JP2005350391A - アルツハイマー病予防・治療剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アルツハイマー病を予防し、またアルツハイマー病の進行を抑えて治療する薬剤を提供する。
【解決手段】 コオウレン属植物、バシクルモン属植物、ニチニチソウ、アヤメ属植物、キイチゴ属植物、ワタ属植物、カモメヅル属植物、オオカモメヅル属植物、サボテン科植物、ケラトスティグマ属植物、ヒヨス属植物、エルカンプーレ、ハスノハギリ、ムイラプアマ、および木酢液からなる群より選択される1種または2種以上を有効成分として適用することにより、アルツハイマー病による神経細胞死を抑制し、アルツハイマー病を予防し、またアルツハイマー病の進行を抑え、治療することが可能となった。
【選択図】 なし

Description

本発明は、アルツハイマー病の予防・治療剤に関する。
老齢化社会が進むなか、高齢が最大の危険因子と考えられるアルツハイマー病は、深刻な社会問題となっている。アルツハイマー型痴呆症は、脳梗塞や脳血栓などが引き金となる脳血管性痴呆症に比べ、内科的には異常が見られないまま穏やかに発症して、第1期から第3期までゆっくりと、しかし確実に進行する。アルツハイマー病には、優性遺伝する家族性のものと、そうではない孤発性のものとがあり、後者が全体の9割以上を占めているといわれている。
最近では、発症原因に関し、脳内におけるβ−アミロイドの蓄積がアルツハイマー病に至る病理学的なカスケードの引き金を引く、つまり、細胞内タンパクの蓄積や炎症反応、そして神経細胞の機能不全等を引き起こすと考えられており、家族性アルツハイマー病における病原遺伝子の特定や、β−アミロイド分解活性の促進による孤発性アルツハイマー病の予防・治療などの研究が進められている。たとえば、β−アミロイドの脳内における蓄積を抑制する成分として、アンギオテンシン変換酵素が知られている(特許文献1)。
そのほかにも多くの研究が進められてはいるが、現在に至るまで、アルツハイマー病の絶対的な予防・治療方法は見いだされておらず、開発成果が待たれている。
一方、さまざまな植物からの植物抽出液の有効性、たとえば抗菌作用、血行促進作用、抗アレルギー作用、保湿作用等について、皮膚外用剤、化粧品、医薬品など、多方面から検討されている。
一例を挙げると、コオウレン属植物は、ゴマノハグサ科に属する多年草で、ヒマラヤから中国にかけて2種類確認されており、その植物エキスの有効性について、育毛促進作用(特許文献2)、豚のパスツレラ症の予防および治療(特許文献3)、家畜および家禽のクロストリジウムパーフリンゲンス感染症の予防および治療(特許文献4)等が知られている。しかし、アルツハイマー病の予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
特開2001−316287号公報 特開2003−221313号公報 特開平1−172334号公報 特開平1−172341号公報
本発明は、アルツハイマー病を予防し、またアルツハイマー病の進行を抑えて治療するための薬剤を提供することを課題とする。
発明者らは、植物抽出液に関する研究を進めてきたところ、特定の植物およびその抽出液が、従来それぞれに対して知られていた効能とは全く異なる効果として、驚くべきことに、アルツハイマー病原因遺伝子の変異体導入による神経細胞死を抑制しうることを見いだした。
そこで、本発明は、コオウレン属植物、バシクルモン属植物、ニチニチソウ、アヤメ属植物、キイチゴ属植物、ワタ属植物、カモメヅル属植物、オオカモメヅル属植物、サボテン科植物、ケラトスティグマ属植物、ヒヨス属植物、エルカンプーレ、ハスノハギリ、ムイラプアマ、および木酢液からなる群より選択される1種または2種以上を有効成分として含有する、アルツハイマー病予防・治療剤に関する。
コオウレン属植物、バシクルモン属植物、ニチニチソウ、アヤメ属植物、キイチゴ属植物、ワタ属植物、カモメヅル属植物、オオカモメヅル属植物、サボテン科植物、ケラトスティグマ属植物、ヒヨス属植物、エルカンプーレ、ハスノハギリ、ムイラプアマ、および木酢液からなる群より選択される1種または2種以上を有効成分として適用することにより、アルツハイマー病原因遺伝子の変異体導入による神経細胞死を抑制することができる。したがって、健常人に対してはアルツハイマー病の発症を予防する予防薬として、および、アルツハイマー病患者に対しては病態の進行を抑制する治療薬として、それぞれの有用性が期待できる。
