JP2017031888A - スターリングサイクル機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】排熱効率の高いスターリングサイクル機関を提供することを目的とする。【解決手段】ケーシング1と、このケーシング1内に収容されたシリンダ7と、このシリンダ7内を往復動可能なピストン15と、このピストン15に対し位相差を持って往復動するディスプレイサー8と、ピストン15とディスプレイサー8の間に定義された圧縮室Cと、ディスプレイサー8の反圧縮室C側に定義された膨張室Eと、圧縮室Cの近傍に設けられた排熱体6と、膨張室Eの近傍に設けられた吸熱体5と、これら排熱体6と吸熱体5の間に設けられた再生器10とを有して構成されたスターリングサイクル機関において、ケーシング1の外面と排熱体6の内面との間に排熱室21を形成し、この排熱室21と圧縮室Cとを連通させる第一通路11をケーシング1に設けると共に、排熱室21と再生器10とを連通させる第二通路12をケーシング1に設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、スターリングサイクル機関に関するものであり、特に、ピストンとディスプレイサーが同軸状に配置されるスターリングサイクル機関に関するものである。
従来、この種のスターリングサイクル機関としては、ケーシングの内部に、シリンダとピストンとディスプレイサーと駆動機構を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。なお、前記ケーシングの大部分を占める、円筒部と胴部と連結部は、比較的肉厚のステンレス鋼によって形成されるのが一般的である。これは、スターリングサイクル機関のケーシング内に封入される作動気体として、実在気体中で理想気体に最も近く、且つ漏れ易いヘリウムが使われることが多いため、このヘリウムが漏れ難いようにする必要があること、作動流体が高圧で封入されるため、高圧に耐える金属で製造する必要があること、加工性及び耐食性に優れ比較的安価であること、等の理由による。
特開2013−68362号公報
しかしながら、特許文献1のようなスターリングサイクル機関は、圧縮室で発生した熱が、排熱フィンからステンレス鋼によって形成された円筒部を介して排出されるため、排熱効率を高くできないという問題があった。ケーシングの周囲に排熱部材を設けることで、ある程度排熱効率を高めることができるものの、熱がケーシングを介して排出されることは同じであるので、排熱効率を高めることに限界があった。
そこで、本発明は以上の問題点を解決し、排熱効率を高くすることで、全体の熱効率を高めることができるスターリングサイクル機関を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のスターリングサイクル機関は、ケーシングと、このケーシング内に収容されたシリンダと、このシリンダ内を往復動可能なピストンと、このピストンに対し位相差を持って往復動するディスプレイサーと、前記ピストンとディスプレイサーの間に定義された圧縮室と、前記ディスプレイサーの反圧縮室側に定義された膨張室と、前記圧縮室の近傍に設けられた排熱体と、前記膨張室の近傍に設けられた吸熱体と、これら排熱体と吸熱体の間に設けられた再生器とを有して構成されたスターリングサイクル機関において、前記ケーシングの外面と排熱体の内面との間に排熱室を形成し、この排熱室と前記圧縮室とを連通させる第一通路を前記ケーシングに設けると共に、前記排熱室と前記再生器とを連通させる第二通路を前記ケーシングに設けたものである。
また、本発明の請求項2に記載のスターリングサイクル機関は、請求項1において、前記排熱室内に排熱フィンを設け、前記排熱フィンを前記排熱体と伝熱的に接触させたものである。
本発明の請求項1に記載のスターリングサイクル機関は、以上のように構成することにより、圧縮室で発生した熱を、ケーシングを介さずに排熱体から外部に排出させることができる。このため、ケーシングの肉厚を厚くしても排熱効率に影響を与えないので、耐圧性及び加工性を考慮して、ケーシングの肉厚を厚くすることができる。
