有し、前記第一の固定手段及び前記第二の固定手段のいずれか一方による固定を解除する工具を挿入するための挿入部が、前記定着装置本体及び前記蓋部材のいずれか一方に形成されている定着装置である。
請求項1に係る本発明によれば、保守をする者等による電装品の保守を行いやすくし、操作者等が電装品に触れにくくすることができる電装品収納装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、第一の部材の変形及び第二の部材の変形が抑制され、第一の部材の変形及び第二の部材の変形の原因として、第一の固定手段による固定及び第二の固定手段による固定が解除される虞を軽減させることができる。
請求項3に係る本発明によれば、第一の部材の長手方向及び第二の部材の長手方向と交わる方向において、第一の固定手段及び第二の固定手段のいずれとも重ならない位置に変形抑制手段が配置されているものと比較して、第一の部材の変形及び第二の部材の変形の原因として、第一の固定手段による固定及び第二の固定手段による固定が解除される虞を軽減させることができる。
請求項4に係る本発明によれば、変形部及び禁止面を有しないものと比較して、第一の固定手段の構造を簡単にすることができる。
請求項5に係る本発明によれば、保守をする者等による電装品の保守を行いやすくし、操作者等が電装品に触れにくくすることができる定着装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を右側面側から示す断面図である。 図1に示す画像形成装置が有する定着装置を右側面側から示し、図3におけるA−A線断面を示す断面図である。 図2に示す定着装置を示す正面図である。 図2に示す定着装置を右側面側から示し、図3におけるB−B線断面を示す断面図である。 図2に示す定着形成装置が有する蓋部材一部を拡大して示す斜視図である。 図2に示す定着装置が有する定着装置本体の一部を拡大して示す斜視図である。 図2に示す定着装置が有する第一固定機構による固定の動作を説明し、図7(a)は、蓋部材が移動を開始する前における第一固定機構の状態を示す図であり、図7(b)は、蓋部材が移動中であって、蓋部材に押されることにより定着装置本体の一部分が弾性的に変形している状態を示す図であり、図7(c)は、第一固定機構により定着装置本体と蓋部材とが第一の方向に固定された状態を示す図である。 図2に示す定着装置が有する第二固定機構の動作を説明し、図8(a)、は蓋部材が画像形成装置本体に対して装着される前における第二固定機構の状態を示す図であり、図8(b)は、蓋部材が移動中の第二固定機構の状態を示す図であり、図8(c)は、第二固定機構により定着装置本体と蓋部材とが第二の方向に固定された状態を示す図である。 第一固定機構による定着装置本体と蓋部材との固定を解除する工具を示す図である。 図2に示す定着装置が有する第一固定機構による固定が解除される動作を説明し、図10(a)は、挿入部から工具が挿入された状態を示す図であり、図10(b)は、操作具が操作されることにより定着装置本体の一部が弾性的に変形した状態を示す図であり、図10(c)は、定着装置本体と蓋部材との第一の方向の固定が解除された状態を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。以下の説明において、図1における右側をX軸方向とし、図1における上側をY軸方向とし、図1における紙面の奥側から紙面の手前側に向かう方向をZ軸方向とする。
図1には、本発明の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、電装品収納装置として用いられていて、画像形成装置本体20を有し、画像形成装置本体20には記録媒体として用いられている用紙を排出する排出口22が形成されている。また、画像形成装置本体20の上側の面は、現像剤像が定着された用紙が排出される排出部24として用いられている。
また、画像形成装置本体20の後側(図1における右側)には、ヒンジ92を用いて開閉部90が取り付けられている。開閉部90は、ヒンジ92を中心として回転するようにして画像形成装置本体20に対して開閉することができる。図1には、開閉部90が画像形成装置本体20に対して閉じられた状態が示されていて、図1に示す状態からヒンジ92を中心として図1に示す矢印a方向に回転させるように開閉部90を移動させることで、開閉部90は画像形成装置本体に対して開かれた状態となる。