本発明に係るアルツハイマー病予防・治療剤は、コオウレン属植物、バシクルモン属植物、ニチニチソウ、アヤメ属植物、キイチゴ属植物、ワタ属植物、カモメヅル属植物、オオカモメヅル属植物、サボテン科植物、ケラトスティグマ属植物、ヒヨス属植物、エルカンプーレ、ハスノハギリ、ムイラプアマ、および木酢液より選択される1種または2種以上を有効成分として含有する。これらの植物または植物抽出物、あるいは木酢液には、分析しきれないほどの非常に多くの種類の成分が含まれており、これらが総合的に作用して本願発明の効果が得られるものと推測される。
コオウレン属植物は、ゴマノハグサ科に属する多年草で、ヒマラヤから中国にかけて2種類が確認されている。アルツハイマー病予防・治療効果の観点から、コオウレン(Picrorhiza kurrooa Royle)またはチベットコオウレン(Picrorhiza scrophulariiflora Pennell)の根茎を用いることが、好ましい。
バシクルモン属植物は、キョウチクトウ科に属する多年生の草本であり、北米からメキシコ、ユーラシア大陸等で約30種が知られている。その有効性については、リパーゼ阻害効果、α−グルコシダーゼ阻害効果、α−アミラーゼ阻害効果等が知られているが、アルツハイマー病の予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
アルツハイマー病予防・治療効果の観点から、ヤンロン(Apocynum venetum L.)、もしくはオショロソウ(Apocynum venetum L. var. basikurumon (Hara) Hara)の全草または葉を用いることが好ましい。
ニチニチソウは、キョウチクトウ科に属する多年草で、数属にわたって存在する植物群の総称である。その有効性としては、抗腫瘍活性、チロシナーゼ活性阻害作用等が知られているが、アルツハイマー病の予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
通常国内で栽培されているニチニチソウ(Catharanthus roseus (L.) Don ; Vinca rosea L. ; Lochnera rosea (L.) Reichb.)のほか、主にヨーロッパで栽培されているツルニチニチソウ(Vinca major L.)、ヒメツルニチニチソウ(Vinva minor L.)等を用いることができる。用いる部位としては、全草を用いることが、アルツハイマー病予防・治療効果の観点から好ましい。
アヤメ属植物は、アヤメ科に属する多年草で、北半球温帯や亜寒帯に約250種が広く分布している。その有効性に関しては、皮膚外用剤を中心に広く検討されており、過酸化水素消去作用、角層剥離促進作用、免疫防御刺激成分、抗菌作用、セラミド産生促進作用等が知られているが、アルツハイマー病の予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
アヤメ属植物としては野生種、栽培種など特に限定されず、ニオイイリス(Iris florentiana L. ; Iris pallida)、チャショウブ(Iris fulva Ker-Gawl.)、ドイツアヤメ(Iris germanica L.)、ヒメシャガ(Iris gracilipes A. Gray)、シャガ(Iris japonica Thunb.)、イリスコンフーサ(Iris confusa Sealy)、カキツバタ(Iris laevigata Fischer ; Iris versicolor L.)、ブラックアイリス(Iris nigricans)、キショウブ(Iris pseudacorus L.)、エヒメアヤメ(Iris rossi Baker)、アヤメ(Iris sanguinea Hornem.)、ヒオウギアヤメ(Iris setosa Pall.)、コアヤメ(Iris sibirica L.)、イチハツ(Iris tectorum Maxim. ; Iris pallida Lam.)、イリステナックス(Iris tenax Dougl.)、カマヤマショウブ(Iris thunbergii Lundst.)、ブルーフラッグ(Iris versicolor L.)、スペインアヤメ(Iris xiphium L. ; Iris boissieri)、オランダアヤメ(Iris tingitana ; Iris hollandica Hort.)などが例示される。
