JP2005351361A - 油圧制御装置及びその制御方法 - Google Patents

油圧制御装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005351361A
JP2005351361A JP2004172385A JP2004172385A JP2005351361A JP 2005351361 A JP2005351361 A JP 2005351361A JP 2004172385 A JP2004172385 A JP 2004172385A JP 2004172385 A JP2004172385 A JP 2004172385A JP 2005351361 A JP2005351361 A JP 2005351361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
control
target
hydraulic pressure
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004172385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4317084B2 (ja
Inventor
Chongabu Kim
チョンガブ キム
Koji Yabe
康志 矢部
Seiichiro Takahashi
誠一郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP2004172385A priority Critical patent/JP4317084B2/ja
Priority to KR1020050018905A priority patent/KR100693255B1/ko
Priority to US11/148,163 priority patent/US7715967B2/en
Publication of JP2005351361A publication Critical patent/JP2005351361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4317084B2 publication Critical patent/JP4317084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66272Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members characterised by means for controlling the torque transmitting capability of the gearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/30Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 応答性と振動抑制性をともに向上させることができる油圧制御装置を提供する。
【解決手段】 電気的に油圧制御を行う油圧制御アクチュエータと、油圧制御アクチュエータにおける実油圧値を検出する油圧検出部と、油圧制御アクチュエータを制御するコントロールユニットと、を備えた油圧制御装置であって、コントロールユニットは、基本油圧指令値の設定及び指令を行う基本油圧値指令部と、基本油圧値に基づき、インバースフィルタによって第1の目標油圧指令値を演算するフィードフォワード制御部と、基本油圧指令値及び検出された実油圧値に基づき、第2の目標油圧指令値を演算するフィードバック制御部と、第1、第2の目標油圧指令値に基づいて目標制御量を決定する目標制御量決定部と、を有し、目標制御量決定部により決定された目標制御量に基づき、油圧制御アクチュエータの制御を行うこととした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気的に油圧制御を行う油圧制御アクチュエータの制御装置に関する。
従来、電気的に油圧の制御を行う油圧アクチュエータの制御装置においては、油圧振動によるジャダー(異常振動)を回避するため、油圧制御装置とは別個の油圧制振装置を設け、油圧制御装置とは逆位相の油圧を発生させて振動を抑制する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)が、油圧制振装置を別途設ける必要があり装置の大型化とコストアップを招いてしまう。
そのため、従来技術にあっては、油圧アクチュエータの制御に一次遅れフィルタを用い、制御状態に応じてこの一次遅れフィルタの遅れ特性を適宜変更することで、別途油圧制振装置を設けることなく油圧振動を抑制している(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−085554号公報 特開2002−227990号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、フィルタの遅れ特性を弱くした場合、応答性は良くなる反面振動抑制性に劣り、遅れ特性を強くすると振動抑制性は向上する代わりに応答性が劣るという問題があった。とりわけ、プーリを油圧制御してベルトによりトルク伝達を行うCVTにあっては、油振の発生によりプーリとベルトの接触が不安定となり、プーリからベルトへのトルク伝達が不十分となり、所望のトルクが得られないという問題がある。また、ベルトの滑りによって燃費の悪化やプーリ及びベルトの寿命が低下するおそれがある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、応答性と振動抑制性をともに向上させることができる油圧制御装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、電気的に油圧制御を行う油圧制御アクチュエータと、前記油圧制御アクチュエータにおける実油圧値を検出する油圧検出部と、前記油圧制御アクチュエータを制御するコントロールユニットと、を備えた油圧制御装置であって、前記コントロールユニットは、基本油圧指令値の設定及び指令を行う基本油圧値指令部と、前記基本油圧指令値に基づき、インバースフィルタによって第1の目標油圧指令値を演算するフィードフォワード制御部と、前記基本油圧指令値及び検出された前記実油圧値に基づき、第2の目標油圧指令値を演算するフィードバック制御部と、前記第1、第2の目標油圧指令値に基づいて前記油圧制御アクチュエータの目標制御量を決定する目標制御量決定部と、を有し、前記目標制御量決定部により決定された目標制御量に基づき、前記油圧制御アクチュエータの制御を行うこととした。
よって、インバースフィルタを用いて振動領域に集中的な逆位相補償を施すことで、応答性と振動抑制性をともに向上させた油圧制御装置を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
[油圧制御装置の制御構成]
実施例1につき図1に基づき説明する。図1は、油圧制御装置の制御システム図である。コントロールユニット100は、基本油圧値指令部110、F/F(フィードフォワード)制御部120、F/B(フィードバック)制御部130、目標制御量決定部140、故障判断部150を有する。
