JP7034107B2 - 放射性同位体濃縮器 - Google Patents

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Description

発明の属する分野
本発明は、放射性同位体の精製及び濃縮に関するものであり、特に、放射性同位体源と
共に使用するための濃縮器装置、システム、並びに、放射性同位体源から得られる放射性
同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を捕捉するためのプロセスに関する。
本発明は、主として、放射性同位体溶液を含むバイアル又は放射性同位体溶液を生成す
るように構成されたラジオアイソトープジェネレータの形式で設けられた放射性同位体源
と併用するために開発されたものであり、以下、本明細書を参照して説明される。しかし
ながら、本発明は、この特定領域での使用に制限されるものではないことは理解されるこ
とである。
テクネチウム-99m(99mTc)は、テクネチウムの準安定同位体である。これは、それが
2つの異なる半減期で少なくとも2つの崩壊のモードを有することを意味する。短い半減
期を有する崩壊モードはおよそ6時間であり、(140KeVのエネルギを有する)ガンマ線放
射を経て、その基底状態に崩壊する。基底状態では、純粋なベータ放射を経て2.13 X 105
年の半減期で、安定したルテニウム-99(Rn-99)に、次々に崩壊する。この99mTcの長寿
命基底状態は、核医学99mに関して、実際には安定であると考えられる。
Tcは、およそ66時間の半減期を有する、その親放射性同位体モリブデン-99(99Mo)の
放射性崩壊から生じる。99mTcは、世界中の核医学における、画像診断処置のおよそ85%
で使用される。現在のところ、Moに対する世界的需要は、主として、原子炉内で照射され
たウラン-235の分裂を経た生産又はモリブデン-98に関する「中性子捕捉」核反応を経た
生産によって満たされている。その後99Moが精製され、そして、世界中の99Mo/99mTcジェ
ネレータの製造者に定期的に供給される。その適度に長い半減期は、核崩壊による過度の
損失を被ることなく、長距離にわたる放射線薬学従事者への輸送を可能にする。使用の場
所及び時間で、99mTcは、溶媒によって、定期的に、溶離と呼ばれる処理を経て生理食塩
水によって、99Mo/99mTcジェネレータから抽出される。
加えて、レニウム-188(188Re)は、核医学処置及び治療で使用され、また、タングス
テン-188/レニウム-188(188W/188Re)ジェネレータから得られる。
こうした99mTc及び188Reジェネレータのタイプからの溶離液は、本発明の技術及びプロ
セスによって精製及び濃縮させることができる。
99Mo/99mTcジェネレータの利用の費用対効果及び単光子放射型コンピュータ断層撮影法
(SPECT)画像診断に基いた99mTcの質は、ジェネレータ操作/溶離液管理によって制御さ
れる。核医学診断スキャンの質に関する主たる要因は、99Mo/99mTcジェネレータ溶離液中
99mTcの濃度であり、1ml当りの放射能として表現される。99Mo/99mTcジェネレータの
耐用期間は、ジェネレータ内に残っている99Moの量によって規定される。99Moは、崩壊を
経て得られる99mTcの源だからである。ジェネレータの耐用期間は、ジェネレータから得
られる99mTcの濃度によって延長させることができる。
一般的に、99mTc溶液/溶離液は、固定された体積で99Mo/99mTcジェネレータから生み出
される。溶離液中の99mTcの濃度は、親核種99Moの放射性崩壊による99Mo/99mTcジェネレ
ータの寿命で減少する。従って、99Mo/99mTcジェネレータの有効利用は、99Mo/99mTcジェ
ネレータ内の利用可能な99mTc放射能に依存するだけでなく、溶離した溶液溶離液中から
取り出される、99mTcの濃度に依存し、mL当りの放射能として定義される。
本発明の目的は、放射性同位体源と共に使用するための放射性同位体濃縮器装置、シス
テム及び放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位
体を捕捉するためのプロセスを提供することにあり、従来技術の少なくともいくつかの不
具合を克服若しくは改善し、又は、少なくとも選択肢を提供する。
本明細書において、任意の従来技術情報に言及する場合、その言及は、当該情報がオー
ストラリア又は他国での拘置技術であることを自認するものではない。
本発明の第1の態様によれば、放射性同位体源と共に使用される放射性同位体濃縮器装
置が提供され、当該放射性同位体濃縮器装置は、使用中に、放射性同位体源から得られる
放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉するように構成され
た濃縮器カラムを備える。
好適には、放射性同位体濃縮器装置は、放射性同位体源と共に使用されるものであり、
前記放射性同位体濃縮器装置は、使用中に、放射性同位体源から得られる放射性同位体溶
液から少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉及び解放するように構成された濃縮
器カラムと、少なくとも1つの射出ポート及び少なくとも二方向に構成可能な少なくとも
1つのバルブを有する本体と、を備え、前記放射性同位体濃縮器装置の前記少なくとも1
つのバルブが使用中に選択された開放配置であるとき、溶離液が前記少なくとも1つの射
出ポートを経て前記濃縮器カラムを通して受け入れられる。
好適な形態では、前記本体は、少なくとも1つの射出ポートと、少なくとも1つのバル
ブとを有し、当該少なくとも1つのバルブは、使用中に、少なくとも1種の選択競合イオ
ン吸着剤カラム、前記濃縮器カラム及び前記放射性同位体源の間の流体伝達を可能にする
ために、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を防止す
るための第1開放配置と、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムとの間
の流体伝達を可能にするための第2開放配置とを構成可能であり、前記放射性同位体濃縮
器装置の前記少なくとも1つのバルブが使用中に前記第2開放配置であるとき、前記溶離
液が前記少なくとも1つの射出ポートを経て前記濃縮器カラムを通して受け入れられる。
構成可能な一方向での前記流体伝達は、使用中に、1種の競合イオン選択吸着剤カラム
、前記濃縮器カラム、射出装置、ミリポアフィルタ及び前記放射性同位体源の間にあり、
流体伝達は真空によってもたらされる。
好適には、前記真空は、前記濃縮装置の出口に接続される廃棄物バイアルによって供給
され、空気が抜かれた前記廃棄物バイアルからの真空は、放射性同位体の食塩水をHCISS
カラム、濃縮器カラム及び廃棄物バイアルに引き込む。
有利にも、前記少なくとも1種の放射性同位体を前記濃縮器カラムに選択的に補足する
ための能力は、放射性同位体溶離溶液を製造することを可能にし、当該放射性同位体溶離
溶液は、前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液よりも高い放射性同位体
濃度を有する。
放射性同位体濃縮器装置は、モリブデンからのテクネチウムの分離/精製のために、モ
リブデン/テクネチウム対の放射性同位体に適用させることができる。
また、放射性同位体濃縮器装置は、分離/精製がタングステンからのレニウムであるタ
ングステン/レニウムの放射性同位体源に適用させることができる。
好適には、本発明は、放射性同位体源と共に使用される放射性同位体濃縮器装置を提供
し、前記放射性同位体濃縮器装置は、使用中に、前記放射性同位体源から得られる放射性
同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉及び解放するように構成さ
れた濃縮器カラムと、少なくとも1つの射出ポート及び少なくとも1つのバルブを有する
本体と、を備え、当該少なくとも1つのバルブは、使用中に、少なくとも1種の競合イオ
ン選択吸着剤カラム、前記濃縮器カラム及び前記放射性同位体源の間の流体伝達を可能に
するために、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を防
止するための第1開放配置と、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの
間の流体伝達を可能にするための第2開放配置とを構成可能であり、前記放射性同位体濃
縮器装置の少なくとも1つのバルブが使用中に前記第2開放配置であるとき、溶離液が前
記少なくとも1つの射出ポートを経て前記濃縮器カラムを通して受け入れられる。
前記流体伝達は、使用中に、1種の競合イオン選択吸着剤カラム、前記濃縮器カラム、
前記射出装置、ミリポアフィルタ及び前記放射性同位体源の間で可能であり、真空によっ
てもたらされる。
放射性同位体源は、モリブデンからのテクネチウムの分離/精製のためのモリブデン/テ
クネチウム対とすることができ、又は、タングステンからのレニウムの分離/精製のため
のタングステン/レニウムとすることができる。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、内部容積を有する本体を備え、前記
濃縮器カラムは、使用中に前記本体の前記内部容積内に実質的に配置されている。
有利にも、前記濃縮器カラムが実質的に前記本体内に配置されていることは、前記放射
性同位体源にさらされることの可能性の危険を減少させる。
好適には、前記本体は、使用中に前記本体の前記内部体積内に実質的に前記濃縮器カラ
ムを支持するための支持手段を備える。
好適には、前記本体は、少なくとも1つの入口ポートを備えており、前記濃縮器カラム
は、前記少なくとも1つの入口ポートと流体伝達の状態にある。
好適には、前記濃縮器カラムは、使用中に、前記少なくとも1つの入口ポートを経て前
記放射性同位体を受け入れる。
好適には、前記本体はさらに、すくなくとも1つの出口ポートを備えており、前記濃縮
器カラムは、前記少なくとも1つの出口ポートと流体伝達の状態にある。
好適には、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を生成するように構成された
放射性同位体ジェネレータである。
好適には、前記放射性同位体ジェネレータは溶離ポートを備えており、前記放射性同位
体濃縮器装置はさらに、使用中に前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに接続
するように構成された少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備える。
有利にも、使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置が前記放射同位体ジェネレータに直
接的に接続されていることは、放射性同位体溶液の損失の可能性の危険を減少させる。
有利にも、使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置が前記放射性同位体ジェネレータに
直接的に接続されていることは、前記放射性同位体溶液にさらされることの可能性の危険
を減少させる。
好適には、前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートは、ニードル装置を備えて
おり、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートは、使
用中に、前記放射性同位体濃縮器装置を前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポート
に接続するとき、前記少なくとも1つのニードル装置を通して受け入れるように構成され
た隔壁を備える。
有利にも、前記隔壁及び前記ニードル装置の前記使用は、前記放射性同位体溶液にさら
されることの可能性の危険を減少させる。
好適には、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルである。
好適には、前記バイアルは隔壁を備えており、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、
隔壁を備える少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備えており、使用中に前記バイ
アルを前記放射性同位体濃縮器装置に接続するとき、各隔壁は、両先端中空ニードル装置
の対応する先端の少なくとも一部を受け入れるように構成する。
好適には、前記本体は通常、底部及び頂部を有して細長く、前記少なくとも1つの入口
ポートは前記底部に配置されており、前記少なくとも1つの出口ポートは前記頂部に配置
されている。
好適には、前記少なくとも1つの出口ポートは、使用中に、真空バイアルに接続するた
めの接続手段を備える。
好適には、前記接続手段は、使用中に、前記真空バイアルの隔壁を少なくとも部分的に
貫通するためのニードル装置を備える。
有利にも、隔壁及びニードル装置の前記使用は、少なくとも1種の放射性同位体を含む
放射性同位体溶離溶液にさらされることの可能性の危険を減少させる。
