JP2005350116A - 梱包体 - Google Patents

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美智代 竹本
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Abstract

【課題】略矩形体状の収容空間を有する外装体に円盤状の被梱包物を梱包補助体とともに収容して梱包する梱包体において、被梱包物の破損を防止可能とした梱包体を提供する。
【解決手段】外装箱10に収容される梱包補助体20を、収容空間を複数の単位収容空間に区分する複数の略矩形形状の仕切り板23と、この仕切り板23の下側に装着して被梱包物Bを下方から支持する第1の傾斜板21と第2の傾斜板22とで構成し、仕切り板23の底辺には、第1の傾斜板21を挿入する第1挿入溝の第1挿入口と、前記第2の傾斜板22を挿入する第2挿入溝の第2挿入口とを設け、第1の傾斜板21及び第2の傾斜板22を第1挿入溝及び第2挿入溝にそれぞれ挿入して仕切り板23に下方に向けて先窄み状に装着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、所要の製品を梱包して搬送する際に使用する梱包体に関するものである。
従来、半導体部品等のような小型の製品を搬送する場合には所要のケースに収容して搬送するが、このようなケースの一形態として、一方向に伸延したテープ状の基体に所定間隔で収容凹部を設けたテープ型ケースが知られており、このテープ型ケースの収容凹部に製品を収容し、基体に閉塞用テープを重合して着設することにより製品を梱包し、その後、テープ型ケースを搬送用リールに巻回して搬送するようにしている。
搬送用リールは、両端にそれぞれ略同一な大きさの第1フランジと第2フランジを突設した略円筒状の軸芯材で構成しており、この軸芯材に巻回したテープ型ケースを第1フランジ及び第2フランジで保護するようにしている。
このように搬送用リールに巻回することによって円盤状としたテープ型ケースは、段ボール箱などの外装体に収容して搬送するが、外装体の内部には搬送用リールを支持可能とした梱包補助体を設け、この梱包補助体を介して円盤状としたテープ型ケースを安定的に保持するようにしている。
すなわち、梱包補助体は山折り状態として外装体に挿入可能とした段ボール板で構成し、梱包補助体の稜線方向にそって所定間隔で搬送用リールを挿入可能としたスリットを複数設け、この各スリットに搬送用リールをそれぞれ挿入して支持可能としている(例えば、特許文献1参照。)。
このような梱包補助体では、スリット間に設けられる空間の分だけ搬送用リール、すなわちテープ型ケースを収容するための容積が少なくなるために、昨今では、図9及び図10に示すように、複数の搬送用リールbを重合して筒形状とした収容カートリッジ100からなる梱包補助体に収容し、さらにこの収容カートリッジ100を複数重合して外装体に収容して搬送するようにして、所定容積の外装体にできるだけ多くのテープ型ケースを収容可能としている。
この収容カートリッジ100は段ボール製または厚紙製の矩形筒状体であって、この矩形筒状体内に複数重合した搬送用リールbを収容することにより一括りとするようにしており、特に、図9及び図10に示すように、収容カートリッジ100において搬送用リールbの第1フランジ及び第2フランジと当接する第1周壁101及び第2周壁102との間には、収容カートリッジに収容した搬送用リールを支持する第1支持壁201と第2支持壁202を架設して、この第1支持壁201及び第2支持壁202を収容カートリッジ100の底としている。
特開平11−100090号公報
しかしながら、上記した収容カートリッジを用いた梱包体では、複数の搬送用リールを第1支持壁及び第2支持壁とで支持しており、搬送用リールを収容した梱包体を手荒く扱ったり、あるいは誤って梱包体を落下させてしまったりした場合には、梱包体内の搬送用リールの慣性によって第1支持壁及び第2支持壁に大きな力が作用して、図11に示すように第1支持壁201及び第2支持壁202が破損し、第1支持壁201及び第2支持壁202による緩衝能力がなくなるおそれがあった。