コントロールユニット100の制御対象は油圧アクチュエータたるソレノイド200であり、油圧制御装置を適用するプラントに設けられた油圧センサ210及び油温センサ220の検出値、及びその他の状態量に基づいてソレノイド200の制御を行う。油圧制御装置を適用するプラントとして例えば車両における油圧機器が考えられるが、油圧制御を行っているものであれば他のものでもよく特に限定しない。
なお、油の粘性は油圧制御に与える影響が大きいため、実施例1では油の粘度推定パラメータとして油温を用いて制御を行っているが、粘性を推定できる他の方法を用いてもよい。例えば、特定箇所における油圧の時間勾配から油の粘度を推定してもよく特に限定しない。
(基本油圧値指令部)
基本油圧値指令部110は、本願油圧制御装置を適用する制御対象の状態量に対応する油圧マップを備え、この状態量に基づきマップからプラントに対する基本油圧指令値を読み込んでF/F制御部120及びF/B制御部130へ出力する。例えばプラントを車両における駆動用油圧機器とした場合、制御対象の状態量としてスロットル開度TVOや車速VSPを用いることが考えられる。
(F/F制御部)
F/F制御部120はインバースフィルタを備えた逆位相補償器である。故障判断部150により油温センサ220に故障がないと判断されれば、故障判断部150から検出された油温Tcが入力される。この油温Tcに基づき、インバースフィルタによって基本油圧値指令部110から入力された基本油圧指令値Pの逆位相補償を行い、Pの振動領域を集中的に抑えた第1目標油圧指令値P1として目標制御量決定部140へ出力する。
このF/F制御部120は油温毎に設定された複数のインバースフィルタを備えており、複数のインバースフィルタのうち検出された油温Tcに対応する最適なインバースフィルタを選択して逆位相補償を行う。また、故障判断部150により油温センサ220が故障と判断された場合、複数のインバースフィルタのうち所定油温に対応するインバースフィルタを選択する。この所定油温はプラントの常用域における油温であり、油温センサ220故障時には使用頻度の高い常用域に対応するインバースフィルタを用いるよう設定されている。
(F/B制御部)
F/B制御部130はF/B目標値設定部131及びPID制御部132を備えたPID制御器である。F/B目標値設定部131は油圧センサ210及び油温センサ220により検出された油温Tc及び実油圧Pcに基づきF/B制御における目標油圧指令値PFBを算出するフィルタを有し、目標油圧指令値PFBを算出して加算部134へ出力する。
このF/B目標値設定部131も油温毎に設定された複数のフィルタを備えており、検出された油温Tcに対応する最適なフィルタを選択して目標油圧指令値PFBの設定を行う。
反転部133は油圧センサ210により検出された実油圧Pcの値を反転させ、加算部134へ出力する。加算部134は目標油圧指令値PFBと実油圧Pcの反転値−Pcを加算し、PFB−Pcの値PID制御部132へ出力する。
PID制御部132はPFB−Pc値の入力を受け、実油圧Pcの値がF/B制御における目標油圧指令値PFBに追従するようPID制御を行い、第2目標油圧指令値P2として故障判断部150へ出力する。
(故障判断部)
故障判断部150は油圧センサ210及び油温センサ220の故障を判断するフェイル検出部である。いずれにも故障が検出されない場合はF/B制御部130から入力された第2目標油圧指令値P2を目標制御量決定部140へ出力するが、いずれかに故障が検出された場合、第2目標油圧指令値P2の出力を行わない。
また、極低温時には油粘度が上昇して油圧検出が難しくなり、油圧F/B制御の精度が劣る。このような場合、F/B制御を用いずにF/F制御のみによってプラントの制御量を決定することで制御精度の向上を図る。そのため、故障判断部150は検出された油温が所定値未満のときにも第2目標油圧指令値P2の出力を行わない。
(目標制御量決定部)
目標制御量決定部140はソレノイド200の電流制御を行うことでプラントの油圧制御を行う制御部であり、F/F制御部120及び故障判断部150から入力された第1目標油圧指令値P1及び第2目標油圧指令値P2に基づきソレノイド200の目標制御量を決定し、この目標制御量を対応する目標電流itに変換してソレノイド200へ出力する。
目標制御量の決定に際しては、入力された第1目標油圧指令値P1及び第2目標油圧指令値P2にそれぞれ独立のゲインK,Kを乗じて重ね合わせることで目標制御量を決定する。油やプラントの状態に応じてこのゲインK,Kを変化させることで、最適な制御を行う。油温センサ220または油圧センサ210の故障により第2目標油圧指令値P2が出力されない場合、また検出油温が所定値未満である場合、P1に乗じるゲインKを1とすることで、第1目標油圧指令値P1のみに基づいて目標制御量を決定する。
[インバースフィルタの設計]
図2は、F/F制御部120におけるインバースフィルタの設計方法を示す図である。本願油圧制御装置を適用するプラントにより油圧特性が異なるため、まず実験により特定の油温条件下におけるプラントの油圧波形を検出する(ステップ1)。次に、得られた油圧波形を伝達関数に変換する(ステップ2)。そして、目標とするプラントの油圧応答性を考慮し、伝達関数からインバースフィルタを設計する(ステップ3)。
さらに、油温条件を変えて複数のインバースフィルタを求めることにより、プラントの運転領域に対応する油温領域を網羅したインバースフィルタ群を求める。
[F/B制御における目標油圧指令値算出フィルタの設計]
F/B制御における目標油圧指令値PFBを算出するフィルタは一次遅れフィルタである。インバースフィルタの設計と同様プラントにより油圧特性が異なるため、まず特定の油温条件下における時定数を求めてフィルタを設計し、さらに油温条件を変えることにより、プラントの運転領域に対応する油温領域を網羅したフィルタ群を求める。
[油圧制御処理]
図3は、コントロールユニット100において実行される油圧制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップについて説明する。
ステップS101では、油温センサ220において油温が検出され、ステップS102へ移行する。
ステップS102では、故障判断部150において油温センサ220に故障があるかどうかが判断され、YESであればステップS110へ移行し、NOであればステップS120へ移行する。
ステップS110では、故障判断部150においてF/B制御部130からの第2目標油圧指令値P2の出力を行わず、F/F制御部120からのインバースフィルタを用いた第1目標油圧指令値P1のみによって目標制御量の決定を行うこととし、ステップS111へ移行する。
ステップS111では、F/F制御部120において複数のインバースフィルタのうち所定のインバースフィルタを選択し、制御を終了する。
ステップS120では、故障判断部150において油温が所定値以上であるかどうかが判断され、YESであればステップS130へ移行し、NOであればステップS160へ移行する。
ステップS130では、故障判断部150において油圧センサ210に故障があるかどうかが判断され、YESであればステップS150へ移行し、NOであればステップS140へ移行する。
