JP2002039229A - 自動クラッチ装置 - Google Patents

自動クラッチ装置

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Publication number
JP2002039229A
JP2002039229A JP2000228776A JP2000228776A JP2002039229A JP 2002039229 A JP2002039229 A JP 2002039229A JP 2000228776 A JP2000228776 A JP 2000228776A JP 2000228776 A JP2000228776 A JP 2000228776A JP 2002039229 A JP2002039229 A JP 2002039229A
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JP
Japan
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torque
clutch
clutch mechanism
actuator
control
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000228776A
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English (en)
Inventor
Yoshitomi Haneda
吉富 羽根田
Tadashi Oda
直史 小田
Takao Naito
隆生 内藤
Tomomitsu Terakawa
智充 寺川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱の影響を受けることなく、且つクラッチ
機構の寿命を短くすることがない自動クラッチ装置を提
供すること。 【解決手段】 動力源に連結された入力軸及び被駆動機
構に連結された出力軸を備えるクラッチ機構と、クラッ
チ機構の係合・非係合を切換えるクラッチアクチュエー
タと、クラッチアクチュエータの作動を制御する制御機
構とを備える自動クラッチ装置であって、制御機構は、
クラッチ機構へ伝達可能な伝達可能トルクとクラッチ機
構の入力軸に実際に入力される駆動トルクとの差を余剰
トルクとし、実際の余剰トルクを目標の余剰トルクに一
致するように実際の余剰トルクをフィードバック制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチ機構の係
合・非係合を自動化する自動クラッチ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平7−2696
94号公報に開示される技術がある。このような自動ク
ラッチ装置では、各種信号に基づいて制御機構がアクチ
ュエータを作動させることによってクラッチの係合・非
係合を制御することでクラッチペダルを廃止し、煩わし
いクラッチペダルの操作を無くすことが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に、完全係合状態でクラッチの伝達可能なトルクはエン
ジンの出力トルクの数倍に設定されている。そのために
クラッチを係合から非係合に移行させるためのアクチュ
エータの操作には、過大な操作力と時間を要するが、車
両の快適性の面からは、アクチュエータの操作を高速で
行なうことが要求される。
【0004】また、上述したようなクラッチ機構では、
クラッチの係合時にエンジンのトルク変動を全て車両に
伝達してしまい、振動や騒音を引き起こすことが考えら
れる。そこで、摩擦クラッチが伝達可能なトルクを、エ
ンジンが出力する最大トルクに所定のトルクを付加した
トルクとなるように摩擦クラッチの係合度合いを開ルー
プ制御することで必要十分な係合に留めておき、エンジ
ンのトルク変動が生じても摩擦クラッチが滑ることでを
吸収し、車両側にはトルク変動が伝達されないようにす
る方法がとられている。
【0005】しかしながらこのような方法では、開ルー
プ制御であるために、クラッチ機構の経時変化や使用し
ている雰囲気状態等の外乱に対応できない。更に、クラ
ッチが滑ることでトルク変動を吸収しているので、クラ
ッチの摩擦フェーシングの寿命が短くなってしまう、と
いう問題がある。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解決すべ
く、外乱の影響を受けることなく、且つクラッチ機構の
寿命を短くすることがない自動クラッチ装置を提供する
ことを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、動力源に連結された入力軸及び被
駆動機構に連結された出力軸を備えるクラッチ機構と、
クラッチ機構の係合・非係合を切換えるクラッチアクチ
ュエータと、クラッチアクチュエータの作動を制御する
制御機構とを備える自動クラッチ装置であって、制御機
構は、クラッチ機構へ伝達可能な伝達可能トルクとクラ
ッチ機構の入力軸に実際に入力される駆動トルクとの差
を余剰トルクとし、実際の余剰トルクを目標の余剰トル
クに一致するように実際の余剰トルクをフィードバック
制御するようにした。
【0008】請求項1によると、実際の余剰トルクをフ
ィードバック制御しているので、制御精度が高く、経時
変化や雰囲気等の外乱の変化にも対応でき、好適であ
る。また、このような方法では、クラッチ機構の係合時
にクラッチ機構を意図的に滑らせることで動力源のトル
ク変動を吸収する場合に、トルク変動の吸収が最小限に
抑えられるので、クラッチ機構の耐久性が低下するのを
防ぐことができる。
【0009】具体的には、請求項2に示すように、制御
機構が、クラッチ機構を滑らせる必要がないときには目
標の余剰トルクをゼロ以上に設定し、クラッチ機構を滑
らせる必要があるときには目標の余剰トルクをゼロ以下
に設定することで、上述したクラッチ機構の耐久性の低
下が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して説明する。図1は本発明の実施の形態における自
動クラッチ装置を自動車に適用したときの概略図であ
る。1は動力源であり、内燃機関である。3はクラッチ
機構であり、本実施の形態では乾式の摩擦クラッチであ
る。2は動力源1から出力されて摩擦クラッチ3に入力
される駆動トルクを検出する駆動トルクセンサ、4は摩
擦クラッチ3の伝達可能なトルクを計測する伝達トルク
センサ、5は摩擦クラッチ3の出力軸と連結する被駆動
機構である変速機、6は摩擦クラッチ3を係合・非係合
するクラッチアクチュエータ、7はクラッチアクチュエ
ータ6の作動を制御する制御機構としてのコントローラ
である。
【0011】図2は本実施の形態におけるコントローラ
7による制御を示すブロック図である。摩擦クラッチ3
へ伝達可能な伝達可能トルク15と実際に入力される駆
