JP2005351182A - バルブタイミング可変装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造工程が簡単で生産性の高いバルブタイミング可変装置を提供する。
【解決手段】 ロータ22は、複数枚の金属薄板74を積層して一体化した積層体で構成されることから、積層する複数枚の金属薄板74の厚さ寸法や形状を適宜定めることによって、所望の寸法および形状の積層体すなわちロータ22を得ることができる。このとき、金属薄板74は精密打抜き加工によって作製されることから、機械加工を施さなくとも高い寸法精度および形状精度が容易に得られるため、これを積層して一体化すれば所望の高い精度を備えたロータ22が得られる。したがって、バルブタイミング可変装置に要求される高精度を保ちながら、製造工程が簡単になって生産性が高められる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内燃機関のバルブタイミングを変更するためのバルブタイミング可変装置に関する。
環状のケーシングと、そのケーシング内に相対回動可能に収容され且つケーシング内周面との間にそれらの相対角度に応じて容積の変化する複数の圧力室を形成するロータとを備え、それらケーシングおよびロータの一方が内燃機関の出力軸に、他方がその内燃機関の吸・排気バルブを開閉するカムシャフトにそれぞれ連結されることにより、前記複数の圧力室内の圧力変化に伴って変化するそれらケーシングおよびロータの相対角度に応じてそれら出力軸とカムシャフトとの回転位相を変化させるためのバルブタイミング可変装置が知られている。例えば外周面に複数のベーンを有して軸心回りに回動させられるロータが、そのベーンを周方向に一定の大きさの隙間を以て収容する複数の凹所を内周面に有する環状のケーシングの内周側に配置されたものがその一例である(例えば特許文献1,2等を参照)。
特開平11−002108号公報 特開2000−038909号公報
このようなバルブタイミング可変装置において、所望の回転位相を実現するためには、圧力変化に応じてケーシングおよびロータの相対角度が高精度に変化させられる必要があることから、ケーシングおよびロータには高い寸法精度および形状精度が要求される。そのため、従来、焼結や鍛造加工等で素材を作製した後、必要な寸法精度や形状精度を得るための切削や研磨等の機械加工を施して、ケーシングおよびロータを製造していた。したがって、製造工程が煩雑で、生産性が低い問題があった。また、一般に、ケーシングやロータには、圧力室内に圧力媒体を供給し或いは圧力室内から圧力媒体を排出させるための媒体路が設けられるが、これも機械加工を必要としていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであって、その目的は、製造工程が簡単で生産性の高いバルブタイミング可変装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するため、第1発明の要旨とするところは、環状のケーシングと、そのケーシング内に相対回動可能に収容され且つケーシング内周面との間にそれらの相対角度に応じて容積の変化する複数の圧力室を形成するロータとを備え、それらケーシングおよびロータの一方が内燃機関の出力軸に、他方がその内燃機関の吸・排気バルブを開閉するカムシャフトにそれぞれ連結されることにより、前記複数の圧力室内の圧力変化に伴って変化するそれらケーシングおよびロータの相対角度に応じてそれら出力軸とカムシャフトとの回転位相を変化させるためのバルブタイミング可変装置であって、(a)精密打抜き加工によって所定の寸法精度および形状精度に形成された複数枚の金属薄板を積層して一体化した積層体で前記ケーシングおよび前記ロータの少なくとも一方が構成されたことにある。
このようにすれば、積層する複数枚の金属薄板の厚さ寸法や形状を適宜定めることによって、所望の寸法および形状の積層体すなわちケーシングやロータを得ることができる。このとき、金属薄板は精密打抜き加工(すなわち、JIS B0111_1051に規定されるファインブランキングプレス等)によって作製されることから、機械加工を施さなくとも高い寸法精度および形状精度が容易に得られるため、これを積層して一体化すれば所望の高い精度を備えたケーシングやロータが得られる。したがって、バルブタイミング可変装置に要求される高精度を保ちながら、製造工程が簡単になって生産性が高められる。