ステップS140では、故障判断部150においてF/F制御部120及びF/B制御部130において演算される第1、第2目標油圧指令値P1,P2に基づき目標制御量の決定を行うこととし、ステップS141へ移行する。
ステップS141では、F/F制御部120において複数のインバースフィルタのうち所定のインバースフィルタを選択し、制御を終了する。
ステップS150では、故障判断部150においてF/B制御部130からの第2目標油圧指令値P2の出力を行わず、F/F制御部120のインバースフィルタを用いた第1目標油圧指令値P1のみによって目標制御量の決定を行うこととし、ステップS151へ移行する。
ステップS151では、F/F制御部120において複数のインバースフィルタのうち所定のインバースフィルタを選択し、制御を終了する。
ステップS160では、故障判断部150においてF/B制御部130からの第2目標油圧指令値P2の出力を行わず、F/F制御部120のインバースフィルタを用いた第1目標油圧指令値P1のみによって目標制御量の決定を行うこととし、ステップS161へ移行する。
ステップS161では、F/F制御部120において複数のインバースフィルタのうち所定のインバースフィルタを選択し、制御を終了する。
[従来技術と本願油圧制御装置の油圧制御における経時変化の対比]
図4は、従来技術の油圧制御と本願油圧制御装置のコントロールユニット100における油圧制御の電流及び油圧の経時変化を示すタイムチャートである。図4(a)にインバースフィルタを用いない従来技術のタイムチャートを、図4(b)に本願油圧制御のタイムチャートを示す。
時刻tでは入力電流が変化を開始するが、本願実施例ではインバースフィルタを用いているため入力電流はステップ変化せず収束しないが、従来技術にあっては単なるステップ電流を印加するのみであるため時刻tにおいて入力電流は所定値に収束する。
時刻tでは従来技術及び本願実施例ともに油圧が応答を開始する。従来技術における入力電流は既に一定値となっているが、インバースフィルタを組み込んだ本願実施例では電流は変化を継続している。
時刻tにおいて本願実施例の入力電流が所定値に収束する。油圧は従来技術及び本願実施例ともに変化を継続している。
時刻tにおいて本願実施例の油圧が所定値に収束し、油圧応答が完了する。一方、従来技術における油圧は未だ収束せずに変化中である。
時刻t5において従来技術の油圧が収束し、油圧応答が完了する。
[従来技術と本願実施例における作用効果の対比]
従来技術においては油圧アクチュエータの制御に一次遅れフィルタを用い、制御状態に応じ、この一次遅れフィルタの遅れ特性を適宜変更しているが、フィルタの遅れ特性を弱くした場合、応答性は良くなる反面振動抑制性に劣り、遅れ特性を強くすると振動抑制性は向上する代わりに応答性が劣るという問題があった(特許文献2参照。)。また、一次遅れフィルタのみを用いる制御構成のため、遅れ特性を強くしたとしても振動抑制性の向上には限度があった。
これに対し本願実施例では、F/F制御部120においては検出油温に対応したインバースフィルタを用いて基本油圧値指令部110から入力された基本油圧指令値Pの逆位相補償を行い、Pの振動領域を集中的に押さえた第1目標油圧指令値P1を算出する。F/B制御部130においては実油圧Pcの値がF/B制御による目標油圧指令値PFBに追従するよう制御を行い、第2目標油圧指令値P2として算出し、目標制御量決定部140においてこの第1、第2目標油圧指令値P1,P2にそれぞれ独立のゲインK,Kを乗じて重ね合わせることで目標制御量を決定し、ソレノイド200の制御を行うこととした。
これにより、インバースフィルタを用いて振動領域に集中的な逆位相補償を施すことで、応答性と振動抑制性をともに向上させた油圧制御装置を提供することができる(請求項1に対応。)。
また、F/F制御部120に油温毎に設定された複数のインバースフィルタを備え、複数のインバースフィルタのうち検出された油温Tcに対応する最適なインバースフィルタを選択して逆位相補償を行うこととした。これにより、油温の値によらず最適なインバースフィルタを用いることが可能となり、効果的な振動抑制を行うことができる(請求項2に対応)。
また、故障判断部150により油圧センサ210が故障と判断された場合、F/F制御部120は複数のインバースフィルタのうち所定油温に対応するインバースフィルタを選択して第1目標油圧指令値P1を出力し、故障判断部150はF/B制御部130から入力された第2目標油圧指令値P2を目標制御量決定部140へ出力しない。さらに、目標制御量決定部140は、P1に乗じるゲインKを1とすることで、第1目標油圧指令値P1のみに基づいて目標制御量を決定する。
これにより、油圧センサ210が故障した場合であっても、インバースフィルタを用いた制御を行うことにより油振を抑えた制御が実現できる(請求項3に対応。)。
また、故障判断部150により油温センサ220が故障と判断された場合、F/F制御部120は複数のインバースフィルタのうち所定油温に対応するインバースフィルタを選択して第1目標油圧指令値P1を出力し、故障判断部150はF/B制御部130から入力された第2目標油圧指令値P2を目標制御量決定部140へ出力しない。さらに、目標制御量決定部140は、P1に乗じるゲインKを1とすることで、第1目標油圧指令値P1のみに基づいて目標制御量を決定する。
これにより、油温センサ220が故障した場合であっても、インバースフィルタを用いた制御を行うことにより油圧振動を抑えた制御が実現できる(請求項4に対応。)。
また、油温センサ220を用いることで、コストアップを回避しつつ効果的にインバースフィルタの選択を行うことができる。また、油特性に大きな影響を与える油温をパラメータとしてフィルタ選択を行うため、より高精度な制御を実現できる(請求項5に対応。)。
また、油温センサ220の故障時にはプラント常用域の油温に対応したインバースフィルタを用いてF/F制御を行うことで、油温センサ220が故障した場合であっても、少なくとも使用頻度の高い常用域の油振制御性を確保することで、油圧振動を極力抑えながらプラントの運転を行うことができる(請求項6に対応。)。
また、故障判断部150は検出された油温が所定値未満のときにも第2目標油圧指令値P2の出力を行わないこととした。これにより、極低温時に油粘度上昇による油圧応答性悪化のため正確な油圧検出が難しい場合であっても、油圧誤検出状態におけるF/B制御により油圧振動が発生することを回避し、制御の精度向上を図ることができる(請求項7に対応。)。
以上説明した本願油圧制御装置の具体的な作用効果を示すため、油圧制御装置の適用対象となるプラントの1例として、駆動側及び従動側双方のプーリにかかる油圧を独立して制御することで変速を行うCVTへの適用例を以下の実施例2で説明する。油圧制御装置の制御構成及び制御処理の構成は同一であるため、CVTへの適用時における特有の構成のみ説明する。
[CVT油圧コントロールユニットのシステム構成]
図5は、本願油圧制御装置を適用したCVT搭載車両のシステム構成図である。本願油圧制御装置を適用した車両は、CVTコントロールユニット300、エンジン320、トルクコンバータ330、前後進クラッチ340、オイルポンプ350、第1調圧弁361、第2調圧弁362、CVT310、プライマリソレノイド410、セカンダリソレノイド420、プライマリ調圧弁371、セカンダリ調圧弁372を有する。
