JP2005343798A - 放射性標識化合物の製造装置および製造方法 - Google Patents

放射性標識化合物の製造装置および製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 [18F]フッ化物イオンなどの放射性同位元素を含む18O−濃縮水を用いて放射性標識化合物を製造する装置において、回収容器に回収される18O−濃縮水中にアセトニトリルなどの反応補助試薬が混入することを防ぐ。
【解決手段】 陰イオン交換樹脂カラム20と、カラムに[18F]フッ化物イオンなどの放射性同位元素を含む18O−濃縮水16を導入する18O−濃縮水導入ライン21と、カラムを通過した18O−濃縮水を回収容器22に回収する18O−濃縮水回収ライン23と、カラムに溶離液24を導入する溶離液導入ライン25と、カラムを通過した溶離液を反応容器26に移送する溶離液移送ライン27と、反応容器に反応補助試薬28を導入する反応補助試薬導入ライン29とを具備する装置において、反応補助試薬導入ラインまたは反応容器から18O−濃縮水回収ラインに反応補助試薬が移行することを防止する逆止弁(反応補助試薬移行防止手段)40を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、陽電子放射断層画像(Positron Emission Tomography;PET)システムに用いる放射性標識化合物の製造装置および製造方法に関する。
従来から、医療分野において、人体内部の機能を映像で表示する機能画像診断法として、陽電子を放出するアイソトープの体内分布を測定するPETシステムによる画像診断法が用いられている。PETシステムによる画像診断法によれば、ガンなどの疾患の形態画像のみならず、生体内における血液中の酸素の動きなどの機能画像を得ることができ、脳障害や心臓病などの診断に大きな威力が発揮される。PETシステムは、短半減期の放射性同位元素を用いた画像診断システムであり、標識化合物製造装置を用いて、人体に投与できる放射性同位元素で標識された化合物を合成し、この標識化合物を人体に投与した後、人体内における標識化合物の分布を画像化する。
上述したPETシステム用の放射性標識化合物としては、[18F]−2−フルオロ−2−デオキシ−D−グルコース([18F]−FDG)、[18F]−フルオロ−L−チミジン([18F]−FLT)、[18F]アミノ酸化合物などの放射性標識有機化合物が知られている。これらの化合物は、化合物中の水素原子の1個を陽電子放出核種である[F−18](半減期109.8分)に置き換えた標識化合物であり、脳や心臓の機能の診断、悪性腫瘍の診断などに使用されている。
放射性標識化合物を合成する方法は種々提案されており、例えば[18F]−FDGを合成する方法として、陰イオン交換樹脂を充填したカラムに捕集された[18F]フッ化物イオンを反応容器に抽出して、反応容器で反応基質に標識させるハマハー(Hamacher)法や、上記のような抽出を行わず、[18F]フッ化物イオンの捕集に用いたカラム内で標識反応を行うオンカラム法がある(特許文献1、2参照)。
放射性標識化合物の製造は、作業者に対する被爆や誤操作による事故を避けるために、通常、ケミカルブラックボックス(以下、CBBという)と称する装置を用いて自動的に行われる。サイクロトロンで所望各種の原料となる標的物質に照射を行うことにより製造された陽電子放出核種はCBBに送られ、CBB内で標的物質から陽電子放出核種を分離する工程、陽電子放出核種を化合物に標識させる工程などを行い、放射性標識化合物を製造する。
以下に、CBBを用いた一般的な放射性標識化合物の製造方法を示す。図5に示すように、まず、サイクロトロン10で18O−濃縮水にプロトンを照射することにより、放射性同位元素である[18F]フッ化物イオンをターゲットボックス12内で製造する。次に、このように製造した[18F]フッ化物イオンを含有する18O−濃縮水(以下、ターゲット水ということもある)をCBB14に送り、ターゲット水容器16に注入する。ターゲット水容器16からターゲット水を3方バルブ2を介して陰イオン交換樹脂を充填したカラム20に通して、[18F]フッ化物イオンを陰イオン交換樹脂に吸着させ、カラム20を通過した18O−濃縮水を3方バルブ4を介して18O−濃縮水回収容器22に回収する。
