JP5090982B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機,プリンター,ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであり、詳しくは、トナー像転写後のシート状の記録媒体(以下、シートと略称する)を像担持体から除電分離し易くした画像形成装置に関するものである。
一般に、電子写真方式の複写機,プリンター,ファクシミリ等の画像形成装置は、感光体ドラムや中間転写体等である像担持体の表面にトナー像が形成または転写され、その像担持体の表面に形成または転写されたトナー像をシート(コピー用紙やプラスチックフィルム等)に転写した後、そのシートを分離手段によって像担持体の表面から分離し、その像担持体から分離したシートを定着手段に送り込み、この定着手段によってトナー像をシートに定着した後、その定着後のシートを排出トレイや両面印刷用の中間トレイ等に搬送するようになっている。
このような画像形成装置の分離手段としては、例えば、図9に示すような除電分離方式のもの(特許文献1参照)、図10に示すような除電分離方式のもの(特許文献2参照)、図11に示す除電分離方式のもの(特許文献3参照)が知られている。このうち、図9及び図10に示す分離手段100,101は、分離針102,103をシート搬送方向上流側に位置する上流側壁部104,105とシート搬送方向下流側に位置する下流側壁部106,107とにより保持するようになっており、分離針102,103をシート搬送方向に対して直交する方向(以下、通紙幅方向と略称する)に複数配置するようになっている。また、図11に示す分離手段108は、像担持体114と対向して配置された転写帯電器109のシート搬送方向の下流側に、像担持体114の長手方向に沿って所定間隔で複数の放電先端部110aを有する分離針110が配列されていて、この分離針110に電圧が印加されると、分離針110から放電電流が流れてシート112が像担持体114から分離されるようになっている。
このような画像形成装置の分離手段100,101,108のうち、特許文献1に開示された分離手段100は、トナー像がシート111に転写された後、所定のタイミングで分離針102に分離電圧が印加されると、分離針102と像担持体113との間でコロナ放電を生じさせて、転写ローラ117による転写作業でシート111に帯電した静電気を除電し、シート111をそれ自体の腰の強さや自重等により像担持体113から分離させるようになっている。
また、特許文献2に開示された分離手段101は、シート115の裏面側からアースされた分離針103側に過剰な電荷を放電させ、転写ローラ120による転写作業でシート115に帯電した静電気を除電するようになっている。このような、従来から知られている特許文献2に開示された分離手段101を使用した場合であっても、シート115自体の腰が強い場合には、シート115と像担持体116との除電分離を良好に行うことが可能であった。
更に、特許文献3に開示された分離手段108は、像担持体114上のトナー像がシート112上に転写された後、シート112が像担持体114から分離されるが、この時の分離条件として、分離針110に所定電圧を印加し、分離針110と像担持体114との間隔等を所定値にすると、転写帯電器109によって転写コロナが発生したときに周囲のインピーダンスが変動して分離針110から放電電流が観測され、シート112が像担持体114から良好に分離される。
ところで、近年、資源を有効利用し、環境保護を図るという観点から、シートの両面に印刷することが多くなっている。このようなシートの両面に印刷を施す場合において、従来の特許文献2に開示されたような分離手段101では良好にシート115を像担持体116から分離できない虞がある。ここで、シート115の両面に印刷する態様としては、シート115の一方の面に印刷した後、両面印刷ユニット等を使用し、片面印刷済みのシート115を表裏反転し、シート115の印刷していない他方の面にも連続して印刷を施すような両面印刷はもちろんのこと、片面印刷した後のコピー紙等をシート115として再利用し、その再利用するシート115の未印刷面に印刷を施すような態様もある。
すなわち、このような両面印刷を施す場合には、コピー用紙等のシート115のカール(湾曲変形)が片面印刷のみのシート115のカールに比較して大きくなりやすく、そのシート115のカールが感光体ドラム等の像担持体116側に巻き付きやすいものである場合(像担持体116側に向かってカールしている場合)に、そのカールが大きくなった分だけ像担持体116から分離しにくくなり、シート115が像担持体116側に巻き上げられ、ジャム(紙詰まり)等の不具合を生じる虞がある。
