JP2005352737A - 自動改札システム - Google Patents

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JP2005352737A JP2004172302A JP2004172302A JP2005352737A JP 2005352737 A JP2005352737 A JP 2005352737A JP 2004172302 A JP2004172302 A JP 2004172302A JP 2004172302 A JP2004172302 A JP 2004172302A JP 2005352737 A JP2005352737 A JP 2005352737A
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Yukihisa Kusakabe
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Abstract

【課題】 無人駅や無人コーナにおいて、自動改札機を介して入場した利用者が、例えば忘れ物を取るために一時的に出場したいような場合に対処できるようにする。
【解決手段】 駅の無人コーナ又は無人駅のように駅係員の常駐していない場所に設置される自動改札機と、その自動改札機の設置されている場所の利用者と駅の有人コーナ又は有人駅にいる駅係員との間で応答する応答手段と、前記駅係員によって前記自動改札機の改札通路を利用者が自由に通過できるようにその自動改札機を所定の自由通過処理モードに遠隔的に設定するとともに、その自動改札機が所定の自由通過処理モードに設定された旨を報知するための報知手段を遠隔的に駆動制御する制御手段とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は自動改札システムに係り、特に、駅係員の常駐していない駅の無人コーナや無人駅に設置されるのに好適なものに関する。
近年、自動改札機が普及してきていて、駅係員の常駐していない改札口、いわゆる無人コーナにも自動改札機が設置され、また、無人駅にも自動改札機が設置されるようになってきている。そして、この種の自動改札機は、入出場(入場又は出場を意味している。)の条件を満たす有効な乗車券(本発明で単に乗車券というときは、磁気券又は非接触型ICカードからなる普通乗車券、定期券、回数券等の各種乗車券及び直接自動改札機で使用できるSFカードを含んでいる。)が自動改札機の投入口に投入されたとき(非接触型ICカードの場合は、自動改札機に設けられているアンテナにかざされ又はタッチされたとき。以下、磁気券で説明する。)、ドアが開いて(自動改札機がノーマルオープン型のときはそのまま)改札通路の通過が許可され、また、その投入された乗車券に記録されているデータが入出場の条件を満たさないときは、ドアが閉じられて改札通路の通過が阻止されるように構成されている(特許文献1参照)。
ところで、有効な乗車券を用いて自動改札機を介して入場した利用者(旅客)が、何らかの理由でコンコース外に出る必要が生じた場合、例えばトイレがコンコース側になく、コンコースから外に出なければ利用できないような場合は、近くに駅係員がいればその駅係員に事情を説明して自動改札機を乗車券を投入することなく通過できる所定の自由通過処理モード(リセット状態)に設定して通過することができ、あるいは、駅係員の近くに設けられている有人改札口を介して出場することができる。
なお、上述の説明は、利用者が一旦自動改札機を介してコンコース側に入場した例であるが、これは逆に、一旦自動改札機を介して出場した利用者がコンコース側に置き忘れた荷物を取りに戻るようなときの再度の入場の場合も同様である。
特開2003−51035号公報の段落[0015]〜[0018]及び図3参照。
しかしながら、上記従来の自動改札機の場合、駅係員が常駐している改札口の場合は、その駅係員に申し出て入出場することができるが、無人コーナや無人駅においては、乗車券が定期券以外の場合は入出場できず、利用者に不便を強いることがあった。
すなわち、上記従来の自動改札機は、例えば、有効な普通乗車券を用いて自動改札機の本体を介してコンコース側に一度入場すると、その乗車券にはその自動改札機の本体の設置駅の入場データが記録されているので出場が許可されず、また、SFカードを用いて自動改札機の本体を介してコンコース側に入場し、そのSFカードを用いて自動改札機の本体を介して出場すると、そのSFカードが入場券として使用されたとみなされてそのSFカードからは入場券に相当する金額が減額されてしまうという不都合があり、このため、利用者が定期券以外の乗車券で一度入場するとその入場駅からの出場が拒否されるか、又は入場料金が徴収されるので、駅係員に申し出て自動改札機の本体を所定の自由通過処理モードに設定して、あるいは有人改札口から出場していた。しかし、無人コーナ又は無人駅の場合は、駅係員が存在しているときのような自由通過ができないという不便があった。
