JP2005352751A - 作業担当者の作業割当方法及び作業担当者の作業割当システム - Google Patents

作業担当者の作業割当方法及び作業担当者の作業割当システム Download PDF

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Abstract

【課題】 作業途中の作業の引継ぎの要求があったとき、他の担当者を的確に割り当てることができ、作業効率の向上を図ることができる作業担当者の作業割当方法及び作業担当者の作業割当システムを提供する。
【解決手段】
ある作業担当者の使用する携帯端末18から、作業途中の作業の引継作業情報が送信されると、管理コンピュータ11は、その引継作業情報に応答して、この作業途中の作業が引継ぎ可能な他の作業担当者を引継作業担当者として、予定情報記憶部13に記憶する各担当者の作業予定情報に基づいて検索する。そして、システム管理端末にて引継作業担当者選択する。引継作業担当者が選択されると、管理コンピュータ11は、その引継作業情報を、予定情報記憶部13に記憶された引継作業担当者の作業予定情報を更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ある作業区域で作業する複数の作業担当者の作業を割り当てる作業担当者の作業割当方法及び作業担当者の作業割当システムに関する。
機器が設置された作業場所に作業担当者が出向き機器の修理又はメンテナンス等を行う作業に関して、各担当者毎に、一日の作業割り当てを決め作業予定表を立てている。そして、各担当者は、この予定表に従って、各作業場所に出向き、出向いた場所の機器について作業を行い、一つの作業が終了すると予定表に従って次の作業場所に出向き作業を行うようにしていた。
ところで、新たな機器の修理又はメンテナンス等の作業が発生したとき、各作業及び作業担当者を管理する管理センタでは、その新たな作業を、どの担当者に割り当て、派遣時間を何時にするか決めてその決めた作業担当者に通知するようにした作業担当者を割当て方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許公開2002−312550号公報
特許文献1の作業者割当て方法では、新たな作業について、その作業内容を考慮することはなかった。詳述すると、機器の修理又はメンテナンス等の作業について、その作業のため必要な技術は、作業毎で相違する。従って、単純に、各作業担当者の空いた時間を探してその空いた時間に作業を割り当てることはできない。
また、新たな作業が発生する他に、作業中の作業担当者から、その作業途中の作業を他の作業担当者への引継ぎ要求がある。
詳述すると、修理やメンテナンスの作業において、その一つの作業は複数に作業工程に分かれている。この複数の作業工程の中で、例えば、作業担当者は何もしない試運転等のような作業工程がある。この作業工程は、試運転が終了するまで担当者が何もしないで待機することになる。例えば、インクジェットプリンタの修理やメンテナンスの作業において、大判の印刷用紙を使って試し印刷を行う場合、1時間以上、試し印刷が行われる場合がある。このような場合、作業担当者は、その間何もしないで待機しているだけで作業効率が悪い。この試し印刷している間、別の場所で新たな作業を行うことが作業効率を図る上で有効である。また、複数の作業工程について、各工程毎にその作業工程のため必要な技術が相違する。従って、試し印刷後の作業工程が高い技術レベルを必要としない作業工程の場合、技術レベルの高い担当者をそのまま作業を担当させないで、高度な技術を持ち合わせていない担当者に引継がせたほうが、作業効率を図る上で有効である。
本発明の目的は、上記問題点を解消するためになされたものであって、作業途中の作業の引継ぎの要求があったとき、他の担当者を的確に割り当てることができ、作業効率の向上を図ることができる作業担当者の作業割当方法及び作業担当者の作業割当システムを提供するにある。
本発明の作業担当者の作業割当方法は、作業場所に出向いて作業を行うために、コンピュータを利用して、複数の作業担当者の中から少なくとも一人をその作業場所で作業を行う作業担当者として割り当てる作業担当者の作業割当方法において、各作業担当者の担当
者情報を担当者情報記憶部に記憶する担当者記憶段階と、前記各作業担当者の作業予定情報を予定情報記憶部に記憶する作業予定記憶段階と、ある作業担当者の端末装置から、作業途中の作業の引継作業情報を受信し、その引継作業情報に応答して、この作業途中の作業が引継ぎ可能な他の作業担当者を引継作業担当者として、前記予定情報記憶部に記憶する各担当者の作業予定情報に基づいて検索し選択する選択段階と、前記選択された引継作業担当者の引継作業情報を、前記予定情報記憶部に記憶された前記引継作業担当者の作業予定情報を更新する更新段階とを備えた。
これによれば、ある作業担当者の使用する端末装置から、作業途中の作業の引継ぎの要求があったとき、引継ぎ可能な担当者が選択される。従って、例えば、一つの作業が複数に作業工程に分かれていて、この複数の作業工程の中で、次の作業工程まで長時間待機する作業の場合、待機後の作業工程は他の作業担当者に引継いで貰い、引継ぎを要求した担当者は別の場所で新たな作業を有効に遂行することができる。
この作業担当者の作業割当方法において、前記選択段階は、前記端末装置からの引継作業情報に含まれる引継作業の開始時刻と引継作業終了時刻に応答して、前記引継作業の作業時間に他の予定が入っていない引継ぎ可能な他の作業担当者を前記引継作業担当者として選択してもよい。
これによれば、引継作業担当者は、自身の持っている作業に支障をきたさない作業担当者が選択される。従って、作業効率の向上を図ることができる。
