JP2007249763A - 入出場管理装置 - Google Patents

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明 池田
Tatsufuki Imai
達二己 今井
Shunichi Ezure
俊一 江連
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Abstract

【課題】無線ICタグを所持している利用者は、特別な入出場のための行動をとることなく通過することのできる入出場管理装置を提供する。
【解決手段】利用者の出入りする所定の場所に設置された送受信部から送信された信号をその所定の場所に位置する利用者に照射して利用者の移動速度を検出する利用者位置検出手段と、前記所定の場所を通過する利用者の所持する無線ICタグから送信される信号を受信する受信手段と、その受信手段で受信された信号中から利用者の所持する無線ICタグに記憶されている所定のタグ情報を抽出するタグ情報抽出手段と、前記利用者位置検出手段で検出された利用者の位置が前記所定の場所における所定の基準位置に達したときに、前記タグ情報抽出手段で抽出された所定のタグ情報に基づいて所定の処理を行う処理手段とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道の駅の改札口や建物の出入口等の所定の出入口に設置される入出場管理装置に関する。
近年、鉄道の駅に設置される自動改札機は、利用者(旅客)の利便向上を図るために非接触式の自動改札機が用いられるようになってきている。この非接触式の自動改札機は、その自動改札機の本体にアンテナを有するリーダライタを備えていて、そのアンテナに無線通信機能を有するICカードからなる非接触カードがタッチ又はかざされると(以下、タッチで説明する。)、自動改札機の本体と非接触カードとの間でデータ授受が行われて入出場処理(入場処理又は出場処理を意味している。)が行われるようにしている(特許文献1参照)。
特開2005−301944号公報
上記従来の非接触式の自動改札機は、磁気券からなる乗車券類のように媒体を自動改札機の本体の投入口に投入する必要がないため、すなわち媒体が利用者の手から離れることがないので、利用者の利便向上が図られるという特長を有している。しかしながら、非接触式の自動改札機であっても非接触カードをアンテナにタッチする必要があるため、両手がふさがっているときは、磁気券の媒体のときと同様に手間を必要とする欠点があった。また、非接触式の自動改札機は、投入式の自動改札機に比べて媒体の投入・受け取りが無い分、処理効率が優れているが、利用者が非接触カードをアンテナにタッチするための時間だけ、処理効率が低下するという問題点を有していた。
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたもので、その目的は、利用者にアンテナにタッチする動作を要求することなく入出場処理することのできる入出場管理装置を提供することにある。
本発明に係る入出場管理装置は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、利用者の出入りする所定の場所に設置された送受信部から送信された所定の信号をその所定の場所に位置する利用者に照射し、その照射された信号の反射波を受信して利用者の移動速度を検出する利用者位置検出手段と、前記所定の場所を通過する利用者の所持する無線ICタグから送信される信号を受信する受信手段と、その受信手段で受信された信号中から利用者の所持する無線ICタグに記憶されている所定のタグ情報を抽出するタグ情報抽出手段と、前記利用者位置検出手段で検出された利用者の位置が前記所定の場所における所定の基準位置に達したときに、前記タグ情報抽出手段で抽出された所定のタグ情報に基づいて所定の処理を行う処理手段とからなることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の入出場管理装置は、利用者位置検出手段が所定の場所における所定の基準位置に利用者が位置したときに、その利用者はその所定の場所を通過したと判定するものであることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の入出場管理装置は、利用者位置検出手段で検出される利用者位置情報がタグ情報抽出手段で抽出される所定のタグ情報間に位置していることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の入出場管理装置は、タグ情報抽出手段が所定のタグ情報を抽出することなく利用者位置検出手段が利用者を検出したときに、所定の場所に無線ICタグを所持していない利用者が存在していることを報知する報知手段を設けたことを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の入出場管理装置は、報知手段が所定の場所に無線ICタグを所持していない利用者が存在していることを報知したときに、その利用者を撮像する撮像手段を設けたことを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の入出場管理装置は、利用者の出入りする所定の場所が駅の改札口であることを特徴としている。
