JP2005348903A - 自動血圧制御装置 - Google Patents

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敏彦 小椋
Takayuki Sato
隆幸 佐藤
Fumiyasu Yamazaki
文靖 山▲崎▼
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Abstract

【目的】 非侵襲で生体の血圧値を制御できる血圧制御装置を提供する。
【解決手段】 圧迫状態制御装置98によって、血圧関連値検出装置96によって検出された血圧関連値(たとえば推定最高血圧値 EBPSYS )が目標範囲(たとえば目標血圧値BPM )となるようにその血圧関連値に基づいて生体圧迫装置14の圧迫状態が自動的に変更されることから、生体12内のうち生体圧迫装置14によって圧迫される部位の血液が脳などの生体中枢部へ速やかに供給されるので、非侵襲で生体の血圧が制御される。これにより、たとえば患者の血圧値低下が緩和されて血圧が維持される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、生体の血圧を自動的に制御するための自動血圧制御装置血圧測定装置に関するものである。
生体には本来的に血圧制御メカニズムが備えられている。たとえば、生体の血圧は常時血圧受容器により検知され、脳の血圧制御中枢は、血圧を正常値に維持するために、その血圧受容器により検知された血圧が低くなると脊髄交感神経に指令を出し、交感神経の末端からノルアドレナリンを放出させる。このノルアドレナリンによって心血管が収縮させられるので生体の血圧が高められる。
ところで、上記のような生体に本来備わっている血圧制御メカニズムに代わって或いはそれに併用して、生体の血圧値を制御することが要求される場合がある。たとえば、特許文献1に記載されているように、麻酔薬によって脳の血圧制御中枢の機能も抑制される全身麻酔中の患者がそれである。また、このような要請は、たとえば、上体を起こしたときに急激な血圧低下を生じる血圧自律神経失調の傾向のある寝たきりの患者、除水中に急激な血圧低下を生じる透析中の患者、失血により血圧低下を生じる外傷患者などについても存在する。
特開2004−65529号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている従来の血圧制御装置では、脊髄交感神経に与える電気刺激の頻度を用いて生体の血圧を制御するものであるため、先端部に電極が設けられたカテーテルを脊髄に挿し込む必要があることから、その使用が手術室内等における専門家に限定されていると同時に、患者にも大きな負担を強いるものであり、寝たきりの患者、透析中の患者、外傷患者などに対して簡単に使用できるものではなかった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、非侵襲で生体の血圧値を制御できる血圧制御装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するための請求項1に係る発明の要旨とするところは、生体の血圧を非侵襲で制御するための血圧制御装置であって、(a) 前記生体の血圧値に関連する血圧関連値を周期的に検出する血圧関連値検出装置と、(b) 前記生体の一部を圧迫するために該生体の一部に装着される生体圧迫装置と、(c) 前記血圧関連値検出装置によって検出された血圧関連値が目標値或いは目標範囲内となるように該血圧関連値に基づいて前記生体圧迫装置の圧迫状態を自動的に変更する圧迫状態制御装置とを、含むことにある。
また、請求項2に係る発明の要旨とするところは、前記圧迫状態制御装置は、前記血圧関連値検出装置によって検出された血圧関連値と予め設定された目標値との差が解消されるように前記生体圧迫装置の圧迫状態を調節するものであることにある。
また、請求項3に係る発明の要旨とするところは、前記圧迫状態制御装置は、前記血圧関連値検出装置によって検出された実際の血圧関連値が予め設定された判定値を下回ったか否かを判定する判定手段を備え、その判定手段によって実際の血圧関連値が予め設定された判定値を下回ったと判定されると、前記生体圧迫装置の圧迫圧を増加させるものであることにある。
また、請求項4に係る発明の要旨とするところは、前記圧迫状態制御装置は、前記実際の血圧関連値が予め設定された判定値を上回ると、前記生体圧迫装置の圧迫圧の増加を停止させるものであることにある。
また、請求項5に係る発明の要旨とするところは、前記生体圧迫装置は、前記生体の腹部および下肢の少なくとも一方を圧迫するために該生体の腹部および下肢の少なくとも一方に装着されるものであることにある。
また、請求項6に係る発明の要旨とするところは、前記生体圧迫装置は、前記生体の一部に巻きつけられる巻付帯と、該巻付帯に張力を発生させるために該巻付帯に設けられた張力発生装置とを備えたものであることにある。