そのため、搬送用リールbが外装体に直接的に当接折することとなって、搬送用リールbに比較的大きな衝撃が加わりやすくなり、この衝撃によって搬送用リールbの第1フランジb-1及び/または第2フランジ(図示せず)が破損するおそれがあった。
このようにして搬送用リールが破損した場合には、その搬送用リールに巻回したテープ型ケース内の製品に異常が生じていないと保証することが困難となるために、その搬送リール単位で不良品として扱われ、良品選別を要求されたり、返品されたりする場合があった。
このような現状に鑑み、本発明者らは、搬送用リールなどの被梱包物の破損を生じさせない梱包体の開発を行って本発明を成すに至ったものである。特に、単に搬送用リールの破損を生じさせないだけでなく、梱包体のコスト低減も図るように開発を行っているものである。
本発明の梱包体では、略矩形体状の収容空間を有する外装体に円盤状の被梱包物を梱包補助体とともに収容して梱包する梱包体において、梱包補助体は、収容空間を複数の単位収容空間に区分する複数の略矩形形状の仕切り板と、この仕切り板の下側に装着して被梱包物を下方から支持する第1の傾斜板と第2の傾斜板とで構成し、仕切り板の底辺には、第1の傾斜板を挿入する第1挿入溝の第1挿入口と、第2の傾斜板を挿入する第2挿入溝の第2挿入口とを設け、第1の傾斜板及び第2の傾斜板を第1挿入溝及び第2挿入溝にそれぞれ挿入して仕切り板に下方に向けて先窄み状に装着することとした。
さらに、以下の点にも特徴を有するものである。すなわち、
(1)第1挿入溝と第2挿入溝は、第1挿入口及び第2挿入口から上方に向けて互いに離隔させながら伸延させて設けるとともに、第1挿入溝に挿入する第1の傾斜板には、第1挿入溝への挿入位置に仕切り板と係合する第1係合溝を設け、第2挿入溝に挿入する第2の傾斜板には、第2挿入溝への挿入位置に仕切り板と係合する第2係合溝を設けたこと。
(2)第1の傾斜板と第2の傾斜板は、連続した凹凸形状を有する波板形状の中芯材を薄板材に接合して形成した合成板材であって、凹凸形状の連続する方向に沿って第1係合溝及び第2係合溝を設けたこと。
(3)第1の傾斜板及び第2の傾斜板は、三つ折りすることにより第1支持部と傾斜部と第2支持部を有する門型状となるように構成するとともに、第1支持部の幅寸法を第2支持部の幅寸法よりも大きくすることにより傾斜部が傾斜状態となるようにして、第1挿入溝と第2挿入溝にそれぞれ挿入可能としたこと。
(4)第1の傾斜板と第2の傾斜板は、連続した凹凸形状を有する波板形状の中芯材を薄板材に接合して形成した合成板材であって、凹凸形状の連続する方向に沿って第1支持部と傾斜部と第2支持部とを連設したこと。
請求項1記載の発明によれば、略矩形体状の収容空間を有する外装体に円盤状の被梱包物を梱包補助体とともに収容して梱包する梱包体において、梱包補助体は、収容空間を複数の単位収容空間に区分する複数の略矩形形状の仕切り板と、この仕切り板の下側に装着して被梱包物を下方から支持する第1の傾斜板と第2の傾斜板とで構成し、仕切り板の底辺には、第1の傾斜板を挿入する第1挿入溝の第1挿入口と、第2の傾斜板を挿入する第2挿入溝の第2挿入口とを設け、第1の傾斜板及び第2の傾斜板を第1挿入溝及び第2挿入溝にそれぞれ挿入して仕切り板に下方に向けて先窄み状に装着することによって、被梱包物を収容した梱包体を移動させた際における被梱包物の慣性に基づいて、被梱包物を支持している梱包補助体に作用する力(以下において「慣性力」という)が発生した場合に、この慣性力を拡散させて梱包補助体が破損することを防止できる。したがって、梱包補助体による緩衝機能が消失することを防止でき、被梱包物に破損が生じることを防止できる。