次いで、3方バルブ2、4を切り替え、カリウム塩の水溶液(溶離液)24をカラム20に通して、カラム20内の陰イオン交換樹脂に捕集された[18F]フッ化物イオンを溶出させ、[18F]フッ化物イオンを含有する溶離液を反応容器26に送る。さらに、3方バルブ6を切り替え、反応補助試薬である相間移動触媒のアセトニトリル溶液28を反応容器26に送り、反応容器26内を加熱して内部の溶液を蒸発乾固させ、[18F]フッ化物イオンを活性化させる。その後、反応容器26に反応基質30を加えて、求核置換反応を行わせ、脱保護を行い、放射性標識化合物を得る。
上述した装置において、ターゲット水、溶離液、反応補助試薬、基質などは、それぞれが納められている容器に接続されたラインから供給される不活性ガス(図示せず)によって送液される。
また、各試薬を反応容器に導くための各流路を複数の入口と1つの出口を備えるロータリーバルブに接続し、該ロータリーバルブの出口と反応容器を接続し、各試薬を共通のラインを通して反応容器に注入する装置駆動の機能性を高めた合成装置も知られている(非特許文献1参照)。
上述した放射性標識化合物の製造方法において、合成工程中で回収される18O−濃縮水は、非常に高価であるため、再利用することが望まれる。しかし、回収容器に回収された18O−濃縮水中には、標識工程で使用されるアセトニトリルが混入し、精製を行ってからでないと再利用することができない。例えば、Huangらは、前駆体の溶剤としてクリプトフィックス222および炭酸カリウムと共に使用されるアセトニトリルが、回収された18O−濃縮水に含まれることを報告している。そして、このアセトニトリルを18O−濃縮水から除去しなければ、FDGの収率低下につながるため、回収した18O−濃縮水を電気分解によって精製することを提案している(非特許文献2参照)。また、Mosdzianoskiらは、CBBで回収された18O−濃縮水にアセトニトリルが混入することを報告し、18O−濃縮水にヘリウムをバブラーを通してバブリングすることで、18O−濃縮水からアセトニトリルを除去することができると報告している(非特許文献3参照)。
特公平3−12047号公報 特開平8−325169号公報 Appl. Rdiat. Isot. vol.46, No.9, pp887-891 (1995) Nucl. Med. Biology vol.30, pp785-790 (2003) Proceeding of the eighth workshop on Targetry and Target Chemistry, pp200 (1999)
しかしながら、前述した非特許文献2、3の方法は、いずれもCBBを用いて放射性標識化合物を合成した後、回収した18O−濃縮水から混入したアセトニトリルなどの反応補助試薬を除去するものであり、回収した18O−濃縮水への反応補助試薬の混入を防ぐ技術ではない。回収した18O−濃縮水を精製する工程が追加されることは、放射性標識化合物の製造コストが高くなることにつながり、好ましくない。
本発明は、上記の課題を解決するべくなされたものであり、[18F]フッ化物イオンなどの放射性同位元素を含む18O−濃縮水を用いて放射性標識化合物を製造する装置であって、放射性標識化合物の製造過程で回収容器に回収される18O−濃縮水中にアセトニトリルなどの反応補助試薬が混入することを防ぐことができる装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、[18F]フッ化物イオンなどの放射性同位元素を含む18O−濃縮水を用いる放射性標識化合物製造装置では、陰イオン交換樹脂を充填したカラムの流出路を操作する3方バルブや、反応補助試薬の流出路を操作する3方バルブのデットスペースに液が残留し、この残留物が次の工程で送液された液中に混入すること、また、3方バルブ中のオリフィスに異物などが詰まり、3方バルブによって流路を完全に遮断できない場合があることを見出すとともに、これらのことが原因となって回収容器に回収される18O−濃縮水中にアセトニトリルなどの反応補助試薬が混入することを知見した。そして、上述した18O−濃縮水の回収水中への反応補助試薬の混入を防止するためには、反応容器に反応補助試薬を導入するラインや反応容器から18O−濃縮水を回収容器に回収するラインにアセトニトリルなどの反応補助試薬が流入することを防止すればよいことに想到した。