また、請求項7に係る発明の要旨とするところは、前記張力発生装置は、長手方向の長さが制御される超弾性合金線材を含むアクチュエータを有するものであることにある。
請求項1に係る発明の血圧制御装置によれば、圧迫状態制御装置によって、血圧関連値検出装置によって検出された血圧関連値が目標値或いは目標範囲内となるように該血圧関連値に基づいて前記生体圧迫装置の圧迫状態が自動的に変更されることから、生体内のうち生体圧迫装置によって圧迫される部位の血液が脳などの生体中枢部へ速やかに供給されるので、非侵襲で生体の血圧が制御される。これにより、たとえば患者の血圧値低下が緩和されて血圧が維持される。
また、請求項2に係る発明によれば、前記圧迫状態制御装置は、前記血圧関連値検出装置によって検出された血圧関連値と予め設定された目標値との差が解消されるように前記生体圧迫装置の圧迫状態を調節するものであるので、生体の血圧が高い精度で制御される。
また、請求項3に係る発明によれば、前記圧迫状態制御装置は、前記血圧関連値検出装置によって検出された実際の血圧関連値が予め設定された判定値を下回ったか否かを判定する判定手段を備え、その判定手段によって実際の血圧関連値が予め設定された判定値を下回ったと判定されると、前記生体圧迫装置の圧迫圧を増加させるものであるので、制御演算を用いることなく生体の血圧が簡単に維持される。
また、請求項4に係る発明によれば、上記圧迫状態制御装置は、前記実際の血圧関連値が予め設定された判定値を上回ると、前記生体圧迫装置の圧迫圧の増加を停止させるものであるので、生体の血圧が不要に上昇させられることが防止される。
また、請求項5に係る発明によれば、前記生体圧迫装置は、前記生体の腹部および下肢の少なくとも一方を圧迫するために該生体の腹部および下肢の少なくとも一方に装着されるものであるので、血液容積が大きい腹部および下肢の少なくとも一方の部位の圧迫によって、血液が脳などの生体中枢部へ十分に供給されることができる。
また、請求項6に係る発明によれば、前記生体圧迫装置は、前記生体の一部に巻きつけられる巻付帯と、該巻付帯に張力を発生させるためにその巻付帯に設けられた張力発生装置とを備えたものであるので、この張力発生装置により巻付帯に張力が発生させられることによって、生体の一部が圧迫される。
また、請求項7に係る発明によれば、前記張力発生装置は、長手方向の長さが制御される超弾性合金線材を含むアクチュエータを有するものであるので、圧縮空気の供給に基づく圧迫の場合に比較して、急速な圧迫が可能となり、血圧制御の応答性が高められる。
ここで、好適には、前記血圧関連値検出装置は、生体の血圧関連値たとえば血圧値を周期的に検出するものであればよく、生体の一部に巻回された圧迫装置による圧迫圧力を徐々に変化させる過程で動脈から発生する脈波或いはコロトコフ音の変化に基づいて生体の血圧を測定する血圧測定サイクルを、所定周期で実行するものであってもよいし、予めキャリブレーションにより求められた関係から生体の動脈から得られる脈波たとえば圧脈波やカフ脈波の振幅の大きさに基づいて血圧値を一拍毎或いは数拍毎に決定するものであってもよい。また、生体の血圧値を反映するパラメータすなわち血圧関連値であれば、それを用いて血圧制御できるので、その血圧関連値を周期的に検出するものであってもよい。たとえば、その脈波の振幅の大きさは生体の血圧値の高さを反映するものであるからその脈波の大きさを周期的に検出するものであってもよい。生体の脈波伝播速度は生体の血圧値の高さを反映するものであるからその脈波伝播速度を周期的に検出するものであってもよい。
前記圧迫状態制御装置は、生体の血圧値が目標値と一致するように生体圧迫装置の圧迫作動を制御するものでなくてもよく、生体の血圧値がある程度維持されるように生体圧迫装置を作動させるものでもよい。たとえば、血圧関連値が予め設定された下限判定値を下まわると所定量の圧迫を加えるものであってもよい。また、その圧迫作動が周期的に実行されるものであってもよい。この場合、好適には、血圧関連値が予め設定された上限判定値を上まわると、生体圧迫装置によるそれ以上の圧迫増加を停止させる。
前記圧迫装置は、生体の一部、好適には下半身に装着されてそれを圧迫する。生体の下肢、生体の腹部等であってもよいが、血圧制御に用いる血液源である圧迫部位内の血液容積が多い方が望ましいので、生体の下肢および腹部を圧迫可能なものが好適である。
前記圧迫装置は、たとえば、圧縮空気供給装置から供給される圧縮空気を受け入れる膨張袋を備えた巻付帯から構成される。膨張袋はその膨張によって巻付帯に張力を発生させるので張力発生装置として機能する。好適には、その巻付帯は、生体の下肢に巻き付けられる一対の長円筒部と、それら一対の長円筒部の一端に連結されて生体の腹部に巻き付けられるその長円筒部よりも相対的に大径の大径円筒部とが連結されることによりズボン状を成すものであり、それには、上記圧縮空気を受け入れて生体の脛部を圧迫するための膨張袋、上記圧縮空気を受け入れて生体の大腿部を圧迫するための膨張袋、上記圧縮空気を受け入れて生体の腹部を圧迫するための膨張袋が備えられる。
