JP2005345009A - スターリング機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスプレーサ及びシリンダを伝わって圧縮空間から膨脹空間へ熱が移動することを効果的に防止するとともに、組付精度を確保しつつ工業的に量産できる構造のスターリング機関を提供する。
【解決手段】 スターリング機関1はピストン12及びディスプレーサ13を備える。リニアモータ20によりシリンダ10内でピストン12を往復運動させると、ディスプレーサ13がピストン12と所定の位相差をもってシリンダ11内で往復運動する。ディスプレーサ13及びこれを受容するシリンダ11は、圧縮空間45に対向する側は金属で、膨脹空間46に対向する側は低熱伝導物質で、それぞれ形成する。そして金属部分において嵌め合い精度を確立する。
【選択図】 図1

Description

本発明はスターリング機関に関する。
スターリング機関は、フロンでなくヘリウム、水素、窒素などを作動ガスとして用いるので、オゾン層の破壊を招くことのない熱機関として注目を集めている。特許文献1、2にスターリング機関の例を見ることができる。
スターリング機関において重要な役割を果たすのは、リニアモータなどの動力源により往復運動するピストンと、このピストンに対して所定の位相差を有し同期して往復運動するディスプレーサである。ピストンとディスプレーサは圧縮空間と膨脹空間の間で作動ガスを流動させ、スターリングサイクルを形成する。圧縮空間では等温圧縮変化に基いて作動ガスの温度が上昇し、膨脹空間では等温膨脹変化に基づいて作動ガスの温度が低下する。これにより、圧縮空間の温度は上昇し、膨張空間の温度は下降する。圧縮空間(高温空間)の温度を高温伝熱ヘッドを通じて放熱すれば、膨脹空間(低温空間)は低温伝熱ヘッドを通じて外部の熱を吸収することが可能となる。この原理により、スターリング機関は冷凍機として用いられる。
特開2004−52866号公報(第5−6頁、図1) 特開2003−75005号公報(第3−6頁、図2)
スターリング機関において、ディスプレーサ及びこれを受容するシリンダは圧縮空間(高温空間)と膨脹空間(低温空間)の両方に面している。ディスプレーサ及びシリンダを伝わって圧縮空間から膨脹空間へ熱が移動するようなことがあると、スターリング機関の効率が低下してしまう。そのため、ディスプレーサ及びシリンダは熱の移動を遮断する構造であることが望ましい。
熱の移動を遮断する構造として一般的に考えられるのは、ディスプレーサとシリンダを低熱伝導物質、例えば合成樹脂やセラミックで形成することである。一方、ディスプレーサはシリンダの中にガスベアリングの仕組みで浮かせて高速運動させるのであるが、ガスベアリングに求められる厳しい寸法精度を低熱伝導物質で実現するのはきわめて困難である。ディスプレーサとシリンダを1個ずつすり合わせて調整するといった製造手法を採用すれば、必要な間隙を得ることが不可能ではない。しかしながらこの手法は工業的に量産するのに適するとは言い難い。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、ディスプレーサ及びシリンダを伝わって圧縮空間から膨脹空間へ熱が移動することを効果的に防止するとともに、組付精度を確保しつつ工業的に量産できる構造のスターリング機関を提供することを目的とする。
本発明では、スターリング機関支持構造を次のように構成する。
(1)動力源によって往復運動せしめられるピストンと、このピストンに対して所定の位相差をもって往復運動するディスプレーサとを備え、圧縮空間(高温空間)と膨脹空間(低温空間)の間で作動ガスを移動させるスターリング機関において、前記ディスプレーサ及びこれを受容するシリンダは、前記圧縮空間に対向する側を金属で、前記膨脹空間に対向する側を低熱伝導物質で、それぞれ形成する。
(2)前記のように構成されたスターリング機関において、前記ディスプレーサは金属部分の方が低熱伝導物質部分よりも外径大であり、前記シリンダは金属部分の方が低熱伝導物質部分よりも内径小であるものとする。
(3)前記のように構成されたスターリング機関において、前記ディスプレーサにおける金属部分と低熱伝導物質部分との境界部と、前記シリンダにおける金属部分と低熱伝導物質部分との境界部とが、ディスプレーサの往復運動中に重なることのないように、ディスプレーサの境界部とシリンダの境界部の位置関係(距離)が設定されている。
(4)前記のように構成されたスターリング機関において、前記ディスプレーサ及び/又はシリンダは、金属部分と低熱伝導物質部分が螺合部と接着剤の併用により接合されている。
