JP2010270798A - 油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧センサの異常を検知してフィードフォワード制御に切換えた場合であっても、油圧を過剰に制御することがなく、適切な油圧を生成することができるようにする。
【解決手段】無段変速機1のセカンダリプーリ5dを動作させるセカンダリシリンダ5gに供給する実ライン圧Psを油圧センサ9にて検出し、この実ライン圧Psが目標ライン圧Psoに収束するように、リニアソレノイド弁15aをフィードバック制御するに際し、所定演算周期(ΔTsm)毎に油圧センサ9で検出した実ライン圧Psの今回の値と前回の値との差分|ΔPs|を求め(S2)、この差分|ΔPs|が設定時間(ΔTsmxno)の間、設定値Po以下の場合(S4)、フィードバック制御を停止し、設定時間ΔTst前のフィードバックゲインIfを用いてリニアソレノイド弁15aをフィードフォワード制御する(S7)。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧センサからの信号が設定時間の間、大きく変化しない場合、電子制御弁をフィードバック制御からフィードフォワード制御に切換えるようにした油圧制御装置に関する。
従来、例えば、車両用変速機(無段変速機や多段式自動変速機等)の油圧制御系では、運転状態に基づいて目標圧を設定し、制御対象(油圧シリンダ)に供給する実際の油圧(実油圧)が目標圧に収束するようにフィードバック制御している。この実油圧は油圧センサにて検出され、油圧制御系では、目標圧と実油圧との差分に応じたフィードバックゲインを算出し、これを運転状態に基づいて設定した基本値に加算し、その値で油圧制御対象に供給する油圧を調圧する電子制御弁(リニアソレノイドやデューティソレノイド等)を駆動させる。
フィードバックゲインは、目標油圧と油圧センサで検出した実油圧との差分に基づいて設定されるため、この油圧センサから実油圧とは異なる信号が出力された場合、変速機を良好に制御することが困難となる。そのため、油圧センサを含む油圧制御系の故障の有無を監視する故障診断装置が種々提案されている。
故障診断を行うに際し、油圧センサが故障した場合、実油圧を例えばエンジン状態に応じて推定し、この推定値と油圧センサの検出値とを比較し、その誤差が一定範囲以上の場合、故障と判定することも可能である。しかし、油圧は振動等の影響で常時変動しており、差分が許容値を越える場合もあるため、瞬時に故障と判定することはできない。従って、油圧センサの故障を誤判定することなく正確に検出するためには、故障診断のための時間として少なくとも数秒(例えば4〜7[sec])程度は必要となる。
一方、フィードバック制御では、油圧センサからは正常であるとの前提のもと、素早い応答性、及び追従性を追求しているため、油圧センサから出力される信号が大きく変動した場合、フィードバック制御では、実油圧を直ちに目標圧に収束させるようなフィードバックゲインが設定される。その結果、故障診断においては、油圧センサの故障と判定されるよりも前に、フィードバックゲインが上限値、或いは下限値に張り付いてしまい、故障診断にて故障と判定されるまでの数秒の間、制御不能となるような状態が継続される可能性がある。
例えば油圧センサが故障して、この油圧センサから実油圧よりも高い圧(見かけ圧)を示す検出値が誤って出力された場合、油圧制御系では、この見かけ圧を下げようとするフィードバック制御が行われる。その結果、実油圧が急激に低下し、変速機の動力伝達に支障を来すことになる。
この対策として、例えば特許文献1(特開平6−213316号公報)には、巻き掛け式無段変速機の油圧制御において、運転状態に基づいて設定される目標圧の変化に拘わらず油圧センサの出力値が設定時間変動せず、且つ駆動ベルトのスリップが検出された場合、直ちに油圧センサの故障と判定して、フィードフォワード制御に切換える技術が開示されている。
上述した文献に開示されている技術によれば、駆動ベルトのスリップが検出された場合は、直ちにフィードフォワード制御に切換えるようにしているため、油圧センサの故障によって変速機が被るダメージを最小限に抑えることができる。
