JP2003060556A - 携帯電話の使用可否管理システム、携帯電話装置、質問装置及び応答装置並びに携帯電話装置の使用可否管理方法 - Google Patents

携帯電話の使用可否管理システム、携帯電話装置、質問装置及び応答装置並びに携帯電話装置の使用可否管理方法

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JP2003060556A
JP2003060556A JP2001244397A JP2001244397A JP2003060556A JP 2003060556 A JP2003060556 A JP 2003060556A JP 2001244397 A JP2001244397 A JP 2001244397A JP 2001244397 A JP2001244397 A JP 2001244397A JP 2003060556 A JP2003060556 A JP 2003060556A
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Japan
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signal
communication
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phone device
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Kenji Kawakami
憲司 川上
Yoshihiro Tsubota
吉弘 坪田
Ikuo Takahashi
郁夫 高橋
Naohisa Takayama
直久 高山
Mitsuhiro Shimozawa
充弘 下沢
Yoji Isoda
陽次 礒田
Osami Ishida
修己 石田
Toshiya Yoshida
俊哉 吉田
Taizo Miyaji
泰造 宮地
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定小電力の電波の伝搬範囲が精度良く調節
されていないと、簡易基地局装置100からの信号が出
入り口付近を越えたある程度広範囲の領域を伝搬してし
まい、公衆基地局装置102と通信する無線通信部の電
源をオフした携帯電話機101が、建物105内に入っ
た段階で誤って電源オン信号109を受けてしまう可能
性があり、入退場者の区別がつきにくく、携帯電話機1
01の使用可否を確実に管理することができないという
課題があった。 【解決手段】 特定の通信制限領域に進入又は退出する
携帯電話装置の使用可否を管理するシステムであって、
通信制限領域の入口又は出口に配置され、磁界を通信媒
体として自己を特定する信号を出力する質問手段と、携
帯電話装置に設けられ、質問手段からの信号を受信して
携帯電話装置の電源をオフ又はオンさせる応答手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は携帯電話装置の使
用可否を管理するシステムに係り、特に携帯電話装置の
使用が禁止されている領域に進入・退出する際に、携帯
電話装置の電源を自動的に切断・投入してその使用可否
を管理する携帯電話の使用可否管理システム、携帯電話
装置、質問装置及び応答装置並びに携帯電話装置の使用
可否管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機が発する電波によって電子機
器に誤動作が発生する可能性があることは、よく知られ
た事実である。このため、特に病院や航空機内などのよ
うな場所においては、携帯電話機の電源をオフにして上
記電波が発信されない状態にすることが行われている。
また、映画館や劇場などの観客に静寂が要求される場所
では、呼び出し音による迷惑を考慮して携帯電話機の使
用が制限されている。
【0003】しかしながら、上述したような携帯電話機
の使用が制限若しくは禁止されている領域において、携
帯電話機の使用可否の管理は、一般的に使用者の自主性
に任されている。このため、使用者によっては、電源を
オフすることなく携帯電話機を上記領域に持ち込む場合
がある。このような不具合を解消するものとして、携帯
電話機の使用が制限若しくは禁止されている領域に進入
・退出する際に、携帯電話機の電源を自動的にオフ・オ
ンするシステムが提案されている。
【0004】図11は例えば特開平11−69412号
公報に開示された従来の携帯電話の使用可否管理システ
ムの構成を概略的に示す図であり、(a)は携帯電話機
の使用が禁止されている領域に進入する場合、(b)は
上記領域から退出する場合を示している。図において、
100は携帯電話機101の使用が禁止されている建物
105の出入り口付近に設置された簡易基地局装置で、
上記出入り口を通過する携帯電話機101に対してその
無線通信部の電源をオン・オフさせる電源オフ信号10
6及び電源オン信号109を送信する。101は公衆基
地局装置102及び簡易基地局装置100と無線通信す
る携帯電話機であって、公衆基地局装置102を介した
通常の電話通信の他に、簡易基地局装置100からの電
源オフ信号106及び電源オン信号109を受信して無
線通信部の電源をオン・オフさせる。
【0005】101aは携帯電話機101の使用者で、
携帯電話機101を携帯して建物105の出入り口を出
入りする。102は無線ネットワーク103と通信接続
する公衆基地局装置であって、携帯電話機101の電話
通信を中継する他に、無線ネットワーク103を介して
簡易基地局装置100からの信号に基づいて無線通信部
の電源をオン・オフした携帯電話機101の情報を位置
管理サーバ104に送り登録させる。103は無線ネッ
トワークで、公衆基地局装置102と位置管理サーバ1
