JP2001226280A - 黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制剤 - Google Patents

黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制剤

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JP2001226280A
JP2001226280A JP2000040630A JP2000040630A JP2001226280A JP 2001226280 A JP2001226280 A JP 2001226280A JP 2000040630 A JP2000040630 A JP 2000040630A JP 2000040630 A JP2000040630 A JP 2000040630A JP 2001226280 A JP2001226280 A JP 2001226280A
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Japan
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staphylococcus aureus
forsythia
calendula
production
inhibitor
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JP2000040630A
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Masaki Arashima
雅樹 荒島
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Noevir Co Ltd
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Noevir Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚や腸内の常在菌叢に影響を与
えることなく、黄色ブドウ球菌によるエンテロトキシン
の産生を有効に抑制し、アトピー性皮膚炎の増悪など、
スーパー抗原の関与するアレルギー性疾患の増悪防止又
は症状緩和や、食中毒の予防に有用で、安定性及び安全
性に優れる黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制剤
を得る。 【解決手段】 ホップ,レンギョウ,シナレンギ
ョウ,チョウセンレンギョウ,トウキンセンカ,キンセ
ンカ,スイカズラ,ウグイスカグラ,サルビア及びその
変種,クチナシ及びその同属植物,クマザサ,イラク
サ,ミヤマイラクサ,ヒキオコシ,クロバナヒキオコシ
より選択した1種又は2種以上の植物の抽出物を、担体
又は基剤に含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚や腸内におけ
る細菌叢に影響を与えることなく、黄色ブドウ球菌(St
aphylococcus aureus)によるエンテロトキシン産生を
特異的に抑制することができ、これらがスーパー抗原と
して関与するアレルギー性疾患の増悪防止又は軽減や、
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)による食中
毒の予防に有用な黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生
抑制剤、並びにこれを含有して成るアトピー性皮膚炎増
悪防止又は緩和剤、食中毒予防剤、及び食品添加物に関
する。
【0002】
【従来の技術】黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureu
s)は、嘔吐を伴う食中毒や各種膿瘍の原因となるグラ
ム陽性菌である。これにより産生されるエンテロトキシ
ン(腸管毒)は食中毒の原因となる他、エンテロトキシ
ンBやtoxic shock syndrome toxin-1(TSST-1)の
ようにスーパー抗原として、アトピー性皮膚炎の増悪な
どアレルギー性疾患に関与するものが知られている。エ
ンテロトキシンBはスーパー抗原として、抗原提示細胞
によるプロセッシングを受けることなく、抗原提示細胞
上の主要組織適合遺伝子複合体のクラスII分子と、T細
胞受容体のVβ領域とに直接結合する特性を有し、その
スーパー抗原と結合する特定のVβを表現するT細胞群
を一気に活性化して大量のサイトカインの産生を促し、
生体の免疫反応に顕著な影響を与えるものと考えられて
いる。黄色ブドウ球菌のスーパー抗原であるエンテロト
キシンBやTSST-1は、皮膚のランゲルハンス細胞や
マクロファージを刺激して、インターロイキン-1,腫瘍
壊死因子,インターロイキン-12を産生させ、インター
ロイキン-12は活性化されたT細胞に皮膚homing recept
orの皮膚リンパ球結合抗原(CLA)の発現を誘導す
る。
【0003】上記のように、黄色ブドウ球菌により産生
されたエンテロトキシンが食中毒の他にアレルギー性疾
患にも関与することが明らかになるにつれ、黄色ブドウ
球菌に対し抗菌もしくは殺菌作用を有する薬剤のスクリ
ーニングが活発に行われてきた。かかる薬剤として、最
近ではマンネンタケ子実体傘部抽出物(特開平6−11
6162)、クローブ,オールスパイス,オレガノ等の
抗菌性香辛料(特開平7−267873)、クジン抽出
物(特開平8−73364)、ジャックフルーツ抽出物
