JP2016184813A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 60GHz帯を使用した通信を実施する携帯端末5を居住者が携行し、集合玄関機1に、携帯端末5と通信を実施する60GHz帯無線通信部1bを設け、60GHz帯無線通信部1bは携帯端末5に対して電波を送信する送信部15と、電波を受信する受信部16と、送受信を制御する送受信制御部17と、入館者の有無を判断する近接判定部20とを有し、送受信制御部17は待機状態ではデータ通信用ベースバンド部18,19をオフして60GHz帯の変調のないキャリア電波を所定間隔で繰り返して発信させ、受信部16が受信したキャリア電波の反射波の位相を検出し、位相の反転を検出したら共用玄関に人物が現れたと判断する。
【選択図】 図2
Description
また、特許文献2では居住者にIDカードを携行させて、帰宅した際にカードリーダにIDカードを翳させることで入館者が帰宅者であることを検知させている。
ただし、現状は携帯端末へ大容量のファイル伝送を行う場合、LTEや無線LANの使用が考えられるが、実効帯域の制約が大きく数秒程度で送信することが難しい。
この点、利用が可能となった60GHz帯の電波を使用する携帯端末を居住者が携行すれば、ミリ波の持つ特性である送信情報量の増加や直進性、更には限られた空間での良好な通信性を利用して、新たな利用形態が考えられる。
この構成によれば、集合住宅の共用玄関において、集合玄関機から発信されるキャリア電波の反射波から訪問者や帰宅者を検知するため、人感センサ等のセンサを設置すること無く入館者の有無を判別できる。そして、入館者を検知しない状態では、無線通信部はキャリア電波を定期的に発信させる動作のみであるため、消費電力は僅かで済む。
この構成によれば、携帯端末からの応答信号により、入館者が帰宅者であるかそうでないか判別できる。そして、帰宅者に対しては、共用玄関において居住者が携行する携帯端末に対して、帰宅者に関連する訪問者映像、例えば外出して不在時の訪問者映像が送信されるため、外出していた居住者は共用玄関に入った時点で不在時に誰が来たか映像で確認できる。そのため、自宅に戻ってから確認操作する手間を省くことができ利便性が良い。
この構成によれば、携帯端末からの応答信号により、入館者が帰宅者であるかそうでないか判別できる。そして、帰宅者に対しては、共用玄関ドアの電気錠の解錠を実施するため、利便性が良い。一方、居住者ではないと判断した場合は、監視カメラの録画等を行わせることができ、セキュリティの向上に活用できる。
この構成によれば、電気錠が施錠したら、即ち共用玄関に人がいなくなったら待機状態に戻るため、無線通信部の起動時間は僅かであり、60GHz帯通信を実施しても消費電力は僅かで済む。
この構成によれば、共用玄関において、帰宅した居住者が携行する携帯端末に対して帰宅者に関連する回覧情報等を送信するため、帰宅者に対して確実に未伝達の情報を伝達できる。よって、管理人の負担を軽減できる。一方、帰宅者は自宅に入る前に自身に関連する情報を把握でき、利便性が良い。
そして、帰宅者に対しては、共用玄関において居住者が携行する携帯端末に対して、帰宅者に関連する訪問者映像が送信されるため、外出していた居住者は共用玄関に入った時点で不在時に誰が来たか映像で確認できる。そのため、自宅に戻ってから確認操作する手間を省くことができ利便性が良い。
映像保存部7aには、集合玄関機1が呼出操作された際に撮像を開始したカメラ1aの撮像映像のうち、呼出先の住戸親機2から応答が無かった場合の映像(来訪者映像)が保存される。この保存は制御装置4の制御により行われ、呼出先情報と共に保存される。また回覧板情報記憶部7cには、管理人が管理室親機3を操作することで居住者に伝えるべき情報が保存される。
具体的に、共用玄関へ人物が現れる入館動作は次のように演算して判定される。送信周波数f、送信波振幅Atx、受信波振幅Arx、反射体による位相変動φ(t)とすると、まず送信波及び受信波は数1の(1)、(2)式で示される。
居住者が携行する携帯端末5であれば、更に特定した居住者情報を基に帰宅者に関連する不在時の訪問者映像を映像保存部7aから読み取る。更に、回覧板情報記憶部7cに帰宅者に関連する情報があれば、その情報も合わせて読み取る。
こうして読み取った映像、回覧板情報は、送信部15から携帯端末5に送信される。
その後、この電気錠10が施錠動作したら、電気錠制御盤11から集合玄関機制御部1cがその信号を入手し、この信号を基に60GHz帯無線通信部1bは待機状態に戻る。