動トルク14との差を余剰トルクとし、目標の余剰トル
ク10と実際の余剰トルク11との差12(以下、余剰
トルク偏差12と称す)がコントローラ7に入力する。
コントローラ7は余剰トルク偏差12に応じてアクチュ
エータ6への制御量13を出力し、この制御量13(通
電量)がアクチュエータ6へ入力される。アクチュエー
タ6は制御量13に基づいて作動し、摩擦クラッチ3の
係合量を調整する。そして、摩擦クラッチ3の伝達可能
なトルク15が伝達トルクセンサ4にて検出される。本
実施の形態では、伝達トルクセンサ4は図示しないクラ
ッチレリーズシリンダ内の圧力やレリーズフォークに設
けた荷重センサであり、摩擦クラッチ3のクラッチ板を
押し付けるスプリング力の反力と伝達可能トルクとの間
との関係からスプリングの反力を解除する荷重(レリー
ズ荷重)を演算し、伝達可能トルク15を推定してい
る。また、入力トルク14は、燃料供給源8から動力源
1に供給される燃料の量や動力源1にかかる負荷などか
ら決定するものであり、駆動力センサ2によって検出さ
れる。
【0012】図2に係る作動について説明する。コント
ローラ7に入力する余剰トルク偏差12がゼロとなるよ
うに、制御量13は余剰トルク偏差12をPID制御し
て算出される。したがって、制御量13が正のときには
伝達可能トルク15を増大させる方向にアクチュエータ
6を作動し、その逆に制御量13が負のときには伝達可
能トルク15を減少させる方向にアクチュエータ6を作
動する。このように、余剰トルク偏差12がゼロになる
ようにアクチュエータ6が高精度に制御される。
【0013】ここで、変速機内や動力伝達経路内で異音
や振動の原因となるトルクの変動成分が摩擦クラッチ3
に入力される場合には、トルクの変動振幅に定数(例え
ば−0.5)を積した値を余剰トルクとして設定する。
このように設定することで、伝達可能トルクを入力トル
クの変動の下限付近に設定でき、トルクの変動成分のみ
を摩擦クラッチ3で吸収することで、摩擦クラッチ3か
らは安定してトルクを出力することが可能になる。
【0014】本実施の形態では、クラッチ機構として乾
式の摩擦クラッチ3を採用した場合について説明した
が、以下に示すように摩擦クラッチ3以外にも採用が可
能である。
【0015】クラッチ機構として電磁クラッチを採用す
る場合には、内部圧力、滑り回転数および伝達可能トル
ク15に一定の関係があるので、内部圧力と滑り回転数
から伝達可能トルク15を推定する。
【0016】クラッチ機構としてトルクコンバータのロ
ックアップクラッチを採用する場合には、クラッチを押
し付ける油圧と伝達可能トルクに一定の関係があるの
で、油圧から伝達可能トルク15を推定する。
【0017】また、クラッチ機構の作動に電動モータを
用いるアクチュエータでは、電動モータに流れる電流か
らモータの負荷を算出し、モータの負荷から上記レリー
ズ荷重を演算することで伝達可能トルク15を推定す
る。
【0018】更に、動力源としてガソリンエンジン等の
内燃機関を採用する場合には、図1に示す駆動センサ2
を省略し、スロットル開度や内燃機関の回転数などから
入力トルクを演算することも可能である。更には、エア
ーコンディショナー用のコンプレッサー等の補機類の使
用による損失トルクを補正することで、入力トルクを更
に高精度に算出することが可能である。
【0019】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨に沿った形態の自動クラッチ装置
の制御方法であれば、どのような方法であってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によると、実際の余剰トルクをフ
ィードバック制御しているので、制御精度が高く、経時
変化や雰囲気等の外乱の変化にも対応でき、好適であ
る。また、このような方法では、クラッチ機構の係合時
にクラッチ機構を意図的に滑らせることで動力源のトル
ク変動を吸収する場合に、トルク変動の吸収が最小限に
抑えられるので、クラッチ機構の耐久性が低下するのを
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動クラッチ装置
を自動車に適用したときの概略図である。
【図2】本実施の形態におけるコントローラ7による制
御を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・動力源 2・・・駆動力センサ 3・・・摩擦クラッチ(クラッチ機構) 4・・・伝達トルクセンサ 5・・・変速機(被駆動部材) 6・・・クラッチアクチュエータ 7・・・コントローラ(制御機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺川 智充 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 3J057 AA06 BB03 GA02 GA49 GB02 GB10 GB19 GC11 GE05 HH02 JJ01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源に連結された入力軸及び被駆動機
    構に連結された出力軸を有するクラッチ機構と、該クラ
    ッチ機構の係合・非係合を切換えるクラッチアクチュエ
    ータと、該クラッチアクチュエータの作動を制御する制
    御機構と、を備える自動クラッチ装置であって、 前記制御機構は、前記クラッチ機構へ伝達可能な伝達可
    能トルクと前記クラッチ機構の入力軸に実際に入力され
    る駆動トルクとの差を余剰トルクとし、実際の余剰トル
    クを目標の余剰トルクに一致するように実際の余剰トル
    クをフィードバック制御することを特徴とする、自動ク
    ラッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御機構は、前記クラッチ機構を滑
    らせる必要がないときには目標の余剰トルクをゼロ以上
    の値に設定し、前記クラッチ機構を滑らせる必要がある
    ときには目標の余剰トルクをゼロより小さい値に設定す
    ることを特徴とする、自動クラッチ装置。
JP2000228776A 2000-07-28 2000-07-28 自動クラッチ装置 Pending JP2002039229A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112072845A (zh) * 2019-12-24 2020-12-11 熵零技术逻辑工程院集团股份有限公司 一种驱动机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112072845A (zh) * 2019-12-24 2020-12-11 熵零技术逻辑工程院集团股份有限公司 一种驱动机构

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