04との間に介在する。104は位置管理サーバであっ
て、公衆基地局装置102から受信した携帯電話機10
1の通信可否に係る情報を格納する。105は携帯電話
機101の使用が禁止されている建物で、病院や映画館
などが考えられる。
【0006】106は簡易基地局装置100が携帯電話
機101の無線通信部の電源をオフさせる際に送信する
電源オフ信号で、107は無線通信部の電源をオフさせ
ようとしている携帯電話機101から簡易基地局装置1
00に送信する電話番号である。108は携帯電話機1
01の無線通信部の電源がオフされて通信休止状態にあ
ることを示す通信休止設定信号で、109は簡易基地局
装置100が携帯電話機101の無線通信部の電源をオ
ンさせる際に送信する電源オン信号で、110は無線通
信部の電源をオンさせようとしている携帯電話機101
から簡易基地局装置100に送信する電話番号である。
111は携帯電話機101の無線通信部の電源がオンさ
れて通信可能状態にあることを示す通信休止解除信号で
ある。
【0007】次に動作について説明する。先ず、携帯電
話機101の使用者101aが建物105に入る際、そ
の出入り口付近に設置された簡易基地局装置100は、
携帯電話機101に対して電源オフ信号106を送信す
る。図11(a)に示すように、携帯電話機101は、
電源オフ信号106を受信すると、自端末の電話番号1
07を簡易基地局装置100に送信した後、公衆基地局
装置l02と通信を行っている無線通信部の電源をオフ
する。
【0008】簡易基地局装置100では、電話番号10
7を受信することで携帯電話機101の無線通信部の電
源オフ状態を確認し、公衆基地局装置102に通信休止
設定信号108を送信する。通信休止設定信号108を
受信した公衆基地局装置102は、無線ネットワーク1
03を介して通信を休止した携帯電話機101に係る情
報を位置管理サーバ104に送り登録する。これによっ
て、携帯電話機101が建物105内にあるときは、無
線通信部の電源がオフされると共に、位置管理サーバ1
04が他の電話機からの通話要請に対応する。
【0009】一方、携帯電話機101の使用者101a
が建物105から出ると、携帯電話機101は、その入
口付近に設置された簡易基地局装置100から電源オン
信号109を受信する。この電源オン信号109を受信
することで、携帯電話機101は、自端末の電話番号1
10を簡易基地局装置100に送信した後、公衆基地局
装置102と通信を行う無線通信部の電源をオンにす
る。
【0010】図11(b)に示すように、簡易基地局装
置100では、電話番号110を受信することで携帯電
話機101の無線通信部の電源オン状態を確認し、公衆
基地局装置102に通信休止解除信号111を送信す
る。この信号を受信した公衆基地局装置102は、無線
ネットワーク103を介して通信休止を解除した携帯電
話機101に係る情報を位置管理サーバ104に送り登
録する。これによって、携帯電話機101が建物105
外に出たときは、無線通信部の電源がオンされると共
に、位置管理サーバ104による管理が解除されて通常
の通話処理が可能な状態に戻る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯電話の使用
可否管理システムは以上のように構成されているので、
簡易基地局装置100からの信号として建物105の出
入り口付近のみに届くような特定小電力の電波を使用し
たとしても、電波の伝搬はある程度広範囲に及ぶため、
入退場者の区別がつきにくく、携帯電話機101の使用
可否を確実に管理することができないという課題があっ
た。
【0012】つまり、特定小電力の電波の伝搬範囲が精
度良く調節されていないと、簡易基地局装置100から
の信号が出入り口付近を越えたある程度広範囲の領域を
伝搬してしまい、公衆基地局装置102と通信する無線
通信部の電源をオフした携帯電話機101が、建物10
5内に入った段階で誤って電源オン信号109を受けて
しまう可能性がある。反対に、建物105外に出て公衆
基地局装置102と通信する無線通信部の電源をオンし
た携帯電話機101が、電源オフ信号106を受けてし
まう可能性がある。
【0013】また、上記システムを使用しない場合、携
帯電話機101の電源をオン・オフする行為は、一般的
にその使用者101aの裁量に任せられており確実性が
ない。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、電波より通信距離が短い磁界を通
信媒体とした電磁誘導方式による通信で携帯電話機の電
源を自動的にオフ・オンすることで、簡易な構成の追加
によって携帯電話装置の使用可否をより精度良く管理す
ることができる携帯電話の使用可否管理システム、携帯
電話装置、質問装置及び応答装置並びに携帯電話装置の
使用可否管理方法を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯電話
の使用可否管理システムは、特定の通信制限領域に進入
又は退出する携帯電話装置の使用可否を管理するシステ
ムであって、通信制限領域の入口又は出口に配置され、
磁界を通信媒体として自己を特定する信号を出力する質
問手段と、携帯電話装置に設けられ、質問手段からの信
号を受信して携帯電話装置の電源をオフ又はオンさせる
応答手段とを備えるものである。
【0016】この発明に係る携帯電話の使用可否管理シ
ステムは、応答手段が質問手段との間で信号を送受信す
ると共に、該信号に係る磁界を用いて電磁誘導作用に基
づく起電力を生成する通信手段を有し、受信信号に基づ
いて携帯電話装置の電源をオン・オフさせる制御プログ
ラムを記憶したワイヤレスカードと、制御プログラムを
実行して電源をオン・オフする制御手段とを備え、質問
手段が磁界を通信媒体として信号を送受信する通信手段