前記圧迫装置は、たとえば超弾性合金線材がコイルスプリング状に巻回された超弾性合金製コイルスプリングを有する張力発生装置を備える。この超弾性合金製コイルスプリングは、その変態点を境にして元形状に復帰しようとする弾性力を発生させるので、たとえば通電によって変態点よりも高い温度とされることにより伸長或いは収縮する性質が利用される。この超弾性合金製コイルスプリングはそれを変態温度よりも低いときに元形状からそれと異なる形状へ変化するように付勢するバイアススプリングとともにアクチュエータを構成する。たとえば、超弾性合金製コイルスプリングがその変態温度よりも低い温度の非作動状態では伸長した状態であると、バイアススプリングはその超弾性合金製コイルスプリングを伸長させる方向に付勢するように設けられる。反対に、変態温度よりも低い温度の非作動状態では収縮する状態である超弾性合金製コイルスプリングが用いられる場合は、バイアススプリングはその超弾性合金製コイルスプリングを収縮させる方向に付勢するように設けられる。
以下、本発明の実施例の血圧制御装置10を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明が適用された血圧制御装置10が生体12に装着された上体を説明する図である。
血圧制御装置10は、生体12の下半身を圧迫するための生体圧迫装置14と、生体12の血圧値を周期的に測定するとともに生体12の血圧値を制御する血圧測定/制御装置16とから構成される。
上記生体圧迫装置14は、圧迫するための圧縮空気を供給する圧迫駆動制御装置18と、駆動装置18から圧縮空気を受け入れて膨張する膨張袋20a乃至20cを有し、その圧縮空気の供給を受けて生体12の被装着部位を圧迫する巻付帯22とを備えている。巻付帯22は、生体12の下肢に巻き付けられる一対の長円筒部22kと、それら一対の長円筒部22kの一端に連結されて生体の腹部に巻き付けられる、その長円筒部22kよりも相対的に大径の大径円筒部22fとが連結されることによりズボン状を成すものであり、所謂ショックパンツと称されているものと同様の構成である。この長円筒部22kには、上記圧縮空気を受け入れて生体12の脛部を圧迫するための一対の膨張袋20a、上記圧縮空気を受け入れて生体の大腿部を圧迫するための一対の膨張袋20b、上記圧縮空気を受け入れて生体の腹部を圧迫するための膨張袋20cがそれぞれ備えられている。これら、膨張袋20a、20b、20cは、たとえば弾性変形が容易なゴム製の袋であり、その膨張によって巻付帯22に張力を発生させるので張力発生装置として機能している。
上記圧迫駆動制御装置18は、図2に示されるように、圧縮空気を圧送するための空気ポンプ24と、その空気ポンプ24から圧送される圧縮空気を元圧として前記膨張袋20a、膨張袋20b、膨張袋20cの圧力をそれぞれ調圧する一対の電磁調圧弁26a、一対の電磁調圧弁26b、および電磁調圧弁26cとを備えている。それら電磁調圧弁26a、一対の電磁調圧弁26b、および電磁調圧弁26cの出力ポートは、可撓性チューブ28a、28b、および28cを介して前記一対の膨張袋20a、一対の膨張袋20b、膨張袋20cと接続されている。
図1の血圧測定/制御装置10は、たとえば図3に示すように、圧脈波検出装置30と、上腕等に巻回されるカフ32と、電子制御装置50とを備えている。カフ32には、圧力センサ34および排気制御弁36が配管38を介して接続され、さらに排気制御弁36は、配管40により空気ポンプ42に接続されている。排気制御弁36は、空気ポンプ42において発生させられた圧力の高い空気をカフ32内へ供給することを許容する供給許容状態、カフ32内の圧力を維持する圧力維持状態、カフ32内を徐々に排圧する徐速排圧状態、およびカフ32内を急速に排圧する急速排圧状態の4つの状態に切り替えられるように構成されている。
圧力センサ34は、カフ32内の圧力P K を検出してその圧力P K を表す圧力信号SPを静圧弁別回路44および脈波弁別回路46にそれぞれ供給する。静圧弁別回路44はローパスフィルタを備えており、圧力信号SPに含まれる定常的な圧力すなわちカフ10の圧迫圧力(以下、この圧をカフ圧PCという)を表すカフ圧信号SCを弁別してそのカフ圧信号SCをA/D変換器48を介して電子制御装置50へ供給する。脈波弁別回路46はバンドパスフィルタを備えており、圧力信号SPの振動成分であるカフ脈波信号SM1 を弁別してそのカフ脈波信号SM1 をA/D変換器52を介して電子制御装置50へ供給する。このカフ脈波信号SM1 は、カフ10により圧迫される図示しない上腕動脈からカフ32に伝達される圧力振動であることからカフ脈波CWを表す。