これらのアヤメ属植物の中でも、ブラックアイリス(Iris nigricans)もしくはオランダアヤメ(Iris tingitana ; Iris hollandica Hort.)を用いることが、その効果の点から好ましい。用いる部位としては、根茎または球茎を用いることが好ましい。
キイチゴ属植物は、バラ科に属する植物で、世界のすべての大陸に分布している。キイチゴ属植物の果実は食用に供されることも多く、その有効性としては血行促進作用、ヒアルロン酸産生促進作用、マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害作用、ヒアルロニダーゼ活性阻害作用、抗アレルギー作用、ランゲルハンス細胞減少抑制作用、セリンプロテアーゼ活性阻害作用等が知られているが、アルツハイマー病の予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
キイチゴ属植物としては野生種、栽培種など特に限定されず、ブラックベリー(Rubus ulmiformis ; Rubus laciniatus ; Rubus allegheniensis ; Rubus argutus ; Rubus frondosus Bigel.)、マウンテンブラックベリー(Rubus allegheniensis Port. ; Rubus nigrobaccus Bailey)、チシマイチゴ(Rubus arcticus L.)、フユイチゴ(Rubus buergeri Miq.)、ヨーロピアンダウベリー(Rubus caesius L.)、アメリカンダウベリー(Rubus canadensis L. ; Rubus flagellaris Willd.)、ホロムイイチゴ(Rubus chamaemorus L.)、ゴショイチゴ(Rubus chingii Hu)、クマイチゴ(Rubus crataegifolius Bunge)、オニイチゴ(Rubus ellipticus Sm. ; Rubus flavus Ham.)、セイヨウヤブイチゴ(Rubus fruticosus L.)、ヒメフユイチゴ(Rubus hayata-koidzumii Naruhashi)、クサイチゴ(Rubus hirsutus Thunb. ; Rubus thunbergii Sieb. et Zucc.)、ヨーロッパキイチゴ(Rubus idaeus L. ; Rubus strigosus Michx. ; Rubus xanthocarpus ; Rubus ursinus)およびその変種であるオオヨーロッパキイチゴ(Rubus idaeus L. subsp. vulgatus)、アメリカミキイチゴ(Rubus idaeus L. subsp. strigosus)、シベリアキイチゴ(Rubus idaeus L. subsp. melanolasia Focke)、サハリンキイチゴ(Rubus idaeus L. subsp. sachalinensis Leveille)、カムチャッカキイチゴ(Rubus idaeus L. subsp. sibiricus)、バライチゴ(Rubus illecebrosus Focke)、エバーグリーン(Rubus laciniatus Willd.)およびその変種であるオレゴンエバーグリン、ソーレンスエバーグリーン、ローガンベリー(Rubus loganobaccus Bailey)およびその2倍体、ニガイチゴ(Rubus microphyllus L. f. ; Rubus incisus Thunb.)、ナンヨウキイチゴ(Rubus moluccanus L.)、ラズベリー(Rubus neglectus Peck. ; Rubus niveus Thunb. ; Rubus albescens Roxb.)、クロミキイチゴ(Rubus occidentalis L.)、モミジイチゴ(Rubus palmatus L.)、ナワシロイチゴ(Rubus parvifolius L.)、コガネイチゴ(Rubus pedatus J. E. Smith.)、エビガライチゴ(Rubus phoenicolasius Maxim.)、バラバキイチゴ(Rubus rosaefolius Smith.)