このような不具合を解消するためには、例えば、特許文献1及び特許文献3の分離手段100、108において、分離針102、110に転写電流と逆極性の電圧を印加し、分離針102、110と像担持体113、114との間でコロナ放電させることによってシート111、112を除電し、像担持体113、114からのシート111、112の分離効率を上げるようにすることが有効である。
特開平9−218623号公報 特開平8−137358号公報 特公平7−40158号公報
図9〜図11に示したような従来の画像形成装置は、図12に示すように、分離針130との接点部に板ばね131が使用され、分離針130が板ばね131に接続された導線132を介して電圧供給部133又は装置本体の接地部134に接続されていた。
しかしながら、図12に示すような片持ち梁状の板ばね131を分離針130との接点部として使用する構成であると、分離針130と板ばね131とを組み付ける場合、板ばね131を弾性変形させた状態を保持しつつ、両者(分離針130と板ばね131)を組み付けなければならず、分離針130と板ばね131の組み付け作業がし難いという問題を有していた。
また、上述のように、分離針130と板ばね131の組み付け作業がし難いため、板ばね131又は分離針130の接触部を損傷させてしまい(設計形状とは異なる形状に変形させてしまい)、板ばね131と分離針130との接触状態が不安定となり、シート135の除電不良を生じる虞があった。
そこで、本発明は、分離針と接点部との組み付け作業を容易化すると共に、分離針と接点部との接触状態を安定化し、シートの除電を確実にできるようにして、シートを像担持体から良好に分離できるようにした画像形成装置を提供する。
請求項1の発明は、(1)トナー像を担持して回転する像担持体と、(2)この像担持体との間を通過する記録媒体としてのシートに転写電流を印加し、トナー像を前記シートに転写する転写手段と、(3)この転写手段よりもシート搬送方向下流側のシート搬送路に露出するように位置し且つ前記シート搬送方向に対して直交する通紙幅方向に沿って複数配置された分離針に分離電圧が印加されると、前記像担持体と前記分離針との間で放電させ、前記転写手段によって帯電させられた前記シートを除電して前記像担持体から分離する分離手段と、を備えた画像形成装置に関するものである。この発明において、前記分離手段は、前記複数の分離針が一体に形成された導電性を有する分離電極部と、この分離電極部と分離電圧供給部とを電気的に接続する導電部と、を有している。また、前記導電部は、少なくとも前記分離電極部に接触する部分が圧縮コイルバネで構成されている。そして、前記圧縮コイルバネは、前記分離電極部を収容する分離手段収容部のバネ受容空間に、押し縮められた状態で、且つ、その中心線が通紙幅方向に沿うように収容され、その円筒状の外側面が前記分離電極部に押圧されることを特徴としている。
請求項2の発明は、前記請求項1の発明に係る画像形成装置のうちの前記導電部の構成に関するものである。すなわち、本発明において、前記導電部は、前記圧縮コイルバネを第1の圧縮コイルバネとすると、この第1の圧縮コイルバネの一端から延ばした前記第1の圧縮コイルバネを形作る線材の端部に、前記分離電圧供給部に接触する第2の圧縮コイルバネを一体に有している。そして、本発明は、前記第2の圧縮コイルバネの高さ方向の端部が前記分離電圧供給部に押圧されることにより、前記分離電圧供給部と前記分離電極部とが前記導電部を介して電気的に接続されることを特徴としている。
請求項3の発明は、(1)トナー像を担持して回転する像担持体と、(2)この像担持体との間を通過する記録媒体としてのシートに転写電流を印加し、トナー像を前記シートに転写する転写手段と、(3)この転写手段よりもシート搬送方向下流側のシート搬送路に露出するように位置し且つ前記シート搬送方向に対して直交する通紙幅方向に沿って複数配置された分離針を装置本体側の接地部を介して接地し、前記転写手段によって帯電させられた前記シートを除電して前記像担持体から分離する分離手段と、を備えた画像形成装置に関するものである。この発明において、前記分離手段は、前記複数の分離針が一体に形成された導電性を有する分離電極部と、この分離電極部と装置本体側の接地部とを電気的に接続する導電部と、を有している。また、前記導電部は、少なくとも前記分離電極部に接触する部分が圧縮コイルバネで構成されている。そして、前記圧縮コイルバネは、前記分離電極部を収容する分離手段収容部のバネ受容空間に、押し縮められた状態で、且つ、その中心線が通紙幅方向に沿うように収容され、その円筒状の外側面が前記分離電極部に押圧されることを特徴としている。