好適には、前記本体は、使用中に、少なくとも1つの前記濃縮器装置を遮蔽するための
遮蔽手段を備える。
有利にも、前記本体が遮蔽手段を備えることは、使用中に、前記放射性同位体溶液にさ
らされることの可能性の危険を減少させる。
好適には、前記本体は通常、底部、頂部並びに前記底部及び前記頂部の間に延びる壁部
を有して細長く、前記底部、前記頂部及び前記壁部のそれぞれは、放射線遮蔽材から製造
されるものである。
有利にも、前記頂部、前記本体の前記底部及び前記壁部が放射性遮蔽材から製造される
ことは、使用中に、前記放射性同位体溶液にさらされることの可能性の危険を減少させる
好適には、前記放射線遮蔽材は、鉛又はタングステンである。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、使用中に、前記放射性同位体源から
得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するように構成さ
れた競合イオン選択カラムを備える。
有利にも、前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液の濃度は、前記放射
性同位体溶液から前記少なくとも1種の競合イオンを選択的に除去するための前記競合イ
オン選択カラムによって、増加させることができる。
好適には、前記競合イオン選択カラムは、使用中に、前記少なくとも1種の競合イオン
を選択的に捕捉するための吸着剤手段を備える。
好適には、前記競合イオン選択カラムは、前記濃縮器装置の上流に配置される。
有利にも、前記放射性同位体溶液が前記濃縮器カラムの上流に配置された前記競合イオ
ン選択カラムによって前記濃縮器カラムに到達する前に、競合イオン種は、前記放射性同
位体溶液から前記競合イオン選択カラムによって除去することができる。
好適には、前記競合イオン選択カラムは、前記濃縮器カラムと流体伝達の状態にある。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、内部体積を有するボディを備えてお
り、前記競合イオン選択カラムは、使用中に、前記本体の前記内部体積内に実質的に配置
されている。
有利にも、前記競合イオン選択カラムが前記本体内に実質的に配置されていることは、
前記放射性同位体溶液にさらされることの可能性の危険を減少させる。
好適には、前記本体は、使用中に、前記本体の内部体積内に実質的に前記競合イオン選
択カラムを支持するための支持手段を備える。
好適には、前記本体は少なくとも1つの入口ポートを備えており、前記競合イオン選択
カラムは、前記少なくとも1つの入口ポートと流体伝達の状態にある。
有利にも、前記競合イオン選択カラムは、使用中に、前記少なくとも1つの入口ポート
を経て前記放射性同位体溶液を受け入れる。
好適には、前記少なくとも1種の競合イオンは、ハロゲン化陰イオン及び漏出不純物イ
オンの、競合イオン群から選択される。
好適には、前記ハロゲン化陰イオンは、塩化物陰イオンである。
有利にも、前記放射性同位体溶液中の塩化物イオンは、前記放射性同位体溶液が前記濃
縮器カラムに到達する前に、前記競合イオン選択カラムによって除去することができる。
好適には、前記放射性同位体源は、99Mo/99mTc放射性同位体ジェネレータであり、99Mo
/99mTc放射性同位体ジェネレータから得られる前記放射性同位体溶液は、99Mo漏出不純物
イオンを含む。
好適には、前記放射性同位体源は、188W/188Re放射性同位体ジェネレータであり、188W
/188Re放射性同位体ジェネレータから得られる前記放射性同位体溶液は、188W漏出不純物
イオンを含む。
好適には、前記本体は、射出装置を受け入れるように構成された、少なくとも1つの射
出ポートを備えており、前記少なくとも1つの射出ポートは、前記濃縮器カラムに操作可
能に接続されている。
好適には、前記本体はさらに壁部を備えており、前記少なくとも1つの射出ポートは、
前記本体の前記壁部に配置されている。
好適には、前記射出装置は、使用中に、前記濃縮器カラムを通して溶離するための溶離
液を受け入れるように構成されている。
有利にも、前記少なくとも1種の放射性同位体は、使用中に、前記少なくとも1つの射
出ポートを経て溶離液を導入することによって、前記濃縮器カラムから溶離させることが
できる。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、少なくとも1つのバルブを備えてお
り、当該バルブは、溶離液によって前記濃縮器カラムから前記少なくとも1種の放射性同
位体を溶離するために、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流
体伝達を可能にするための第1開放配置と、使用中に、前記競合イオン選択カラム及び前
記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするための第2開放配置とを構成可能である。
有利にも、前記少なくとも1つのバルブが使用中に前記第1開放配置であるとき、前記
少なくとも1種の放射性同位体は、前記少なくとも1つの射出ポートを経て溶離液を導入
することによって前記濃縮器カラムから選択的に溶離させることができる。
好適には、前記本体はさらに、少なくとも1つの出口ポートを備えており、前記少なく
とも1つのバルブが前記第1開放配置であるとき、前記少なくとも1つのバルブは、前記
少なくとも1つの射出ポート及び前記少なくとも1つの出口ポートの間の流体伝達を可能
にするように構成する。
好適には、前記本体はさらに、少なくとも1つの入口ポートと、少なくとも1つの出口
ポートとを備えており、前記少なくとも1つのバルブが前記第2開放配置であるとき、前
記少なくとも1つのバルブは、前記少なくとも1つの入口ポート及び前記少なくとも1つ
の出口ポートの間の流体伝達を可能にするように構成する。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、内部体積を有する本体を備えており
、前記少なくとも1つのバルブの少なくとも一部は、前記本体の前記内部体積内に実質的
に支持される。
有利にも、前記少なくとも1つのバルブの前記少なくとも一部が実質的に前記本体内に
配置されていることは、使用中に、前記放射性同位体溶液にさらされることの可能性の危
険を減少させる。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、使用中に、前記放射性同位体源から
得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するように構成さ
れた競合イオン選択カラムを備えており、前記少なくとも1つのバルブが第2開放配置で
あるとき、前記少なくとも1つのバルブは、前記競合イオン選択カラム及び前記濃縮器カ
ラムの間の流体伝達を可能にするように構成する。
有利にも、前記少なくとも1つのバルブが前記第2開放配置であるとき、前記競合イオ
ン選択カラム及び前記濃縮器カラムの間の、前記放射性同位体溶液の流体伝達が可能であ
る。
好適には、前記少なくとも1つのバルブは、前記第1開放配置である前記少なくとも1
つのバルブに対応する第1位置と、前記第2開放配置である前記少なくとも1つのバルブ
に対応する第2位置とに構成可能な、バルブ作動手段を備える。
有利にも、前記少なくとも1つのバルブは、前記バルブ作動手段によって、前記第1開
放配置及び前記第2開放配置の間を移行する。
好適には、前記バルブ作動手段は、前記本体の外側に配置されている。
有利にも、前記バルブ作動手段が前記本体の外側に配置されていることは、前記バルブ
作動手段によって前記第1開放配置及び前記第2開放配置の間で、使用者が手動で前記少
なくとも1つのバルブを移行させることを可能にする。
好適には、前記バルブ作動手段は、ハンドルを備える。
有利にも、前記少なくとも1つのバルブは、前記第1開放配置及び前記第2開放配置の
間で、使用者が手動で現実的に使用中に前記ハンドルを操作することによって移行させる
好適には、前記濃縮器カラムは、使用中に、前記放射性同位体源から得られる前記放射
性同位体溶液から前記少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉するための吸着剤手
段を備える。
有利にも、前記少なくとも1種の放射性同位体は、前記吸着剤手段によって前記放射性
同位体溶液から選択的に捕捉される。
好適には、前記吸着剤手段は、多機能吸着剤材料(MFS)又は無機吸着剤のいずれかを含
む。好適には、多機能吸着剤材料は、オーストラリア特許出願AU2013903629で特定される
好適には、前記吸着剤は、過テクネチウム酸[99mTc O4]陰イオン及び過レニウム酸[188
Re O4 ]陰イオンを含む、イオン群から選択された遅延イオンに対して選択的である。
有利にも、過テクネチウム酸[99mTc O4]陰イオン又は過レニウム酸[188Re O4 ]陰イオ
ンは、使用中に、前記濃縮器カラムを通る対応する放射性同位体溶液を流体的に伝達する
ことによって、MFS材料又は無機吸着剤のいずれかに関して選択的に遅延させる。
好適には、前記吸着剤手段は、Tc-99m及びRe-188を含む放射性同位体群から少なくとも
1種の放射性同位体に対して選択的である。
有利にも、Tc~99m又はRe-188は、使用中に、前記濃縮器カラムを通る対応する放射性
同位体溶液を流体的に伝達することによって、前記吸着剤手段に関して選択的に遅延させ
る。
好適には、前記濃縮器カラムは、使用中に、前記カラム本体を通した流体伝達を可能に
するために、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポート
及び前記少なくとも1つの出口ポートのそれぞれに操作可能に接続するように構成された
、略細長いカラム本体を備える。
好適には、前記カラム本体は、使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置の前記少なくと
も1つのバルブに操作可能に接続するように構成された底部を備える。
好適には、前記カラム本体はさらに、使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本
体の前記少なくとも1つの出口ポートに接続するように構成された頂部を備える。
好適には、前記濃縮器カラムは、内部体積を有する略細長いカラム本体を備えており、
前記吸着剤手段は、実質的に前記カラム本体の前記内部体積内に配置される。
本発明の第2の態様によれば、放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少な
くとも1種の放射性同位体を捕捉するためのシステムを備え、当該システムは、
放射性同位体源と、
上述のいずれかに記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源に操作可
能に接続されて、使用中に、その間で流体伝達を可能にする放射性同位体濃縮器装置と、
を備える。
有利にも、前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液は、前記放射性同位
体源及び前記放射性同位体濃縮器装置との間の操作可能な接続によって、前記放射性同位
体濃縮器装置に流体的に伝達させることができる。
好適には、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を生成するように構成された
放射性同位体ジェネレータである。
好適には、前記放射性同位体ジェネレータは溶離ポートを備えており、前記放射性同位
体濃縮器装置は、使用中に、前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに接続する
ように構成された少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備える。
有利にも、前記放射性同位体ジェネレータによって生成された前記放射性同位体溶液は
、前記2つの装置の間の前記操作可能な接続によって、前記溶離ポートから前記放射性同
位体濃縮器装置の前記少なくとも1つの入口ポートまで流体的に伝達させる。
好適には、前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートはニードル装置を備えてお
り、使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置を前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離
ポートに接続するとき、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの
入口ポートは、前記ニードル装置の少なくとも一部を通して受け入れるように構成された
隔壁を備える。
有利にも、ニードル装置及び隔壁の前記使用は、使用中に、前記放射性同位体溶液にさ
らされることの可能性の危険を減少させる。
好適には、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルである。
好適には、前記バイアルは隔壁を備えており、そして、前記放射性同位体濃縮器装置は