ここで、好適には、前記ロータは複数枚の金属薄板を積層して一体化した積層体で構成されたものであり、前記ロータ内にその回転軸方向に沿って設けられた共通圧力媒体路と、前記ロータの回動軸に沿った方向において複数位置に分割して設けられ且つ一端が前記共通圧力媒体路に開口すると共に他端が前記複数の圧力室の各々に開口する複数の個別圧力媒体路とを、含むものである。このようにすれば、共通圧力媒体路と圧力室を連通させるためにロータを周方向に分断する個別圧力媒体路が、ロータの回動軸に沿って伸びる共通圧力媒体路の媒体案内方向における複数箇所に分割して設けられる。そのため、全ての個別圧力媒体路が回動軸方向の同一位置に設けられた場合に比較して、積層体においてその個別圧力媒体路の形成された層を構成する金属薄板の周方向における分断数が少なくなることから、金属薄板の積層および一体化が一層容易になると共に、一層を構成する金属薄板の相対位置が変化することによる寸法精度および形状精度の低下が好適に抑制される。
例えば、前記圧力室が4つ備えられることにより、ロータの回動軸を通る共通圧力媒体路の周囲に4本の個別圧力媒体路が設けられた態様においては、回動軸方向における2位置にそれら4本をロータの周方向において交互に配置すれば、個別圧力媒体路を形成するための金属薄板の各々の分割数が2つに留まる。そのため、4本を回動軸方向において同一位置に設けることによって金属薄板が4分割される場合に比較すれば、一層の分割数が少なくなる。複数本の個別圧力媒体路は、全てが回動軸方向において相互に異なる位置に設けられてもよく、そのようにすれば、周方向における一箇所だけで分断されることから一枚の金属薄板で一層が構成されるが、同一位置に設けられるものの本数を減じるだけでも金属薄板の分割数を少なくできる効果がある。
また、好適には、前記積層体は前記複数枚の金属薄板の各々に形成された複数個の突起を他の金属薄板の対応する位置に設けられた複数個の凹み内に積層プレス加工によって圧入して一体化させられたものである。このようにすれば、重ね合わせた金属薄板は、突起を凹みに嵌め入れることによって一体化させられることから、重ね合わされた金属薄板の相対位置が複数個の突起および凹みにより限定されるため、その突起および凹みの寸法精度および形成位置精度に応じた高精度の積層体を得ることができる。突起および凹みは、例えば、精密打抜き加工によって金属薄板を作製する際に同時に形成することができ、そのようにすれば、金属薄板の寸法精度および形状精度と同様な精度を容易に実現できる。
上記突起および凹みは、例えば、金属薄板の各々において突起の直下に凹みが位置するように設けられる。このようにすれば、複数枚の金属薄板の全てにおいて突起および凹みが同一位置に設けられることとなる。そのため、例えば圧入に伴う歪みを抑制することができる。
なお、前述したように一層を構成する金属薄板が複数枚に分割される場合においては、上記突起および凹みが分割された各々において複数箇所に備えられるようにその位置を定めることが好ましい。
また、好適には、前記バルブタイミング可変装置は、前記ケーシングおよびロータの少なくとも一方に、その一方と一体的に回転させられる他の部品が前記積層プレス加工によって一体化させられたものである。このようにすれば、従来は2以上で構成されていた部品が一部品になるため、バルブタイミング可変装置の組付け性が高められる。例えば、ケーシングを積層体で構成すると共に、その一端にロータの脱落防止等の目的で取り付けられる前面カバーを一体化することができる。
なお、上記のような2部品の一体化は、ケーシングやロータを製造するための金属薄板の積層および一体化の際に、同時に行うことが好ましい。このようにすれば、製造工程が一層簡単になる。例えば、積層プレス加工によって金属薄板を一体化する場合には、そのためのプレス型内において2部品を一体化すればよい。
また、好適には、前記圧力室は、作動油が出入りさせられることにより油圧が変化させられるものである。圧力媒体は適宜の流体を用いることができるが、油を用いることが作動安定性の面で最も好ましい。
なお、本発明は、形状および作動原理を問わず、種々のバルブタイミング可変装置に適用し得る。すなわち、複雑な形状を備えたものであっても、金属薄板の枚数や個々の厚さ寸法を適宜定めて積層プレス等で一体化すれば、切削加工や研磨加工等が何ら必要とならないので、製造工程が簡単で高い生産性を得ることができる。例えば、ヘリカルギヤ、遊星ギヤ、サイクロギヤ等が用いられたバルブタイミング可変装置にも適用される。