また、携帯端末5からの応答信号により、入館者が帰宅者であるかそうでないか判別し、帰宅者に対しては共用玄関において居住者が携行する携帯端末5に対して、帰宅者に関連する外出していた不在時の訪問者映像が送信されるため、外出していた居住者は共用玄関に入った時点で不在時に誰が来たか映像で確認できる。そのため、自宅に戻ってから確認操作する手間を省くことができ利便性が良い。更に、帰宅者に関連する回覧板情報がある場合は、その情報も合わせて共用玄関において携帯端末5に対して送信するため、帰宅者に対して確実に未伝達の情報を伝達でき、管理人の負担を軽減できる。一方、帰宅者は自宅に入る前に自身に関連する情報を把握でき、利便性が良い。
加えて、帰宅者に対しては共用玄関の電気錠10の解錠を実施するため、利便性が良い。一方、居住者ではないと判断した場合は、監視カメラ映像の録画等を行わせることができ、セキュリティの向上に活用できる。
また、電気錠10が施錠したら、即ち共用玄関に人がいなくなったら待機状態に戻るため、60GHz帯無線通信部の起動時間は僅かであり、60GHz帯通信を実施しても消費電力は僅かで済む。
また、60GHz帯の変調のないキャリア電波を所定間隔で繰り返して送信用アンテナから発信させて、その反射波の位相変化をトリガとして60GHz帯通信を開始するため、60GHz帯以外の通信やセンサーを用いてトリガとする場合に比べて、限られた空間に入ってきたことを比較的簡便に且つ誤動作が少なく検出することができる。
Claims (5)
- 共用玄関に設置された集合玄関機と、集合住宅の各住戸に設置された住戸親機と、前記集合玄関機と前記住戸親機との間の通信を制御する制御装置とを有する集合住宅インターホンシステムにおいて、
60GHz帯を使用した通信を実施する携帯端末を居住者が携行すると共に、
前記集合玄関機に、前記携帯端末と60GHz帯通信を実施する無線通信部を設け、
前記無線通信部は、前記携帯端末に対して電波を送信する送信部と、前記携帯端末から送信された電波を受信する受信部と、送受信を制御する送受信制御部と、入館者の有無を判断する入館者検知部とを有し、
前記送受信制御部は、待機状態ではデータ通信用ベースバンド部をオフして60GHz帯の変調のないキャリア電波を所定間隔で繰り返して前記送信部から発信させると共に、前記受信部が受信した前記キャリア電波の反射波の位相を検出し、当該位相の反転を検出したら共用玄関に人物が現れたと判断することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 訪問者を撮像するためのカメラを前記集合玄関機或いは共用玄関に設ける一方、
前記カメラの撮像映像を保存する映像保存手段と、
居住者と前記携帯端末との関連付けを記憶する携帯端末情報記憶手段と、
前記映像保存手段に保存制御する訪問者録画制御手段と、
前記携帯端末情報記憶手段を参照して入館者が居住者であるか判別する入館者判別手段と、を有し、
前記送受信制御部は、前記入館者検知部が共用玄関に人物が現れたと判定したら、前記データ通信用ベースバンド部を起動させて前記送信部から60GHz帯通信のビーコン送信を開始すると共に、
前記入館者判別手段が、前記携帯端末からの応答信号を基に入館者は居住者であると判断したら、当該居住者に関連する訪問者映像を前記映像保存手段から読み取って、前記応答信号送信元の前記携帯端末へ送信することを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。 - 居住者と前記携帯端末との関連付けを記憶する携帯端末情報記憶手段と、
前記携帯端末情報記憶手段を参照して入館者が居住者であるか判別する入館者判別手段と、を有し、
前記送受信制御部は、前記入館者検知部が共用玄関に人物が現れたと判定したら、前記データ通信用ベースバンド部を起動させて前記送信部から60GHz帯通信のビーコン送信を開始すると共に、
前記携帯端末からの応答信号を基に、前記入館者判別手段が入館者は居住者であると判断したら、共用玄関ドアの電気錠を解錠することを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。 - 解錠した前記電気錠は一定時間後施錠動作すると共に、
前記送受信制御部は、前記電気錠の施錠動作を受けて、前記データ通信用ベースバンド部をオフして60GHz帯の変調のないキャリア電波を所定間隔で繰り返して送信する前記待機状態に移行することを特徴とする請求項3記載の集合住宅インターホンシステム。 - 集合住宅居住者への連絡情報を蓄積した居住者関連情報記憶手段を有し、
前記送受信制御部は、前記入館者判別手段が入館者は居住者であると判断したら、当該居住者に関連する情報を前記居住者関連情報記憶手段から読み取って、前記送信部から前記応答信号送信元の前記携帯端末へ送信することを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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