を有するワイヤレスカードリーダライタを備えるもので
ある。
【0017】この発明に係る携帯電話装置は、磁界を媒
体として通信を行う質問手段によって使用可否が管理さ
れる携帯電話装置であって、質問手段との間で磁界を媒
体として通信を行う機能を有し、質問手段からの信号を
受信すると電源をオン・オフさせる応答手段を備えるも
のである。
【0018】この発明に係る携帯電話装置は、質問手段
が通信制限領域の入出口の進入又は退出方向に沿って複
数配置され、磁界を通信媒体として自己を特定する信号
を各々出力し、応答手段が複数の質問手段からの信号を
各々受信すると共に、その受信順序に基づいて電源をオ
フ・オンさせるものである。
【0019】この発明に係る携帯電話装置は、応答手段
が質問手段との間で信号を送受信すると共に、該信号に
係る磁界を用いて電磁誘導作用に基づく起電力を生成す
る通信手段を有し、受信信号に基づいて携帯電話装置の
電源をオン・オフさせる制御プログラムを記憶したワイ
ヤレスカードと、制御プログラムを実行して電源をオン
・オフする制御手段とを備えるものである。
【0020】この発明に係る携帯電話装置は、ワイヤレ
スカードを着脱するスロットを備えるものである。
【0021】この発明に係る質問装置は、磁界を媒体と
した通信を行って電源をオン・オフする携帯電話装置の
使用可否を管理する装置であって、携帯電話装置に対し
て磁界を媒体として電源をオフ・オンさせる信号を出力
するものである。
【0022】この発明に係る質問装置は、磁界を通信媒
体として信号を送受信する通信手段を備えたワイヤレス
カードリーダライタからなるものである。
【0023】この発明に係る応答装置は、携帯電話装置
に搭載され、磁界を媒体として受信した信号によって携
帯電話装置の電源をオン・オフするものである。
【0024】この発明に係る応答装置は、磁界を媒体と
した通信の際、該通信に係る磁界を用いて電磁誘導作用
に基づく起電力を生成する通信手段と、磁界を媒体とし
て受信した信号によって携帯電話装置の電源をオン・オ
フさせる制御プログラムを記憶した記憶手段と、制御プ
ログラムを実行して電源をオン・オフする制御手段とを
備えたワイヤレスカードからなるものである。
【0025】この発明に係る携帯電話装置の使用可否管
理方法は、特定の通信制限領域に進入又は退出する携帯
電話装置の使用可否を管理する方法であって、通信制限
領域の入口又は出口に配置した質問手段が、磁界を通信
媒体として自己を特定する信号を出力する使用可否通知
ステップと、携帯電話装置が質問手段からの信号を受信
して電源をオフ又はオンさせる応答ステップとを備える
ものである。
【0026】この発明に係る携帯電話装置の使用可否管
理方法は、特定の通信制限領域に進入及び退出する携帯
電話装置の使用可否を管理する方法であって、通信制限
領域の入出口の進入又は退出方向に沿って各々配置した
複数の質問手段が、磁界を通信媒体として自己を特定す
る信号を各々出力する使用可否通知ステップと、携帯電
話装置が複数の質問手段からの信号を各々受信すると共
に、その受信順序に基づいて電源をオフ・オンさせる応
答ステップとを備えるものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による携
帯電話の使用可否管理システムを概略的に示す図であ
り、特に携帯電話の使用者がその使用を制限又は禁止さ
れた閉空間に入口から入る際のシステム動作を示してい
る。図において、1は応答器1aを内蔵した携帯電話機
(携帯電話装置)で、内部の制御部であるプロセッサが
通常の通話処理を行うプログラムの他に、質問器5aか
らの信号を受けると応答器1aであるワイヤレスカード
が記憶する制御プログラムを実行して使用可否に係る処
理を行う。1aは質問器5aから受信した信号に応じて
携帯電話機1の使用可否を制御する応答器(応答手段)
であって、例えば質問器5aに応じて電源をオフするか
オンするかを判定し、これに応じた処理を実現させるプ
ログラムを格納したワイヤレスカードを含んで構成され
る。2は携帯電話機1の使用者で、図示の例では携帯電
話機1を携帯して閉空間3内に入口4を通過して破線矢
印の方向に進入する。3は携帯電話機1の使用が制限又
は禁止されている閉空間(通信制限領域)であって、例
えば病院や映画館などが考えられる。4は閉空間3の入
口で、その内壁部などに質問器5aが設置される。5a
は磁界を通信媒体とした信号を出力する質問器(質問手
段)であって、応答器1aによって携帯電話機1の電源
をオフさせる信号を出力する質問器として認識される。
また、この質問器5aは、使用者2を含む閉空間3に入
場する通行人が入口4を通過する際に、携帯電話機1と
の距離が応答器1aの有効受信感度が得られる範囲内と
なるように設置される。
【0028】図2は実施の形態1による携帯電話の使用
可否管理システムを概略的に示す図であり、特に携帯電
話の使用者がその使用を制限又は禁止された閉空間に出
口から出る際のシステム動作を示している。図におい
て、5bは磁界を通信媒体とした信号を出力する質問器
(質問手段)で、応答器1aによって携帯電話機1の電
源をオンさせる信号を出力する質問器として認識され
る。6は閉空間3の出口であって、その内壁部などに質
問器5bが設置される。なお、図1と同一構成要素には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0029】図3は図1及び図2中の携帯電話機を概略
的に示す図である。図示の例では、携帯電話機1にはワ
イヤレスカードを含んで構成した応答器1aが内蔵され
ている。この応答器1aが、外部のワイヤレスカードリ
ーダライタからの信号を受信し、携帯電話機1の無線通
信手段の電源をオン・オフする動作を実行する。このと
き、ワイヤレスカードと携帯電話機1本体との接続は、