上述した文献に開示されている技術では、油圧センサが故障と判定されて、フィードバック制御からフィードバックフォーワード制御に切換わると、基本圧と目標圧との差圧に、スロットル弁開度と油圧駆動信号との2次元マップにより求められる学習補正値を加算して、油圧駆動信号(油圧制御信号)を算出している。
しかし、油圧を調圧する電子制御弁や、油圧回路等には個体差があるため、この各部品の個体差の影響で、良好なフィードフォワード制御を行うことができない不都合がある。その結果、フィードフォワード制御では、油圧制御対象に供給する油圧を、例えば駆動ベルトのスリップを防止するために、ある程度高め値に設定しなければならず、油圧制御が過剰となってしまう問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、油圧センサの異常を検知してフィードフォワード制御に切換えた場合であっても、油圧を過剰に制御することがなく、適切な油圧を生成することの可能な油圧制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、オイルポンプから吐出される油圧を電子制御弁にて調圧して制御対象に供給するに際し、前記電子制御弁で生成して前記制御対象に供給する実油圧を油圧センサにて検出し、該実油圧が目標油圧に収束するように前記電子制御弁をフィードバック制御する油圧制御装置において、前記油圧センサで検出した実油圧が第1の設定時間の間、設定値以上の変化が検出されないと判定した場合、該判定時から少なくとも前記第1の設定時間より長い第2の設定時間前に設定したフィードバックゲインを用いて前記電子制御弁をフィードフォワード制御することを特徴とする。
本発明によれば、油圧センサで検出した実油圧が第1の設定時間の間、設定値以上の変化が検出されないと判定した場合、この判定時から少なくとも第1の設定時間より長い第2の設定時間前に設定したフィードバックゲインを用いて電子制御弁をフィードフォワード制御するようにしたので、油圧センサの異常を検知してフィードフォワード制御に切換えた場合であっても、油圧を過剰に制御することがなく、適切な油圧を生成することができる。
無段変速装置の全体概略図 フィードバック停止判定処理ルーチンを示すフローチャート フィードバック停止処理サブルーチンを示すフローチャート 油圧センサが故障した際の油圧センサ出力、フィードバック比例ゲイン、フィードバック積分ゲイン、ソレノイド制御電流、実ライン圧、故障確定判定の変化を示すタイムチャート 油圧センサが一時的に誤信号を出力した際の油圧センサ出力、フィードバック比例ゲイン、フィードバック積分ゲイン、ソレノイド制御電流、実ライン圧、故障確定判定の変化を示すタイムチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1の符号1はエンジンであり、このエンジン1の出力軸が電磁クラッチ或いはトルクコンバータ等の発進クラッチ2を介して動力伝達装置3に設けた前後進切換装置4に連設されている。
又、この前後進切換装置4が、巻き掛け式無段変速機5のプライマリプーリ5aを軸支するプーリ入力軸5bに連設され、このプーリ入力軸5bと平行に配設されているプーリ出力軸5cにセカンダリプーリ5dが軸着され、この両プーリ5a,5d間に駆動ベルト5eが巻き掛けられている。更に、プーリ出力軸5cが終減速装置6の減速歯車群6a、及びデファレンシャル装置6bを介して、前輪或いは後輪の駆動輪7aを軸着する駆動軸7に連設されている。
無段変速機5は、プライマリプーリ5aに併設するプーリシリンダとしてのプライマリシリンダ5fに供給されるプライマリ圧によりプーリ溝幅が設定され。又、セカンダリプーリ5dに併設するプーリシリンダとしてのセカンダリシリンダ5gに供給されるセカンダリ圧により、トルク伝達に必要な張力をセカンダリプーリ5dに付与する。尚、本実施形態では、このセカンダリシリンダ5gを制御対象としている。