およびその変種であるトキンイバラ(Rubus rosaefolius Smith. var. coronarius Smith. ; Rubus commersonii Poir. ; Rubus illecebrosus Focke forma tokinibara Hara)、ホウロクイチゴ(Rubus sieboldii Bl.)、サーモンベリー(Rubus spectabilis Pursh.)、カジイチゴ(Rubus trifidus Thunb.)、パシフィックダウベリー(Rubus ursinus Cham. et Schlecht.)、ベニバナイチゴ(Rubus vernus Focke)などが例示される。
これらのキイチゴ属植物の中でも、ホロムイイチゴを用いることが、そのアルツハイマー病予防・治療効果の観点から特に好ましい。キイチゴ属植物を用いる際の使用部位は、全草、葉、花、果実など特に限定されないが、その効果および原料の入手しやすさの点から、果実を用いることが好ましい。
繊維作物として広く栽培され油料にも利用されるワタ属植物は、綿実油として用いられるほか、IgE産生抑制作用、テストステロン−5α−リダクターゼ活性阻害作用等が知られているが、アルツハイマー病の予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
ワタ属植物としては、栽培されている綿(Gossypium herbaceum L.)を用いることができる。使用部位は、全草、葉、茎、花、種子、種子の毛、根および根皮など特に限定されないが、アルツハイマー病予防・治療効果の観点から根を用いることが好ましい。
カモメヅル属植物、オオカモメヅル属植物は、ともにガガイモ科に属する双子葉植物である。ガガイモ科植物の有効性としては、エイズ治療有効成分、抗菌・抗真菌活性等が知られているが、アルツハイマー病の予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
カモメヅル属植物としては特に限定されず、フナバラソウ(Cynamchum atratum Bunge ; Vincetoxicum hirundiaria)、イケマ(Cynanchum caudatum (Miq.) Maxim.)、ビャクビ(Cynanchum versicolor Bunge)、スズサイコ(Cynanchum paniculatum (Bunge) Kitagawa)、コイケマ(Cynanchum wilfordii (Maxim.) Hemsl.)などが例示される。これらのカモメヅル属植物の使用部位は、根を含む全草もしくは根、特に根茎を用いることが、アルツハイマー病予防・治療効果の点から好ましい。
オオカモメヅル属植物としては特に限定されず、オオカモメヅル(Tylophora aristolochioides Miq.)、トキワカモメヅル (Tylophora japonica Miq)、コカモメヅル(Tylophora floribunda Miq.)、インドコカモメヅル(Tylophora indica (Burm. f.) Mrttill.)などが例示される。これらのオオカモメヅル属植物の使用部位は、根を含む全草もしくは根を用いることが、アルツハイマー病予防・治療効果の観点から好ましい。
サボテン科植物は、多様なトゲをもつ多肉植物で、その有効性としては保湿作用、線維芽細胞増殖促進作用、抗ウイルス作用、発毛・育毛作用等が知られているが、アルツハイマー病の予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
サボテン科植物としては限定されないが、特に、武勇丸(Echinocereus engelmanii)、銀砂丸(Mammillaria runhyonii)、および流浪丸(Escobaria emskoeteriana)からなる群から選択される1種または2種以上を用いることが、アルツハイマー病予防・治療効果の観点から好ましい。使用部位としては、根を含む全草もしくは地上部位を用いることができる。
ケラトスティグマ属植物は、イソマツ科に属する植物で、園芸用品種として広く栽培されている。医薬、食品分野での応用例は特に知られていない。