(特開平8−73368)、アルトカルピン及びソフォ
ラフラバノンG(特開平8−73372)、キサントン
誘導体(特開平9−110688)、カバノタケ抽出物
(特開平10−120589)、キトサン誘導体(特開
平10−158305)、光触媒活性を有する微粒子酸
化チタン(特開平11−5729)、ステビア抽出物
(特開平11−43443)、アルケニルイソチオシア
ナート化合物(特開平11−137949)などが開示
されている。
【0004】また、黄色ブドウ球菌の除去を目的とする
N-アシルグルタミン酸塩を含有する洗浄剤(特開平11
−80781)や、鉄結合型ラクトフェリンを含有する
細菌性エンテロトキシン中和剤(特開平11−2790
76)も知られている。
【0005】しかしながら上記した技術は、ほとんどが
黄色ブドウ球菌の静菌又は殺菌もしくは除去を図るもの
で、Staphylococcus epidermisBacteroides属,Eubac
terium属,連鎖状球菌(Streptococcus)属,ビフィズ
ス(Bifidobacterium)属といった皮膚や腸内における
常在菌にも静菌,殺菌作用を及ぼしたり、これらを除去
してしまうため、常在菌叢の変化をきたして、皮膚や腸
のホメオスタシスに影響を及ぼし、日和見感染を招く危
険性の生じることがあった。また、ラクトフェリンを主
成分とするエンテロトキシン中和剤はタンパク質製剤で
あるため、安定な製剤を得る上で制約も多く、感作性の
発現も危惧される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明において
は、皮膚や腸内の常在菌叢に影響を与えることなく、黄
色ブドウ球菌によるエンテロトキシンの産生を有効に抑
制し、アトピー性皮膚炎の増悪など、スーパー抗原の関
与するアレルギー性疾患の増悪防止又は症状緩和や、食
中毒の予防に有用で、安定性及び安全性に優れる黄色ブ
ドウ球菌エンテロトキシン産生抑制剤を得ることを目的
とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するべ
く種々検討した結果、ホップ(Humulus lupulus L.)を
はじめ特定の植物抽出物において特異的な黄色ブドウ球
菌のエンテロトキシン産生抑制作用を見いだし、さらに
前記作用が様々な製剤系においても安定に維持され、し
かも有効濃度において、経口毒性,皮膚刺激性,感作
性,催奇形性等を全く示さないことを確認して、本発明
を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明においては、ホップ(Humu
lus lupulus L.),レンギョウ(Forsythia suspensa V
ahl),シナレンギョウ(Forsythia viridissima Lind
l.),チョウセンレンギョウ(Forsythia koreana Naka
i),トウキンセンカ(Calendula officinalis L.),
キンセンカ(Calendula arvensis L.),スイカズラ(L
onicera japonica Thunb.),ウグイスカグラ(Lonicer
a gracilipes Miq. var.glabra Miq.),サルビア(Sal
via officinalis L.)及びその変種,クチナシ(Garden
ia jasminoides Ellis)及びその同属植物,クマザサ
Sasa veitchiiRehd.),イラクサ(Urtica thunbergi
ana Sieb. et Zucc.),ミヤマイラクサ(Laportea mac
rostachya Ohwi),ヒキオコシ(Isodon japonicus Har
a),クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus Kud
o)より選択した1種又は2種以上の植物の抽出物を、
担体又は基剤に含有させて黄色ブドウ球菌エンテロトキ
シン産生抑制剤とし、さらに前記エンテロトキシン産生
抑制剤を担体等に含有させて、アトピー性皮膚炎増悪防
止又は緩和剤、食中毒予防剤及び食中毒防止用の食品添
加物を得る。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、本発明において抽出物を得
るのに用いる植物について説明する。
【0010】ホップ(Humulus lupulus L.)は、生薬
「ホップ」(Lupuli Strobilus)の基原植物であり、ク
ワ科(Moraceae)に属する蔓性多年草である。花,葉,
茎,果実等各部位を用いることができるが、雌花穂を用
いることが特に好ましい。
【0011】レンギョウ(Forsythia suspensa Vah
l),シナレンギョウ(Forsythia viridissima Lind
l.)及びチョウセンレンギョウ(Forsythia koreana Na
kai)は、生薬「レンギョウ」(Forsythiae Fructus
の基原植物であり、モクセイ科(Oleaceae)に属する落
葉低木である。花,葉,枝,幹,果実等の各部位を用い
ることができるが、果実を用いることが特に好ましい。
【0012】トウキンセンカ(Calendula officinalis
L.)は、キク科(Compositae)に属する一年生或いは二
年生草本で、キンセンカ(Calendula arvensis L.)は
この近縁種である。花,葉,茎等各部位を用いることが
できるが、花を用いることが特に好ましい。
【0013】スイカズラ(Lonicera japonica Thunb.)