プライマリ圧、及びセカンダリ圧は後述する、油圧制御装置としてのトランスミッション制御装置(TCU)21においてエンジン運転状態に基づいて設定され、無段変速機5において両プーリ5a,5dの溝幅を反比例状態に制御して所望の変速比を得る。
次に、無段変速機5を制御動作させる油圧を供給する油圧回路の構成について説明する。図中の符号11はオイルポンプでエンジン1或いはモータによって駆動される。このオイルポンプ11の吐出口が、ライン圧油路12を介して無段変速機5のセカンダリプーリ5dの溝幅を可変動作させるセカンダリシリンダ5gに連通されていると共に、電子制御弁としての変速制御用アクチュエータ15に接続されている。
変速制御用アクチュエータ15は、ライン圧制御用リニアソレノイド弁15aとプライマリ圧制御用リニアソレノイド弁15bとを備えている。このライン圧制御用リニアソレノイド弁15aの入力側にオリフィス16を介して、ライン圧油路12が連通されている。又、このライン圧油路12がライン圧制御弁13を介して変速制御弁14に連通されている。更に、変速制御用アクチュエータ15に設けたプライマリ圧制御用リニアソレノイド弁15bの入力側に、ライン圧制御弁13の下流側から延出するライン圧油路12がオリフィス16を介して連通されている。
ライン圧制御用リニアソレノイド弁15a及びプライマリ圧制御用リニアソレノイド弁15bは、トランスミッション制御装置(TCU)21からのデューティ比等の制御信号に応じた駆動電流(ソレノイド制御電流)Isで制御動作される。このライン圧制御用リニアソレノイド弁15aから吐出される油圧は、油路17を介してライン圧制御弁13に、ライン制御圧として供給される。又、プライマリ圧制御用リニアソレノイド弁15bから吐出される油圧は油路18を介して変速制御弁14にプライマリ制御圧として供給される。
ライン圧制御弁13では、ライン圧制御用リニアソレノイド弁15aから吐出されたライン制御圧にて、実変速比I、エンジントルクTeに対応するライン圧Psを生成する。このライン圧Psは、セカンダリシリンダ5gにセカンダリ圧として供給されると共に、ライン圧制御弁13を介して変速制御弁14に供給される。
又、変速制御弁14では、ライン圧制御弁13から供給されるライン圧Psを元圧として、ライン圧Psとプライマリ圧制御用リニアソレノイド弁15bから供給されるプライマリ制御圧との圧力の釣り合いにより、変速制御弁14上流のライン圧油路12と無段変速機5のプライマリプーリ5aの溝幅を可変動作させるプライマリシリンダ5fに連通する油路19とを接続する給油位置と、この両油路12,19を遮断すると共に該油路19をドレーンする排油位置とを切換動作させる。
即ち、変速制御弁14では、ライン圧Psがプライマリ制御圧よりも高いときは、図1に示すように、ライン圧油路12と油路19とを連通する給油位置にセットされ、一方、プライマリ制御圧がライン圧Psよりも高いときは、ライン圧油路12と油路19とを遮断すると共に、この油路19をドレーンさせる排油位置にセットされる。この変速制御弁14の2位置を切換動作させることで、プライマリシリンダ5fに供給する油圧を制御し変速制御を行う。
又、無段変速機5のプライマリプーリ5aには、プーリ入力軸5bの回転数(プライマリプーリ回転数)Npを検出するプライマリプーリ回転数センサ8aが対設され、又セカンダリプーリ5dにはプーリ出力軸5cの回転数(セカンダリプーリ回転数)Nsを検出するセカンダリプーリ回転数センサ8bが対設され、更に、セカンダリシリンダ5gに連通するライン圧油路12に、セカンダリシリンダ5gに供給されるライン圧(=セカンダリ圧)Psを検出する油圧センサ9が介装されている。
又、TCU21は、エンジン1の運転状態を制御するエンジン制御装置(ECU)26と双方向通信自在に接続されており、ECU26に接続されているスロットル開度センサで検出したスロットル開度θ、及びエンジン回転数センサで検出したエンジン回転数Neが入力される。