また、本発明の請求項2に記載のスターリングサイクル機関は、前記排熱室内に排熱フィンを設け、前記排熱フィンを前記排熱体と伝熱的に接触させたことで、前記圧縮室の熱を、より効率的に前記排熱体から外部に排出させることができる。
本発明の実施例1を示すスターリングサイクル機関の正面図である。 同、スターリングサイクル機関の要部縦断面図である。 同、スターリングサイクル機関の排熱体及び排熱室の横断面図及びその要部拡大図である。 同、スターリングサイクル機関の平面図である。 同、スターリングサイクル機関の底面図である。
以下、本発明の実施例について、添付図1〜図5を参照して説明する。以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1及び図2において、1は略円筒状に形成された円筒部2と、胴部3と、連結部4と、吸熱体5と、図示しないハーメチックシールとで構成されるケーシングである。円筒部2、胴部3、及び連結部4は、ステンレス鋼等からなる。そして、前記円筒部2と連結部4は、一体に形成されている。また、前記ハーメチックシールは、鋼等からなる。一方、吸熱体5は、銅等からなる。
円筒部2は上下両端が開放しており、その先端部2Aの外周側に雄螺子2Bを形成していると共に、先端部2Aの断面が正確に円形となるように内面を切削加工している。これによって、円筒部2の先端部2Aの内面が、シリンダとして作用する。
吸熱体5には、雄螺子2Bに対応して、雌螺子5Aが形成されている。そして、略リング状の連結部4を胴部3と鑞付け等で連結させ、胴部3と前記ハーメチックシールとを鑞付け等で連結すると共に、円筒部2の先端部2Aと吸熱体5とを、雄螺子2Bと雌螺子5Aによって螺合させた後、鑞付けすることで、ケーシング1は構成されている。なお、円筒部2の開放した先端は、吸熱体5によって封止されている。
円筒部2の基端側の内部には、胴部3の内部まで延びるアルミニウム合金製のシリンダ7が、円筒部2及び連結部4に対して同軸状(軸線Z)に挿入されて設けられている。そして、シリンダ7の中央部7Bの外面には、後述するマウント25が設けられると共に、このマウント25から胴部3側に延びて、接続用腕部30が設けられている。なお、シリンダ7及びマウント25は、アルミニウム合金等を用いてダイカスト等の鋳造を行った後、切削加工したものである。また、マウント25と接続用腕部30は、一体であることが望ましいが、別体であっても良い。
シリンダ7の先端側及び円筒部2の先端部2Aの内側には、中空円筒状のディスプレイサー8が軸線Z方向に摺動可能に収容されている。また、ディスプレイサー8の先端と吸熱体5との間には、膨張室Eが形成されている。そして、ディスプレイサー8の先端に装着された蓋部材9には、複数の通気孔8Aが形成されている。これらの通気孔8Aによって、ディスプレイサー8の内部と膨張室Eとが連通されている。また、ディスプレイサー8の基端部分にも、複数の通気孔8Bが形成されている。そして、ディスプレイサー8の基端部分には、ディスプレイサー8のストロークよりも広い軸線Z方向の幅を持った、浅い環状の溝8Cが形成されており、この溝8Cに通気孔8Bが形成されている。なお、ディスプレイサー8は合成樹脂からなる。
円筒部2の外面と排熱体6の内面との間には、円筒状の排熱室21が形成されている。排熱室21の下面部21Aは、円筒部2の段部2Dの外面により定義されている。また、排熱室21の上面部21Bは、排熱体6の上側部6Aの内面により定義されている。また、排熱室21の外側面部21Cは、排熱体6の下側部6Bの内面により定義されている。更に、排熱室21の内側面部21Dは、円筒部2の拡径部2Cの外面により定義されている。この排熱室21の内には、図2,図3に示すとおり、排熱フィン13が設けられている。この排熱フィン13は、銅板を折り曲げて形成された、いわゆるコルゲートフィンである。なお、排熱フィン13の外面は、排熱体6の内面に伝熱的に接触している。このように、排熱室21内に排熱フィン13を設けることにより、作動気体と接触する面積を多くし、作動気体の熱を効率良く排熱フィン13から排熱体6に移動させることができる。また、排熱フィン13自体が持つ、板間に形成された空隙は上下方向に連通しており、作動気体の移動方向と平行となっているため、作動気体が排熱室21内を円滑に移動することができる。