上記電子制御装置50は、CPU54,ROM56,RAM58,およびインターフェース60等を備えた所謂マイクロコンピュータにて構成されており、CPU54は、ROM56に予め記憶されたプログラムに従ってRAM58の記憶機能を利用しつつ信号処理を実行することにより、インターフェース60から駆動信号を出力して図示しない駆動回路を介して排気制御弁36および空気ポンプ42を制御して、血圧測定のためにカフ32内の圧力を制御し、カフ脈波信号SM1 が表すカフ脈波CWの変化に基づいてオシロメトリック法により最高血圧値BPSYS および最低血圧値BPDIA などの血圧値BPを決定し、その決定した血圧値BPを表示器34に表示させる。
前記圧脈波検出装置30は、図4に詳しく示すように、容器状を成すセンサハウジング62と、そのハウジング62を収容するケース64と、センサハウジング62を橈骨動脈66の幅方向に移動させるためにそのセンサハウジング62に螺合され且つケース64の駆動部68内に設けられた図示しないモータによって回転駆動されるねじ軸70とを備えている。また、上記ケース64には装着バンド72が取り付けられている。
このように構成された圧脈波検出装置30は、センサハウジング62の開口端が体表面74に対向する状態で装着バンド72により手首76に着脱可能に取り付けられるようになっている。なお、圧脈波検出装置30が取り付けられる手首76は、カフ32が装着されている側の手首であっても、それとは反対側の手首であってもよい。
上記センサハウジング62の内部には、圧脈波センサ78が、ダイヤフラム80を介してセンサハウジング62に対して相対移動可能かつセンサハウジング62の開口端から突出し可能に設けられており、これらセンサハウジング62およびダイヤフラム80等によって圧力室82が形成されている。この圧力室82内には、図1に示すように、空気ポンプ84から調圧弁86を経て圧力の高い空気が供給されるようになっており、これにより、圧脈波センサ78は圧力室82内の圧力に応じた押圧力HDP(Hold Down Pressure) で体表面74に押圧させられる。
上記センサハウジング62およびダイヤフラム80は、圧脈波センサ78を橈骨動脈66に向かって押圧する押圧装置を構成しており、ねじ軸70および図示しないモータは、圧脈波センサ78が体表面74に向かって押圧させられる押圧位置を、橈骨動脈56の幅方向に移動させる幅方向移動装置を構成している。
上記圧脈波センサ78の押圧面84には、図5に示すように、多数の半導体感圧素子(以下、単に感圧素子という)E が、橈骨動脈66の幅方向すなわちねじ軸70と平行な圧脈波センサ78の移動方向において、橈骨動脈66の直径よりも長くなるように、且つ一定の間隔(たとえば0.2mm 間隔)で配列されている。
このように構成された圧脈波検出装置30が、手首76の体表面74上から橈骨動脈66に向けて押圧されると、圧脈波センサ78により、橈骨動脈66から発生して体表面74に伝達される圧脈波PW(橈骨動脈波)が検出され、図3に示すように、圧脈波PWを表す圧脈波信号SM2 がA/D変換器64を介して電子制御装置50へ供給される。
電子制御装置50は、前述したカフ32内の圧力の制御、血圧値BPの決定に加え、さらに、空気ポンプ84および調圧弁86へ図示しない駆動回路を介して駆動信号を出力して圧力室82内の圧力の調節も行う。すなわち、電子制御装置50は、血圧値推定のための圧脈波PWの検出に先立って、圧力室82内の徐速圧力変化過程で逐次得られる圧脈波PWに基づいて、橈骨動脈56の血管壁の一部を略平坦とするための圧脈波センサ46の最適押圧力HDPOを決定し、その最適押圧力HDPOを維持するように調圧弁52を制御する。次いで、電子制御装置50は、カフ脈波信号SM1 が表すカフ脈波CWの変化に基づいてオシロメトリック法により測定された実際の最高血圧値BPSYS および最低血圧値BPDIA と上記実際の圧脈波PWとから、それらの関係を例えば図6に示すように決定して記憶し、その関係からそれ以後に検出される圧脈波PWに基づいて、1拍毎或いは数泊毎に推定血圧すなわち推定最高血圧値 EBPSYS および推定最低血圧値 EBPDIA を決定する。この点において、血圧測定/制御装置10は、血圧測定装置すなわち図7の血圧関連値検出装置96として機能している。なお、図6において、PWmax は圧脈波PWの極大値(上ピーク値)、PWmin は圧脈波PWの極小値(下ピーク値)を示している。
さらに、図3に示すように、ダイヤル等の図示しない設定操作体によって目標血圧値BPM 或いは目標範囲emax 乃至emin を設定するための目標血圧設定器88が血圧測定/制御装置10に備えられており、電子制御装置50は、周期的に求められる上記推定血圧たとえば推定最高血圧値 EBPSYS が上記の目標血圧設定器88により設定された目標血圧値BPM と一致するように、圧迫駆動制御装置18を駆動し、生体12の血圧値を目標血圧値BPM 付近に維持する。この点において、血圧測定/制御装置10は、図7の圧迫状態制御装置98として機能している。
