JP2005351468A - ゆるみ止めボルトナット - Google Patents
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Abstract
【課題】 振動が生じる構造体に用いてもゆるむ、あるいは抜け落ちることのないボルトナットを提供する。従来のナットのゆるみ防止はナットの締め付け力に頼る構造であったが、振動が生じる構造体の場合には時間の経過とともに締め付け力が低下する傾向を有していた。
【解決手段】 この発明は、ボルト軸に削穿された溝に爪をかけてナットの回転を機械的に制御する器具をナットに付属して連結することで課題を解決する手段とした。また、ナットの外角を少なくとも12歯以上の歯車状とすることで、ナットの締め付け力の許容範囲内に適正に確保する方策とした。
【選択図】 図9
【解決手段】 この発明は、ボルト軸に削穿された溝に爪をかけてナットの回転を機械的に制御する器具をナットに付属して連結することで課題を解決する手段とした。また、ナットの外角を少なくとも12歯以上の歯車状とすることで、ナットの締め付け力の許容範囲内に適正に確保する方策とした。
【選択図】 図9
Description
この発明はナットのゆるみを防止する目的で考案されたボルト及びナットの構造に関するものである。
ボルトナットのゆるみ止めについては、従来からボルトのネジ山に作用して締め付け力を増加させるものや付属する座金にゆるみ防止の特徴を付加するものなどが見られるが、ボルトナットをもって資材を締め付けている構造体にあっては振動が加わる場合に時間の経過とともにナットがゆるむ、あるいは抜け落ちてしまう欠点を有していた。
この発明は、締め付けたボルトナットを機械的に連結することで回転を抑制し、構造体が振動する場合においてもゆるみを生じることがない締め付け金具を提供するものである。
ボルト(1)の軸部に削穿された溝(3)とナット(4)の外角(5)を作用点として(1)と(4)との間の回転を制御する連結器具(7)を付属して装着することにより(4)のゆるみを防止する手段とした。また、(4)の外角を少なくとも12角以上とすることで、適正な締め付け力を与える任意の位置に(4)を固定することを可能にした。
この発明は、ボルト(1)とナット(4)に連結器具(7)を付属せしめて機械的に回転を制御する手段としたため、この発明を振動が生じる構造体に使用する場合においても十分にその効果を達成することができる。
ボルト(1)は〔図1〕及び〔図2〕に示すとおり、ねじ切り部(2)の軸方向に向かって削穿された2本の溝(3)を有する構造とする。(3)は〔図6〕から〔図8〕に示す連結器具(7)の内側に突出した爪(8)が(3)に沿って動くためのガイドの役割を果たす。
ナット(4)は〔図3〕〔図4〕及び〔図5〕に示すとおり、円筒形の内面にボルト(1)に対応する雌ネジ(6)を有し、外面は少なくとも12角の外角を有する歯車状の歯(5)をもって構成して、締め付け工具により容易に締め付けることのできる構造とする。
連結器具(7)は〔図6〕〔図7〕及び〔図8〕に示すとおり、爪(8)をもってボルト(1)に削穿された溝(3)をガイドとして滑動し、ナット(4)の外角(5)に相似する凹部(9)をもって(4)を帽子状に覆う形状とする。
連結器具(7)はボルト(1)の先端から挿入してナット(4)を帽子状に覆って接合し、(1)と(4)の間の回転を制御する用に供する。
この発明のボルトナットの装着の仕様について説明する。まず、ナット(4)は締め付け工具を用いて従来と同じ仕様により装着する。この際の締め付け工具には(4)の外角(5)に対応する形状を有する工具をあらかじめ準備する。次に、連結器具(7)をボルト(1)の先端方向から挿入して、爪(8)を(1)の溝(3)をガイドとして滑動させ、(7)が(4)を帽子状に覆うように接合する。(7)は(5)と(8)に作用して(4)の回転を制御することにより、この発明が目的とする(4)のゆるみ止めを実施する手段となる。
ナット(4)の外角を構成する歯(5)は少なくとも12歯以上を採用する。仮に、外角の歯の数を12歯とする場合は、ボルト(1)に削穿する溝(3)の幅を[30度+爪(8)の幅]より大きくすることで連結器具(7)の装着は可能となるが、その場合は最大30度の締め付けゆるみを生じることが許容されなければならない。ゆるみが許容される範囲をそれ以下に留める必要がある場合には、(5)の歯数を増していくことになる。
連結器具(7)の装着は振動等による抜け落ちを防止する対策を講じる必要がある。そのためには、ナット(4)と連結器具(7)にえくぼと差込を組み込む、もしくは(4)と(7)がより完全に接合するように双方の寸法差を少なくしてハンマー等を用いて固定のための打撃を加える行為等を必要とする。
構造体に振動が加わると、ナットにゆるみが生じる事例は多い。この発明は、ボルトナットを使用する全ての機資材に共通する課題を解消するものであり、金属加工の分野に新たな技術を提供する。
1:ボルト
2:ネジ切り部
3:溝
4:ナット
5:外角
6:雌ネジ
7:連結器具
8:爪
9:ナットの外角に相似する凹部
2:ネジ切り部
3:溝
4:ナット
5:外角
6:雌ネジ
7:連結器具
8:爪
9:ナットの外角に相似する凹部
Claims (1)
- (イ)軸部に削穿された溝(3)を有するボルト(1)を雄ネジとし、少なくとも12角の外角を有するナット(4)を雌ネジとして、(1)を(4)に挿入して締め付ける。
(ロ)ナット(4)の外形に相似する凹部形状を有する器具(7)をボルト(1)に挿入し、かつ(7)は(4)を帽子状に覆って接合する。
(ハ)器具(7)はボルト(1)の軸部に削穿された溝(3)とナット(4)の外角(5)を作用点として、ナット(4)の回転を制御する。
以上のような構造を特徴とするゆるみ止めボルトナット
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004198653A JP2005351468A (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | ゆるみ止めボルトナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004198653A JP2005351468A (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | ゆるみ止めボルトナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005351468A true JP2005351468A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35586101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004198653A Pending JP2005351468A (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | ゆるみ止めボルトナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005351468A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-06-08 JP JP2004198653A patent/JP2005351468A/ja active Pending
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