JP2005343864A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 皮膚外用剤、詳細にはメラニン産生の抑制を主たる作用とする新規な皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】 8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩、ならびに4−n−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩を含む皮膚外用剤であって、8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩の含有率が0.01〜10質量%、4−n−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩の含有率が0.1〜1質量%である皮膚外用剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、皮膚外用剤に関する。さらに詳細には、メラニン産生を抑制するための医薬部外品に好適な皮膚外用剤に関する。
肌を白くし、それをいつまでも保つことを願う人は少なくない。このような願望を満たすため、種々の美白素材が開発されている。例えばアスコルビン酸とその誘導体、プラセンタエキス、アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、トラネキサム酸、カモミラエキス、4−n−ブチルレゾルシノール等が挙げられる。これらはメラニン産生を抑制するための医薬部外品の有効成分として開発されてきた。しかしながら、プラセンタエキスはBSE(ウシスポンジ状脳症候群)の問題で、またコウジ酸は発ガン性の疑いがあるため、医薬部外品の素材(美白素材を含む)としてそれらを使用することは制限されてきている。現在使用することができる美白素材のうち、4−n−ブチルレゾルシノールは安全性が高く、最も有望であると考えられている素材として知られている(例えば特許文献1を参照)。なお、4−n−ブチルレゾルシノールは、その製造方法についても既に知られている(例えば非特許文献1を参照)。
前記の如くに、医薬部外品の素材として使用することができる美白素材が制限されてきている現状においては、前記4−n−ブチルレゾルシノールの美白効果(メラニン産生抑制効果によるものでありうる)をさらに高めることができる手段の開発が望まれる。特に、4−n−ブチルレゾルシノールと組み合わされることで、メラニンの産生を抑制するだけでなく、メラニン産生が促進された肌部位に出現する、肌の肌理の乱れを修復し、肌の表面形状をも回復せしめるような手段の開発が望まれている。
4−n−レゾルシノールの美白効果を高めるために組み合わされる成分(併用成分)に関する研究はいくつか行われている(例えば特許文献2〜3を参照)。しかしながら、さほど効果を高めるものは見出されておらず、なお改良の余地がある。
一方、8−プレニルナリンゲニン(8-prenylnaringenin)はホップ(Humulus lupulus L.)の花蕾1kgに2〜8mg含有されており、発ガン抑制作用等を有することが知られている(例えば非特許文献2を参照)。その母核構造を有するナリンゲニンは、ストレス緩和作用、過敏性皮膚炎抑制作用、メイラード反応抑制作用等を有することが知られている(例えば特許文献4〜7を参照)。また、8−プレニルナリンゲニンの基源となる植物であるホップのエキスは、美白効果を有することが知られている(例えば特許文献8〜10を参照)。
しかしながら、8−プレニルナリンゲニンがメラニン産生に対する作用を有することは知られていない。さらに、8−プレニルナリンゲニンを、4−n−ブチルレゾルシノールと組み合わせる技術、およびかかる組合せにより、4−n−ブチルレゾルシノールのメラニン産生抑制作用が向上されることも知られていない。
特開平02−49715号公報 特開2003−252748号公報 特開2003−160466号公報 特表平10−510802号公報 特開2001−213775号公報 特開平07−324025号公報 特開2002−80352号公報 特開2000−229828号公報 特開2000−212032号公報 特開平11−246336号公報 Lille, J.; Bitter, L. A.; Peiner, V. Trudy-Nauchono-Issledovatelskii Institut Slantsev (1969), No.18, 127-134 Cristbal C.M.; Yea-Hue Y.; Marylin C.H.; Jan F.S.; Gilberto S.; Max L.D.; Donald R.B.; Drug Metabolism and Disposition 28(No.11), 2000, 1297-1301
