JP2003089658A - 抗痒み効果に優れる皮膚外用剤並びに食品 - Google Patents

抗痒み効果に優れる皮膚外用剤並びに食品

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JP2003089658A
JP2003089658A JP2001284203A JP2001284203A JP2003089658A JP 2003089658 A JP2003089658 A JP 2003089658A JP 2001284203 A JP2001284203 A JP 2001284203A JP 2001284203 A JP2001284203 A JP 2001284203A JP 2003089658 A JP2003089658 A JP 2003089658A
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Tatsumi Mori
辰実 森
Hidenobu Okumura
秀信 奥村
Yoshiki Katada
順規 片田
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Noevir Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗痒み効果に優れ、アトピー性皮
膚炎,老人性乾皮症,人工透析患者等における皮膚の強
い掻痒感及び皮膚炎症の緩和に有効で、さらに連用して
も副作用がなく、安全性にも優れる皮膚外用剤並びに食
品を得る。 【解決手段】 ケミカルメディエイター遊離抑制
剤の1種又は2種以上と、黄色ブドウ球菌エンテロトキ
シン産生抑制剤の1種又は2種以上と、抗炎症剤の1種
又は2種以上とを併用して皮膚外用剤もしくは食品に含
有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗痒み効果に優
れ、アトピー性皮膚炎,老人性乾皮症,人工透析患者等
における皮膚の強い掻痒感及び皮膚炎症の緩和に有効
で、さらに連用しても副作用がなく、安全性にも優れる
皮膚外用剤並びに食品に関する。さらに詳しくは、ケミ
カルメディエイター遊離抑制剤の1種又は2種以上と、
黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制剤の1種又は
2種以上と、抗炎症剤の1種又は2種以上とを含有して
成る、抗痒み効果に優れる皮膚外用剤並びに食品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アトピー性皮膚炎,老人性乾皮症を呈す
る患者や、人工透析を行っている患者においては、主な
症状の一つとして皮膚の強い掻痒感が認められ、日常生
活を送る上で大きな障害となっているばかりでなく、掻
痒感により皮膚を掻きむしる結果、難治性の皮膚炎症が
生じる。かかる皮膚の掻痒感及び皮膚の炎症を緩和する
ため、一般的にステロイド性もしくは非ステロイド性抗
炎症剤や、抗ヒスタミン剤の経口又は外用適用が行われ
ている。
【0003】しかしながら、ステロイド性抗炎症剤につ
いては、長期間連用することにより、浮腫,高血圧,糖
尿,脂肪異常沈着,骨粗鬆,筋萎縮といったCushi
ng症候群や、副腎皮質萎縮等の重篤な副作用が生じる
ことが報告されている。また、非ステロイド性抗炎症剤
についても、消化管障害,肝障害,光線過敏症,薬疹等
種々の副作用が報告されている。さらに、抗ヒスタミン
剤については、眠気やめまいを催したり、倦怠感が起こ
るといった副作用が生じやすい。
【0004】従って、皮膚の掻痒感及び炎症性皮膚疾患
が慢性化したアトピー性患者等においては、従来の抗炎
症剤や抗ヒスタミン剤において見られるような副作用の
発現がなく、日常的に持続する皮膚の掻痒感を緩和し、
慢性の炎症性皮膚疾患に対して長期間連用することので
きる皮膚の手入れ剤もしくは食品を適用することが望ま
しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明において
は、抗痒み効果に優れ、アトピー性皮膚炎,老人性乾皮
症,人工透析患者等における皮膚の強い掻痒感及び皮膚
炎症の緩和に有効で、さらに連用しても副作用がなく、
安全性にも優れる皮膚外用剤並びに食品を得ることを目
的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するべく
種々検討した結果、ケミカルメディエイター遊離抑制剤
の1種又は2種以上と、黄色ブドウ球菌エンテロトキシ
ン産生抑制剤の1種又は2種以上と、抗炎症剤の1種又
は2種以上とを併用して皮膚外用剤もしくは食品に含有
させることにより、優れた抗痒み効果が発揮され、さら
に皮膚の炎症の緩和作用にも優れることを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において用いるケミカルメ
ディエイター遊離抑制剤は、肥満細胞や好塩基球からの
ヒスタミン,セロトニン,ロイコトリエンといったケミ
カルメディエーターの遊離を抑制する作用を有するもの
である。本発明の目的には、本発明者らが特開平10−
36276,同10−120583及び同10−139
679においてすでに開示したように、アセンヤク(Ga
mbir),ペグアセンヤク(PeguCatechu),サンショウ
Zanthoxyli Fructus),チョウジ(Caryophylli Flo
s),エイジツ(Rosae Fructus),キナ(Cinchonae Co
rtex),カンゾウ(Glycyrrhizae Radix),ビワ(Erio
botrya japonica Lindl.),ユキノシタ(Saxifraga st
olonifera Meerburg),ワレモコウ(Sanguisorba offi
cinalis L.),ブドウ(Vitis vinifera L.),カバノ
キ(Betula)属に属する植物,シソ(Perilla)属に属
する植物,ヨモギ(Artemisia)属に属する植物,ボタ
ン(Paeonia)属に属する植物,セイヨウヤマハッカ(M
elissa)属に属する植物,ジュズダマ(Coix)属に属す
る植物,シナノキ(Tilia)属に属する植物及びドクダ
ミ科(Saururaceae)に属する植物の各抽出物より選択
することが好ましい。
【0008】上記生薬及び植物のうち、まずアセンヤク
Gambir)は、Uncaria gambir Roxb.の葉及び若枝の乾
燥水製エキスである。ペグアセンヤク(Pegu Catechu)
はアセンヤクの同類生薬で、Acacia catechu Willd.,P
entace burmanica Kunz.の材或いは樹皮の水製エキスで
ある。
【0009】サンショウ(Zanthoxyli Fructus)は、サ
ンショウ(Zanthoxylum piperitumDC.)又はその同属植