TCU21では、プライマリプーリ回転数センサ8aで検出したプライマリプーリ回転数Np、セカンダリプーリ回転数センサ8bで検出したセカンダリプーリ回転数Ns、スロットル開度センサで検出したスロットル開度θ、エンジン回転数センサで検出したエンジン回転数Ne、及び油圧センサ9で検出したライン圧(実ライン圧)Ps等の運転条件を検出する各種パラメータを読込み、ライン圧制御、及び変速制御を行う。尚、無段変速機5の変速制御については、本出願人が先に提出した、「特開平11−139184号公報」に詳述されているため、ここでの説明は省略し、以下においては、ライン圧制御について説明する。
TCU21において実行されるライン圧制御では、ライン圧制御用リニアソレノイド弁15aを制御動作させることで、ライン圧制御弁13に供給するライン制御圧を制御して、ライン圧Psを調圧する。
このTCU21では、先ず、プライマリプーリ回転数センサ8aで検出したプライマリプーリ回転数Npとセカンダリプーリ回転数センサ8bで検出したセカンダリプーリ回転数Nsとに基づき、実変速比iを、
i=Np/Ns …(1)
から算出する。
次いで、この実変速比iとスロットル開度θとに基づき、マップを補間計算付で参照してエンジントルクTeを算出する。
Tef(i・θ) …(2)
その後、無段変速機5に対する入力トルクTinを次式から算出する。
Tin=Te・t−gi …(3)
ここで、tはトルクコンバータによるトルク増幅率、giは慣性力であり、発進クラッチとして電磁クラッチが採用されている場合は、t=1である。
そして、入力トルクTinに基づいて、目標油圧としての目標ライン圧Psoを次式から算出する。
Pso=Tin・Psu−gs+Pm …(4)
ここで、Psuはセカンダリプーリ5dのスリップ限界セカンダリ圧(必要セカンダリ圧)であり、実変速比iに基づきテーブル検索により設定する(Psu=f(i))。又、gsはセカンダリシリンダ5gの遠心圧力であり、セカンダリプーリ回転数Nsに基づきテーブル検索により設定する(gs=f(Ns))。更に、Pmはマージンであり、実変速比iに基づきテーブル検索により設定する(Pm=f(i))。
そして、この目標ライン圧Psoと油圧センサ9で検出した実油圧としての実ライン圧Psとの差分ΔPs(ΔPs=Pso−Ps)に基づき、PI制御(比例積分制御)により設定される比例ゲインと積分ゲインとを加算した値でフィードバックゲイン(電流値)Ifを設定する。
そして、ライン圧制御用リニアソレノイド弁15aに対し、目標ライン圧Psoに基づいて設定した基本ソレノイド電流Iffに、フィードバックゲインIfを加算した電流に対応するソレノイド制御電流Isを出力する。
その結果、ライン圧制御用リニアソレノイド弁15aは、このソレノイド制御電流Isにて、例えばエンジントルクTeが大きいときはライン圧制御用リニアソレノイド弁15aを絞り込み、小さいライン制御圧を生成させ、又、エンジントルクTeが小さいときはライン圧制御用リニアソレノイド弁15aの開度を大きくして、大きいライン制御圧を生成し、このライン制御圧でライン圧制御弁13を動作させる。即ち、ライン圧制御用リニアソレノイド弁15aが絞り込まれたときは、ライン制御圧が高くなり、ライン圧制御弁13からのドレーン量が少なくなるためライン圧Psが高くなる。逆に、このライン圧制御用リニアソレノイド弁15aの開度が大きくなれば、それに従い、ライン制御圧が次第に低くなり、ライン圧制御弁13からのドレーン量が増加してライン圧Psが次第に低下する。
このライン圧Psはセカンダリプーリ5dを動作させるセカンダリシリンダ5gに供給されると共に、変速制御弁14に元圧として供給される。そして、このセカンダリシリンダ5gに供給されるライン圧Psにて、セカンダリプーリ5dに対し、駆動ベルト5eの伝達トルクに相当する最適な張力が付与される。
ところで、上述したように、ライン圧Psは、目標ライン圧Psoと油圧センサ9で検出した実ライン圧Psとの差分ΔPsに基づいて、実ライン圧Psが目標ライン圧Psoに収束するようにフィードバック制御されている。従って、油圧センサ9が故障した場合、正常なライン圧制御を行うことが困難となる。