本発明は、この様な状況下為されたものであり、4−n−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩が有する美白効果(メラニン産生抑制作用による効果であり得る)をさらに高めることができる手段を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、4−n−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩が有する美白効果をさらに高める手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた。その結果、4−n−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩と、8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩を組み合わせて、皮膚外用剤にそれぞれを特定量含有させることにより、前記美白効果を飛躍的に高めることができることを見出した。さらに該組み合わせにより、肌の肌理の乱れを修復させる効果をも高められることを見出した。本発明はこれらの知見により完成された。すなわち、本発明は以下に示す技術に関する。
(1) 下記構造式(I)で表される8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩、ならびに下記構造式(II)で表される4−n−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩を含む皮膚外用剤であって、
前記8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩の含有率が皮膚外用剤全量に対して0.01〜10質量%であって、かつ前記4−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩の含有率が皮膚外用剤全量に対して0.1〜1質量%であることを特徴とする皮膚外用剤。
Figure 2005343864
(2) (1)に記載の皮膚外用剤であって、
1)ホップの花蕾の極性有機溶媒抽出物を、ブタノールと水により液−液抽出するステップ、および
2)前記液−液抽出により得られたブタノール抽出物を、シリカゲルを担体とするクロマトグラフィーによって分画、精製するステップ
を含む方法により得られた8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩が配合されたことを特徴とする皮膚外用剤。
(3) さらに、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを含有することを特徴とする、(1)
または(2)に記載の皮膚外用剤。
(4) 前記ポリグリセリンの脂肪酸エステルが、ヘキサグリセリンモノ脂肪酸エステルであることを特徴とする、(3)に記載の皮膚外用剤。
(5) メラニン産生を抑制する作用を訴求したものであることを特徴とする、(1)〜(4)の何れかに記載の皮膚外用剤。
(6) メラニン産生を抑制するための医薬部外品であることを特徴とする、(1)〜(5)の何れかに記載の皮膚外用剤。
(7) メラニン産生を抑制する作用を有する医薬部外品である旨の表示を付されていることを特徴とする、(1)〜(5)の何れかに記載の皮膚外用剤。
本発明によれば、4−n−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩が有する美白効果(メラニン産生抑制作用による効果であり得る)をさらに高める手段を提供することができる。さらには、該手段を用いることで、美白効果に優れた皮膚外用剤を提供することができる。
<1>本発明の皮膚外用剤の必須成分である8−プレニルナリンゲニンまたはその塩
本発明の皮膚外用剤の必須成分である8−プレニルナリンゲニンまたはその塩は、上記構造式(I)で表される構造を有する化合物またはその塩であり、合成されたものでも天然に存在するものでもよい。
8−プレニルナリンゲニンは植物性フラバノンであり、種々の植物に含有されている。例えばクワ科のホップの花蕾等に比較的高濃度で含有される。該ホップの花蕾中に含有される8−プレニルナリンゲニンの量は、産地、収穫時期等により大きく異なるが、通常はホップの花蕾1kgあたり、1〜10mgが含有されている。
8−プレニルナリンゲニンの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類;リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示される。このような塩は8−プレニルナリンゲニンを塩基で処理することにより得ることができる。