、隔壁を備える少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備えており、前記システムは
さらに、両先端中空ニードル装置を備えており、使用中に、前記バイアルを前記放射性同
位体濃縮器装置に接続するとき、各隔壁は、前記両先端ニードル装置の対応する先端の少
なくとも一部を受け入れるように構成する。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの出口ポートを有する本体
を備えており、前記システムはさらに、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少
なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続して、使用中に、その間で流体伝達を可能に
する放射性同位体収集手段を備える。
有利にも、少なくとも1種の放射性同位体が使用中に前記濃縮器カラムから収集される
ように、前記放射性同位体収集手段は、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少
なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続される。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポート
はニードル装置を備えており、前記放射性同位体収集手段は、前記ニードル装置の少なく
とも一部を通して受け入れるように構成されて使用中にその間で流体伝達を可能にする隔
壁を備える。
有利にも、ニードル装置及び隔壁の前記使用は、使用中に、前記少なくとも1種の放射
性同位体にさらされることの可能性の危険を減少させる。
好適には、前記放射性同位体収集手段は真空バイアルを備えており、前記真空バイアル
は、前記隔壁を備える。
有利にも、前記少なくとも1種の放射性同位体は、前記真空バイアル内に、当該バイア
ルが使用中に前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポート
に操作可能に接続されるとき、放射性同位体溶離溶液として収集される。
有利にも、前記真空バイアルが使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前
記少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続されるとき、前記少なくとも1種の放射
性同位体は、前記少なくとも1つの出口ポートに適用される負圧によって、前記真空バイ
アル内に放射性同位体溶離溶液として収集される。
好適には、前記放射性同位体収集手段はさらに、使用中に前記真空バイアルを遮蔽する
ための遮蔽手段を備える。
有利にも、前記放射性同位体収集手段が遮蔽手段を備えることは、使用中に前記放射性
同位体溶離溶液にさらされることの可能性の危険を減少させる。
好適には、前記放射性同位体収集手段は、前記真空バイアルの少なくとも一部を受け入
れるように構成されたハウジングを備える。
好適には、前記ハウジングは、放射線遮蔽材料から製造される。
有利にも、前記ハウジングが放射線遮蔽材料から製造されることは、使用中に前記放射
性同位体溶離溶液にさらされることの可能性の危険を減少させる。
好適には、前記放射線遮蔽材料は、鉛又はタングステンである。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの出口ポートを有する本体
を備えており、前記システムはさらに、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少
なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続するように構成されて使用中にその間で流体
伝達を可能にする廃棄物収集手段を備える。
有利にも、前記少なくとも1種の放射性同位体が使用中に前記濃縮器カラムに選択的に
捕捉された後、前記廃棄物収集手段は、前記放射性同位体溶液からの前記廃棄物が前記廃
棄物収集手段に収集されるように、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なく
とも1つの出口ポートに操作可能に接続される。
好適には、前記廃棄物収集手段は真空バイアルを備えており、前記真空バイアルは、前
記ニードル装置の少なくとも一部を通して受け入れるように構成されて使用中にその間で
流体伝達を可能にする隔壁を備える。
有利にも、前記放射性同位体溶液からの前記廃棄物は、前記真空バイアル内に、当該バ
イアルが使用中に前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポ
ートに操作可能に接続されるときに、操作可能に収集される。
有利にも、前記真空バイアルが使用中に前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記
少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続されるとき、前記放射性同位体溶液からの
前記廃棄物は、前記少なくとも1つの出口ポートに適用される負圧によって、前記真空バ
イアル内に収集される。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置は、前記少なくとも1つの射出ポート及び少な
くとも1つのバルブを有する本体を備えており、当該バルブは、前記少なくとも1つの射
出装置及び前記濃縮器カラムとの間の流体伝達を防止するための第1開放配置と、使用中
に前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするた
めの第2開放配置とを構成可能であり、前記システムはさらに、前記放射性同位体濃縮器
装置の前記少なくとも1つのバルブが使用中に前記第2開放配置であるとき、前記少なく
とも1つの射出ポートを経て前記濃縮器カラムを通して溶離するための溶離液を備える射
出装置を備える。
有利にも、前記少なくとも1つのバルブが使用中に前記第2開放配置であるとき、前記
少なくとも1種の放射性同位体は、前記少なくとも1つの射出ポートを経て溶離液を導入
することによって前記濃縮器カラムから選択的に溶離させることができる。
本発明の第3態様によれば、放射性同位体源と共に使用される放射性同位体濃縮器装置
が提供され、当該放射性同位体濃縮器装置は、
内部体積を有する本体と、
前記内部体積内に配置される濃縮器カラムであって、使用中に前記放射性同位体源から
得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉するように
構成された当該濃縮器カラムと、
前記内部体積内に配置される競合イオン選択カラムであって、使用中に前記放射性同位
体源から得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するよう
に構成された当該競合イオン選択カラムと、
を備える。
有利にも、前記少なくとも1種の放射性同位体を前記濃縮器カラムに選択的に捕捉する
ための前記能力は、放射性同位体溶離溶液を製造することを可能にし、当該放射性同位体
溶離溶液は、前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液よりも高い放射性同
位体濃度を有する。
好適には、前記競合イオン選択カラムは、前記濃縮器カラムの上流に配置される。
有利にも、前記放射性同位体ジェネレータによって生成された前記放射性同位体溶液の
純度は、前記濃縮器カラムの上流に配置される前記競合イオン選択カラムによって、前記
放射性同位体溶液が前記濃縮器カラムに到達する前に増大させることができる。
好適には、前記本体は少なくとも1つの入口ポートを備えており、当該少なくとも1つ
の入口ポートは、前記内部体積と流体伝達の状態にある。
好適には、前記本体はさらに、少なくとも1つの出口ポートを備えており、当該出口ポ
ートは、前記内部体積と流体伝達の状態にある。
好適には、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体源溶液を生成するように構成され
た放射性同位体ジェネレータである。
好適には、前記放射性同位体ジェネレータは溶離ポートを備えており、前記本体はさら
に、前記内部体積と流体伝達の状態にある少なくとも1つの入口ポートを備えており、前
記少なくとも1つの入口ポートは、使用中に前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポ
ートに接続するように構成する。
好適には、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルである。
好適には、前記バイアルは隔壁を備えており、前記本体はさらに、隔壁を備える少なく
とも1つの入口ポートを備えており、当該少なくとも1つの入口ポートは、前記内部体積
と流体伝達の状態にあり、使用中に前記バイアルを前記放射性同位体濃縮器装置に接続す
るとき、各隔壁は、両先端中空ニードル装置の対応する先端の少なくとも一部を受け入れ
るように構成する。
好適には、前記少なくとも1つの出口ポートは、使用中に真空バイアルに接続するため
の接続手段を備える。
好適には、前記本体は、射出装置を受け入れるように構成された少なくとも1つの射出
ポートを備えており、当該少なくとも1つの射出ポートは、前記濃縮器カラムに操作可能
に接続される。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、少なくとも1つのバルブを備えてお
り、当該バルブは、使用中に前記競合イオン選択カラム及び前記濃縮器カラムの間の流体
伝達を可能にする第1開放配置と、溶離液によって前記濃縮器カラムから前記少なくとも
1種の放射性同位体を溶離するために、使用中に前記少なくとも1つの射出ポート及び前
記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするための第2開放配置とを構成可能である。
好適には、前記本体はさらに、少なくとも1つの出口ポートを備えており、前記少なく
とも1つのバルブは、当該少なくとも1つのバルブが前記第2開放配置であるとき、前記
少なくとも1つの射出ポート及び前記少なくとも1つの出口ポートの間の流体伝達を可能
にするように構成する。
好適には、前記本体はさらに、少なくとも1つの入口ポートと、少なくとも1つの出口
ポートとを備えており、前記少なくとも1つのバルブは、当該少なくとも1つのバルブが
使用中に前記第1開放配置であるとき、前記少なくとも1つの入口ポート及び前記少なく
とも1つの出口ポートの間の流体伝達を可能にするように構成する。
本発明の第4の態様によれば、放射性同位体濃縮器装置を使用して放射性同位体源から
得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を捕捉するためのプロ
セスが提供され、当該プロセスは、
放射性同位体溶液を前記放射性同位体源から濃縮器カラムに通して流体的に伝達して前
記少なくとも1種の放射性同位体を前記濃縮器カラムに捕捉するステップを備える。
有利にも、前記濃縮器カラムに前記少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉する
ための能力は、放射性同位体溶離溶液を製造することを可能にし、当該放射性同位体溶離
溶液は、前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液よりも高い放射性同位体
濃度を有する。
好適には、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を生成するように構成された
放射性同位体ジェネレータであり、当該放射性同位体ジェネレータは溶離ポートを備えて
おり、前記放射性同位体濃縮器装置は、使用中に前記放射性同位体ジェネレータの前記溶
離ポートに接続するように構成された少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備えて
おり、
前記プロセスはさらに、前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに前記放射性
同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートを操作可能に接続するス
テップを備える。
好適には、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルであり、当
該バイアルは隔壁を備えており、前記放射性同位体濃縮器装置は、隔壁を備える少なくと
も1つの入口ポートを有する本体を備えており、各隔壁は、使用中に前記放射性同位体濃
縮器装置に前記バイアルを接続するとき、両先端中空ニードル装置の対応する先端の少な
くとも一部を受け入れるように構成されており、前記プロセスはさらに、
前記両先端中空ニードル装置によって、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記