そのため、TCU21では、油圧センサ9の故障診断を設定時間毎に行っている。ところで、油圧センサ9の故障の原因には信号線や電源線の断線以外に、グランド線の断線がある。信号線や電源線が断線した場合、出力電位は0[V]となるため、直ちに故障と判定することも可能であるが、グランド線が断線した場合は、油圧センサ9からは高い電圧が出力される。又、ノイズの混入などにより一時的に誤信号が出力された場合は、その後、回復する。これらの信号の中から、油圧センサ9の故障を誤判定すること無く正確に検出するためには、少なくとも数秒(例えば4〜7[sec])程度の判定時間ΔTngが必要である。
しかし、上述したフィードバック制御は、実ライン圧Psを目標ライン圧Psoに速やかに収束させるように設定されているため、油圧センサ9が故障してから、この故障が故障診断において検出されまでの判定時間ΔTng(例えば4〜7[sec])の間に、フィードバックゲインIfは上限値或いは下限値に張り付いてしまう。例えば、故障診断に要する判定時間ΔTngを5[sec]とし、フィードバックゲインIfが200[msec]で上限値或いは下限値に張り付くとした場合、故障診断において故障と判定されてフェールセーフへ移行するまでの少なくとも4.8[sec]の間は、制御不能となってしまう。
本実施形態では、このような状況を解消するため、油圧センサ9から出力され信号が固定された場合は、故障診断において油圧センサ9の故障と判定されるよりも前に、フィードバック制御を停止し、フィードフォワード制御に切換えるようにしたものである。
このようなフィードバック停止判定は、具体的には、図2に示すフィードバック停止判定処理ルーチンに従って行われる。
このルーチンは所定演算周期(例えば20[msec])毎に実行される。イグニッションスイッチがONされると、先ず、ステップS1で、油圧センサ9で検出した実ライン圧Psを、設定時間ΔTsm(例えば20[msec])毎に読込む。
次いで、ステップS2で、ステップS1で読込んだ実ライン圧Psと目標ライン圧Psoとの差分ΔPdを算出し、この差分ΔPdが所定値Pd0以上の場合(ΔPd≧Pdo)、ステップS3へ進み、所定値Pdo未満の場合は(ΔPd<Pdo)、ルーチンを抜ける。
ステップS3では前回読込んだ実ライン圧Psと、今回読込んだ実ライン圧Psとの差分の絶対値|ΔPs|(|ΔPs|←Ps(前回)−Ps(今回))を算出し、ステップS4にて、この差分の絶対値|ΔPs|と設定値Poとを比較する。尚、本実施形態では、油圧センサ9の最大出力電圧を+5V、A/D変換器の分解能を8bitとしている。従って、1bitあたりの電圧は約0.02[V]であり、本実施形態では、設定値Poを3bit(約0.06[V])に設定している。セカンダリシリンダ5gに供給されるライン圧Psは、エンジン1の振動や油圧変動等の影響で常に瞬時変動しており、従って、正常な状態の油圧センサ9から出力される電圧は、3bit(約0.06[V])以上の振幅を常に示している。
そして、|ΔPs|≦Poの場合、油圧センサ9の出力値が変動していないために、故障の可能性があると判定し、ステップS5へ進み、故障カウンタnをインクリメントする(n←n+1)。続いて、ステップS6にて、この故障カウンタnと所定値noを比較する。ステップS6にて、n>noと判定された場合、故障の可能性が強いと判断し、ステップS7へ進み、フィードバック停止処理を実行すべく、フィードバック停止判定フラグFをセットし(F←1)、ルーチンを抜ける。
従って、このステップS1での読込み時間ΔTsmと故障の可能性が強いと判定するまでの回数noとの積、ΔTsmxno[msec]が、本発明の第1の設定時間に対応している。
一方、上述したステップS4で、|ΔPs|>Poと判定された場合は、油圧センサ9の出力値が変動しているため、ステップS8へ分岐して、故障カウンタnをクリア(n←0)し、ステップS9へ進みフィードバック停止判定フラグFをクリアし(F←0)、フィードバック停止処理を解除して、ルーチンを抜ける。このフィードバック停止処理解除は、既にフィードバック停止処理済みであったとしても、ステップS4での判定条件により分岐されるため、フィードバック停止処理中に正常に復帰した場合は、速やかに通常のフィードバック制御へ移行することが出来る。
ステップS7で実行されるフィードバック停止処理は、図3に示すフィードバック停止処理サブルーチンに従って行われる。