は、スイカズラ科(Caprifoliaceae)に属する常緑蔓性
植物で、ニンドウとも呼ばれる。ウグイスカグラ(Loni
ceragracilipes Miq. var.glabra Miq.)はこの近縁種
である。花,葉,茎,枝,果実等の各部位を用いること
ができるが、葉及び茎を用いることが特に好ましい。
【0014】サルビア(Salvia officinalis L.)は、
シソ科(Labiatae)に属する多年草で、その変種として
Salvia officinalis var.tenuiorが挙げられる。花,
葉,茎及び全草を用いることができる。
【0015】クチナシ(Gardenia jasminoides Ellis)
及びその同属植物は、アカネ科(Rubiaceae)に属する
常緑低木で、生薬「サンシシ」(Gardeniae Fructus
の基原植物である。同属植物としては、Gardenia jasmi
noides var. grandiflora Nakai),コクチナシ(Garde
nia radicans Thunb.)が挙げられる。花,葉,枝,
幹,果実等の各部位を用いることができるが、果実を用
いることが特に好ましい。
【0016】クマザサ(Sasa veitchii Rehd.)は、イ
ネ科(Gramineae)に属する常緑の単子葉植物であり、
花,葉,枝,稈,地下茎,根等の各部位を用いることが
できるが、葉を用いることが特に好ましい。
【0017】イラクサ(Urtica thunbergiana Sieb. et
Zucc.)及びミヤマイラクサ(Laportea macrostachya
Ohwi)は、イラクサ科(Urticaceae)に属する多年草で
あり、花,葉,茎等の各部位を用いることができるが、
葉を用いることが特に好ましい。
【0018】ヒキオコシ(Isodon japonicus Hara)及
びクロバナヒキオコシ(Isodon tric hocarpus Kudo)
は、シソ科(Labiatae)に属する多年草で、生薬「エン
メイソウ」(Isodonis Herba)の基原植物である。花,
葉,茎,根等の各部位を用いることができるが、地上部
を用いることが特に好ましい。
【0019】本発明においては、上記植物は生のまま抽
出に供してもよいが、抽出効率を考えると、細切,乾
燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好まし
い。抽出は、抽出溶媒に浸漬して行う。抽出効率を上げ
るため撹拌を行ったり、抽出溶媒中でホモジナイズして
もよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸
点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶
媒の種類や抽出温度によっても異なるが、4時間〜14
日間程度とするのが適切である。
【0020】抽出溶媒としては、水の他、メタノール,
エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級
アルコール、1,3-ブチレングリコール,プロピレングリ
コール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価
アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエ
ーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、ア
セトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有
機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以
上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝
液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。
【0021】ホップ等上記植物の上記溶媒による抽出物
は、そのままでも本発明に係る黄色ブドウ球菌エンテロ
トキシン産生抑制剤として用いることができるが、濃
縮,乾固したものを水や極性溶媒に再度溶解したり、或
いは黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制作用を損
なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行った
り、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を行った
後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結
乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。本
発明においては、ホップ等上記植物の上記溶媒による抽
出物又は前記処理物をそのまま、或いは水,低級アルコ
ール等の水性担体、乳剤,ゲル,クリーム,軟膏等の基
剤に含有させたり、粉末化或いは顆粒化して黄色ブドウ
球菌エンテロトキシン産生抑制剤とする。また、リポソ
ーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させるこ
ともできる。
【0022】従って、本発明に係る黄色ブドウ球菌エン
テロトキシン産生抑制剤は、必要に応じてデンプン,乳
糖,微結晶セルロース,メタケイ酸アルミン酸マグネシ
ウム等の賦形剤、ステアリン酸マグネシウム,タルク等
の滑沢剤、ゼラチン,セラック,ポリビニルピロリド
ン,メチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース等
の結合剤、カルボキシメチルセルロースカルシウム等の
崩壊剤、ソルビトール,グリセリン等の保湿剤、ジブチ
ルヒドロキシトルエン,ブチルヒドロキシアニソール,
トコフェロール等の抗酸化剤、吸収促進剤、界面活性
剤、等張化剤等とともに公知の方法によって、軟カプセ
ル剤,硬カプセル剤,錠剤,丸剤,顆粒剤,散剤,懸濁
剤,液剤,シロップ剤,乳濁剤,エリキシル剤等の経口
剤、注射剤、坐剤、ペッサリー又は外用剤として提供さ
れ得る。
【0023】本発明に係る黄色ブドウ球菌エンテロトキ
シン産生抑制剤は、低刺激性で毒性及び感作性を示さな
いため、特に経口的に服用したり、又は皮膚において局
所的に外用するのに適しており、アトピー性皮膚炎の増
悪など、スーパー抗原の関与するアレルギー性疾患の増
悪防止又は症状緩和や、食中毒の予防を目的とした経口
剤又は食品添加物として有用で、さらに安定性にも優れ
るものである。
【0024】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。
【0025】[実施例1〜実施例9]表1に示す植物各
250gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液
1.0リットル中に浸漬して、25℃で7日間静置して
抽出した。抽出物をろ過してろ液を回収し、ミリポアフ
ィルターにて除菌して、水性製剤である実施例1〜実施
例9を得た。
【0026】
【表1】
【0027】上記の実施例1〜実施例9について、黄色
ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制効果を評価した。
評価は、96穴マイクロプレートに、各実施例をBHI
(Brain Heart Infusion Broth)培地にて最終濃度が
1.0重量%及び2.0重量%となるように希釈して調
製した試料液を注入し、アトピー性皮膚炎患者の患部皮
膚より分離したエンテロトキシン産生陽性の黄色ブドウ
球菌(Staphylococcus aureus)を1×104個/ウェル
となるように播種し、37℃で20時間培養した後、
1,600回転/分にて15分間遠心分離して上清を回
収し、新垣らによる逆受身ラテックス凝集反応(RPL
A)(東京衛研年報32 (1) 128-131 (1981))により、
産生されたエンテロトキシンを定量して評価した。BH
I培地のみを用いた対照におけるエンテロトキシン産生
量と、試料液を用いた場合のエンテロトキシン産生量よ
り、各実施例を添加した場合の産生抑制率(%)を算出
し、表2に示した。
【0028】
【表2】
【0029】表2より明らかなように、本発明の実施例
1〜実施例9は、いずれも2.0重量%の濃度で75.
0%以上の高い抑制率を示していた。特に実施例1,実
施例2,実施例6及び実施例9については、1.0重量
%の濃度においても75.0%又は87.5%の抑制率
を示していた。
【0030】続いて本発明の他の実施例を示す。
【0031】[実施例10]ホップ(Humulus lupulus
L.)の雌花穂300gを乾燥,粉砕し、50容量%エタ
ノール水溶液1.2リットル中にて25℃で3日間撹拌
抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収し、減圧濃縮し
て乾固した後、乾固物を25容量%エタノール水溶液2
00mlに溶解し、水性製剤である実施例10を得た。
【0032】[実施例11]シナレンギョウ(Forsythi
a viridissima Lindl.)の果実250gを乾燥,粉砕
し、50容量%エタノール水溶液1.0リットル中にて
20℃で5日間撹拌抽出した。抽出液をろ過してろ液を
回収し、減圧濃縮して乾固した後、乾固物を凍結乾燥し
て粉末剤である実施例11を得た。
【0033】[実施例12]トウキンセンカ(Calendul
a officinalis L.)の花320gを生理食塩水1.5リ
ットル中にて15℃でホモジナイズした。遠心分離して
上清を回収し、これをろ過した後、ろ液100mlに大
豆レシチン80gを添加して65℃で懸濁し、次いで超
音波処理してリポソームを調製し、遠心分離により回収
して、リポソーム製剤である実施例12を得た。
【0034】[実施例13]スイカズラ(Lonicera jap
onica Thunb.)の葉及び茎計300gを30容量%の1,
3-ブチレングリコール水溶液1.2リットルに浸漬し、
25℃で7日間静置した後、抽出液をろ過してろ液を回
収した。このろ液に、アルギン酸ナトリウム0.6重量
%,ポリビニルアルコール12.0重量%,グリセリン
12.0重量%及び精製水75.4重量%より成る皮膜
物質溶液を用い、流動パラフィンを芯物質として塩化カ
ルシウム水溶液で硬化させ、次いでアセトンにより流動