しかも、梱包補助体は、梱包体に収容した場合に面同士が重合する状態となることがないので、梱包補助体の構成材料の使用量を低減することができ、低コスト化及び梱包体自体の軽量化を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、第1挿入溝と第2挿入溝は、第1挿入口及び第2挿入口から上方に向けて互いに離隔させながら伸延させて設けたことによって、仕切り板に装着した第1の傾斜板と第2の傾斜板とにより下方に向けて先窄み状とした受け面を構成することができ、しかも第1の傾斜板及び第2の傾斜板は仕切り板と係合しているだけであるので仕切り板に対して変位可能であるので、慣性力が第1の傾斜板及び第2の傾斜板に作用した場合には、仕切り板に対して第1の傾斜板及び第2の傾斜板が変位することによっても慣性力を拡散させることができるので、第1の傾斜板及び第2の傾斜板の破損を確実に防止できる。
しかも、第1の傾斜板及び第2の傾斜板が仕切り板に対して変位する場合には、第1の傾斜板及び第2の傾斜板が第1挿入溝及び第2挿入溝に沿って下方にスライドするだけであるので、受け面の構造は変化することがなく、被梱包物を確実に支持して被梱包物に破損が生じることを防止できる。
さらに、第1挿入溝に挿入する第1の傾斜板には、第1挿入溝への挿入位置に仕切り板と係合する第1係合溝を設け、第2挿入溝に挿入する第2の傾斜板には、第2挿入溝への挿入位置に仕切り板と係合する第2係合溝を設けて、第1の傾斜板及び第2の傾斜板とを仕切り板に傾斜状態に装着するように構成したことによって、仕切り板と第1の傾斜板と第2の傾斜板とによる梱包補助体の組み立てを極めて容易に行うことができ、短時間での梱包作業が可能な梱包体を提供できる。
請求項3記載の発明によれば、第1の傾斜板と第2の傾斜板は、連続した凹凸形状を有する波板形状の中芯材を薄板材に接合して形成した合成板材であって、凹凸形状の連続する方向に沿って第1係合溝及び第2係合溝を設けたことによって、第1の傾斜板及び第2の傾斜板では第1係合溝及び第2係合溝の伸延方向に沿って若干の可撓性を有するので、慣性力が第1の傾斜板及び第2の傾斜板に作用した場合には、第1の傾斜板及び第2の傾斜板が円盤状の被梱包物の形状に沿って撓むこととなり、被梱包物と第1の傾斜板及び被梱包物と第2の傾斜板の接触面積が増大することによって被梱包物に過度の力が作用することを防止できるので、被梱包物に破損が生じることを防止できる。
請求項4記載の発明によれば、第1の傾斜板及び第2の傾斜板は、三つ折りすることにより第1支持部と傾斜部と第2支持部を有する門型状となるように構成するとともに、第1支持部の幅寸法を第2支持部の幅寸法よりも大きくすることにより傾斜部が傾斜状態となるようにして、第1挿入溝と第2挿入溝にそれぞれ挿入可能としたことによって、第1の傾斜板及び第2の傾斜板による耐荷重を大きくすることができ、比較的重量の大きい被梱包物を収容しても梱包補助体が破損することを防止できる。
請求項5記載の発明によれば、第1の傾斜板と第2の傾斜板は、連続した凹凸形状を有する波板形状の中芯材を薄板材に接合して形成した合成板材であって、凹凸形状の連続する方向に沿って第1支持部と傾斜部と第2支持部とを連設したことによって、第1の傾斜板の傾斜部及び第2の傾斜板の傾斜部は、それぞれ第1支持部と傾斜部と第2支持部との連設方向に沿って若干の可撓性を有するので、慣性力が第1の傾斜板の傾斜部及び第2の傾斜板の傾斜部に作用した場合には、第1の傾斜板の傾斜部及び第2の傾斜板の傾斜部が円盤状の被梱包物に沿って撓むこととなり、被梱包物と第1の傾斜板の傾斜部及び被梱包物と第2の傾斜板の傾斜部との接触面積が増大することによって被梱包物に過度の力が作用することを防止できるので、被梱包物に破損が生じることを防止できる。
本発明の梱包体は、略矩形体状の収容空間を有する外装体に円盤状の被梱包物を梱包補助体とともに収容して梱包する梱包体であって、梱包補助体は梱包体の収容空間を複数の単位収容空間に区分して、各単位収容空間にそれぞれ所定数の被梱包物を収容するようにするとともに、収容空間を複数の単位収容空間に区分している仕切り板の下側に第1の傾斜板と第2の傾斜板を装着して、この第1の傾斜板と第2の傾斜板とによって被梱包物を下方から安定的に支持し、被梱包物に破損が生じることを防止するようにしている。