物の成熟果皮で、果皮から分離した種子をできるだけ除
いたものである。同属植物としては、アサクラザンショ
ウ(Zanthoxylum piperitum f. inerme Makino),ヤマ
アサクラザンショウ(Zanthoxylum piperitum f. brevi
spinosum Makino),カショウ(Zanthoxylum bungeanum
Sieb. et Zucc.),セイショウ(Zanthoxylum schinif
olium Engl.)等が挙げられる。
【0010】チョウジ(Caryophylli Flos)は、チョウ
コウ(Syzygium aromaticum Merrill et Perry)のつぼ
みである。
【0011】エイジツ(Rosae Fructus)は、ノイバラ
Rosa multiflora Thunb.)又はその他近縁植物の偽果
又は果実である。近縁植物としては、テリハノイバラ
Rosawichuraiana Crepin var. ampullicarpa Hond
a),フジイバラ(Rosa fujisanensis Makino)等が挙
げられる。
【0012】キナ(Cinchonae Cortex)は、アカキナノ
キ(Cinchona succirubra Pavon etKlotzsch)又はその
同属植物の樹皮である。同属植物としては、Cinchona l
edgeriana Moens et Klotzsch,Cinchona officinalis
L.,Cinchona calisaya Weddell等が挙げられる。
【0013】カンゾウ(Glycyrrhizae Radix)は、カン
ゾウ(Glycyrrhiza glabra L. var.glandulifera Regel
et Herder),シナカンゾウ(Glycyrrhiza echinata
L.),スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glabra L.),
ウラルカンゾウ(Glycyrrhizauralensis Fisch. et D
C.)等、カンゾウ属植物の根である。
【0014】ビワ(Eriobotrya japonica Lindl.),ユ
キノシタ(Saxifraga stoloniferaMeerburg),ワレモ
コウ(Sanguisorba officinalis L.),ブドウ(Vitis
vinifera L.)については、それぞれ葉,全草,根部,
葉又は果実もしくは種子を用いることが好ましい。
【0015】カバノキ(Betula)属に属する植物として
は、ダケカンバ(Betula ermanii Cham.),ミズメ(Be
tula grossa Sieb. et Zucc.),ウダイカンバ(Betula
maximowicziana Regel),シラカンバ(Betula platyp
hylla Sukatchev var. japonica Hara),オノオレカン
バ(Betula schmidtii Regel)等が挙げられ、これらの
樹皮又は葉を用いることが好ましい。
【0016】シソ(Perilla)属に属する植物として
は、シソ(Perilla frutescens Britton var. acta Kud
o),チリメンジソ(Perilla frutescens var. crispa
f. crispa Decne),カタメンジソ(Perilla frutescen
s var. crispa f. discolor Makino),アオジソ(Peri
lla frutescens var. crispa f. viridis Makino),エ
ゴマ(Perilla frutescens Britton)等が挙げられ、こ
れらの葉を用いることが好ましい。
【0017】ヨモギ(Artemisia)属に属する植物とし
ては、ニガヨモギ(Artemisia absinthium L.),クソ
ニンジン(Artemisia annua L.),カワラニンジン(Ar
temisia apiacea Hance),カワラヨモギ(Artemisia c
apillaris Thunb.),シナヨモギ(Artemisia cina Ber
g.),タラゴン(Artemisia dracunculus L.),オトコ
ヨモギ(Artemisia japonica Thunb.),ミブヨモギ(A
rtemisia maritima L.),ヨモギ(Artemisia princeps
Pamp.),アサギリソウ(Artemisia schmidtiana Maxi
m.)等が挙げられ、これらの葉を用いることが好まし
い。
【0018】ボタン(Paeonia)属に属する植物として
は、生薬「シャクヤク(Paeoniae Radix)」の基原植物
であるシャクヤク(Paeonia lactiflora Pall.),クサ
シャクヤク(Paeonia obovata Maxim.),センセキシャ
ク(Paeonia veitchii Lynch.)等や、生薬「ボタンピ
Moutan Cortex)」の基原植物であるボタン(Paeonia
suffruticosa Andr.)などが挙げられる。本発明の目
的には、根もしくは樹皮を用いることが好ましい。
【0019】セイヨウヤマハッカ(Melissa)属に属す
る植物としては、セイヨウヤマハッカ(Melissa offici
nalis L.)が挙げられ、葉を用いることが好ましい。
【0020】ジュズダマ(Coix)属に属する植物として
は、ジュズダマ(Coix lachryma-jobi L.),及び生薬
「ヨクイニン(Coicis Semen)」の基原植物であるハト
ムギ(Coix lachryma-jobi L. var. ma-yuen Stapf)が
挙げられ、これらの果実もしくは根又は種子を用いるこ
とが好ましい。
【0021】シナノキ(Tilia)属に属する植物として
は、アメリカシナノキ(Tilia americana L.),フユボ
ダイジュ(Tilia cordata Mill.),セイヨウシナノキ
Tilia europaea L.),シナノキ(Tilia japonica Si
monk.),ヘラノキ(Tilia kiusiana Makino et Shira
s.),オオバボダイジュ(Tilia maximowicziana Shira
s.),ボダイジュ(Tilia miqueliana Maxim.),ナツ
ボダイジュ(Tilia platyphyllos Scop.)等が挙げら
れ、これらの花,葉又は樹皮を用いることが好ましい。
【0022】ドクダミ科(Saururaceae)に属する植物
としては、ドクダミ(Houttuynia)属,ハンゲショウ
Saururus)属等の植物が挙げられる。これらの中で
も、生薬「ジュウヤク(Houttuyniae Herba)」の基原
植物であるドクダミ(Houttuyniacordata Thunb.)の地