なお、CVTコントロールユニット300は実施例1に記載のコントロールユニット100を基本とする構成であり、プライマリソレノイド410及びセカンダリソレノイド420は実施例1に記載のソレノイド200に相当する。
エンジン320の動力はトルクコンバータ330及び前後進クラッチ340を介してCVT310に伝達される。CVT310は駆動側のプライマリプーリ311及び従動側のセカンダリプーリ312からなり、両者の間に介在されたベルトにより動力伝達を行う。
実施例2におけるCVT310は駆動側及び従動側双方のプーリにかかる油圧を独立して制御することで変速を行うCVTであり、プライマリプーリ311及びセカンダリプーリ312はそれぞれプライマリスライドプーリ311a及びセカンダリスライドプーリ312aを備えている。このプライマリスライドプーリ311a及びセカンダリスライドプーリ312aを油圧によりスライドさせることで、駆動側及び従動側プーリにおけるベルト回転半径を独立に変化させて変速を行う。
オイルポンプ350は、第1調圧弁361を介してプライマリ調圧弁371及びセカンダリ調圧弁372に油を供給し、第2調圧弁362を介してプライマリソレノイド410及びセカンダリソレノイド420に油を供給する油圧源である。また、プライマリソレノイド410及びセカンダリソレノイド420はCVTコントロールユニット300により制御されるソレノイドバルブであり、それぞれプライマリ調圧弁371及びセカンダリ調圧弁372と接続して信号圧を送ることで制御を行う。
(CVTプーリの油圧制御)
オイルポンプ350により発生した油圧は第1調圧弁361によりライン圧に調整され、プライマリ調圧弁371及びセカンダリ調圧弁372に供給される。また、第2調圧弁362によりパイロット圧とされてプライマリソレノイド410及びセカンダリソレノイド420に供給される。CVTコントロールユニット300はプライマリソレノイド410及びセカンダリソレノイド420を制御し、供給されたパイロット圧を所望の信号圧に調整してプライマリ調圧弁371及びセカンダリ調圧弁372に供給する。
プライマリ調圧弁371及びセカンダリ調圧弁372は、供給された信号圧に基づいてライン圧を調圧し、それぞれプライマリスライドプーリ311a及びセカンダリスライドプーリ312aに油圧を供給してスライドさせる。以上示されるように、CVTコントロールユニット300によってプライマリソレノイド410及びセカンダリソレノイド420を制御することで、CVT310の変速を達成する。
[CVTコントロールユニットの制御構成]
図6は、CVTコントロールユニット300の制御ブロック図である。CVTコントロールユニット300は実施例1におけるコントロールユニット100を基本とする制御構成を持つため、詳細な説明は省略する。CVT搭載車両に適用した際の特徴として、基本油圧値指令部110は、油圧制御装置を適用するプラントである車両のスロットル開度TVO、プライマリ回転数RPRI、及び車速VSPに対応する油圧マップを備え、TVO,RPRI,VSPの値に基づきマップからCVT310に対する基本油圧指令値を読み込んでF/F制御部120及びF/B制御部130へ出力する。
故障判断部150により油温センサ220に故障がないと判断されれば、F/F制御部120に検出された油温Tcが入力され、Tcに対応したインバースフィルタによって基本油圧値指令部110から入力された基本油圧指令値Pの逆位相補償を行い、第1目標油圧指令値P1として目標制御量決定部140へ出力する。
故障判断部150により油温センサ220が故障と判断された場合、F/F制御部120において複数のインバースフィルタのうち油温80℃に対応するインバースフィルタを選択する。この油温80℃は車両常用域におけるCVT310の油温であり、油温センサ220故障時には使用頻度の高い常用域に対応するインバースフィルタを用いるよう設定されている。
故障判断部150は、油圧センサ210または油温センサ220が故障したとき、または検出された油温がマイナス10℃未満のときには第2目標油圧指令値P2の出力を行わない。センサ故障時には油状態が正確に検出できず、また極低温時には油粘度が上昇して油圧検出が難しくなり、油圧F/B制御の精度が劣る。そのため、F/B制御を用いずにF/F制御のみによってCVT310の制御量を決定して制御の精度向上を図っている。
目標制御量決定部140はF/F制御部120及び故障判断部150から入力された第1目標油圧指令値P1及び第2目標油圧指令値P2にそれぞれ独立のゲインK,Kを乗じて重ね合わせることで目標制御量を決定し、プライマリソレノイド410及びセカンダリソレノイド420を制御する。油温センサ220または油圧センサ210の故障時や検出油温がマイナス10℃未満時に第2目標油圧指令値P2が出力されない場合、P1に乗じるゲインKを1とすることで、第1目標油圧指令値P1のみに基づいて目標制御量を決定する。
F/F制御部120におけるインバースフィルタの設計においては、本願油圧制御装置を適用する車両モデルにより油圧特性が異なるため、実験により特定の油温条件下におけるCVT310の油圧波形を検出して伝達関数に変換し、目標とするプラントの油圧応答性を考慮してインバースフィルタを設計する。さらに、油温条件を変えて複数のインバースフィルタを求めることにより、CVT310の運転領域に対応する油温領域を網羅したインバースフィルタ群を求める(図2参考)。
[実施例2における作用効果]
実施例2において本願油圧制御装置の適用例として示したCVTは、駆動側及び従動側双方のプーリにかかる油圧を独立して制御することで変速を達成するため精度の高い制御が必要となる。しかし、従来例にあっては単なる一次遅れフィルタによって油圧振動制御を行っていたため制御精度の向上には限界があり、高精度な制御を要求されるCVT制御の制御装置としては不十分であった。
また、CVTではプーリをスライドさせることでベルトの回転半径を変化させて変速を行っており、スライド時に油圧振動が発生するとこれに伴ってプーリも振動し、油振の発生によりプーリとベルトの接触が不安定となり、プーリからベルトへのトルク伝達が不十分となってベルトの滑りが発生し、所望のトルクが得られないという問題がある。また、ベルトの滑りによって燃費の悪化やプーリ及びベルトの寿命が低下するおそれがある。そのため、油圧振動を抑えた精度の高い油圧制御を行う必要があった。
これに対し本願実施例2では、F/F制御部120においては検出油温に対応したインバースフィルタを用いて基本油圧値指令部110から入力された基本油圧指令値Pの逆位相補償を行い、Pの振動領域を集中的に押さえた第1目標油圧指令値P1を算出する。F/B制御部130においては実油圧Pcの値がPID制御による目標油圧指令値PFBに追従するよう制御を行い、第2目標油圧指令値P2として算出し、目標制御量決定部140においてこの第1、第2目標油圧指令値P1,P2にそれぞれ独立のゲインK,Kを乗じて重ね合わせることで目標制御量を決定し、プライマリソレノイド410及びセカンダリソレノイド420の制御を行うこととした。
これにより、インバースフィルタを用いて振動領域に集中的な逆位相補償を施し、応答性と振動抑制性をともに向上させたことで制御時の油圧振動を抑制することで、プーリの振動を抑制してプーリとベルトのトルク伝達を安定的に行うことが可能となり、プーリとベルトの滑りを回避してスムーズな変速を達成することができる。