(5)前記のように構成されたスターリング機関において、前記ディスプレーサ及び/又はシリンダは、前記金属部分と低熱伝導物質部分とが重なる箇所において、重なりの中心寄りに前記螺合部が設けられ、外部にねじ溝が露出しない。
(6)前記のように構成されたスターリング機関において、前記ディスプレーサ及び/又はシリンダは、前記金属部分と低熱伝導物質部分との接触面全周に接着剤が塗布される。
(7)前記のように構成されたスターリング機関において、前記低熱伝導物質部分が合成樹脂の射出成型品よりなる。
(1)本発明の構成では、ディスプレーサ及びこれを受容するシリンダを、膨脹空間に対向する側は低熱伝導物質で形成したから、ディスプレーサとシリンダを伝わり圧縮空間から膨脹空間へ熱が移動することを遮断ないし抑制することができる。これによりスターリング機関の効率が向上する。一方でディスプレーサとシリンダの圧縮空間に対向する側は金属で形成したから、高温に耐え、且つディスプレーサとシリンダの嵌め合い精度を容易に高めることができる。このため、ディスプレーサとシリンダとの間にガスベアリングを採用する場合、ガスベアリングの形成及び維持に必要な間隙精度を確保したものを工業的に量産することができる。
(2)ディスプレーサは金属部分の方が低熱伝導物質部分よりも外径大であり、シリンダは金属部分の方が低熱伝導物質部分よりも内径小であるものとしたから、寸法精度の落ちる低熱伝導物質部分同士の間隔が十分に確保され、万一の接触を防ぐことができる。
(3)ディスプレーサにおける金属部分と低熱伝導物質部分との境界部と、シリンダにおける金属部分と低熱伝導物質部分との境界部とが、ディスプレーサの往復運動中に重なることのないように、ディスプレーサの境界部とシリンダの境界部の位置関係(距離)が設定されているから、金属部分と低熱伝導部分の境界部で金属部分と低熱伝導物質部分の間に逆段差が生じていたとしても、逆段差同士が引っかかってディスプレーサの動きが阻害されることはない。
(4)ディスプレーサ及び/又はシリンダは、金属部分と低熱伝導物質部分が螺合部と接着剤の併用により接合されているから、接合がきわめて強固であり、金属部分と低熱伝導物質部分が分離するようなことがない。
(5)ディスプレーサ及び/又はシリンダは、金属部分と低熱伝導物質部分とが重なる箇所において、重なりの中心寄りに螺合部が設けられ、外部にねじ溝が露出しないから、ねじ溝が作動ガスの通路となることを防ぐことができる。
(6)ディスプレーサ及び/又はシリンダは、金属部分と低熱伝導物質部分との接触面全周に接着剤が塗布されるから、ねじ溝が作動ガスの通路となることを防ぐことができる。
(7)低熱伝導物質部分が合成樹脂の射出成型品よりなるから、低熱伝導物質部分を低コストで大量生産することができる。
最初に、本発明が適用されるべきスターリング機関の構造を図1に基づき説明する。図1はスターリング機関の断面図である。
スターリング機関1の組立の中心となるのはシリンダ10、11である。シリンダ10、11の軸線は同一直線上に並ぶ。シリンダ10にはピストン12が挿入され、シリンダ11にはディスプレーサ13が挿入される。ピストン12及びディスプレーサ13は、スターリング機関1の運転中、後述するガスベアリングによりシリンダ10、11の内壁に接触することなく往復運動する。ピストン12とディスプレーサ13は所定の位相差を備えて動く。シリンダ11及びディスプレーサ13の構造は後で詳しく説明する。
ピストン12の一方の端にはカップ状のマグネットホルダ14が固定される。ディスプレーサ13の一方の端からはディスプレーサ軸15が突出する。ディスプレーサ軸15はピストン12及びマグネットホルダ14を軸線方向に自由にスライドできるように貫通する。
シリンダ10はピストン12の動作領域にあたる部分の外側にリニアモータ20を保持する。リニアモータ20は、コイル21を備えた外側ヨーク22と、シリンダ10の外周面に接するように設けられた内側ヨーク23と、外側ヨーク22と内側ヨーク23の間の環状空間に挿入されたリング状のマグネット24と、外側ヨーク22を囲む管体25と、外側ヨーク22、内側ヨーク23、及び管体25を所定の位置関係に保持する合成樹脂製エンドブラケット26、27とを備える。マグネット24はマグネットホルダ14に固定されている。
マグネットホルダ14のハブの部分にはスプリング30の中心部が固定される。ディスプレーサ軸15にはスプリング31の中心部が固定される。スプリング30、31の外周部はエンドブラケット27に固定される。スプリング30、31の外周部同士の間にはスペーサ32が配置されており、これによりスプリング30、31は一定の距離を保つ。スプリング30、31は円板形の素材にスパイラル状の切り込みを入れたものであり、ディスプレーサ13をピストン12に対し所定の位相差(一般的には約90゜の位相差)をもたせて共振させる役割を果たす。