また、前記複数枚の金属薄板の各々の厚さ寸法や形状等は、製造しようとするケーシングやロータを構成する積層体の形状或いは要求精度等に応じて適宜変更される。例えば、厚み方向に貫通する貫通孔を積層方向の中間に配置される一部の金属薄板に設ければ、内部に空間を備えた積層体が得られる。また、その貫通孔を設けた一部または全部の金属薄板にその貫通孔と外周面或いは内周面に連通する長穴等を設けることにより、その外部に連通する空間を積層体内に形成できる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の一実施例のバルブタイミング可変装置10の構成を説明するための断面図であり、図2は、その図1におけるII−II視断面図である。これら図1、図2において、バルブタイミング可変装置10は、図示しない内燃機関の吸・排気バルブを開閉駆動するためのカムシャフト12にボルト14で取り付けられている。カムシャフト12は、軸受16にその軸心回りの回転可能に支持されており、バルブタイミング可変装置10および軸受16間には、図示しない内燃機関のクランクシャフト(出力軸)に連結されたタイミングプーリ18がカムシャフト12に対してその軸心回りの相対回転可能に嵌め入れられている。
上記のバルブタイミング可変装置10は、略薄肉円筒形状を成すケーシング20と、その内周側に嵌め入れられたロータ22とを備えたものである。ロータ22には軸心方向すなわち厚み方向に貫通する貫通孔24が設けられており、その貫通孔24内に前記のボルト14が刺し通され、カムシャフト12の軸心方向に沿って伸びる有底の雌ねじ穴26にそのボルト14が螺合されることにより、カムシャフト12の端面に固定されている。そのため、ロータ22は、そのカムシャフト12とは相対回転不能であるが、タイミングプーリ18とは端面相互が接した状態にあって相対回転可能になっている。
上記ロータ22に設けられた貫通孔24は、カムシャフト12側の直径が相対的に大きくされた段付き穴であり、その小径側の直径はボルト14の首部の直径と略同一である。また、ロータ22は、略厚肉円筒形状を成す本体部27の外周面に径方向外周側に突き出した4つのベーン(羽根)28を周方向において略一定の間隔で有しており、そのベーン28の外周面がケーシング20の円環状部の内周面30に略接した状態となっている。ロータ22の軸心方向におけるベーン28の厚さ寸法は本体部27と同一である。
一方、ケーシング20の内周面30には、径方向内周側に突き出した4つの突部32が備えられており、その先端がロータ22のベーン28相互間の外周面に接している。そのため、ケーシング20およびロータ22間には、突部32間に形成された4つの凹所34とその凹所34内に収容されたベーン28とによって区画された8つの油室36、38が形成されている。このため、ケーシング20とロータ22とは、ベーン28と凹所34との間に設けられた隙間すなわち油室36,38の大きさに応じた角度だけそれらの軸心回りに相対回動可能である。
また、ロータ22内には、貫通孔24の大径部に一端が開口する4つの分岐油路40a,40bがロータ22の径方向に対して傾斜して設けられている。分岐油路40a,40bの他端は、ベーン28の基部近傍において開口し、貫通孔24と4つの油室36とをそれぞれ接続している。また、分岐油路40a,40bは、ロータ22の軸心方向における位置が相互に異なるものが周方向において交互に設けられている。本実施例においては、貫通孔24が共通圧力媒体路に、分岐油路40が個別圧力媒体路に、油室36,38が圧力室にそれぞれ相当する。
また、ケーシング20の上記4つの突部32には、その軸心方向に貫通する貫通孔42がそれぞれ設けられている。タイミングプーリ18のケーシング20側端面にはこの貫通孔42と同軸に雌ねじ穴44が設けられており、貫通孔42に刺し通されたボルト46がその雌ねじ穴44に螺合されている。このように、ケーシング20は、タイミングプーリ18に相対回転不能に固定されている。そのため、カムシャフト12はロータ22と一体的に取り付けられ、タイミングプーリ18はケーシング20に一体的に取り付けられていることから、カムシャフト12とタイミングプーリ18とは、ケーシング20とロータ22とに許容された角度だけ相対回動可能である。
なお、ベーン28の先端および突部32の先端には、それぞれ図2に示す平面視において矩形を成す切欠き部48,50が設けられており、それぞれにシール部材52,54が嵌め入れられている。これらシール部材52,54は、切欠き部48,50との間に介挿された板ばね56等の弾性体でシール部材52,54をケーシング内周面30或いはロータ22外周面に押しつけることにより、ケーシング20とロータ22との回動抵抗を低い値に留めつつ、油室36,38の液密性を確保するためのものである。
