JP2007065238A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成かつ、低コストで、ユーザーによるコントローラの着脱作業性を向上させるとともに、コントローラからの放射ノイズ、熱的影響等の問題の発生を防止する。
【解決手段】 コントローラユニット8の着脱動作時にコントローラユニット8をガイドするガイドレール78が、筐体7を構成する面72cに一体成形されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート等の記録媒体(記録材、転写材)上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
図12に電子写真プロセスを利用した従来の画像形成装置に用いられるコントローラ基板取り付け構造の一例を概略的に示す。
コントローラ基板を有するユニット201を収納する筐体202には、ユニット201の上下部をガイドし挿抜作業性を向上させるためのガイドレール203が設けられている。このガイドレール203は筐体202とは別の部材で構成されており、筐体202に対して爪部材、あるいは、ビス等で固定されている。
また、電装基板の取り付け構造に関する特許文献1では、電装基板取り付け構造は、コントローラ基板に指向ガイドを設け、コントローラ基板の上下に配置されたガイドレールに沿って挿抜できる構成になっている。
特開2002−246773号公報
しかしながら、上記従来例においては、コントローラを収納する筐体に設けられているガイドレールは筐体を構成する部品とは別の部品でガイドレールを形成している。
そのため、ガイドレールを取り付けるための取り付け穴が必要になる。
コントローラからは電気的な放射ノイズが発生するので、コントローラの周囲に穴があると放射ノイズが周囲に漏れ、周囲の電気部品を誤動作させてしまうことが懸念される。電気部品が誤動作した場合には、例えば、電気的な放射ノイズに弱い潜像を形成するスキャナユニットが近傍にあると画像が乱れるという問題がある。
また、コントローラからの熱的影響を防止するため、筐体の穴は部品で塞ぐ必要がある。そのため、穴を塞ぐ部品が必要になる。
さらに、ガイドレールを固定するためのビス等の固定部品が必要になり、コストアップの要因になっていた。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成かつ、低コストで、ユーザーによるコントローラの着脱作業性を向上させるとともに、コントローラからの放射ノイズ、熱的影響等の問題の発生を防止することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられ、画像形成装置の動作を制御するコントローラユニットと、
導電部材で構成され、前記コントローラユニットを収納する収納部と、
を備え、記録材に画像を形成する画像形成部の近傍に前記コントローラユニットが設け
られた画像形成装置において、
前記コントローラユニットの着脱動作時に前記コントローラユニットをガイドするガイドレールが、前記収納部に一体成形されていることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成かつ、低コストで、ユーザーによるコントローラの着脱作業性を向上させるとともに、コントローラからの放射ノイズ、熱的影響等の問題の発生を防止することが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
本実施の形態では、コントローラユニットを収納する収納部としての筐体を導電部材で構成している。そして、コントローラユニットの周囲を囲む空間が6面で構成されるものとした場合の6面のうち少なくとも2面を囲むことが出来る形状になっている導電部材にガイドレールを一体で形成している。
導電部材として板金を適用した場合には、板金に2本の平行なビード絞り(ビード加工)を形成することによりガイドレールを構成するとよい。また、ガイドレールを一体成形した樹脂部材の表面を導電材料で覆うことにより導電部材を構成してもよい。ここで、導電部材は、中抵抗(本実施の形態では10E2(10)Ω)以下の特性を有する部材で構成されることが好ましい。
このように、筐体の構成部品とガイドレールを一体で形成することにより、ガイドレール周辺に穴を設ける必要がなく、かつ、ガイドレールを形成するための別部品を配置する必要がない。さらに、ガイドレールを段差等なく滑らかな形状にすることができるものである。
[画像形成装置の全体の説明]