パラフィンを除去して成るマイクロカプセル200gを
浸漬し、前記スイカズラ抽出ろ液を内包させた後、遠心
分離により回収して、マイクロカプセル製剤である実施
例13を得た。
【0035】[実施例14] アトピー性皮膚炎増悪防
止剤1 サルビア(Salvia officinalis L.)の花及び葉計30
0gを細切し、1,3-ブチレングリコール1.2リットル
中にて20℃で3日間撹拌抽出した。抽出液をろ過して
ろ液を回収し、その2.0gを下記に示す処方により調
製したゲル基剤98.0gに添加,混合してアトピー性
皮膚炎増悪防止剤1を得た。
【0036】 [ゲル基剤] (1)ジプロピレングリコール 10.0(重量%) (2)カルボキシビニルポリマー 0.5 (3)水酸化カリウム 0.1 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (5)精製水 89.3 製法:(5)に(2)を均一に溶解した後、(1)に(4)を溶解し
て添加し、次いで(3)を加えて増粘させる。
【0037】[実施例15] アトピー性皮膚炎増悪防
止剤2 クチナシ(Gardenia jasminoides Ellis)の果実300
gを乾燥,粉砕し、1,2-ペンタンジオール1.2リット
ルに浸漬し、25℃で7日間抽出した。抽出液をろ別回
収し、1/5容量まで濃縮して、その1.0gを、下記
に示す処方により調製したクリーム基剤99.0gに添
加,混合し、アトピー性皮膚炎増悪防止剤2を得た。
【0038】 [クリーム基剤] (1)ミツロウ 6.0(重量%) (2)セタノール 5.0 (3)還元ラノリン 8.0 (4)スクワラン 27.5 (5)グリセリル脂肪酸エステル 4.0 (6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0 (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 5.0 モノラウリン酸エステル (8)1,3-ブチレングリコール 5.0 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 37.4 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合,溶解して75℃とす
る。一方、(8)〜(10)の水相成分を混合,溶解して75
℃に加熱する。次いで、この水相成分に前記油相成分を
添加して予備乳化した後ホモミキサーにて均一に乳化
し、冷却する。
【0039】[実施例16] アトピー性皮膚炎増悪防
止剤3 クマザサ(Sasa veitchii Rehd)の葉250gを細切,
粉砕し、エタノール1.0リットル中にて15℃で24
時間撹拌抽出した。抽出液をろ別回収し、次いで減圧濃
縮して乾固し、乾固物を20容量%エタノール水溶液1
00mlに溶解して、その1.0gを下記に示す処方に
より調製した水中油型乳剤性軟膏基剤99.0gに添
加,混合し、アトピー性皮膚炎増悪防止剤3を得た。
【0040】 [水中油型乳剤性軟膏基剤] (1)白色ワセリン 25.0(重量%) (2)ステアリルアルコール 25.0 (3)グリセリン 12.0 (4)ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (6)精製水 36.9 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,加熱して均一に溶解
し、75℃とする。一方、(5),(6)の水相成分を混合,
加熱して均一とし、75℃とする。この水相成分に前記
油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化し、冷却す
る。
【0041】[実施例17] アトピー性皮膚炎増悪防
止剤4 上記した実施例12のリポソーム製剤10.0gを、下
記に示すローション基剤90.0gに添加,分散して、
アトピー性皮膚炎増悪防止剤4とした。
【0042】 [ローション基剤] (1)グリセリン 2.0(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 3.0 (3)ポリオキシエチレン(25E.O.)オレイルエーテル 0.2 (4)エタノール 7.0 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (6)香料 0.1 (7)精製水 87.6 製法:(5),(6)を(4)に溶解し、(1)〜(3)とともに(7)に
添加して均一に混合,溶解する。
【0043】[実施例18] アトピー性皮膚炎増悪防
止剤5 上記した実施例13のマイクロカプセル製剤12.5g
を、下記に示すローション基剤87.5gに添加,分散
して、アトピー性皮膚炎増悪防止剤5を得た。
【0044】 [ローション基剤] (1)1,2-ペンタンジオール 2.0(重量%) (2)グリセリン 3.0 (3)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2 モノラウリン酸エステル (4)エタノール 7.0 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (6)ヒドロキシエチルセルロース 0.2 (7)精製水 87.5 製法:(5)を(4)に溶解し、(1)〜(3)及び(6)とともに(7)