排熱室21の下部は、円筒部2の段部2D及びシリンダ7に形成された第一通路11により圧縮室Cと連通している。また、排熱室21の上部は円筒部2及びシリンダ7に形成された第二通路12によりディスプレイサー8内部と連通している。なお、前述した通り、ディスプレイサー8に溝8Cを形成し、この溝8Cに通気孔8Bを設けたことで、往復動するディスプレイサー8の位置によらず、通気孔8Bと第二通路12とを連通させることができる。更に、ディスプレイサー8の内部には、再生器10が設けられている。
そして、膨張室Eから、通気孔8A、再生器10、通気孔8B、第二通路12、排熱室21、及び第一通路11を通って、シリンダ7内の圧縮室Cに至る経路14が形成されている。作動気体としてのヘリウムは、この経路14を移動する。
排熱体6は、上述したように、上側部6Aと下側部6Bを有して一体に形成されると共に、上下両端が開放した円筒形状を有する。なお、上側部6Aは、下側部6Bの上端から内向きフランジ状に延びている。この結果、上側部6Aの内径は、下側部6Bの内径よりも小さい。そして、前述した通り、この排熱体6は、排熱室21の上面部21B及び外側面部21Cを定義している。なお、排熱体6の下側部6Bは、排熱室21の上下方向の長さよりも長く形成されている。排熱体6の上側部6Aの内端は円筒部2の外面に鑞付け等で気密に連結されており、排熱体6の下側部6Bの下端部は連結部4の外面に鑞付け等で連結されている。排熱体6は、銅等の熱伝導率の高い金属からなる。この排熱体6の内面には、排熱フィン13が伝熱的に当接して設けられているため、排熱室21の熱は排熱フィン13及び排熱体6を介して効率良く外部へ排出される。
円筒部2の拡径部2Cの内部には、シリンダ7の先端部7Aが挿入されている。また、から連結部4の内部には、シリンダ7の中央部7Bが挿入されている。そして、シリンダ7の中央部7Bから基端部7Cにかけて、その内側には、ピストン15が軸線Z方向に摺動可能に収容されている。なお、ピストン15の先端部15Aは、動作中、シリンダ7の先端部7Aに入り込むことが可能である。そして、ピストン15は、その基端部15Bが、シリンダ7の中央部7Bから基端部7Cにかけての内面に摺接する。更に、ピストン15は、駆動機構16の可動子16Bと同軸状(軸線Z)に連結されている。
ディスプレイサー8の基端側には、このディスプレイサー8の動作を制御するためのロッド22の一端が接続されている。なお、ロッド22は、ピストン15を貫通して延びている。
駆動機構16は、固定子16Aと可動子16Bとを有して構成されている。固定子16Aは、電磁コイル19、内側コア20及び外側コア24によって構成されている。一方、可動子16Bは、枠17と永久磁石18によって構成されている。電磁コイル19の周囲には、外側コア24が設けられている。この外側コア24は、絶縁体(例えば合成樹脂やセラミック等)で予め被覆された強磁性体である鉄粉を適宜形状に成形した後、焼結して形成したものであるが、適宜形状の電磁鋼板を複数枚積層することで形成しても良い。同様に、内側コア20は、絶縁体(例えば合成樹脂やセラミック等)で予め被覆された強磁性体である鉄粉を適宜形状に成形した後、焼結して形成したものであるが、適宜形状の電磁鋼板を複数枚積層することで形成しても良い。枠17は短筒状に形成されている。この枠17の一端には、円筒状の永久磁石18が固定されている。更に、枠17は、ピストン15の基端部15Bに対し同軸状に接続されている。そして、永久磁石18の外周に近接して、固定子16Aの外側コア24の内周面が位置すると共に、永久磁石18の内側に近接して、内側コア20の外周面が位置する。
前述したように、シリンダ7の中央部7Bには、フランジ状のマウント25がシリンダ7と一体且つ同軸状に突出形成されている。このマウント25は、その先端側の一側面25Aが連結部4の取付部4Aに当接し、この取付部4Aに螺子止めされるように構成されている。一方、マウント25の基端側の他側面25Bには環状の凹溝25Cが形成されている。また、マウント25からは、複数の接続用腕部30がシリンダ7の軸線Z方向と略平行に突設されている。なお、図中40は、シリンダ7の外面とケーシング1の内面との隙間をシールする、いわゆるパッキンとしてのOリングである。