少なくとも1つの入口ポートに前記バイアルを操作可能に接続するステップを備える。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置は、前記濃縮器カラムの上流に配置された競合
イオン選択カラムを備えており、前記プロセスはさらに、
前記放射性同位体溶液を前記競合イオン選択カラムに通して流体的に伝達して前記放射
性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するステップを備える。
有利にも、前記放射性同位体ジェネレータによって生成される前記放射性同位体溶液の
前記純度は、前記濃縮器カラムの上流に配置された前記競合イオン選択カラムによって、
前記放射性同位体溶液が前記濃縮器カラムに到達する前に増大させることができる。
好適には、前記プロセスはさらに、
前記少なくとも1種の放射性同位体を前記濃縮器カラムに捕捉した後に残っている放射
性同位体溶離溶液を廃棄物収集手段内に受け入れるステップを備える。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの出口ポートを有する本体
を備えており、前記廃棄物収集手段は、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少
なくとも1つの出口ポートに選択的に接続するように構成されて使用中にその間で流体伝
達を可能にし、前記プロセスはさらに、
前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに前記廃棄
物収集手段を操作可能に接続するステップを備える。
好適には、前記廃棄物収集手段は真空バイアルを備えており、前記プロセスはさらに、
前記真空バイアル内の圧力に対応する負圧の下で、前記放射性同位体溶離溶液を前記廃
棄物収集手段に流体的に伝達するステップを備える。
有利にも、前記真空バイアルが使用中に前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記
少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続されるとき、前記放射性同位体溶液からの
前記廃棄物は、前記少なくとも1つの出口ポートに適用される負圧によって前記真空バイ
アル内に収集される。
好適には、前記プロセスはさらに、
溶離液を前記濃縮器カラムに通して流体的に伝達して前記濃縮器カラムから前記少なく
とも1種の放射性同位体を溶離するステップを備える。
有利にも、放射性同位体溶離溶液を製造するために、前記少なくとも1種の放射性同位
体は、溶離液を使用して前記濃縮器カラムから選択的に溶離させることができる。
好適には、前記プロセスはさらに、
前記溶離液によって、前記濃縮器カラムから溶離した前記少なくとも1種の放射性同位
体を放射性同位体収集手段内に受け入れるステップを備える。
有利にも、前記少なくとも1種の放射性同位体は、前記放射性同位体収集手段内に収集
するための放射性同位体溶離溶液を製造するために、溶離液を使用することで前記濃縮器
カラムから選択的に溶離させることができる。
好適には、放射性同位体ジェネレータ100から溶離した放射性同位体の非常に希釈され
た食塩水から放射性同位体を選択的に捕捉し、その後、放射性同位体濃縮器装置20から前
記捕捉した放射性同位体を、放射性同位体陰イオンを選択的に遅延するために、多機能吸
着剤材料又は無機吸着剤のいずれかである、濃縮器カラム200のカラム本体210に納められ
た固定相によって、放射性同位体ジェネレータ100から溶離した前記食塩水から同位体を
選択的に捕捉するように構成された放射性同位体濃縮器装置20によって、所望の放射性同
位体の純粋でより濃度された食塩水として溶離するために、放射性同位体濃縮器装置20を
使用する一般的なプロセス700が提供され、前記方法は、以下のステップを備える。
前記放射性同位体濃縮器にバルブを設け、当該バルブを第1位置710に配置してバルブ4
00を前記第1開放配置とすることにより、HCISSカラム300、濃縮器カラム200及び真空バ
イアル610を流体伝達状態とする。
第1ステップ715では、組立済み放射性同位体濃縮器装置20の円筒形入口ポート34e及び
その自動調心ポートをHCISSカラム310の底部314で放射性同位体ジェネレータ100の溶離ポ
ート110内に挿入する。
第2ステップ720では、廃棄物収集手段の真空バイアル610を倒立させた後、濃縮器装置
20の本体30の出口ポート32e内に挿入し、前記自動調心ポートにより濃縮器カラム200及び
真空バイアル610の間を流体伝達可能とする。
第3ステップ735では、システム10に負圧を与えるための真空状態を真空バイアル610内
に生成することにより、放射性同位体の食塩水をHCISSカラム300及び濃縮器カラム200を
通してバイアル610内に引き込む。
配置におけるステップ740では、HCISSカラム300は、溶離溶液から競合イオンを除去す
ることを可能にし、濃縮器カラム200内の多機能吸着剤材料又は無機吸着剤での連続的、
選択的な所望の放射性同位体の捕捉(捕獲)を可能にする固定相を備える。
残った溶離溶液を、ステップ745で、非放射性の流出廃棄物としてバイアル610内で捕捉
する。
次のステップ750では、自動調心挿入装置に収納されたミリポアフィルタが濃縮器装置2
0の本体30の出口ポート32a内に挿入される。
更なるステップ755では、放射性同位体濃縮器バルブを第2位置に回転させることでバ
ルブ400が第2開放配置とし、射出装置45、濃縮器カラム200、ミリポアフィルタ535及び
純粋で濃縮された放射性同位体溶液収集手段500の真空円形底部バイアル510を、流体伝達
状態とする。
ステップ755では、放射性同位体収集手段の真空バイアル510を、ハウジング500内に
配置された密封状態とした後、密封されたハウジング500を反対にして放射性同位体濃縮
器装置20の本体30の出口ポート32e内に挿入する。
挿入装置を、ステップ760にて、出口ポート32eで真空バイアル510に貫通させ、射出装
置45、濃縮器カラム200及び真空バイアル510の間を流体伝達可能とする。
ステップ765及び770では、真空バイアル510内の真空状態がシステム10に負圧を与える
ことにより、小容量の食塩水を射出装置45から濃縮器カラム200を経てバイアル510内に引
き込み、濃縮器カラム200により濃縮器カラム200から前記選択的に捕捉された放射性同位
体陰イオンを溶離可能にする。
これにより、出力780では、バイアル510内で結果として生じる、小容量の次の溶離食塩
水放射性同位体を、臓器特異性医薬を放射性標識化することのために使用可能とし、又は
、主たる放射性薬物として放射性同位体陰イオンだけを必要とする特定の処置のために、
薬事的なタグ付け無しで直接的に使用可能とする。
好適には、前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの出口ポートを有する本体
を備えており、前記放射性同位体収集手段は、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の
前記少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続するように構成されて使用中にその間
の流体伝達を可能にし、前記プロセスはさらに、
前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに前記放射
性同位体収集手段を操作可能に接続するためのステップを備える。
好適には、前記放射性同位体収集手段は、真空バイアルを備えており、前記プロセスは
さらに、
前記真空バイアル内の圧力に対応する負圧の下で、前記少なくとも1種の放射性同位体
を前記廃棄放射性同位体手段に流体的に伝達するためのステップを備える。
有利にも、前記真空バイアルが使用中に前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記
少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続されるとき、前記少なくとも1種の放射性
同位体は、放射性同位体溶離溶液として、前記少なくとも1つの出口ポートに適用させる
前記負圧によって前記真空バイアル内に収集される。
好適には、前記溶離液は、食塩水を含む。
有利にも、前記少なくとも1種の放射性同位体は、食塩水を使用して前記濃縮器カラム
から溶離させる。
好適には、前記濃縮器カラムから前記少なくとも1種の放射性同位体を溶離するために
使用される食塩水の体積は、およそ0.1 mLからおよそ2.0 mLまでの範囲である。
有利にも、前記放射性同位体溶離溶液中の前記少なくとも1種の放射性同位体の濃度は
、前記放射性同位体ジェネレータから溶離された放射性同位体溶液中の少なくとも1種の
放射性同位体の濃度よりも高い。
タングステン/レニウム及びモリブデン/テクネチウム対は化学的に類似物であり、また
、タングステンからのレニウムの分離/精製は、モリブデンからのテクネチウムの分離/精
製に化学的に類似する。
また、本発明の他の態様を開示する。
本発明の技術的範囲内にあり、本発明の好適な他の形態を、図面及び実施例を参照して
説明するが、これは単に例示的なものである。
本発明の好適な実施例に従う、放射性同位体ジェネレータ(破線で示す)によって生成された放射性同位体溶液から放射性同位体を捕捉するための放射性同位体濃縮器装置を備えるシステムの(分解した形態での)斜視図である。 図1の放射性同位体濃縮器装置の断面図である。 図1の放射性同位体濃縮器装置の第2断面図である。 本発明の好適な実施例に従う、濃縮された放射性同位体溶離溶液を製造するためのプロセスのフローチャートである。 本発明の好適な実施例に従う、濃縮された放射性同位体溶離溶液を製造するためのプロセスのフローチャートである。 本発明の好適な実施例に従う、濃縮された放射性同位体溶離溶液を製造するためのプロセスを図示表現した概略図である。
実施例の説明
以下の説明において、異なる実施例の同一又は類似の符号は、同一又は類似の特徴を示
すことに留意する。
図1は、本発明の好適な実施形態に従う、放射性同位体ジェネレータ100(破線で示す
)の形式での放射性同位体源と併せて使用するように構成され、放射性同位体ジェネレー
タ100によって生成された放射性同位体溶液から放射性同位体を選択的に捕捉するための
放射性同位体濃縮器装置20を備えるシステム10を示す。
この実施形態では、放射性同位体濃縮器装置20は、ハウジングと、使用中に当該ハウジ
ング内に単一ユニットとして支持されるように構成された相互接続可能な無菌構成要素組
との形式で設けられている。有利にも、前記単一ユニットは、使い捨て無菌カートリッジ
である。
《ハウジング》
前記ハウジングに関しては、濃縮器装置20は、2つの略円筒形の部分、略細長の円筒形
本体30を規定するために使用中に互いに結合するように構成された第1本体部32及び第2
本体部34を備える。有利にも、ハウジングの円筒形部分には複数の用途がある。各用途の
ために、1つの使い捨て無菌カートリッジ(単一ユニット)はハウジング内に挿入される
第1本体部分32は、頂端部32aと、底端部32bと、頂端部32a及び底端部32bの間を延びる
壁部32cとを備える。頂端部32a、底端部32b及び壁部32cは共に、略中空の円筒形空洞を規
定する。底端部32bに配置されているのは、壁部32cから略横方向に外向きに延びるフラン
ジ部32dである。頂端部32a、底端部32b及び壁部32cはそれぞれ、第1本体部32内に配置さ
れた放射性物質にさらされることから使用者を保護するように、遮蔽手段を有する第1本
体部32を供給するために、放射線遮蔽材料から製造される。この実施形態では、放射線遮
蔽材料は、鉛又はタングステンである。
第1本体部32の頂端部32aに配置されているのは、出口ポート32eの形式での略円形の開
口部である。
第2本体部32は、頂端部34aと、底端部34bと、頂端部34a及び底端部34bの間を延びる壁
部34cとを備える。頂端部34a、底端部34b及び壁部34cは共に、略中空の円筒形空洞を規定
する。頂端部34aに配置されているのは、壁部34cから略横方向に外向きに延びるフランジ
部34dである。
頂端部34a、底端部34b及び壁部34cはそれぞれ、第2本体部34内に配置された放射性物
質にさらされることから使用者を保護するように、遮蔽手段を有する第2本体部34を供給
するために、放射線遮蔽材料から製造される。この実施形態では、放射線遮蔽材料は、鉛
又はタングステンである。
底端部34bに配置されているのは、底端部34bから下向きに延びる入口ポート34eの形式
での略円筒形の中空部である。円筒形入口ポート34eは、第2本体部34の外径よりも小さ
な外径を有する。
第1本体部32のフランジ部32d及び第2本体部34のフランジ部34dはそれぞれ、対応する
フランジ部32d及び34dの対向する側に配置された、第1及び第2固定孔(図示せず)を備
える。第1及び第2固定孔のそれぞれは、濃縮器装置20の縦軸に対して略平行に方向付け
られており、そして、前記フランジ部の上側表面から下側表面まで実質的に、対応するフ
ランジ部32d及び34dを通って延びている。
図2に示すように、第1本体部32のフランジ部32d及び第2本体部34のフランジ部34dは
それぞれさらに、実質的に、壁部32cの対応する部分を通って第1本体部32及び第2本体