ケラトスティグマ属植物としては特に限定されず、ルリマツリモドキ(Ceratostigma plumbaginoides)、ケラトスティグマ(Ceratostigma willmottianum)、ブータンルリマツリ(Ceratostigma griffithii)などが例示される。使用部位も、特に限定されず、全草、葉、花、種子などを用いることができる。
ヒヨス属植物は、ナス科に属する植物で、葉に含まれるアルカロイドは抗コリン剤として応用されているが、アルツハイマー病予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
ヒヨス属植物としては特に限定されず、ヒヨス(Hyoscyamus niger L.)およびその変種であるロウトウ(Hyoscyamus niger L. var. chinensis Makino)、ミクロン(Hyoscyamus aureus)などが例示される。これらのヒヨス属植物の使用部位としては、アルツハイマー病予防・治療効果の観点から、葉を用いることが好ましい。
エルカンプーレ(Hercampure; Gentianella alborosea(Gilg))は、リンドウ属リンドウ科の双子葉植物であり、山地・高山に成育する多年草である。ペルー産ハーブとして知られ、生活習慣病に効果があると報告されているが、アルツハイマー病予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
エルカンプーレの使用部位としては、アルツハイマー病予防・治療効果の観点から、地上部位または葉を用いることが好ましい。
ハスノハギリ(Hernandia peltata)は、ハスノハギリ科ハスノハギリ属の常緑高木であり、沖縄〜熱帯アジア、豪州、アフリカなどの海岸で広く植栽されている。観葉植物として知られており、これまでに特にその薬効が検討されたことはない。
ハスノハギリの使用部位としては、アルツハイマー病予防・治療効果の観点から、樹皮を用いることが好ましい。
ムイラプアマ(Ptychopetalum olacoides)は、アマゾン熱帯雨林とブラジル北部原産の低木である。古くはアマゾンの先住民部族が薬草として利用し、現在では欧米のハーブ医療において、神経痛、慢性リューマチ、麻痺等の治療薬として利用されているが、アルツハイマー病予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
ムイラプアマの使用部位としては、アルツハイマー病予防・治療効果の観点から、根と茎を用いることが好ましい。
木酢液は、樹木を炭に焼く時に出てくる煙を冷やして得られた液体で、炭焼きや農業に従事する人たちの間では昔から様々な使い方がされている。血行促進作用、抗菌作用、育毛・発毛促進作用等が知られているが、アルツハイマー病予防・治療剤への応用に関しては、これまで検討されていない。
本発明において用いる木酢液を得るための植物としては、特に限定されないが、タケ(Phyllostachys heterocycla (Carr.) Mitf.)およびその同属植物、類縁植物、アカマツ(Pinus densiflora Sieb. et Zucc.)およびその同属植物、ヒノキ(Chamaecyparis obtusa (Sieb. et Zucc.) Endl.)およびその同属植物、ユーカリ(Eucalyptus alba E.)およびその同属植物から得られる木酢液を用いることが、アルツハイマー病予防・治療効果の観点から好ましい。
上記植物は、採取した生の植物をそのまま、または乾燥させて用いることができる。その際、抽出物を用いることもできる。抽出物を得る抽出溶媒としては、水;エタノール、メタノール、イソプロパノール、イソブタノール、n−ヘキサノール、メチルアミルアルコール、2−エチルブタノール、n−オクチルアルコールなどのアルコール類;グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等の多価アルコールまたはその誘導体;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−n−プロピルケトンなどのケトン類;酢酸エチル、酢酸イソプロピルなどのエステル類;エチルエーテル、イソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル等のエーテル類;などの極性溶媒から選択される1種、または2種以上の混合溶媒を好適に使用することができる。また、リン酸緩衝生理食塩水を用いることもでき、抽出溶媒の種類は特に限定はされない。