このルーチンでは、先ず、ステップS11で、フィードバック停止判定フラグFがセットされた後の初回のルーチンか否かが調べられ、初回ルーチンの場合は、ステップS12へ進み、二回目以降のルーチンの場合は、ステップS13へジャンプする。
ステップS12へ進むと、第2の設定時間としての設定時間ΔTst[msec]前のフィードバックゲインIfを読込み、ステップS13へ進む。この設定時間ΔTstは、油圧センサ9が異常を示したときからフィードバック停止処理が開始されるまでの時間よりもやや長い時間であり、油圧センサ9の特性を考慮して、予め実験等により求められたものである。具体的には、油圧センサ9で検出した実ライン圧Psを読込む設定時間ΔTsmに設定回noを乗算した時間(ΔTsm×no)の2〜4倍の程度の時間に設定されており、本実施形態では、ΔTsm=20[msec]、no=5回の場合、ΔTst=200[msec]程度に設定されている。
そして、ステップS11、或いはステップS12からステップS13へ進むと、目標ライン圧Psoに基づいて設定した基本ソレノイド電流Iffに、ステップS12で読込んだフィードバックゲインIfを加算して、ソレノイド制御電流Isを算出し(Is←Iff+If)、ステップS14へ進み、ソレノイド制御電流Isを出力して、ルーチンを抜ける。
従って、フィードバック停止処理が実行されている間は、フィードバックゲインIfが固定されるため、フィードフォワード制御が実行される。又、上述したステップS7でフィードバック制御が復帰されたときは、このステップS12で読込んだフィードバックゲインIfの比例ゲインと積分ゲインとが初期値となる。
次に、図4に示すタイムチャートを参照して、油圧センサ9が故障した際の制御例を示す。ライン圧をフィードバック制御している際に、同図(a)に示すように、油圧センサ9が実機で想定される範囲内であって、グランド線の断線等により、比較的高い油圧を示す中間電位で固着する故障が発生した場合、油圧センサ9から出力される見かけ上の実ライン圧Psが、本来設定される目標ライン圧Psoよりもかなり高い値となる。そのため、TCU21において設定されるフィードバックゲインIfは、同図(b),(c)に示すように、フィードバック比例ゲインとフィードバック積分ゲインとが、目標ライン圧Psoと実ライン圧Psとの差分を補正する値に設定される。
その結果、同図(d)に示すように、目標ライン圧Psoに基づいて求めた基本ソレノイド電流Iffに、フィードバック比例ゲインとフィードバック積分ゲインとを加算して設定されたフィードバックゲインIfを加算して設定されるソレノイド制御電流Isは高い値となり、ライン圧制御用リニアソレノイド弁15aの開度が大きくなる。その結果、このライン圧制御用リニアソレノイド弁15aから出力されるライン制御圧が低い値となり、ライン圧制御13からのドレーン量が増加するため、同図(e)に示すように、実ライン圧Psが次第に低下する。
その間、フィードバック停止判定処理ルーチンでは、所定の演算周期時間ΔTsm[msec](例えば20[msec])毎に、油圧センサ9で検出した実ライン圧Psを読み込み(S1)、前回演算時に読込んだ実ライン圧のPsとの差分の絶対値|ΔPs|を算出し(S3)、この絶対値|ΔPs|が設定値P0以内であった場合、故障カウンタnに1を加算する(S5)。そして、故障カウンタnが設定値no(例えば5)以上か判定し(S6)、no以上のときは、フィードバック停止処理を開始する(S6)。
フィードバック停止処理では、故障カウンタnが設定値no以上となったときから設定時間ΔTst[msec]前に設定したフィードバックゲインIfの比例ゲインと積分ゲインとを読込み、この値で固定する。この設定時間ΔTst[msec]は、油圧センサ9が異常を示したときよりもやや前の時間に設定されているため、この時間に設定されているフィードバックゲインIfを固定値として、すなわちフィードフォワードゲインとして読込んで、フィードフォワード制御することで、ライン圧Psが過剰とならず、適正な油圧が生成される。