本発明の請求項7に記載の入出場管理装置は、利用者位置検出手段が駅の改札口を通過したと判定したときに、利用者の所持する無線ICタグに所定の入出場情報を書き込む書込手段を有することを特徴としている。
本発明の請求項8に記載の入出場管理装置は、駅の改札口に利用者の所持する乗車券類を処理する自動改札機を備えた改札通路も併設されていることを特徴としている。
本発明の請求項9に記載の入出場管理装置は、利用者の出入りする所定の場所を所定の建物の出入口、所定の部屋の出入口あるいは所定の催し会場の出入口等の所定の出入口であることを特徴としている。
本発明の請求項10に記載の入出場管理装置は、利用者位置検出手段が出入口を通過したと判定したときに、利用者の所持する無線ICタグに所定の入出場情報を書き込む書込手段を有することを特徴としている。
請求項11に記載の入出場管理装置は、利用者の所持する無線ICタグを専用の無線ICタグ、又はその無線ICタグの機能を組み込んだ携帯電話機やPDA等の利用者の所持する無線通信機能を備えた所定の情報端末機としたことを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の入出場管理装置は、利用者の出入りする所定の場所に設置された送受信部から送信された所定の信号をその所定の場所に位置する利用者に照射し、その照射された信号の反射波を受信して利用者の移動速度を検出する利用者位置検出手段と、前記所定の場所を通過する利用者の所持する無線ICタグから送信される信号を受信する受信手段と、その受信手段で受信された信号中から利用者の所持する無線ICタグに記憶されている所定のタグ情報を抽出するタグ情報抽出手段と、前記利用者位置検出手段で検出された利用者の位置が前記所定の場所における所定の基準位置に達したときに、前記タグ情報抽出手段で抽出された所定のタグ情報に基づいて所定の処理を行う処理手段とからなるので、利用者は、従来のように、入出場のための媒体を入出場管理装置の本体に投入したり、あるいは、タッチしたりせずに入出場することができ、利用者の利便向上をより高めることができる。
本発明の請求項2に記載の入出場管理装置は、利用者位置検出手段が所定の場所における所定の基準位置に利用者が位置したときに、その利用者はその所定の場所を通過したと判定するので、利用者の通過を容易に、かつ効率よく判定することができる。
本発明の請求項3に記載の入出場管理装置は、利用者位置検出手段で検出される利用者位置情報がタグ情報抽出手段で抽出される所定のタグ情報間に位置しているから、装置の簡易化及び小型化を容易に図ることができる。
本発明の請求項4に記載の入出場管理装置は、タグ情報抽出手段が所定のタグ情報を抽出することなく利用者位置検出手段が利用者を検出したときに、所定の場所に無線ICタグを所持していない利用者が存在していることを報知する報知手段を設けているので、無線ICタグを所持していないために通過の資格を有しない利用者の発生を効果的に報知することができる。
本発明の請求項5に記載の入出場管理装置は、報知手段が所定の場所に無線タグを所持していない利用者が存在していることを報知したときに、その利用者を撮像する撮像手段を設けているので、無線ICタグを所持していないために通過の資格を有しない利用者を撮像して記録を残すことができる。
本発明の請求項6に記載の入出場管理装置は、利用者の出入りする所定の場所が駅の改札口であるので、駅の改札口の入出場処理がより円滑に行われ、改札口の混雑を未然に防止することができる。
本発明の請求項7に記載の入出場管理装置は、利用者位置検出手段が駅の改札口を通過したと判定したときに、利用者の所持する無線ICタグに所定の入出場情報を書き込む書込手段を有しているので、無線ICタグに所定の入出場情報を容易に、かつ効果的に書き込むことができる。
本発明の請求項8に記載の入出場管理装置は、駅の改札口に利用者の所持する乗車券類を処理する自動改札機を備えた改札通路も併設されているので、従来の磁気券や非接触カードも処理することができる。
本発明の請求項9に記載の入出場管理装置は、利用者の出入りする所定の場所を所定の建物の出入口、所定の部屋の出入口あるいは所定の催し会場の出入口等の所定の出入口であるので、各種出入口の入出場管理や入退室管理を効果的に行うことができる。
