JP4302869B2 - ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のエンジンと一体回転可能に連結されたポンプ羽根車と車両の車輪側部材に一体回転可能に連結されたタービン羽根車とをスリップ制御するロックアップクラッチの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に知られているトルクコンバータ等の流体式伝達機構のロックアップクラッチでは、供給される流体圧を制御してピストンの押圧力を制御することでポンプ側部材とタービン側部材とのスリップ制御を行なっている。ロックアップクラッチの応答性により、流体圧が供給されてから実際にロックアップクラッチが作動するまでには時間のずれ(不感帯)が発生する。スリップ制御の応答性を向上するためには、ロックアップクラッチ不作動時の不感帯の影響を除去することが必要である。そのため、ロックアップクラッチ作動前における流体のプリチャージ制御等のオープン制御とロックアップクラッチ作動後におけるフィードバック制御とを切替えてスリップ制御を行なっている。オープン制御とフィードバック制御との切替えのためのロックアップクラッチ作動判定として、例えば特開平7−239025号公報に開示される技術がある。該公報では、トルクコンバータとロックアップクラッチを並列配置した系への入力トルクと、トルクコンバータのスリップ動作に応じて発生するスリップトルクと、エンジン回転速度とトルクコンバータの出力回転速度とにより力学モデルを構築し、この力学モデルにより分担トルクを推定し、この分担トルクに基づいてピストンのロスストローク(不感帯)の終了を判断し、判断時に制御ロジックの切替えを行なうことで常時最適タイミングでオープン制御とフィードバック制御を切替える技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記公報に開示されるようなオープン制御とフィードバック制御とを切替える技術では、分担トルクの推定にトルクコンバータの容量係数が必要である。容量係数はトルクコンバータ毎のばらつきによって大きく異なることが考えられ、そのため分担トルクの推定には誤差が生じ易く、更にスロットル開度の変化等の外乱によって切替え判断のタイミングを正確に出力できなくなる可能性がある。
【0004】
また、特開平8−28681号公報に開示される技術では、目標スリップ量を一定に設定せずに、目標スリップ量が基本目標スリップ量(固定値)に近づくにつれて小さくなる変化率で逐次接近させるような可変の目標スリップ量を設定し、スリップ量を徐々に基本目標スリップ量に近づける方法が開示されている。しかしながら、この方法の場合にもロックアップクラッチの不感帯領域では目標スリップ量が実際のスリップ量に先行して変化してしまう可能性があり、実際のスリップ量がオーバーシュートする等、精度良くスリップ制御できない場合がある。
【0005】
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくロックアップクラッチの不感帯による不具合をなくすとともに精度の良いスリップ制御が可能なロックアップクラッチの制御装置を提供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、車両のエンジンの出力軸と一体的に回転するように連結されたポンプ羽根車と車両の車輪側部材と一体的に回転するように連結されたタービン羽根車との間の動力伝達を行なうトルクコンバータと並列に設けられ、供給される流体圧に応じてポンプ羽根車とタービン羽根車のスリップ量を制御可能に作動するロックアップクラッチと、車両の走行状態から所定スリップ量を演算する所定スリップ量演算手段と、ポンプ羽根車の回転速度とタービン羽根車の回転速度との差から実際のスリップ量を検出する実際スリップ量検出手段と、所定スリップ量と実際のスリップ量との間に目標スリップ量を設定する目標スリップ量設定手段と、実際のスリップ量が目標スリップ量に達すると、目標スリップ量を所定スリップ量に近づけた値に更新する目標スリップ更新手段と、実際のスリップ量が目標スリップ量となるようにロックアップクラッチに供給する流体圧を制御する流体圧制御手段と、を備えるロックアップクラッチの制御装置とした。
【0007】