この作業担当者の作業割当方法において、前記各作業担当者の、各作業に対する技術レベル情報を技術レベル情報記憶部に記憶する技術レベル記憶段階を備え、前記選択段階は、前記端末装置からの引継作業情報に含まれる前記引継作業のために必要な技術レベルに応答して、前記必要な技術レベルを備えた引継ぎ可能な他の作業担当者を前記引継作業担当者として、前記技術レベル情報記憶部に記憶する各作業担当者の技術レベル情報に基づいて選択する段階を備えてもよい。
これによれば、引継作業担当者は、作業に必要な技術レベルを備えた作業担当者が選択される。従って、例えば、引継ぎ後の作業があまり高度な技術を必要としない場合、引継作業を高度な技術を備えていない担当者に引継がせ、高度な技術を備えた作業担当者は新たな作業をさせ、作業効率の向上を図ることができる。
この作業担当者の作業割当方法において、前記各作業担当者の各作業に対する技術レベル情報は、各作業について、その作業を構成する複数の作業工程毎の技術レベルであり、前記引継作業のために必要な技術レベルは、作業の引継後の残る作業工程の技術レベルであってもよい。
これによれば、引継作業担当者は、引継作業に必要な技術レベルを備えた作業担当者が選択される。従って、引継ぎ後の作業があまり高度な技術を必要としない場合、引継作業を高度な技術を備えていない担当者に引継がせ、高度な技術を備えた作業担当者は新たな作業をさせ、作業効率の向上を図ることができる。
この作業担当者の作業割当方法において、前記引継作業担当者が選択されたとき、その引継担当者と、前記引継作業情報を端末装置から送信した前記ある作業担当者に対して、引継がなされたことを、それぞれの端末装置に送信する段階を備えてもよい。
これによれば、引継作業担当者に選択された担当者は、引継作業場所に直接出向くことができ、引継ぎを要求したある作業担当者は新たな作業場所に出向くことができる。
本発明の作業担当者の作業割当システムは、作業場所に出向いて作業を行うために、複
数の作業担当者の中から少なくとも一人をその作業場所で作業を行う作業担当者として割り当てる作業担当者の作業割当システムにおいて、各作業担当者の担当者情報を記憶する担当者情報記憶部と、前記各作業担当者の作業予定情報を記憶する予定情報記憶部と、ある作業担当者の端末装置から、作業途中の作業の引継作業情報を受信し、その引継作業情報に応答して、この作業途中の作業が引継ぎ可能な他の作業担当者を引継作業担当者として、前記予定情報記憶部に記憶する各担当者の作業予定情報に基づいて検索し選択する選択部と、前記選択された引継作業担当者の引継作業情報を、前記予定情報記憶部に記憶された前記引継作業担当者の作業予定情報を更新する更新部とを備えた。
これによれば、ある作業担当者の使用する端末装置から、作業途中の作業の引継ぎの要求があったとき、選択部によって引継ぎ可能な担当者が選択される。従って、例えば、一つの作業が複数に作業工程に分かれていて、この複数の作業工程の中で、次の作業工程まで長時間待機する作業の場合、待機後の作業工程は他の作業担当者に引継いで貰い、引継ぎを要求した担当者は別の場所で新たな作業を有効に遂行することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
本実施形態では、作業担当者(以下、単に担当者という)は、あるエリアにおいて自社で製造又は販売した製品、保守管理契約を結んだ製品等に対して、修理やメンテナンス等の作業を行う。また、修理やメンテナンスする製品の製品番号、機種等の情報は、予め登録されているか、顧客から作業依頼を受けた場合に登録されるものとする。
図1は、本実施形態の担当者割当システムのシステム構成図を示す。選択部及び更新部を構成する管理サーバ10は、内部に管理コンピュータ11を有している。管理コンピュータ11は、図示しないCPU、メモリ等で構成されており、顧客からの修理、メンテナンス等の依頼を受けた情報を保管や、担当者との間でのデータのやりとりや、その他、担当者の支援に必要な各種プログラムの実行や処理等を行っている。
管理サーバ10は、携帯電話網等のネットワークIを介して、各担当者の携帯端末18との間で情報の授受を行うようになっている。携帯端末18は、本実施形態では携帯電話の機能を有し、顧客からの修理依頼、メンテナンス、作業の引継ぎ情報、その他の情報を管理サーバ10からネットワークIを介して受信する。また、携帯端末18は、管理サーバ10に対して、終了した作業結果の情報や、作業途中の作業を引継ぎを要求する情報、等をネットワークIを介して送信する。各携帯端末18は、GPS(Global Positioning
System)機能を有し、携帯端末18の位置(担当者の現在位置)を検出し、該現在位置
情報を管理サーバ10にネットワークIを介して送信する。
なお、図1では、説明の便宜上、3人の担当者の3個の携帯端末18しか図示していないが、実際はそれ以上の担当者の携帯端末18との間でのデータの授受が行われる。
また、前記管理サーバ10は、イントラネット等のネットワークNを介して、システム管理端末19との間で情報の授受を行うようになっている。システム管理端末19修理、メンテナンス等の作業全体を管理する作業管理者、作業指示者又は顧客からの修理等の依頼を受けるオペレータ等によって使用される。そして、システム管理端末19は、管理サーバ10と必要な情報のやり取りを行い、顧客情報の管理、各種プログラムの実行、担当者への指示及びやり取り等を行うために使用される。
また、管理サーバ10は、内部に担当者情報記憶部12、予定情報記憶部13、作業実績情報記憶部14、引継作業情報記憶部15、技術レベル情報記憶部16及び顧客情報記憶部17を備えている。