8−プレニルナリンゲニンは、前述したように種々の植物に含有されるので、該植物から8−プレニルナリンゲニンを得ることができる。8−プレニルナリンゲニンを得るための基源植物としてはホップが特に好ましいが、ホップ以外の植物であってもよい。ホップ以外の植物としては、例えばウラルカンゾウ(Glycyrrhiza uralensis)、クララ(Sophora flavescens)等のマメ科の植物等が挙げられ、これらにも微量の8−プレニルナリンゲニンが含有されている。本発明の皮膚外用剤は、8−プレニルナリンゲニンをこれらの植物からの抽出物(植物エキス)の一成分として含有してもよいが、好ましくは植物からの抽出物の精製物として含有している。すなわち、好ましくは植物から抽出、精製された8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩を、本願発明の皮膚外用剤は一定量含有することができる。
8−プレニルナリンゲニンはホップの花蕾に比較的高濃度で含有されるので、該ホップの花蕾から抽出されることが好ましい。ホップの花蕾から水等で抽出した場合には、8−プレニルナリンゲニンは殆ど抽出されない。一方、該花蕾から極性有機溶媒(好ましくはエタノール、イソプロピルアルコール、ノルマルブチルアルコール等のアルコール、さらに好ましくはエタノール)で抽出した場合には、8−プレニルナリンゲニンを含む種々の成分が抽出され得るため、得られる抽出物中の8−プレニルナリンゲニンの濃度は低い。
例えば該花蕾をエタノールで抽出した場合には、得られる抽出物の溶媒を除去しても、溶媒除去後の抽出物中の8−プレニルナリンゲニンの濃度は0.001質量%程度である。そのため、後述する所望の量の8−プレニルナリンゲニンを本発明の皮膚外用剤に含有させるためには、前記花蕾の極性有機溶媒(例えばエタノール)による抽出物を分画、精製することで、8−プレニルナリンゲニンの濃度を上げる必要がある。
前記花蕾の極性有機溶媒による抽出、および該極性溶媒抽出物の分画、精製は、例えば、以下の手順で行うことができる。
1.極性有機溶媒(例えばアルコール、好ましくはエタノール)で、ホップの花蕾から8−プレニルナリンゲニンを抽出する。例えば該抽出は、ホップの花蕾に極性有機溶媒を加え、それを加熱(好ましくは加熱還流)することで行うことができる。該抽出に用いられる極性有機溶媒の量は、ホップの花蕾(質量)に対して1質量倍〜l0質量倍であることが好ましい。該抽出後、濾過により不溶物を除去し、さらに溶媒を除去することが好ましい。
2.前記溶媒を除去して得られる残渣(アモルファス状であり得る)を、水とn−ブチルアルコールで液−液抽出する。液−液抽出に用いられる水とn−ブチルアルコールの量は、ホップの花蕾(1Kg)に対して、それぞれ300〜1000mlであることが好ましい。該液−液抽出により得られたn−ブチルアルコール相は、好ましくは溶媒を除去される。
3.得られる残渣を、シリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィーで分画、精製する。かかるカラムクロマトグラフィーの好ましい溶出溶媒としては、例えば、塩化メチレンやクロロホルム等のハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル等のエステル類;イソプロピルエーテル等のエーテル類等を主として、適宜アルコールを混合させた溶媒が好ましい。
また必要に応じて、さらに、シダイアイオンHPー20(三菱化成株式会社製)等のイオン交換樹脂を充填したカラムを用いて、含水メタノール等を溶出溶媒として再度、分画、精製することもできる。
溶出状況を、薄層クロマトグラフィー(TLC)や、高速液体クロマトグラフィー(HPLC;カラム:ODS4.6×150〜250mm、カラム温度:30〜40℃、流速:0.8〜1.2ml/分、検知:紫外部220nm)で適宜チェックすることが好ましい。
8−プレニルナリンゲニンが溶出された分画を収集し、好ましくは溶媒を除去することで8−プレニルナリンゲニンを得ることができる。
後記製造例において、8−プレニルナリンゲニンを得る手段を具体的に例示した。
8−プレニルナリンゲニンまたはその塩は、4−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩のメラニン産生抑制作用を向上させる作用を有する。また8−プレニルナリンゲニンまたはその塩は、シミや色素沈着に伴って起こることのある、肌の肌理の荒れを整える作用も有する。従って、4−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩と組み合わせて皮膚外用剤に含有させることで、該皮膚外用剤にメラニン産生抑制作用を発現させ、さらに肌の肌理の荒れを整える作用を発揮させることができる。
<2>本発明の皮膚外用剤の必須成分である4−n−ブチルレゾルシノールまたはその塩
本発明の皮膚外用剤の必須成分である、4−n−ブチルレゾルシノールまたはその塩は、上記構造式(II)で表される構造を有する化合物またはその塩であり、合成されたものでも天然に存在するものでもよい。
本発明の皮膚外用剤に含有される4−n−ブチルレゾルシノールは、常法に従って製造することができ、例えば上記非特許文献1に記載された方法に従って製造することができる。すなわち、1)レゾルシンとブタン酸を塩化亜鉛の存在下縮合し、亜鉛アマルガム/