部34のそれぞれの内側空洞内に延びる略半円形の孔32f及び34fを備える。
《無菌構成要素》
無菌構成要素に関しては、放射性同位体濃縮器装置20の本体30内で単一ユニット(無菌
使い捨てカートリッジ)として支持されるように構成されており、主たる4つの相互接続
可能な無菌構成要素は、射出装置と、濃縮器カラム200と、競合イオン選択カラム300と、
使用中に濃縮器カラム200を競合イオン選択カラム300に操作可能に接続するバルブ400と
を備える。
《射出装置》
図3に示すように、第1本体部32のフランジ部32d及び第2本体部34のフランジ部34dは
それぞれさらに、付加的な略半円形の孔32g及び34gを備え、それぞれ、実質的に壁部32c
及び34cの対応する部分を通って第1本体部32及び第2本体部34の内部空洞に延びる。第
2本体部34の壁部34cに略半円形の孔34gの位置で固定されているのは、射出装置45を濃縮
器装置20に取り付けるのに使用するための射出ポート40である。射出ポート40は開口部42
を備え、当該開口部42は、そこに射出装置45を受け入れて支持するためのものである。射
出装置45の入口ポートは、空気が流体流れを通過できると同時にシステム10の無菌状態が
損なわれず、そうして、システム10を通した全ての液体及びそこに溶けた放射性同位体の
完全な引き込みを保証することを保証するために、滅菌(0.22ミクロン)フィルタ540に
よって大気に開放される給気口に取り付けられている。
この実施形態では、第1及び第2本体部32及び34は、それらのフランジ部32d及び34dそ
れぞれが実質的に結合するように互いに接続される。第1本体部32のフランジ部32dの第
1及び第2ロック孔は、第2本体部34のフランジ部34dの対応する第1及び第2ロック孔
と整列する。さらに、ボルト(図示せず)は、整列した一対の第1及び第2ロック孔のそ
れぞれを通過して第1本体部32及び第2本体部34を一体にロックし、略円筒形状を有する
濃縮器装置20の本体30及び内部体積305を形成する。
使用される放射性同位体ジェネレータ100は、放射性同位体濃縮器装置20がそこに取り
付けられる溶離ポートを備えていれば、商業的に利用可能な如何なるタイプのジェネレー
タであればでもよい。
この実施形態では、図1に示すように、放射性同位体ジェネレータ100(破線で示す)
は、頂端部102及び対向する底端部104を有する略円筒形の本体を備える。頂端部102に配
置されているのは、頂端部102から途中まで下がって通常円形のベース114に終端するよう
に延びる、溶離ポート110の形式での略円形の凹部である。ベース114を通って上向きに延
びているのは、ベース114に対して略直交する向きに方向付けられた中空のスパイク又は
ニードル120の形式でのニードル装置である。ニードル120の先端は、放射性同位体ジェネ
レータ100の頂端部102の下方に終端する。使用中、放射性同位体ジェネレータ100によっ
て生成された放射性同位体溶液は、溶離ポート110を出るように中空ニードル120を通過す
る。
溶離ポート110の内径は、相補的に、濃縮器20の第2本体部34の円筒形の入口ポート34e
の外径よりも大きい。この実施形態では、濃縮器装置20が使用中に放射性同位体ジェネレ
ータ100に取り付けられるとき、溶離ポート110は、そこに第2本体部34の入口ポート34e
を受け入れるように構成されている。
放射性同位体濃縮器装置20の本体30の第2本体部34の入口ポート34eは、孔35を備える
《濃縮器カラム》
図2及び3に示すように、濃縮器カラム200は、使用中に放射性同位体ジェネレータ100
から溶離した放射性同位体溶液から所望の放射性同位体を選択的に捕捉するように構成さ
れたクロマトグラフィカラムである。濃縮器カラム200は、頂部212及び対向する底部214
を有する略細長い中空のカラム本体210を備える。中空のカラム本体210に納められている
のは、所望の放射性同位体を選択的に捕捉するための適当な吸着剤手段又は固定相(図示
せず)である。
カラム本体210の頂部212に配置されているのは、中空のカラム本体210と流体伝達の状
態にある中空のスピゴット212aである。スピゴット212aに取り付けられているのは、カラ
ム本体210の縦軸に対して略平行に方向付けられた、中空の注射器針220である。カラム本
体210の底部214は、内部にねじ部(図示せず)を備える。
《競合イオン選択カラム》
図2及び3に示すように、競合イオン選択カラム300は、例えば、食塩水中に存在する
塩化物陰イオンのような干渉/競合ハロゲン化陰イオンや、使用中に、対応するMo-99/Tc-
99m又はW-188/Re-188放射性同位体ジェネレータ100から溶離した放射性同位体溶液中に生
じる可能性がある、対応するMo-99又はW-188漏出物に関連するモリブデン酸塩(Mo-99)/タ
ングステン酸塩(W-188)イオンの競合イオンを選択的に除去するように構成されており、
こうした競合イオンは、濃縮器カラム200上での吸着に対してTc-99又はRe-188放射性同位
体と競合することによって、最終的な放射性同位体溶液の全濃度を減少させる。以下、ハ
ロゲン化及び競合イオン選択吸着剤(HCISS)カラム300として述べる、競合イオン選択カラ
ム300は、頂部312及び対向する側の底部314を有する略細長い中空のカラム本体310を備え
る。HCISSカラム300の中空のカラム本体310内に納められているのは、溶離した放射性同
位体溶液からの所望のハロゲン化銀イオン不純物を選択的に除去するための適当な固定相
(図示せず)である。
HCISSカラム本体310の頂部312は、メス型ルアーコネクション(図示せず)を備える。
カラム本体310の底部314は、濃縮器20の第2本体部34の中空円筒形の入口ポート34e内に
配置するために適当な寸法の外径を有する。
この実施形態では、濃縮器カラム200、HCISSカラム300及びバルブ400が全て一緒に接続
されるとき、相互接続された無菌構成要素は、単一ユニットとして、実質的に濃縮器装置
20の本体30の内部体積305内に、HCISSカラム本体310の頂部312によって支持されており、
当該HCISSカラム本体310は、HCISSカラム本体310の底部314が中空円筒形の入口ポート34e
の空洞内に配置されるように第2本体部34の底端部34bの内側壁面34hに支持されている。
HCISSカラム本体310の底部314は、その終端に、隔壁325を備える。
《バルブ》
図2及び3に示すように、バルブ400は、第1端部410、第2端部420及び第3端部430を
備える、3方向バルブである。第1端部410は、濃縮器カラム本体210の底部214のめねじ
部に対して相補的なおねじ部(図示せず)を備え、濃縮器カラム200をバルブ400に対して
操作可能に接続する。バルブ400の第2端部420はHCISSカラム本体310の頂部312の雄型ル
アーコネクション(図示せず)に対して相補的な雌型ルアーコネクション(図示せず)を
備え、HCISSカラム300をバルブ400に対して操作可能に接続する。
バルブ400の第3端部430は、細長いチューブ435を経て、射出ポート440の開口部42内に
取り付けられた射出装置45に接続されており、射出装置45をバルブ400に対して操作可能
に接続する。
図3に示すように、射出装置45は、例えば食塩水等の適当な溶離液を備えるように構成
された注射器の形式である。
バルブ400はさらに、ハンドル又はレバー440の形式でのバルブ作動手段を備える。ハン
ドル440は、その終端で、細長いピン450によって、バルブ400に操作可能に接続されてい
る。
この実施形態では、バルブ400は、食塩水で濃縮器カラム200から選択的に捕捉された放
射性同位体を溶離するように、射出装置45及び濃縮器カラム200の間の流体伝達を可能に
するための第1開放配置と、射出装置45及び濃縮器カラム200との間の流体伝達を防止す
るが、HCISSカラム300及び濃縮器カラム200の間の流体伝達を可能にするための第2開放
配置とを構成可能である。バルブ400は、前記第1開放配置であるバルブ400に対応する第
1位置と、前記第2開放配置であるバルブ400に対応する第2位置とに構成可能な、レバ
ー440によって手動で操作される。
濃縮器装置20の本体30の第1及び第2本体部32及び34は、本体30の内部体積305内に相
互接続される無菌構成要素を包囲するように互いに接続されており、対応する第1本体部
32及び第2本体部34の半円形の孔32f及び34fの第1のセットが、第1の、実質的に円形の
孔を形成するように整列すると共に、第2のセットが、第2の、実質的に円形の孔を形成
するように整列するように、フランジ部32d及び34dは実質的に結合する。バルブ400の第
1、第2及び第3端部410、420及び430は、濃縮器装置20の本体30の内部体積305内で実質
的に支持されている。そして、バルブ400のピン450は、レバー440が本体30の内側に配置
されるように、本体30の内部体積305から、半円形の孔32f及び34fの第1セットによって
規定される円形孔を通って外向きに延びる。細長いチューブ435は、本体30の内部体積305
から半円形の孔32g及び34gの前記第2セットによって規定される前記円形の孔を通って外
向きに延びて、射出ポート40で射出装置45と操作可能に接続される。
図2及び3に示すように、放射性同位体濃縮器装置20の、3つの主な相互接続無菌構成
要素は、操作可能に一緒に接続され、そして、本体30の内部体積305内で支持されており
、HCISSカラム300は、濃縮器カラム200の上流に配置されている。
この実施形態では、濃縮器カラム200は、放射性同位体濃縮器装置20の出口ポート32eと
、入口ポート32e内に配置されたニードル220によって直接的に流体伝達の状態にある。バ
ルブ400が第2開放配置の状態にあって流体伝達を可能にするとき、濃縮器カラム200はま
た、濃縮器カラム200及びHCISSカラム300との間との操作可能な接続によって、放射性同
位体濃縮器装置20の入口ポート34eと流体伝達の状態にある。
《放射性同位体収集手段》
図3に示すように、システム10はさらに、ハウジング500及び使用中にハウジング500内
に受け入れられるように構成された隔壁515でシールされた真空バイアル510の形式での放
射性同位体収集手段を備える。滅菌(0.22ミクロン)フィルタ535は、隔壁515及び濃縮器
カラム200との間に取り付けられており、システム10の無菌状態が損なわれないことを保
証する。
ハウジング500は、略円形のベース部504と、ベース部504から上向きに延びると共に頂
部502で終端する壁部503を備えており、内部体積505を有する略円筒形状のハウジング500
を規定する。
真空バイアル510は、ハウジング500の頂部502に適用できるキャップ520によって、ハウ
ジング500内に密封させることができる。キャップ520は、略円形の頂部522と、頂部522の
外周周りに配置されたスカート部525とを備える。ハウジング500の頂部502は、ベース部5
04よりも少し小さい外径を有し、そして、雄ねじ部(図示せず)を備える。キャップ520
のスカート部525は、ハウジング500の頂部502の雄ねじ部に噛み合うように結合する相補
的な雌ねじ部(図示せず)を備えており、使用中にハウジング500内にバイアル510を密封
する。
キャップ520は、実質的に円形の頂部522を通って延びる孔530を備える。使用中に密封
されたハウジング500を倒立させたときにバイアル510がキャップ520の孔530を通って落ち
ないように、孔530は、真空バイアル510の直径よりも直径が小さい。孔530は、使用中に
真空バイアル510の隔壁515に対する接続を提供する。
ハウジング500及びキャップ520は共に、鉛やタングステンのような放射線遮蔽材料から
製造されており、濃縮器カラム200から一旦溶離してバイアル510内に収集された如何なる
放射性同位体にさらされることから使用者を保護する。
システム10はさらに、アダプターとして作動する略円筒形の被覆550を備えており、使
用中に第1本体部32の頂端部32aに配置された出口ポート32e内に、ハウジング500の少な
くとも頂部502及びキャップ520をしっかりと取り付けることができる。被覆550は、ハウ
ジング500及びキャップ520の外径に対して相補的な内径を有し、外径は、出口ポート32e
の内径に対して相補的である。この実施形態では、被覆550は、例えば、高密度ポリエチ
レン(HOPE)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の、適当なエンジニアリングポ
リマから製造される。
システム10はさらに、略細長の遮蔽板545の形式での遮蔽手段を備えており、遮蔽板545
は、スロット32hを通って挿入されるように構成されており、スロット32hは、第1本体部
32の頂端部32aの壁部32cを通って実質的に延びている。使用中では、遮蔽板545は、放射
性同位体(Tc-99m)が無機吸着剤に付着したときに濃縮器カラム200からのスカイシャイ
ンの流れを遮蔽するために放射線経路内に配置される。
遮蔽板545は、鉛やタングステンのような放射線遮蔽材料から製造される。
《廃棄物収集手段》
図2に示すように、システムはさらに、使用中にハウジング620内に受け入れられるよ