有線通信又は磁界による非接触通信のどちらでも良い。
【0030】図4は図1及び図2中の携帯電話機及び質
問器の構成を示す図である。図において、7は応答器1
aの構成要素として携帯電話機1に内蔵されるワイヤレ
スカード(応答手段)で、例えば情報と電力の転送に電
磁誘導方式(Inductive Coupling)
を使用する非接触ICカードから構成される。また、こ
のワイヤレスカード7を非接触ICカードから構成する
場合、非接触ICカードとしては、閉空間3の入退場者
を確実に区別するために、例えば質問器5a,5bとの
距離が数mmから数十cm以内(一般的に約10cm)
で有効な受信感度を示すISO/IEC 14443で
規格される近接型(Proximity)や、ISO/
IEC 15693で規格される数cmから1m以内
(一般的に約70cm)で有効な受信感度を示す近傍型
(Vicinity)などを使用する。8は携帯電話機
1内のプロセッサやメモリを含んで構成される制御部
(制御手段、応答手段)であって、ワイヤレスカード7
が記憶する無線通信手段9の電源をオン・オフする制御
プログラムを実行する。9は携帯電話機1の通常の通話
処理を行う無線通信手段で、呼び出し音やアラーム音な
どを出力する回路を含む通話処理に関する回路から構成
される。10はワイヤレスカード7のアンテナ機構(通
信手段)であって、質問器5a,5bが各々出力する高
周波数の磁界のそれぞれに共振して情報伝達を行うと共
に、これらの磁界と電磁誘導作用して起電力を生成する
アンテナコイルから構成される。11a,11bは質問
器5a,5bを構成するワイヤレスカードリーダライタ
(質問手段)で、各々が異なる周波数の磁界を通信媒体
として信号を送受信する。12はワイヤレスカードリー
ダライタ11a,11bのアンテナ機構(通信手段)で
あって、質問器5a,5bにそれぞれ固有の周波数の磁
界を出力するアンテナコイルから構成される。また、こ
のアンテナ機構12を介してワイヤレスカードリーダラ
イタ11a,11bは、上記磁界を受けて起動したワイ
ヤレスカード7がアンテナ機構10を介して出力した信
号を受信することもできる。なお、図1及び図2と同一
構成要素には同一符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0031】次に動作について説明する。図5は図1に
おける携帯電話の使用可否管理システムの動作を示すフ
ロー図であり、使用者2が閉空間3に入る場合について
示している。先ず、使用者2が入口4を介して閉空間3
に入る際、質問器5aが使用者2が所持する携帯電話機
1に対して信号を送信する(ステップST1、使用可否
通知ステップ)。具体的には、質問器5aを構成するワ
イヤレスカードリーダライタ11aが、自己に固有に設
定された高周波信号を発生し、この高周波信号によって
アンテナ機構12であるアンテナコイルが共振して質問
器5aに固有に設定された周波数の交流磁界を発生し出
力する。
【0032】使用者2が入口4にさしあたり、質問器5
aと携帯電話機1との距離が数十cm内となったとき、
携帯電話機1に内蔵されているワイヤレスカード7で構
成した応答器1aが質問器5aからの磁界を受信する
(ステップST2)。具体的には、ワイヤレスカード7
のアンテナ機構10を構成するアンテナコイルが、質問
器5aからの磁界による電磁誘導作用で起電力すると共
に、受信した磁界を出力した質問器が携帯電話機1の無
線通信手段の電源をオフさせる質問器5aであることを
認識する。これによって、ワイヤレスカード7は、上記
起電力によって内部の不図示のメモリに記憶した携帯電
話機1の無線通信手段の電源をオフする動作を実行する
制御プログラムを読み出す。
【0033】続いて、ワイヤレスカード7から読み出さ
れた制御プログラムは、携帯電話機1の制御部8によっ
て実行され、無線通信手段9の電源がオフされる(ステ
ップST3、応答ステップ)。このように、使用者2が
特別な操作をすることなく、入口4を通過するだけで携
帯電話機1の無線通信手段9の電源を自動的にオフする
ことができる。また、通信距離の短い磁界による通信を
行うワイヤレスカード7のアンテナ機構10が共振する
周波数を携帯電話機1ごとに設定しておくことで、携帯
電話機1に対して個別に使用可否を管理することが可能
となる。さらに、通常の電波による通信では混線してし
まうような小さい空間を閉空間3とすることもでき、屋
外の閉領域においても携帯電話機1の使用制限を確実に
実行することが可能となる。
【0034】次に使用者2が閉空間3から出る場合につ
いて説明する。図6は図2における携帯電話の使用可否
管理システムの動作を示すフロー図であり、このフロー
図に沿って説明する。使用者2が出口6を介して閉空間
3から出る際、質問器5bが使用者2が所持する携帯電
話機1に対して信号を送信する(ステップST1a、使
用可否通知ステップ)。具体的には、質問器5bを構成
するワイヤレスカードリーダライタ11bが、自己に固
有に設定された高周波信号を発生し、この高周波信号に
よってアンテナ機構12であるアンテナコイルが共振し
て質問器5bに固有に設定された周波数の交流磁界を発
生し出力する。
【0035】使用者2が出口6にさしあたり、質問器5
bと携帯電話機1との距離が数十cm内となったとき、
携帯電話機1に内蔵されているワイヤレスカード7で構
成した応答器1aが質問器5bからの磁界を受信する
(ステップST2a)。具体的には、ワイヤレスカード
7のアンテナ機構10を構成するアンテナコイルが、質
問器5bからの磁界による電磁誘導作用で起電力すると
共に、受信した磁界を出力した質問器が携帯電話機1の
無線通信手段の電源をオンさせる質問器5bであること
を認識する。これによって、ワイヤレスカード7は、上
記起電力によって内部の不図示のメモリに記憶した携帯