図7は、上記電子制御装置50の制御機能の要部を示す機能ブロック図である。電子制御装置50は、目標血圧設定器88からの目標血圧値BPM と血圧測定装置96からの実際の推定最高血圧値 EBPSYS とを比較してそれらの偏差e(=BPM − EBPSYS )を求める比較演算手段90と、その比較演算手段90により求められた偏差eが解消されるように予め設定された制御式(1) から、その偏差eに基づいて制御操作量Dを算出する制御演算手段92と、その制御演算手段92によって算出された制御操作量Dを圧迫駆動制御装置18へ供給する駆動信号SDに変換する出力インターフェース手段94とを備えた血圧制御手段98を含んでいる。
D=kp e+ki ∫edt+kd de/dt ・・・(1)
圧迫駆動制御装置18は、上記制御操作量Dに対応する駆動信号SDに従って、その駆動信号SDに対応する大きさの圧縮空気を巻付帯22の一対の膨張袋20a、一対の膨張袋20b、膨張袋20cへ供給する。これにより、偏差eが解消される方向に巻付帯22の圧迫力が調節される。たとえば、生体12の血圧値が急速に低下して目標血圧値BPM (たとえば130mmHg )よりも実際の推定最高血圧値 EBPSYS がたとえば70mmHgが低くなり、偏差eが60mmHg程度に拡大した場合は、制御演算手段92はその偏差eが小さくなるように制御操作量Dを決定し、圧迫駆動制御装置18は、その制御操作量Dに対応する駆動信号SDに従って膨張袋20a、20b、20cによる圧迫圧をそれまでよりも増大させる。これにより、腹部や下肢内の血液が上体側に移動させられて生体中枢部の血圧が維持される。このとき、制御操作量Dに対応する駆動信号SDは、上記圧迫駆動制御装置18により、膨張袋20a、20b、20cはその圧迫圧を一様に増大させるものであってもよいし、膨張袋20a、膨張袋20b、膨張袋20cの順にそれらの圧迫圧を制御サイクル毎に高めるものであってもよい。
図8は、上記電子制御装置50の制御作動の要部を説明するフローチャートである。図8において、ステップ(以下、ステップを省略する)S1では、目標血圧設定器88からの目標血圧値BPM と血圧測定装置96からの実際の推定最高血圧値 EBPSYS とが読み込まれる。次いで、前記比較演算手段90に対応するS2では、読み込まれた上記目標血圧値BPM と実際の推定最高血圧値 EBPSYS とに基づいて偏差eが算出される。次に、前記制御演算手段92に対応するS3では、予め設定された制御式(1) から実際の上記偏差eに基づいて制御操作量Dが算出される。そして、前記出力インターフェース手段94に対応するS4では、上記制御操作量Dに対応する駆動信号SDに変換されて圧迫駆動制御装置18へ出力される。
上述のように、本実施例の血圧制御装置10によれば、圧迫状態制御装置98によって、血圧関連値検出装置96によって検出された血圧関連値(たとえば推定最高血圧値 EBPSYS )が目標範囲(たとえば目標血圧値BPM )となるようにその血圧関連値に基づいて生体圧迫装置14の圧迫状態が自動的に変更されることから、生体12内のうち生体圧迫装置14によって圧迫される部位の血液が脳などの生体中枢部へ速やかに供給されるので、非侵襲で生体の血圧が制御される。これにより、たとえば患者の血圧値低下が緩和されて血圧が維持される。
また、本実施例の血圧制御装置10によれば、圧迫状態制御装置98は、血圧関連値検出装置96によって検出された血圧関連値(たとえば推定最高血圧値 EBPSYS )と予め設定された目標値(たとえば目標血圧値BPM )との差が解消されるように生体圧迫装置14の圧迫状態を調節するものであるので、生体の血圧が高い精度で制御される。
また、本実施例の血圧制御装置10によれば、生体圧迫装置14は、生体12の腹部および下肢を圧迫するためにその生体12の腹部および下肢に装着されるものであるので、血液容積が大きい腹部および下肢の圧迫によって、血液が脳などの生体中枢部へ十分に供給されることができる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、前記電子制御装置50の他の例の制御作動の要部を説明するフローチャートである。図9において、S11では、目標血圧設定器88からの目標血圧値BPM と血圧測定装置96からの実際の推定最高血圧値 EBPSYS とが読み込まれる。次いで、前記比較演算手段90に対応するS12では、読み込まれた上記目標血圧値BPM と実際の推定最高血圧値 EBPSYS とに基づいて偏差eが算出される。次に、S13およびS14では、偏差eが予め設定された最大判定値emax を超えたか否か、偏差eが予め設定された最小判定値emin を下回ったか否かがそれぞれ判断される。上記S13またはS14の判断が否定される場合はS17が実行されるが、上記S13の判断が肯定される場合はS15において制御操作量Dが予め設定された変化値ΔDだけ増大させられるが、上記S14の判断が肯定される場合はS16において制御操作量Dが予め設定された変化値ΔDだけ減少させられる。これらS13乃至S16は判定手段としても作動する前記圧迫状態制御装置92に対応している。そして、上記のようにして制御操作量Dが決定されると、前記出力インターフェース手段94に対応するS17において、上記制御操作量Dに対応する駆動信号SDに変換されて圧迫駆動制御装置18へ出力される。