また、前記カムシャフト12には、油路58,60,62が設けられている。油路58は前記雌ねじ穴26を経由して油路60に連通し、その油路60はカムシャフト12の外周面に開口する。その開口位置には、タイミングプーリ18の内周面に環状溝64が設けられている。この環状溝64は、タイミングプーリ18とカムシャフト12との間に潤滑油を供給するためのものである。また、油路62は雌ねじ穴26に併設されることによりカムシャフト12の端面に開口させられている。その開口は、ロータ22の貫通孔24とタイミングプーリ18との間に形成された空間内に位置する。ロータ22のカムシャフト12側の端面には、貫通孔24を部分的に径方向に拡大する作動油受入口65が設けられており、油路62は、この作動油受入口65内に開口させられているのである。
また、上記油路58,60,62は、軸受16の内周面に設けられた環状溝を介してその軸受16内の油路66,68に接続され、これら油路66,68を経由して図示しないオイルコントロールバルブから作動油が送られるようになっている。油路58,60,62内に送られた作動油は、環状溝64内に供給されると共に、貫通孔24および分岐油路40a,40bを経由して油室36内に送り込まれることとなる。なお、図1において70は、ケーシング20に例えば一体的に設けられた前面カバーである。
以上のように構成されたバルブタイミング可変装置10によれば、オイルコントロールバルブを制御することにより、油路68、貫通孔24、分岐油路40を経由して油室36内に作動油を流入させると、その油量に応じて油室36内の油圧が高められるので、ロータ22は図2における右回りに回動させられる。この回動角度は、油室36,38の差圧に応じた値となるため、オイルコントロールバルブを制御してその差圧を調節すると、ケーシング20とロータ22との所望の相対角度を実現し得る。前述したように、ケーシング20およびロータ22は、それぞれタイミングプーリ18およびカムシャフト12に固定されているから、ケーシング20とロータ22との相対角度が変化させられるときには、同時にタイミングプーリ18とカムシャフト12との相対角度も同じ大きさだけ変化させられる。これにより、タイミングプーリ18とカムシャフト12との回転位相が変化させられるので、そのカムシャフト12により開閉駆動される吸・排気バルブの開閉時期が、内燃機関の運転状態に応じて最適化される。
図3、図4は、上記のバルブタイミング可変装置10を構成するケーシング20およびロータ22の構成をそれぞれ説明する図である。本実施例においては、これらケーシング20およびロータ22が何れも金属薄板72,74を積層した積層体で構成されている。なお、前記の図1においては、図示の都合上、金属薄板72,74相互の境界を省略して一体的に描いている。ケーシング20は、例えば厚さ寸法が1(mm)程度の同一寸法および同一形状の金属薄板72が例えば20枚程度積層されて一体化されたものである。金属薄板72は、全体が略円環状を成し、内周縁に内周側に突き出す4つの突起75を備えている。それら4つの突起75には、それぞれ先端に矩形凹部76が備えられると共に、それよりも外周側に貫通孔78が備えられている。
なお、ケーシング20に一体化させられる前面カバー70は、例えば厚さ寸法が1(mm)程度の金属薄板80を例えば2枚積層して一体化したものである。金属薄板80は、前記ボルト14の頭部よりも大径の貫通孔82を中心部に備えると共に、それよりも外周側にケーシング20と一体化させるための4つの凹み84を備えている。この凹み84の機能は、後述する凹所100と同様であり、ケーシング20には、その凹み84に対応する位置に図示しない突起が設けられている。
一方、ロータ22は、例えば厚さ寸法が1(mm)程度の複数種類の形状の金属薄板74を例えば20枚程度積層されて一体化されたものである。なお、金属薄板72等の厚さ寸法や積層枚数は、上記値に限られず、所望の大きさおよび精度を備えたケーシング20およびロータ22が得られるように適宜定められる。すなわち、金属薄板72,74等の厚さ寸法や積層枚数を変更するだけで、様々な大きさや形状のケーシング20やロータ22が得られる。
図5は、ロータ22を構成するための8種類の金属薄板74a、74b、〜74hと、それらを積層した積層体すなわちロータ22とを示したものである。これら8種類の金属薄板74は、ロータ22の平面形状と略同一の略一様な外周縁形状を備えている。(a)に示す金属薄板74aは、本体部27に対応する円板状部86と、ベーン28に対応する4つの突部88とを備えている。