以下において、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。以下において、被梱包物はテープ型ケースを巻回した搬送用リールとして説明するが、被梱包物は搬送用リールに限定するものではなく、円盤状となった被梱包物であれば何であってもよい。
図1は本発明の第1実施形態の梱包体Aの斜視図であって、梱包体Aは、複数個の搬送用リールBを収容可能とした略矩形体の段ボール箱からなる外装箱10と、この外装箱10内に収容して搬送用リールBを支持する梱包補助体20とで構成している。図1中、30は外装箱10の底部開口及び上部開口を閉塞するために使用している粘着テープである。図示していないが、搬送用リールBを収容した梱包体Aの内部には所要の位置に適宜の緩衝部材を収容してもよいし、さらには除湿剤を収容してもよい。
外装箱10は、略矩形体状の収容空間を有するように形成されていればよく、かつ、所要の耐荷重を有していればよい。
梱包補助体20は、外装箱10の収容空間を複数の単位収容空間に区分する複数の略矩形形状の仕切り板23と、この仕切り板23の下側に装着して搬送用リールBを下方から支持する第1傾斜板21と第2傾斜板22とで構成している。
仕切り板23は、外装箱10の周面壁の一つと略同一の大きさとした略矩形形状としており、この仕切り板23を外装箱10の収容空間に挿入することによって収容空間を複数の単位収容空間に区分するとともに、梱包体Aの内部支持壁として梱包体Aの耐荷重を向上させるようにしている。
特に、仕切り板23は、図2の一部切欠正面図に示すように、連続した凹凸形状を有する波板形状の中芯材41を薄板材42に接合して形成した合成板材である段ボール材で構成しており、凹凸形状の連続する方向が収容空間の左右方向となるように仕切り板23を構成することによって、仕切り板23の上下方向における耐荷重を大きくして、仕切り板23の内部支持壁としての機能を向上させている。
仕切り板23の底辺23aには、第1傾斜板21を挿入する第1挿入溝24の第1挿入口26と、第2傾斜板22を挿入する第2挿入溝25の第2挿入口27とを設けている。
第1挿入溝24及び第2挿入溝25は、第1傾斜板21及び第2傾斜板22の板厚寸法と略同一の溝幅寸法として刻設し、しかも、第1挿入口26及び第2挿入口27から上方に向けて互いに離隔させながら伸延させて設けている。
この第1挿入溝24及び第2挿入溝25に第1傾斜板21及び第2傾斜板22をそれぞれ挿入することによって、第1傾斜板21及び第2傾斜板22を仕切り板23に傾斜状態に装着して、下方に向けて先窄み状とした搬送用リールBの受け面を形成している。
第1傾斜板21及び第2傾斜板22は、図3の一部切欠正面図に示すように矩形形状とした板体であって、特に、連続した凹凸形状を有する波板形状の中芯材43を薄板材44に接合して形成した合成板材である段ボール材で構成している。第2傾斜板22は第1傾斜板21と同一であればよく、第2傾斜板22の図示は省略している。
第1傾斜板21には、仕切り板23の第1挿入溝24への挿入位置部分に仕切り板23と係合する第1係合溝28を設け、第2傾斜板22にも、仕切り板23の第2挿入溝25への挿入位置部分に仕切り板23と係合する第2係合溝(図示せず)を設けている。この第1係合溝28及び第2係合溝の配設間隔は仕切り板23の配設間隔となっている。
さらに、第1係合溝28及び第2係合溝は、図3に示すように、中芯材43と薄板材44とで構成した第1傾斜板21及び第2傾斜板22の中芯材43にける凹凸形状の連続する方向に沿って設けている。しかも、第1係合溝28及び第2係合溝は、仕切り板23の板厚寸法と略同一の溝幅寸法として刻設している。
上記したように構成した仕切り板23と第1傾斜板21と第2傾斜板22とを組み立てて梱包補助体20を形成する場合には、図4に示すように、まず第1傾斜板21の1つの第1係合溝28と、1枚の仕切り板23の第1挿入溝24とを互いに突き合わせながら仕切り板23の第1挿入溝24に第1傾斜板21を挿入するとともに、第1傾斜板21の第1係合溝28に仕切り板23を挿入して係合させ、次いで、図5に示すように、引き続いて第1傾斜板21の残りの第1係合溝28にもそれぞれ仕切り板23を挿入して係合させる。