まず、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成について、図2を参照して概略説明する。
図2は、本実施の形態に係る画像形成装置の一形態であるレーザープリンタ(以下、プリンタという)Aの全体構成説明図である。
プリンタAは、図2に示すように、Y,M,C,Bk各色毎に一定速度で回転する像担持体21とカラー現像器とを有するプロセスカートリッジ2を備える。又、プリンタAは、プロセスカートリッジ2で現像されたトナー像を順次記録材Pに多重転写するため給送部4から給送された記録材Pを転写部Tへ順次搬送するための中間搬送ベルト35を備える。トナー画像を転写された記録材Pは定着部6へ搬送される。定着部6では、カラー画像の定着が行われる。そして、カラー画像が定着された記録材Pは、排出ローラ53によって装置上面の排出部56へ排出される。尚、上記4色のカラー現像器を含むプロセスカートリッジ2はプリンタA本体に対して個別に着脱可能に構成されている。
次に、プリンタAの各部の構成について本実施の形態に関係する部分の動作を順次詳細に説明する。
[像担持体]
像担持体(感光ドラム)21は、現像器の容器24と一体的に構成されてプロセスカートリッジ2を構成している。このプロセスカートリッジ2はプリンタA本体に対して着脱自在に支持され、像担持体21の寿命に合わせて容易に単独でユニット交換可能であるよう構成されている。
像担持体21は、アルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布して構成され、像担持体21の容器24に回転自在に支持されている。また、図示後方の一方端に、図示しない駆動モータの駆動力を伝達することにより、像担持体21を画像形成動作に応じて図示反時計回りに回転させるようにしている。また、現像器内の現像ローラ22に対しては、前記モータとは別の図示後方の一方端に図示しない駆動モータを配置し現像ローラ22の周速を任意に設定できる構成になっている。
[中間搬送ベルト]
中間搬送ベルト35は、カラー画像形成動作時には各現像器により可視化された像担持体21上のトナー画像を記録材P上に多重転写するため像担持体21の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。
給送部4から搬送された記録材Pは中間搬送ベルト35上に静電的に保持され順次各転写部Tに搬送される。像担持体21上に形成されたトナー画像は像担持体21に中間搬送ベルト35を挟んで対向位置に配置され、電圧を印加された転写ローラ34との接点である転写部Tで中間搬送ベルト35上の記録材P上に多重転写される。
中間搬送ベルト35は、プリンタA本体に駆動ローラ31を支点として3軸(ローラ31,32,33)で支持され、駆動ローラ31の図示後方の一方端に図示しない駆動モーターの駆動力を伝達する。このことにより、中間搬送ベルト35を画像形成動作に応じて図示時計回りに回転させるようにしている。
[画像形成動作]
次に、上記のように構成された装置によって画像形成を行う場合の動作について説明する。
先ず、図2に示す給送ローラ41を回転して給送部(以下、カセットという)4内の記録材Pを一枚分離し、レジストローラ44へと搬送する。
一方、像担持体21と中間搬送ベルト35とが各々所定の外周速度V(以下、プロセス速度と呼ぶ)で図示矢印方向へ回転する。
帯電手段23によって表面を均一に帯電された像担持体21は、レーザー10により露光を受け画像形成を行う。スキャナユニット(潜像形成手段)1により画像のレーザー照射を行い、像担持体21上に潜像を形成する。この潜像形成と同時に現像ローラ22を駆動し像担持体21上の潜像にトナーが付着するように像担持体21の帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加して現像を行う。同時に現像部の下流の転写位置(転写部T)で像担持体21上のトナー像を中間搬送ベルト35上の記録材Pに転写する。この時、転写部Tには上記トナー像と逆特性の電圧を印加して転写を行う。ここで、スキャナユニット1とプロセスカートリッジ2と転写ローラ34とは本発明に係る画像形成部を構成している。
以上の工程をそれぞれ4色のトナー像に対して別々に、かつ、記録材P上のトナー画像の先端が一致するようなタイミングで行う。
以上、4色のトナー像を記録材P上に多重転写することでフルカラーの画像を形成することになる。