請求項4の発明は、前記請求項3の発明に係る画像形成装置のうちの前記導電部の構成に関するものである。すなわち、本発明において、前記導電部は、前記圧縮コイルバネを第1の圧縮コイルバネとすると、この第1の圧縮コイルバネの一端から延ばした前記第1の圧縮コイルバネを形作る線材の端部に、前記装置本体側の接地部に接続された導線に接触する第2の圧縮コイルバネを一体に有している。そして、本発明は、前記第2の圧縮コイルバネの高さ方向の端部が前記導線に押圧されることにより、前記接地部と前記分離電極部とが前記導線及び前記導電部を介して電気的に接続されることを特徴としている。
請求項5の発明は、前記請求項2又は4の発明に係る画像形成装置のうちの前記第1の圧縮コイルバネの構成に関するものである。すなわち、本発明において、前記第1の圧縮コイルバネは、その両端部の内部空間に、前記バネ受容空間内に突出するバネ止め突起が嵌合されたことを特徴している。
本発明によれば、圧縮コイルバネの円筒状の外側面がその母線方向に沿って分離電極部に接触することになり、分離電極部と圧縮コイルバネとの組立作業時に分離電極部及び圧縮コイルバネが損傷しにくく、分離電極部と圧縮コイルバネとの組立作業が容易化すると共に、圧縮コイルバネと分離電極部との接触が安定し、シートの除電を確実に行うことができる。その結果、本発明によれば、シートを像担持体から良好に分離でき、シートと像担持体との分離不良に起因するジャム(紙詰まり)の発生を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
[第1実施形態]
(画像形成装置の構造)
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成を示すものであり、この図1において感光体ドラム(像担持体)2は、図の矢印Aの方向に回転し、帯電手段3によって表面が一様に帯電され、制御手段4からの制御信号に基づき作動する露光手段5によってレーザー光が照射され、その表面に静電潜像が形成された後、その表面に現像手段6によって現像剤としてのトナーが供給され、静電潜像がトナー像として可視化される。
そして、給紙トレイ7又は手差しトレイ8から給紙手段10,11によって送り出されたシート(コピー用紙、プラスチックフィルム等)12が、レジストローラ13によって感光体ドラム2と転写ローラ(転写手段)14との間の転写位置Pに送り込まれる。転写ローラ14は、トナーと逆極性の転写バイアスをシート12に印加することにより、感光体ドラム2の表面に付着したトナー像を転写位置(本実施の形態においては感光体ドラム2と転写ローラ14のニップ部)Pでシート12に転写する。なお、感光体ドラム2は、シート12に転写されずに表面に残留したトナーがクリーニング手段15によって取り除かれるようになっている。また、感光体ドラム2としては、アモルファスシリコン系のものが使用されている。
転写位置Pよりもシート搬送方向下流側の所定位置には、分離手段16が転写ローラ14に隣り合うように配置されている。この分離手段16は、分離針(分離電極部)17に分離電圧が印加されることにより、感光体ドラム2との間にコロナ放電を生じさせ、シート12を感光体ドラム2から除電分離する。また、感光体ドラム2の周囲で、且つ、分離手段16とクリーニング手段15との間には、分離手段16で分離できなかったシート12を感光体ドラム2の表面から剥がして分離する分離爪18が配置されている。
分離手段16によって感光体ドラム2から除電分離されたシート12は、搬送ガイド19に案内されて定着手段20に送り込まれ、定着手段20によって加熱・加圧されて、トナーが定着される。そして、定着手段20から送り出されたシートは、排紙ローラ21によって排紙トレイ22に排出され、排紙トレイ22上に積載される。なお、搬送ガイド19は、導電性を有する金属板で形成されており、シート搬送路23を搬送されるシート12の通紙幅方向(シート搬送方向に対して直交する方向)の寸法とほぼ同様の寸法に形成されている。
(分離手段の構造)
図2は、分離手段16の詳細を示すものである。この図2において、分離手段16は、薄板状の分離針基板24の先端に複数の分離針17が形成されてなる分離電極部25(図3参照)と、この分離電極部25の分離針17に分離電圧を印加するための分離電圧供給部26と、この分離電圧供給部26と分離電極部25とを電気的に接続する導電部27と、を備えている。そして、分離電極部25とこの分離電極部25に接する導電部27の一部(第1接点バネ28)が分離手段収容部30に収容されている。