アルツハイマー病予防・治療効果の点からは、極性溶媒を用いることが好ましく、さらには、メタノール、エタノール、1,3−ブチレングリコール、および水からなる群から選択される1種、または2種以上の混合溶媒を用いることが好ましく、特に水を溶媒とすることが好ましい。
抽出方法としては、室温、冷却または加温した状態で浸漬させて抽出する方法、水蒸気蒸留等の蒸留法を用いて抽出する方法、生の植物から圧搾して抽出物を得る圧搾法等が例示され、これらの任意の方法を単独で、または2種以上を組み合わせて、抽出を行うことができる。
抽出の際の植物と溶媒との比率は特に限定されるものではないが、植物1に対し、溶媒0.5〜1000重量倍が好ましく、特に抽出操作、効率の点で0.5〜100重量倍が好ましい。抽出温度は、常圧下で室温から溶剤の沸点以下の範囲とするのが便利であり、抽出時間は、植物と溶媒との組み合わせや抽出温度などによって異なるため一律には規定できないが、目安としては2時間〜2週間の範囲とするのが好ましい。
このようにして得られた植物抽出物は、抽出物をそのまま用いることもできるが、本発明のアルツハイマー病予防・治療効果を失わない範囲内で、脱臭、脱色、濃縮等の精製操作を加えてもよいし、さらにはカラムクロマトグラフィー等を用いて分画物として用いてもよい。これらの抽出物や精製物、分画物は、これらから溶媒を除去することによって乾固物とすることもでき、さらにアルコールなどの溶媒に可溶化した形態、あるいは乳剤の形態で提供することもできる。
本発明に係るアルツハイマー病予防・治療剤は、有効成分として上述の特定の植物またはその抽出物あるいは木酢液を含むものであり、薬理学的に許容されうる任意の製剤担体と組み合わせて、一般的な医薬製剤組成物の形態とすることが好ましい。
剤形は、特に限定はされないが、代表的なものとしては、錠剤、カプセル剤、丸剤、散剤、顆粒剤等の固形製剤や、注射剤(液剤、懸濁剤、乳剤等)が挙げられる。座薬や舌下錠とすることもできる。必要に応じて、公知のコーティング方法を用いて、除放性製剤や多層錠、あるいは糖衣錠、ゼラチン被覆錠等の形態とすることも好ましい。注射剤は、ブドウ糖、アミノ酸等の通常用いられる補液と混合して用いてもよい。あるいは、用時に液状とすべき乾燥品として提供することもできる。
投与経路は、経口投与、注射剤の場合の静脈内、皮下、筋肉内、腹腔内投与等の非経口投与のいずれでもよく、患者の年齢や病状その他の条件に応じて適宜選択することが好ましい。
固形製剤には、通常、賦形剤、結合剤、滑沢剤、充填剤、崩壊剤あるいは増量剤などとして用いられている製剤担体が配合される。具体的には、乳糖、白糖、デンプン、ブドウ糖、デキストリン、シクロデキストリン、セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、カオリン、タルク、コロイドシリカ等が代表的なものとして挙げられ、これらを目的とする製剤形態に応じて、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。液状製剤には、希釈剤として注射用水、エタノール、プロピレングリコール、マクロゴール等が用いられ、さらに、ラウリル硫酸ナトリウム、レシチン、塩化ベンザルコニウム、ポリビニルアルコール等の懸濁化剤;リン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩等の緩衝剤;塩化ナトリウム、グリセリン等の等張化剤などを必要に応じて配合することが好ましい。
その他、吸収促進剤、着色剤、甘味剤、防腐剤、抗酸化剤、保湿剤、吸着剤等の、製剤分野において通常用いられる任意の公知の添加剤を用いることもできる。
予防・治療剤中に含有される有効成分の量は、特に限定はされず、病状や投与形態等に応じて適宜選択されるが、通常は、全医薬製剤組成物中に、約0.5〜50重量%程度とすることが好ましい。投与量または用法用量は、患者の年齢、性別、体重、疾患の程度等によって異なるため、特に限定はされないが、一般的には、成人に対して一日につき、有効成分の合計量が約0.1〜1000mg程度であるのが適切であり、また、1日1回ないし数回(たとえば3〜4回)に分けて投与することが適切である。
以下、本発明を実施例に基づき詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(コオウレン抽出分画物の神経細胞死抑制効果)