上部を用いることが好ましい。
【0023】本発明において用いる黄色ブドウ球菌エン
テロトキシン産生抑制剤は、黄色ブドウ球菌(Staphylo
coccus aureus)によるエンテロトキシンの産生を特異
的に抑制する作用を有し、前記エンテロトキシンがスー
パー抗原として関与するアレルギー性疾患の増悪防止又
は軽減や、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus
による食中毒の予防に有用なものである。本発明の目的
には、連用により皮膚や腸内における細菌叢に影響を与
えることがないため、特開2001−226280にお
いて開示したように、ホップ(Lupuli Strobilus),レ
ンギョウ(Forsythiae Fructus),サンシシ(Gardenia
e Fructus),エンメイソウ(IsodonisHerba),トウキ
ンセンカ(Calendula officinalis L.),キンセンカ
Calendula arvensis L.),スイカズラ(Lonicera ja
ponica Thunb.),ウグイスカグラ(Lonicera gracilip
es Miq. var. glabra Miq.),サルビア(Salvia offic
inalis L.),クマザサ(Sasa veitchii Rehd.),イラ
クサ(Urtica)属に属する植物及びムカゴイラクサ(La
portea)属に属する植物の各抽出物より選択することが
好ましい。
【0024】上記生薬及び植物のうち、まずホップ(Lu
puli Strobilus)は、ホップ(Humulus lupulus L.)の
成熟前の雌花穂である。
【0025】レンギョウ(Forsythiae Fructus)は、レ
ンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.),シナレンギョ
ウ(Forsythia viridissima Lindl.)又はチョウセンレ
ンギョウ(Forsythia koreana Nakai)の果実である。
【0026】サンシシ(Gardeniae Fructus)は、クチ
ナシ(Gardenia jasminoides Ellis)又はその同属植物
の果実である。同属植物としては、Gardenia jasminoid
es var. grandiflora Nakai等が挙げられる。
【0027】エンメイソウ(Isodonis Herba)は、ヒキ
オコシ(Isodon japonicus Hara)又はその同属植物の
地上部である。同属植物としては、クロバナヒキオコシ
Isodon trichocarpus Kudo)等が挙げられる。
【0028】トウキンセンカ(Calendula officinalis
L.),キンセンカ(Calendula arvensis L.),スイカ
ズラ(Lonicera japonica Thunb.)及びウグイスカグラ
Lonicera gracilipes Miq. var. glabra Miq.)につ
いては、花を用いることが好ましい。
【0029】サルビア(Salvia officinalis L.)及び
クマザサ(Sasa veitchii Rehd.)については、葉を用
いることが好ましい。
【0030】イラクサ(Urtica)属に属する植物として
は、イラクサ(Urtica thunbergian a Sieb. et Zuc
c.),ホソバイラクサ(Urtica angustifolia Fische
r)等が挙げられ、ムカゴイラクサ(Laportea)属に属
する植物としては、ミヤマイラクサ(Laportea macrost
achya Ohwi)が挙げられる。本発明においては、これら
の葉が好ましく用いられる。
【0031】本発明において、上記ケミカルメディエイ
ター遊離抑制剤及び黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産
生抑制剤と併用する抗炎症剤としては、連用しても副作
用の生じないものが好ましく、グリチルリチン酸及びグ
リチルリチン酸ジカリウム,グリチルリチン酸モノアン
モニウム等のグリチルリチン酸の塩並びに誘導体、グリ
チルレチン酸及びグリチルレチン酸ステアリル,ステア
リン酸グリチルレチニル,3-サクシニルオキシグリチル
レチン酸二ナトリウム等のグリチルレチン酸の塩並びに
誘導体、グアイアズレン,グアイアズレンスルホン酸エ
チル,グアイアズレンスルホン酸ナトリウム,カマズレ
ン等のアズレン誘導体、アラントイン、アロイン、アロ
エエモジン、シコニン及びイソブチルシコニン,アセチ
ルシコニン,イソバレリルシコニン等のシコニン誘導
体、ギンセノシドRa1,ギンセノシドRa2,ギンセノシ
ドRb1等のギンセノシド、及び20-グルコギンセノシド
f等のギンセノシド誘導体、ペオニフロリン、ペオノ
ール及びペオノシド,ペオノリド等のペオノール誘導体
などが好ましいものとして挙げられる。
【0032】また本発明においては抗炎症剤として、オ
ウゴン(Scutellariae Radix),カンゾウ(Glycyrrhiz
ae Radix),クジン(Sophorae Radix),サイコ(Bupl
euriRadix),シャクヤク(Paeoniae Radix),ショウ
マ(Cimicifugae Rhizoma),タイソウ(Zizyphi Fruct
us),チモ(Anemarrhenae Rhizoma),ボタンピ(Mout
an Cortex),リュウタン(Gentianae Scabrae Radi
x),レンギョウ(Forsythiae Fructus)等、抗炎症剤
として用いられる生薬又はその抽出物を用いることもで
きる。
【0033】ケミカルメディエイター遊離抑制剤,黄色
ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制剤,抗炎症剤とし
て用いる上記生薬又は植物は、生のまま抽出に供しても
よいが、抽出効率を考えると、細切,乾燥,粉砕等の処
理を行った後に抽出を行うことが好ましい。抽出は、抽
出溶媒に浸漬して行う。抽出効率を上げるため撹拌を行
ったり、抽出溶媒中でホモジナイズしてもよい。抽出温
度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度と
するのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出
温度によっても異なるが、4時間〜14日間程度とする
のが適切である。
【0034】抽出溶媒としては、水の他、メタノール,
エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級
アルコール、1,3-ブチレングリコール,プロピレングリ
コール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価
アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエ
ーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、ア
セトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有
機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以
上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝
液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。
【0035】上記溶媒による生薬又は植物の抽出物は、
そのままでも本発明に係る皮膚外用剤に含有させること
ができるが、濃縮,乾固したものを水や極性溶媒に再度
溶解したり、或いはこれらの生理作用を損なわない範囲
で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムク
ロマトグラフィー等による分画処理を行った後に用いて
もよい。前記抽出物やその処理物及び分画物は、各処理
及び分画の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いる
こともできる。また、リポソーム等のベシクルやマイク
ロカプセル等に内包させて用いることもできる。
【0036】本発明においては、ケミカルメディエイタ
ー遊離抑制剤,黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑
制剤,抗炎症剤のそれぞれより1種又は2種以上を選択
して、皮膚外用剤基剤もしくは食品に含有させる。それ
ぞれの配合量としては、それらの調製方法により異なる
が、0.0001〜5.0重量%程度とするのが適切で
ある。
【0037】本発明に係る皮膚外用剤は、ローション
剤,乳剤,ゲル剤,クリーム剤,軟膏剤,エアゾール
剤,粉末剤,顆粒剤等、種々の剤型で提供することがで
きる。また、化粧水,乳液,クリーム,美容液,パック
等の皮膚化粧料、メイクアップベースローション,メイ
クアップベースクリーム等の下地化粧料、乳液状,油
性,固形状等の各剤型のファンデーション,アイカラ
ー,チークカラー等のメイクアップ化粧料、ハンドクリ
ーム,レッグクリーム,ネッククリーム,ボディローシ
ョン等の身体用化粧料等として提供することができる。
本発明に係る皮膚外用剤には、本発明の特徴を損なわな
い範囲で、油性成分,界面活性剤,保湿剤,顔料,紫外
線吸収剤,抗酸化剤,香料,防菌防黴剤等の一般的な医
薬品及び化粧料用原料や、皮膚細胞賦活剤,美白剤等の
生理活性成分を含有させることができる。
【0038】また本発明に係る食品は、粉末状,顆粒
状,液状等の飲料、顆粒,錠剤,ソフトカプセル,クリ
ーム,ゼリーといった種々の形態で提供することができ
る。また本発明に係る食品には、本発明の特徴を損なわ
ない範囲で、賦形剤,乳化剤,増粘剤,甘味料,酸味
料,タンパク質,炭水化物,油脂類,ビタミン類,塩
類,抗酸化剤,防腐剤,色素,香料等、食品に一般的に
利用される成分及び素材を含有させることができる。
【0039】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。
【0040】まず、以下の実施例に含有させたケミカル
メディエイター遊離抑制剤については、表1に示した生
薬(市販品)又は植物を乾燥,粉砕し、表1に示す抽出
溶媒各1.5リトッルに浸漬し、25℃で7日間静置し
た後、表1に示す処理を行って調製した。
【0041】
【表1】
【0042】次に、以下の実施例に含有させた黄色ブド
ウ球菌エンテロトキシン産生抑制剤は、表2に示した生
薬(市販品)又は植物を細切もしくは粉砕し、表2に示
す抽出溶媒各2リトッル中に浸漬し、20℃で5日間撹
拌抽出した後、表2に示す処理を行って調製した。
【0043】
【表2】
【0044】また、以下の実施例において、抗炎症剤と
して用いた生薬の抽出物は、次のようにして調製した。
その他の抗炎症剤については、医薬品用として市販され
ているものを用いた。
【0045】[オウゴン抽出物]オウゴン(Scutellari
ae Radix)300gを乾燥,粉砕し、エタノール500
ml中に加えて20℃で10日間静置して抽出し、ろ過
してろ液を回収した。このろ液を減圧濃縮し、凍結乾燥
したものを標記抽出物とした。
【0046】[カンゾウ熱水抽出物]カンゾウ(Glycyr
rhizae Radix)500gを乾燥,粉砕し、熱水1リット
ル中にて2時間抽出した。ろ過してろ液を回収し、次い
で減圧濃縮した後凍結乾燥して、標記抽出物とした。
【0047】[クジン抽出物]クジン(Sophorae Radi
x)500gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水
溶液1リットル中に浸漬して、25℃で7日間抽出し
た。ろ過してろ液を回収し、標記抽出物とした。
【0048】[シャクヤク50容量%エタノール抽出
物]シャクヤク(Paeoniae Radix)550gを乾燥,粉
砕し、50容量%エタノール水溶液1リットル中に浸漬
して、撹拌しながら20℃で10日間抽出した。次いで
ろ過してろ液を回収し、減圧濃縮した後凍結乾燥して、
標記抽出物とした。
【0049】[タイソウ抽出物]タイソウ(Zizyphi Fr
uctus)600gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノー
ル水溶液1リットル中に浸漬して、25℃で7日間抽出
した。ろ過してろ液を回収し、標記抽出物とした。
【0050】[ボタンピ抽出物]ボタンピ(Moutan Cor
tex)520gを乾燥,粉砕し、エタノール1リットル
中に浸漬して10℃で14日間静置し、抽出した。ろ過
してろ液を回収し、標記抽出物とした。
【0051】[リュウタン抽出物]リュウタン(Gentia
nae Scabrae Radix)650gを乾燥,粉砕し、熱水1
リットル中にて4時間抽出した。ろ過してろ液を回収
し、減圧濃縮した後凍結乾燥して、標記抽出物とした。
【0052】 [実施例1] ローション剤 (1)エタノール 20.00(重量%) (2)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.00 (3)グリセリン 5.00 (4)1,3-ブチレングリコール 10.00 (5)キナ抽出物 0.20 (6)レンギョウ抽出物 1.00 (7)グリチルリチン酸ジカリウム 0.50 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (9)精製水 62.20 製法:(1)に(2)を添加して溶解し、アルコール相とす