本実施例では、生体12の推定最高血圧値 EBPSYS が下限判定値(=目標血圧値BPM −最大判定値emax )から上限判定値(=目標血圧値BPM −最小判定値emin )で定まる目標範囲内となるように制御されるので、前述の実施例と同様の効果が得られる。
また、本実施例では、圧迫状態制御装置92は、血圧関連値検出装置96によって検出された実際の推定最高血圧値 EBPSYS が予め設定された下限判定値(=目標血圧値BPM −最大判定値emax )を下回ったか否かを判定する判定手段(S13)を備え、その判定手段によって実際の推定最高血圧値 EBPSYS が予め設定された上記下限判定値を下回ったと判定されると、生体圧迫装置14の圧迫圧を増加させるものであるので、制御演算を用いることなく生体12の血圧が簡単に維持される。
また、本実施例によれば、上記圧迫状態制御装置92は、実際の推定最高血圧値 EBPSYS が予め設定された上限判定値(=目標血圧値BPM −最小判定値emin )を上回ると、生体圧迫装置14の圧迫圧の増加を停止させるものであるので、生体の血圧が不要に上昇させられることが防止される。
図10および図11は、他の例の生体圧迫装置100を示している。この生体圧迫装置100は、大腿部或いは脛部を圧迫するためのものであり、全体として帯状を無し、矩形状或いは長手状の外装シート112を備えている。この外装シート112は、矩形状の内周側シート部材112aおよび矩形状の外周側シート部材112bの外周縁部が縫製或いは溶着等によって閉じられることにより袋状とされている。この袋状の外装シート112の一端部すなわち外周側端部114の内周面と他端部すなわち内周側端部116の外周面とには、細かな鉤状突起および細かなループ状繊維を備えて互いに着脱可能に互いに接着される一対のファスナ118aおよび118bが縫製、接着、或いは溶着等によりそれぞれ固定されている。上記内周側シート部材112aおよび外周側シート部材112bは、たとえば合成繊維から織られた布状シートから構成される。
上記袋状の外装シート112内には、それよりも僅かに小さな矩形状或いは長手状の比較的剛性の高い基材シート120が収容されている。この基材シート120は、生体圧迫装置100の形状を保持するための部品であって、剛性繊維から織られた布状シート或いは樹脂シートから構成される。また、外装シート112内において、上記基材シート120の外側には、長手方向の長さが制御される複数本の超弾性合金製コイルスプリング124を有し、円筒状に巻回された状態の生体圧迫装置10に電気制御によって周方向の張力を発生させるための張力発生装置122が設けられている。
この張力発生装置122は、アクチュエータとして機能する複数本の超弾性合金製コイルスプリング124と、周方向において複数に分割されることにより所定の間隔を隔てて配置された少なくとも1対、通常は複数対のセグメントシート126と、それら少なくとも1対のセグメントシート126の互いに近接する端縁部にそれぞれ並列的に連結されてアクチュエータとして機能する前記複数本の超弾性合金製コイルスプリング124とから構成されている。このように構成された張力発生装置122は、その両端部が外装シート112の両端部に対して縫製、接着、溶着等により、好適にはファスナ118aおよび118bと共に固定されている。
上記セグメントシート126は、たとえばポリイミド製の絶縁フィルムから構成され、その一面たとえば外周面には、上記超弾性合金製コイルスプリング124に電流を供給するためのプリント配線128が形成されている。超弾性合金製コイルスプリング124は、そのプリント配線28と電気的に導通するようにセグメントシート126に連結されている。
上記超弾性合金製コイルスプリング124は、変態温度より高い温度において原形状に復帰する形状記憶機能或いは超弾性機能を有する合金たとえばTi−Ni合金から構成されている。本実施例の超弾性合金製コイルスプリング124は、通電されることによって変態温度よりも高くされると元形状に復帰させられ、生体圧迫装置100の巻き付け時に比較して、その長さが収縮させられるように設定されている。したがって、上記張力発生装置122は、生体圧迫装置100の巻き付け状態において、超弾性合金製コイルスプリング124に電流が供給されることにより、その全長が収縮させられて生体圧迫装置100に張力を発生させ、その生体圧迫装置100の圧迫作用を急速に発生させる。