以下のようにして、コオウレンの神経細胞死抑制効果を調べた。細胞毒性の影響を排除するために、コオウレン抽出物の特定の分画成分を用いて試験を行った。
コオウレンの根茎の乾燥粉砕物18gを量り取り、希釈液(メタノール180mLと2%ギ酸水溶液820mLの混合液)で180mLにメスアップした。室温で30分間、超音波処理して抽出し、抽出液を0.45μmフィルター(Millipore製)でろ過した。
得られた粗抽出液を、質量分析装置付き高速液体クロマトグラフィーを用いて下記の条件で分画し、リテンションタイム7.7分のピーク部分を分取した。得られた分画成分から溶媒を減圧除去した後、凍結乾燥機にて乾燥させ、最終乾固物2.9mgを得た。これより、コオウレン根茎の乾燥粉砕物中における上記ピーク部分の成分の含有量は、0.016%であった。
(1)使用機器(LC-MS)Waters社
Binary Gradient Module 2996
Gradient
Sample Manager 2767
Photodiode Array Detector 2996
Micromass ZQ
(2)分取条件
HPLC
分析カラム:Xterra Prep MS C18、5μm、φ19mm×50mm(Lot T31351)
移動相:メタノールと2%ぎ酸水溶液の18:82(v/v)混合液
移動相流量:13.6mL/min
希釈液流量:1.2mL/min
カラム温度:室温
注入量:1000μL
波長(PDA):250〜300nm
フラクショントリガー:Mass(m/z=166)
MS
Ionization mode:ES+
Mass(m/z):167
Cappilary:3.50kV
Cone:25V
Desolvation Temperature:350℃
神経細胞の一種であるF11細胞を用いて、アルツハイマー病原因遺伝子の変異体であるV642I−APPを形質導入することにより誘発される神経細胞死の抑制効果を、上記コオウレン抽出分画物による処理の有無により検討した。具体的には、F11細胞を1穴あたり7.0×104細胞となるように、6穴マイクロプレートに播種した。18%牛胎児血清を添加したハムズF−12培地を用いて、加湿雰囲気下、5%二酸化炭素にて37℃で24時間培養した。続いて、V642I−APPを形質導入した後5時間培養し、コオウレン抽出分画物50、100、200μg/mLをそれぞれ添加して、さらに72時間培養を続けた。なお、コオウレン抽出分画物の添加量が200μg/mL以下の添加においては、F11細胞への細胞毒性は認められなかった。
Vectorを形質導入したF11細胞を用いて同様の試験を行い、コントロールとした。細胞死亡率はトリパンブルー法により算出した。
結果を表1に示す。
Figure 2005350391
表1に示したとおり、アルツハイマー病原因遺伝子の変異体を導入することにより、細胞死亡率は50.8%と約40ポイント上昇したが、コオウレン抽出分画物で処理することにより、添加量50μg/mLで細胞死率は29.4%と、未処理に比べ20ポイント以上抑制され、さらに添加量100μg/mLで、細胞死率は自然死レベルである12.0%となって、細胞死をほぼ100%抑制することができた。
(植物抽出物製造例)
表2に示した植物ならびに溶媒を用いて、各植物抽出物を調製した。抽出は、乾燥した植物体1重量部を20重量倍の溶媒に室温で2週間浸漬し、得られた抽出液から溶媒を除去して乾固させることにより行った。
これとは別に、得られた各粗抽出液から上記と同様にして分画成分(リテンションタイム7.7分のピーク部分)を分取し、その神経細胞死抑制効果を調べたところ、同様に、有意な抑制効果が示された。
Figure 2005350391
(製剤例1〜15:錠剤)
下記成分(1)〜(6)を均一に混合し、打錠機にて圧縮成型して、1錠200mgの錠剤を得た。成人1日3〜10錠を数回に分けて服用する。
(1)コーンスターチ 44.0(重量%)
(2)結晶セルロース 40.0
(3)カルボキシメチルセルロースカルシウム 5.0
(4)無水ケイ酸 0.5
(5)ステアリン酸マグネシウム 0.5
(6)表2の抽出物1〜15の各一種 10.0
(製剤例16:ローション剤)
下記成分(1)〜(4)を順次(5)に添加し、均一に溶解させてローション剤を得た。
(1)エタノール 15.0(重量%)