記録材Pは1色目のトナー像が転写部Tに到達するタイミングに合わせて、先述のレジストローラ44から搬送スタートさせる。フルカラー画像を転写された記録材Pは、中間搬送ベルト35から剥離され、定着部6へ搬送される。そして、トナー定着を行った後に排出ローラ対53を介してプリンタA本体上部の排出トレイ56上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
次に、本実施の形態の特徴となる構成について実施例に基づいて詳述する。なお、以下に示す実施例において、上述した実施の形態に係る画像形成装置と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明は省略する。
図1は、本発明の実施例1でコントローラユニットを挿入する状態を示す概略斜視図である。図3は、本実施例でコントローラユニットを挿入する状態を示す概略背面図である。図4は、本実施例でコントローラユニットを収納する筐体の構成を示す概略斜視図である。図5は、本実施例でコントローラユニットを装着した状態を示す概略斜視図である。図6は、本実施例でコントローラユニットを装着した時の圧入部を示す概略断面図である。図7は、本実施例でガイドレールの絞り形状を示す概略断面図である。
本実施例において、図2に示すように、プロセスカートリッジ2を着脱するための開閉ドアを正面(図において手前側)とする。そうすると、プロセスカートリッジ2に潜像を形成するためのスキャナユニット1がプロセスカートリッジ2の背面側に板金71を挟んで配置されている。さらに、板金72で仕切った背面側にコントローラユニット8が配置されている。また、コントローラユニット8の上方には電源ユニット9が、下方にはカセット4がそれぞれ板金73,74で仕切られて配置されている。
本実施例において、コントローラ基板81が設けられたコントローラユニット8は、プリンタA本体に対して着脱可能な構成であり、図1,図3に示すように、装置背面から見て左側からスライドして挿抜(着脱)できる。したがって、ユーザーが機能追加等する場合、例えばメモリの増設等を簡単に行える構成になっている。
ここで、コントローラ基板81からは電気的な放射ノイズが発生するため、板金等の導電部材で完全にシールドし、グランドに落とす必要がある。仮に、板金で囲んだとしても、板金に所定長さ(本実施例では50mm)以上のスリットや、板金同士の隙間があるとシールドが不完全になってしまう。
従って、シールドを構成する部品点数は少ない方が良く、本実施例では図4に示すように、コントローラユニット8を囲む5面のうち3つの面72a〜72cを1つの部品である板金72で構成している。それで本実施例では、その他、2面を囲む2つの部品である板金75,76と合わせて3部品で構成されている。そして、それぞれの板金を固定ビスで接続してコントローラユニット8を収納する収納部としての筐体7を構成している。なお、固定ビスは放射ノイズの影響が出ない位置(間隔)で必要最低限の本数を配置している。また、筐体7は接地部材としての固定ビスによりプリンタA本体の枠体に接続される。ここで、板金75は、本発明に係る底部を構成し、板金72,76は本発明に係る側壁部を構成している。
コントローラユニット8は筐体7内にスライドして挿入され、プリンタA本体内に配置
された別のコントローラ基板89と接続される(図3参照)。また、コントローラユニット8を収納する空間のうち5面はプリンタA本体に配置された板金72,75,76により構成される筐体7で囲まれることにより、周囲と隔離される。
コントローラユニット8を収納する空間のうち、コントローラユニット8を挿抜するために開いている残りの1面(挿入部)は、コントローラユニット8が装着された際にコントローラユニット8に具備された板金82により塞がれる。このようにして、コントローラ基板81は板金72,75,76,82により周囲から完全に隔離される構成になっている。ここで、コントローラユニット8を挿抜するために開いている残りの1面は、本発明に係る挿入部を構成し、板金82は本発明に係る蓋部材を構成している。
このとき、コントローラユニット8に具備された板金82と筐体側の板金72,76は、図5,図6に示すように、コントローラユニット8側の板金82には所定の間隔(本実施例では約23mm間隔)でエンボス83が成形されている。そして、筐体側の板金72,76には部分的に撓むことができるようにスリットが入った板バネ形状(可撓形状)77になっている。このため、コントローラユニット8を挿入すると、エンボス部83が筐体の板バネ形状77と干渉し、筐体側の板バネ形状77が部分的に撓み圧入状態になる。