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、無人コーナ又は無人駅のような駅係員がいない場合であっても、必要に応じて利用者が一時的に自由に入出場できるようにした自動改札機を提供することにある。
本発明に係る自動改札システムは、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、駅の無人コーナ又は無人駅のように駅係員の常駐していない場所に設置される自動改札機と、その自動改札機の設置されている場所の利用者と駅の有人コーナ又は有人駅にいる駅係員との間で応答する応答手段と、前記駅係員によって前記自動改札機の改札通路を利用者が自由に通過できるようにその自動改札機を所定の自由通過処理モードに遠隔的に設定するとともに、その自動改札機が所定の自由通過処理モードに設定された旨を報知するための報知手段を遠隔的に駆動制御する制御手段と、を有することを特徴としている。 本発明の請求項2に記載の自動改札システムは、応答手段は、インターホンからなることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の自動改札システムは、報知手段は、自動改札機で小児券の使用又は無効券の発生を報知するランプを兼用して構成され、又はそのランプと並設して構成されることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の自動改札システムは、報知手段は、自動改札機の稼動状態を案内表示する案内部と兼用して構成されることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の自動改札システムは、自動改札機が所定の自由通過処理モードに設定されて利用者の改札通路の通過が検出され、その利用者がその改札通路から進出したことが検知されたときに、その自動改札機を所定の通常の入出場処理モードに復帰させる復帰手段を設けたことを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の自動改札システムは、自動改札機は、複数台並設されていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の自動改札システムは、駅の無人コーナ又は無人駅のように駅係員の常駐していない場所に設置される自動改札機と、その自動改札機の設置されている場所の利用者と駅の有人コーナ又は有人駅にいる駅係員との間で応答する応答手段と、前記駅係員によって前記自動改札機の改札通路を利用者が自由に通過できるようにその自動改札機を所定の自由通過処理モードに遠隔的に設定するとともに、その自動改札機が所定の自由通過処理モードに設定された旨を報知するための報知手段を遠隔的に駆動制御する制御手段とを有するので、無人コーナ又は無人駅のような駅員のいない改札口であっても、利用者は、必要に応じて改札通路を自由に通過することができる。
本発明の請求項2に記載の自動改札システムは、応答手段は、インターホンからなるので、応答手段を簡単に実施することができる。
本発明の請求項3に記載の自動改札システムは、報知手段は、自動改札機で小児券の使用又は無効券の発生を報知するランプを兼用して構成され、又はそのランプと並設して構成されるので、報知手段を簡単に実施することができる。
本発明の請求項4に記載の自動改札システムは、報知手段は、自動改札機の稼動状態を案内表示する案内部と兼用して構成されるので、報知手段を簡単に実施することができる。
本発明の請求項5に記載の自動改札システムは、自動改札機が所定の自由通過処理モードに設定されて利用者の改札通路の通過が検出され、その利用者がその改札通路から進出したことが検知されたときに、その自動改札機を所定の通常の入出場処理モードに復帰させる復帰手段を設けたので、利用者が改札通路から出ると自動改札機は、自動的に元の入出場処理モードに設定される。
本発明の請求項6に記載の自動改札システムは、自動改札機は、複数台並設されているので、自動改札機が複数台設置されていても、自由通過処理モードに設定されている自動改札機を効果的に利用者に報知することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る自動改札システムを駅の無人コーナに設置された例を示していて、自動改札機G1 〜G3 をコンコース側(ホーム側)から正面図である。なお、この無人コーナには、複数台(図示の例では3台)の自動改札機G1 〜G3 が並設されているが、1台であってもよく、又は4台以上に並設されている場合であってもよい。