シリンダ11のうち、ディスプレーサ13の動作領域にあたる部分の外側には伝熱ヘッド40、41が配置される。伝熱ヘッド40はリング状、伝熱ヘッド41はキャップ状であって、いずれも銅や銅合金など熱伝導の良い金属からなる。伝熱ヘッド40、41は各々リング状の内部熱交換器42、43を介在させた形でシリンダ11の外側に支持される。内部熱交換器42、43はそれぞれ通気性を有し、内部を通り抜ける作動ガスの熱を伝熱ヘッド40、41に伝える。伝熱ヘッド40にはシリンダ10及び圧力容器50が連結される。
伝熱ヘッド40、シリンダ10、11、ピストン12、ディスプレーサ13、ディスプレーサ軸15、及び内部熱交換器42で囲まれる環状の空間は圧縮空間45となる。伝熱ヘッド41、シリンダ11、ディスプレーサ13、及び内部熱交換器43で囲まれる空間は膨張空間46となる。
内部熱交換器42、43の間には再生器47が配置される。再生器47は容器に金網などの充填材(マトリックス)を詰め込んだり、金属薄板や合成樹脂フィルムをコイル状に巻いたりして形成したものであって、作動ガスが通る空隙を内部に有する。再生器47の外側を再生器チューブ48が包む。再生器チューブ48は伝熱ヘッド40、41の間に気密通路を構成する。
リニアモータ20、シリンダ10、及びピストン12を覆う筒状の圧力容器が胴体部50を形成する。胴体部50の内部はバウンス空間51となる。
胴体部50の構造は次のようになっている。すなわち胴体部50は、伝熱ヘッド40に接合されるリング状部52と、このリング状部52に接合されるキャップ状部53とに2分割されている。リング状部52、キャップ状部53ともステンレス鋼製である。リング状部52の一端はテーパ状に絞り込まれ、伝熱ヘッド40にロウ付けされる。キャップ状部53はパイプの内面に鏡板53aを溶接した構造である。
リング状部52の他端と、これに向かい合うキャップ状部53の開口端には、フランジ形状部54、55が設けられる。フランジ形状部54、55はいずれもステンレス鋼製のリングをリング状部52とキャップ状部53に溶接して形成されるものであり、最終的にはフランジ形状部54、55を溶接して密閉状態の胴体部50を形成する。
胴体部50には、リニアモータ20に電力を供給するための端子部28と、内部に作動ガスを封入するためのパイプ50aが配置される。これらはいずれもキャップ状部53の外周面から放射方向に突出するように設けられる。
胴体部50には振動抑制装置60が取り付けられる。振動抑制装置60は、胴体部50に固定されるベース61と、ベース61に支持される板状のスプリング62と、スプリング62に支持されるマス(質量)63とから成る。
ピストン12の内部は空洞80となっている。空洞80はピストン12の端面に配置される逆止弁90を介して圧縮空間45に連通する。ピストン12の外周面にはガスベアリングを形成する凹部81が同一円周上に所定の角度間隔で複数個配置されている。凹部81の底部にはピストン12を貫通する形で金属細管82が打ち込まれ、この金属細管82を通じて空洞80から凹部81に作動ガスが供給される。凹部81の環状列はピストン12の軸線方向に間隔を置いて2箇所以上形成する。すなわちガスベアリングを2箇所以上に形成する。
ディスプレーサ13の内部も空洞85となっている。空洞85はディスプレーサ13の端面に配置される逆止弁90を介して圧縮空間45に連通する。ディスプレーサ13の外周面にはガスベアリングを形成する凹部86が同一円周上に所定の角度間隔で複数個配置されている。凹部86の底部に打ち込まれた金属細管87を通じて空洞85から凹部86に作動ガスが供給される。
スターリング機関1は次のように動作する。リニアモータ20のコイル21に交流電流を供給すると外側ヨーク22と内側ヨーク23の間にマグネット24を貫通する磁界が発生し、マグネット24は軸方向に往復する。ピストン系(ピストン12、マグネットホルダ14、マグネット24、及びスプリング30)の総質量と、スプリング30のバネ定数とにより定まる共振周波数に一致する周波数の電力を供給することにより、ピストン系は滑らかな正弦波状の往復運動を開始する。
ディスプレーサ系(ディスプレーサ13、ディスプレーサ軸15、及びスプリング31)にあっては、その総質量と、スプリング31のバネ定数とにより定まる共振周波数がピストン12の駆動周波数に共振するよう設定する。