本発明は、上述した知見に基づいてなされたもので、陰イオン交換樹脂を充填したカラムと、前記カラムに放射性同位元素を含む18O−濃縮水を導入する18O−濃縮水導入ラインと、前記カラムを通過した18O−濃縮水を回収容器に回収する18O−濃縮水回収ラインと、前記カラムに溶離液を導入する溶離液導入ラインと、前記カラムを通過した放射性同位元素を含む溶離液を反応容器に移送する溶離液移送ラインと、前記反応容器に反応補助試薬を導入する反応補助試薬導入ラインとを具備する放射性標識化合物の製造装置において、前記反応補助試薬導入ラインまたは反応容器から18O−濃縮水回収ラインに反応補助試薬が移行することを防止する少なくとも1つの反応補助試薬移行防止手段を設けたことを特徴とする放射性標識化合物の製造装置を提供する。また、本発明は、上記製造装置を用いて放射性標識化合物を製造することを特徴とする放射性標識化合物の製造方法を提供する。
本発明において、反応補助試薬移行防止手段の構成に限定はなく、反応補助試薬導入ラインまたは反応容器から18O−濃縮水回収ラインに反応補助試薬が移行することを防止できるものであればいずれのものでもよいが、好適には後述する実施形態に示すように下記構成を挙げることができる。
(1)反応補助試薬移行防止手段が、溶離液移送ラインに設けられた逆止弁である構成(第1実施形態)。
(2)反応補助試薬移行防止手段が、18O−濃縮水導入ライン、溶離液導入ライン、18O−濃縮水回収ラインおよび溶離液移送ラインが連結された8方以上の多方バルブである構成(第2実施形態)。
(3)反応補助試薬移行防止手段が、溶離液移送ラインの流出側および反応補助試薬導入ラインの流出側が連結された3方以上のロータリーバルブまたは3方以上のスライダーバルブである構成(第3実施形態)。
(4)上記(1)および(2)の反応補助試薬移行防止手段を組み合わせた構成。
(5)上記(1)および(3)の反応補助試薬移行防止手段を組み合わせた構成。
(6)上記(2)および(3)の反応補助試薬移行防止手段を組み合わせた構成。
(7)上記(1)、(2)および(3)の反応補助試薬移行防止手段を組み合わせた構成。
本発明に係る放射性標識化合物の製造装置は、放射性標識化合物の製造過程で回収容器に回収される18O−濃縮水中にアセトニトリルなどの反応補助試薬が混入することを防ぐことができる。したがって、本発明の装置を用いた場合、回収された18O−濃縮水への不純物の混入がないため、回収された18O−濃縮水の精製をあらためて行う必要がなく、高価な18O−濃縮水の損失を最小限に抑えた再利用が可能となる。
次に、本発明に係る放射性標識化合物の製造装置について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明装置の第1実施形態を示す。図1において、10はサイクロトロン、12はターゲットボックス、14はCBB、16はターゲット水容器、18は6方バルブ、20は陰イオン交換樹脂を充填したカラム、21はカラム20にターゲット水を導入する18O−濃縮水導入ライン、22は18O−濃縮水回収容器、23はカラム20を通過した18O−濃縮水を18O−濃縮水回収容器22に回収する18O−濃縮水回収ライン、24はカリウム塩の水溶液(溶離液)、25はカラム20に溶離液24を導入する溶離液導入ライン、26は反応容器、27はカラム20を通過した[18F]フッ化物イオンを含む溶離液を反応容器26に移送する溶離液移送ライン、28は相間移動触媒のアセトニトリル溶液(反応補助試薬)、29は反応容器26に反応補助試薬を導入する反応補助試薬導入ラインを示す。
本例の装置では、6方バルブ18において、ターゲット水容器16とポート18c、溶離液24とポート18a、連通管32とポート18bおよびポート18e、カラム20とポート18d、ドレン容器34とポート18fがそれぞれ接続されている。また、6方バルブ18内では、最初にポート18aと18b、18cと18d、18eと18fがそれぞれつながっている。
また、本例の装置では、18O−濃縮水回収ライン23の流入側と溶離液移送ライン27の流入側とが第1の3方バルブ36を介して連結されているとともに、溶離液移送ライン27の流出側と反応補助試薬導入ライン29とが第2の3方バルブ38を介して連結されており、上記第1の3方バルブ36と第2の3方バルブ38との間において、溶離液移送ライン27に逆止弁40が設置されている。
さらに、本例の装置では、18O−濃縮水回収容器22からフッ素ガスなどのガスを抜くためのガス抜きライン70と、反応容器26から反応不要物を回収するための反応不要物回収ライン74が、それぞれ排出容器72に接続されている。また、上記反応不要物回収ライン74はガス抜きライン70に合流しているとともに、ガス抜きライン70の上記合流箇所より上流側には逆止弁76が設置されている。