ここで、ロックアップクラッチは、車両の運転状態に応じて非ロックアップ領域(非係合すべき領域)、ロックアップ領域(係合すべき領域)及びスリップ領域の3つの領域に応じてスリップ量がそれぞれ設定される。ロックアップ領域にあるときの所定スリップ量は略0(ポンプ羽根車とタービン羽根車の回転速度が略同一)に設定される。また、ロックアップクラッチがスリップ領域にあるときの所定スリップ量は車両の燃費を向上させながらエンジンの振動を吸収する程度のスリップ量に設定される。
【0008】
本発明によると、ロックアップクラッチが非係合状態からロックアップ領域或いはスリップ状態へ移行する初期の状態において、ポンプ羽根車とタービン羽根車の回転速度の差が大きい場合には、実際のスリップ量は比較的大きな値となる。ここで、ロックアップ状態での所定スリップ量は0であるので、実際のスリップ量と所定スリップ量との差は大きい。また、ロックアップクラッチのスリップ状態時における所定スリップ量は、車両の燃費を向上させながらエンジンの振動を吸収する程度のスリップ量であるため、上述した場合には実際のスリップ量と所定スリップ量との差は大きいと想定される。そして、実際のスリップ量が目標スリップ量設定手段により設定される目標スリップ量となるように、ロックアップクラッチの作動が流体圧制御手段により制御される。ロックアップクラッチの作動直後における実際のスリップ量と所定スリップ量との差が大きい場合には、実際のスリップ量が目標スリップ量に達しても所定スリップ量には達していないので、目標スリップ量更新手段により目標スリップ量を所定スリップ量に近づけた値に更新し、実際のスリップ量が更新された目標スリップ量となるように流体制御手段にてロックアップクラッチの作動を制御する。このように、実際のスリップ量をフィードバック制御しながら目標スリップ量を所定スリップ量に近づけるように更新していくことで、実際のスリップ量が目標スリップ量に追従しながら徐々に所定スリップ量に達することができ、ロックアップクラッチの不感帯の影響を受けることなくロックアップ状態或いはスリップ状態への移行を行なうことが出来る。また、本発明におけるスリップ量の制御はポンプ羽根車とタービン羽根車のそれぞれの回転速度と車両の運転状態(主に車速とスロットル開度)とに基づく制御であるので、容量係数等の誤差の要因となるような係数を用いないため、ロックアップ状態或いはスリップ状態への移行を精度良く行なうことが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態におけるロックアップクラッチの制御装置を含む自動変速機の制御装置を車両に搭載したときの概略図である。この車両は、エンジン10と、ロックアップクラッチ付トルクコンバータ20と、複数組の遊星歯車ユニットなどから構成された自動変速機30と、自動変速機30に供給する油圧を制御する油圧制御回路40と、油圧制御回路40に制御指示信号を与える電気制御装置50とを備え、アクセルペダル11の踏込みによって増減されるエンジン10の動力をトルクコンバータ20、自動変速機30、及び図示しないディファレンシャルを介して駆動輪へ伝達するように構成されている。
【0010】
トルクコンバータ20は、流体式伝達機構と、流体式伝達機構と並列に連結されたロックアップクラッチ機構とから成る。流体式伝達機構は、エンジン10のクランク軸12に対しトルクコンバータ20のフロントカバー等を含む連結部材13を介して連結されたポンプ羽根車21と、自動変速機30の入力軸31に固定されるとともにポンプ羽根車21からの油を受けて回転するタービン羽根車22と、一方向クラッチ23を介してハウジング24に固定されるステータ羽根車25とから構成されている。トルクコンバータ20側からみると、連結部材13はエンジン10の出力軸(即ちエンジンのクランク軸12)と一体的に回転するように連結されたポンプ羽根車21を、自動変速機30の入力軸31は車両の駆動輪と一体的に回転するように連結されたタービン羽根車22をそれぞれ構成している。
【0011】
ロックアップクラッチ機構は、図2に概略側面図を示したように、軸方向に移動可能に保持され両面に摩擦材が設けられたリング状プレートより成るロックアップクラッチ26と、ロックアップクラッチ26の径方向内側に固定されたリング状のドライブプレート27と、ロックアップクラッチ26に対向するように連結部材13と一体的に構成されたクラッチ対向部13aと、自動変速機30の入力軸31と一体的に回転するように入力軸31に固定された第1ドリブンプレート28aと、リベットRにより第1ドリブンプレート28aに固定されたリング状の第2ドリブンプレート28bと、軸方向に移動可能であってロックアップクラッチ26をクラッチ対向部13aに押圧するためのロックアップピストン29と、複数のコイルスプリングSとから構成される。