ピストン12の往復運動により、圧縮空間45では圧縮、膨脹が繰り返される。この圧力の変化に伴って、ディスプレーサ13も往復運動を行う。このとき、圧縮空間45と膨脹空間46との間の流動抵抗等により、ディスプレーサ13とピストン12との間には位相差が生じる。このようにしてフリーピストン構造のディスプレーサ13はピストン12と所定の位相差を有して同期して振動する。
上記の動作により、圧縮空間45と膨脹空間46との間にスターリングサイクルが形成される。圧縮空間では等温圧縮変化に基いて作動ガスの温度が上昇し、膨脹空間46では等温膨脹変化に基づいて作動ガスの温度が低下する。このため、圧縮空間45の温度は上昇し、膨張空間46の温度は下降する。
運転中に圧縮空間45と膨張空間46の間を往復する作動ガスは、内部熱交換器42、43を通過する際に、その有する熱を内部熱交換器42、43を通じて伝熱ヘッド40、41に伝える。圧縮空間45から再生器47へ流れ込む作動ガスは高温であるため伝熱ヘッド40は加熱され、伝熱ヘッド40はウォームヘッドとなる。膨張空間46から再生器47へ流れ込む作動ガスは低温であるため伝熱ヘッド41は冷却され、伝熱ヘッド41はコールドヘッドとなる。伝熱ヘッド40より熱を大気へ放散し、伝熱ヘッド41で特定空間の温度を下げることにより、スターリング機関1は冷凍機関としての機能を果たす。
再生器47は、圧縮空間45と膨張空間46の熱を相手側の空間には伝えず、作動ガスだけを通す働きをする。圧縮空間45から内部熱交換器42を経て再生器47に入った高温の作動ガスは、再生器47を通過するときにその熱を再生器47に与え、温度が下がった状態で膨張空間46に流入する。膨張空間46から内部熱交換器43を経て再生器47に入った低温の作動ガスは、再生器47を通過するときに再生器47から熱を回収し、温度が上がった状態で圧縮空間45に流入する。すなわち再生器47は熱の保管庫としての役割を果たす。
ピストン12とディスプレーサ13が往復運動し、作動ガスが移動すると、スターリング機関1に振動が生じる。振動抑制装置60がこの振動を抑える。
圧縮空間45の中の高圧の作動ガスの一部は逆止弁90を通じてピストン12の空洞80及びディスプレーサ13の空洞85に入り込む。そして凹部81、86から噴出する。噴出する作動ガスにより、ピストン12の外周面とシリンダ10の内周面との間、またディスプレーサ13の外周面とシリンダ11の内周面の間にガスの膜が形成され、ピストン12とシリンダ10との接触、またディスプレーサ13とシリンダ11との接触が防がれる。このため接触部の摩擦によるエネルギー損失、あるいは接触部の摩耗といった問題が発生しない。
ピストン12とシリンダ10はアルミニウムやステンレス鋼などの金属で形成される。他方ディスプレーサ13とシリンダ11は、一部は金属で、残りは合成樹脂などの低熱伝導物質で形成される。以下、ディスプレーサ13とシリンダ11の構造を図2〜4に基づき説明する。図2はディスプレーサとシリンダの断面図、図3、4は図2中に円Aで囲んだ箇所の拡大断面図である。
ディスプレーサ13及びこれを受容するシリンダ11は、いずれも圧縮空間45に対向する側が金属で形成され、膨脹空間46に対向する側が低熱伝導物質で形成されている。ディスプレーサ13の金属部分13aと低熱伝導物質部分13b、及びシリンダ11の金属部分11aと低熱伝導物質部分11bは、いずれも後者が前者にかぶさる形で嵌合する。すなわちいんろう嵌合となっている。嵌合部分は接着剤で接合されるが、それ自身が高速で往復運動するディスプレーサ13にあっては、嵌合部分が螺合と接着剤の併用により接合され、接合強度を高めている。図3、4に嵌合部分の螺合の構造例を示す。
図3の構造例も図4の構造例も、金属部分13aの外周面に形成された雄ねじ部と、低熱伝導物質部分13bの内周面に形成された雌ねじ部により螺合部13cが構成されている。図3の構造例は金属部分13aと低熱伝導物質13bが重なる箇所において、重なりの中心寄りに螺合部13cが設けられ、外部にねじ溝が露出しない。これにより、ねじ溝が作動ガスの通路となって、ディスプレーサ13の内外に予期せぬ作動ガスの流れ(漏れ)が生じることを防止できる。
シリンダ11の金属部分11aと低熱伝導物質部分11bは、シリンダ自身が運動する訳ではないので、接着剤だけでも接合強度が不足することはない。しかしながらピストン12とディスプレーサ13の往復運動によりスターリング機関1全体が振動することを考慮し、金属部分11aと低熱伝導物質部分11bの間に螺合部を設けて接合強度の増大を図ってもよい。