また、画像形成装置本体20内には、用紙に現像剤像を形成する像形成部100が配置されている。像形成部100は、像を保持する像保持体として用いられている感光体ドラム102と、感光体ドラム102の表面を均一に帯電する帯電装置104と、帯電装置104によって均一に帯電された感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成装置106と、潜像形成装置106によって形成された潜像を現像剤を用いて現像する現像装置110と、現像装置110によって潜像が現像されることで感光体ドラム102の表面に形成された現像剤像を用紙に転写する転写装置112と、転写装置112によって現像剤像が用紙に転写された後に、感光体ドラム102の表面に残留する現像剤等を清掃する清掃装置114とを有する。
また、画像形成装置本体20内には、像形成部100によって用紙に形成された現像剤像を用紙に定着させる定着装置200が配置されている。定着装置200は、開閉部90が画像形成装置本体20に対して開いた状態において、画像形成装置本体20に対して着脱することができる。
また、画像形成装置本体20内には、像形成部100に例えば用紙を供給する給紙装置610と、同じく像形成部100に用紙を供給する給紙装置620とが配置されている。給紙装置610は、積層された状態にある用紙を収納する用紙収納部612と、用紙収納部612に収納された用紙を後述する搬送路500へと送り出す送り出し装置614とを有する。また、給紙装置620は、積層された状態にある用紙を収納する用紙収納部622と、用紙収納部622に収納された用紙を後述する搬送路500へと送り出す送り出し装置624とを有する。
また、画像形成装置本体20内には、用紙を搬送するための搬送路500が形成されていて、搬送路500は主搬送路502と反転搬送路504とを有する。そして、主搬送路502による用紙の搬送方向における上流が側から順に、主搬送路502に沿って、先述の給紙装置620と、先述の給紙装置610と、レジストロール510と、先述の転写装置112及び先述の感光体ドラム102と、先述の定着装置200と、排出ロール520とが配置されている。
レジストロール510は、給紙装置610及び給紙装置620のいずれかから供給された用紙の先端部の移動を一時的に停止させ、感光体ドラム102の表面にトナー像が形成されるタイミングに合致させるように、感光体ドラム102と転写装置112とで形成される転写部への用紙の先端部の移動を再開させる。
転写装置112は、印加されている転写バイアスによって感光体ドラム102の表面に形成されたトナー像を用紙へと静電的に転写させる。
排出ロール520は、定着装置200によってトナー像が定着された用紙を、排出口22を通過させるようにして排出部24に向けて排出する。また、一方の面に現像剤像が形成された用紙の他方の面にも現像剤像を形成する場合には、用紙の後端部近傍が排出ロール520に到達したタイミングで排出ロール520が逆方向の回転を開始し、逆方向に回転することで、排出ロール520は一方の面に現像剤像が形成された用紙を後端部側から反転搬送路504へと送り出す。
また、反転搬送路504における用紙の搬送方向における上流側から順に、反転搬送路504に沿って、例えば2つの搬送ロール530、搬送ロール532が配置されている。搬送ロール530と搬送ロール532とは、一方の面にトナー像が形成された用紙を反転させつつ、その用紙をレジストロール510へと向けて搬送する。
図2、図3及び図4には、定着装置200が示されている。図2、図3及び図4に示すように、定着装置200は、定着装置本体210と、サーモスタット220と、蓋部材230と、第一固定機構250と、第二固定機構270と、変形抑制機構290とを有する。
定着装置本体210は、第一の部材として用いられていて、例えば樹脂等の弾性変形することができる材料からつくられている。定着装置本体210には、図3に示すように、蓋部材230に向けて前側へと突出するように、例えば断面が十字形状を有する案内突起212が形成されている。また、定着装置本体210は、図3及び図4に示すように、上側突起218Uと下側突起218Lとを備えている。上側突起218Uは定着装置本体210の上端部から下側に向けて突出していて、下側突起218Lは定着装置本体210の下端部から上方に向けて突出している。また、定着装置本体210には、サーモスタット220が取り付けられていて、定着装置本体210内には、加熱ロール310と加圧ベルト330とが配置されている。