また、故障判断部150により油温センサ220が故障と判断された場合、F/F制御部120において複数のインバースフィルタのうち油温80℃に対応するインバースフィルタを選択することとした。これにより、油温センサ220の故障時には車両常用域の油温である80℃に対応したインバースフィルタを用いてF/F制御を行うことで、油温センサ220が故障した場合であっても、少なくとも使用頻度の高い常用域の油振制御性を確保することで、油圧振動を極力抑えながらCVT310の運転を行うことができる(請求項8に対応。)。
また、故障判断部150は検出された油温がマイナス10℃未満のときにも第2目標油圧指令値P2の出力を行わないこととした。これにより、CVT310における油の粘度が極度に上昇し、F/B制御が難しいマイナス10℃未満の場合であっても、油圧誤検出状態におけるF/B制御により油圧振動が発生することを回避し、制御の精度向上を図ることができる(請求項9に対応。)。
また、インバースフィルタを有するフィードフォワード制御部120において演算された第1目標油圧指令値P1及びフィードバック制御部130において演算された第2目標油圧指令値P2に基づいてCVT310の制御を行うこととした。これにより、インバースフィルタを用いて振動領域に集中的な逆位相補償を施すことで、応答性と振動抑制性をともに向上させた油圧制御装置を提供することができる(請求項10に対応。)。
また、油圧センサ210が異常かどうかを判断し、異常と判断されたときは、フィードフォワード制御部120において演算された第1目標油圧指令値P1のみによってCVT310の制御を行うこととした。これにより、油圧センサ210が故障した場合であっても、インバースフィルタを用いた制御を行うことにより油振を抑えた制御が実現できる(請求項11に対応。)。
また、油温センサ220が異常かどうかを判断し、異常と判断されたときは、CVT310の常用域である80℃に対応するインバースフィルタを用いて演算された第1目標油圧指令値P1のみによってCVT310の制御を行うこととした。これにより、油温センサ220が故障した場合であっても、少なくとも使用頻度の高い常用域の油振制御性を確保することで、油圧振動を極力抑えながらプラントの運転を行うことができる(請求項12に対応。)。
また、検出された油温がマイナス10℃未満である場合は、第1目標油圧指令値P1のみによってCVT310の制御を行うこととした。これにより、極低温時に油粘度上昇による油圧応答性悪化のため正確な油圧検出が難しい場合であっても、油圧誤検出状態におけるF/B制御により油圧振動が発生することを回避し、制御の精度向上を図ることができる(請求項13に対応。)。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例1及び実施例2に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
実施例1における油圧制御装置の制御システム図である。 実施例1のF/F制御部におけるインバースフィルタの設計方法を示す図である。 実施例1のコントロールユニットにおいて実行される油圧制御処理の流れを示すフローチャートである。 従来技術の油圧制御と本願油圧制御装置における油圧制御の電流及び油圧の経時変化を示すタイムチャートである。 実施例2における本願油圧制御装置を適用したCVT搭載車両のシステム構成図である。 実施例2における本願油圧制御装置を適用したCVT搭載車両の制御ブロック図である。
符号の説明
100 コントロールユニット
110 基本油圧値指令部
120 フィードフォワード制御部
130 フィードバック制御部
131 目標値設定部
132 PID制御部
133 反転部
134 加算部
140 目標制御量決定部
150 故障判断部
200 ソレノイド
210 油圧センサ
220 油温センサ
300 コントロールユニット
310 CVT
311 プライマリプーリ
311a プライマリスライドプーリ
312 セカンダリプーリ
312a セカンダリスライドプーリ
320 エンジン
330 トルクコンバータ
340 前後進クラッチ
350 オイルポンプ
361 第1調圧弁
362 第2調圧弁
371 プライマリ調圧弁
372 セカンダリ調圧弁
410 プライマリソレノイド
420 セカンダリソレノイド

Claims (13)

  1. 電気的に油圧制御を行う油圧制御アクチュエータと、
    前記油圧制御アクチュエータにおける実油圧値を検出する油圧検出部と、
    前記油圧制御アクチュエータを制御するコントロールユニットと、
    を備えた油圧制御装置であって、
    前記コントロールユニットは、基本油圧指令値の設定及び指令を行う基本油圧値指令部と、
    前記基本油圧指令値に基づき、インバースフィルタによって第1の目標油圧指令値を演算するフィードフォワード制御部と、
    前記基本油圧指令値及び検出された前記実油圧値に基づき、第2の目標油圧指令値を演算するフィードバック制御部と、
    前記第1、第2の目標油圧指令値に基づいて前記油圧制御アクチュエータの目標制御量を決定する目標制御量決定部と、を有し、
    前記目標制御量決定部により決定された目標制御量に基づき、前記油圧制御アクチュエータの制御を行うことを特徴とする油圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の油圧制御装置において、
    油の現在状態を検出する油状態検出手段を設け、
    前記フィードフォワード制御部は、前記油状態検出手段により検出された油の現在状態に対応する複数のインバースフィルタを有することを特徴とする油圧制御装置。
  3. 請求項2に記載の油圧制御装置において、
    前記コントロールユニットに前記油圧検出部の故障を検出する第1故障検出手段を設け、
    前記第1故障検出手段により前記油圧検出部の故障が検出されたとき、前記フィードフォワード制御部において、前記複数のインバースフィルタのうち前記油状態検出手段により検出された油の現在状態に対応するインバースフィルタを選択してフィードフォワード制御を実行し、得られた前記第1の目標油圧指令値のみによって前記目標制御量の決定を行うことを特徴とする油圧制御装置。
  4. 請求項2に記載の油圧制御装置において、
    前記コントロールユニットに前記油状態検出手段の故障を検出する第2故障検出手段を設け、
    前記第2故障検出手段により前記油状態検出手段の故障が検出されたとき、前記フィードフォワード制御部において、前記複数のインバースフィルタのうち予め定められた所定のインバースフィルタを選択してフィードフォワード制御を実行し、得られた前記第1の目標油圧指令値のみによって前記目標制御量の決定を行うことを特徴とする油圧制御装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の油圧制御装置において、
    前記油の現在状態を油温とし、前記油状態検出手段を油温検出部としたことを特徴とする油圧制御装置。
  6. 請求項5に記載の油圧制御装置において、
    前記所定のインバースフィルタは、前記油圧制御装置が適用される制御対象の常用域における油温に対応するインバースフィルタであることを特徴とする油圧制御装置。
  7. 請求項6に記載の油圧制御装置において、