本発明の請求項10に記載の入出場管理装置は、利用者位置検出手段が出入口を通過したと判定したときに、利用者の所持する無線ICタグに所定の入出場情報を書き込む書込手段を有しているので、無線ICタグに所定の入出場情報を容易に、かつ効果的に書き込むことができる。
本発明の請求項11に記載の入出場管理装置は、利用者の所持する無線ICタグを専用の無線ICタグ、又はその無線ICタグの機能を組み込んだ携帯電話機やPDA等の利用者の所持する無線通信機能を備えた所定の情報端末機としたので、各種情報端末機を利用して容易に実施することができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る入出場管理装置を鉄道の駅の改札口に適用したときの概略構成を示す正面図、図2はその平面図である。この駅の改札口には、係員(駅員)aの常駐している係員コーナA側に、無線ICタグTを所持する利用者(図1では、図面を簡略化するために一人の利用者イしか示されていない。)のための改札通路である無線タグ利用者用通路(以下、「無線タグ通路」という。)P0が設けられているとともに、その無線タグ通路P0と並設して複数(図示の例では4個)の改札機通路P1が設けられている。
この改札機通路P1,P1…は、従来の普通乗車券等の磁気券からなる媒体及び無線通信機能を備えたICカードからなる非接触カードの媒体を処理するための自動改札機G用の改札通路である。なお、図示の例では、無線タグ通路P0は、係員コーナA側に設けられているが、この係員コーナAと反対側(図2において右側)に設けられていてもよく、あるいは改札機通路P1,P1…間に設けられていてもよい。また、図示の例では、無線タグ通路P0と改札機通路P1とを並設したが、無線タグ通路P0のみの専用通路とすることもできる。しかし、無線ICタグTが採用されても、しばらくの間は、磁気券及び非接触カードも使用されるので、上述のように両通路P0,P1を並設すると改札効率を高めることができる。もちろん、媒体が無線ICタグTのみとなったときは、改札機通路P1は廃止される。
図2において、無線タグ通路P0は、その通過方向の左側と右側とで区分され、ここでは左側が出場用とされ、右側が入場用とされている。そしてこの無線タグ通路P0近辺の床面には、無線タグ通路P0が無線ICタグTを所持している利用者専用の改札通路である旨、及びその通過方向の矢印が表示されている(図2参照)。なお、図示の例では、一つの通路の左側を出場用、右側を入場用としているが、左側を入場用、右側を出場用としてもよい。また、入場用通路及び出場用通路との間に仕切壁を設けて入場専用路及び出場専用路に形成し、入場の利用者と出場の利用者とが交錯するのを防止するようにしてもよい。
図中、1は本発明の送受信部の一部をなすアンテナであって、無線タグ通路P0のほぼ中央の上方に位置する天井Rに設けられている。なお、天井Rが高すぎてアンテナ1、後述するビデオカメラ及び報知灯の取付けに不適なときは、これらを取付けるための適当な構造物が設けられる。
このアンテナ1の通信範囲(交信範囲)は、アンテナ1から3〜10m前後の範囲で、少なくとも無線タグ通路P0内及びその出入口近辺に位置する後述するUHF帯の電波を送信する無線ICタグTと交信できるように決められている。すなわち、このアンテナ1及び無線ICタグT間の通信は、いわゆる微弱電波の範囲内で行われ、利用者が所持している医療用電子機器や情報端末機等の機器に影響を及ぼさない範囲で行われる。
図中、2a,2bは本発明の撮像手段をなすビデオカメラであって、無線タグ通路P0のホーム側及びコンコース側の天井Rにそれぞれ設けられている。これらビデオカメラ2a,2bのうち、ビデオカメラ2aは、入場しようとする利用者(図1において、無線タグ通路P0を左側から右側方向へ移動する利用者)の正面を撮像できるようにセットされ、ビデオカメラ2bは、出場しようとする利用者(図1において、無線タグ通路P0を右側から左側方向へ移動する利用者)の正面を撮像できるようにセットされている。
図中、3a,3bは本発明の報知手段をなす赤色や黄色等の所定の着色灯で構成される報知灯であって、無線タグ通路P0のホーム側及びコンコース側の天井Rにそれぞれ設けられている。これら報知灯3a,3bのうち、報知灯3aは、入場しようとする利用者(図1において、無線タグ通路P0を左側から右側方向へ移動する利用者)用であり、報知灯3bは、出場しようとする利用者(図1において、無線タグ通路P0を右側から左側方向へ移動する利用者)用である。
図中、5は制御器であって、RОM6に格納されているシステムプログラム及びRAM7に格納されているワーキングデータを用いて入出場のための所定の演算処理を行う中央処理部(CPU)8を有している。このCPU8は、I/Оユニット9を介して無線ICタグTと通信(交信)を行うための送受信部10と、ビデオカメラ2a,2bを駆動制御する撮像部11と、報知灯3a,3bを駆動制御する報知部12とが接続されている。