次いで、図6に示すように、各仕切り板23の第2挿入溝25と、第2傾斜板22の各第2係合溝とをそれぞれ互いに突き合わせながら仕切り板23の第2挿入溝25に第2傾斜板22を挿入して梱包補助体20を組み立てている。
このようにして組み立てや梱包補助体20を外装箱10の収容空間に収容することによって仕切り板23で収容空間を複数の単位収容空間に区分し、各単位収容空間内に所定数の搬送用リールBを収容するようにしている。
梱包補助体20を仕切り板23と第1傾斜板21と第2傾斜板22とを組み立てて形成する場合に、上記したように仕切り板23と第1傾斜板21、及び仕切り板23と第2傾斜板22とは互いに直行するように構成して、仕切り板23と第1傾斜板21、及び仕切り板23と第2傾斜板22、さらには第1傾斜板21と第2傾斜板22とが互いの平面部分で接触しないようにするとともに、外装箱10の内周面とも仕切り板23、第1傾斜板21、第2傾斜板22が平面部分で接触しないようにしているので、平面部分で重合することによる余分な材料が必要となることを防止でき、必要最低限の段ボール材などの材料で梱包補助体20を形成できる。したがって、材料費を削減してコストの低減を図ることができるとともに、軽量化を図ることができる。
また、図7に示すように、第1傾斜板21と第2傾斜板22は仕切り板23の下側に傾斜状態に装着して、下方に向けて先窄み状となった受け面を構成していることによって、第1傾斜板21及び第2傾斜板22に慣性力が作用した場合に、この慣性力を第1傾斜板21及び第2傾斜板22の傾斜方向に分散させて拡散させることができるので、第1傾斜板21及び第2傾斜板22が破損することを防止できる。
しかも、第1傾斜板21と第2傾斜板22は仕切り板23に係合させて装着していることによって、慣性力が第1傾斜板21及び第2傾斜板22に作用した場合には、第1傾斜板21及び第2傾斜板22が仕切り板23に対して変位することによっても第1傾斜板21及び第2傾斜板22に作用した慣性力を拡散させることができるので、第1傾斜板21及び第2傾斜板22の破損、及び仕切り板23の破損を確実に防止できる。
特に、第1傾斜板21及び第2傾斜板22は、仕切り板23に下方から傾斜状態に装着しているので、慣性力に基づいて第1傾斜板21及び第2傾斜板22に変位が生じた際には、第1傾斜板21及び第2傾斜板22は第1挿入溝24及び第2挿入溝25に沿って下方にスライドするだけであるので、下方に向けて先窄み状となった受け面の構造が変化することがなく、被梱包物を第1傾斜板21及び第2傾斜板22で確実に支持して被梱包物に破損が生じることを防止できる。
そのうえ、第1傾斜板21及び第2傾斜板22では、中芯材43にける凹凸形状の連続する方向に沿って第1係合溝28及び第2係合溝設けているので、第1傾斜板21及び第2傾斜板22に大きな慣性力が作用した場合には、第1傾斜板21及び第2傾斜板22が搬送用リールBの外周形状に略沿わせて撓む変形を生じさせることができ、この撓み変形によって搬送用リールBと第1傾斜板21、及び搬送用リールBと第2傾斜板22の接触面積が増大することによって搬送用リールBに過度の力が作用することを防止できるので、搬送用リールBに破損が生じることを防止できる。
図8は本発明の第2実施形態の梱包補助体20'の斜視図であって、この梱包補助体20'も、外装箱の収容空間を複数の単位収容空間に区分する複数の略矩形形状の仕切り板23'と、この仕切り板23'の下側に装着して搬送用リールBを下方から支持する第1傾斜板21'と第2傾斜板22'とで構成し、外装箱の収容空間に収容可能としている。
特に本実施形態では、第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'は、略矩形形状とした板材を三つ折りすることにより第1支持部51と傾斜部52と第2支持部53を有する門型状となるように構成するとともに、第1支持部51の幅寸法を第2支持部53の幅寸法よりも大きくすることにより傾斜部52が傾斜状態となるようにして、第1傾斜板21'の傾斜部52と第2傾斜板22'の傾斜部52とによって下方に向けて先窄み状とした搬送用リールBの受け面を形成している。