    前記目標制御量決定部は、前記油温検出部により検出された油温が所定値未満のとき、前記フィードフォワード制御部により演算された前記第1の目標油圧指令値のみによって前記目標制御量の決定を行うことを特徴とする油圧制御装置。
  8. 請求項7に記載の油圧制御装置において、
    前記制御対象を、駆動側及び従動側双方のプーリにかかる油圧を独立して制御することで変速を行うCVTの油圧制御装置とし、
    前記常用域の油温は、80℃であることを特徴とする油圧制御装置。
  9. 請求項8に記載の油圧制御装置において、
    前記所定値は、マイナス10℃であることを特徴とする油圧制御装置。
  10. 請求項1に記載の油圧制御装置の制御方法であって、
    前記フィードフォワード制御部によって演算された前記第1の目標油圧指令値と、前記フィードバック制御部において演算された前記第2の目標油圧指令値とに基づいて前記目標制御量を決定することを特徴とする油圧制御装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の油圧制御装置の制御方法であって、
    前記油圧検出部が異常かどうかを判断し、
    異常と判断されない場合は、前記第1、第2目標油圧指令値に基づき前記目標制御量の決定を行い、
    異常と判断されたときは、前記第1目標油圧指令値のみに基づいて前記目標制御量の決定を行う特徴とする油圧制御装置の制御方法。
  12. 請求項10に記載の油圧制御装置の制御方法であって、
    油温検出に異常があるかどうかを判断し、
    異常と判断したときは、常用域の油温に対応するインバースフィルタを用いて演算された前記第1目標油圧指令値のみに基づいて前記目標制御量の決定を行う特徴とする油圧制御装置の制御方法。
  13. 請求項10に記載の油圧制御装置の制御方法であって、
    検出された油温が所定値未満のとき、前記第1目標油圧指令値のみに基づいて前記目標制御量の決定を行う特徴とする油圧制御装置の制御方法。
JP2004172385A 2004-06-10 2004-06-10 油圧制御装置及びその制御方法 Expired - Lifetime JP4317084B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004172385A JP4317084B2 (ja) 2004-06-10 2004-06-10 油圧制御装置及びその制御方法
KR1020050018905A KR100693255B1 (ko) 2004-06-10 2005-03-08 유압 제어 장치 및 그 제어 방법
US11/148,163 US7715967B2 (en) 2004-06-10 2005-06-09 Hydraulic controller and control method with pressure and oil-condition sensing and failure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004172385A JP4317084B2 (ja) 2004-06-10 2004-06-10 油圧制御装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005351361A true JP2005351361A (ja) 2005-12-22
JP4317084B2 JP4317084B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=35461571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004172385A Expired - Lifetime JP4317084B2 (ja) 2004-06-10 2004-06-10 油圧制御装置及びその制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7715967B2 (ja)
JP (1) JP4317084B2 (ja)
KR (1) KR100693255B1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315500A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 自動変速機のクラッチ油圧指令値生成方法およびその装置
JP2009097472A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Toyota Motor Corp 油圧システムの制御装置及びバルブタイミング制御装置
JP2009121543A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Toyota Motor Corp 油圧システムの制御装置及びバルブタイミング制御装置
JP2009127580A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Toyota Motor Corp 油圧システムの制御装置及びバルブタイミング制御装置
JP2010270798A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Fuji Heavy Ind Ltd 油圧制御装置
JP2011002008A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Hitachi Automotive Systems Ltd 無段変速機の油圧制御装置
JP2013217476A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Denso Corp 油圧制御装置
CN104364565A (zh) * 2012-08-01 2015-02-18 丰田自动车株式会社 用于自动变速器的控制装置
JP2017026143A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 日産自動車株式会社 無段変速機の制御方法および制御装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4978058B2 (ja) * 2006-05-30 2012-07-18 横河電機株式会社 フィールド機器の異常診断装置及び方法
US7824308B2 (en) * 2007-09-06 2010-11-02 Eaton Corporation Methods for shifting a vehicle transmission
US8172060B2 (en) * 2008-04-02 2012-05-08 Saturn Electonics & Engineering, Inc. Dynamic pressure control system with solenoid valve command current trimming
JP5146542B2 (ja) * 2008-12-26 2013-02-20 トヨタ自動車株式会社 走行路推定装置、及び当該装置で用いられる走行路推定方法