図2に示すように、装置本体31側に形成された分離手段収容部30は、シート搬送路23に開口する凹部であり、シート搬送路23内を通過するシート12の通紙幅方向(シート搬送方向に対して直交する方向)に沿って形成されており、シート搬送路23の通紙幅方向の両端部近傍まで形成されている。図4は、この分離手段収容部30をシート搬送路23側から見た部分的平面図である。なお、この図4において、分離電極部25を二点鎖線によって示し、第1接点バネ28と分離電極部25との関係を模式的に示している。
図2及び図4に示すように、分離手段収容部30は、転写ローラ14を回転可能に支持する転写手段収容部32に隣接して位置し、且つ、転写手段収容部32よりもシート搬送方向下流側に位置している。この分離手段収容部30内には、分離針ホルダ33及び導電部ホルダ36が収容され、それぞれ装置本体31に固定されるようになっている。このうち、分離針ホルダ33は、分離針基板24を着脱可能に固定するためのものであり、分離針基板24の長手方向に沿って複数形成された取付穴34に対応するように係合突起35が複数形成されており、その係合突起35が分離針基板24の取付穴34に係合されるようになっている(図3参照)。そして、分離電極部25は、その分離針基板24の側面が分離針ホルダ33の側面に密接するように分離針ホルダ33に固定され、分離針ホルダ33よりもシート搬送方向下流側に位置するように配置されている。
また、図2及び図4に示すように、導電部ホルダ36は、分離針基板24に対向して位置するように(分離針基板24よりもシート搬送方向下流側に位置するように)、分離手段収容部30内に収容されている。導電部ホルダ36は、その通紙幅方向の一部に、導電部27の分離電極部25側接点となる第1接点バネ(圧縮コイルバネ)28を収容するためのバネ取付部37が形成されている。このバネ取付部37は、第1接点バネ28を圧縮した状態で収容するバネ受容空間38が形成されると共に、第1接点バネ28の高さ方向の両端部に当接して、第1接点バネ28を支持するバネ受け面40,40が形成されている。また、このバネ取付部37には、第1接点バネ28の高さ方向の両端部側の内部空間に嵌合されるバネ止め突起41,41が一対形成されている。このバネ止め突起41は、バネ取付部37の通紙幅方向に対して直交するように位置する一対のバネ受け面40,40にそれぞれ一体に形成され、バネ受容空間38内に突出している。ここで、この一対のバネ止め突起41,41に係合された第1接点バネ28は、その中心線が通紙幅方向にほぼ平行に位置し、その円筒状の外側面の母線位置で分離電極部25の分離針基板24に接触するようになっている。
また、図2及び図4に示すように、分離手段収容部30は、分離針基板24に対向する側面42に、バネ受容空間38内に突出するバネ押圧突起43が形成されている。このバネ押圧突起43は、バネ受容空間38内に収容された第1接点バネ28の円筒状の外側面を分離針基板24側へ向けて押圧し、第1接点バネ28を分離針基板24との間で弾性変形させ、第1接点バネ28を分離針基板24に確実に接触させるようになっている。
また、図2において、バネ取付部37の下端側が図2の下方へ向かって開口しており、この開口部44からバネ受容空間38内に第1接点バネ28を装着できるようになっている。そして、第1接点バネ28を構成するばね用線材である導線45がバネ取付部37の下端側の開口部44から図2の下方へ延出し、その導線45の他端部には第2接点バネ(圧縮コイルバネ)46が一体に形成されている。この第2接点バネ46は、装置本体31側のフレーム47と分離電圧供給部26との間に高さ方向に圧縮された状態で保持され、その下端側が分離電圧供給部26に押し付けられている(図2参照)。これにより、分離電圧供給部26と分離電極部25とが導電部27を介して電気的に接続されることになる。
図3に示す分離電極部30は、導電性材料(例えば、SUS304等)で形成されており、少なくとも、印刷に使用されるシート12のうちの最大寸法のシート12の通紙幅方向寸法(シート12の搬送方向と直交する方向の寸法)と同様の長さ寸法に形成されている。そして、この分離電極部30の感光体ドラム2側の端縁には、通紙幅方向に複数の分離針17が突出形成されている(図2及び図3参照)。この分離針17は、通紙方向に沿って見た形状が略三角形状であり(図3参照)、感光体ドラム2側に向かうにしたがって収斂し、その先端と感光体ドラム2との間で放電が生じるようになっている。なお、分離針17の先端は、シート搬送路23に沿って移動するシート12に接触しない位置に配置されている。