【0012】
コイルスプリングSは、振動を吸収するダンパ機構を構成するものであって、第1、第2ドリブンプレート28a、28bの適宜箇所に円周方向に沿って形成された長孔内に保持され、ドライブプレート27(ロックアップクラッチ26)と第1ドリブンプレート28a(第2ドリブンプレート28b)との間に捩じれ角が発生したとき、ドライブプレート27と第1ドリブンプレート28aの間に弾発力が付与される。
【0013】
ロックアップピストン29は、同ロックアップピストン29と連結部材13とにより画定される係合側油室R1内の油圧がロックアップクラッチ26とクラッチ対向部13aと第1ドリブンプレート28a等とにより画定される解放側油室R2内の油圧よりも高められたとき、ロックアップクラッチ26をクラッチ対向部13aに向けて押圧し、ロックアップクラッチ26をクラッチ対向部13aに係合させるようになっている。これに対し、ロックアップピストン29は、係合側油室R1よりも解放側油室R2内の油圧が高められたとき、ロックアップクラッチ26をクラッチ対向部13aから離間させ、ロックアップクラッチ26とクラッチ対向部13aとを非係合とするようになっている。
【0014】
自動変速機30は、入力軸31と、車両の駆動輪とディファレンシャル等を介して駆動輪に連結された出力軸32とを備え、複数の油圧式摩擦係合装置の係合・非係合の組合せに応じて複数の前進ギア段及び後進ギア段の1つを選択的に成立させ、選択されたギア段を介して入力軸31と出力軸32とを回転させる周知の有段式遊星歯車装置として構成されている。
【0015】
油圧制御回路40は、電気制御装置50からの信号によりON−OFF駆動される第1電磁弁41及び第2電磁弁42を備えており、これら電磁弁のON−OFF作動の組合せにより遊星歯車装置の油圧式摩擦係合装置を選択的に作動させるように構成されている。
【0016】
また、油圧制御回路40は、ロックアップクラッチ26の係合及び解放(非係合)を制御するために前述の係合側油室R1及び解放側油室R2に供給される油圧Pon、Poffを調整するための第3電磁弁43を備えている。第3電磁弁43は、電気制御回路50からの信号によりON時間とOFF時間との比率(デューティ比)が制御されるソレノイド駆動型の電磁弁であり、切替弁(図示省略)に信号圧を与えることにより調圧弁(図示省略)によって調圧されたライン圧を制御し、この制御された油圧を係合側油室R1に供給するようになっている。更に、油圧制御回路40は、第3電磁弁43がデューティ制御されているとき解放側油室R2に一定油圧を供給し、第3電磁弁43がデューティ制御されていないときには解放側油室R2にドレン圧を供給するようになっている。なお、係合側油室R1内の油圧と解放側油室R2内の油圧との差圧がロックアップクラッチ26の係合圧となる。
【0017】
電子制御装置50は、CPU51、ROM52、RAM53及びインターフェース54、55等から成るマイクロコンピュータであって、アクセルペダル11の開度を検出するアクセル開度センサ61、エンジン10の回転速度を検出するエンジン回転速度センサ62、自動変速機30の入力軸31の回転速度を検出する入力軸回転速度センサ63、及び自動変速機30の出力軸32の回転速度を検出する出力軸回転速度センサ64と接続されていて、これらのセンサからアクセル開度Apを表す信号、エンジン回転速度Ne(ポンプ羽根車21の回転速度に相当)を表す信号、入力軸回転速度Ni(タービン羽根車22の回転速度に相当)を表す信号、及び出力軸回転速度Noを表す信号がそれぞれ供給されるようになっている。
【0018】
電子制御装置50のCPU51は、RAM53の記憶機能を利用しつつROM52に記憶されたプログラムに従って各種入力信号を処理し、自動変速機30の変速制御及びロックアップクラッチ26の係合制御を実行するものであり、インターフェース55を介して各電磁弁41〜43を駆動制御する。
【0019】