ディスプレーサ13において、接着剤は金属部分13aと低熱伝導物質部分13bの接触面の適当個所に塗布すれば良いが、接触面全周に塗布することにより作動ガスの漏れを防止でき、接触面全体に塗布すれば接合を一層強固なものとすることができる。シリンダ11についても同じことが言える。
上記のように組み立てられたディスプレーサ13は、金属部分13aの方が低熱伝導物質部分13bよりも外径が大きくなっている。他方シリンダ11は、金属部分11aの方が低熱伝導物質部分11bよりも内径が小さくなっている。低熱伝導物質の方が一般的に寸法精度が落ちるが、このように設計しておくことにより、低熱伝導物質部分13b、11bの間隔が十分に確保され、万一の接触を防ぐことができる。低熱伝導物質部分13b、11bの膨脹係数が大きく、温度変化により寸法がかなり変化する場合にも、これにより安全(接触防止)を確かめることができる。この間隔は、例えば120μmといった値に設定できる。
金属部分13a、11aは寸法精度を高くできるので、両者の間で嵌め合い精度を確立する。そしてガスベアリングの機能する間隙を得る。この間隙は、例えば20μmといった値に設定できる。
ディスプレーサ13における金属部分13aと低熱伝導物質部分13bとの境界部と、シリンダ11における金属部分11aと低熱伝導物質部分11bとの境界部とは、ディスプレーサ13の移動により互いの距離D(図2参照)が変動する。この境界部同士が重なり合う、すなわち距離Dがゼロになることのないように、ディスプレーサ13の境界部とシリンダ11の境界部の位置関係(距離)が設定されている。従って、金属部分と低熱伝導部分の境界部で金属部分と低熱伝導物質部分の間に逆段差が生じていたとしても、逆段差同士が引っかかってディスプレーサ13の動きが阻害されるようなことはない。
低熱伝導物質部分13b、11bは合成樹脂の射出成型により形成する。これにより、低熱伝導物質部分13b、11bを低コストで大量生産することが可能となる。合成樹脂としては、例えばポリカーボネートを採用することができる。
なお、シリンダ11の金属部分11aはシリンダ10と一体化されている。図2に示す10aはシリンダ10から伸びるブリッジ部分である。このような構成とすることにより、シリンダ10、11の位置合わせ精度を高めることができる。
以上本発明の実施形態につき説明したが、発明の主旨を逸脱しない範囲でさらに種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、スターリング機関全般に利用可能である。
スターリング機関の断面図 ディスプレーサとこれを受容するシリンダの断面図 図2中の円Aの箇所の拡大断面図 図2中の円Aの箇所の拡大断面図
符号の説明
1 スターリング機関
10 シリンダ
11 シリンダ
11a 金属部分
11b 低熱伝導物質部分
12 ピストン
13 ディスプレーサ
13a 金属部分
13b 低熱伝導物質部分
13c 螺合部

Claims (5)

  1. 動力源によって往復運動せしめられるピストンと、このピストンに対して所定の位相差をもって往復運動するディスプレーサとを備え、圧縮空間(高温空間)と膨脹空間(低温空間)の間で作動ガスを移動させるスターリング機関において、
    前記ディスプレーサ及びこれを受容するシリンダは、前記圧縮空間に対向する側を金属で、前記膨脹空間に対向する側を低熱伝導物質で、それぞれ形成することを特徴とするスターリング機関。
  2. 前記ディスプレーサは金属部分の方が低熱伝導物質部分よりも外径大であり、前記シリンダは金属部分の方が低熱伝導物質部分よりも内径小であることを特徴とする請求項1に記載のスターリング機関。
  3. 前記ディスプレーサにおける金属部分と低熱伝導物質部分との境界部と、前記シリンダにおける金属部分と低熱伝導物質部分との境界部とは、ディスプレーサの往復運動中に重なることのないように互いの距離が設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスターリング機関。
  4. 前記ディスプレーサ及び/又はシリンダは、金属部分と低熱伝導物質部分が螺合部と接着剤の併用により接合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスターリング機関。
  5. 前記金属部分と低熱伝導物質部分とが重なる箇所において、重なりの中心寄りに前記螺合部が設けられ、外部にねじ溝が露出しないことを特徴とする請求項4に記載のスターリング機関。
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