一方、仕切り板23'の下側には、上記したように門型状とした第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'を挿入可能とした第1挿入溝24'及び第2挿入溝25'を設けており、第1挿入溝24'及び第2挿入溝25'に第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'をそれぞれ嵌合させて装着可能としている。
第1傾斜板21'の傾斜部52及び第2傾斜板22'の傾斜部52の第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'の装着部分には、仕切り板23'を挿入可能なスリット(図示せず)を設けておき、このスリットに仕切り板23'を挿入させながら第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'を装着することにより、仕切り板23'の所定位置への装着を容易に行うことができる。
このように、第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'を門型状としたことによって、第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'の耐荷重を大きくすることができ、比較的重量の大きい被梱包物を収容しても梱包補助体が破損することを防止できる。
第1傾斜板21'の第1支持部51と第2支持部53、及び第2傾斜板22'の第1支持部51と第2支持部53は互いに略平行とする場合だけでなく、第1支持部51と第2支持部53とは下方に向けて先広がり状としたり、あるいは先窄み状としたりすることにより、第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'の耐荷重を調整してもよい。
また、第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'は、連続した凹凸形状を有する波板形状の中芯材を薄板材に接合して形成した合成板材である段ボール材で構成しており、凹凸形状の連続する方向に沿って第1支持部51と傾斜部52と第2支持部53とを連設することにより、第1支持部51と傾斜部52との境界部分、及び第2支持部53と傾斜部52との境界部分で第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'をそれぞれ屈曲させる際に容易に屈曲させることができるので、第1傾斜板21'及び第2傾斜板22'を極めて容易に門型状に加工することができる。
しかも、第1傾斜板21'の傾斜部52及び第2傾斜板22'の傾斜部52は、それぞれ第1支持部51と傾斜部52と第2支持部53との連設方向に沿って若干の可撓性を有するので、慣性力が第1傾斜板21'の傾斜部52及び第2傾斜板22'の傾斜部52に作用した場合には、第1傾斜板21'の傾斜部52及び第2傾斜板22'の傾斜部52に、円盤状の搬送用リールBの外周形状に略沿わせて撓む変形を生じさせることができる。
この撓み変形によって搬送用リールBと第1傾斜板21'及び搬送用リールBと第2傾斜板22'の接触面積を増大させることができるので、搬送用リールBに過度の力が作用することを防止でき、搬送用リールBに破損が生じることを防止できる。
上記した第1実施形態の梱包補助体20を用いた梱包体と、従来の収容カートリッジを用いた梱包体とで、搬送用リールBにおける破損の発生状況を比較したところ、梱包体を2mの高さから落下させた場合に、従来の梱包体では20個中1個の搬送用リールにリール割れが生じたのに対し、第1実施形態の梱包補助体ではリール割れの発生がなく、1個にリールの白濁が生じただけであった。
同様にして、2.5mの高さから梱包体を落下させた場合には、従来の梱包体では20個中1個の搬送用リールにリール割れが生じ、7個にリールの白濁が生じ、2個にリールの曲がりが生じたのに対し、第1実施形態の梱包補助体ではリール割れの発生がなく、1個にリールの白濁が生じ、1個にリールヒビが生じただけであり、第1実施形態の梱包体の方が、従来の梱包体よりも搬送用リールの損傷を確実に防止できることが確認された。