自動変速機30の変速制御において、CPU51は予めROM52に記憶された複数の変速線図から実際の変速段に対応した変速線図を選択し、選択した変速線図からアクセル開度Apと出力軸回転速度Noから演算された車速SPDとに基づいて変速段を決定し、この変速段が得られるように第1及び第2電磁弁41、42を駆動して、自動変速機30の変速制御が行なわれる。
【0020】
ロックアップクラッチ26機構の制御について説明する。CPU51は、図3のフローチャートにて示されたルーチンの処理を所定時間の経過毎にステップ400から開始する。そして、CPU51はステップ401に進み、その時点のアクセル開度Apと車速SPDから車両の運転状態が図5のロックアップ領域Aにあるか否かを判定する。
【0021】
尚、ロックアップ領域Aは、流体式伝達機構による動力伝達の損失をなくすために、ロックアップクラッチ26がクラッチ対向部13aと完全係合して、ポンプ羽根車21とタービン羽根車22の回転速度が等しくなる状態を成立する領域である。また、スリップ領域Bは、流体式伝達機構による動力伝達の損失をなくしながらエンジン10の低回転時における振動を吸収するために、完全係合より多少係合圧が小さい状態でロックアップクラッチ26をクラッチ対向部13aと係合して、タービン羽根車21がポンプ羽根車22の回転速度に対して多少のスリップ量(本実施の形態では50rpm)をもって回転する状態を成立する領域である。
【0022】
車両がロックアップ領域Aにないと判定すると、CPU51はステップ402に進み、車両の運転状態が図5のスリップ領域Bにあるか否かを判定する。車両がスリップ領域にないと判定すると、ステップ403にて第3電磁弁43に駆動指令信号を出力して係合側油室R1内の油圧Ponをドレン圧にするとともに、解放側油室R2の油圧Poffをライン圧に制御する。即ち、ロックアップクラッチ26の係合圧を0とし、ロックアップクラッチ26を非係合状態とする。その後、本ルーチンを一旦終了する。
【0023】
一方、ステップ401にて車両の運転状態がロックアップ領域Aにあると判定すると、ステップ404に進み、エンジン回転速度Neと入力軸回転速度Niが等しいか否かを判定する。初めてステップ404に進んだ時点ではロックアップクラッチ26は完全係合状態にはないので、エンジン回転速度Neと入力軸回転速度Niとは異なっている。このため、ステップ405に進み、後述する係合圧制御Aを行なう。その後、本ルーチンを一旦終了する。
【0024】
また、車両の運転状態が図5のスリップ領域Bにあると判定すると、ステップ407に進み、エンジン回転速度Neと入力軸回転速度Niの差の絶対値が50rpmより小さいか否かを判定する。初めてステップ407に進んだ時点ではロックアップクラッチ26はスリップ状態には達していないので、エンジン回転速度Neと入力軸回転速度Niの差の絶対値は50rpm以上である。このため、ステップ408に進み、後述する係合圧制御Bを行なう。その後、本ルーチンを一旦終了する。
【0025】
以降においても、CPU51は所定時間の経過毎に本ルーチンの処理を実行する。このため、車両がロックアップ領域A或いはスリップ領域B内に維持されていると、CPU51はステップ405或いはステップ408の処理を実行する。この結果、エンジン回転速度Neと入力軸回転速度Niとが所望の関係となるまで、係合圧が制御される。
【0026】
その後、上述した制御が繰り返し行なわれることにより、ロックアップクラッチ26はロックアップ状態或いはスリップ状態となり、ステップ406或いはステップ409に進む。そして係合側油室R1及び解放側油室R2内の油圧Pon、Poffを維持することによって係合圧を保持する。
【0027】
次に、ステップ406及びステップ408で示される係合圧制御A及びBについて図4のフローチャートを用いて説明する。先ず、ステップ501にて第3電磁弁43を駆動制御することで、係合圧を徐々に増大させる。そして、ステップ502に進み、実際のスリップ量が目標スリップ量と等しいか否かを判定する。初めてステップ502に進んだ時点では実際のスリップ量は目標スリップ量より大きいので、再びステップ501に進んで係合圧を増大させる。ステップ501と502を繰り返し実行して、実際のスリップ量と目標スリップ量とが等しくなると、ステップ503に進んで目標スリップ量が所定スリップ量と等しいか否かを判定する。初めてステップ503に進んだ時点では目標スリップ量は所定スリップ量より大きいので、ステップ504に進み、目標スリップ量を所定スリップ量に近づけた値に更新する。