塩酸で還元する方法、2)レゾルシンとn−ブチルアルコールとを200〜400℃の高温下で縮合させる方法、3)その他の方法を用いて製造することができる。
4−n−ブチルレゾルシノールの塩とは、生理的に許容されるものであれば特段の限定はされず、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩やトリエチルアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩やアルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示される。これらの塩のうち、特に好ましいものはアルカリ金属塩であり、中でもナトリウム塩が特に好ましい。このような塩は、4−n−ブチルレゾルシノールを種々の塩基性化合物と反応させることにより得ることができる。
4−n−ブチルレゾルシノールまたはその塩は、メラニン産生を抑制する作用を有し、さらに8−プレニルナリンゲニンまたはその塩と組み合わされることでさらにその作用が高められる。従って、8−プレニルナリンゲニンまたはその塩とともに皮膚外用剤に含有されることで、該外用剤にメラニン産生を抑制する作用を発揮させ、美白作用を発揮させることができる。
<3>本発明の皮膚外用剤
本発明の皮膚外用剤は、前記した8−プレニルナリンゲニンおよびその塩の一方または両方、ならびに4−ブチルレゾルシノールおよびその塩の一方または両方を含有する。8−プレニルナリンゲニンおよびその塩の一方または両方、ならびに4−ブチルレゾルシノールおよびその塩の一方または両方のいずれについても、一種を単独で含有させてもよく、二種以上を組み合わせて含有させてもよい。
本発明の皮膚外用剤は、8−プレニルナリンゲニンおよびその塩の一方または両方を、皮膚外用剤全量に対して、0.01〜10質量%、より好ましくは、0.02〜5質量%含有することが好ましい(複数種を組み合わせて含有する場合は、その合計含有率を意味する)。含有率0.01質量%以上であれば、4−n−ブチルレゾルシノールの美白効果(色素沈着の改善効果を含む)を充分に高めることができ、さらに肌の肌理の荒れを整える効果を該外用剤に付与することができる。含有率10質量%以下であればコストの面で好ましく、かつ所望の効果を外用剤に付与することができる。このことは下記の実施例においても説明されている。
本発明の皮膚外用剤は、4−ブチルレゾルシノールおよびその塩の一方または両方を皮膚外用剤全量に対して、0.1〜1質量%、さらに好ましくは0.2〜0.5質量%含有することが好ましい(複数種を組み合わせて含有する場合は、その合計含有率を意味する)。該範囲の4−ブチルレゾルシノールおよびその塩の一方または両方が皮膚外用剤に含有されると、4−ブチルレゾルシノールおよびその塩の一方または両方のメラニン産生を抑制する作用が有効に発揮され、皮膚外用剤に美白効果を与えることができる。さらに、該範囲の4−ブチルレゾルシノールおよびその塩の一方または両方は、皮膚外用剤中に安定に含有される。
本発明の皮膚外用剤は通常水を含有し、さらにこれらの成分以外に、皮膚外用剤で通常使用される任意成分を含有することができる。
任意成分のうち、特に好ましいものとしては、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを挙げることができる。ポリグリセリンの脂肪酸エステルの中でも、重合度4〜15のポリグリセリンの脂肪酸エステルが好ましく、ヘキサグリセリンの脂肪酸エステルが特に好ましい。また、ポリグリセリンの脂肪酸エステルのエステル化度は、界面活性能力の点から一分子あたり平均1〜3個の脂肪酸残基を有するものが好ましい。かかる脂肪酸残基としては、炭素数10〜18の基が好ましく、炭素数12のラウリン酸残基が特に好ましい。最も
好ましいポリグリセリンの脂肪酸エステルとして、ヘキサグリセリンモノラウレートを挙げることができる。
ポリグリセリンの脂肪酸エステルの好ましい含有率は、総量で、皮膚外用剤全量に対して、0.1〜5質量%である。ポリグリセリンの脂肪酸エステルを含有させることにより、皮膚外用剤を日焼けした肌に対する刺激感を低減させることができ、また該皮膚外用剤に含有される油性成分を乳化または可溶化させることができる。
本発明の皮膚外用剤は、ポリグリセリンの脂肪酸エステルの一種を単独で含有することもできるし、二種以上の組み合わせを含有することもできる。
本発明の皮膚外用剤は、さらに別途の任意成分を含有させることができる。例えば、オイル類、ワックス類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、合成エステル油類、油剤類、界面活性剤類、保湿成分、増粘剤、無機粉体類、無機顔料類、パール剤類、有機色素類、有機粉体類、紫外線吸収剤類、ビタミン類、抗菌性多価アルコールが挙げられる。
オイル類、ワックス類としては、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等が挙げられ、