担当者情報記憶部12は、図2に示すように、担当者コード、担当者名、携帯電話番号、Eメールアドレス及び担当者の現在位置情報が、担当者情報として、担当者コード毎に記憶される。担当者コードは、担当者情報の識別子として利用される。携帯電話番号及びEメールアドレスは、担当者が所持する携帯端末18に対して情報を送信するために利用される。担当者の現在位置情報は、担当者の現在位置のデータであって、担当者の現在位置(作業場所等)を認識するときに利用される。
この担当者情報は、現在位置情報を除いてシステム管理端末19によって作成され、管理コンピュータ11に入力される。管理コンピュータ11はこの担当者情報を担当者情報毎に担当者情報記憶部12に記憶する(担当者記憶段階)。現在位置情報は、その時々で携帯端末18から管理コンピュータ11に送信される。管理コンピュータ11は、この現在位置情報を担当者情報記憶部12の当該担当者の担当者情報に付加更新する。
予定情報記憶部13は、図2に示すように、受付番号、担当者コード、予定開始日時、予定終了日時、予定移動時間、顧客コード、依頼内容及び作業内容が、顧客より受けた作業予定情報として、受付番号(作業予定)毎に記憶される。受付番号は、作業予定情報の識別子として利用され、顧客が作業を依頼した際に付けられる番号である。担当者コードは、作業を行う担当者名のデータであって、担当者情報記憶部12の担当者コードと対応する。予定開始日時は、担当者が作業を開始する日時のデータである。予定終了日時は、担当者が作業を終了する日時のデータである。予定移動時間は、その作業を行う作業場所に行くまでに要する時間のデータである。顧客コードは、作業を依頼してきた顧客のコードである。依頼内容は、顧客が指示した例えば何時、何時までにその作業を実行し済ませる等の依頼内容のデータである。作業内容は、その作業場所で行う実際の作業の内容のデータである。
この作業予定情報は、管理センタに対して修理又はメンテナンスの依頼要求が顧客からあった時、システム管理端末19を使って作成され、管理コンピュータ11に入力される。管理コンピュータ11は、この作業予定情報を作業予定情報毎に予定情報記憶部13に記憶する(作業予定記憶段階)。
作業実績情報記憶部14は、図2に示すように、受付番号、担当者コード、作業開始日時、作業終了日時、移動開始日時、移動終了日時及び作業内容が、作業実績情報として、受付番号毎に記憶される。この作業実績情報は、担当者の携帯端末18で作成され、管理コンピュータ11に送信される、管理コンピュータ11は、この作業実績情報を作業実績情報記憶部14に記憶する。
受付番号は、作業実績情報の識別子として利用され、前記予定情報記憶部13の受付番号と対応する。担当者コードは、作業を行った担当者のデータであって、担当者情報記憶部12及び予定情報記憶部13の担当者コードと対応する。作業開始日時は、担当者が作業を開始した日時のデータであって、予定情報記憶部13の予定開始日時と対応する。作業終了日時は、担当者による作業が終了した日時のデータであって、携帯端末18から送信されて格納される。移動終了日時は、該作業場所に到着した日時のデータであって、携帯端末18から送信されて格納される。作業内容はその作業場所で行った実際の作業の内容のデータであって、予定情報記憶部13の作業内容と対応する。
引継作業情報記憶部15は、図2に示すように、受付番号、引継前担当者コード、引継前担当者名、機種名、必要技術レベル、引継開始日時、引継作業終了日時、引継作業移動時間、顧客コード、依頼内容、引継前作業内容及び引継後作業内容が、引継作業情報として、受付番号毎に格納されるようになっている。この引継作業情報は、携帯端末18にて作成され管理コンピュータ11に送信される。管理コンピュータ11は、その引継作業情
報を引継作業情報毎に引継作業情報記憶部15に記憶する。
受付番号は、引継作業情報の識別子として利用され、前記予定情報記憶部13及び作業実績情報記憶部14の受付番号と対応する。引継前担当者コードは、該受付番号の作業の引継ぎを要求した担当者のコードである。引継前担当者名は、該受付番号の作業の引継ぎを要求した担当者名のデータである。機種名は、作業の対象となる機種名のデータである。必要技術レベルは、該受付番号の作業内容を引継ぐのに必要な技術レベルを指標するデータである。引継開始日時は、引継ぐ担当者が作業を開始した日時のデータである。引継作業終了日時、引継ぐ作業担当者による作業が終了した日時のデータである。引継作業移動時間は、引き継ぐ担当者がその作業場所に行くまでに要する時間のデータである。
顧客コードは、作業を依頼してきた顧客のコードであって、予定情報記憶部13の顧客コードと対応する。依頼内容は顧客が指示した依頼内容のデータであって、予定情報記憶部13の依頼内容と対応する。引継前作業内容は、引継ぐ前の担当者が行った作業内容のデータである。引継後作業内容は、作業を引継ぐ担当者が行う作業内容のデータである。
技術レベル情報記憶部16は、図2に示すように、担当者コード、担当可能機種及び機種毎の技術レベルが、技術レベル情報として、担当者コード毎に記憶されている。この技術レベル情報は、新たな担当者情報が作成される時、システム管理端末19を使って作成され管理コンピュータに出力される。管理コンピュータ11は、この技術レベル情報を技術レベル情報記憶部16に記憶する(技術レベル記憶段階)。
担当者コードは、技術レベル情報の識別子として利用され、担当者情報記憶部12、予定情報記憶部13及び作業実績情報記憶部14の担当者コードに対応する。担当可能機種は、該担当者が修理やメンテナンス等の作業が完全又は一部可能な機種のデータである。機種毎の技術レベルは、担当可能な機種について、どの作業ができてどの作業ができないかを示す担当可能は作業能力データである。この作業能力データは、一つに作業について、その作業を構成する複数の作業工程毎に設定されている。これを見ることによって、各担当者について、各作業の作業能力が各作業工程毎に把握することができる。