電話機1の無線通信手段の電源をオンする動作を実行す
る制御プログラムを読み出す。
【0036】続いて、ワイヤレスカード7から読み出さ
れた制御プログラムは、携帯電話機1の制御部8によっ
て実行され、無線通信手段9の電源がオンされる(ステ
ップST3a、応答ステップ)。このように、使用者2
が特別な操作をすることなく、出口6を通過するだけで
携帯電話機1の無線通信手段9の電源を自動的にオンす
ることができる。また、通信距離の短い磁界による通信
を行うワイヤレスカード7のアンテナ機構10が共振す
る周波数を携帯電話機1ごとに設定しておくことで、携
帯電話機1に対して個別に使用可否を管理することが可
能となる。さらに、通常の電波による通信では混線して
しまうような小さい空間を閉空間3とすることもでき、
屋外の閉領域においても携帯電話機1の使用制限を確実
に実行することが可能となる。
【0037】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、携帯電話機1の無線通信が制限又は禁止されている
閉空間3の入口4又は出口6に配置した質問器5a,5
bが、磁界を通信媒体として自己を特定する信号を出力
し、携帯電話機1が質問器5a,5bからの信号を受信
して無線通信手段9の電源をオフ又はオンさせるので、
応答器1aや質問器5a,5bなどの簡易な構成を追加
するだけで、使用者2が特別な操作をすることなく、入
口4又は出口6を通過するだけで携帯電話機1の無線通
信手段9の電源が自動的にオフ又はオンされ、携帯電話
機1の使用可否をより精度良く管理することができる。
また、一般的な電波による通信と比較して通信距離が短
い磁界による通信を使用することから、入退場者をより
精度良く区別することができる。
【0038】また、この実施の形態1によれば、質問器
5a,5bとの間で信号を送受信すると共に、該信号に
係る磁界を用いて電磁誘導作用に基づく起電力を生成す
るアンテナ機構10を有し、受信信号に基づいて携帯電
話機1の電源をオン・オフさせる制御プログラムを記憶
したワイヤレスカード7と、制御プログラムを実行して
電源をオン・オフする制御部8とを応答器1aが備え、
磁界を通信媒体として信号を送受信するアンテナ機構1
2を有するワイヤレスカードリーダライタ11a,11
bを質問器5a,5bが備えるので、アンテナ機構1
0,12を適切に設定しておくことで、秘匿性が向上す
ると共に、携帯電話機1を個別認識して使用可否を管理
することができる。
【0039】なお、上記実施の形態1ではワイヤレスカ
ード7として、非接触ICカードを使用する例を示した
が、ワイヤレスカードリーダライタ11a,11bから
の磁力線により起電力発生して、内蔵したメモリに記憶
している情報を携帯電話機1内の制御部8に通信するこ
とが可能な無線タグ(登録商標)を使用してもよい。
【0040】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2による携帯電話の使用可否管理システムの概略的に
示す図であり、(a)は携帯電話機の使用者が閉空間に
入る場合、(b)は携帯電話機の使用者が閉空間から出
る場合を示している。図において、5A,5Bは磁界を
通信媒体として携帯電話機1に信号を出力する質問器
(質問手段)で、基本的な構成は上記実施の形態1で示
したものと同様である。ここでは、質問器5Aが携帯電
話機1の無線通信手段9の電源をオンさせる質問器、質
問器5Bが携帯電話機1の無線通信手段9の電源をオフ
させる質問器として、携帯電話機1の応答器1aに認識
される。また、この実施の形態2においても質問器5
A,5Bは、ワイヤレスカードリーダライタ11a,1
1bから構成されるものとする。13は閉空間3の入口
と出口とが共用された入出口であって、質問器5A,5
Bが進入方向(図7(a)中の破線矢印の方向)にそれ
ぞれ設置される。このとき、質問器5A,5Bは、それ
ぞれが出力する磁界が干渉しないように、数十cm離し
て配置する。なお、図1及び図2と同様な構成要素には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0041】次に動作について説明する。図8は実施の
形態2による携帯電話の使用可否管理システムの動作を
示すフロー図であり、このフロー図に沿って閉空間3を
出入りする携帯電話機1の使用可否の管理動作を説明す
る。図7(a)に示すように、使用者2が入出口13を
介して閉空間3に進入する際、質問器5Bと携帯電話機
1との距離が数十cm内になると、携帯電話機1の応答
器1aは、入出口13の進入方向に沿って最初に設置さ
れた質問器5Aが出力する磁界を受信する。このとき、
ワイヤレスカード7のアンテナ機構10を構成するアン
テナコイルが、質問器5Aからの磁界による電磁誘導作
用で起電力する。この起電力によって起動したワイヤレ
スカード7は、受信した磁界を出力した質問器が携帯電
話機1の無線通信手段の電源をオンさせる質問器5Aで
ある旨の情報を、内部の不図示のメモリ若しくは制御部
8内のメモリに記憶する。このあと、携帯電話機1内の
応答器1aが、入出口13の進入方向に沿って質問器5
Aの次に設置された質問器5Bが出力する磁界を受信す
ると、上記と同様にして、受信した磁界を出力した質問
器が携帯電話機1の無線通信手段の電源をオフさせる質
問器5Bである旨の情報が、ワイヤレスカード7内の不
図示のメモリ若しくは制御部8内のメモリに記憶される
(ステップST1b、ステップST2b、使用可否通知
ステップ)。
【0042】次に、応答器1a内のワイヤレスカード7
は、上記起電力によって内部の不図示のメモリに記憶し
た携帯電話機1の無線通信手段の電源のオン・オフを制
御する制御プログラムを読み出して制御部8に実行させ
る。この制御プログラムは、上記実施の形態1と異な
り、電源のオン・オフの判断に質問器5A,5Bからの