図5(a)、図6(a)およびそのb−b視断面を表した(b)に示すように、円板状部86には、円形の周方向における3箇所から外周側に拡大する張出し部90aを有する貫通孔90と、その周囲に設けられた4つの小円形の貫通孔92とが設けられている。貫通孔92は、4つの突部88の相互間にそれぞれ一つずつ位置する。また、突部88のうち図5における左右および下側に位置する3つの中央部にも同様な貫通孔92が設けられ、上側に位置する一つには、貫通孔90よりもやや小径の円の一部が略周方向に沿って細幅で拡大された貫通孔94が中央部に設けられると共に、貫通孔92よりも小径の貫通孔96が先端部に設けられている。また、突部88の先端部には、切欠き部48に対応する切欠き部98がそれぞれ設けられている。
また、図5(b)に示す金属薄板74bは、図6(c)およびそのd−d視断面を表した(d)に示すように、金属薄板74aの貫通孔92に代えて、その位置の表面に円形断面の凹所100が設けられると共に裏面に円形断面の突起102が設けられ、貫通孔96に代えて表面に円形の凹所104が設けられると共に裏面に図示しない突起が設けられたものである。凹所100,104は、例えば何れも金属薄板74bの厚さ寸法の半分程度すなわち0.5(mm)程度の深さ寸法で設けられており、突起102および凹所104の裏面に設けられた突起は、それら凹所100,104と同一直径か僅かに小さい程度の直径と、それら凹所100,104の深さ寸法と同一か僅かに小さい程度の高さ寸法で設けられている。また、上側に位置する突部88には、前記貫通孔94に代えて円形の貫通孔106が設けられている。
また、図5(c)に示す金属薄板74cは、中央部に貫通孔90に代えてその外周側への拡大部分の存在しない円形の貫通孔108が設けられている他は、上記金属薄板74bと同一寸法・形状に構成されたものである。
また、図5(d)に示す金属薄板74dは、上記金属薄板74cにおいて貫通孔108に接するように円板状部86の外周から設けられた略一定の幅寸法の2本の切込みによってその金属薄板74cを2分割した形状を備えており、2つの部品74d1、74d2で構成されている。すなわち、金属薄板74dは、2枚の部品が一組になったものである。これらは何れも上記切込みに対応する直線部110,112と、上記貫通孔108の内周縁の一部に対応する円弧状部114とを、互いに向かい合った位置に備えている。
なお、金属薄板74a,74b,〜74hの積層時の相対位置関係は、後述するように各々に設けられている貫通孔92,96、凹所100,104、および突起102で決定されるので、上記のように2分割された部品74d1、74d2は、突部88等が他の金属薄板74のそれと完全に重なり合う一定の相対位置関係を以て他の金属薄板74と積層される。このため、その積層状態においては、直線部110,112が予め定められた相互間隔を以て平行となり、且つ、円弧状部114,114が一円周上に位置する図示の位置関係にある。
また、図5(f)に示す金属薄板74fは、金属薄板74cに上記金属薄板74dとは異なる位置に切込みを設けることによって2分割された形状を備えたものであって、2つの部品74f1、74f2で構成されている。これら2つの部品74f1、74f2も上記金属薄板74dの場合と同様に、切込みに対応する直線部116,118と、貫通孔108の内周縁の一部に対応する円弧状部120とを互いに向かい合った位置に備えている。また、この金属薄板74fの突部88に設けられた貫通孔122は、貫通孔106よりもやや大径である。
また、図5(e)に示す金属薄板74eは、上記金属薄板74fにおいて、上側に位置する突部88に、貫通孔122に接するように外周面から設けられた切込み124を備えたものである。他の部分は、金属薄板74fと同様であって一対の部品74e1,74e2で構成されている。
また、図5(g)に示す金属薄板74gは、中心部に貫通孔108よりも小径の貫通孔126を備えると共に、上側に位置する突部88に貫通孔106よりも大径の貫通孔128を備えた他は、前記金属薄板74cと略同様な形状を備えたものである。
また、図5(h)に示す金属薄板74hは、上記金属薄板74gの貫通孔128に代えて、その内周端から内周側に向かって伸びる細溝130を備えた貫通孔132が設けられると共に、中心部の貫通孔126の近傍に小さな貫通孔134を備えたものである。