また、図11に詳しく示すように、上記生体圧迫装置100の袋状の外装シート12内において、その内周側シート部材112aと基材シート120との間には、水、油等の非圧縮性流体30が閉じ込められた流体収容袋32が設けられている。この流体収容袋32内にはその非圧縮性流体の圧力を検出するための圧力センサ34が設けられており、生体圧迫装置100により巻回された生体の一部内の動脈から発生する脈波が検出されるようになっている。本実施例では、それら非圧縮性流体130を収容する流体収容袋132および圧力センサ134が脈波検出装置を構成している。
以上のように構成された本実施例の生体圧迫装置100によれば、長手方向の長さが制御される超弾性合金製コイルスプリング(超弾性合金線材)124を含むアクチュエータを有し、その超弾性合金製コイルスプリング124に対する印加電流が制御されることによって上記生体圧迫装置10に周方向の張力を発生させる張力発生装置122が設けられているので、圧縮気体が供給されることにより圧迫作動させられる従来の圧迫装置に比較して、高い圧迫応答性が得られ、しかも空気ポンプやガスボンベ等の圧縮気体発生装置を必要としない利点がある。
また、本実施例の生体圧迫装置100によれば、張力発生装置122は、その生体圧迫装置100の周方向において所定の間隔を隔てて配置された少なくとも1対のセグメントシート126と、その一対のセグメントシート126に両端部が接続された複数の前記アクチュエータ(超弾性合金製コイルスプリング24)とを備えたものであることから、アクチュエータによって1対のセグメントシート126の間隔が変更されることによって圧迫装置10に周方向の張力を発生させるので、高い圧迫応答性が得られ、しかも空気ポンプやガスボンベ等の圧縮気体発生装置を必要としない。
また、本実施例の生体圧迫装置100によれば、セグメントシート126は、絶縁シートと、前記超弾性合金線材に電流を供給するためにその絶縁シートの一面に形成され印刷配線とを備えたものであるので、超弾性合金線材に電流を供給するためのリード線の少なくとも一部が省略され、厚み方向の構造が小型化されるとともに信頼性が高められる。
また、本実施例の生体圧迫装置100では、張力発生装置22の内周側に配設された基材シート120と、その基材シート120およびその外周側に配設された前記張力発生装置122を包む外装シート112と、その外装シート112の周方向の一端部を他端部に着脱可能に固定するためにその外装シートの一端部および他端部にそれぞれ設けられた一対のファスナ118aおよび118bとを、含むことから、生体の一部に対する装着や取り外し作業が容易となり、高い操作性が得られる。
また、本実施例の生体圧迫装置100では、外装シート112内に配置され、非圧縮性流体30が満たされた可撓性の流体収容袋132と、その流体収容袋132内の非圧縮性流体130の圧力を検出する圧力センサ134とを、含むので、膨張袋を備えた従来の圧迫装置よりも厚み方向において小型となる。
図124及び図135は、張力発生装置122に設けられる他のアクチュエータ90の構成を説明するものであって、図12は側面図、図13は平面図である。図12および図13において、アクチュエータ190は、1対のセグメントシート126の互いに近接する端縁部にそれぞれ並列的に連結され、一方のセグメントシート126に固定されたフレーム192と、そのフレーム192に固定された一対のガイド板194によって長手方向に案内されるロッド196と、そのロッド196の先端部に固定されて他方のセグメントシート126に固定されたブラケット198と、上記一対のガイド板194の間においてロッド196に固定されたばね受板200と一方のセグメントシート126のガイド板194との間に介挿されたバイアススプリング202と、上記一対のガイド板194の間においてロッド196に固定されたばね受板200と他方のセグメントシート126のガイド板194との間に介挿された超弾性合金製コイルスプリング204とを備えている。超弾性合金製コイルスプリング204は、変態点よりも高い温度となると元形状の伸張状態(作動状態)に復帰させられるものである。上記バイアススプリング202は、超弾性合金製コイルスプリング204の変態点より低い温度での付勢力よりも大きく且つ変態点を超えた温度での付勢力よりも小さい付勢力を有し、その変態点より高い温度ではその超弾性合金製コイルスプリング204がその作動状態へ変形することを許容するが、その変態温度よりも低い温度ではその超弾性合金製コイルスプリング204を非作動状態に復帰させる。