に添加して均一に混合,溶解する。
【0045】[実施例19] アトピー性皮膚炎緩和剤
1 クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus Kudo)の地
上部計250gを乾燥,粉砕し、熱水500ml中にて
4時間抽出した。抽出液を濃縮,乾固した後凍結乾燥し
た。前記乾燥粉末0.2g,乳糖52.0g,コーンス
ターチ22.8g,カルボキシメチルセルロースカルシ
ウム5.0g,セルロース20.0gを混合し、顆粒化
した後打錠して、一錠0.2gの錠剤を得て、経口のア
トピー性皮膚炎緩和剤1とした。
【0046】[実施例20] アトピー性皮膚炎緩和剤
2 ミヤマイラクサ(Laportea macrostachya Ohwi)の葉2
50g及びヒキオコシ(Isodon japonicus Hara)の地
上部計250gを、それぞれ熱水500ml中にて4時
間抽出し、抽出液をろ別回収した後滅菌した。前記抽出
液各150mlに単シロップ200mlを加え、次いで
精製水を加えて1.0リットルとし、経口のアトピー性
皮膚炎緩和剤2を得た。
【0047】[実施例21] 食品添加物1 ホップ(Humulus lupulus L.)の雌花穂250gを乾
燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液1.0リット
ル中にて20℃で5日間撹拌抽出した。抽出液をろ過し
てろ液を回収し、溶媒を留去した後凍結乾燥して、食品
添加物1を得た。
【0048】[実施例22] 食品添加物2 ヒキオコシ(Isodon japonicus Hara)の葉及び茎計2
25gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液
1.0リットル中にて20℃で5日間撹拌抽出した。抽
出液をろ過してろ液を回収し、溶媒を留去した後凍結乾
燥して、食品添加物2を得た。
【0049】本発明の上記実施例14〜実施例20につ
いて臨床試験を行った。掻痒感及び皮疹等の皮膚症状を
呈するアトピー性皮膚炎患者20名を1群とし、各群に
実施例及び比較例をブラインドにて、実施例14〜実施
例18については1日2回、3日間患部に塗布させ、実
施例19及び実施例20については1日3回、3日間内
服させて、掻痒感及び皮膚症状の改善状況を評価した。
比較例としては、実施例14〜実施例16において、本
発明に係る黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制剤
をグルコン酸クロルヘキシジン液に代替したものを比較
例1〜比較例3、実施例17及び実施例18において、
本発明に係る黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制
剤の替わりに5.0重量%のピロリドンカルボン酸ナト
リウム水溶液を内包させたリポソーム又はマイクロカプ
セルを分散したものを比較例4及び比較例5、実施例1
9及び実施例20において、本発明に係る黄色ブドウ球
菌エンテロトキシン産生抑制剤をブドウ糖液に代替した
ものを比較例6及び比較例7とした。掻痒感及び皮膚症
状の改善状況は、使用開始前の状態に比べて、それぞれ
「改善」,「やや改善」,「変化なし」,「悪化」の4
段階にて評価し、各評価を得たパネラー数にて表3に示
した。
【0050】さらに上記臨床試験に際し、皮膚及び腸内
の細菌叢の調査を行い、その変動の程度について、
「○;ほとんど変動を認めない」,「△;若干の変動を
認める」,「×;顕著な変動を認める」として、表3に
併せて示した。
【0051】
【表3】
【0052】表3より明らかなように、本発明の実施例
14〜実施例18使用群においては、全群で掻痒感及び
皮膚症状の悪化を示したパネラーは存在せず、これら症
状の改善傾向も見られていた。また、皮膚細菌叢におい
て変化は認められていなかった。さらに、経口製剤であ
る実施例19及び実施例20服用群においても、掻痒感
及び皮膚症状の悪化を示したパネラーは存在せず、掻痒
感については両群で75%、皮膚症状については65%
及び70%のパネラーにおいて改善傾向が認められてい
た。腸内細菌叢の変化も認められていなかった。
【0053】これに対し、比較例1〜比較例3使用群で
は、掻痒感及び皮膚症状の改善傾向を示すパネラーも相
当数認められたが、症状の悪化したパネラーも少数存在
していた。さらに、皮膚細菌叢の変化は顕著に認められ
ていた。また、比較例4及び比較例5使用群では、皮膚
細菌叢の変化は認められないものの、掻痒感及び皮膚症
状について改善傾向を示したパネラーは25%以下で、
50%以上のパネラーにおいて悪化が認められていた。
比較例6及び比較例7服用群においては、掻痒感及び皮
膚症状の改善傾向はほとんど認められず、55%以上の
パネラーにおいて症状の悪化を認めていた。
【0054】次に、実施例21及び実施例22につい
て、食品に添加した場合の黄色ブドウ球菌エンテロトキ
シン産生抑制効果を評価した。評価は、実施例21及び
実施例22を、生クリーム及び和菓子各100g中に2
00mg及び500mgを添加して混練したものに、