そして、実際のスリップ量が更新された目標スリップ量に達するまで上述したステップ501、ステップ502を繰り返し実行する。ステップ501〜504を繰り返し実行し、目標スリップ量が所定スリップ量と等しくなると、車両の運転状態が所望のスリップ状態となり、ステップ505に進み、係合側油室R1及び解放側油室R2内の油圧Pon、Poffを維持することによって係合圧を保持する。尚、図4における所定スリップ量の条件は、係合圧制御Aの場合には図3のステップ404の条件(Ne=Ni)、即ちスリップ量0であり、係合圧制御Bの場合には図3のステップ407(NeとNiの差が50rpmより小)である。尚、目標スリップ量は、ロックアップクラッチ26の領域によって設定された所定スリップ量と実際のスリップ量との間の実際のスリップ量側に設定され、実際のスリップ量が所定スリップ量に近づくにつれて目標スリップ量も所定スリップ量に近づく。
【0028】
ここで、車速SPD、アクセル開度Ap、エンジン回転速度Ne等の車両の走行状態から所定スリップ量を演算する所定スリップ量演算手段、エンジン回転速度Neと入力軸回転速度Niとの差から実際のスリップ量を検出する実際スリップ量検出手段、所定スリップ量と実際のスリップ量との間に目標スリップ量を設定する目標スリップ量設定手段、実際のスリップ量が目標スリップ量に達すると目標スリップ量を所定スリップ量に近づけた値に更新する目標スリップ更新手段、のそれぞれは、電子制御装置50内のCPU51に対応している。また、実際のスリップ量が目標スリップ量となるようにロックアップクラッチ機構に供給する流体圧を制御する流体圧制御手段は、CPU51と第3電磁弁43に対応している。
【0029】
図6は図4のフローチャートに示す係合制御Bに対応するタイムチャートである。図6において、縦軸はポンプ羽根車21とタービン羽根車22との回転速度差を、横軸は時間を示している。また、点線は実際のスリップ量を、実線は目標スリップ量を、一点鎖線は所定スリップ量を夫々示している。目標スリップ量は実際のスリップ量と所定スリップ量との差に応じて設定され、係合圧の増大により実際のスリップ量が設定された目標スリップ量に達すると、目標スリップ量が所定スリップ量に近づいた値に更新され、実際のスリップ量が更新された目標スリップ量となるように係合圧が増大される。この作動は、更新される目標スリップ量が所定スリップ量に達するまで繰り返し行なわれる。係合圧制御Aのタイムチャートは、図6の所定スリップ量が50rpmではなく0rpmになるだけであるので、詳細な説明は省略する。本実施の形態では、目標スリップ量が更新されてから実際のスリップ量が目標スリップ量に達するまでの時間aに応じて更新される目標スリップ量bの大きさを設定するようになっており、これによって、係合圧の増大の変化率に適した制御を行なうことができる。
【0030】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、目標スリップ量が更新されてから実際のスリップ量が目標スリップ量に達するまでの時間に関係なく更新される目標スリップ量の大きさが設定されるものであってもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によると、実際のスリップ量をフィードバック制御しながら目標スリップ量を所定スリップ量に近づけるように更新していくことで、実際のスリップ量が目標スリップ量に追従しながら徐々に所定スリップ量に達することができ、ロックアップクラッチ26の不感帯の影響を受けることなくロックアップ状態或いはスリップ状態への移行を行なうことが出来る。また、本発明におけるスリップ量の制御はポンプ羽根車とタービン羽根車のそれぞれの回転速度と車両の運転状態(主に車速とスロットル開度)とに基づく制御であるので、容量係数等の誤差の要因となるような係数を用いないため、ロックアップ状態或いはスリップ状態への移行を精度良く行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロックアップクラッチ26の制御装置を含む自動変速機30の制御装置の概略を示す全体図である。
【図2】図1に示したロックアップクラッチ26の側面図である。
【図3】ロックアップクラッチ26の制御を示すフローチャートである。