信号の受信順序を用いる。具体的な動作を説明すると、
上記制御プログラムを実行する制御部8によって、ワイ
ヤレスカード7内の不図示のメモリ若しくは制御部8内
のメモリに記憶された質問器5A,5Bに関する情報が
読み出され、メモリに対する蓄積順序から受信順序が判
定される(ステップST3b)。
【0043】ここでは、使用者2が入出口13を介して
閉空間3に進入する場合であるので、制御部8は、応答
器1aが質問器5A、質問器5Bの順で信号を受信した
と判定して、ステップST4bの処理に移行する。ステ
ップST4bでは、上記実施の形態1と同様な動作によ
って、携帯電話機1の無線通信手段9の電源がオフされ
る(応答ステップ)。
【0044】一方、図7(b)に示すように、使用者2
が入出口13を介して閉空間3から退出する場合では、
上述した動作と反対に、ステップST3bにおいて、制
御部8は、応答器1aが質問器5B、質問器5Aの順で
信号を受信したと判定して、ステップST5bの処理に
移行する。ステップST5bでは、上記実施の形態1と
同様な動作によって、携帯電話機1の無線通信手段9の
電源がオンされる(応答ステップ)。
【0045】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、携帯電話機1の無線通信が制限又は禁止されている
閉空間3の入出口13の進入又は退出方向に沿って各々
配置した質問器5A,5Bが、磁界を通信媒体として自
己を特定する信号を各々出力し、携帯電話機1が質問器
5A,5Bからの信号を各々受信すると共に、その受信
順序に基づいて電源をオフ・オンさせるので、入口と出
口が共用の場所においても、携帯電話機1の使用制限の
実行及び解除をより精度良く行うことができる。
【0046】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3による携帯電話機を概略的に示す図であり、図10
は図9の携帯電話機の構成を示す図である。図におい
て、1Aはワイヤレスカード7aを着脱するスロット1
4を設けた携帯電話機(携帯電話装置)で、ワイヤレス
カード7aを目的に応じて交換可能である以外は、上記
実施の形態1と同様に動作する。1bは携帯電話機1A
に内蔵された応答器(応答手段)であって、スロット1
4にワイヤレスカード7aが装着された状態では上記実
施の形態1と同様に動作する。7aはスロット14に装
着可能に構成されたワイヤレスカード(応答手段)で、
例えば上記実施の形態1で説明した制御プログラムを記
憶したものと、上記実施の形態2で説明した制御プログ
ラムを記憶したものとを適宜取り替えることができる。
14はワイヤレスカード7aを挿入するスロットであっ
て、ワイヤレスカード7aが出力する磁界による通信以
外に、ワイヤレスカード7aと制御部8との間で有線通
信を行う場合は通信コネクタが設けられる。なお、図4
と同一構成要素には同一符号を付して重複する説明を省
略する。
【0047】次に概要について説明する。上記実施の形
態1,2からわかるように、本願発明のシステムは質問
器の配置場所や個数を変えることで、様々なバリエーシ
ョンを持たせることができる。そこで、この実施の形態
3による携帯電話機1Aのように、スロット14によっ
てワイヤレスカード7aを着脱可能とすることで、上記
のようなシステムのバリエーションに対応することがで
きる。
【0048】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、携帯電話機1Aがワイヤレスカード7aを着脱する
スロット14を備えるので、ワイヤレスカード7aに不
具合が生じた場合や、既存のシステムからのバージョン
アップなどにも好適に対応することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、特定
の通信制限領域に進入又は退出する携帯電話装置の使用
可否を管理するシステムであって、通信制限領域の入口
又は出口に配置され、磁界を通信媒体として自己を特定
する信号を出力する質問手段と、携帯電話装置に設けら
れ、質問手段からの信号を受信して携帯電話装置の電源
をオフ又はオンさせる応答手段とを備えるので、応答手
段や質問手段などの簡易な構成を追加するだけで、入口
又は出口を通過すると携帯電話装置の電源が自動的にオ
フ又はオンされ、その使用可否をより精度良く管理する
ことができるという効果がある。
【0050】この発明によれば、応答手段が質問手段と
の間で信号を送受信すると共に、該信号に係る磁界を用
いて電磁誘導作用に基づく起電力を生成する通信手段を
有し、受信信号に基づいて携帯電話装置の電源をオン・
オフさせる制御プログラムを記憶したワイヤレスカード
と、制御プログラムを実行して電源をオン・オフする制
御手段とを備え、質問手段が磁界を通信媒体として信号
を送受信する通信手段を有するワイヤレスカードリーダ
ライタを備えるので、秘匿性が向上すると共に、携帯電
話装置を個別認識して使用可否を管理するシステムを提
供することができるという効果がある。
【0051】この発明によれば、磁界を媒体として通信
を行う質問手段によって使用可否が管理される携帯電話
装置であって、質問手段との間で磁界を媒体として通信
を行う機能を有し、質問手段からの信号を受信すると電
源をオン・オフさせる応答手段を備えるので、使用可否
が自動的に精度良く管理される携帯電話装置を提供する
ことができるという効果がある。
【0052】この発明によれば、質問手段が通信制限領
域の入出口の進入又は退出方向に沿って複数配置され、
磁界を通信媒体として自己を特定する信号を各々出力
し、応答手段が複数の質問手段からの信号を各々受信す
ると共に、その受信順序に基づいて電源をオフ・オンさ
せるので、入口と出口が共用の場所においても、携帯電