IT1392773B1 (it) * 2009-02-13 2012-03-23 Magneti Marelli Spa Metodo di pilotaggio di un attuatore idraulico mediante una elettrovalvola proporzionale controllata in portata
JP4900445B2 (ja) * 2009-10-14 2012-03-21 トヨタ自動車株式会社 車両用動力伝達装置の制御装置
KR101339232B1 (ko) * 2011-11-29 2013-12-09 현대자동차 주식회사 자동변속기의 유압제어장치 및 그 방법
WO2013145971A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 ジヤトコ株式会社 油圧制御回路及びその制御方法
JP6564184B2 (ja) * 2014-12-18 2019-08-21 日本電産トーソク株式会社 電磁弁制御装置および電磁弁制御方法
JP7241124B2 (ja) * 2021-04-21 2023-03-16 本田技研工業株式会社 車両用無段変速機の制御装置及び制御方法

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3984603A (en) * 1974-05-06 1976-10-05 Standard Oil Company (Indiana) Fiber-reinforced thermoplastic pellets for preparing manufactured articles
CA1059718A (en) * 1975-03-12 1979-08-07 Timothy S. Dougherty Advancing and working thermoplastic materials
JPS5857536B2 (ja) * 1977-03-14 1983-12-20 セントラル硝子株式会社 繊維塊状体の製造装置
AU541503B2 (en) * 1981-11-27 1985-01-10 Nitto Boseki Co. Ltd. Producing compacted chopped strands
USRE33542E (en) * 1984-12-21 1991-02-26 General Kinematics Corporation Tumbling apparatus
US5002827A (en) * 1987-10-26 1991-03-26 Nippon Glass Fiber Co., Ltd. Agglomerated glass flakes
JPH02164751A (ja) * 1988-12-19 1990-06-25 Kawatetsu Mining Co Ltd 顆粒状ウィスカーおよびその製造方法
US5269993A (en) * 1988-12-19 1993-12-14 Kawasaki Mining Co. Ltd. Method of making agglomerate of whiskers or short fibers
JP2844363B2 (ja) * 1989-09-30 1999-01-06 スズキ株式会社 連続可変変速機制御方法
US5512008A (en) * 1993-07-27 1996-04-30 General Kinematics Corporation Vibratory tumbling apparatus
US5585180A (en) * 1993-09-16 1996-12-17 Schuller International, Inc. Method of preparing glass microfibers for use in composites and flowable microfiber products
US5639807A (en) * 1994-08-05 1997-06-17 Akzo Nobel Nv Process for manufacturing carbon fiber pellets, the high density, streamlined pellets resulting therefrom and process for producing reinforced thermoplastic resins employing the pellets
US5578535A (en) * 1995-06-07 1996-11-26 Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. Reinforcing fiber pellets
KR970066220A (ko) * 1996-03-13 1997-10-13 가나이 쯔도무 자동 변속기의 제어 장치 및 제어 방법
KR19980044801A (ko) * 1996-12-07 1998-09-05 박병재 자동변속기의 유압제어장치 및 그 방법
US5945134A (en) * 1997-04-01 1999-08-31 Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. System for preparing glass fiber pellets
US5868982A (en) * 1997-04-01 1999-02-09 Owens-Corning Fiberglas Technology, Inc. System for preparing glass fiber pellets
US6705459B1 (en) * 1998-02-17 2004-03-16 General Kinematics Corporation Two-way vibratory feeder
JP2000085554A (ja) 1998-09-14 2000-03-28 Akebono Brake Ind Co Ltd ブレーキ力制御装置
US6365090B1 (en) * 1999-07-16 2002-04-02 Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. System for preparing polymer encapsulated glass fiber pellets
JP3700494B2 (ja) 1999-10-18 2005-09-28 日産自動車株式会社 無段変速機における変速制御系の初期化装置
US6365272B1 (en) * 1999-12-29 2002-04-02 Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. System for preparing glass fiber pellets having low discoloration
JP3404014B2 (ja) * 2000-10-24 2003-05-06 本田技研工業株式会社 車両用油圧作動式変速機の制御装置
JP3949383B2 (ja) 2001-01-30 2007-07-25 ジヤトコ株式会社 自動変速機のソレノイド制御方法
JP3902435B2 (ja) 2001-10-01 2007-04-04 株式会社日立製作所 負荷の電流制御装置