各自動改札機G1 〜G3 は同一構成なので、自動改札機G1 を例に説明すると、この自動改札機G1 は、ここでは入場処理も出場処理も可能な兼用型とされていて、改札通路P1 を挟んで一対の筐体H1 ,H2 により構成されている。そして、一対の筐体H1 ,H2 のうちの一方の筐体H1 の正面側の端面上部には、案内部1が設けられていて、自動改札機G1 が稼動状態で出場処理が可能である旨が表示されている。なお、自動改札機G1 が稼動停止状態で出場処理ができないとき、又は自動改札機G1 が入場処理中のときは、この案内部1の表示は、進入禁止のマークが表示される。なお、自動改札機G1 は出場専用型であってもよい。この場合は、他の自動改札機G2 ,G3 の一部又は全部が入場専用型とされる。
図1中、2は、筐体H1 の端面上端部に設けられた磁気券からなる乗車券の投入口である。なお、この自動改札機G1 は、ここでは非接触型ICカードからなる乗車券も処理可能とされており、そのためのアンテナは、図示しないがこの投入口2近くの筐体H1 の上面に設けられている。
図1中、3は、改札通路P1 内の利用者を検知するための反射センサ(図示せず)を取付けるためのセンサ取付ボックスであって、改札通路P1 の通過方向に沿い、かつ、両筐体H1 ,H2 の上面から少し突出して設けられている。そして、このセンサ取付ボックス3の出口側の上部部分にランプ4が設けられている。このランプ4は、本発明に係る報知手段を実現するために用いられる他に、周知の自動改札機と同様に、自動改札機G1 で小児券(子供券)が使用されたときには白色に点灯し、及び無効券が発生したときには赤色に点灯されるように構成されている。なお、ランプ4は、従来の小児券及び無効券用とは別にそのランプと並設するようにしてもよいが、ここでは兼用されている。そして、後述するように、利用者が改札通路P1 を自由に通過できることを案内表示するときは、赤色に点滅点灯表示されるように構成されている。もちろん、赤色点滅点灯ではなく、白色点滅点灯とすることもできる。
図1中、D,Dはドアであって、周知の自動改札機と同様に、図示のように開いている状態のときには、改札通路P1 の利用者の通過を許可し、閉じたときは、改札通路P1 の利用者の通過を阻止することができるように構成されている。
図1中、10は、無人コーナのコンコース側に設置された本発明の応答手段に相当するインターホンであり、また、20は、駅係員の常駐している改札口に設置されている監視盤であって、上記インターホン10に接続されているとともに、周知の監視盤と同様に、無人コーナに設置されている自動改札機G1 〜G3 及び監視盤20の設置されている改札口に設置されている図示しない自動改札機を監視し、必要に応じて自動改札機に対してリセット信号等の所定の信号を送出できるように構成されている。
図2は、図1では省略されている自動改札機G1 に組込まれている制御器Cの概略構成を示すブロック図である。この制御器Cは、ROM30に格納されているシステムプログラムデータ及びRAM31に格納されているワーキングデータを用いて入出場用の所定の演算処理を行う中央処理部(CPU)32と、このCPU32とI/Oユニット33を介して接続されているドアD,Dを開閉駆動制御するドア駆動ユニット34と、投入口2から挿入された磁気券からなる乗車券及びアンテナにタッチ又はかざされた非接触型ICカードからなる乗車券に記録されているデータを読取るとともに、入出場の所定の演算処理に伴う新たなデータ(入出場データ)を書込むためのリーダライタユニット35と、ランプ4の点灯を駆動制御するランプドライバ36と、監視盤20側と通信回線Lを介して通信を行うための通信制御部37とが接続されている。なお、I/Oユニット37には、改札通路P1 内の利用者を検知するためのセンサアンプや投入口2から投入された乗車券を図示しない取出口や集札箱まで搬送するカードハンドラ駆動ドライバ等も接続されているが、ここでは省略されている。
以下、図3のフローチャートを用いて制御動作について説明する。今、磁気券からなる有効な乗車券を所持している利用者が自動改札機G1 〜G3 のいずれかの自動改札機を介して入場しているものとする。したがって、その利用者の所持する乗車券には、既に入場済みのデータが記録されている。このため、この乗車券を例えば自動改札機G1 の投入口2に投入してもドアDが閉じられて出場が禁止される。
上述のように、コンコース側(ホーム側)に一旦入場した利用者が何らかの理由により、例えばコンコース側にトイレがなくコンコースの外側のトイレを利用したいような場合は、インターホン10を用いて有人コーナの駅係員が呼び出される(ステップ100肯定、ステップ102、ステップ104肯定)。すなわち、インターホン10の釦10aが押下されると、監視盤20に設けられているブザー(図示せず)が鳴動し、インターホン10のマイクロホン,スピーカ及び監視盤20のマイクロホン,スピーカを介して利用者と駅係員との間で音声による応答が開始される。