うに構成された、ハウジング620及び隔壁615で密封された真空バイアル610の形式での廃
棄物収集手段を備える。
ハウジング620は、略円形のベース部624と、ベース部624から外向きに延びると共に頂
部622で終端する壁部623とを備えており、内部体積626を有する略円筒形状のハウジング6
20を規定する。
真空バイアル610は、ハウジング620の頂部622に適用可能なキャップ625によって、ハウ
ジング620の内部体積626内に密封させることができる。キャップ625は、略円形の頂部627
と、頂部627の外周周りに配置されたスカート部628とを備える。ハウジング620の頂部622
は、ベース部624よりも少し小さな外径を有し、雄ねじ部(図示せず)を備える。キャッ
プ625のスカート部628は、ハウジング620の頂部622の雄ねじ部に噛み合うように結合する
相補的な雌ねじ部(図示せず)を備えており、使用中にハウジング620内にバイアル610を
密封する。
ハウジング620及びキャップ625は共に、鉛やタングステンのような放射線遮蔽材料から
製造されており、偶然に濃縮器カラム200から溶離したとき、バイアル610内に収集された
如何なる放射性同位体にさらされることから使用者を保護する。
真空バイアル610の外径は、相補的に、第1本体部32の頂端部32aに配置された出口ポート
32cの内径よりも小さい。
《プロセス》
図5及び6を参照すれば、放射性同位体ジェネレータ100から溶離した放射性同位体の
非常に希釈された食塩水から放射性同位体を選択的に捕捉して、その後、放射性同位体濃
縮器装置20から前記捕捉した放射性同位体を、放射性同位体陰イオンを選択的に遅延する
ために、多機能吸着剤材料又は無機吸着剤のいずれかである、濃縮器カラム200のカラム
本体210に納められた固定相によって、放射性同位体ジェネレータ100から溶離した前記食
塩水から同位体を選択的に捕捉するように構成された放射性同位体濃縮器装置20によって
、所望の放射性同位体の純粋でより濃度された食塩水として溶離するために、放射性同位
体濃縮器装置20を使用する一般的なプロセス700が提供され、前記方法は、以下のステッ
プを備える。
放射性同位体濃縮器はバルブを有し、当該バルブが第1位置710に配置されると、バル
ブ400が前記第1開放配置になると共に、HCISSカラム300、濃縮器カラム200及び真空バイ
アル610が流体伝達の状態になる。
i. 第1ステップ715では、組立済み放射性同位体濃縮器装置20の円筒形入口ポート34e
及びその自動調心ポートはHCISSカラム310の底部314で放射性同位体ジェネレータ100の溶
離ポート110内に挿入される。
ii. 第2ステップ720では、廃棄物収集手段の真空バイアル610を逆さまにした後、濃縮
器装置20の本体30の出口ポート32e内に挿入させ、そして、前記自動調心ポートが濃縮器
カラム200及び真空バイアル610の間の流体伝達を可能にする。
第3ステップ735は、システム10に負圧を与えるための真空状態を真空バイアル610内に
有することにより、放射性同位体の食塩水をHCISSカラム300及び濃縮器カラム200を通し
てバイアル610内に引き込む。
この実施形態でのステップ740では、HCISSカラム300は、溶離溶液から競合イオンを除
去することを可能にし、そして、濃縮器カラム200内の多機能吸着剤材料又は無機吸着剤
での連続的、選択的な所望の放射性同位体の捕捉(捕獲)を可能にする固定相を備える。
残った溶離溶液は、非放射性の流出廃棄物としてバイアル610内で捕捉される。
次のステップ750では、自動調心挿入装置に収納されたミリポアフィルタが濃縮器装置2
0の本体30の出口ポート32a内に挿入される。
更なるステップ755は、バルブ400が第2開放配置であるように第2位置に回転させる放
射性同位体濃縮器バルブを有し、射出装置45、濃縮器カラム200、ミリポアフィルタ535及
び純粋で濃縮された放射性同位体溶液収集手段500の真空円形底部バイアル510は、流体伝
達の状態になる。
iii. ステップ760では、放射性同位体収集手段の真空バイアル510は、ハウジング50
0内に配置されてシールされており、そして、シールされたハウジング500はその後、反対
にして放射性同位体濃縮器装置20の本体30の出口ポート32e内に挿入される。
iv. 挿入装置は、ステップ765にて、出口ポート32eで真空バイアル510を貫通し、射出
装置45、濃縮器カラム200及び真空バイアル510の間の流体伝達を可能にする。
v. そして、ステップ770では、真空バイアル510内の真空状態がシステム10に負圧を与
えることにより、小容量の食塩水を射出装置45から濃縮器カラム200を経てバイアル510内
に引き込み、そして、濃縮器カラム200が濃縮器カラム200から前記選択的に捕捉された放
射性同位体陰イオンを溶離することを可能にする。
これにより、出力780では、バイアル510内で、結果として生じる、小容量の次の溶離食
塩水放射性同位体は、臓器特異性医薬を放射性標識化することのために使用することがで
き、又は、主たる放射性薬物として放射性同位体陰イオンだけを必要とする特定の処置の
ために、薬事的なタグ付け無しで直接的に使用することができる。
図7は、放射性同位体ジェネレータ100から溶離した放射性同位体の非常に希釈された
食塩水から放射性同位体を選択的に捕捉して、その後、放射性同位体濃縮器装置20から前
記捕捉した放射性同位体を、所望の放射性同位体の純粋でより濃度された食塩水として溶
離するために、放射性同位体濃縮器装置20を使用する一般的なプロセス700の効果を示す
この実施形態では、放射性同位体ジェネレータは、Mo-99/Tc-99mジェネレータであり、
そして、放射性同位体濃縮器装置20は、Mo-99/Tc-99mジェネレータ100から溶離した過テ
クネチウム酸ナトリウムNe+[99mTcO4 -]の食塩水からテクネチウム-99(Tc-99)を選択的に
捕捉するように構成されている。
この実施形態では、濃縮器カラム200のカラム本体210内に納められた固定相(図示せず)
は、多機能吸着剤材料(オーストラリア特許出願AU2013903629で特定される、MEDISOTEC
(Medical Isotope Techniques)の製品)又は無機吸着剤のいずれかであり、これらは、過
テクネチウム酸[99mTcO4 -]陰イオンの抑制に対して選択的である。
組立済み放射性同位体濃縮器装置20円筒形の入口ポート34eは、Mo-99/Tc-99mジェネレ
ータ100の中空のニードル120が入口ポート34eの孔35を通って延びて、ニードル120の少な
くともニードル先端がHCISSカラム本体310の底部314で隔壁325を貫通するように、第1ス
テップに従うMo-99/Tc-99mジェネレータ100の溶離ポート110内に挿入される。
廃棄物収集手段の真空バイアル610は、逆さまにした後、濃縮器装置20の本体30の出口
ポート32e内に挿入される。ニードル220のニードル先端は、出口ポート32eで、真空バイ
アル610の隔壁615を貫通して濃縮器カラム200及び真空バイアル610の間の流体伝達を可能
にする。
第3ステップでは、バルブ400のレバー440を第2位置に回転させると、バルブ400は第
2開放配置であり、そして、HCISSカラム300、濃縮器カラム200及び真空バイアル610は、
流体伝達の状態である。真空バイアル610内の真空状態がシステム10に負圧を与えること
により、過テクネチウム酸ナトリウムNe+[99mTcO4 -]の食塩水は、HCISSカラム300及び濃
縮器カラム200を通ってバイアル610内に引き込まれる。この実施形態では、HCISSカラム3
00は、過テクネチウム酸[99mTcO4 -] 陰イオンが濃縮器カラム200の無機吸着剤に選択的に
捕捉されると同時に、溶離食塩水溶液の塩化物及びMo-99陰イオンに対して選択的な固定
相(図示せず)を備える。残ったTc-99m溶離溶液は、非放射性の流出廃棄物としてバイア
ル610内で捕捉される。非放射性の流出廃棄物を含むバイアル610は、その後、放射性同位
体濃縮器装置20の出口ポート32eから除去される。
182] 第4ステップでは、バルブ400のレバー440を回転させると、バルブ400は第1開
放配置であり、そして、射出装置45、濃縮器カラム200及び真空バイアル510は、流体伝達
の状態である。
第5ステップでは、放射性同位体収集手段の真空バイアル510は、ハウジング500内に配
置され、そしてキャップ520を使用することで密封される。密封されたハウジング500は、
その後に、倒立させ、そして、放射性同位体濃縮器装置20の本体30の出口ポート32e内に
挿入される。ニードル220のニードル先端は、出口ポート32eで、真空バイアル510の隔壁5
15を貫通して、濃縮器カラム200、無菌0.22μmミリポアフィルタ535及び真空バイアル510
の間の流体伝達を可能にする。
真空バイアル510内の真空状態がシステム10に負荷を与えることにより、過テクネチウ
ム酸[99mTcO4 -] 陰イオンの小容量の食塩水は、バイアル510内に引き込まれる。小容量の
溶離液、この場合、通常の食塩水(0.9%)は、その後、射出装置45から濃縮器カラム200
に流体的に伝達され、濃縮器カラム200から選択的に捕捉された過テクネチウム酸[99mTcO
4 -] 陰イオンを溶離する。
バイアル510内で、結果として生じる、過テクネチウム酸ナトリウムの小容量の次の溶
離食塩水放射性同位体は、臓器特異性医薬を放射性標識化することのために使用すること
ができ、又は、主たる放射性薬物として99mTcO4 -陰イオンだけを必要とする特定の処置の
ために、薬事的なタグ付け無しで直接的に使用することができる。
他の実施形態において、当業者であれば、精製及び濃縮のための所望の放射性同位体は
、上述のように放射性同位体濃縮器装置20を通過する前に、必ず最初に放射性同位体ジェ
ネレータ100から溶離させなければならないのではないが、単純に、組立済み放射性同位
体濃縮器装置20の円筒形入口ポート34eで挿入される、バイアル(図示せず)内で溶融し
た放射性同位体の溶液から抽出させてもよく、そして、その後、精製及び濃縮プロセスそ
れぞれの関連する段階で真空バイアル610及び510によって供給される真空状態によって、
放射性同位体濃縮器装置20内のカラムを通して引き込んでもよいことは理解されることで
ある。一実施形態において、当業者であれば、放射性同位体溶液を備えるバイアルは、隔
壁で覆われていることは理解されることである。このように、バイアルが組立済み放射性
同位体濃縮器装置20の円筒形入口ポート34eに挿入され、両先端中空ニードル(図示せず
)は、バイアルを放射性同位体濃縮器装置20に操作可能に接続するために使用され、中空
ニードルの一端のニードル先端がバイアルの隔壁を貫通し、中空ニードルの他端のニード
ル先端が入口ポート34eの孔35を通って延びると共にHCISSカラム本体310の底部314で隔壁
325を貫通することによって、バイアルから放射性同位体濃縮器装置20まで放射性同位体
溶液の流体伝達を可能にする。
《実施例》
本発明の好適な実施例に従う放射性同位体濃縮器装置20の使用方法の完全な開示及び説
明を当業者に提供するために、以下の実施例を提示するが、本発明の技術的範囲を制限す
ることを意図するものではない。
全ての試みは、数字(例えば、濃縮係数、放射能、寿命等)に関して正確さを保証する
ためになされたものであるが、多少の誤差及び偏差は考慮されるべきである。特に明示し
ない限り、放射能は、mCi / GBq[1キュリー (Ci)は37ギガベクレル(GBq) であり、
1Bqは2.7027 x 10-11 Ciである]であり、濃縮係数は、[溶液体積中の放射性同位体濃
度(前)]/[溶液体積中の放射性同位体濃度(後)](無単位)によって測定され、寿
命は日数で測定される。
《実施例1》
試験は、上述の実施例で述べられた、Mo-99/Tc-99mジェネレータ100の溶離ポート110に
取り付けられた放射性同位体濃縮器装置20を使用することで実行された。
[Mo-99/Tc-99mジェネレータ100から生成された溶離溶液の体積は、10mLであった。
Tc-99m溶液を放射性同位体濃縮器装置20(5分未満の工程時間)に通した後、選択的に捕
捉された過テクネチウム酸陰イオンは、濃縮係数10に対応する、1.0mLの体積を有する次
の溶離液Tc-99m溶液を達成するために、0.9%食塩水で溶離される。
他の実施例では、10及び20の間の濃縮係数を達成する。
《実施例2》
試験は、Mo-99/Tc-99mジェネレータの使用寿命を増大させるための、次の溶離液Tc-99m
濃縮プロセスの有効性を評価するために、2つの商業上利用可能な放射性同位体ジェネレ
ータを使用することで処理された。
試験結果を表1に示す。
Figure 0007034107000001
《実施例3》
試験は、組立済み放射性同位体濃縮器装置20の円筒形の入口ポート34e内に挿入される
と共に両先端中空ニードル(図示せず)によってHCISSカラム本体310に操作可能に接続さ
れる放射能遮蔽本体(図示せず)内に収納された、Tc-99m放射性同位体溶液20mLを含むバ
イアル(図示せず)を使用することで実行された。Tc-99m放射性同位体溶液は、真空状態
の下で放射性同位体濃縮器装置20を通して引き込まれ、そして、5mlの蒸留水で洗い流さ