又、TCU21では、油圧センサ9のフィードバック停止判定処理ルーチンと並行して、この油圧センサ9の故障診断が行われている。この故障診断に要する判定時間ΔTngは、4〜7[sec]程度と比較的長いが、フィードバック停止判定ルーチンにおいて、油圧センサ9の異常を素早く検知して、直ちにフィードフォワード制御に切換えるようにしているため、故障診断で故障と確定されるまでの間に、フィードバックゲインIfが上限値(或いは下限値)に張り付いて制御不能となってしまうことがない。
次に、図5に示すタイムチャートを参照して、油圧センサ9がノイズの混入等により異常信号を一時的に出力したが、その後、回復した態様についての制御例を示す。
同図(a)に示すように、油圧センサ9が異常を示した後、故障診断により故障と確定されるよりも前に、油圧センサ9が正常な状態に回復した場合、フィードバック停止判定処理ルーチンでは、フィードバック制御が復帰され(S9)、そのときの最初の比例ゲインと積分ゲインは、同図(b),(c)に示すように、フィードフォワード制御時に読込んだフィードバックゲインIfの比例ゲインと積分ゲインに設定されるため、フィードバック制御へスムーズに移行させることができる。又、この場合、故障診断においては正常と判定されるため、誤診断を有効に回避することができる。
このように、本実施形態によれば、油圧センサ9が異常を示し、その出力値の変動幅がほぼ一定となった場合、直ちにフィードフォワード制御に切換えるようにしたので、油圧センサ9が故障してから、故障診断にて故障と確定されるまでの間に、フィードバックゲインIfが上限値或いは下限値に張り付いて制御不能となってしまうことが無い。
更に、油圧センサ9の異常を検知してフィードバック制御からフィードフォワード制御へ切換えた際には、油圧センサ9が異常を示すよりも前に設定したフィードバックゲインIfをフィードフォワードゲインとして読込んで、フィードフォワード制御を行うようにしたので、無段変速機5のライン圧Psの過剰な制御が防止され、適切なライン圧を生成することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、制御対象は無段変速機のライン圧に限らず、多段式自動変速機の油圧制御装置におけるフィードバック制御等、あらゆる油圧フィードバック制御系に適用することができる。
1…エンジン、
5…巻き掛け式無段変速機、
5d…セカンダリプーリ、
5g…セカンダリシリンダ、
9…油圧センサ、
11…オイルポンプ、
13…ライン圧制御弁、
15…変速制御用アクチュエータ、
15a…ライン圧制御用リニアソレノイド弁、
21…トランスミッション制御装置、
If…フィードバックゲイン、
Iff…基本ソレノイド電流、
Is…ソレノイド制御電流、
Po…設定値、
Ps…ライン圧(実ライン圧)、
Pso…目標ライン圧
ΔPs…差分、
ΔTng…判定時間、
ΔTsm…設定時間、
ΔTsm×no,ΔTst…設定時間
特開平6−213316号公報

Claims (3)

  1. オイルポンプから吐出される油圧を電子制御弁にて調圧して制御対象に供給するに際し、前記電子制御弁で生成して前記制御対象に供給する実油圧を油圧センサにて検出し、該実油圧が目標油圧に収束するように前記電子制御弁をフィードバック制御する油圧制御装置において、
    前記油圧センサで検出した実油圧が第1の設定時間の間、設定値以上の変化が検出されないと判定した場合、該判定時から少なくとも前記第1の設定時間より長い第2の設定時間前に設定したフィードバックゲインを用いて前記電子制御弁をフィードフォワード制御することを特徴とする油圧制御装置。
  2. 前記フィードバックゲインは比例ゲインと積分ゲインとに基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載の油圧制御装置。
  3. 前記電子制御弁は、巻き掛け式無段変速機のプーリシリンダに供給する実油圧を制御するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の油圧制御装置。
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