話装置の使用制限の実行及び解除がより精度良く管理さ
れる携帯電話装置を提供することができるという効果が
ある。
【0053】この発明によれば、応答手段が質問手段と
の間で信号を送受信すると共に、該信号に係る磁界を用
いて電磁誘導作用に基づく起電力を生成する通信手段を
有し、受信信号に基づいて携帯電話装置の電源をオン・
オフさせる制御プログラムを記憶したワイヤレスカード
と、制御プログラムを実行して電源をオン・オフする制
御手段とを備えるので、磁界を媒体とした通信によって
自動的に使用可否が管理される携帯電話装置を提供する
ことができるという効果がある。
【0054】この発明によれば、ワイヤレスカードを着
脱するスロットを備えるので、ワイヤレスカードに不具
合が生じた場合や、質問手段からの情報に変更があって
も好適に対応し得る携帯電話装置を提供することができ
るという効果がある。
【0055】この発明によれば、磁界を媒体とした通信
を行って電源をオン・オフする携帯電話装置の使用可否
を管理する装置であって、携帯電話装置に対して磁界を
媒体として電源をオフ・オンさせる信号を出力するの
で、携帯電話装置を個別認識して使用可否を管理する装
置を提供することができるという効果がある。
【0056】この発明によれば、磁界を通信媒体として
信号を送受信する通信手段を備えたワイヤレスカードリ
ーダライタからなるので、携帯電話装置を個別認識して
使用可否を管理する装置を提供することができるという
効果がある。
【0057】この発明によれば、携帯電話装置に搭載さ
れ、磁界を媒体として受信した信号によって携帯電話装
置の電源をオン・オフするので、磁界を媒体とした通信
によって自動的に携帯電話装置の使用可否を管理する装
置を得ることができるという効果がある。
【0058】この発明によれば、磁界を媒体とした通信
の際、該通信に係る磁界を用いて電磁誘導作用に基づく
起電力を生成する通信手段と、磁界を媒体として受信し
た信号によって携帯電話装置の電源をオン・オフさせる
制御プログラムを記憶した記憶手段と、制御プログラム
を実行して電源をオン・オフする制御手段とを備えたワ
イヤレスカードからなるので、携帯電話装置の電源制御
プログラムに変更があっても好適に対応し得ると共に、
磁界を媒体とした通信によって自動的に携帯電話装置の
使用可否を管理する装置を得ることができるという効果
がある。
【0059】この発明によれば、特定の通信制限領域に
進入又は退出する携帯電話装置の使用可否を管理する方
法であって、通信制限領域の入口又は出口に配置した質
問手段が、磁界を通信媒体として自己を特定する信号を
出力する使用可否通知ステップと、携帯電話装置が質問
手段からの信号を受信して電源をオフ又はオンさせる応
答ステップとを備えるので、使用者が特別な操作をする
ことなく、入口又は出口を通過するだけで携帯電話装置
の電源が自動的にオフ又はオンされ、その使用可否をよ
り精度良く管理することができるという効果がある。
【0060】この発明によれば、特定の通信制限領域に
進入及び退出する携帯電話装置の使用可否を管理する方
法であって、通信制限領域の入出口の進入又は退出方向
に沿って各々配置した複数の質問手段が、磁界を通信媒
体として自己を特定する信号を各々出力する使用可否通
知ステップと、携帯電話装置が複数の質問手段からの信
号を各々受信すると共に、その受信順序に基づいて電源
をオフ・オンさせる応答ステップとを備えるので、入口
と出口が共用の場所においても、携帯電話装置の使用制
限の実行及び解除をより精度良く行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による携帯電話の使
用可否管理システムを概略的に示す図である。
【図2】 実施の形態1による携帯電話の使用可否管理
システムを概略的に示す図である。
【図3】 図1及び図2中の携帯電話機を概略的に示す
図である。
【図4】 図1及び図2中の携帯電話機及び質問器の構
成を示す図である。
【図5】 図1における携帯電話の使用可否管理システ
ムの動作を示すフロー図である。
【図6】 図2における携帯電話の使用可否管理システ
ムの動作を示すフロー図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による携帯電話の使
用可否管理システムを概略的に示す図である。
【図8】 実施の形態2による携帯電話の使用可否管理
システムの動作を示すフロー図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による携帯電話機を
概略的に示す図である。
【図10】 図9の携帯電話機の構成を示す図である。
【図11】 従来の携帯電話の使用可否管理システムの
構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1,1A 携帯電話機(携帯電話装置)、1a,1b
応答器(応答手段)、2 使用者、3 閉空間(通信制
限領域)、4 入口、5a,5b,5A,5B質問器
(質問手段)、6 出口、7,7a ワイヤレスカード
(応答手段)、8 制御部(制御手段、応答手段)、9
無線通信手段、10 アンテナ機構(通信手段)、1
1a,11b ワイヤレスカードリーダライタ(質問手
段)、12 アンテナ機構(通信手段)、13 入出