【図4】図3のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】車両の運転状態とロックアップクラッチ26の各領域を示す図である。
【図6】図4に示す制御のタイムチャートである。
【符号の説明】
10・・・エンジン、20・・・トルクコンバータ、21・・・ポンプ羽根車、22・・・タービン羽根車、25・・・ステータ羽根車、26・・・ロックアップクラッチ、29・・・ロックアップピストン、30・・・自動変速機、40・・・油圧制御回路、50・・・電気制御装置

Claims (3)

  1. 車両のエンジンの出力軸と一体的に回転するように連結されたポンプ羽根車と前記車両の車輪側部材と一体的に回転するように連結されたタービン羽根車との間の動力伝達を行なう流体式伝達機構と並列に設けられ、供給される流体圧に応じて前記ポンプ羽根車と前記タービン羽根車のスリップ量を制御可能に作動するロックアップクラッチ機構と、
    前記車両の走行状態から所定スリップ量を演算する所定スリップ量演算手段と、
    前記ポンプ羽根車の回転速度と前記タービン羽根車の回転速度との差から実際のスリップ量を検出する実際スリップ量検出手段と、
    前記所定スリップ量と前記実際のスリップ量との間に目標スリップ量を設定する目標スリップ量設定手段と、
    前記実際のスリップ量が前記目標スリップ量に達すると、前記目標スリップ量を前記所定スリップ量に近づけた値に更新する目標スリップ更新手段と、
    前記実際のスリップ量が前記目標スリップ量となるように前記ロックアップクラッチ機構に供給する流体圧を制御する流体圧制御手段と、を備え、
    前記所定スリップ量に近づけた値を所定時間維持する
    ことを特徴とする、ロックアップクラッチの制御装置。
  2. 車両のエンジンの出力軸と一体的に回転するように連結されたポンプ羽根車と前記車両の車輪側部材と一体的に回転するように連結されたタービン羽根車との間の動力伝達を行なう流体式伝達機構と並列に設けられ、供給される流体圧に応じて前記ポンプ羽根車と前記タービン羽根車のスリップ量を制御可能に作動するロックアップクラッチ機構と、
    前記車両の走行状態から所定スリップ量を演算する所定スリップ量演算手段と、
    前記ポンプ羽根車の回転速度と前記タービン羽根車の回転速度との差から実際のスリップ量を検出する実際スリップ量検出手段と、
    前記所定スリップ量と前記実際のスリップ量との間に目標スリップ量を設定する目標スリップ量設定手段と、
    前記実際のスリップ量が前記目標スリップ量に達すると、前記目標スリップ量を前記所定スリップ量に近づけた値に更新する目標スリップ更新手段と、
    前記実際のスリップ量が前記目標スリップ量となるように前記ロックアップクラッチ機構に供給する流体圧を制御する流体圧制御手段と、を備え、
    前記実際のスリップ量が前記目標スリップ量に達しないときには前記目標スリップ量を維持する
    ことを特徴とする、ロックアップクラッチの制御装置。
  3. 車両のエンジンの出力軸と一体的に回転するように連結されたポンプ羽根車と前記車両の車輪側部材と一体的に回転するように連結されたタービン羽根車との間の動力伝達を行なう流体式伝達機構と並列に設けられ、供給される流体圧に応じて前記ポンプ羽根車と前記タービン羽根車のスリップ量を制御可能に作動するロックアップクラッチ機構と、
    前記車両の走行状態から所定スリップ量を演算する所定スリップ量演算手段と、
    前記ポンプ羽根車の回転速度と前記タービン羽根車の回転速度との差から実際のスリップ量を検出する実際スリップ量検出手段と、
    前記所定スリップ量と前記実際のスリップ量との間に目標スリップ量を設定する目標スリップ量設定手段と、
    前記実際のスリップ量が前記目標スリップ量に達すると、前記目標スリップ量を前記所定スリップ量に近づけた値に更新する目標スリップ更新手段と、
    前記実際のスリップ量が前記目標スリップ量となるように前記ロックアップクラッチ機構に供給する流体圧を制御する流体圧制御手段と、を備え、
    前記目標スリップ更新手段は、前記実際のスリップ量が前記目標スリップ量に達するまでの時間に応じて更新される目標スリップ量を変化させる
    ことを特徴とする、ロックアップクラッチの制御装置。
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