7.5(w/v)%の塩化ナトリウムを含むBHI培地にて
培養したエンテロトキシン産生陽性黄色ブドウ球菌(St
aphylococcus aureus ATCC14458)を1.0×105CF
U/ml含む滅菌リン酸緩衝液100μlを噴霧し、3
7℃で10時間静置した後、前記食品をホモジナイズ
し、適宜希釈してRPLA法により食品中に産生された
エンテロトキシン量を測定して行った。いずれの実施例
をも添加しない対照についても同様に評価を行い、食品
100g中に検出されたエンテロトキシン量にて表4に
示した。
【0055】
【表4】
【0056】表4より明らかなように、対照においては
生クリーム,和菓子のいずれにおいても100g当たり
20.0μgのエンテロトキシンの産生が認められた
が、本発明の実施例21及び実施例22を500mg添
加した場合には、エンテロトキシン量は0.6μg未満
であり、各200mgの添加によっても、生クリームで
25%、和菓子で12.5%及び6.5%までエンテロ
トキシン量は減少していた。従って、本発明の食品添加
物は、黄色ブドウ球菌の混入による食中毒発生を有効に
防止し得ることが示された。
【0057】なお、上記実施例14〜実施例18につい
ては、皮膚一次刺激性及び皮膚感作性は全く認められ
ず、実施例19〜実施例22についても、経口毒性,感
作性及び催奇形性は認められなかった。また、本発明の
実施例1〜実施例22は、25℃で6カ月間保存した場
合においても製剤の状態変化は認められず、黄色ブドウ
球菌エンテロトキシン産生抑制作用の低下も認められな
かった。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、皮
膚や腸内の常在菌叢に影響を与えることなく、黄色ブド
ウ球菌によるエンテロトキシンの産生を有効に抑制し、
安定性及び安全性に優れる黄色ブドウ球菌エンテロトキ
シン産生抑制剤を得ることができた。この黄色ブドウ球
菌エンテロトキシン産生抑制剤は、アトピー性皮膚炎の
増悪など、スーパー抗原の関与するアレルギー性疾患の
増悪防止又は症状緩和や、食中毒の予防に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B018 LE03 MD48 ME07 ME09 MF01 MF06 4C083 AA082 AA111 AA112 AB032 AC012 AC022 AC072 AC102 AC112 AC122 AC182 AC422 AC442 AC482 AC782 AD042 AD092 AD242 AD262 AD272 AD282 AD512 CC02 CC04 CC05 DD15 DD17 DD22 DD23 DD31 DD33 DD41 DD45 EE12 EE13 FF01 4C088 AB12 AB14 AB26 AB38 AB64 AB76 AC01 AC03 AC04 AC05 AC06 AC11 AC12 BA09 BA10 CA03 NA14 ZB13 ZC37

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホップ(Humulus lupulus L.),レンギ
    ョウ(Forsythia suspensa Vahl),シナレンギョウ(F
    orsythia viridissima Lindl.),チョウセンレンギョ
    ウ(Forsythia koreana Nakai),トウキンセンカ(Cal
    endula officinalis L.),キンセンカ(Calendula arv
    ensis L.),スイカズラ(Lonicera japonica Thun
    b.),ウグイスカグラ(Lonicera gracilipes Miq. va
    r.glabra Miq.),サルビア(Salvia officinalis L.)
    及びその変種,クチナシ(Gardeniajasminoides Elli
    s)及びその同属植物,クマザサ(Sasa veitchii Reh
    d.),イラクサ(Urtica thunbergiana Sieb. et Zuc
    c.),ミヤマイラクサ(Laportea macrostachya Ohw
    i),ヒキオコシ(Isodon japonicus Hara),クロバナ
    ヒキオコシ(Isodon trichocarpus Kudo)より選択した
    1種又は2種以上の植物の抽出物を含有して成る、黄色
    ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の黄色ブドウ球菌エンテ
    ロトキシン産生抑制剤を含有して成る、アトピー性皮膚
    炎増悪防止又は緩和剤。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の黄色ブドウ球菌エンテ
    ロトキシン産生抑制剤を含有して成る、食中毒予防剤。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の黄色ブドウ球菌エンテ
    ロトキシン産生抑制剤を含有して成る、食品添加物。
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