口、14 スロット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 郁夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高山 直久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 下沢 充弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 礒田 陽次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石田 修己 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吉田 俊哉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮地 泰造 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA11 BB09 5K067 AA44 BB04 BB33 BB34 BB45 DD17 DD27 EE39 HH23 KK01 KK05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の通信制限領域に進入又は退出する
    携帯電話装置の使用可否を管理するシステムであって、 上記通信制限領域の入口又は出口に配置され、磁界を通
    信媒体として自己を特定する信号を出力する質問手段
    と、 上記携帯電話装置に設けられ、上記質問手段からの信号
    を受信して上記携帯電話装置の電源をオフ又はオンさせ
    る応答手段と を備えたことを特徴とする携帯電話の使用可否管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 応答手段は、質問手段との間で信号を送
    受信すると共に、該信号に係る磁界を用いて電磁誘導作
    用に基づく起電力を生成する通信手段を有し、上記受信
    信号に基づいて携帯電話装置の電源をオン・オフさせる
    制御プログラムを記憶したワイヤレスカードと、上記制
    御プログラムを実行して電源をオン・オフする制御手段
    とを備え、 上記質問手段は、磁界を通信媒体として信号を送受信す
    る通信手段を有するワイヤレスカードリーダライタを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の携帯電話の使用可
    否管理システム。
  3. 【請求項3】 磁界を媒体として通信を行う質問手段に
    よって使用可否が管理される携帯電話装置であって、上
    記質問手段との間で磁界を媒体として通信を行う機能を
    有し、上記質問手段からの信号を受信すると電源をオン
    ・オフさせる応答手段を備えた携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 質問手段は、通信制限領域の入出口の進
    入又は退出方向に沿って複数配置され、磁界を通信媒体
    として自己を特定する信号を各々出力し、 応答手段は、上記複数の質問手段からの信号を各々受信
    すると共に、その受信順序に基づいて電源をオフ・オン
    させることを特徴とする請求項3記載の携帯電話装置。
  5. 【請求項5】 応答手段は、質問手段との間で信号を送
    受信すると共に、該信号に係る磁界を用いて電磁誘導作
    用に基づく起電力を生成する通信手段を有し、上記受信
    信号に基づいて携帯電話装置の電源をオン・オフさせる
    制御プログラムを記憶したワイヤレスカードと、上記制
    御プログラムを実行して電源をオン・オフする制御手段
    とを備えたことを特徴とする請求項4記載の携帯電話装
    置。
  6. 【請求項6】 ワイヤレスカードを着脱するスロットを
    備えたことを特徴とする請求項5記載の携帯電話装置。
  7. 【請求項7】 磁界を媒体とした通信を行って電源をオ
    ン・オフする携帯電話装置の使用可否を管理する装置で
    あって、上記携帯電話装置に対して磁界を媒体として電
    源をオフ・オンさせる信号を出力する質問装置。
  8. 【請求項8】 磁界を通信媒体として信号を送受信する
    通信手段を備えたワイヤレスカードリーダライタからな
    ることを特徴とする請求項7記載の質問装置。
  9. 【請求項9】 携帯電話装置に搭載され、磁界を媒体と
    して受信した信号によって上記携帯電話装置の電源をオ
    ン・オフする応答装置。
  10. 【請求項10】 磁界を媒体とした通信の際、該通信に
    係る磁界を用いて電磁誘導作用に基づく起電力を生成す
    る通信手段と、磁界を媒体として受信した信号によって
    携帯電話装置の電源をオン・オフさせる制御プログラム
    を記憶した記憶手段と、上記制御プログラムを実行して
    電源をオン・オフする制御手段とを備えたワイヤレスカ
    ードからなることを特徴とする請求項9記載の応答装
    置。
  11. 【請求項11】 特定の通信制限領域に進入又は退出す
    る携帯電話装置の使用可否を管理する方法であって、 上記通信制限領域の入口又は出口に配置した質問手段
    が、磁界を通信媒体として自己を特定する信号を出力す
    る使用可否通知ステップと、 上記携帯電話装置が上記質問手段からの信号を受信して
    電源をオフ又はオンさせる応答ステップとを備えたこと
    を特徴とする携帯電話装置の使用可否管理方法。
  12. 【請求項12】 特定の通信制限領域に進入及び退出す
    る携帯電話装置の使用可否を管理する方法であって、 上記通信制限領域の入出口の進入又は退出方向に沿って
    各々配置した複数の質問手段が、磁界を通信媒体として
    自己を特定する信号を各々出力する使用可否通知ステッ
    プと、 上記携帯電話装置が上記複数の質問手段からの信号を各
    々受信すると共に、その受信順序に基づいて電源をオフ
    ・オンさせる応答ステップとを備えたことを特徴とする
    携帯電話装置の使用可否管理方法。
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