JP3029341B2 - 極低温冷凍機 - Google Patents

極低温冷凍機

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JP3029341B2
JP3029341B2 JP4119209A JP11920992A JP3029341B2 JP 3029341 B2 JP3029341 B2 JP 3029341B2 JP 4119209 A JP4119209 A JP 4119209A JP 11920992 A JP11920992 A JP 11920992A JP 3029341 B2 JP3029341 B2 JP 3029341B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極低温冷凍機に係り、
特にシリンダと蓄冷室を有するディスプレーサとで形成
された膨張室を備え、シリンダのヘッド壁またはヘッド
壁近傍の周壁を介して吸熱するようにした寒冷発生ユニ
ットを1段または複数段接続してなる極低温冷凍機に関
する。
【0002】
【従来の技術】極低温の冷凍機には種々のタイプがあ
る。これらの中にギフォード・マクマホン冷凍機(以
下、GM冷凍機と略称する。)で代表される蓄冷式の極
低温冷凍機がある。この蓄冷式の極低温冷凍機、たとえ
ばGM冷凍機は、通常、シリンダと、このシリンダ内に
往復動自在に配置されてシリンダとで膨張室を構成する
とともに内部に蓄冷室を有したディスプレーサと、この
ディスプレーサとシリンダとの間に設けられたシール装
置とを備えてなる寒冷発生ユニットを1段または複数段
接続し、ディスプレーサの往復動に関連させて高圧のヘ
リウムガスを蓄冷室に通して冷却した後に膨張室に導い
て膨張させ、この膨張によって冷えたヘリウムガスを蓄
冷室に再び通して蓄冷する動作を繰り返すとともにシリ
ンダのヘッド壁またはヘッド壁近傍の周壁を介して吸熱
するように構成されている。
【0003】しかしながら、上記のように構成された従
来の極低温冷凍機にあっては、特に寒冷発生ユニットの
構造全体に対する十分な配慮がなされていないため、理
想冷凍能力から全冷凍損失を差し引いた実冷凍能力がま
だ低く、これが原因して用途が制限されると言う問題が
あった。また、従来の極低温冷凍機ではシリンダ構成壁
を介しての熱侵入を抑えるために、熱伝導率の悪いステ
ンレス鋼などで形成されたシリンダを使用している。そ
して、シリンダの壁で吸熱に供される部分の外面に銅な
どで形成された吸熱ステージをハンダ付けし、この吸熱
ステージを介して吸熱するようにしている。このため、
吸熱ステージの外面とシリンダの壁で吸熱に供される部
分の内面との間の熱抵抗が大きく、この熱抵抗によって
両面間に大きな温度差が生じ、これも実冷凍能力を低下
させる一因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の極
低温冷凍機にあっては、特に寒冷発生ユニットの構造全
体に対する十分な配慮がなされていないため、実冷凍能
力が低いと言う問題があった。そこで本発明は、実冷凍
能力を大幅に向上できる構造の極低温冷凍機を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係る極低温冷凍機では、シリンダの長
さと内径とに工夫が施されている。すなわち、この第1
の発明に係る極低温冷凍機に組込まれたシリンダは、吸
熱に供される部分からシリンダの実質的な開口部までの
長さLとシリンダの内径Dとの比L/Dが4以上で10
以下に設定されている。
【0006】
【0007】
【作用】第1の発明に係る極低温冷凍機では、L/Dを
4以上に設定しているので、冷凍損失を大幅に減少させ
ることができる。またL/Dを10以下に設定している
ので、理想冷凍能力の減少を抑えることができ、結局、
大きな実冷凍能力を得ることができる。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1には本発明の一実施例に係る蓄冷式の極低温冷
凍機、ここには寒冷発生ユニットを2段直列に接続した
GM冷凍機が示されている。
【0010】このGM冷凍機は、大きく別けて、コール
ドヘッド1と、このコールドヘッド1へ冷媒ガスを導入