(2)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(3)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(4)表2の抽出物1 0.5
(5)精製水 84.3
(製剤例17:乳剤)
下記(1)〜(7)の油相成分を混合、加熱して均一に溶解し、70℃に保ち、一方で(8)〜(11)の水相成分を混合、加熱して均一とし、70℃とした。この水相成分に前記油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化し、冷却して乳剤を得た。
(1)ステアリン酸 0.2(重量%)
(2)セタノール 1.5
(3)ワセリン 3.0
(4)流動パラフィン 7.0
(5)ポリオキシエチレン(10EO)モノオレイン酸エステル 1.5
(6)酢酸トコフェロール 0.2
(7)表2の抽出物2 0.4
(8)グリセリン 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)トリエタノールアミン 0.1
(11)精製水 81.0
(製剤例18:ゲル剤)
下記成分(5)に(2)を均一に溶解した後、(1)に(4)を溶解して添加し、次いで(3)を加えて増粘させ、(6)を添加、混合してゲル剤を得た。
(1)ジプロピレングリコール 10.0(重量%)
(2)カルボキシビニルポリマー 0.5
(3)水酸化カリウム 0.1
(4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(5)精製水 88.8
(6)表2の抽出物3 0.5
(製剤例19:クリーム剤)
下記(1)〜(8)の油相成分を混合、溶解して85℃に加熱し、一方、(9)〜(11)の水相成分を混合、溶解して85℃に加熱した。次いで、この水相成分に油相成分を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化し、冷却してクリーム剤を得た。
(1)ミツロウ 6.0(重量%)
(2)セタノール 5.0
(3)還元ラノリン 8.0
(4)スクワラン 27.5
(5)グリセリル脂肪酸エステル 4.0
(6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0
(7)ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタンモノラウリン酸エステル 5.0
(8)表2の抽出物4 0.5
(9)プロピレングリコール 5.0
(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(11)精製水 36.9
(製剤例20:散剤)
下記成分(1)〜(3)の粉体を混合後、粉砕機にて粉砕し、均一に分散して散剤を得た。
(1)ケイ酸アルミン酸マグネシウム 95.3(重量%)
(2)カルボキシメチルセルロースカルシウム 4.5
(3)表2の抽出物5 0.2
(製剤例21:キャンデー)
下記成分(1)と(2)を加熱混合・均一化した後冷却し、70℃で成分(3)と(4)を添加し、混合均一化した後成型してキャンデーを得た。
(1)白糖 60.0(重量%)
(2)水飴 39.5
(3)表2の抽出物6 0.4
(4)香料 0.1
(製剤例22:ドリンク剤)
下記成分(1)〜(9)を順次(10)に添加し、均質化してドリンク剤を得た。
(1)アミノエチルスルホン酸 1000mg
(2)硝酸チアミン 10mg
(3)リン酸リボフラビンナトリウム 5mg
(4)塩酸ピリドキシン 10mg
(5)無水カフェイン 50mg
(6)クエン酸 250mg
(7)D−ソルビトール液 8g
(8)表2の抽出物1 10mg
(9)香料 微量
(10)精製水 全体を100mLとする量

Claims (1)

  1. コオウレン属植物、バシクルモン属植物、ニチニチソウ、アヤメ属植物、キイチゴ属植物、ワタ属植物、カモメヅル属植物、オオカモメヅル属植物、サボテン科植物、ケラトスティグマ属植物、ヒヨス属植物、エルカンプーレ、ハスノハギリ、ムイラプアマ、および木酢液からなる群より選択される1種または2種以上を有効成分として含有する、アルツハイマー病予防・治療剤。
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