従って、エンボス部83を圧入することで板金の表面同士が摺擦し、かつ、所定の接触圧で接触するので板金同士の導通が確保される。したがって、ビス等他の接地手段を用いなくても確実な接地が確保できる。また、別部品によりシールドを構成することによる部品の合わせ部にできるスリットの長さを放射ノイズの影響が問題ない長さにすることができる。さらに、部品同士を締結するためのビス等を減らすことができコストも抑えられる。
また、筐体7にはコントローラ基板81をスライドさせるために、コントローラ基板81の上下部をガイドし、プリンタA本体側の別のコントローラ89に接続できるように導くガイドレールが必要である。
したがって、本実施例では、図1,3,4に示すように、筐体7を形成する部品のうち、3面を囲んでいる板金72のコントローラ基板81の上下部に該当する面72a,72cにそれぞれ、2本の略平行するビード(絞り)を形成している。このことでレール部78bを構成してガイドの機能を持たせている。
このレール部78bは、コントローラ基板81の幅(挿入方向の長さ)の略全域をガイドできる長さになっている。さらに、コントローラ基板81の挿入(入口)部をハの字形状(以下、誘い込み部78aという)にしてコントローラ基板81を誘い込めるようにしてユーザーの挿入性を向上させている。
誘い込み部78aとレール(平行な2本のビード)部78bは繋がった(連続した)一体の絞りで形成されてガイドレール78を構成している。ガイドレール78は、挿入開始時から挿入完了時までほぼ全域が段差等なく滑らかにガイドできる形状になっている。このため、挿抜時に引っかかり等の問題は発生せず、ユーザーは簡単にコントローラユニット8を着脱することができる。
ちなみに、本実施例のレール部78bは、図7に示すように高さa=2mm、上辺b=1mm、下辺c=5mm、傾斜の角度50度、絞り同志の間隔d(2本の絞りの間にあるストレート部)は2mmになっている。
本実施例では、コントローラユニット8と潜像を形成するスキャナユニット1がシール
ドを挟んで隣接する構成になっている。しかし前述のように、スキャナユニット1とコントローラユニット8の間には導電部材である板金を配置しており、さらに、板金の合わせによる隙間はなく、かつ、ガイドレール78をビードで一体に成形している。このため、ガイドレール78周辺に不要な穴やスリットはない。
よって、放射ノイズによる誤動作や、画像不良が発生するという問題が解決できている。ちなみに、放射ノイズの影響による画像不良とは、所定の色だけ現像されないとか、画像の一部が欠落し白抜けスジが発生する等の画像不良を指す。
また、筐体の上方には低圧電源ユニット9が配置されているが、同様にシールドで仕切られており、ガイドレール78周辺に穴やスリットがないことで完全に隔離することができるので、熱的問題は発生しない構成になっている。同様に、シールドの下方に対しても同じ形状になっているので同様の問題が発生する事はない。
以上のように、本実施例によれば、コントローラユニットを収納する筐体を構成する部品とコントローラユニットのガイドレールを一体成形している。このことで、コントローラユニットの着脱操作性を向上させつつ、放射ノイズが要因となる問題や、熱的問題に対しても安価で、シンプルな構成で対策できる効果がある。
図8は、本発明の実施例2に係る画像形成装置の一形態であるレーザープリンタ(以下、プリンタという)Bの全体構成説明図である。図9は、本実施例でコントローラユニットを挿入する状態を示す概略斜視図である。図10は、本実施例でコントローラユニットを収納する筐体の構成を示す概略斜視図である。図11は、本実施例でコントローラユニットを装着した時の圧入部を示す概略断面図である。
本実施例においては、図8に示すように、プロセスカートリッジ2を着脱するための開閉ドアを正面とすると、プロセスカートリッジ2に潜像を形成するためのスキャナユニット1がプロセスカートリッジ2の背面側に板金71を挟んで配置されている。さらに、その背面の収納部としての筐体100に収納される構成でコントローラユニット8が配置されている。また、コントローラユニット8の上方には電源ユニット9が、下方にはカセット4がそれぞれ配置されている。
本実施例のコントローラユニット8は画像形成装置に対して着脱可能な構成であり、図9に示すように、装置背面から見て左側からスライドして挿抜できる。したがって、ユーザーが機能追加等する場合、例えばメモリの増設等を簡単に行える構成になっている。
コントローラユニット8は筐体100内にスライドして挿入され、プリンタB本体に配置された別のコントローラ基板89と接続される。また、コントローラユニット8を収納する空間のうち5面はプリンタB本体に配置された筐体100で囲まれ、周囲と隔離されている。