ロータ22を製造するに際しては、先ず、以上のように構成された8種類の金属薄板74を、例えば精密打抜き加工によってそれぞれ予め定められた寸法精度および形状精度で成形する。次いで、成形した金属薄板74を積層プレス型内に予め定められた順序で重ね合わせて配置する。例えば、金属薄板74aを最も下に配置し、その上に金属薄板74bを4枚、金属薄板74cを1枚、金属薄板74dを4枚、金属薄板74eを3枚、金属薄板74fを1枚、金属薄板74gを5枚、順次に重ね、更に、金属薄板74hを1枚重ねる。前記貫通孔134は、このように重ねるに際してエア抜きとして機能する。このとき、各金属薄板74の向きは、同一形状の突部88が相互に重なり、貫通孔92、突起102、凹所100等が相互に重なるように揃えられる。図7(a)は、これらの位置関係を表している。上記のように重ね合わせた後、上から加圧すると、突起102は、貫通孔92および凹所100と同一直径か僅かに小さい程度の直径に形成されていることから、上側に位置する金属薄板74の突起102が、下側に位置する金属薄板74の貫通孔92および凹所100内に押し込まれ、強固に嵌め合わされて一体化させられる。
このとき、各金属薄板74には、円板状部84の中心部に貫通孔90,108,126および円弧状部114,120が同心に設けられており、貫通孔126の直径がやや小さくされていることから、これらが重ね合わされることによって段付きの前記貫通孔24が形成される。また、金属薄板74dは直線部110,112が図5(d)に示されるような相互間隔を以て重ねられることから、重ね合わされた4枚の上下面が金属薄板74c、74eで塞がれることにより、矩形断面を以て貫通孔24とロータ本体部27の外周面との間を貫通する2本の分岐油路40bが形成される。また、金属薄板74e,74fにも、同様に直線部116,118が図5(e)(f)に示されるような相互間隔を以て重ねられることから、重ね合わされた合計4枚の上下面が金蔵薄板74d、74gで塞がれることにより、矩形断面を以て貫通孔24とロータ本体部27の外周面との間を貫通する2本の分岐油路40aが形成される。
このように、本実施例においては、ロータ22の外周面から貫通孔24に貫通する分岐油路40a,40bが、予め定められた形状で成形された金属薄板74を積層して一体化させるだけで形成されており、分岐油路40a,40bを設けるための穿孔加工などは何ら施されていない。また、これら分岐油路40a,40bは、このように相互に異なる金属薄板74によって形成されることから、前述したように、ロータ22の軸心方向すなわち金属薄板74の積層方向において異なる位置に設けられているのである。
また、金属薄板74の各々は、精密打抜き加工で成形されたままで用いられており、積層前後の何れにおいても、切削加工や研磨加工等は全く施されていない。すなわち、本実施例においては、打抜き成形された金属薄板74を積層プレスにより一体化させるだけの簡単な工程でロータ22が製造されている。ケーシング20も、一種類の形状の金属薄板72が同様に20枚積層されることによって製造され、その一方の端面に前面カバー70が前述した凹み84にケーシング20に備えられた突起を押し込むことによって固着されており、穿孔加工、切削加工、および研磨加工等の機械加工は、全く施されていない。精密プレス抜きにより成形された金属薄板72,74は、寸法精度および形状精度が極めて高いことから、高い位置精度で同時に形成された突起102を貫通孔92または凹所104内に嵌め入れるだけで、ケーシング20およびロータ22に要求される寸法精度および形状精度を確保でき、後加工を何ら施す必要がないのである。
なお、本実施例においては、それぞれ20枚の金属薄板72,74が積層プレスによって一体化させられた積層体によってケーシング20およびロータ22が構成されているが、金属薄板72、74は、それぞれ加圧されることによって強固に密着させられている。そのため、金属薄板72、74は、積層方向の相互間が十分に油密であり、カムシャフト12の油路62から供給される作動油は貫通孔24や分岐油路40等の予め定められた油路のみを経由して油室36内に供給される。
上述したように、本実施例によれば、ケーシング20およびロータ22は、複数枚の金属薄板72,74をそれぞれ積層して一体化した積層体で構成されることから、積層する複数枚の金属薄板72,74の厚さ寸法や形状を適宜定めることによって、所望の寸法および形状の積層体すなわちケーシング20やロータ22を得ることができる。このとき、金属薄板72,74は精密打抜き加工によって作製されることから、機械加工を施さなくとも高い寸法精度および形状精度が容易に得られるため、これを積層して一体化すれば所望の高い精度を備えたケーシング20やロータ22が得られる。したがって、バルブタイミング可変装置10に要求される高精度を保ちながら、製造工程が簡単になって生産性が高められる。