サーモスタット220は、電装品の一例として用いられていて、後述する熱源312と、加熱ロール310とを少なくとも含む系の温度が一定の範囲内の温度となるように熱源312の温度を制御している。電装品としては、サーモスタット220以外に、例えば電線(不図示)、ハーネス(不図示)等を挙げることができる。以下、サーモスタット220、電線、ハーネス等の電装品を総称して、サーモスタット220等とする。
サーモスタット220等は、例えば操作者等が触れることにより故障をしやすい等の理由により、操作者が触れることができないようにしておくことが望ましい。一方、サーモスタット220等の保守のためには、保守をしやすい位置にサーモスタット220等が配置されていることが望ましい。
加熱ロール310は、図示を省略する駆動源からの駆動が伝達されることで、矢印b方向に回転する。また、加熱ロール310は円筒形状をしていて、加熱ロール310に内側には、熱源312が配置されている。熱源312としては、例えばハロゲンランプを用いることができる。
加圧ベルト330は、加熱ロール310に接触し、加熱ロール310との間に用紙が挟み込まれる挟込領域Nを形成する。また、加圧ベルト330は、可撓性を有し、無端状、帯状の部材であり、加圧ベルト330の内側に配置されているベルト支持部材332によって、回転することができるように支持されている。また、加圧ベルト330は、加熱ロール310が矢印b方向に回転することに従動して矢印c方向に回転する。
蓋部材230は、第二の部材として用いられていて、定着装置本体210に対して着脱することができ、定着装置本体210に対して装着されている状態、すなわち定着装置本体210に嵌まった状態において、定着装置本体210との間にサーモスタット220等を収納している。蓋部材230が定着装置本体210に嵌まった状態においては、例えば操作者等がサーモスタット220等に触れることができなくなる。また、蓋部材230を定着装置本体210から取り外すことにより、サーモスタット220等の保守が行いやすくなる。
また、蓋部材230は、図4に示すように、上側段部234Uと下側段部234Lとを備えている。上側段部234Uは、蓋部材230の上端部に配置されていて、蓋部材230が定着装置本体210に対して嵌められた状態において上側突起218Uに嵌め込まれる。また、下側段部234Lは、蓋部材230の下端部に配置されていて、蓋部材230が定着装置本体210に対して嵌められた状態において、下側突起218Lに対して嵌め込まれる。
また、蓋部材230には、後側から前側へと向けて案内突起212が突出することができるように、案内孔236が形成されている。案内孔236は、蓋部材230の矢印d1で示す方向(左側から右側へ向かう方向)及び矢印d2で示す方向(右側から左側へ向かう方向)への移動を予め定められた一定の距離内で案内するものの、矢印d1で示す方向及び矢印d2で示す方向と交わる方向への蓋部材230移動を禁止するように形状が定められている。以後、矢印d1で示す方向を第一の方向d1とし、矢印d2で示されている方向を第二の方向d2とする。
また、蓋部材230には、挿入孔238が形成されている。挿入孔238は、後述する工具900(図9を参照)を挿入するための挿入部として用いられている。蓋部材230に工具900を挿入するための挿入孔を形成することに替えて、定着装置本体210に工具900を挿入するための挿入孔を形成してもよい。
第一固定機構250は、定着装置本体210と蓋部材230とを一方向に固定する第一の固定手段として用いられていて、蓋部材230が定着装置本体210に対して第一の方向d1へ移動することができないように蓋部材230を固定している。第一固定機構250の詳細は後述する。
第二固定機構270は、定着装置本体210と蓋部材230とを他方向に固定する第二の固定手段として用いられていて、蓋部材230が定着装置本体210に対して第二の方向d2へ移動することができないように蓋部材230を固定している。第二固定機構270の詳細は後述する。
変形抑制機構290は、第一固定機構250による固定及び第二固定機構270による固定が解除される方向の定着装置本体210及び蓋部材230の変形を抑制する変形抑制手段として用いられている。変形抑制機構290の詳細は後述する。