顧客情報記憶部17は、図2に示すように、顧客コード、受付番号、顧客名、作業場所位置情報、住所、電話番号、主担当、保守契約状況、トラブル履歴、クレーム履歴、故障履歴、依頼内容が、顧客情報として、顧客コード毎に記憶されている。この顧客情報は、修理又はメンテナンスの依頼要求が顧客からあった時、システム管理端末19を使って作成され管理コンピュータ11に出力される、管理コンピュータ11はこの顧客情報を顧客情報毎に顧客情報記憶部17に記憶される。
顧客コードは、顧客情報の識別子として利用され、予定情報記憶部13及び引継作業情報記憶部15の顧客コードに対応する。受付番号は、該顧客コードを持つ顧客が作業を依頼した際につけられる番号であって、予定情報記憶部13、作業実績情報記憶部14及び引継作業情報記憶部15の受付番号に対応する。顧客名は、該顧客コードを持つ顧客の名前のデータである。作業場所位置情報は、顧客の求め等に応じて行う作業場所の位置情報である。住所、電話番号、主担当、該顧客コードを持つ顧客の住所、電話番号、主担当のデータである。
主担当は、該顧客に対して主となる担当者のデータであって担当者情報記憶部12の担当者コードと担当者名に相当する。従って、該顧客に対する修理及びメンテナンス等の作業は、主担当の担当者が原則行うことになる。保守契約状況は、該顧客コードを持つ顧客と交わした修理、メンテナンス等の作業に関する契約内容のデータである。トラブル履歴、顧客フレーム履歴、故障履歴及び依頼内容は、該顧客コードを持つ顧客との間で受付番
号毎に行われる作業及び行った作業における履歴や作業内容のデータである。
管理サーバ10の各記憶部12〜17のデータを使って、システム管理端末19は、担当者作業マッププログラムを実行して、表示部の表示画面30に図3に示す作業マップ31を表示するようになっている。
詳述すると、システム管理端末19は、顧客情報記憶部17の受付番号、作業場所位置情報と担当者情報記憶部12の担当者名、現在位置情報等に基づいて作業マップ31を作成する。作業マップ31は、図3に示すように、表示された地図上に顧客の求め等による作業箇所を「×」で示すとともに、その作業箇所を「受付番号」の指標32で特定している。また、作業マップ31は、各作業者の現在位置を「●」で示すとともに、その現在位置を「担当者と担当者コード」の指標33で特定している。従って、作業マップ31にて、顧客の求め等による作業場所が何処にあって、そのための担当者が何処にいるのが視認することができる。
表示画面30に表示された作業マップ31の右側には、引継要求表示部34、引継要求ボタン35、受付番号表示部36、機種名表示部37、必要技術レベル表示部38、全表示ボタン39、引継可能担当者ボタン40、移動時間表示ボタン41、引継前担当者表示部42、引継後担当者表示部43、及び、通知ボタン44が表示されている。
引継要求表示部34は、担当者から携帯端末を介して引継要求の情報(引継作業情報)をネットワークIを介して管理サーバ10の引継作業情報記憶部15は引継作業情報が格納されると、システム管理端末19によって点滅表示される。
つまり、修理やメンテナンスの作業において、その作業は複数に作業工程に分かれ、その複数の作業工程を順番に遂行して一つの修理やメンテナンスの作業を終了させる。この複数の作業工程の中で、例えば、担当者が何もしない試運転等のような作業工程がある。この作業工程は、試運転が終了するまで担当者が何もしないで待機することになる。例えば、インクジェットプリンタの修理やメンテナンスの作業において、大判の印刷用紙を使って試し印刷を行う場合、1時間以上、試し印刷が行われる場合がある。このような場合、担当者は、その間何もしないで待機しているだけで作業効率が悪い。この試し印刷している間、別の場所で新たな作業を行うことが作業効率を図る上で有効である。しかも、試し印刷後の作業工程が、高い技術レベルを必要としない作業工程の場合、技術レベルの高い担当者を新たな作業を担当させ、高度な技術を持ち合わせていない担当者に引き継がせたほうが、作業効率を図る上で有効である。
このような理由で、作業中の担当者が、管理センタ(管理サーバ10)に対して、以後の作業工程の引継ぎを要求するようになっている。
引継要求ボタン35は、引継ぐ作業の詳細を検索するときにクリックするボタンである。該ボタン35をクリックすると、システム管理端末19は、図4に示す引継要求作業一覧表51を表示画面30に表示させる。受付番号表示部36は引継要求作業一覧表51から選択して引継いだ作業の受付番号が表示される。機種名表示部37は引継要求作業一覧表51から選択して引継いだ作業の機種名が表示される。必要技術レベル表示部38は引継要求作業一覧表51から選択して引継いだ作業に必要な技術レベルが表示される。
全表示ボタン39は、現在の受付作業と担当者を全てを表示画面30に表示したい場合にクリックするボタンである。引継可能担当者ボタン40は、前記受付番号表示部36に表示された受付番号の引継ぐ作業について、引継ぐことが可能な担当者を作業マップ31上に表示させたい場合にクリックするボタンである。因みに、引継可能担当者ボタン40をクリックすると、システム管理端末19は、作業マップ31上に引継が可能な担当者を
表示する。移動時間表示ボタン41は、作業マップ31上に表示された引き継ぎ可能な担当者について、その引き継ぐ作業場所まで該担当者が移動するのに要する時間を知りたい場合にクリックするボタンである。因みに、移動時間表示ボタン41をクリックすると、システム管理端末19は、図5に示す引継が可能な担当者が列挙された引継可能担当者一覧表55を表示画面30に表示させる。