以上のような構成の本実施形態によれば、第1接点バネ28が圧縮コイルバネであり、その第1接点バネ28の円筒状の外側面が母線方向に沿って分離針基板24に接触するようになっているため、分離電極部25及び分離針ホルダ33を分離手段収容部30に対して装着する際に(図2の上方位置から降下させて分離手段収容部30に装着する際に)、分離電極部25及び分離針ホルダ33が第1接点バネ28と分離手段収容部30の内壁48との間のスペースに押し込まれると、分離電極部25の分離針基板24及び分離針ホルダ33によって第1接点バネ28が径方向に弾性変形させられ、分離電極部25及び分離針ホルダ33の分離手段収容部30への装着作業が容易且つ円滑に行われる。
また、本実施形態によれば、分離電極部25及び分離針ホルダ33を分離手段収容部30に装着する際に、第1接点バネ28の円筒状の外側面が母線方向に沿って分離針基板24に接触するようになっているため、第1接点バネ28が損傷しにくく、第1接点バネ28と分離針基板24の安定した接触状態を保持することができる。
[第2実施形態]
図5は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示すものである。また、図6は、本実施形態に係る分離手段51の詳細を示す図である。なお、本実施形態の画像形成装置1は、分離手段51の構造の一部を除き、他の構造が第1実施形態の画像形成装置1と同様である。また、本実施形態の分離手段51の構造は、導電部52の一部の構成及び分離電極部25の一部の構成を除き、他の構造が第1実施形態の分離手段16の構造と同様である。したがって、本実施形態の説明において、第1実施形態の画像形成装置1及び分離手段16と同様の構成部分には同一符号を付し、第1実施形態と重複する説明を省略する。
本実施形態の画像形成装置1において、分離手段51は、分離針17(分離電極部25)が導電部52を介して装置本体31の接地部53に電気的に接続されており、分離針17が接地されている。このような分離手段51は、感光体ドラム2と転写ローラ14のニップからシート搬送方向下流側に送り出されたシート(転写済みシート)12に蓄積された過剰な電荷をシート12の裏面側からアースされた分離針17側に放電させ、シート12に帯電した静電気を除電すると共に、シート12自体の腰の強さや自重により、シート12を感光体ドラム2から分離させるようになっている。なお、本実施形態において、分離電極部25は、図7に示すように、分離針17の本数が第1実施形態よりも多く、隣り合う分離針17,17間の間隔が第1実施形態の分離針17,17間の間隔よりも狭くなっている。
導電部52は、分離電極部25側から延びる第1導電部54と、搬送ガイド19側から延びる第2導電部55とを有している。第1導電部54の第2接点バネ46の中心線に沿った方向の一端部が搬送ガイド19から延びる第2導電部55の導線56に押し付けられ、搬送ガイド19と装置本体31側の接地部53とを電気的に接続する第2導電部55を介して装置本体31側の接地部53に電気的に接続されている(図5、図6及び図8参照)。ここで、第2導電部55は、搬送ガイド19と接触する部分が搬送ガイド側接点バネ(圧縮コイルバネ)57の中心線に沿った方向の一端部であり、装置本体31側の接地部53に接続される部分が接地部側接点バネ(圧縮コイルバネ)58の中心線に沿った方向の一端部である。ここで、第2導電部55の接地部側接点バネ58は、装置本体31側の接地部53に直に接触するか、又は、他の導電部を介して装置本体31側の接地部53に電気的に接続される。
なお、シート12は、分離手段51によって除電されたとしても、僅かながら静電気が残留している。したがって、本実施形態のように、搬送ガイド19が接地されていると、シート12が搬送ガイド19側に引き付けられ、シート12が搬送ガイド19の表面に沿って搬送されやすくなり、定着手段20の加熱ローラ20aと加圧ローラ20bのニップ部Nにシート12の先端を正確に案内することができる。
この発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置に広く適用できる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る分離手段、感光体ドラム及び転写ローラとの関連を示す構成図である。 分離手段の分離電極部の正面図である。 分離手段収容部をシート搬送路側から見た部分的平面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る分離手段、感光体ドラム及び転写ローラとの関連を示す構成図である。 分離手段の分離電極部を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る導電部の構成を示す斜視図である。 第1の従来例を示す画像形成装置の一部構成図である。 第2の従来例を示す画像形成装置の一部構成図である。 第3の従来例を示す画像形成装置の一部構成図である。 従来の画像形成装置における分離手段の一例を示す構成図である。