また、従来の梱包体では、隣り合った収容カートリッジが互いに重合する部分が生じることによって比較的多くの段ボール材を使用しているので、梱包体の材料費が約50円となっているのに対し、第1実施形態の梱包体では梱包補助体に重合部分が生じないように構成したことによって段ボール材の使用量を低減でき、材料費を約15円として製造コストを大幅に削減することができた。
さらに、第1実施形態の梱包体及び第2実施形態の梱包体では、仕切り板に第1傾斜板及び第2傾斜板を挿入して梱包補助体を組み立てることができるので、作業性を損なうことを防止できている。
本発明に係る梱包体の斜視図である。 仕切り板の一部切欠正面図である。 第1傾斜板の一部切欠正面図である。 梱包補助体の組み立て方法の説明図である。 梱包補助体の組み立て方法の説明図である。 梱包補助体の組み立て方法の説明図である。 梱包補助体と搬送用リールとの関係を説明する説明図である。 変容例における梱包補助体の一部切欠斜視図である。 従来の収容カートリッジの説明図である。 従来の収容カートリッジの説明図である。 従来の収容カートリッジの破損形態の説明図である。
符号の説明
A 梱包体
B 搬送用リール
10 外装箱
20,20' 梱包補助体
21,21' 第1傾斜板
22,22' 第2傾斜板
23,23' 仕切り板
23a 底辺
24,24' 第1挿入溝
25,25' 第2挿入溝
26 第1挿入口
27 第2挿入口
28 第1係合溝
30 粘着テープ
41,43 中芯材
42,44 薄板材

Claims (5)

  1. 略矩形体状の収容空間を有する外装体に円盤状の被梱包物を梱包補助体とともに収容して梱包する梱包体において、
    梱包補助体は、前記収容空間を複数の単位収容空間に区分する複数の略矩形形状の仕切り板と、この仕切り板の下側に装着して前記被梱包物を下方から支持する第1の傾斜板と第2の傾斜板とで構成し、
    前記仕切り板の底辺には、前記第1の傾斜板を挿入する第1挿入溝の第1挿入口と、前記第2の傾斜板を挿入する第2挿入溝の第2挿入口とを設け、前記第1の傾斜板及び前記第2の傾斜板を前記第1挿入溝及び前記第2挿入溝にそれぞれ挿入して前記仕切り板に下方に向けて先窄み状に装着したことを特徴とする梱包体。
  2. 前記第1挿入溝と前記第2挿入溝は、前記第1挿入口及び前記第2挿入口から上方に向けて互いに離隔させながら伸延させて設けるとともに、前記第1挿入溝に挿入する第1の傾斜板には、前記第1挿入溝への挿入位置に前記仕切り板と係合する第1係合溝を設け、前記第2挿入溝に挿入する第2の傾斜板には、前記第2挿入溝への挿入位置に前記仕切り板と係合する第2係合溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の梱包体。
  3. 前記第1の傾斜板と前記第2の傾斜板は、連続した凹凸形状を有する波板形状の中芯材を薄板材に接合して形成した合成板材であって、前記凹凸形状の連続する方向に沿って前記第1係合溝及び前記第2係合溝を設けたことを特徴とする請求項2記載の梱包体。
  4. 前記第1の傾斜板及び前記第2の傾斜板は、三つ折りすることにより第1支持部と傾斜部と第2支持部を有する門型状となるように構成するとともに、前記第1支持部の幅寸法を前記第2支持部の幅寸法よりも大きくすることにより前記傾斜部が傾斜状態となるようにして、前記第1挿入溝と前記第2挿入溝にそれぞれ挿入可能としたことを特徴とする請求項1記載の梱包体。
  5. 前記第1の傾斜板と前記第2の傾斜板は、連続した凹凸形状を有する波板形状の中芯材を薄板材に接合して形成した合成板材であって、前記凹凸形状の連続する方向に沿って前記第1支持部と前記傾斜部と前記第2支持部とを連設したことを特徴とする請求項4記載の梱包体。
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