引継前担当者表示部42は、作業を引継ぐ担当者を選定したとき、その作業を引継ぐ前の担当者として表示される。引継後担当者表示部43は、作業を引継ぐ担当者を選定したとき、その作業を引継ぐ担当者として表示される。通知ボタン44は、引継後担当者表示部43に表示した担当者を引継後担当者として決定する際に、クリックするボタンである。因みに、通知ボタン44をクリックすると、システム管理端末19は、図8に示すような、引継ぎ指示表80を表示画面30に表示させる。
システム管理端末19は、引継要求ボタン35をクリックすると、表示画面30に図4に示す引継要求作業一覧表51を表示する。引継要求作業一覧表51は、各担当者から要求があった引継ぎ作業のリストである。図4では、要求が3件あり、その引継ぎ作業の受付番号毎に、予定開始時刻、予定終了時刻、機種名、技術レベル、引継前担当者が表示されているとともに、選択ボタン52が表示されている。
予定開始時刻と予定終了時刻は、引継ぎを行う場合、引継ぎ作業が効率的に開始できるために、引継ぐ作業工程の一つ前の、例えば、前記何もしない試し印刷等の作業工程の開始時刻と終了時刻である。機種名は、作業対象の機種名である。技術レベルは、引継ぎ後の作業に必要な技術レベルである。引継前担当者は、作業を引継ぐ前の担当者名である。
選択ボタン52は、その要求のあった引継ぐ作業について引継ぐ担当者を選択する作業を実行する際に、クリックするボタンである。因みに、選択ボタン52をクリックすると、システム管理端末19は、表示を切り替え、図3に示す、受付番号表示部36、機種名表示部37、必要技術レベル表示部38に、それぞれ選択した作業の受付番号、機種名技術レベルが表示される。従って、この引継要求作業一覧表51を見ることによって、要求されている引継ぐ作業とその内容が容易に把握することができる。
システム管理端末19は、移動時間表示ボタン41をクリックすると、図5に示す引継が可能な担当者が列挙された引継可能担当者一覧表55を表示画面30に表示する。
引継可能担当者一覧表55は、作業を引継ぐことが可能な担当者の移動時間のリストである。図5では、候補となる担当者が3名あり、その担当者コード毎に、担当者名、引継作業前移動時間、引継作業後移動時間、合計移動時間、機種名、技術レベル、必要技術レベルが表示されているとともに、選択ボタン57が表示されている。
引継作業前移動時間は、該担当者が引継ぐ前の今行って作業場所から引継ぐ作業場所までに移動に要する時間である。引継作業後移動時間は、該担当者が引継いだ作業場所から、元々与えられていた次の作業場所に移動に要する時間である。合計移動時間は、引継作業前移動時間と引継作業後移動時間を加算した時間である。機種名は、引継作業での作業対象の機種名である。技術レベルは、該担当者の該機種に対する技術レベルである。必要技術レベルは、引継後に該機種の該作業を遂行していくための必要となる技術レベルである。従って、この引継可能担当者一覧表55を見ることによって、作業を引継ぐための最適な担当者を容易に把握することができる。
選択ボタン57は、引継ぐ担当者を選択する際に、クリックするボタンである。因みに、選択ボタン57をクリックすると、システム管理端末19は、表示を切り替え、図6に示す引継担当者予定表60を表示画面30に表示する。
引継担当者予定表60は、選択した担当者の作業の作業スケジュール等が表示される。図6において、引継担当者予定表60には、引継ぐ担当者名61とその担当者コード62が表示される。また、引継担当者予定表60には、該担当者の引継ぐ前の変更前スケジュール63と、該担当者の引き継ぎ後の変更された変更後スケジュール64が表示される。
変更前スケジュール63は、予定欄に、個々の作業が移動時間63aと作業時間63bが表示され、実績欄に、実際に要した実移動時間63cと実作業時間63dが表示されている。移動時間63aはその作業場所に移動に要する予定時間を「移動」という文字で表記し、作業時間63bはその作業に要する予測時間をその作業の「受付番号」という文字で表記している。実移動時間63cはその作業場所に実際に要した移動時間を「移動」という文字で表記し、実作業時間63dはその作業に実際に要する作業時間をその作業の「受付番号」という文字で表記している。従って、変更前スケジュール63を見れば、担当者の変更前の作業状況が容易に把握することができる。因みに、受付番号が「210」の作業は、予定よりも「15分」遅れの「11時15分」に終了したことがわかる。
変更後スケジュール64は、予定欄に、変更後の個々の作業が移動時間64aと作業時間64bが表示され、実績欄に、実際に要した実移動時間64cと実作業時間64dが、変更前スケジュール63と同様に表示されている。この場合、受付番号が「210」の作業と受付番号が「215」の作業との間に、引継ぐことによって新たに追加された受付番号が「150」の作業(引継作業)が、移動時間64aと作業時間64bで表記されている。従って、変更後スケジュール64を見れば、担当者の変更後の作業状況が容易に把握することができる。
また、引継担当者予定表60には、技術レベル詳細ボタン65、キャンセルボタン66、確定ボタン67が表示されている。技術レベル詳細ボタン65は、変更前スケジュール63及び変更後スケジュール64で表示された各作業について、その作業を構成する複数の作業工程において必要な行程別技術レベルを知りたい場合にクリックされる。キャンセルボタン66は、引継担当者予定表60を消して新たな選択操作した場合にクリックされる。確定ボタン67は、引継担当者予定表60に表示したとおりに該担当者に新たな引継ぎ作業を追加実行させる場合にクリックされる。
前記技術レベル詳細ボタン65をクリックすると、システム管理端末19は、表示を切り替え、図7に示す行程別技術レベル詳細表70を表示画面30に表示する。