る。一方、(9)に(3)〜(8)を順次溶解して水相とする。
水相にアルコール相を添加し、撹拌,混合する。
【0053】 [実施例2] ローション剤 (1)エタノール 20.00(重量%) (2)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.00 (3)グリセリン 5.00 (4)1,3-ブチレングリコール 10.00 (5)アセンヤク抽出物 1.00 (6)サンショウ抽出物 1.00 (7)ホップ抽出物 0.02 (8)グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 0.20 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (10)精製水 61.68 製法:(1)に(2)を添加して溶解し、アルコール相とす
る。一方、(10)に(3)〜(9)を順次溶解して水相とする。
水相にアルコール相を添加し、撹拌,混合する。
【0054】 [実施例3] 乳剤 (1)セタノール 1.00(重量%) (2)ミツロウ 0.50 (3)ワセリン 2.00 (4)スクワラン 6.00 (5)ジメチルポリシロキサン 2.00 (6)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.00 モノステアリン酸エステル (7)グリセリルモノステアリン酸エステル 1.00 (8)グリセリン 4.00 (9)1,3-ブチレングリコール 4.00 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (11)精製水 65.68 (12)カルボキシビニルポリマー 10.00 (1.0重量%水溶液) (13)水酸化カリウム(10.0重量%水溶液) 1.00 (14)チョウジ抽出物 1.50 (15)サンシシ抽出物 0.02 (16)アラントイン 0.20 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合し、加熱溶解して75
℃とする。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合,溶解し
て75℃とする。これに前記油相を加えて予備乳化した
後、(12)を添加してホモミキサーにて均一に乳化し、次
いで(13)を加えて増粘させた後冷却し、40℃で(14)〜
(16)を加えて、混合する。
【0055】 [実施例4] 乳剤 (1)セタノール 1.0(重量%) (2)ミツロウ 0.5 (3)ワセリン 2.0 (4)スクワラン 6.0 (5)ジメチルポリシロキサン 2.0 (6)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.0 モノステアリン酸エステル (7)グリセリルモノステアリン酸エステル 1.0 (8)グリセリン 4.0 (9)1,3-ブチレングリコール 4.0 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (11)精製水 62.1 (12)カルボキシビニルポリマー 10.0 (1.0重量%水溶液) (13)水酸化カリウム(10.0重量%水溶液) 1.0 (14)エタノール 5.0 (15)エイジツ抽出物 0.1 (16)エンメイソウ抽出物 0.1 (17)オウゴン抽出物 0.1 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合し、加熱溶解して75
℃とする。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合,溶解し
て75℃とする。これに前記油相を加えて予備乳化した
後、(12)を添加してホモミキサーにて均一に乳化し、次
いで(13)を加えて増粘させた後冷却し、40℃で(15)〜
(17)を(14)に溶解して加え、混合する。
【0056】 [実施例5] 水中油型クリーム剤 (1)ミツロウ 6.00(重量%) (2)セタノール 5.00 (3)還元ラノリン 8.00 (4)スクワラン 27.50 (5)グリセリル脂肪酸エステル 4.00 (6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00 (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 5.00 モノラウリン酸エステル (8)グリチルレチン酸ステアリル 0.50 (9)1,3-ブチレングリコール 5.00 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (11)シャクヤク精製水抽出物 0.05 (12)ヨクイニン抽出物 1.50 (13)トウキンセンカ花抽出物 2.00 (14)精製水 33.35 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合,溶解して75℃とす
る。一方、(9)〜(13)を(14)に加えて混合,溶解し、7
5℃に加熱する。次いで、この水相成分に前記油相成分
を添加して予備乳化した後ホモミキサーにて均一に乳化
し、冷却する。
【0057】 [実施例6] 水中油型クリーム剤 (1)ミツロウ 6.00(重量%) (2)セタノール 5.00 (3)還元ラノリン 8.00 (4)スクワラン 27.50 (5)グリセリル脂肪酸エステル 4.00 (6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00 (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 5.00 モノラウリン酸エステル (8)1,3-ブチレングリコール 5.00 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (10)ジュウヤク抽出物 0.50 (11)ビワ葉抽出物 0.50 (12)ユキノシタ全草抽出物 0.50 (13)スイカズラ花抽出物 0.25 (14)イラクサ葉抽出物 0.25 (15)精製水 34.40 (16)クジン抽出物 1.00 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合,溶解して75℃とす
る。一方、(8)〜(14)を(15)に加えて混合,溶解し、7
5℃に加熱する。次いで、この水相成分に前記油相成分
を添加して予備乳化した後ホモミキサーにて均一に乳化
し、冷却した後40℃で(16)を添加,混合する。
【0058】 [実施例7] ゲル剤 (1)1,2-ペンチレングリコール 10.0(重量%) (2)カルボキシビニルポリマー 0.5 (3)水酸化カリウム(10.0重量%水溶液) 1.0 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (5)ワレモコウ根抽出物 0.2 (6)シソ葉抽出物 1.0 (7)サルビア葉抽出物 0.1 (8)カンゾウ熱水抽出物 0.2 (9)精製水 86.9 製法:(9)に(2),(5)〜(8)を均一に溶解した後、(1)に