本例の装置では、次のようにして放射性標識化合物が合成される。まず、ターゲット水容器16中のターゲット水を6方バルブ18のポート18cから注入し、隣接するポート18dを経由してカラム20を通過させ、[18F]フッ化物イオンをカラム20に吸着させた後、通過した18O−濃縮水を第1の3方バルブ36を経由して18O−濃縮水回収容器22に回収する。その際、溶離液24はポート18a、18b、18e、18fを経由して流し、余分の溶離液をドレン容器34に排出することにより、連通管32に満たしておく。
次に、6方バルブ18を1ポート分移動させて流路を切り替え、ポート18fと18a、18bと18c、18dと18eがそれぞれつながるようにする。その後、ターゲット水容器16から供給されたヘリウムガス44がポート18cから注入され、ポート18bとポート18eを接続する連通管32に満たされた溶離液がポート18e、18dを経由してカラム20を通過し、カラム20内の[18F]フッ化物イオンを溶出させる。そして、[18F]フッ化物イオンを含む溶離液が第1の3方バルブ36、逆止弁40および第2の3方バルブ38を経由して反応容器26に送液される。次いで、反応補助試薬である相間移動触媒のアセトニトリル溶液28が第2の3方バルブ38を経由して反応容器26に注入される。さらに、反応容器26内を加熱して内部の溶液を蒸発乾固させ、[18F]フッ化物イオンを活性化させた後、基質であるTATM(1,3,4,6,−テトラ−O−アセチル−2−O−トリフルオロメタンスルホニル−β−D−マンノピラノース)を加えて標識合成を行う。
第1の実施形態において、カラム20に通される溶離液は、上述したようにポート18b−18e間の連通管32内に満たされた液量が流されることになるが、カラム20から完全に[18F]フッ化物イオンを抽出するために少なくとも一定量以上流さなければならない。しかし、溶離液を過剰に流しすぎると、反応容器内での蒸発乾固に時間がかかりすぎるため好ましくない。そのため本例では、決められた量の溶離液を流すことができるように、図1に示すようにポート18b−18e間の連通管32にループ42を設け、予め溶離液の液量を規定している。
18O−濃縮水を回収容器22に回収する流路、[18F]フッ化物イオンを含む溶離液を反応容器26に送る流路、および反応補助試薬を反応容器26に送る流路は、第1および第2の3方バルブ36、38を切り替えて操作されるが、これら3方バルブ36、38の構造上、バルブ内のデッドスペースに液が残存してしまい、次にこれら3方バルブ36、38に流れる液に残存した液が溶け込んでしまう可能性がある。そのため、本実施形態では、図1に示すように、18O−濃縮水回収ライン23と溶離液移送ライン27とを合流させる第1の3方バルブ36と、溶離液移送ライン27と反応補助試薬導入ライン29とを合流させる第2の3方バルブ38との間に逆止弁40を設置している。これにより、第2の3方バルブ38に残存した反応補助試薬が逆流したとしても、この反応補助試薬が第1の3方バルブ36に混入することが逆止弁40の作用によって防止される。その結果、回収容器22に回収された18O−濃縮水に反応補助試薬が混入することがなくなる。
上述した逆止弁としては、液の逆流を防止できるものであればよく、インラインタイプ、コネクタータイプなどいずれの逆止弁も使用することができる。具体例としては、株式会社コクゴ製のクサビ型特殊弁構造インラインタイプ(型式:
MFTD−RL、MFTD−3)、クサビ型特殊弁構造コネクタータイプ(型式:MFTD−3−RB)、クサビ型特殊弁構造汎用タイプ(型式:MFP−3、MFP−6)、株式会社アイシス製のミニチェックバルブなどを挙げることができる。
また、本装置では、18O−濃縮水回収容器22からのガス抜きライン70および反応容器26からの反応不要物回収ライン74が排出容器72に連結されているが、ガス抜きライン70に逆止弁76を設けたので、排出容器72内の反応不要物などが逆流して18O−濃縮水回収容器22内の18O−濃縮水に混入することが防止される。
(第2実施形態)
図2、図3はそれぞれ本発明装置の第2実施形態を示す。なお、図2、図3において、図1と同一構成の部分には同一参照符号を付してその説明を省略する。図2に示す第2実施形態では、8方バルブ46を使用して、[18F]フッ化物イオンを陰イオン交換樹脂を充填したカラム20に捕集する。図2に示すように、8方バルブ46は、ターゲット水容器16とポート46a、溶離液24とポート46bおよびポート46f、カラム20とポート46eおよびポート46h、18O−濃縮水回収容器22とポート46d、3方バルブ38とポート46gがそれぞれ接続されている。また、8方バルブ46内では、最初にポート46hと46a、46bと46c、46dと46e、46fと46gがそれぞれつながっている。