図5には、蓋部材230の一部分が拡大して示されている。図5に示されているように、蓋部材230は先述の上側段部234Uと先述の下側段部234Lとを有し、蓋部材230には先述の挿入孔238が形成されている。また、蓋部材230は、禁止段部242をさらに有する。禁止段部242は、先述の第一固定機構250の一部を構成するものであって、第一の方向d1及び第二の方向d2に沿って傾斜した傾斜面244と、後述する禁止面216(図6を参照)に接触する接触面246とを有している。
また、蓋部材230には、上側段部234Uに隣接する位置に上側切欠232Uが形成されていて、下側段部234Lに隣接する位置に下側切欠232Lが形成されている。
図6には、定着装置本体210の一部が拡大して示されている。図6に示されているように、定着装置本体210は、先述の上側突起218Uと、先述の下側突起218Lとを有する。また、定着装置本体210は、変形突起214と、禁止面216とを有する。
変形突起214は、変形部として用いられていて、定着装置本体210と蓋部材230との第一の方向d1と逆方向への移動を許容するように変形する。すなわち、変形突起214は、定着装置本体210に対する蓋部材230の第一の方向d1と逆方向の移動を許容するように変形する。
禁止面216は、定着装置本体210と蓋部材230との第一の方向d1への移動を禁止する。すなわち、禁止面216は、蓋部材230の接触面246(図5を参照)に接触し、蓋部材230の第一の方向d1への移動を禁止する。
画像形成装置10においては、第一固定機構250は、蓋部材230が有する禁止段部242(図5を参照)と、変形突起214と、禁止面216とにより構成されていて、禁止面216が禁止段部242の移動の軌跡上に位置し、禁止段部242の第一の方向d1への移動を禁止することで、蓋部材230が矢印d1方向へ移動をすることを禁止している。
第二固定機構270は、蓋部材230が有する上側段部234U及び下側段部234L(それぞれ図5を参照)と、定着装置本体210が有する上側突起218U及び下側突起218Lとにより構成されている。第二固定機構270では、上側突起218Uが上側段部234Uの第二の方向d2への移動の軌跡と緩衝する位置に配置されていて、下側突起218Lが下側段部234Lの第二の方向d2への移動の軌跡と緩衝する位置に配置されていている。このため、上側段部234Uの第二の方向d2への移動が禁止され、下側段部234Lの第二の方向d2への移動が禁止されることで、蓋部材230の第二の方向d2への移動が禁止される。
変形抑制機構290は、第二固定機構270と同様に、蓋部材230が有する上側段部234U及び下側段部234L(それぞれ図5を参照)と、定着装置本体210が有する上側突起218U及び下側突起218Lとにより構成されている。変形抑制機構290では、上側突起218Uが上側段部234Uを覆うように配置されていて、下側突起218Lが下側段部234Lを覆うように配置されている。このため、蓋部材230が定着装置本体210から離れる方向へと変形しにくくなり、蓋部材230が定着装置本体210から離れる方向へと変形することにより、第一固定機構250による固定が解除される虞が軽減し、第二固定機構270による固定が解除される虞が軽減する。
また、変形抑制機構290は、定着装置本体210が蓋部材230から離れる方向へと変形することを抑制している。このため、定着装置本体210が蓋部材230から離れる方向へと変形することより、第一固定機構250による固定が解除される虞が軽減し、第二固定機構270による固定が解除される虞が軽減する。
また、変形抑制機構290は、蓋部材230の長手方向及び定着装置本体210の長手方向(第一の方向d1、第二の方向d2と同じ方向)と交わる方向において、第一固定機構250及び第二固定機構270と重なるように配置されている。
図7には、蓋部材230が定着装置本体210に対して固定される際の第一固定機構250の動作が説明されている。蓋部材230を定着装置本体210に対して装着するには、まず、案内孔236から案内突起212が突出した状態となるように、蓋部材230を定着装置本体210に対して装着する(図3を参照)。この際、図7(a)に示すように、変形突起214と禁止段部242とは互いに接触しない状態となる。
図7(a)に示す状態から、例えば定着装置200の保守をする者等(以下、保守者等とする)が蓋部材230を、第二の方向d2へと移動させると、移動の途中において、変形突起214に対して、禁止段部242が接触する。そして、保守者等が蓋部材230をさらに第一の方向d2へと移動させると、図7(b)に示すように、傾斜面244に押圧されことにより、変形突起214は禁止段部242から遠ざかり、禁止段部242の第二の方向d2への移動を許容するように弾性的に変形する。