(4)を溶解して添加し、次いで(3)を加えて増粘させる。
【0059】 [実施例8] 水中油型乳剤型軟膏 (1)白色ワセリン 25.0(重量%) (2)ステアリルアルコール 25.0 (3)グリセリン 12.0 (4)ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (6)クマザサ葉抽出物 0.5 (7)精製水 33.4 (8)セイヨウヤマハッカ葉抽出物 1.0 (9)シナノキ葉抽出物 1.0 (10)ボタンピ抽出物 1.0 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,加熱して均一に溶解
し、75℃とする。一方、(5)〜(7)の水相成分を混合,
加熱して75℃とする。この水相成分に前記油相成分を
撹拌しながら徐々に添加して乳化し、冷却した後、40
℃にて(8)〜(10)を添加,混合する。
【0060】 [実施例9] 油中水型エモリエントクリーム (1)流動パラフィン 30.00(重量%) (2)マイクロクリスタリンワックス 2.00 (3)ワセリン 5.00 (4)ジグリセリルジオレイン酸エステル 5.00 (5)L-グルタミン酸ナトリウム 1.60 (6)L-セリン 0.40 (7)グリセリン 3.00 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (9)カンゾウ抽出物 0.02 (10)トウキンセンカ花抽出物 0.20 (11)リュウタン抽出物 0.02 (12)精製水 52.56 (13)香料 0.10 製法:(5),(6)を(12)の一部に溶解して50℃とし、あ
らかじめ50℃に加温した(4)に撹拌しながら徐々に添
加する。これをあらかじめ混合し、70℃に加熱溶解し
た(1)〜(3)に均一に分散する。これに、(7)〜(11)を(1
2)の残部に添加し、70℃に加熱したものを撹拌しなが
ら加え、ホモミキサーにて乳化する。冷却後、40℃に
て(13)を添加,混合する。
【0061】 [実施例10] メイクアップベースクリーム (1)ステアリン酸 12.00(重量%) (2)セタノール 2.00 (3)グリセリルトリ2-エチルヘキサン酸エステル 2.50 (4)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸 2.00 エステル (5)1,3-ブチレングリコール 10.00 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (7)シラカンバ樹皮抽出物 0.05 (8)スイカズラ花抽出物 0.20 (9)グリチルリチン酸ジカリウム 0.02 (10)水酸化カリウム 0.30 (11)精製水 68.23 (12)酸化チタン 2.00 (13)ベンガラ 0.40 (14)黄酸化鉄 0.10 (15)香料 0.10 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,溶解して75℃とす
る。一方、(5)〜(10)を(11)に加えて混合,加熱溶解
し、これに(12)〜(14)の顔料成分を添加してホモミキサ
ーにて均一に分散して75℃とする。次いで、この水相
成分に前記油相成分を添加してホモミキサーにて均一に
乳化し、冷却後40℃にて(15)を添加,混合する。
【0062】 [実施例11] 乳液状ファンデーション (1)ステアリン酸 2.00(重量%) (2)スクワラン 5.00 (3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.00 (4)セタノール 1.00 (5)デカグリセリルモノイソパルミチン酸エステル 9.00 (6)1,3-ブチレンクリコール 6.00 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (8)水酸化カリウム 0.08 (9)精製水 53.00 (10)酸化チタン 9.00 (11)タルク 7.40 (12)ベンガラ 0.50 (13)黄酸化鉄 1.10 (14)黒酸化鉄 0.10 (15)ブドウ葉抽出物 0.05 (16)サルビア葉抽出物 0.02 (17)タイソウ抽出物 0.50 (18)香料 0.15 製法:(1)〜(5)の油相成分を混合,溶解して75℃とす
る。一方、(6)〜(9)の水相成分を混合,加熱溶解し、こ
れに(10)〜(14)の顔料成分を添加してホモミキサーにて
均一に分散して75℃とする。次いで、この水相成分に
前記油相成分を添加してホモミキサーにて均一に乳化
し、冷却後40℃にて(15)〜(18)を添加,混合する。
【0063】 [実施例12] ハンドクリーム (1)セタノール 4.00(重量%) (2)ワセリン 2.00 (3)流動パラフィン 10.00 (4)グリセリルモノステアリン酸エステル 1.50 (5)ポリオキシエチレン(60E.O.)グリセリル 2.50 イソステアリン酸エステル (6)酢酸トコフェロール 0.25 (7)グリセリン 20.00 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (9)ヨモギ葉抽出物 0.25 (10)ホップ抽出物 0.01 (11)エンメイソウ抽出物 0.01 (12)シャクヤク50容量%エタノール抽出物 0.02 (13)精製水 59.36 製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,溶解して75℃とす
る。一方、(7)〜(12)を(13)に加えて混合,溶解し、7
5℃とする。次いで、この水相成分に前記油相成分を添
加してホモミキサーにて均一に乳化し、冷却する。
【0064】 [実施例13] 飲料 (1)シソ葉抽出物 2.00(重量%) (2)ホップ抽出物 1.00 (3)タイソウ抽出物 0.25 (4)香料 0.10 (5)クエン酸 0.70 (6)ブドウ糖 6.00 (7)精製水 89.95 製法:(1)〜(4)を混合,溶解し、(5),(6)とともに(7)
に加えて混合,溶解してろ過し、加熱殺菌後、瓶に充填
する。
【0065】 [実施例14] 飲料 (1)カンゾウ抽出物 0.100(重量%) (2)シャクヤク抽出物 0.020 (3)サンシシ抽出物 0.100 (4)ギンセノシド Ra1 0.001 (5)香料 0.100 (6)エタノール 0.500 (7)クエン酸 0.700 (8)還元麦芽糖水飴 6.000 (9)精製水 92.479 製法:(1)〜(5)を(6)に溶解し、(7),(8)とともに(9)に
加えて混合,溶解してろ過し、加熱殺菌後、瓶に充填す
る。