したり、コールドヘッド1から冷媒ガスを排出したりす
る冷媒ガス導排出系2とで構成されている。
【0011】コールドヘッド1は、第1の寒冷発生ユニ
ット11と、この第1の寒冷発生ユニット11に直列に
接続された第2の寒冷発生ユニット12と、これら第1
および第2の寒冷発生ユニット11,12の可動部を共
通に駆動するモータ13とで構成されている。
【0012】第1の寒冷発生ユニット11は、薄いステ
ンレス鋼などで形成されたシリンダ21と、このシリン
ダ21内に往復動自在に収容されてシリンダ21とで膨
張室22を構成するディスプレーサ23と、このディス
プレーサ23とシリンダ21との間に存在する隙間を封
止するシール装置24とで構成されている。
【0013】ディスプレーサ23は、フェノール樹脂な
どの断熱材で形成されたピストン25と、このピストン
25を軸方向に貫通する流体通路によって構成された蓄
冷室26と、この蓄冷室26内に充填された銅メッシュ
等からなる蓄冷材27とで構成されている。
【0014】一方、第2の寒冷発生ユニット12は、第
1の寒冷発生ユニット11のシリンダ21より小径に形
成され、シリンダ21のヘッド壁28を介してシリンダ
21に同軸的に接続されたシリンダ29と、前述したデ
ィスプレーサ23の図中下端部に連結機構30を介して
連結されるとともにシリンダ29内に往復動自在に収容
されてシリンダ29とで膨張室31を構成するディスプ
レーサ32と、このディスプレーサ32とシリンダ29
との間に存在する隙間を封止するシール装置33とで構
成されている。
【0015】ディスプレーサ32は、フェノール樹脂な
どの断熱材で形成されたピストン34と、このピストン
34を軸方向に貫通する流体通路によって構成された蓄
冷室35と、この蓄冷室35内に充填された複数の鉛球
あるいは組成がEr3 Niである複数の球体やブロック
等からなる蓄冷材36とで構成されている。
【0016】ディスプレーサ23の図中上端は、連結ロ
ッド37、スコッチヨークあるいはクランク軸38を介
してモータ13の回転軸に連結されている。したがっ
て、モータ13が回転すると、この回転に同期してディ
スプレーサ23,32が一体に図中実線矢印39で示す
方向に往復動する。
【0017】シリンダ21の周壁で図中上部位置には冷
媒ガスの導入口40と排出口41とが設けられおり、こ
れら導入口40と排出口41とは冷媒ガス導排出系2に
接続されている。
【0018】冷媒ガス導排出系2は、シリンダ21,2
9内を往復する経路でヘリウムガスを循環させる系を構
成するもので、排出口41を低圧弁42,圧縮機43,
高圧弁44を介して導入口40に接続したものとなって
いる。すなわち、この冷媒ガス導排出系2は、低圧(約
5atm )のヘリウムガスを圧縮機43で高圧(約18at
m )に圧縮してシリンダ21,29内に送り込む。そし
て、低圧弁42,高圧弁44はディスプレーサ23,3
2の往復動との関連において後述する関係に開閉制御さ
れる。
【0019】このGM冷凍機において寒冷を発生する部
分、つまり吸熱に供される部分は、第1の寒冷発生ユニ
ット11におけるシリンダ21のヘッド壁およびその近
傍の部分45と、第2の寒冷発生ユニット12における
シリンダ29のヘッド壁46とである。この例において
は、部分45の外面にハンダ層を介して銅などで形成さ
れた吸熱筒47が固着されている。そして、この吸熱筒
47は第1の被冷却物48に熱的に接続されている。一
方、シリンダ29のヘッド壁46は第2の被冷却物49
に熱的に接続されている。勿論、目的に応じてヘッド壁
46だけが被冷却物に熱的に接続される場合もある。こ
こで、第2の寒冷発生ユニット12に組み込まれている
シリンダ29の構造について説明する。
【0020】このシリンダ29は、図2(a) に示すよう
に、ヘッド壁46の近くまで、つまり吸熱に供される部
分以外の部分50が熱伝導率の良くないステンレス鋼で
形成されている。そして、ヘッド壁46およびその近傍
部分、つまり吸熱に供される部分51は、銅,銅合金,
アルミニウム,アルミニウム合金などのような良熱伝導
材で形成されている。これら部分50と部分51とは電
子ビーム溶接や摩擦接合などによって接合されている。
つまり、このシリンダ29は、異種金属接合構成に形成
されている。なお、部分51の内周面には、図2(b) に