本例の装置では、次のようにして放射性標識化合物が合成される。まず、ターゲット水容器16中のターゲット水を8方バルブ46のポート46aから注入し、隣接するポート46hを経由してカラム20を通過させ、[18F]フッ化物イオンを樹脂に吸着させた後、ポート46e、46dを経由して18O−濃縮水を18O−濃縮水回収容器22に回収する。
次に、8方バルブ46を1ポート分移動させて流路を切り替え、ポート46aと46b、46cと46d、46eと46f、46gと46hがそれぞれつながるようにする。その後、ターゲット水容器16から供給されたヘリウムガス44がポート46a、46bを経由して溶離液24を圧送し、溶離液がポート46f、46eを経由してカラム20を通過した後、[18F]フッ化物イオンを含む溶離液がポート46h、46gを経由して反応容器26に送液される。次いで、反応補助試薬である相間移動触媒のアセトニトリル溶液28が3方バルブ38を経由して反応容器26に注入され、次工程に進む。
本例では、上記のように流路切替バルブを用いて各溶液の流路を限定することで、カラム20を通過した18O−濃縮水が移動するラインと、反応補助試薬が移動するラインとが一時も接続されることがなくなり、回収された18O−濃縮水中に反応補助試薬が混入することがなくなる。この場合、使用する流路切替バルブとしては特に限定はされないが、18O−濃縮水が移動するラインを反応補助試薬が移動するラインから完全に切り離すという目的から、8方バルブ以上の多方バルブを用いることが好ましい。
例えば、図3に示すように、流路切替バルブに12方バルブ50を用いた場合は、ターゲット水はまずポート50l、50kを経由して陰イオン交換樹脂を充填したカラム20を通過し、[18F]フッ化物イオンをカラム20に吸着させた後、通過した18O−濃縮水はポート50f、50eを通り18O−濃縮水回収容器22に回収される。その際、溶離液24は、ポート50b、ポート50a、ループ52付きの連通管54、ポート50g、ポート50hを経由して流し、連通管54に満たし、余分の溶離液はドレン容器56に排出する。
次に、12方バルブ50を1ポート分移動させて流路を切り替える。その後、ターゲット水容器16から供給されたヘリウムガス44がポート50lから注入され、溶離液がポート50g、50fを経由してカラム20を通過し、[18F]フッ化物イオンを含む溶離液がポート50k、50jを通って反応容器26に送液される。
(第3実施形態)
図4は本発明装置の第3実施形態を示す。なお、図4において、図1と同一構成の部分には同一参照符号を付してその説明を省略する。図4に示す第3実施形態では、カラム20を通過した[18F]フッ化物イオンを含む溶離液と、反応補助試薬28を、6方ロータリーバルブ60を通して反応容器26に導入する。なお、ターゲット水16と溶離液24をカラム20に通すための流路の切り替えは、第1実施形態と同様に6方バルブ18を用いて行う。
本例の装置では、次のようにして放射性標識化合物が合成される。まず、ターゲット水容器16中のターゲット水を6方バルブ18のポート18cから注入し、隣接するポート18dを経由してカラム20を通過させ、[18F]フッ化物イオンをカラム20に吸着させた後、通過した18O−濃縮水を3方バルブ36を経由して18O−濃縮水回収容器22に回収する。その際、溶離液24はポート18a、18b、18e、18fを経由して流し、連通管32に満たしておく。
次に、6方バルブ18を1ポート分移動させて流路を切り替える。その後、ターゲット水容器16から供給されたヘリウムガス44がポート18cから注入され、ポート18bとポート18eを接続する連通管32に満たされた溶離液がポート18e、18dを経由してカラム20を通過し、[18F]フッ化物イオンを抽出し、[18F]フッ化物イオンを含む溶離液がロータリーバルブ60のポート60aを経由して反応容器26に送液される。
次いで、ロータリーバルブ60を1ポート分移動させて、ポート60bが開通するようにし、反応補助試薬である相間移動触媒のアセトニトリル溶液28をポート60bを経由して反応容器26に導入する。その後、同様に1ポート分ずつ移動させて、順次、試薬やヘリウムガスを導入し、反応を行う。