US6702102B2 (en) * 2001-11-15 2004-03-09 General Kinematics Corporation Exciter mass assembly for a vibratory device
US6743386B2 (en) * 2002-04-30 2004-06-01 General Kinematics Corporation Method for processing chopped fiberglass bundles
JP4038097B2 (ja) * 2002-09-03 2008-01-23 ジヤトコ株式会社 ベルト式無段変速機の油圧センサフェール制御装置
JP4107484B2 (ja) * 2002-09-27 2008-06-25 ジヤトコ株式会社 Vベルト式無段自動変速機の変速制御装置
JP2004124959A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Jatco Ltd 自動変速機の制御装置
JP4082272B2 (ja) * 2003-05-15 2008-04-30 トヨタ自動車株式会社 車両用油圧制御回路の異常判定装置
JP4687096B2 (ja) * 2004-02-10 2011-05-25 トヨタ自動車株式会社 ベルト式無段変速機の制御装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315500A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 自動変速機のクラッチ油圧指令値生成方法およびその装置
JP2009097472A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Toyota Motor Corp 油圧システムの制御装置及びバルブタイミング制御装置
US8272358B2 (en) 2007-10-18 2012-09-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hydraulic system control device and valve timing control device
JP2009121543A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Toyota Motor Corp 油圧システムの制御装置及びバルブタイミング制御装置
JP2009127580A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Toyota Motor Corp 油圧システムの制御装置及びバルブタイミング制御装置
JP2010270798A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Fuji Heavy Ind Ltd 油圧制御装置
JP2011002008A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Hitachi Automotive Systems Ltd 無段変速機の油圧制御装置
JP2013217476A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Denso Corp 油圧制御装置
CN104364565A (zh) * 2012-08-01 2015-02-18 丰田自动车株式会社 用于自动变速器的控制装置
JP2017026143A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 日産自動車株式会社 無段変速機の制御方法および制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20060043479A (ko) 2006-05-15
US20050278102A1 (en) 2005-12-15
KR100693255B1 (ko) 2007-03-12
US7715967B2 (en) 2010-05-11
JP4317084B2 (ja) 2009-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100693255B1 (ko) 유압 제어 장치 및 그 제어 방법
JP4849870B2 (ja) 自動車用無段変速機の制御装置
JP4755970B2 (ja) ベルト式無段変速機の変速制御装置
JP2002130463A (ja) トルクコンバータのスリップ制御装置
JP6268308B2 (ja) 無段変速機の制御装置及び制御方法
WO2012117880A1 (ja) ロックアップクラッチの制御装置
JP2001173770A (ja) 無段変速機の制御装置
JP3606142B2 (ja) 無段変速機の変速比制御システム
US10871224B2 (en) Control device for continuously variable transmission and control method for continuously variable transmission
JP6731057B2 (ja) 無段変速機の制御方法
JP2014173617A (ja) クラッチの制御装置
US10989301B2 (en) Control device for continuously variable transmission and control method for continuously variable transmission
CN111094803B (zh) 无级变速器的控制装置及控制方法
JP4146840B2 (ja) 自動変速制御装置
JP2001099280A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP4317116B2 (ja) ベルト式無段変速機の油圧制御装置
KR20200080661A (ko) 차량용 클러치액추에이터 제어방법 및 장치
JP7033216B2 (ja) ベルト式無段変速機
JPH09280361A (ja) 無段変速機の制御装置
CN111094802B (zh) 无级变速器的控制装置及控制方法
JP4321415B2 (ja) トルクコンバータのスリップ制御装置
JP6830189B2 (ja) 無段変速機の制御方法及び無段変速機
JP4660450B2 (ja) ベルト式無段変速機のライン圧制御装置
JP2009236156A (ja) 自動変速機の制御装置及びその方法
JP2002039229A (ja) 自動クラッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090519

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4317084

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140529

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250