コントローラユニット8を収納する空間のうち、コントローラユニット8を挿抜するために開いている残りの1面は、コントローラユニット8が装着された際にコントローラユニット8に具備された板金82により塞がれる。このようにして、コントローラ基板81は筐体100,板金82により周囲から完全に隔離される構成になっている。
ここで、コントローラ基板81からは電気的な放射ノイズが発生するため、導電部材で完全にシールドし、グランドに落とす必要がある。そこで、本実施例の筐体100では、図10に示すように、コントローラユニット8を囲む5面のうち4つの面101a〜10
1dを1つの部品である樹脂部品101で構成し、その他、1面を囲む板金部品102と合わせて2部品で構成している。そして、樹脂部品101は樹脂材の表面を導電部材でメッキされ、他の部品と固定ビスで接続されてコントローラ基板を収納する筐体100を構成している。固定ビスは放射ノイズの影響が出ない位置(間隔)で必要最低限の本数を配置している。また、筐体100は接地部材としての固定ビスによりプリンタB本体の枠体に接続される。ここで、面101cは本発明に係る底部を構成し、面101a,101b,101d及び板金部品102は本発明に係る側壁部を構成している。
この時、図11に示す様に、コントローラユニット8に具備された板金82には所定の間隔(本実施例では約23mm間隔)でエンボス83が成形され、筐体100側には部分的に撓むことができるようにスリットが入った板バネ形状103になっている。したがって、コントローラユニット8を挿入すると、エンボス部83が板バネ形状103と干渉し、板バネ形状103が部分的に撓み圧入状態になる。
したがって、エンボス部83を圧入することで表面同士が所定の接触圧で接触して筐体100全体の導通が確保されるので、ビス等他の接地手段を用いなくても確実な接地が確保できる。また、別部品により筐体を構成することによる部品の合わせ部にできるスリットの長さを放射ノイズの影響が問題ない長さにすることができる。さらに、部品同士を締結するためのビス等を減らすことができコストも抑えられる。
また、筐体100にはコントローラ基板81をスライドさせるために、基板の上下部をガイドし、プリンタB本体側の別のコントローラ89に接続できるように導くガイドレールが必要である。
従って本実施例では、図9,10に示す様に、筐体100を形成する部品101,102のうち、4面を囲んでいる部品101のコントローラ基板81の上下部に該当する面101a,101dにそれぞれ、2本の平行するレール部104bを一体成形している。
このレール部104bはコントローラ基板81の幅(挿入方向の長さ)の略全域をガイドできる長さになっている。さらに、コントローラ基板81の挿入(入口)部をハの字形状(以下、誘い込み部104aという)にしてコントローラ基板81を誘い込めるようにしてユーザーの挿入性を向上させている。
誘い込み部104aとレール部104bは繋がった一体の形状になっており、ガイドレール104を構成している。ガイドレール104は、挿入開始時から挿入完了時まで略全域が段差等なく滑らかにガイドできる形状になっている。このため、挿抜時に引っかかり等の問題は発生せず、ユーザーは簡単にコントローラ基板81を着脱することができる。
本実施例では、コントローラユニット8と潜像を形成するスキャナユニット1が筐体100を挟んで隣接する構成になっている。しかし前述のように、スキャナユニット1とコントローラユニット8の間には表面を導電部材(本実施例では10E2Ω以下の抵抗値を持つ部材)で覆われた樹脂で成形した筐体100を配置していて、かつガイドレール104を一体に成形している。このことでガイドレール104周辺に不要な穴や部品のあわせによるスリットもない。
よって、放射ノイズによる誤動作や、画像不良が発生するという問題が解決できている。ちなみに、放射ノイズの影響による画像不良とは、所定の色だけ現像されないとか、画像の一部が欠落し白抜けスジが発生する等の画像不良を指す。
また、筐体100の上方には低圧電源ユニット9が配置されているが、同様に樹脂材料
で成形した筐体100で仕切られておりガイドレール104周辺に穴やスリットがないことで完全に隔離することができるので、熱的問題は発生しない構成になっている。同様に、筐体100の下方に対しても同じ形状になっているので同様の問題が発生する事はない。
以上のように、本実施例によれば、コントローラユニットを収納する筐体を構成する部品とコントローラユニットのガイドレールを一体成形している。このことで、コントローラユニットの着脱操作性を向上させつつ、放射ノイズが要因となる問題や、熱的問題に対しても安価で、シンプルな構成で対策できる効果がある。