ロータリーバルブは、複数の入口と1つの出口を備え、ローターの回転によってそれぞれの入口が選択的に出口とつながるバルブである。溶離液、反応補助試薬、およびその他の試薬やヘリウムガスを導入するラインが各々入口に接続され、これらの溶液あるいはガスを反応容器に導入するラインが上記1つの出口に接続される。本発明に用いるロータリーバルブは、3方以上のポートを有するロータリーバルブであればよい。また、各ラインに接続される複数の入口と反応容器につながるラインに接続される1つの出口を備え、スライダーが動くことにより入口を選択的に切り替えるスライダーバルブでもよく、[18F]フッ化物イオンを含む溶離液が導入される入口と、反応補助試薬を導入する入口とが一時もつながることがないようにする。
本発明に係る放射性標識化合物の製造装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、実施形態1〜3の反応補助試薬移行防止手段を適宜組み合わせることができる。例えば、逆止弁と8方以上の多方バルブとの組み合わせ、逆止弁と3方以上のロータリーバルブとの組み合わせ、8方以上の多方バルブと3方以上のロータリーバルブとの組み合わせ、逆止弁と8方以上の多方バルブと3方以上のロータリーバルブとの組み合わせを挙げることができ、これらによってさらに優れた効果を期待することができる。
逆止弁と8方以上の多方バルブとの組み合わせでは、図2に示す3方バルブ38の上流側において、溶離液移送ライン27に逆止弁を設置する(例えば図中Aで示される位置)。これにより、3方バルブ38中に残った反応補助試薬が3方バルブ38の流路を切り替えたときに逆流したとしても、この反応補助試薬がさらに逆流することを逆止弁によって防ぐことができる。逆止弁と3方以上のロータリーバルブとの組み合わせでは、図4に示す3方バルブ36とロータリーバルブ60との間において、溶離液移送ライン27に逆止弁を設置する(例えば図中Bで示される位置)。8方以上の多方バルブと3方以上のロータリーバルブとの組み合わせでは、例えば、図2において3方バルブ38の代わりにロータリーバルブを設置する。逆止弁と8方以上の多方バルブと3方以上のロータリーバルブとの組み合わせでは、上記8方以上の多方バルブと3方以上のロータリーバルブとを組み合わせた装置において、8方以上の多方バルブと3方以上のロータリーバルブとの間において、溶離液移送ライン27に逆止弁を設置する。
(実施例)
図1に示した第1実施形態の装置、図2に示した第2実施形態の装置、および図4に示した第3実施形態の装置をそれぞれ用いて[18F]−FDGを合成した。この場合、18O−濃縮水にサイクロトロンでプロトンを照射し、[18F]放射性同位体を生成させた後、ターゲット水を各実施形態の装置に移送した。次に、ターゲット水を陰イオン交換樹脂を充填したカラム20に通して、[18F]フッ化物イオンをカラム20に捕集し、通過した18O−濃縮水を回収容器22に回収した。その後、カラム20に溶離液24を通して、[18F]フッ化物イオンを抽出し、[18F]フッ化物イオンを含む溶離液を反応容器26に移送した後、FDGの標識工程および加水分解工程を実施し、[18F]−FDGを合成した。回収した18O−濃縮水中のアセトニトリル含量をガスクロマトグラフィ法により下記条件で測定した。結果を表1に示す。
[ガスクロマトグラフィ条件]
装置:GC353B(ジーエルサイエンス株式会社製)
検出器:水素炎イオン化検出器
カラム:スペルコSPB−1(0.53mmI.D.,30m,3mm)
カラム温度:サンプル注入後40℃を3.3分維持、その後20℃/分で昇温
させ90℃で0.5分維持で終了
インジェクター温度:250℃
ディテクター温度:220℃
キャリアガス:ヘリウム
線速度:約30cm/sec
注入量:0.5μL
スプリット比:1/10
(比較例)
比較例として、図5に示した従来の装置を用いて[18F]−FDGを合成し、回収した18O−濃縮水中のアセトニトリル含量をガスクロマトグラフィ法により前記と同じ条件で測定した。結果を表2に示す。
表1に示した結果から、本発明による[18F]−FDG製造装置において、回収した18O−濃縮水に含有されるアセトニトリルは、測定の検出限界以下であった。一方、従来の[18F]−FDG製造装置を使用した場合には、回収した18O−濃縮水中に299ppm〜1988ppmと大量のアセトニトリルが混入した。したがって、本実験により、本発明に係る放射性標識化合物の製造装置は、回収した18O−濃縮水への反応補助試薬の混入を防止できることが確認された。