【0066】 [実施例15] 顆粒状食品 (1)セイヨウヤマハッカ葉抽出物 3.00(重量%) (2)レンギョウ抽出物 0.50 (3)サルビア葉抽出物 0.20 (4)オウゴン抽出物 0.01 (5)カンゾウ熱水抽出物 0.02 (6)クエン酸 2.50 (7)粉糖 56.37 (8)アスコルビン酸 1.00 (9)香料 0.10 (10)乳糖 36.30 製法:(1)〜(10)を混合し、80容量%エタノール水溶
液を適量加え、押出し造粒を行った後、乾燥する。
【0067】 [実施例16] 錠剤型食品 (1)チョウジ抽出物 0.05(重量%) (2)エンメイソウ抽出物 0.02 (3)シャクヤク抽出物 0.01 (4)リュウタン抽出物 0.01 (5)クエン酸 4.00 (6)粉糖 50.00 (7)乳糖 42.80 (8)サフラワーイエロー 0.01 (9)香料 0.10 (10)ショ糖脂肪酸エステル 3.00 製法:(1)〜(8)の混合物に80容量%エタノール水溶液
を適量加えて造粒を行った後に乾燥する。次いで(9),
(10)を加えて打錠成型する。
【0068】上記した本発明の実施例のうち実施例1に
ついて、アトピー様皮膚症状を発症させたNCマウスを
用い、前記皮膚症状の改善効果を評価した。その際、実
施例1においてレンギョウ抽出物及びグリチルリチン酸
ジカリウムを精製水に代替したものを比較例1、キナ抽
出物及びグリチルリチン酸ジカリウムを精製水に代替し
たものを比較例2、キナ抽出物及びレンギョウ抽出物を
精製水に代替したものを比較例3とし、キナ抽出物,レ
ンギョウ抽出物及びグリチルリチン酸ジカリウムのすべ
てを精製水に代替したものを対照とした。評価は、4週
齢のNCマウス5匹を1群として行った。これらの腹部
に10(w/v)%のジニトロクロロベンゼンを含むアセト
ン溶液20μlを塗布し、4日後に耳介部に0.2(w/
v)%のジニトロクロロベンゼンを含むアセトン溶液10
μlを塗布し、以降は1週間おきに3回耳介部に0.2
(w/v)%のジニトロクロロベンゼンを含むアセトン溶液
10μlを塗布してアトピー様皮膚症状を誘導し、さら
にアトピー性皮膚炎患者より単離したエンテロトキシン
産生性黄色ブドウ球菌に感染させて、皮膚症状を増悪さ
せた。その後、実施例1,比較例1〜比較例3及び対照
のそれぞれを、各群に0.1mlずつ1日2回皮膚全体
に塗布し、塗布開始後、2日おきに皮膚症状の観察を行
った。
【0069】アトピー様皮膚症状として、紅斑,浮腫,
肌荒れ,びらん,引っ掻き行動についてそれぞれ「認め
られない;0点」,「微妙に認められる;1点」,「少
し認められる;2点」,「明確に認められる;3点」,
「顕著に認められる;4点」の5段階にて評価,点数化
し、その合計値を算出して5匹のマウスの平均値を求め
た。結果は、皮膚症状の評価点合計の平均値と試料塗布
開始後の経過日数との関係により、図1に示した。
【0070】図1より明らかなように、対照群(5)で
は試験期間中、持続して各皮膚症状が顕著に認められて
いた。これに対し、実施例1塗布群(1)では塗布開始
後6日後より皮膚症状の評価点合計の平均値は低下しは
じめ、18日後には5点まで低下し、各皮膚症状が顕著
に軽減されたことが認められた。これに対し、各比較例
塗布群(2〜4)では皮膚症状の評価点合計の平均値の
低下はわずかで、アトピー様皮膚症状の軽減はわずかに
認められただけであった。
【0071】続いて、本発明の実施例1,実施例3,実
施例5,実施例7,実施例8及び実施例13〜実施例1
6について、強度の皮膚掻痒感を訴える患者による使用
試験を行った。その際、実施例1以外の各実施例につい
て、表3に示すように配合成分の代替を行い、それぞれ
比較例4〜比較例11として、上記比較例1とともに同
時に試験に供した。
【0072】
【表3】
【0073】使用試験は、強度の皮膚掻痒感を訴え、さ
らに顕著な皮膚の乾燥及び肌荒れ症状を呈するアトピー
性皮膚炎,老人性乾皮症及び人工透析患者より選んだ2
0名を1群とし、各群にそれぞれブラインドにて実施例
及び比較例を1日2回ずつ、1カ月間塗布又は摂取させ
て行い、皮膚掻痒感,皮膚の乾燥及び肌荒れ症状につい
て表4の評価基準に従って評価,点数化させ、20名の
平均値を算出した。結果は表5に示した。
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】表5より明らかなように、本発明の各実施
例使用群では掻痒感,皮膚の乾燥症状及び肌荒れのすべ
てにおいてほぼ良好な改善が認められていた。これに対
し、ケミカルメディエイター遊離抑制剤,黄色ブドウ球
菌エンテロトキシン産生抑制剤及び抗炎症剤のうち1種
又は2種のみ含有する各比較例使用群では、前記項目に
ついて悪化傾向の見られたパネラーはほとんど存在しな
かったものの、それぞれ対応する実施例使用群に比べ
て、掻痒感等各症状の改善の程度は小さいものであっ
た。
【0077】なお、本発明の実施例1〜実施例12につ
いては、室温で6カ月間保存した場合に状態の変化は認
められず、男性パネラー30名による48時間の背部閉
塞貼付試験において、皮膚刺激性反応は認められなかっ
た。また、実施例13〜実施例16についても、室温で
3カ月間保存した場合に状態の変化は認められず、経口
毒性等も全く認められなかった。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、抗
痒み効果に優れ、アトピー性皮膚炎,老人性乾皮症,人
工透析患者等における皮膚の強い掻痒感及び皮膚炎症の
緩和に有効で、さらに連用しても副作用がなく、安全性
にも優れる皮膚外用剤並びに食品を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のアトピー様皮膚症状改善効
果を、比較例及び対照と対比して示す図である。
【符号の説明】
1 実施例1塗布群 2 比較例1塗布群 3 比較例2塗布群 4 比較例3塗布群 5 対照群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 N R 7/021 7/021 35/78 C 35/78 D H J K Q T U W A61P 17/00 A61P 17/00 17/04 17/04 29/00 29/00 43/00 121 43/00 121 A23L 2/00 F (72)発明者 片田 順規 滋賀県八日市市岡田町字野上112−1 株 式会社ノエビア滋賀研究所内 Fターム(参考) 4B017 LC03 LE10 LG15 LP01 4B018 LB08 LE01 LE02 LE05 MD61 ME14 MF01 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB232 AB242 AB432 AC012 AC022 AC072 AC102 AC112 AC122 AC242 AC352 AC422 AC432 AC442 AC482 AC582 AC682 AC782 AC792 AD092 AD152 AD512 AD532 AD662 BB51 CC02 CC04 CC05 CC12 DD23 DD27 DD31 DD32 DD33 DD41 EE06 EE12 EE13 FF01 FF05 4C084 AA20 MA02 MA52 MA63 NA14 ZA891 ZB112 ZB132 ZC372 ZC521 ZC751 4C088 AB12 AB14 AB25 AB26 AB34 AB38 AB47 AB51 AB56 AB57 AB58 AB59 AB60 AB62 AB64 AB66 AB76 AB77 AC02 AC03 AC04 AC05 AC06 AC11 BA09 BA10 CA05 CA06 CA07 MA02 MA08 MA52 MA63 NA14 ZA89 ZB11 ZB13 ZC37 ZC52 ZC75