本発明の実施例1でコントローラユニットを挿入する状態を示す概略斜視図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図。 本発明の実施例1でコントローラユニットを挿入する状態を示す概略背面図。 本発明の実施例1でコントローラユニットを収納する筐体の構成を示す概略斜視図。 本発明の実施例1でコントローラユニットを装着した状態を示す概略斜視図。 本発明の実施例1でコントローラユニットを装着した時の圧入部を示す概略断面図。 本発明の実施例1でガイドレールの絞り形状を示す概略断面図。 本発明の実施例2の画像形成装置の構成を示す概略断面図。 本発明の実施例2でコントローラユニットを挿入する状態を示す概略斜視図。 本発明の実施例2でコントローラユニットを収納する筐体の構成を示す概略斜視図。 本発明の実施例2でコントローラユニットを装着した時の圧入部を示す概略断面図。 従来例を示す図。
符号の説明
1 スキャナユニット
2 プロセスカートリッジ
7,100 筐体
72,75,76 筐体を構成する板金
77,103 板バネ形状
78,104 ガイドレール
78a ガイドレールの誘い込み部
78b ガイドレールのレール部
8 コントローラユニット
81 コントローラ基板
82 コントローラユニットに具備された板金
83 板金のボス部
89 プリンタ本体側のコントローラ部
9 低圧電源ユニット
101 樹脂部品
102 板金部品
A,B プリンタ

Claims (9)

  1. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられ、画像形成装置の動作を制御するコントローラユニットと、
    導電部材で構成され、前記コントローラユニットを収納する収納部と、
    を備え、記録材に画像を形成する画像形成部の近傍に前記コントローラユニットが設けられた画像形成装置において、
    前記コントローラユニットの着脱動作時に前記コントローラユニットをガイドするガイドレールが、前記収納部に一体成形されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイドレールは、前記コントローラユニットの上下部をガイドするように設けられ、かつ、前記コントローラユニットが前記収納部に収納される際に前記上下部が位置する略全域にわたって設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記収納部は、前記コントローラユニットが挿入される挿入部と、前記挿入部に対向する底部と、前記コントローラユニットの挿入方向に沿うように前記挿入部と前記底部との間に設けられ少なくとも4面で構成される側壁部とを備え、
    前記ガイドレールが一体成形される部材は、1面で構成される前記底部と前記少なくとも4面で構成される側壁部とのうち、少なくとも2面を有する一つの部材で構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記コントローラユニットには、前記コントローラユニットが前記収納部に収納された状態で、前記挿入部を閉塞する蓋部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記収納部及び前記蓋部材は、中抵抗(10E2Ω)以下の特性を有する導電部材で形成されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記収納部及び前記蓋部材は板金で成形され、前記ガイドレールは絞りで成形されることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ガイドレールは、2本のビード加工を略平行に成形することにより構成されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記収納部及び前記蓋部材は、非導電部材の表面を導電材料で覆うことで形成される部材を含んで構成されることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  9. 前記収納部に接触する接地部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
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