本発明の第1実施形態である逆止弁を用いた放射性標識化合物製造装置の構成図である。 本発明の第2実施形態である8方バルブを用いた放射性標識化合物製造装置の構成図である。 本発明の第2実施形態である12方バルブを用いた放射性標識化合物製造装置の構成図である。 本発明の第3実施形態である6方ロータリーバルブを用いた放射性標識化合物製造装置の構成図である。 従来の放射性標識化合物製造装置の一例を示す構成図である。
符号の説明
10 サイクロトロン
12 ターゲットボックス
14 CBB
16 ターゲット水容器
18 6方バルブ
20 陰イオン交換樹脂を充填したカラム
21 18O−濃縮水導入ライン
22 18O−濃縮水回収容器
23 18O−濃縮水回収ライン
24 カリウム塩の水溶液(溶離液)
25 溶離液導入ライン
26 反応容器
27 溶離液移送ライン
28 相間移動触媒のアセトニトリル溶液(反応補助試薬)
29 反応補助試薬導入ライン
32 連通管
36 第1の3方バルブ
38 第2の3方バルブ
40 逆止弁
46 8方バルブ
50 12方バルブ
60 6方ロータリーバルブ
70 ガス抜きライン
72 排出容器
74 反応不要物回収ライン
76 逆止弁

Claims (9)

  1. 陰イオン交換樹脂を充填したカラムと、前記カラムに放射性同位元素を含む18O−濃縮水を導入する18O−濃縮水導入ラインと、前記カラムを通過した18O−濃縮水を回収容器に回収する18O−濃縮水回収ラインと、前記カラムに溶離液を導入する溶離液導入ラインと、前記カラムを通過した放射性同位元素を含む溶離液を反応容器に移送する溶離液移送ラインと、前記反応容器に反応補助試薬を導入する反応補助試薬導入ラインとを具備する放射性標識化合物の製造装置において、前記反応補助試薬導入ラインまたは反応容器から18O−濃縮水回収ラインに反応補助試薬が移行することを防止する少なくとも1つの反応補助試薬移行防止手段を設けたことを特徴とする放射性標識化合物の製造装置。
  2. 反応補助試薬移行防止手段が、溶離液移送ラインに設けられた逆止弁であることを特徴とする請求項1に記載の放射性標識化合物の製造装置。
  3. 18O−濃縮水回収ラインの流入側と溶離液移送ラインの流入側とを3方バルブを介して連結し、前記3方バルブと反応容器との間において、溶離液移送ラインに逆止弁を設けたことを特徴とする請求項2に記載の放射性標識化合物の製造装置。
  4. 18O−濃縮水回収ラインの流入側と溶離液移送ラインの流入側とを第1の3方バルブを介して連結するとともに、溶離液移送ラインの流出側と反応補助試薬導入ラインとを第2の3方バルブを介して連結し、前記第1の3方バルブと第2の3方バルブとの間において、溶離液移送ラインに逆止弁を設けたことを特徴とする請求項2に記載の放射性標識化合物の製造装置。
  5. 反応補助試薬移行防止手段が、18O−濃縮水導入ライン、溶離液導入ライン、18O−濃縮水回収ラインおよび溶離液移送ラインが連結された8方以上の多方バルブであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射性標識化合物の製造装置。
  6. 反応補助試薬移行防止手段が、溶離液移送ラインの流出側および反応補助試薬導入ラインの流出側が連結された3方以上のロータリーバルブまたは3方以上のスライダーバルブであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の放射性標識化合物の製造装置。
  7. 18O−濃縮水の回収容器からのガス抜きラインおよび反応容器からの反応不要物回収ラインが排出容器に連結され、かつ、前記ガス抜きラインに逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の放射性標識化合物の製造装置。
  8. 放射性同位元素が[18F]フッ化物イオンであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の放射性標識化合物の製造装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の製造装置を用いて放射性標識化合物を製造することを特徴とする放射性標識化合物の製造方法。
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