れる(10分未満のプロセス時間)。濃縮器カラム200に選択的に補足された過テクネチウ
ム酸[99mTcO4 -]陰イオンは、濃縮係数20に対応する、1.0mLの体積を有する次の溶離液Tc-
99m溶液を達成するために、0.9%食塩水で溶離された。
他の実施例では、10及び50の間の濃縮係数を達成する。
《利点》
オーストラリア特許出願AU2013903629で特定されるような多機能吸着剤又は無機吸着剤
のいずれかの50mg未満を付着させた小さな濃縮器カラム200に放射性同位体を選択的に補
足すると共に抽出し、かつ、非常に小さな体積の食塩水中に再可溶化するための能力は、
次の溶離液放射性同位体溶離溶液を製造することを可能にし、当該溶離液放射性同位体溶
離溶液は、放射性同位体ジェネレータ100から得られる前記放射性同位体溶液よりも高い
放射性同位体濃度を有する。HCISSカラム300は、複数の濃縮サイクルにわたって、小さい
サイズ(一般に、オーストラリア特許出願AU2013903629で特定されるような多機能吸着剤
又は無機吸着剤のいずれかの50mg)の効率を濃縮器カラム200に保証する。小さなサイズ
の濃縮器カラム200は、最終濃縮段階で所望の放射同位体溶液の体積を最小にすると共に
結果としての濃縮係数を増大させるために不可欠である。
真空バイアル510及び610の使用、そして従って、プロセス700を走らせるために結果と
してシステム10に与えられる負圧は、ポンプの使用に頼ることなく、次の溶離液放射同位
体溶離溶液の単純で効果的な手段を提供する。
無菌構成要素(すなわち、濃縮器カラム200、HCISSカラム300、バルブ400及び0.22ミク
ロンインラインフィルタ)の使用は、無菌濾過状態の下で、プロセス700を繰り返して実
行できることを保証する。
放射同位体濃縮器装置20に使用される無菌構成要素(すなわち、バルブ400、射出装置
、濃縮器カラム200及びHCISSカラム300)は、商業的に利用可能な消耗型製品である。
他の実施例では、放射同位体濃縮器装置20は、Re-188放射同位体を生成するように構成
された放射同位体ジェネレータ100と共に使用されるように構成することができる。濃縮
器カラム200内の固定相の選択は、生成された放射同位体の種類に従って選択されること
は理解されることである。
他の実施例では、放射同位体濃縮器装置20は、両先端中空ニードル装置(図示せず)と
共に使用されるように構成することができ、当該両先端中空ニードル装置は、そこに放射
同位体溶液源(図示せず)を選択的に接続するように構成される。この実施例では、複数
の放射同位体ジェネレータから生成された放射同位体溶液/溶離液は、一緒にまとめられ
ると共に放射同位体濃縮器装置を使用して1段階で濃縮させることができた。
他の実施例では、濃縮器カラム200から放射性同位体を溶離するために使用される0.9%
の通常の食塩水の体積は、おおよそ0.1mLからおおよそ2.0mLまでの範囲にすることが可能
である。
《実施例》
この明細書を通した「一実施例」又は「1つの実施例」についての言及は、本発明の少
なくとも1つの実施例に含まれる実施例に関連して述べられた特定の事項、構造又は特徴
を意味する。従って、この明細書を通した様々な場所で現れる「一実施例では」又は「1
つの実施例では」との表現は、全て同じ実施例に適用する必要はないが、そうすることも
可能である。さらに、この開示から当業者にとって明らかであるように、特定の事項、構
造又は特徴は、1つ以上の実施例に、任意の適当な方法で組み合わせることができる。
同様に、上述の、本発明の例示的実施例の説明では、開示の合理化及び様々な発明の態
様の1つ以上の理解の手助けの目的のために、本発明の様々な事項が単一の実施例、その
図面又は明細書に一緒にまとめられていることを理解する必要がある。しかしながら、開
示の方法は、請求項に記載の発明が各請求項で明確に述べているよりも多くの事項を必要
とすることの意図を反映するものとして解釈されない。むしろ、以下の特許請求の範囲が
反映するように、発明の態様は、上述の開示した単一の実施例の全ての事項よりも少ない
。従って、特定の実施形態の詳細な説明の後の特許請求の範囲は、この発明の個々の実施
形態として単独である各特許請求の範囲と共に、この特定の実施形態の詳細な説明に明確
に含まれている。
さらに、ここに記載したいくつかの実施形態は、他の実施形態に含まれる他の事項では
ないいくつか事項を含むと同時に、異なる実施形態の事項の組み合わせは、本発明の技術
的範囲内にあり、そして、当業者によって理解されるように、異なる実施形態を形成する
。例えば、以下の特許請求の範囲では、請求項の実施形態のいずれかは、任意の組み合わ
せで使用することができる。
《目的の異なる例》
ここに使用されているように、共通の目的を記載するために、順序の形容詞「第1」、
「第2」、「第3」その他の使用を特定した場合を除き、目的等の異なる例が参照される
が、目的等の異なる例は、そのように記載した目的が所定の順序、時間的、空間的、順位
で、又は、他の任意の方法でなければならないことを含むことを意図するのではないこと
を単に示している。
《特定の詳細》
ここで提供した説明には、複数の特定の詳細が記載されている。しかしながら、本発明
の実施形態は、これらの特定の詳細なしに、実施できることは明らかである。他の例では
、周知の方法、構造及び技術は、この説明の理解を曖昧にしないため、詳細に示されてい
ない。
図面に示す本発明の好適な実施形態の説明では、特定の用語が明確化の目的で使用され
る。しかしながら、本発明は、そのように選択された特定の用語に限定されるものではな
く、各特定の用語は、同様の技術的な目的を達成するために、同様の方法で動作する全て
の技術的等価物を含むことは明らかである。「前向きに」、「後向きに」、「放射状に」
、「外周に」、「上向きに」、「下向きに」等の用語は、基準点を提供する便宜の語とし
て使われるが、用語を制限するものとして解釈されない。
《備えること》及び《含むこと》
本発明の前述の説明において、そして、上述した発明の説明において、用語又は必要な
内意を表すために特記することが必要な場合を除き、「備える」や「備えること」等の変
形例は、包括的な意味、すなわち、述べられた特徴の存在を特定するが、本発明の様々な
実施形態におけるさらなる特徴の存在又は追加を排除するものではないという意味に使用
される。
ここで使用されるように、「含むこと」、「含む」又は「含む~」の用語のいずれか1
つは、当該用語に従う少なくとも要素/事項を含むことを意味する広い用語であり、他を
除くものではない。したがって、含むことは、手段を備えることと同義である。
《発明の範囲》
本発明の好適な実施例であると思われるものを記載する一方、当業者であれば、本発明
の思想から逸脱することなく、別の意図として更なる変更をそこに行えることや、こうし
た変形や変更の全てが本発明の範囲に属するものとして、請求されることを意図すること
を認識するであろう。例えば、上述した処理は、使用可能な手順の単なる代表例である。
機能は、ブロック図に追加したり、削除することができ、また、操作は、機能ブロック間
で入れ替えることができる。ステップは、本発明の範囲内として記載された方法に追加す
ることができ、又は、削除することができる。
本発明は、具体例を参照して説明したが、当業者であれば、他の多くの形態で実現でき
ることは理解されることである。
上述した実施形態が医療診断産業に適用できることは明らかである。

Claims (22)

  1. 放射性同位体源と共に使用される放射性同位体濃縮器装置(20)であって、当該放射性同位体濃縮器装置は、
    用途の使い捨て無菌カートリッジの形式の内部体積(305)を有する本体(30)であって、濃縮器カラム(200)、競合イオン選択カラム(300)、少なくとも1つの射出ポート(440)を備える射出装置(45)、多方向バルブ(400)、前記放射性同位体濃縮器装置(20)の使用中に流体の流れの上流位置にある入口ポート(34e)及び使用中に前記流体の流れの下流位置にある少なくとも1つの出口ポート(32e)を備えて、全てが流体伝達の状態にある当該本体と、
    前記濃縮器カラムは、前記内部体積内に配置されて、使用中に放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉するように構成されており、また、前記本体は、使用中に少なくとも前記濃縮器カラムを遮蔽するための遮蔽手段を有しており、
    前記競合イオン選択カラムは、前記内部体積内に配置されて、使用中に前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも競合イオンを除去するように構成されており、
    前記少なくとも1つの射出ポートは、射出装置を受け入れるように構成されており、前記少なくとも1つの射出ポートは、前記濃縮器カラムに操作可能に接続されており、
    前記多方向バルブは、使用中に前記競合イオン選択カラム及び前記濃縮器カラムとの間の流体伝達を可能にする第1開放配置と、溶離液によって前記濃縮器カラムから少なくとも1種の放射性同位体を溶離するために、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするための第2開放配置とを構成可能であり、
    少なくとも1つの出口ポートは、前記内部体積と流体伝達の状態になり、前記少なくとも1つの出口ポートは、廃棄物バイアルによって得られる真空状態によって、前記第1開放配置又は前記第2開放配置で流体伝達がもたらされるように、使用中に、真空バイアル(610)に接続することができ、前記真空バイアル内の真空状態でシステムに負圧を与えることにより、溶離液と共に放射性同位体の溶液が前記競合イオン選択カラム及び前記濃縮器カラムを通って前記真空バイアル内に引き込まれる、放射性同位体濃縮器装置。
  2. 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、構成可能な一方向での前記流体伝達は、使用中に、前記競合イオン選択カラム、前記濃縮器カラム、射出装置、ミリポアフィルタ(535)及び前記放射性同位体源の間にあり、流体伝達は真空状態によってもたらされ、また、前記真空は、前記濃縮器装置の出口に接続される廃棄物バイアルによって供給され、空気が抜かれた前記廃棄物バイアルからの真空は、放射性同位体を含む食塩水を、ハロゲン化及び競合イオン選択吸着剤(HCISS)カラム(310)、前記濃縮器カラム、並びに、前記廃棄物バイアルに引き込む、放射性同位体濃縮器装置。
  3. 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体濃縮器装置は、モリブデンからのテクネチウムの分離/精製のためのモリブデン/テクネチウム対、又は、タングステンからのレニウムの分離/精製のためのタングステン/レニウム、のいずれかから選択された放射性同位体源との使用に適した、放射性同位体濃縮器装置。
  4. 請求項2に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体はさらに、すくなくとも1つの出口ポート(32e)を備えており、前記濃縮器カラムは、前記少なくとも1つの出口ポートと流体伝達の状態にあり、前記少なくとも1つの出口ポートは、使用中に、真空バイアルに接続するための接続手段を備えており、前記接続手段は、使用中に、前記真空バイアルの隔壁を少なくとも部分的に貫通するためのニードル装置を備える、放射性同位体濃縮器装置。
  5. 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を生成するように構成された放射性同位体源であり、また、前記放射性同位体源は溶離ポート(110)を備えており、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、使用中に前記放射性同位体源の前記溶離ポートに接続するように構成された少なくとも1つの入口ポート(34e)を有する本体(30)を備える、放射性同位体濃縮器装置。
  6. 請求項5に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源の前記溶離ポートは、ニードル装置を備えており、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートは、使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置を前記放射性同位体源の前記溶離ポートに接続するとき、前記ニードル装置の少なくとも一部を貫通させて受け入れるように構成された隔壁(325)を備える、放射性同位体濃縮器装置。
  7. 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、隔壁を備える少なくとも1つの入口ポートを有する本体(30)を備えており、前記隔壁は、前記バイアルを前記放射性同位体濃縮器装置に接続するとき、両先端中空ニードル装置の対応する先端の少なくとも一部を受け入れるように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