示すように、熱交換面積増加用の溝52が軸方向に複数
形成されている。
【0021】このシリンダ29は、さらに次のような寸
法関係に形成されている。すなわち、吸熱に供される部
分51からシリンダ29の実質的な開口部位置(正確に
はディスプレーサ32が上死点に位置しているときにお
けるシール装置33の図中下端部位置)までの長さをL
とし、シリンダ29の内径をDとしたとき、その比L/
Dが4以上で10以下、この例では6に設定されてい
る。次に、上記のように構成された冷凍機の動作を説明
する。
【0022】モータ13が回転を開始すると、ディスプ
レーサ23,32が下死点と上死点との間を往復動す
る。ディスプレーサ23,32が下死点にあるとき、高
圧弁44が開いて高圧ヘリウムガスがコールドヘッド1
内に流入する。次に、ディスプレーサ23,32が上死
点へと移動する。前述の如く、ディスプレーサ23の外
周面とシリンダ21の内周面との間およびディスプレー
サ32の外周面とシリンダ29の内周面との間にはそれ
ぞれシール装置24,33が装着されている。このた
め、ディスプレーサ23,32が上死点へと向かうと、
高圧ヘリウムガスはディスプレーサ23に形成された蓄
冷室26およびディスプレーサ32に形成された蓄冷室
35を通って、膨張室22および膨張室31へと流れ
る。この流れに伴って、高圧ヘリウムガスは蓄冷材2
7,36に接触して冷却され、結局、膨張室22に流れ
込んだ高圧ヘリウムガスは30Kレベルに、また膨張室
31に流れ込んだ高圧ヘリウムガスは4Kレベルに冷却
される。
【0023】ここで、高圧弁44が閉じ、低圧弁42が
開く。このように低圧弁42が開くと、膨張室22内お
よび膨張室31内の高圧ヘリウムガスが膨張して寒冷を
発生し、シリンダ21の部分45およびシリンダ29の
部分51において吸熱が行われる。そして、ディスプレ
ーサ23,32が再び下死点へ移動すると、これに伴っ
て膨張室22内および膨張室31内のヘリウムガスが排
除される。膨張したヘリウムガスは蓄冷室26,35内
を通る間に蓄冷材27,36を冷却し、常温となって排
出される。以下、上述したサイクルが繰返されて冷凍運
転が行なわれる。
【0024】上述の如く、本実施例では第2の寒冷発生
ユニット12におけるシリンダ29の長さLと内径Dと
の比L/Dを6に設定している。このため、実冷凍能力
を大幅に向上させることができる。すなわち、GM冷凍
機の実冷凍能力は、膨張圧縮のサイクルによって決まる
理想冷凍能力から熱侵入、蓄冷損失などの全冷凍損失を
差し引いたものである。
【0025】理想冷凍能力は、シリンダの内径Dとディ
スプレーサの移動ストロークとによって決まる膨張体積
に高圧ヘリウムガスと低圧ヘリウムガスとの圧力差を掛
け算し、この値をヘリウムガスの物性によって決まる係
数で補正することによって求められる。シリンダの吸熱
に供される部分からシリンダの実質的な開口部までの長
さLを長くし、ディスプレーサの軸方向長さを長くする
と、流動抵抗の増加に伴なって圧力損失が増加する。す
なわち、図3に示すように、L/Dの増加に伴って圧力
損失も増加する。このように、圧力損失が増加すると、
高圧側の圧力が目標値より低くなり、逆に低圧側の圧力
が目標値より高くなり、圧力差が小さくなるので理想冷
凍能力が減少する。したがって、理想冷凍能力を高くす
るにはL/Dを小さくすればよいことになる。
【0026】熱侵入のほとんどは、シリンダおよびディ
スプレーサを介しての伝導損失と、ディスプレーサの往
復動に伴って生じるシャトル損失とである。これらの熱
侵入は、シリンダ構成壁の軸方向の温度勾配に比例す
る。この温度勾配は、シリンダの吸熱に供される部分か
ら実質的な開口部までの部分、つまり上記の長さLの範
囲に作られる。したがって、シリンダにおける上記部分
の長さLを長くすれば温度勾配を小さくでき、熱侵入を
少なくできる。
【0027】一方、蓄冷損失は、ガスの処理量と蓄冷材
の熱容量との比率に大きく左右される。一般に、蓄冷材
の量を増加させると、これに伴って蓄冷損失が減少す
る。そして、比率をある値より大きくすると、損失をほ
ぼ零にできることが知られている。シリンダの上記部分
の長さLを長くすると、ディスプレーサを軸方向に長く
できるので、蓄冷材の量を増やすことができ、蓄冷損失