符号の説明
1……画像形成装置、2……感光体ドラム(像担持体)、12……シート、14……転写ローラ(転写手段)、16,51……分離手段、17……分離針、23……シート搬送路、25……分離電極部、26……分離電圧供給部、27,52……導電部、28……第1接点バネ(圧縮コイルバネ)、30……分離手段収容部、31……装置本体、38……バネ受容空間、41……バネ止め突起、45……導線(線材)、46……第2接点バネ(圧縮コイルバネ)、53……接地部、56……導線

Claims (5)

  1. トナー像を担持して回転する像担持体と、
    この像担持体との間を通過する記録媒体としてのシートに転写電流を印加し、トナー像を前記シートに転写する転写手段と、
    この転写手段よりもシート搬送方向下流側のシート搬送路に露出するように位置し且つ前記シート搬送方向に対して直交する通紙幅方向に沿って複数配置された分離針に分離電圧が印加されると、前記像担持体と前記分離針との間で放電させ、前記転写手段によって帯電させられた前記シートを除電して前記像担持体から分離する分離手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記分離手段は、前記複数の分離針が一体に形成された導電性を有する分離電極部と、この分離電極部と分離電圧供給部とを電気的に接続する導電部と、を有し、
    前記導電部は、少なくとも前記分離電極部に接触する部分が圧縮コイルバネで構成され、
    前記圧縮コイルバネは、前記分離電極部を収容する分離手段収容部のバネ受容空間に、押し縮められた状態で、且つ、その中心線が通紙幅方向に沿うように収容され、その円筒状の外側面が前記分離電極部に押圧される、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記導電部は、前記圧縮コイルバネを第1の圧縮コイルバネとすると、この第1の圧縮コイルバネの一端から延ばした前記第1の圧縮コイルバネを形作る線材の端部に、前記分離電圧供給部に接触する第2の圧縮コイルバネを一体に有し、
    前記第2の圧縮コイルバネの高さ方向の端部が前記分離電圧供給部に押圧されることにより、前記分離電圧供給部と前記分離電極部とが前記導電部を介して電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナー像を担持して回転する像担持体と、
    この像担持体との間を通過する記録媒体としてのシートに転写電流を印加し、トナー像を前記シートに転写する転写手段と、
    この転写手段よりもシート搬送方向下流側のシート搬送路に露出するように位置し且つ前記シート搬送方向に対して直交する通紙幅方向に沿って複数配置された分離針を装置本体側の接地部を介して接地し、前記転写手段によって帯電させられた前記シートを除電して前記像担持体から分離する分離手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記分離手段は、前記複数の分離針が一体に形成された導電性を有する分離電極部と、この分離電極部と装置本体側の接地部とを電気的に接続する導電部と、を有し、
    前記導電部は、少なくとも前記分離電極部に接触する部分が圧縮コイルバネで構成され、
    前記圧縮コイルバネは、前記分離電極部を収容する分離手段収容部のバネ受容空間に、押し縮められた状態で、且つ、その中心線が通紙幅方向に沿うように収容され、その円筒状の外側面が前記分離電極部に押圧される、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記導電部は、前記圧縮コイルバネを第1の圧縮コイルバネとすると、この第1の圧縮コイルバネの一端から延ばした前記第1の圧縮コイルバネを形作る線材の端部に、前記装置本体側の接地部に接続された導線に接触する第2の圧縮コイルバネを一体に有し、
    前記第2の圧縮コイルバネの高さ方向の端部が前記導線に押圧されることにより、前記接地部と前記分離電極部とが前記導線及び前記導電部を介して電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の圧縮コイルバネは、その両端部の内部空間に、前記バネ受容空間内に突出するバネ止め突起が嵌合される、
    ことを特徴する請求項2又は4に記載の画像形成装置。
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