  8. 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は、底部、頂部並びに前記底部及び前記頂部の間に延びる壁部を有して細長く、前記底部、前記頂部及び前記壁部のそれぞれは、放射線遮蔽材から製造されるものであり、前記放射線遮蔽材は、鉛又はタングステンである、放射性同位体濃縮器装置。
  9. 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、使用中に、前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するように構成された競合イオン選択カラムを備えており、前記競合イオン選択カラムは、使用中に、前記少なくとも1種の競合イオンを選択的に捕捉するための吸着剤手段を備えており、また、前記競合イオン選択カラムは、前記濃縮器装置の上流に配置されていると共に、前記濃縮器カラムと流体伝達の状態にある、放射性同位体濃縮器装置。
  10. 請求項9記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、内部体積を有する本体(30)を備えており、前記競合イオン選択カラムは、使用中に、前記本体の前記内部体積内に実質的に配置されており、前記本体は、使用中に、前記本体の内部体積内に実質的に前記競合イオン選択カラムを支持するための支持手段を備える、放射性同位体濃縮器装置。
  11. 請求項9記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記少なくとも1種の競合イオンは、ハロゲン化陰イオン及び漏出不純物イオンの、競合イオン群から選択される、放射性同位体濃縮器装置。
  12. 請求項11記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記ハロゲン化陰イオンは、塩化物陰イオンである、放射性同位体濃縮器装置。
  13. 請求項11記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体濃縮器装置は、99Mo/99mTc放射性同位体源との使用に適しており、当該99Mo/99mTc放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液は、99Mo漏出不純物イオンを含む、放射性同位体濃縮器装置。
  14. 請求項11記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体濃縮器装置は、188W/188Re放射性同位体源との使用に適しており、また、188W/188Re放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液は、188W漏出不純物イオンを含む、放射性同位体濃縮器装置。
  15. 放射性同位体源から溶離した放射性同位体を含む高希釈食塩水から放射性同位体を選択的に捕捉し、その後、放射性同位体濃縮器装置から前記捕捉した放射性同位体を、放射性同位体陰イオンを選択的に維持するために、多機能吸着剤材料又は無機吸着剤のいずれかである、濃縮器カラムのカラム本体に納められた固定相によって、放射性同位体源から溶離した前記食塩水から同位体を選択的に捕捉するように構成された放射性同位体濃縮器装置によって、所望の放射性同位体を含む純粋でより濃縮された食塩水として溶離するために、放射性同位体濃縮器装置を使用し、放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を捕捉するためのプロセスであって、
    前記放射性同位体濃縮器にバルブを設け、当該バルブを第1位置に配置してバルブを前記第1開放配置とすることにより、HCISSカラム、濃縮器カラム及び真空バイアルを流体伝達状態とし、また、前記プロセスは、
    a.第1ステップで、組立済み放射性同位体濃縮器装置の円筒形入口ポート及びその自動調心ポートをHCISSカラム本体の底部で前記放射性同位体源の溶離ポート内に挿入し、
    b.第2ステップで、廃棄物収集手段の真空バイアルを当該真空バイアルの隔壁が前記濃縮器装置の前記本体の出口ポートと向かい合うように倒立させた後、前記濃縮器装置の前記本体の前記出口ポート内に挿入し、その前記自動調心ポートにより前記濃縮器カラム及び前記真空バイアルの間を流体伝達可能とし、
    c.第3ステップで、システムに負圧を与えるための真空状態を真空バイアル内に生成することにより、放射性同位体の食塩水をHCISSカラム及び濃縮器カラムを通して前記バイアル内に引き込み、
    d.さらなるステップでは、前記HCISSカラムは、前記溶離溶液から前記競合イオンを除去することを可能にし、また、前記濃縮器カラム内の多機能吸着剤材料又は無機吸着剤のいずれかでの、選択的な所望の放射性同位体の捕捉(捕獲)を連続的に可能にする、固定相を備え、
    e.ステップ中、残った溶離溶液を非放射性の流出廃棄物としてバイアル内で捕捉し、
    f.自動調心挿入装置に収納されたフィルタを前記濃縮器装置の前記本体の前記出口ポート内に挿入し、
    g.前記放射性同位体濃縮器バルブを第2位置に回転させることで当該バルブを前記第2開放配置とし、射出装置、前記濃縮器カラム、前記フィルタ及び純粋で濃縮された放射性同位体溶液収集手段の真空円形底部バイアルを流体伝達状態とし、
    h.次のステップで、前記放射性同位体収集手段の前記真空バイアルを、ハウジング内に配置された密封状態とした後、密封されたハウジングを当該密封されたハウジングの隔壁が前記濃縮器装置の前記本体の前記出口ポートと向かい合うように倒立させて前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記出口ポート内に挿入し、
    i.前記挿入装置を前記出口ポートで前記真空バイアルに貫通させ、前記射出装置、前記濃縮器カラム及び前記真空バイアルの間を流体伝達可能とし、
    j.前記真空バイアル内の真空状態でシステムに負圧を与えることにより、小容量の食塩水を前記射出装置から前記濃縮器カラムを経て前記バイアル内に引き込み、前記濃縮器カラムにより前記濃縮器カラムから前記選択的に捕捉された放射性同位体陰イオンを溶離することを可能とし、
    これにより、出力は、前記バイアル内で結果として生じる、小容量の次の溶離食塩水放射性同位体であり、当該溶離食塩水放射性同位体は、臓器特異性医薬を放射性標識化することのために使用可能とし、又は、主たる放射性薬物として放射性同位体陰イオンだけを必要とする特定の処置のために薬事的なタグ付け無しで直接的に使用可能とする、プロセス。
  16. 放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を捕捉するためのシステムであって、当該システムは、
    放射性同位体源と、
    請求項1~14のいずれかに記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源に操作可能に接続されて、使用中に、前記放射性同位体源と前記放射性同位体濃縮器装置との間で流体伝達を可能にし、少なくとも1つの出口ポートを有する本体(30)を備える放射性同位体濃縮器装置と、を備え、
    前記システムはさらに、使用中に前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続するように構成されてその間で流体伝達を可能にする廃棄物収集手段を備えており、
    前記廃棄物収集手段は真空バイアルを備えており、また、流体伝達は前記廃棄物バイアルで供給される真空状態によってもたらされる、システム。
  17. 請求項16記載のシステムであって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を生成するように構成された放射性同位体源であり、
    前記放射性同位体源は溶離ポートを備えており、前記放射性同位体濃縮器装置は、使用中に、前記放射性同位体源の前記溶離ポートに接続するように構成された少なくとも1つの入口ポートを有する本体(30)を備えており、
    更に、前記放射性同位体源の前記溶離ポートはニードル装置を備えており、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートは、使用中に前記放射性同位体濃縮器装置を前記放射性同位体源の前記溶離ポートに接続するとき、前記ニードル装置の少なくとも一部を貫通させて受け入れるように構成された隔壁を備えており、
    前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルであり、前記バイアルは隔壁を備えており、そして、前記放射性同位体濃縮器装置は、隔壁を備える少なくとも1つの入口ポートを有する本体(30)を備えており、前記システムはさらに、両先端中空ニードル装置を備えており、各隔壁は、使用中に、前記バイアルを前記放射性同位体濃縮器装置に接続するとき、前記両先端ニードル装置の対応する先端の少なくとも一部を受け入れるように構成されており、
    前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの出口ポートを有する本体(30)を備えており、前記システムはさらに、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続して、使用中に、その間で流体伝達を可能にする放射性同位体収集手段を備える、システム。
  18. 請求項17記載のシステムであって、前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの射出ポート及び少なくとも1つのバルブを有する本体(30)を備えており、当該バルブは、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムとの間の流体伝達を防止するための第1開放配置と、使用中に前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするための第2開放配置とを構成可能であり、前記システムはさらに、前記放射性同位体濃縮器装置の前記少なくとも1つのバルブが使用中に前記第2開放配置であるとき、前記少なくとも1つの射出ポートを経て前記濃縮器カラムを通して溶離するための溶離液を備える射出装置を備える、システム。
  19. 請求項1記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は、射出装置を受け入れるように適合させた少なくとも1つの射出ポートを備えており、当該少なくとも1つの射出ポートは、前記濃縮器カラムに操作可能に接続されており、さらに、少なくとも1つのバルブを備えており、当該バルブは、使用中に前記競合イオン選択カラム及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にする第1開放配置と、溶離液によって前記濃縮器カラムから前記少なくとも1種の放射性同位体を溶離するために、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするための第2開放配置を構成可能であり、前記少なくとも1つのバルブは、当該少なくとも1つのバルブが前記第2開放配置であるとき、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記少なくとも1つの出口ポートの間の流体伝達を可能にするのに適しており、前記本体はさらに、少なくとも1つの入口ポートを備えており、前記少なくとも1つのバルブは、当該少なくとも1つのバルブが使用中に前記第1開放配置であるとき、少なくとも1つの入口ポート及び少なくとも1つの出口ポートの間の流体伝達を可能にするように適合させる、放射性同位体濃縮器装置。
  20. 請求項19記載の放射性同位体濃縮器装置であって、濃縮器カラム、競合イオン選択カラム、バルブ及び射出装置からなる単一ユニットは、使い捨て無菌カートリッジであり、円筒形部分を構成するハウジングには複数の用途があり、各用途のために、1つの使い捨てカートリッジは前記ハウジング内に挿入され、使い捨て無菌カートリッジは、多様な濃縮処理のために使用される、放射性同位体濃縮器装置。
  21. 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、当該放射性同位体濃縮器装置は、放射性同位体源との使用に適しており、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルである、放射性同位体濃縮器装置。
  22. 請求項21に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、当該放射性同位体濃縮器装置は、バイアルとの使用に適しており、前記バイアルは隔壁を備えており、前記本体はさらに、隔壁を備える少なくとも1つの入口ポートを有しており、前記少なくとも1つの入口ポートは、前記内部体積に流体連結されており、各隔壁は、前記バイアルを前記放射性同位体濃縮器装置に接続するとき、両先端中空ニードル装置の対応する先端の少なくとも一部を受け入れるように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
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