また、本実施例においては、共通油路として機能する貫通孔24と油室36とを連通させるためにロータ22を周方向に分断する分岐油路40a,40bが、ロータ22の軸心方向における2箇所に分割して設けられる。そのため、前記の図5(d)〜(f)からも明らかなように、全ての分岐油路40a,40bが軸心方向の同一位置に設けられた場合に比較して、金属薄板74d,74e,74fの分断数すなわち構成部品点数が少なくなる(すなわち2個に留まる)ことから、金属薄板74の積層および一体化が一層容易になると共に、一層を構成する金属薄板74の相対位置が変化することによる寸法精度および形状精度の低下が好適に抑制される。
また、本実施例においては、金属薄板72,74の各々に設けられた複数個の突起102を他の金属薄板72,74に設けられた貫通孔92または凹所100,104内に圧入することによって、それぞれ複数枚の属薄板72,74が一体化させられ、前記ケーシング20或いはロータ22が製造されることから、重ね合わされた金属薄板72,74の相対位置が複数個の突起102、貫通孔92、および凹所100,104により限定されるため、精密打抜き加工の精度に応じた高精度が得られる利点がある。すなわち、精密打抜き加工によって成形した金属薄板72,74の寸法精度や形状精度が好適に活かされる。
また、本実施例においては、ケーシング20の一端に前面カバー70が積層プレスによって一体化させられていることから、バルブタイミング可変装置10をカムシャフト12に取り付けるに際して、部品点数が少なくなって組み付け作業性が高められる利点がある。
以上、本発明を図面を参照して詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施でき、その主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
本発明の一実施例のバルブタイミング可変装置の構成をカムシャフトに組み付けた状態で示す断面図である。 図1におけるII−II視断面図においてバルブタイミング可変装置を示す図である。 (a)は図1のバルブタイミング可変装置を構成するケーシングを示す斜視図であり、(b)はその側面図である。 図1のバルブタイミング可変装置を構成するロータを示す斜視図である。 (a)〜(h)は図4のロータを構成する複数種類の金属薄板を示す平面図であり、(i)はそれらを全て重ね合わせた状態で示す平面図である。 (a)(b)は図5(a)(b)の金属薄板を斜視図にて示す図であり、(c)(d)はそれぞれ(a)(b)におけるc−c視断面およびd−d視断面を拡大して示す図である。 図5に示す金属薄板を一体化させるための圧入工程を示す図であって、(a)は圧入前の状態を、(b)は圧入後の状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10:バルブタイミング可変装置、12:カムシャフト、18:タイミングプーリ、20:ケーシング、22:ロータ、24:貫通孔、40:分岐油路、36,38:油室、

Claims (3)

  1. 環状のケーシングと、そのケーシング内に相対回動可能に収容され且つケーシング内周面との間にそれらの相対角度に応じて容積の変化する複数の圧力室を形成するロータとを備え、それらケーシングおよびロータの一方が内燃機関の出力軸に、他方がその内燃機関の吸・排気バルブを開閉するカムシャフトにそれぞれ連結されることにより、前記複数の圧力室内の圧力変化に伴って変化するそれらケーシングおよびロータの相対角度に応じてそれら出力軸とカムシャフトとの回転位相を変化させるためのバルブタイミング可変装置であって、
    精密打抜き加工によって所定の寸法精度および形状精度に形成された複数枚の金属薄板を積層して一体化した積層体で前記ケーシングおよび前記ロータの少なくとも一方が構成されたことを特徴とするバルブタイミング可変装置。
  2. 前記ロータは複数枚の金属薄板を積層して一体化した積層体で構成されたものであり、
    前記ロータ内にその回転軸方向に沿って設けられた共通圧力媒体路と、
    前記ロータの回動軸に沿った方向において複数位置に分割して設けられ且つ一端が前記共通圧力媒体路に開口すると共に他端が前記複数の圧力室の各々に開口する複数の個別圧力媒体路と
    を、含むものである請求項1のバルブタイミング可変装置。
  3. 前記積層体は前記複数枚の金属薄板の各々に形成された複数個の突起を他の金属薄板の対応する位置に設けられた複数個の凹み内に積層プレス加工によって圧入して一体化させられたものである請求項1のバルブタイミング可変装置。
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