を少なくできるが、ある値以上に長くしても効果はない
と言える。
【0028】このように、理想冷凍能力を高くするには
L/Dを小さくすればよく、全冷凍損失を減少させるに
は図4に示すようにL/Dを大きくすればよく、両者は
全く逆の関係にある。
【0029】前述の如く、実冷凍能力は理想冷凍能力か
ら全冷凍損失を差し引いたものである。図5にはシリン
ダの吸熱に供される部分を4.2Kに維持できる実冷凍
能力とL/Dとの関係が示されている。この図から判る
ように、L/Dが4未満であると全冷凍損失の急激な増
加で実冷凍能力が急激に低下する。また、L/Dが10
を越えると理想冷凍能力の低下でやはり実冷凍能力が急
激に低下する。したがって、L/Dが4以上で、10以
下の範囲が好ましく、本実施例のように6に設定してあ
ると、ほぼ最大の実冷凍能力を発揮させることができ
る。
【0030】また、第2の寒冷発生ユニット12におけ
るシリンダ29は、吸熱に供される部分51が銅、銅合
金、アルミニウム、アルミニウム合金などのような良熱
伝導材で形成され、他の部分50が熱伝導率の良くない
ステンレス鋼で形成されているので一層、実冷凍能力を
向上させることができる。
【0031】すなわち、上記構成であると、部分51を
そのまま吸熱ステージとして被冷却物に熱的に接続して
吸熱させることができるので、従来のように特別な吸熱
ステージをハンダ等で固着したものとは違って、部分5
1の内外面間の温度差を小さくでき、その結果として実
冷凍能力を向上させることができる。
【0032】図6には実際に被冷却物から吸熱する面の
温度と冷凍能力との関係が示されている。図中S1 が本
実施例のように異種金属接合構成に形成されシリンダを
用いた場合の例を示し、S2 が従来のシリンダ、つまり
ステンレス鋼製のシリンダの吸熱に供される部分の外面
にハンダ層を介して銅製の吸熱ステージを固着したもの
を用いた場合の例を示している。この図から実冷凍能力
を向上させる上で異種金属接合構成のシリンダが有効で
あることが理解される。
【0033】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。すなわち、上述した実施例は本発明を
GM冷凍機に適用した例であるが、本発明は往復動する
ディスプレーサと蓄冷室とを備えた蓄冷式の冷凍機全般
に適用できる。また、上述した実施例では第2の寒冷発
生ユニットのシリンダについてのみL/Dの関係および
異種金属接合構成を採用しているが、第1の寒冷発生ユ
ニットについてもこれらの関係を適用してもよい。ま
た、シリンダの吸熱に供される部分以外の部分をステン
レス鋼で形成しているが、ステンレス鋼に代えてチタ
ン,チタン合金で形成してもよい。
【0034】図7には図1に示したGM冷凍機を組込ん
だSIS(Superconductor Insulator Superconductor
)受信機が示されている。SIS受信機は宇宙からの
微弱な電波(ミリ波,サブミリ波)を観測するためのも
ので、液体ヘリウム温度(4.2K)で動作するSIS
ミキサを冷却するために冷凍機を必要とする。
【0035】同図において、1がGM冷凍機のコールド
ヘッドを示し、11は第1の寒冷発生ユニットを示し、
12が第2の寒冷発生ユニットを示している。第2の寒
冷発生ユニット12は真空容器61内に位置している。
真空容器61内には熱シールド62が配置されており、
この熱シールド62は第1の寒冷発生ユニット12の吸
熱部によって30Kに冷却さる。第2の寒冷ユニット1
2におけるシリンダ29のヘッド壁46の外面には4K
以下に冷却される吸熱板63が取付けてあり、この吸熱
板63にSISミキサ64が取付けられている。真空容
器61の壁には観測用の窓65が設けてあり、この窓6
5に到来した電波はホーン66で集められてSISミキ
サ64に入射する。なお、図中67はアイソレータを示
し、68はアンプを示し、69は導波管を示している。
【0036】このように構成されたSIS受信機では、
従来のGM冷凍機とJT方式とを組み合わせて冷却する
ようにしたものに比べて大きさ、重量ともに約1/3に
できる。また予冷時間は4.5時間、動作温度は3.4
K、消費電力は3.3kwである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