ケーシング1の下端には振動吸収ユニット33が設けられており、シリンダ7の軸線Z上に配置された連結部33Aを介して同軸状に複数の板バネ34とバランスウエイト35が重なるように配置されている。また、振動吸収ユニット33の内部には駆動機構16に電力を供給する電源コネクタ(図示せず)が前記ハーメチックシール(図示せず)に設けてある。なお、37は作動気体の封入用のパイプである。
次に、本実施例のスターリングサイクル機関の製造工程について説明する。まず、銅板を折り曲げて形成したコルゲートフィンを、短筒状に丸めることで、排熱フィン13を形成する。そして、このようにして形成された排熱フィン13を、排熱体6に挿入する。この際、排熱フィン13の外面が、排熱体6の下側部6Bの内面に対し、伝熱的に接触する。そして、このように排熱フィン13が組み付けられた排熱体6の下側部6B側から、円筒部2を挿入する。この円筒部2を奥まで挿入すると、排熱体6の上側部6Aの内端は、円筒部2の拡径部2Cの外面に当接する。一方、排熱体6の下側部6Bの下端部は、連結部4の外面に当接する。この状態で、上側部6Aの内端と拡径部2Cの外面を気密に鑞付けすると共に、下側部6Bの下端部と連結部4の外面を気密に鑞付けする。これによって、ケーシング1と排熱体6の間に排熱室21が形成される。その後、円筒部2の先端に吸熱体5を接続する。このようにして、円筒部2及び接続部4と、吸熱体5と、排熱体6と、排熱フィン13が一体化される。また、胴部3と前記ハーメチックシールとを接続することで、予め一体化しておく。そして、マウント25を連結部4に対して螺子止めすることで、シリンダ7をケーシング1に対して固定する。この際、シリンダ7の先端部7Aの外面が、円筒部2の拡径部2Cの内面に案内されて挿入されることで、シリンダ7を円筒部2に対して同軸に配置することができる。また、シリンダ7が円筒部2に対し位置決めされることで、シリンダ7と円筒部2に形成された孔の位置が合わせられて、第一通路11及び第二通路12が形成される。そして、シリンダ7と一体に形成されたマウント25に対して、電磁コイル19及び外側コア24を固定する。また、シリンダ7の基端部7Cの外周に、内側コア20を固定する。このようにして、駆動機構16の固定子16Aがシリンダ7に固定される。また、永久磁石18がインサート成形された枠17を、ピストン15の基端と図示しない接続体とで挟持することで、駆動機構16の可動子16Bがピストン15に固定される。更に、シリンダ7内にディスプレイサー8、ピストン15等を組み込む。その後に、胴部3と連結部4とを接続することで一体化し、予め組み立てられた振動吸収ユニット33を胴部3に取り付ける。
次に、本実施例の作用について説明する。前記構成により、電磁コイル19に交流電流を流すと、この電磁コイル19から交番磁界が発生して外側コア24で集中し、この交番磁界によって、永久磁石18を軸線Z方向に往復動させる力が生じる。この力によって、永久磁石18が固定された枠17に接続されたピストン15が、シリンダ7内を軸線Z方向に往復動する。ピストン15がディスプレイサー8に近付く方向に移動すると、ピストン15とディスプレイサー8との間に形成された圧縮室C内の気体が圧縮されて、第一通路11、排熱室21、第二通路12、溝8C、通気孔8B、再生器10、及び通気孔8Aを通って、吸熱体5内の膨張室Eに至ることで、ディスプレイサー8がピストン15に近付く方向に所定の位相差をもって押し下げられる。一方、ピストン15がディスプレイサー8から遠ざかる方向に移動すると、圧縮室Cの内部が負圧となり、膨張室E内の気体が、通気孔8A、再生器10、通気孔8B、溝8C、第二通路12、排熱室21、及び第一通路11を通って、圧縮室Cに還流することで、ディスプレイサー8がピストン15から遠ざかる方向に所定の位相差をもって押し上げられる。このような工程中において、二つの等温変化と等体積変化とからなる可逆サイクルが行われることによって、膨張室Eの近傍は低温となり、一方、圧縮室Cの近傍は高温となる。