図7(b)に示す状態から、保守者等が蓋部材230をさらに第二の方向d2へと移動させると、傾斜面244が変形突起214の位置を通過し、傾斜面244が変形突起214を押圧しなくなる。そして、押圧されなくなることにより、図7(c)に示すように、変形突起214が弾性変形前の形状に戻る。
図7(c)に示す状態においては、変形突起214の禁止面216が禁止段部242と緩衝し、禁止段部242の定着装置本体210に対する第一の方向d1への移動が禁止され、定着装置本体210と蓋部材230とが第一固定機構250によって第一の方向d1に固定される。
図8には、蓋部材230が定着装置本体210に対して固定される際の第二固定機構270の動作が説明されている。先述のように、蓋部材230を定着装置本体210に対して装着するには、まず、案内孔236から案内突起212が突出した状態となるように、蓋部材230を定着装置本体210に対して装着する(図3を参照)。この際、図8(a)に示すように定着装置本体210から離間していた蓋部材230が、図8(b)に示すように定着装置本体210に対して接触した状態となる。
図8(b)に示す状態から、保守者等が蓋部材230を第二の方向d2へと移動させると、蓋部材230の下側段部234Lが定着装置本体210の下側突起218Lに近づき、蓋部材230の上側段部234U(図5を参照)が定着装置本体210の上側突起218U(図6を参照)に近づく。
図8(b)の示す状態から蓋部材230をさらに第二の方向d2へと移動させると、図8(c)に示すように、蓋部材230の下側段部234Lが定着装置本体210の下側突起218Lに接触し、蓋部材230の上側段部234Uが定着装置本体210の上側突起218Uに接触した状態となる。そして、この状態においては、下側突起218Lが下側段部234Lの移動の軌跡と緩衝する位置にあり、上側突起218Uが上側段部234Uの移動の軌跡と緩衝する位置にあるため、蓋部材230の第二の方向d2への移動が禁止される。このように、図8(c)に示す状態においては、蓋部材230の定着装置本体210に対する第二の方向d2への移動が禁止され、定着装置本体210と蓋部材230とが第二固定機構270によって第二の方向d2に固定される。
図9には、工具900が示されている。工具900は、第一固定機構250による固定を解除するために用いられるものであり、保守者等により把持される把持部910と、把持部910に連結された棒状部920とを有する。
棒状部920は、把持部910が装着されている側と逆側の端部928を有し、把持部910側に位置する屈曲位置922と、端部928側に位置する屈曲位置924とで屈曲していて、屈曲位置924よりも端部928側の部分が、変形突起214(図6を参照)を押圧する押圧部926として用いられている。
図10には、定着装置本体210に対して固定された蓋部材230を定着装置本体210から取り外す動作が説明されている。蓋部材230を取り外すには、図10(a)に示されているように、例えば保守者等が、工具900の端部928を挿入孔238に挿入するようにして工具900を第一固定機構250へと到達させる。より具体的には、図10(a)に示されているように、例えば保守者等が、工具900の押圧部926を変形突起214に接触させる。
図10(b)は、保守者等による工具900の操作により、第一の方向d1への蓋部材230の移動を許容するように、図10(a)に示す状態から第一固定機構250が操作された状態を示している。より具体的には、変形突起214が押圧部926により押圧されて、変形突起214の禁止面216が禁止段部242から離間した状態が示されている。この状態において、蓋部材230を定着装置本体210に対して第一の方向d1へと移動させることができる。
図10(c)には、保守者等が、図10(b)に示す状態から蓋部材230を第一の方向d1へと移動させた状態が示されている。この状態においては、上側突起218Uと上側段部234Uとが離間し、下側突起218Lと下側段部234Lとが離間しているため、定着装置本体210から蓋部材230を取り外すことができるようになる。