実冷凍能力を高くでき、使用範囲を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るGM冷凍機の要部縦断
面図
【図2】(a) は同冷凍機の第2の寒冷発生ユニットに組
込まれたシリンダの局部的断面図で、(b) は(a) におけ
るA−A線切断矢視図
【図3】圧力損失とシリンダ長さLおよびシリンダ内径
Dとの関係を示す図
【図4】冷凍損失とシリンダ長さLおよびシリンダ内径
Dとの関係を示す図
【図5】冷凍能力とシリンダ長さLおよびシリンダ内径
Dとの関係を示す図
【図6】冷凍能力と吸熱部温度との関係を従来例と比較
して示す図
【図7】本発明の一実施例に係るGM冷凍機を組込んだ
SIS受信機を一部切欠して示す斜視図
【符号の説明】
1…コールドヘッド 2…冷媒ガス導排
出系 11…第1の寒冷発生ユニット 12…第2の寒冷
発生ユニット 21,29…シリンダ 22,31…膨張
室 23,32…ディスプレーサ 24,33…シー
ル装置 25,34…ピストン 26,35…蓄冷
室 27,36…蓄冷材 45,51…吸熱
に供される部分 47…吸熱筒 48,49…被冷
却物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒岡 勝政 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 門間 茂樹 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝総合研究所内 (56)参考文献 特開 平2−110260(JP,A) 実開 昭58−155570(JP,U) 社団法人低温工学協会・関西支部 海 外低温工学研究会 低温工学ハンドブッ ク編集委員会編「VDI低温工学ハンド ブック」内田老鶴圃新社発行(昭57−9 −15)p.139 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 9/14 510 F25B 9/14 530

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、このシリンダ内に往復動自
    在に配置されて上記シリンダとで膨脹室を構成するとと
    もに内部に蓄冷室を有したディスプレーサと、このディ
    スプレーサと前記シリンダとの間に設けられたシール装
    置とを備えてなる寒冷発生ユニットを少なくとも1段備
    え、前記ディスプレーサの往復動に関連させて高圧ガス
    を前記蓄冷室に通して冷却した後に前記膨脹室に導いて
    膨脹させ、この膨脹によって冷えたガスを上記蓄冷室に
    再び通して蓄冷する動作を繰り返すとともに前記シリン
    ダのヘッド壁またはヘッド壁近傍の周壁を介して吸熱す
    るようにした極低温冷凍機において、前記シリンダの
    内、少なくとも最も低温を発生する寒冷発生ユニットの
    シリンダは、前記吸熱に供される部分からシリンダの実
    質的な開口部までの長さLとシリンダの内径Dとの比L
    /Dが4以上で10以下に設定されていることを特徴と
    する極低温冷凍機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の極低温冷凍機において、
    シリンダの内、少なくとも最も低温を発生する寒冷発生
    ユニットのシリンダは、吸熱に供される部分が銅、銅合
    金、アルミニウム、アルミニウム合金の中から選ばれた
    一種で形成され、残りの部分がステンレス鋼、チタン、
    チタン合金の中から選ばれた一種で形成された異種金属
    接合構成に形成されていることを特徴とする極低温冷凍
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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社団法人低温工学協会・関西支部 海外低温工学研究会 低温工学ハンドブック編集委員会編「VDI低温工学ハンドブック」内田老鶴圃新社発行(昭57−9−15)p.139

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