利用者と駅係員との間の応答によりその利用者が一度コンコース側に入場し、何らかに理由によりコンコース側に出たいことが係員に伝えられると(ステップ106肯定)、駅係員は、監視盤20の所定の操作釦を押下して自動改札機G1 を乗車券を用いることなく改札通路P1 を自由に通過できる所定の自由通過処理モード、いわゆるリセット状態に設定する。自動改札機G1 がリセット状態に設定されると、自動改札機G1 のランプ4の赤色が点滅点灯される(ステップ108)。
駅係員は、上述の利用者との応答において、利用者に対してランプ4の赤色の点滅点灯している自動改札機を介して出場するようにと伝えてあるので、自動改札機が複数台設置されていても、利用者は、ランプ4の点滅点灯している自動改札機G1 を容易に選択して出場することができる。そして、利用者が改札通路P1 を通過し、その改札通路P1 から完全に進出したことが図示しない人間検知器で検知されると、自動改札機G1 は、乗車券を用いた通常の入出場処理モードに復帰させられる(ステップ100肯定、ステップ112)。なお、コンコース側で用事の済んだ利用者は、再度、インターホン10を介して駅係員と応答して上述と同様にしてコンコース側に入場することとなる。
図4は、自動改札機がリセット状態に設定されていることを報知する報知手段を上述のランプ4に代えて案内部1を利用した例が示されている。すなわち、この案内部1は、自動改札機G1 がリセット状態に設定されると、利用者が改札通路P1 を通過して進出するまで点滅点灯するように構成されている。
なお、上述の例は、利用者が自動改札機を介して一旦コンコース側に入場し、その入場したコンコース側から出場する場合であるが、これは逆に、コンコース側から有効な乗車券で自動改札機を介して出場した後、例えばコンコース側に忘れ物をして再度入場する必要があるときなども同様に行われる。また、利用者と駅係員との応答は、インターホン10で行われたが、電話等の他の連絡手段からなる応答手段であってもよい。しかし、上述のようにインターホン10としたときは、容易に実現できる特長がある。さらに、上述の例は、無人コーナに適用した例を示したが、無人駅であってもよいことはもちろんである。
本発明の一実施の形態に係る自動改札システムを無人コーナに適用したときの概略構成図である。 制御器のブロック図である。 制御動作を示すフローチャートである。 報知手段の他の例を示す正面図である。
符号の説明
G1 〜G3 自動改札機
1 案内部
2 投入口
3 センサ取付ボックス
4 ランプ
10 インターホン
20 監視盤

Claims (6)

  1. 駅の無人コーナ又は無人駅のように駅係員の常駐していない場所に設置される自動改札機と、
    前記自動改札機の設置されている場所の利用者と駅の有人コーナ又は有人駅にいる駅係員との間で応答する応答手段と、
    前記駅係員によって前記自動改札機の改札通路を利用者が自由に通過できるようにその自動改札機を所定の自由通過処理モードに遠隔的に設定するとともに、その自動改札機が所定の自由通過処理モードに設定された旨を報知するための報知手段を遠隔的に駆動制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする自動改札システム。
  2. 請求項1に記載の自動改札システムにおいて、応答手段は、インターホンからなることを特徴とする自動改札システム。
  3. 請求項1又は2に記載の自動改札システムにおいて、報知手段は、自動改札機で小児券の使用又は無効券の発生を報知するランプを兼用して構成され、又はそのランプと並設して構成されることを特徴とする自動改札システム。
  4. 請求項1又は2に記載の自動改札システムにおいて、報知手段は、自動改札機の稼動状態を案内表示する案内部と兼用して構成されることを特徴とする自動改札システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の自動改札システムにおいて、自動改札機が所定の自由通過処理モードに設定されて利用者の改札通路の通過が検出され、その利用者がその改札通路から進出したことが検知されたときに、その自動改札機を所定の通常の入出場処理モードに復帰させる復帰手段を設けたことを特徴とする自動改札システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の自動改札システムにおいて、自動改札機は、複数台並設されていることを特徴とする自動改札システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010108107A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Toshiba Corp セーフモードを備えた自動改札機及び自動改札システム
CN107170074A (zh) * 2017-04-12 2017-09-15 合肥才来科技有限公司 景区健身房会员门禁通道闸监控系统

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