行程別技術レベル詳細表70は、引継ぐ担当者名71、その担当者コード72、変更前スケジュール73、変更後スケジュール74が表示される。
変更前スケジュール73は、予定欄に、個々の作業が移動時間73aと作業時間73bが表示され、実績欄に、実際に要した実移動時間(図示せず)と実作業時間73dが表示される。移動時間73aはその作業場所に移動に要する予定時間を「移動」という文字で表記し、作業時間73b及び実作業時間73dはその作業の行程毎に区分されその区分された行程毎に必要とする技術レベルを数字で表記している。従って、変更前スケジュール73を見れば、担当者が行う作業について、その作業の各作業工程毎の必要な技術レベルを即座に認識することができる。
変更後スケジュール74は、予定欄に、個々の作業が移動時間74aと作業時間74bが表示され、実績欄に、実際に要した実移動時間(図示せず)と実作業時間74dが、変更前スケジュール73と同様に表示されている。従って、追加された作業及び追加前の作業における作業時間74b及び実作業時間74dは、その作業の行程毎に区分されその区分された行程毎に必要とする技術レベルを数字で表記している。従って、変更後スケジュ
ール64を見れば、担当者の変更後の各作業工程毎の必要な技術レベルを即座に認識することができる。
また、行程別技術レベル詳細表70には、キャンセルボタン75、確定ボタン76が表示されている。キャンセルボタン75は、行程別技術レベル詳細表70を消して新たな選択操作した場合にクリックされる。確定ボタン76は、行程別技術レベル詳細表70に表示したとおりに該担当者に新たな引継ぎ作業を追加実行させる場合にクリックされる。
確定ボタン67又は確定ボタン76をクリックすると、システム管理端末19は、図3に示す表示画面30に切り替える。そして、システム管理端末19は、引継担当者予定表60又は行程別技術レベル詳細表70の画面で確定させた引継ぐ前の担当者と引継ぐ担当者を、引継前担当者表示部42と引継後担当者表示部43に表示する。
システム管理端末19は、図3に示す通知ボタン44をクリックすると、表示が切り替わり図8に示す引継ぎ指示表80を表示画面30に表示させる。引継ぎ指示表80には、引継ぎ担当者名81、その担当者コード82、引継ぎ前の担当者名83、その担当者コード84が表示される。また、引継ぎ指示表80には、引継ぎ内容85、編集ボタン86、送信ボタン87が表示される。
引継ぎ内容85は、引継ぐ担当者と引継ぎ前の担当者に伝える引継ぐ作業に必要な内容が表示される。具体的には、引継ぎ内容85は、受付番号、引継作業開始時刻、引継作業終了時刻、顧客情報、今まで行った作業工程の内容、今後行う作業工程の内容である。
編集ボタン86は、引継ぎ内容85を修正したい場合にクリックされる。送信ボタン87は、引継ぎ内容85を引継ぐ担当者と引継ぎ前の担当者の携帯端末に電子メールで送信する場合にクリックされる。従って、引継ぐ担当者が決まり、該担当者に引継ぎ内容85を送信する際に、事前にその内容が確認することができる。
次に、上記のように構成した担当者割当システムについて、作業途中の作業の引継を行う手順を図9に示すフローチャートに従って説明する。
いま、ある担当者が携帯端末18を使って、現在行っている作業について、引継いで貰うために引継作業情報を作成し管理コンピュータ11に送信する。
管理コンピュータ11は、受信した引継作業情報を引継作業情報記憶部15に記憶する(ステップS100)とともに、システム管理端末19の表示画面30にその旨を表示させ作業管理者に知らせる(ステップS101)。詳述すると、図3に示す表示画面30の引継要求表示部34が点滅表示される。
作業管理者が、作業の引継要求を受け、図3に示す表示画面30の引継要求ボタン35をクリックすると(ステップS102でYES)、システム管理端末19は、図4に示す引継要求作業一覧表51を表示画面30に表示する(ステップS103)。
システム管理端末19は、引継作業情報記憶部15に記憶された引継作業情報(受付番号、引継前担当者名、機種名、必要技術レベル、引継開始日時、引継作業終了日時、引継作業移動時間等)が読み出され、この読み出された情報に基づいて引継要求作業一覧表51が作成され表示される。
管理者が、選択ボタン52をクリックして一つの引継作業を選択すると(ステップS104でYES)、図3に示す表示画面30に切り替え、選択された引継作業の引継作業情報に基づいて、表示画面30の受付番号表示部36に受付番号、機種名表示部37に機種
名、必要技術レベル表示部38に必要技術レベルが表示される(ステップS105)。
このとき、管理者が、図3に示す表示画面30の移動時間表示ボタン41をクリックすると(ステップS106でYES)、選択段階に移り、システム管理端末19は、図5に示す引継が可能な担当者が列挙された引継可能担当者一覧表55を表示画面30に表示する(ステップS107)。システム管理端末19は、予定情報記憶部13に記憶した各担当者の作業予定情報、引継作業情報記憶部15に記憶した当該選択された引継作業情報、及び、担当者情報記憶部12に記憶した担当者情報(現在位置情報)に基づいて、引継可能担当者一覧表55を表示する。つまり、システム管理端末19は、各担当者について自身の作業に支障を来たさない時間であって、かつ、引継作業にかかる必要な技術レベルを備えた担当者を管理コンピュータ11に検索させる。そして、システム管理端末19は、検索した複数の担当者を引継候補者として、その担当者コード、担当者名、引継前移動時間、引継後移動時間、合計時間、機種名、技術レベル、必要技術レベルを表示する。