なお、I/Оユニット9には、図示しないが、通信制御部が設けられていて、この通信制御部を介して係員コーナAに設置されている監視盤(図示せず)に接続されている。この監視盤は、周知の自動改札機システムと同様に、改札口に設置されている自動改札機G,G…とも接続されていて、これら自動改札機G,G…の上位機器にも相当している。
上記送受信部10は、アンテナ1から無線タグ通路P0及びその近辺に位置する範囲(図2において、無線タグ通路P0及び「無線タグ利用者用通路」と記載されている範囲)に所定の信号を送信できるように構成されているとともに、その範囲内から送信されてくる所定の信号を受信できるように構成されている。すなわち、この送受信部10は、上述の範囲内に位置する利用者に照射されて反射してきた反射波(後述するD2参照)と、利用者イの所持する無線ICタグTから送信されてきた後述する所定の信号(カードデータ,後述するD1参照)とを受信することができるように構成されている。また、無線ICタグTは、送受信部10のアンテナ1から所定の信号を受信したときに起動して所定の信号をアンテナ1に向けて送信することができるように構成されている。
図4は、送受信部10内の利用者イ側から送信されてくる信号を受信する受信部部分及びその利用者イの所持する無線ICタグTの電気的構成を示すブロック図である。先ず、送受信部10の方から説明すると、アンテナ1には、図4に模式的に示される利用者イ及び無線ICタグT側からの信号(電波)が受信されるように構成されている。このアンテナ1の受信する信号中には、後述するカードデータ等の所定の情報を含むデータ信号D1と、制御器5においてドップラ効果を利用して利用者イの移動速度を検出するための所定の検出信号D2とが含まれている。これら信号D1,D2は、時系列的に交互に配置されている。すなわち、無線ICタグTからアンテナ1に向けて送信される信号は、同一のデータ信号D1が所定の間隔を保って繰り返し送信され、その間に利用者イの移動速度を検出するための検出信号D2が配置される形に形成されている。
図4中、20は、アンテナ1の受信した信号中からデータ信号D1のみを通過させるフィルタ回路であり、このフィルタ回路20からの出力信号は、増幅回路21で増幅処理されたのち、CPUを中心に形成されたデータ処理部22に入力され、ここでデータ内容が解析されるように構成されている。
図4中、23は、アンテナ1の受信した信号中から検出信号D2のみを通過させるフィルタ回路であり、このフィルタ回路23からの出力信号は、CPUを中心に形成されたドップラ処理部25に入力され、検出信号D2の受信タイミングに基づいてドップラ効果を利用して利用者の移動速度及びその利用者位置を検出できるように構成されている。
次に、無線ICタグTについて説明する。この無線ICタグTには、アンテナ1からの信号(電波)を受信するとともに、そのアンテナ1に対して上述したデータ信号D1を含む信号(電波)を送信するアンテナ30を有する通信制御部31が設けられている。
このアンテナ30から送信される電波は、UHF帯のいわゆる微弱電波が用いられる。つまり、アンテナ1,30間の電波は、利用者の所持する医療用電子機器や情報端末機器等の機器に影響を及ぼさない範囲のものが使用される。
図4中、32は、無線ICタグTを統括的に駆動制御するCPUであり、メモリ33に格納されているシステムプログラムを用いて所定の演算処理ができるように構成されている。
メモリ33には、上述したシステムプログラムの他に、図4に示されるように、無線ICタグTの識別情報(カードID)、その無線ICタグTの利用者を特定するための所定の情報(所持者データ)、及び定期券データやSFデータ(ストアードフェアデータ)等の情報、いわゆるカードデータが含まれている。カードID及び所持者データのいずれも無線ICタグTの利用者を特定できる性質を有しているが、処理データ量が少なければデータ処理部22の処理負荷を小さくでき、かつ処理速度を高めることができるので、ここでは、カードIDが利用者を特定する情報として送受信部10側に送信されるように構成されている。もちろん、カードIDとともに、又はカードIDに代えて所持者データを送受信部10側に送信することもできる。以下、カードデータには、カードIDを含めて説明する。
上記メモリ33には、周知の非接触カードのメモリに記憶されていると同様の定期券データ、SFデータ又はこれら両データからなるカードデータが含まれている。さらに、図示しないが、メモリ33には、入出場駅や入出場日時等の所定のデータを記憶する記憶部が設けられている。