炭化水素類としては、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸類としては、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等が挙げられ、
高級アルコール類としては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等が挙げられ、
合成エステル油類としては、バチルアルコールやセラキルアルコール等のアルキル(アルケニル)グリセリルエーテル類、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等が挙げられる。
油剤類としてはシリコーン油等が好ましく、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等が挙げられる。
界面活性剤としては、イオン性界面活性剤(アニオン性、カチオン性および両性を含む)、および非イオン性界面活性剤のいずれでもよい。
イオン性界面活性剤としては、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性
剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン(POE)(ポリオキシエチレン)ソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等が挙げられる。
保湿成分類としてはポリメタクリロイルオキシエトキシホスホリルコリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等が挙げられ、
増粘剤としては、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸−メタクリル酸アルキルコポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等が挙げられる。
無機粉体類としては、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等が挙げられ、これらは表面を処理されていてもよい。
無機顔料類としては、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛が挙げられ、これらは表面を処理されていてもよい。
パール剤類としては、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等が挙げられ、これらは表面を処理されていてもよい。
有機色素類としては、赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等が挙げられ、これらはレーキ化されていてもよい。
有機粉体類としては、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等が挙げられる。
紫外線吸収剤類としては、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等が挙げられる
ビタミン類としては、ビタミンAまたはその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2またはその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15またはその誘導体等のビタミンB類、ビタミンC、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等が好ましく例示できる。
抗菌性多価アルコールとしては、1,3−ブタンジオール、1,2−へキサンジオール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオールなどが好ましく例示される。
本発明の皮膚外用剤は、8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩、ならびに4−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩、さらに必要に応じて水、その他の任意成分(好ましくはポリグリセリンの脂肪酸エステルを含む)を含有すること以外は、一般の皮膚外用剤を製造するのに通常用いられる方法に従って製造することができる。
本発明の皮膚外用剤の剤形は、皮膚に塗布することができるものであれば特に限定されず、例えば、可溶化ローション剤形、増粘エッセンス剤形、乳化剤形等を挙げることができる。
本発明の皮膚外用剤は、優れたメラニン産生抑制作用を有し、それが皮膚に塗布されることにより、塗布部位のメラニン産生の亢進が抑制され、色素沈着の悪化が抑制され、かつ色素沈着が改善される。さらに本発明の皮膚外用剤は、色素沈着に伴う肌の肌理の荒れを改善する作用も有する。これらの作用により、美白効果が発現される。従って、本発明の皮膚外用剤はメラニン産生を抑制する作用を訴求したものであることが好ましい。例えば、メラニン産生を抑制する作用を有する旨の表示が該外用剤のパッケージ上に記載される、またはその旨の説明書が該外用剤に添付されていることが好ましい。あるいは本発明の皮膚外用剤の宣伝または広告において、メラニン産生を抑制する作用を有することを示すこともできる。