また、本実施例のアクチュエータ90が超弾性合金製コイルスプリング124に代えて生体圧迫装置100では、アクチュエータ90は、その超弾性合金製コイルスプリング204と、その超弾性合金製コイルスプリング204の変態点より低い温度での付勢力よりも大きく且つ変態点を超えた温度での付勢力よりも小さい付勢力を有し、その変態点より高い温度ではその超弾性合金製コイルスプリング204がその作動状態へ変形することを許容するが、その変態温度よりも低い温度ではその超弾性合金製コイルスプリング204を非作動状態に復帰させるバイアススプリング202とを、備えたものであることから、超弾性合金製コイルスプリング204に対する電流制御によって張力発生方向と張力緩和方向との双方向の制御が電気的に可能となる。
なお、上記アクチュエータ90において、そのアクチュエータ90に用いられる超弾性合金製コイルスプリング104は、変態温度よりも低い温度の非作動状態では伸長した形状であるものが用いられてもよい。この場合、バイアススプリング102はその超弾性合金製コイルスプリング104を伸長させる方向に付勢するように設けられる。
なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲においてその他種々の変更が加えられ得るものである。
本発明の一実施例の自動血圧制御装置の生体への装着状態を説明するための斜視図である。 図1の実施例の自動血圧制御装置に設けられた圧迫駆動装置の構成を説明する図である。 図1の実施例の血圧測定/制御装置の構成を説明するブロック図である。 図3の血圧測定/制御装置に設けられた圧脈波検出装置の構成を説明する図である。 図4の圧脈波検出装置の押圧面における圧力検出素子の配置を説明する図である。 図3の血圧測定/制御装置が推定血圧値を算出するために用いられる関係を示す図である。 図3の血圧測定/制御装置の電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図3の血圧測定/制御装置の電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートである。 図3の血圧測定/制御装置の電子制御装置の他の例の制御作動の要部を説明するフローチャートである。 図1の生体圧迫装置の他の例の構成を説明するための斜視図である。 図10の実施例の生体圧迫装置の構成を説明する縦断面図である。 図10の実施例の生体圧迫装置に用いられる他のアクチュエータの構成を説明する側面図である。 図12のアクチュエータの構成を説明する平面図である。
符号の説明
10:血圧制御装置
12:生体
14:生体圧迫装置
88:目標血圧設定器
90:比較演算手段
92:制御演算手段
96:血圧関連値検出装置
98:圧迫制御装置
120:超弾性合金製コイルスプリング(超弾性合金線材、アクチュエータ)
190:アクチュエータ
202:バイアススプリング
204:超弾性合金製コイルスプリング

Claims (7)

  1. 生体の血圧を非侵襲で制御するための血圧制御装置であって、
    前記生体の血圧値に関連する血圧関連値を周期的に検出する血圧関連値検出装置と、
    前記生体の一部を圧迫するために該生体の一部に装着される生体圧迫装置と、
    前記血圧関連値検出装置によって検出された血圧関連値が目標値或いは目標範囲内となるように該血圧関連値に基づいて前記生体圧迫装置の圧迫状態を自動的に変更する圧迫状態制御装置と
    を、含むことを特徴とする血圧制御装置。
  2. 前記圧迫状態制御装置は、前記血圧関連値検出装置によって検出された血圧関連値と予め設定された目標値との差が解消されるように前記生体圧迫装置の圧迫状態を調節するものである請求項1の血圧制御装置。
  3. 前記圧迫状態制御装置は、前記血圧関連値検出装置によって検出された実際の血圧関連値が予め設定された判定値を下回ったか否かを判定する判定手段を備え、該判定手段によって実際の血圧関連値が予め設定された判定値を下回ったと判定されると、前記生体圧迫装置の圧迫圧を増加させるものである請求項1の血圧制御装置。
  4. 前記圧迫状態制御装置は、前記実際の血圧関連値が予め設定された判定値を上回ると、前記生体圧迫装置の圧迫圧の増加を停止させるものである請求項1の血圧制御装置。
  5. 前記生体圧迫装置は、前記生体の腹部および下肢の少なくとも一方を圧迫するために該生体の腹部および下肢の少なくとも一方に装着されるものである請求項1乃至4のいずれかの血圧制御装置。
  6. 前記生体圧迫装置は、前記生体の一部に巻きつけられる巻付帯と、該巻付帯に張力を発生させるために該巻付帯に設けられた張力発生装置とを備えたものである請求項1乃至5のいずれかの血圧制御装置。
  7. 前記張力発生装置は、長手方向の長さが制御される超弾性合金線材を含むアクチュエータを有するものである請求項6の血圧制御装置。
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