図4中、34は電池であり、無線ICタグTの駆動電源として用いられる。この無線ICタグTが改札口の入出場用専用の媒体(この専用の媒体のときは、通常、無線ICタグTの本体形状はカード状に形成される。)でなく、携帯電話機(PHSを含む)やPDAときは、その情報端末機の駆動電源の電池と兼用される。なお、図4に示される無線ICタグTには、電池34の電源をON・OFFするスイッチや、メモリ33のカードデータを確認するための表示画面等も設けられているが、ここでは省略されている。これらスイッチや表示画面等も、無線ICタグTが情報端末機に組込まれているときはその情報端末機と兼用される。また、図示の例では、無線ICタグTの駆動電源として電池34を内蔵している例を示したが、アンテナ1から受信した信号(電波)を処理して駆動電源とする無電源型とすることもできる。
以下、図5のフローチャートを用いて入出場制御動作について説明する。今、無線ICタグTを所持している利用者イが無線タグ通路P0に近づきアンテナ1の通信範囲内に入ってきたとする。無線ICタグTがアンテナ1の通信範囲(交信範囲)に入ると、無線ICタグTと制御器5との間で通信(交信)が開始されるとともに、利用者イがアンテナ1側に接近してきていることがドップラ効果により検知される(ステップ100肯定。以下、ステップを「S」とする。)。
無線ICタグTと制御器5との通信が開始されると、カードデータからなるデータ信号D1と利用者イを検知する検出信号D2とが制御器5に取込まれ、先ず、CPU8においてデータ信号D1の有効性が判定される。このデータ信号D1が無効の場合、つまり無線ICタグTの定期券の有効期限が切れていたり、あるいはSFデータの残額が不足しているようなときは、入出場を許可できないので(S102、S104否定)、報知灯3b(利用者イが入場の場合は報知灯3a)が点灯して、利用者イに対して無効である旨が報知されるとともに、係員aに対して無効券者の存在が報知される。また、その無効券者(利用者イ)がビデオカメラ2b(利用者イが入場の場合はビデオカメラ2a)で撮像されて記録される(S105)。さらに、この無効券者(後述する無札者も同じ)発生の旨は、係員コーナA内の監視盤にも報知される。利用者イは、報知灯3bが点灯して無効券者であると報知されるので、その利用者は、精算処理等の所定の処理を行うことができる。
また、利用者イが無線ICタグTを所持していない、いわゆる無札者であったり、無線ICタグTを所持していても無線ICタグTのスイッチがOFFとなっているとき、その利用者イは、無札者の発生が報知灯3a(又は3b)で報知され、さらにビデオカメラ2a(又は2b)で撮像されて記録される(S100否定、S103肯定)。
カードデータが有効なとき、すなわち無線ICタグTが有効なときは(S104肯定)、受信された検出信号D2を用いた利用者イの接近位置が本発明の所定の基準位置に相当するアンテナ1の真下となったときに、その無線ICタグTの利用者は無線タグ通路P0を通過したと判定して、その無線ICタグTに対する所定の入出場データの書込処理が行われる(S106否定、S108)。すなわち、制御器5では、アンテナ1の真下に無線ICタグTが来たときに、無線ICタグTの利用者イは入出場(図示の場合は出場)したと判定して所定の入出場データ(図示の場合は出場データ)の書込処理が行われる。この入出場データの書込処理は、周知の非接触カードに対する入出場データの書込処理と同様に行われる。つまり、アンテナ1を介してメモリ33に書き込むための入出場駅データ、入出場日時データ、新残額データ等の所定の新たなデータが制御器5側から無線ICタグTに送信され、その送信されたデータがメモリ33の所定の記憶部に書き込まれる。
なお、上述の例では、利用者の通過判定は、無線タグ通路P0のほぼ中央上部に設けられているアンテナ1の真下を利用者が通過したことを検知して行ったが、アンテナ1を無線タグ通路P0のホーム側又はコンコース側の天井Rに設けた場合は、利用者イが無線タグ通路P0の所定の基準位置(例えば、無線タグ通路P0の中央位置)を通過したときに、利用者イは入出場したと判定される。また、アンテナを入場用及び出場用の2本とし、例えば、入場用のアンテナを報知灯3aの近くに設けるとともに、出場用のアンテナを報知灯3bの近くに設け、接近してくる利用者が所定の基準位置(例えば、無線タグ通路P0の中央位置)を通過したときに、利用者が入出場したと判定することもできる。
また、上述の例では、利用者の移動速度及びその位置の検出は、データ信号D1間に位置する検出信号を用いたが、電波の代わりに超音波等の反射波を利用者に照射し、その反射波を検出して利用者の移動方向及びその位置を検出する反射方式のものであってもよい。しかし、上述のように、データ信号D1間に検出信号D2を配置したときは、装置の小型化等を図ることができる。