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケミカルメディエイター遊離抑制剤の1
    種又は2種以上と、黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産
    生抑制剤の1種又は2種以上と、抗炎症剤の1種又は2
    種以上とを含有して成る、抗痒み効果に優れる皮膚外用
    剤。
  2. 【請求項2】 ケミカルメディエイター遊離抑制剤の1
    種又は2種以上が、アセンヤク(Gambir),ペグアセン
    ヤク(Pegu Catechu),サンショウ(Zanthoxyli Fruct
    us),チョウジ(Caryophylli Flos),エイジツ(Rosa
    e Fructus),キナ(Cinchonae Cortex),カンゾウ(G
    lycyrrhizae Radix),ビワ(Eriobotrya japonica Lin
    dl.),ユキノシタ(Saxifraga stolonifera Meerbur
    g),ワレモコウ(Sanguisorba officinalis L.),ブ
    ドウ(Vitis vinifera L.),カバノキ(Betula)属に
    属する植物,シソ(Perilla)属に属する植物,ヨモギ
    Artemisia)属に属する植物,ボタン(Paeonia)属に
    属する植物,セイヨウヤマハッカ(Melissa)属に属す
    る植物,ジュズダマ(Coix)属に属する植物,シナノキ
    Tilia)属に属する植物及びドクダミ科(Saururacea
    e)に属する植物の各抽出物より選択されることを特徴
    とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑
    制剤の1種又は2種以上が、ホップ(Lupuli Strobilu
    s),レンギョウ(Forsythiae Fructus),サンシシ(G
    ardeniae Fructus),エンメイソウ(Isodonis Herb
    a),トウキンセンカ(Calendula officinalis L.),
    キンセンカ(Calendula arvensis L.),スイカズラ(L
    onicera japonica Thunb.),ウグイスカグラ(Lonicer
    a gracilipes Miq. var. glabra Miq.),サルビア(Sa
    lvia officinalis L.),クマザサ(Sasa veitchii Reh
    d.),イラクサ(Urtica)属に属する植物及びムカゴイ
    ラクサ(Laportea)属に属する植物の各抽出物より選択
    されることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載
    の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 ケミカルメディエイター遊離抑制剤の1
    種又は2種以上と、黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産
    生抑制剤の1種又は2種以上と、抗炎症剤の1種又は2
    種以上とを含有して成る、抗痒み効果に優れる食品。
  5. 【請求項5】 ケミカルメディエイター遊離抑制剤の1
    種又は2種以上が、アセンヤク(Gambir),ペグアセン
    ヤク(Pegu Catechu),サンショウ(Zanthoxyli Fruct
    us),チョウジ(Caryophylli Flos),エイジツ(Rosa
    e Fructus),キナ(Cinchonae Cortex),カンゾウ(G
    lycyrrhizae Radix),ビワ(Eriobotrya japonica Lin
    dl.),ユキノシタ(Saxifraga stolonifera Meerbur
    g),ワレモコウ(Sanguisorba officinalis L.),ブ
    ドウ(Vitis vinifera L.),カバノキ(Betula)属に
    属する植物,シソ(Perilla)属に属する植物,ヨモギ
    Artemisia)属に属する植物,ボタン(Paeonia)属に
    属する植物,セイヨウヤマハッカ(Melissa)属に属す
    る植物,ジュズダマ(Coix)属に属する植物,シナノキ
    Tilia)属に属する植物及びドクダミ科(Saururacea
    e)に属する植物の各抽出物より選択されることを特徴
    とする、請求項4に記載の食品。
  6. 【請求項6】 黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑
    制剤の1種又は2種以上が、ホップ(Lupuli Strobilu
    s),レンギョウ(Forsythiae Fructus),サンシシ(G
    ardeniae Fructus),エンメイソウ(Isodonis Herb
    a),トウキンセンカ(Calendula officinalis L.),
    キンセンカ(Calendula arvensis L.),スイカズラ(L
    onicera japonica Thunb.),ウグイスカグラ(Lonicer
    a gracilipes Miq. var. glabra Miq.),サルビア(Sa
    lvia officinalis L.),クマザサ(Sasa veitchii Reh
    d.),イラクサ(Urtica)属に属する植物及びムカゴイ
    ラクサ(Laportea)属に属する植物の各抽出物より選択
    されることを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載
    の食品。
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