以上で説明をしたように、工具900を第一固定機構250による固定を解除するように構成し、このような工具900で第一固定機構250による固定を解除することに替えて、工具900を第二固定機構270による固定を解除するように構成し、このような工具900で第二固定機構270による固定を解除するようにしてもよい。
尚、定着装置本体210に対する蓋部材230の取付けと、定着装置本体210からの蓋部材230の取り外しとは、開閉部90を画像形成装置本体20に対して開くことにより形成される空間を介し、定着装置200を画像形成装置本体20から取り外した状態で行われる。
以上のように構成された画像形成装置10によれば、工具900を用いることで、保守者等は定着装置本体210から蓋部材230を容易に取り外すことができるものの、工具900を有しない操作者等は、定着装置本体210から蓋部材230を取り外すことが困難である。このため、蓋部材230が操作者等により取り外され、サーモスタット220等に操作者等が触れる虞を軽減することができるとともに、保守者等が蓋部材230を取り外した状態で定着装置200の保守をすることができるようになる。
以上で説明をしたように、本発明は、例えば複写機、ファクシミリ装置、プリンター等の電装装置と、例えばこのような電装形成装置で用いられる定着装置とに適用することができる。
10・・・画像形成装置
200・・・定着装置
210・・・定着装置本体
214・・・変形突起
216・・・禁止面
218U・・・上側突起、218L・・・下側突起
220・・・サーモスタット
230・・・蓋部材
234U・・・上側段部、234L・・・下側段部
238・・・挿入孔
242・・・禁止段部
244・・・傾斜面
246・・・接触面
250・・・第一固定機構
270・・・第二固定機構
290・・・変形抑制機構
900・・・工具
d1・・・第一の方向
d2・・・第二の方向

Claims (5)

  1. 第一の部材と、
    前記第一の部材に嵌まり、前記第一の部材との間で電装品を収納する第二の部材と、
    前記第一の部材と前記第二の部材とを一方向に固定する第一の固定手段と、
    前記第一の部材と前記第二の部材とを他方向に固定する第二の固定手段と、
    を有し、
    前記第一の固定手段又は第二の固定手段は、前記第一の部材と第二の部材との内部に配置され、前記第一の部材と前記第二の部材との前記一方向と逆方向への移動を許容し、且つ前記第一の固定手段又は第二の固定手段の固定を解除するように変形する変形部を有し、
    前記変形部を押圧する工具を挿入するための挿入孔が、前記第一の部材及び前記第二の部材のいずれか一方に形成され
    前記変形部と前記挿入孔とは、前記第一の部材と前記第二の部材が固定されている状態では、前記一方向又は前記他方向において離れているように配置されている電装品収納装置。
  2. 前記第一の固定手段による固定及び前記第二の固定手段による固定が解除される方向の前記第一の部材の変形及び前記第二の部材の変形を抑制する変形抑制手段をさらに有する請求項1記載の電装品収納装置。
  3. 前記変形抑制手段は、前記第一の部材の長手方向及び前記第二の部材の長手方向と交わる方向において、前記第一の固定手段及び前記第二の固定手段の少なくともいずれか一方と重なる位置に配置されている請求項2記載の電装品収納装置。
  4. 前記第一の固定手段は、
    前記第一の部材と前記第二の部材との前記一方向への移動を禁止する禁止面を有する請求項1乃至3いずれか記載の電装品収納装置。
  5. 定着装置本体と、
    前記定着装置本体に嵌まり、前記定着装置本体との間で電装品を収納する蓋部材と、
    前記定着装置本体と前記蓋部材とを一方向に固定する第一の固定手段と、
    前記定着装置本体と前記蓋部材とを他方向に固定する第二の固定手段と、
    を有し、
    前記第一の固定手段又は第二の固定手段は、前記定着装置本体前記蓋部材との内部に配置され、前記定着装置本体と前記蓋部材との前記一方向と逆方向への移動を許容し、且つ前記第一の固定手段又は第二の固定手段の固定を解除するように変形する変形部を有し、
    前記変形部を押圧する工具を挿入するための挿入孔が、前記定着装置本体及び前記蓋部材のいずれか一方に形成され、
    前記変形部と前記挿入孔とは、前記定着装置本体と前記蓋部材が固定されている状態では、前記一方向又は前記他方向において離れているように配置されている定着装置。
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