本発明の皮膚外用剤の用途は、皮膚に外用塗布して使用されるためのものであれば特段の限定はされないが、好ましくはメラニン産生の抑制によりシミや色素沈着を防止するための医薬部外品であり、さらに好ましくは医薬部外品の化粧料である。なお、医薬部外品とは薬事法で定義される医薬部外品をいう。
前記のように、本発明の皮膚外用剤は医薬部外品(さらに好ましくは医薬部外品の化粧料)であることが好ましく、従ってメラニン産生の抑制を主たる作用とする医薬部外品であり、またメラニン産生を抑制するための医薬部外品であることが好ましい。したがって、該外用剤にはメラニン産生を抑制する作用を有する医薬部外品である旨が表示されていてもよい。例えばメラニン産生を抑制する作用を有するものである旨が、該外用剤のパッケージ上に記載される、またはその旨の説明書が添付されていることができる。あるいは、本発明の皮膚外用剤の薬事法上の法定表示において、その効果効能としてメラニン産生を抑制する作用を有することを示すこともできる。
また、本発明の皮膚外用剤(好ましくは医薬部外品)には、使用方法が表示されていてもよい。例えば、該外用剤を適量取り、カット綿等に含ませて、それをシミや色素沈着の気になる部位に軽く擦過、押し当てることにより塗布して使用されるものである旨が、該化粧料のパッケージ上に記載される、またはその旨の説明書が添付されていることができる。また、該塗布によりシミや色素沈着が改善される旨の表示が付されていてもよい。
あるいは、本発明の化粧料を使用(皮膚に塗布して使用)する上での注意書が表示され
ていてもよい。例えば、塗布することによりひりひり感や火照り感を感じた場合には直ちに使用を止める旨を表示することもできる。
以下に、製造例および実施例を挙げて、本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明が、かかる製造例および実施例によって限定されないことは言うまでもない。
<製造例:8−プレニルナリンゲニンの製造例>
ホップの花蕾10kgにエタノール30lを加え、2時間加熱還流し、室温まで放冷した後、濾過により不溶物を除去し、濾液を減圧濃縮してアモルファスを得た。
このものに300mlの水、および300mlのn−ブチルアルコールを加えて、良く振とうして溶かし、分液ロートに移して、液−液抽出を行った。その後、得られたブチルアルコール層を減圧濃縮した。この減圧濃縮により得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;イソプロピルエーテル:メタノール=100:0→50:50)を行い、溶出液を1mlずつ分画して精製した。8−プレニルナリンゲニンの溶出状況をTLCで確認した。8−プレニルナリンゲニンを含む分画を全てあわせて、溶媒を除去した。
得られた残渣を、ダイアイオンHP−20を充填したカラムで、溶出溶媒として水−メタノール混液系を用いて、水からメタノールまで濃度勾配をかけて徐々に溶出させ、溶出液を1mlずつ分画して精製した。8−プレニルナリンゲニンの溶出部分の溶媒を減圧溜去して、9mgの8−プレニルナリンゲニンを得た。
<実施例1>
下記表1に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である乳化タイプの高粘度エッセンス1を作製した。エッセンス1は化粧料または医薬部外品として用いることができる。
Figure 2005343864
処方成分イ)、ロ)およびハ)をそれぞれ70℃に加熱し、イ)にロ)を加えて中和し、これに徐々にハ)を加えて乳化し、ホモジナイザーで乳化粒子を整え、攪拌冷却し、スポッツタイプのエッセンス1を得た。
別途、エッセンス1における処方成分イ)の4−n−ブチルレゾルシノールを水に置換した比較例1、処方成分ハ)の10%8−プレニルナリンゲニンエタノール溶液をエタノールに置換した比較例2を、エッセンス1の作製と同様の手順で作製した。
これらについて、色素沈着の改善効果を調べた。すなわち、自由意志で試験に参加した8名のパネラーの背部に2cm×3cmの部位を5つ設け、その内の1つを非照射コントール部位として、それ以外の4つの部位にMED(最少紅斑照射量)の1.2倍の紫外線(光源:SEランプ)を1日おきに5回照射した。照射終了後、7日間放置して色素沈着を発生させた。これら照射部位(4部位)のうちの一の部位を照射コントロール部位として、それ以外の一の部位にはエッセンス1を、別の一の部位には比較例1を、さらに別の一の部位には比較例2を、それぞれ3週間、連日、朝晩に2回塗布した。
最後の塗布が終了してから24時間後に、各照射部位(4部位)の色と非照射コントロール部位との色差を色差計で測定した。この結果を表3に示す。
さらに、各照射部位の肌の肌理をビデオマイクロスコープで観察し、下記表2の観察所見に従って評価した。この評価結果も表3に示す。