そして、管理者は、この引継可能担当者一覧表55をみて、複数の引継候補者から引継作業担当者を選択ボタン57をクリックして選択すると(ステップS108でYES)、システム管理端末19は、表示を切り替え、図6に示す引継担当者予定表60を表示画面30に表示する(ステップS109)。システム管理端末19は、予定情報記憶部13に記憶した引継作業担当者の作業予定情報、引継作業情報記憶部15に記憶した当該選択された引継作業情報に基づいて、引継担当者予定表60を作成し表示する。
そして、管理者が引継担当者予定表60に表示された技術レベル詳細ボタン65をクリックすると(ステップS110でYES)、システム管理端末19は、表示を切り替え、図7に示す行程別技術レベル詳細表70を表示画面30に表示する(ステップS111)。システム管理端末19は、予定情報記憶部13に記憶した引継作業担当者の作業予定情報、引継作業情報記憶部15に記憶した当該選択された引継作業情報に基づいて、行程別技術レベル詳細表70を作成し表示する。
管理者は、行程別技術レベル詳細表70に表示された確定ボタン76をクリックすると(ステップS112でYES)、システム管理端末19は、図3に示す表示画面30に切り替える。また、管理者は、前記引継担当者予定表60に表示された確定ボタン67をクリックすると(ステップS113でYES)、システム管理端末19は、図3に示す表示画面30に切り替える。そして、システム管理端末19は、引継担当者予定表60又は行程別技術レベル詳細表70の画面で確定させた引継ぐ前の担当者と引継ぐ担当者を、引継前担当者表示部42と引継後担当者表示部43に表示する(ステップS114)。
管理者は、通知ボタン44をクリックすると(ステップS115でYES)、システム管理端末19は、図8に示す引継ぎ指示表80を作成し表示する(ステップS116)。そして、管理者が引継ぎ指示表80を見て確認して送信ボタン87をクリックすると(ステップS117でYES)、引継ぎ指示表80の引継ぎ内容85を、管理コンピュータ11、ネットワークIを介して引継ぐ担当者と引継ぎ前の担当者の携帯端末に電子メールで送信する(ステップS118)。そして、システム管理端末19は、引継ぐ担当者からの受諾を待つ(ステップS119)。具体的には、システム管理端末19は、引継ぐ担当者が携帯端末18に表示部に表示された引継を受諾する旨の引継受諾ボタン(図示せず)をクリック操作する。そして、システム管理端末19は、その操作に基づく引継受諾情報を、ネットワークI、管理コンピュータ11を介して受信したとき(ステップS119でYES)、引継作業のための担当者割当の処理を終了する。
また、送信とともに、管理コンピュータ11は、更新段階に移り、予定情報記憶部13の引継ぐ担当者の作業予定情報を、引継いだ作業を加えた作業予定情報に更新するととも
に、引継ぎ前の担当者の作業予定情報を、引継ぐ作業を除いて作業予定情報に更新する。
引継ぐ担当者は、携帯端末18の電子メールを見て、引継作業が間に割り当てられ、その作業場所に出向かなくてはならないことが確認できる。引継ぎを要求した担当者は、携帯端末18の電子メールを見て、引継作業が他の担当者に決まったことを確認でき、作業途中で次の作業場所に移動することができる。
次に、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、ある作業担当者の使用する携帯端末18から、作業途中の作業の引継ぎの要求が管理サーバ10に対してあったとき、作業管理者はシステム管理端末19を使って引継ぎ可能な担当者を選択できるようにした。従って、例えば、一つの作業が複数に作業工程に分かれていて、この複数の作業工程の中で、次の作業工程まで長時間待機する作業の場合、待機後の作業工程は他の作業担当者に引継いで貰い、引継ぎを要求した担当者は別の場所で新たな作業を有効に遂行することができる。
(2)本実施形態によれば、システム管理端末19は、引継作業担当者を選択するにあたって、自身の持っている作業予定に支障をきたさない作業担当者を引継候補者として検索しその中から引継作業担当者を選択させるようにした。従って、的確な作業担当者が選択され作業効率の向上を図ることができる。
(3)本実施形態によれば、作業を引継ぐ際、その引継作業に必要な技術レベルを提示するようにした。そして、作業を引継ぐための引継候補者は、作業に必要な技術レベルを備えた作業担当者が検索され選択されるようにした。従って、引継ぎ後の作業があまり高度な技術を必要としない場合、引継作業を高度な技術を備えていない担当者に引継がせ任せ、高度な技術を備えた作業担当者は新たな作業をさせ、作業効率の向上を図ることができる。
(4)本実施形態によれば、引継作業担当者が選択されたとき、その引継担当者と作業の引継を要求した作業担当者の携帯端末18に引継をすることを、電子メールで送信するようにした。従って、これによれば、引継作業担当者に選択された担当者は、引継作業場所に直接出向くことができ、引継ぎを要求した作業担当者は新たな作業場所に出向くことができる。
本発明に実施形態は、以下のように実施してもよい。
・上記実施形態では、作業途中で引継ぐ作業について、インクジェットプリンタの修理やメンテナンスの作業において、大判の印刷用紙を使って試し印刷を行う場合のような、担当者が、その間何もしないで待機しているだけで後の作業工程が比較的技術レベルの低い作業工程の場合を想定した。これを、コンピュータの修理やメンテナンスの作業において、バージョンアップのためのインストール、ウィルスチェック、サーバのバックアップ、ファイルのダウンロード等の長時間かかる作業の場合に応用しても良い。
また、担当者が例えば、健康上の不具合等、予期せぬ事情で現在行っている作業を引き継いで貰いたい場合にも応用しても良い。
・上記実施形態では、複数の引継候補者がいた場合、作業管理者の判断で一人の引継担当者を選択した。これを、例えば、システム管理端末が、技術レベルの低い担当者から優先的に選択したり、最も短時間で引継作業場所にできる担当者から優先的に選択したりする等、自動的に選択するようにしてもよい。