また、上述の例では、利用者の出入りする場所は、駅の改札口としたが、ビル等の建物の出入口、ビル内の室の出入口等の人の入退室を管理する必要のある場所であってもよく、あるいは、有料遊園地等の所定の催し物会場の出入口であってもよい。
なお、本発明で無線ICタグというときは、その形態はカード単体であってもよく、あるいは、上述したように、携帯電話機等の利用者の所持する携帯型情報端末機に組込まれるものであってもよい。
本発明の入出場管理装置を駅の改札口に適用したときの概略構成を示す正面図である。 図1の平面図である。 制御器のブロック図である。 送受信部内の受信部部分及び無線タグのブロック図である。 制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
0 無線タグ利用者用通路(無線タグ通路)
1 改札機通路
A 係員コーナ
a 係員
G 自動改札機
1 アンテナ
2a,2b ビデオカメラ
3a,3b 報知灯
5 制御器
10 送受信部
22 データ処理部
25 ドップラ処理部
T 無線ICタグ

Claims (11)

  1. 利用者の出入りする所定の場所に設置された送受信部から送信された所定の信号をその所定の場所に位置する利用者に照射し、その照射された信号の反射波を受信して利用者の移動速度を検出する利用者位置検出手段と、
    前記所定の場所を通過する利用者の所持する無線ICタグから送信される信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信された信号中から利用者の所持する無線ICタグに記憶されている所定のタグ情報を抽出するタグ情報抽出手段と、
    前記利用者位置検出手段で検出された利用者の位置が前記所定の場所における所定の基準位置に達したときに、前記タグ情報抽出手段で抽出された所定のタグ情報に基づいて所定の処理を行う処理手段と、
    からなることを特徴とする入出場管理装置。
  2. 請求項1に記載の入出場管理装置において、前記利用者位置検出手段は、前記所定の場所における所定の基準位置に利用者が位置したときに、その利用者はその所定の場所を通過したと判定するものであることを特徴とする入出場管理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の入出場管理装置において、前記利用者位置検出手段で検出される利用者位置情報は、前記タグ情報抽出手段で抽出される所定のタグ情報間に位置させることを特徴とする入出場管理装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の入出場管理装置において、前記タグ情報抽出手段が所定のタグ情報を抽出することなく前記利用者位置検出手段が利用者を検出したときに、前記所定の場所に無線ICタグを所持していない利用者が存在していることを報知する報知手段を設けたことを特徴とする入出場管理装置。
  5. 請求項4に記載の入出場管理装置において、前記報知手段が前記所定の場所に無線ICタグを所持していない利用者が存在していることを報知したときに、その利用者を撮像する撮像手段を設けたことを特徴とする入出場管理装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の入出場管理装置において、前記利用者の出入りする所定の場所は、駅の改札口であることを特徴とする入出場管理装置。
  7. 請求項6に記載の入出場管理装置において、前記利用者位置検出手段が駅の改札口を通過したと判定したときに、利用者の所持する無線ICタグに所定の入出場情報を書き込む書込手段を有することを特徴とする入出場管理装置。
  8. 請求項6又は7に記載の入出場管理装置において、前記駅の改札口には、利用者の所持する乗車券類を処理する自動改札機を備えた改札通路も併設されていることを特徴とする入出場管理装置。
  9. 請求項1から5のいずれかに記載の入出場管理装置において、前記利用者の出入りする所定の場所は、所定の建物の出入口、所定の部屋の出入口あるいは所定の催し会場の出入口等の所定の出入口であることを特徴とする入出場管理装置。
  10. 請求項9に記載の入出場管理装置において、前記利用者位置検出手段が出入口を通過したと判定したときに、利用者の所持する無線ICタグに所定の入出場情報を書き込む書込手段を有することを特徴とする入出場管理装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の入出場管理装置において、前記利用者の所持する無線ICタグは、専用の無線ICタグ、又はその無線ICタグの機能を組み込んだ携帯電話機やPDA等の利用者の所持する無線通信機能を備えた所定の情報端末機からなることを特徴とする入出場管理装置。
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