Figure 2005343864
Figure 2005343864
表3に示された結果から、エッセンス1の色素沈着の改善効果は、比較例1(4−n−ブチルレゾルシノールを含まない)および比較例2(8−プレニルナリンゲニンを含まない)と比較して有意に高いことがわかる。
また、エッセンス1の肌理の荒れを整える効果も、比較例1および比較例2と比較して有意に高いことがわかる。これは4−n−ブチルレゾルシノール単独の効果と、8−プレニルナリンゲニン単独の効果から予想される相加的な効果を、大幅に上回る効果である。
<実施例2>
実施例1と同様に、下記表4の処方に従って、エッセンス1の作製と同様の手順でエッセンス2を作製した。エッセンス2は化粧料として用いることができる。また、エッセンス2の処方成分ハ)の8−プレニルナリンゲニンエタノール溶液をエタノールに置換し、
エッセンス2と同様に比較例3を作製した。これらの色素沈着の改善効果および肌理の荒れを整える効果について、6名のパネラーを用いて、実施例1と同様に評価した。結果を表5に示す。
Figure 2005343864
Figure 2005343864
実施例1で得られた結果と同様に、エッセンス2の色素沈着の改善効果、および肌理の荒れを整える効果は、比較例1および3よりも高いことが確認されたが、エッセンス1と比較するとその効果の程度は低い。従って、皮膚外用剤中の4−n−ブチルレゾルシノールの含有率は0.3質量%程度以上であることが好ましいことがわかる。
<実施例3>
実施例1と同様に、下記表6の処方に従って、エッセンス1の製造と同様の手順でエッセンス3を作製した。エッセンス3は、化粧料または医薬部外品として用いることができる。また、エッセンス3の処方成分イ)の4−n−ブチルレゾルシノールを水に置換した比較例4をエッセンス3と同様に作製した。これらの色素沈着の改善効果および肌理の荒れを整える効果について、6名のパネラーを用いて、実施例1と同様に評価した。結果を
表7に示す。
Figure 2005343864
Figure 2005343864
実施例1と同様に、エッセンス3の色素沈着の改善効果、および肌理の荒れを整える効果は、比較例2および4よりも高いことが確認されたが、エッセンス1と比較するとその効果の程度はやや低いことがわかる。つまり、皮膚外用剤は、0.2質量%以上の10%8−プレニルナリンゲニンエタノール溶液(すなわち、0.02質量%以上の8−プレニルナリンゲニン)を含有することがより好ましいことがわかる。
本発明は、メラニン産生を抑制するための医薬部外品、好ましくは化粧料に応用させることができる。また美白効果を有する化粧料に応用することもできる。

Claims (7)

  1. 下記構造式(I)で表される8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩、ならびに下記構造式(II)で表される4−n−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩を含む皮膚外用剤であって、
    前記8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩の含有率が皮膚外用剤全量に対して0.01〜10質量%であって、かつ前記4−ブチルレゾルシノールおよび/またはその塩の含有率が皮膚外用剤全量に対して0.1〜1質量%であることを特徴とする皮膚外用剤。
    Figure 2005343864
  2. 請求項1に記載の皮膚外用剤であって、
    1)ホップの花蕾の極性有機溶媒抽出物を、ブタノールと水により液−液抽出するステップ、および
    2)前記液−液抽出により得られたブタノール抽出物を、シリカゲルを担体とするクロマトグラフィーによって分画、精製するステップ
    を含む方法により得られた8−プレニルナリンゲニンおよび/またはその塩が配合されたことを特徴とする皮膚外用剤。
  3. さらに、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを含有することを特徴とする、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
  4. 前記ポリグリセリンの脂肪酸エステルが、ヘキサグリセリンモノ脂肪酸エステルであることを特徴とする、請求項3に記載の皮膚外用剤。
  5. メラニン産生を抑制する作用を訴求したものであることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
  6. メラニン産生を抑制するための医薬部外品であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
  7. メラニン産生を抑制する作用を有する医薬部外品である旨の表示を付されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
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