・上記実施形態では、引継作業担当者が選択されたとき、その引継担当者と作業の引継を要求した作業担当者の携帯端末18に引継をすることを、電子メールで送信するようにした。これを、引継担当者のみに送信するようにしてもよい。
・上記実施形態では、作業を引継ぎの要求する場合、携帯端末18で、受付番号、引継
前担当者コード、引継前担当者名、機種名、必要技術レベル、引継開始日時、引継作業終了日時、引継作業移動時間、顧客コード、依頼内容、引継前作業内容及び引継後作業内容等の引継作業情報を作成し送信した。これを、携帯端末18が携帯電話である場合、作業管理者に直接携帯電話で話して引継ぎの要求をしてもよい。この場合、引継作業情報は作業管理者等が、システム管理端末19を使って引継作業情報を作成し管理サーバ10に入力するようにしてもよい。
・上記実施形態では、管理サーバ10の管理コンピュータ11は、システム管理端末19をイントラネット等のネットワークNを介して各種情報の授受を行ったが、管理サーバ10の持つ入力装置で各種情報を入力したり、管理サーバ10が持つ表示装置に図3〜図8に示す画像を表示するようにして実施してもよい。
本発明の実施形態のシステム構成図。 各記憶部に格納されたデータの説明図。 システム管理端末の表示画面の説明図。 システム管理端末の表示画面の説明図。 システム管理端末の表示画面の説明図。 システム管理端末の表示画面の説明図。 システム管理端末の表示画面の説明図。 システム管理端末の表示画面の説明図。 作業途中の作業の引継を行う手順を示すフローチャート。
符号の説明
10…選択部及び更新部としての管理サーバ、11…管理コンピュータ、12…担当者情報記憶部、13…予定情報記憶部、14…作業実績情報記憶部、15…引継作業情報記憶部、16…技術レベル情報記憶部、17…顧客情報記憶部、18…端末装置としての携帯端末、19…システム管理端末、30…表示画面。

Claims (6)

  1. 作業場所に出向いて作業を行うために、コンピュータを利用して、複数の作業担当者の中から少なくとも一人をその作業場所で作業を行う作業担当者として割り当てる作業担当者の作業割当方法において、
    各作業担当者の担当者情報を担当者情報記憶部に記憶する担当者記憶段階と、
    前記各作業担当者の作業予定情報を予定情報記憶部に記憶する作業予定記憶段階と、
    ある作業担当者の端末装置から、作業途中の作業の引継作業情報を受信し、その引継作業情報に応答して、この作業途中の作業が引継ぎ可能な他の作業担当者を引継作業担当者として、前記予定情報記憶部に記憶する各担当者の作業予定情報に基づいて検索し選択する選択段階と、
    前記選択された引継作業担当者の引継作業情報を、前記予定情報記憶部に記憶された前記引継作業担当者の作業予定情報を更新する更新段階と
    を備えたことを特徴とする作業担当者の作業割当方法。
  2. 請求項1に記載の作業担当者の作業割当方法において、
    前記選択段階は、
    前記端末装置からの引継作業情報に含まれる引継作業の開始時刻と引継作業終了時刻に応答して、前記引継作業の作業時間に他の予定が入っていない引継ぎ可能な他の作業担当者を前記引継作業担当者として選択することを特徴とする作業担当者の作業割当方法。
  3. 請求項2に記載の作業担当者の作業割当方法において、
    前記各作業担当者の、各作業に対する技術レベル情報を技術レベル情報記憶部に記憶する技術レベル記憶段階を備え、
    前記選択段階は、前記端末装置からの引継作業情報に含まれる前記引継作業のために必要な技術レベルに応答して、前記必要な技術レベルを備えた引継ぎ可能な他の作業担当者を前記引継作業担当者として、前記技術レベル情報記憶部に記憶する各作業担当者の技術レベル情報に基づいて選択する段階を備えたことを特徴とする作業担当者の作業割当方法。
  4. 請求項3に記載の作業担当者の作業割当方法において、
    前記各作業担当者の各作業に対する技術レベル情報は、各作業について、その作業を構成する複数の作業工程毎の技術レベルであり、
    前記引継作業のために必要な技術レベルは、作業の引継後の残る作業工程の技術レベルであることを特徴とする作業担当者の作業割当方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1に記載の作業担当者の作業割当方法において、
    引継作業担当者が選択されたとき、その引継担当者と、前記引継作業情報を端末装置から送信した前記ある作業担当者に対して、引継がなされたことを、それぞれの端末装置に送信する段階を備えたことを特徴とする作業担当者の作業割当方法。
  6. 作業場所に出向いて作業を行うために、複数の作業担当者の中から少なくとも一人をその作業場所で作業を行う作業担当者として割り当てる作業担当者の作業割当システムにおいて、
    各作業担当者の担当者情報を記憶する担当者情報記憶部と、
    前記各作業担当者の作業予定情報を記憶する予定情報記憶部と、
    ある作業担当者の端末装置から、作業途中の作業の引継作業情報を受信し、その引継作業情報に応答して、この作業途中の作業が引継ぎ可能な他の作業担当者を引継作業担当者として、前記予定情報記憶部に記憶する各担当者の作業予定情報に基づいて検索し選択する選択部と、
    前記選択された引継作業担当者の引継作業情報を、前記予定情報記憶部に記憶された前記引継作業担当者の作業予定情報を更新する更新部と
    を備えたことを特徴とする作業担当者の作業割当システム。
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