なお、このスターリングサイクル機関の作動時に、圧縮室C内で高温になった作動気体は、第一通路11から排熱室21に入る。そして、この高温の作動気体が持つ熱は、排熱フィン13から排熱体6に移動し、更に、排熱体6から外部に放出される。この際、作動気体が持つ熱は、熱伝導性の良好な銅で構成される排熱フィン13に直接伝導すると共に、この排熱フィン13から熱伝導性の良好な銅で構成される排熱体6へ伝導するので、排熱が良好に行われる。従って、従来は、ステンレス製のケーシングを介して排熱を行っていたため、排熱効率を考慮してケーシングの肉厚を薄くしていたのに対し、本発明の場合、ケーシング1の円筒部2の肉厚を厚くしても、排熱効率に影響を与えないので、耐圧性及び加工性を考慮して、ケーシング1の円筒部2の肉厚を厚くすることができる。また、本発明は、前記排熱室21を形成する排熱体6の内面に排熱フィン13を設けることで、圧縮室Cの熱を、より効率的に排熱フィン13から排熱体6を介して外部に排出させることができる。
以上のように、本実施形態のスターリングサイクル機関は、ケーシング1と、このケーシング1内に収容されたシリンダ7と、このシリンダ7内を往復動可能なピストン15と、このピストン15に対し位相差を持って往復動するディスプレイサー8と、前記ピストン15とディスプレイサー8の間に定義された圧縮室Cと、前記ディスプレイサー8の反圧縮室C側に定義された膨張室Eと、前記圧縮室Cの近傍に設けられた排熱体6と、前記膨張室Eの近傍に設けられた吸熱体5と、これら排熱体6と吸熱体5の間に設けられた再生器10を有して構成されたスターリングサイクル機関において、前記ケーシング1の外面と排熱体6の内面との間に排熱室21を形成し、この排熱室21と前記圧縮室Cとを連通させる第一通路11を前記ケーシング1及びシリンダ7に設けると共に、前記排熱室21と前記再生器10とを連通させる第二通路12を前記ケーシング1及びシリンダ7に設けたことにより、圧縮室Cにおいて圧縮された気体が第一通路11を通じてケーシング1の外部に設けられた排熱室21に移動し、圧縮された気体が有する熱を排熱フィン13から排熱体6に伝導させ、この排熱体6からスターリングサイクル機関の外部へ効率良く排出することができる。また、圧縮室Cにおいて圧縮された気体が第一通路11を通じてケーシング1の外部に配設された排熱室21に移動するため、ケーシング1の円筒部2の厚さや形状が熱排出効率に影響を与えないため、耐圧性及び加工性を考慮して、ケーシング1の円筒部2の肉厚を厚くすることができる。
また、前記排熱室21内に排熱フィン13を設け、前記排熱フィン13を前記排熱体6と伝熱的に接触させたことにより、圧縮室Cにおいて圧縮された気体から排熱フィン13に効率良く熱を移動させることができる。これによって、スターリングサイクル機関の排熱効率を高めることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施例では、再生器10をディスプレイサー8の内部に設けたが、再生器10をディスプレイサー8の外周に設けてもよい。また、シリンダ7を中央部7B迄とし、円筒部2にのみ第一通路11及び第二通路12を形成しても良い。更に、排熱フィン13は、いわゆるコルゲートフィン以外の構造であっても良い。
1 ケーシング
5 吸熱体
6 排熱体
7 シリンダ
8 ディスプレイサー
10 再生器
11 第一通路
12 第二通路
13 排熱フィン
15 ピストン
21 排熱室
C 圧縮室
E 膨張室

Claims (2)

  1. ケーシングと、このケーシング内に収容されたシリンダと、このシリンダ内を往復動可能なピストンと、このピストンに対し位相差を持って往復動するディスプレイサーと、前記ピストンとディスプレイサーの間に定義された圧縮室と、前記ディスプレイサーの反圧縮室側に定義された膨張室と、前記圧縮室の近傍に設けられた排熱体と、前記膨張室の近傍に設けられた吸熱体と、これら排熱体と吸熱体の間に設けられた再生器とを有して構成されたスターリングサイクル機関において、
    前記ケーシングの外面と排熱体の内面との間に排熱室を形成し、この排熱室と前記圧縮室とを連通させる第一通路を前記ケーシングに設けると共に、前記排熱室と前記再生器とを連通させる第二通路を前記ケーシングに設けたことを特徴とするスターリングサイクル機関。
  2. 前記排熱室内に排熱フィンを設け、前記排熱フィンを前記排熱体と伝熱的に接触させたことを特徴とする請求項1記載のスターリングサイクル機関。
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