JP2016500819A - 放射性同位体濃縮器 - Google Patents
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Abstract
Description
放射性同位体源と、
上述のいずれかに記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源に操作可能に接続されて、使用中に、その間で流体伝達を可能にする放射性同位体濃縮器装置と、
を備える。
内部体積を有する本体と、
前記内部体積内に配置される濃縮器カラムであって、使用中に前記放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉するように構成された当該濃縮器カラムと、
前記内部体積内に配置される競合イオン選択カラムであって、使用中に前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するように構成された当該競合イオン選択カラムと、
を備える。
放射性同位体溶液を前記放射性同位体源から濃縮器カラムに通して流体的に伝達して前記少なくとも1種の放射性同位体を前記濃縮器カラムに捕捉するステップを備える。
前記プロセスはさらに、前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートを操作可能に接続するステップを備える。
前記両先端中空ニードル装置によって、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートに前記バイアルを操作可能に接続するステップを備える。
前記放射性同位体溶液を前記競合イオン選択カラムに通して流体的に伝達して前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するステップを備える。
前記少なくとも1種の放射性同位体を前記濃縮器カラムに捕捉した後に残っている放射性同位体溶離溶液を廃棄物収集手段内に受け入れるステップを備える。
前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに前記廃棄物収集手段を操作可能に接続するステップを備える。
前記真空バイアル内の圧力に対応する負圧の下で、前記放射性同位体溶離溶液を前記廃棄物収集手段に流体的に伝達するステップを備える。
溶離液を前記濃縮器カラムに通して流体的に伝達して前記濃縮器カラムから前記少なくとも1種の放射性同位体を溶離するステップを備える。
前記溶離液によって、前記濃縮器カラムから溶離した前記少なくとも1種の放射性同位体を放射性同位体収集手段内に受け入れるステップを備える。
前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに前記放射性同位体収集手段を操作可能に接続するためのステップを備える。
前記真空バイアル内の圧力に対応する負圧の下で、前記少なくとも1種の放射性同位体を前記廃棄放射性同位体手段に流体的に伝達するためのステップを備える。
前記ハウジングに関しては、濃縮器装置20は、2つの略円筒形の部分、略細長の円筒形本体30を規定するために使用中に互いに結合するように構成された第1本体部32及び第2本体部34を備える。有利にも、ハウジングの円筒形部分には複数の用途がある。各用途のために、1つの使い捨て無菌カートリッジ(単一ユニット)はハウジング内に挿入される。
無菌構成要素に関しては、放射性同位体濃縮器装置20の本体30内で単一ユニット(無菌使い捨てカートリッジ)として支持されるように構成されており、主たる4つの相互接続可能な無菌構成要素は、射出装置と、濃縮器カラム200と、競合イオン選択カラム300と、使用中に濃縮器カラム200を競合イオン選択カラム300に操作可能に接続するバルブ400とを備える。
図3に示すように、第1本体部32のフランジ部32d及び第2本体部34のフランジ部34dはそれぞれさらに、付加的な略半円形の孔32g及び34gを備え、それぞれ、実質的に壁部32c及び34cの対応する部分を通って第1本体部32及び第2本体部34の内部空洞に延びる。第2本体部34の壁部34cに略半円形の孔34gの位置で固定されているのは、射出装置45を濃縮器装置20に取り付けるのに使用するための射出ポート40である。射出ポート40は開口部42を備え、当該開口部42は、そこに射出装置45を受け入れて支持するためのものである。射出装置45の入口ポートは、空気が流体流れを通過できると同時にシステム10の無菌状態が損なわれず、そうして、システム10を通した全ての液体及びそこに溶けた放射性同位体の完全な引き込みを保証することを保証するために、滅菌(0.22ミクロン)フィルタ540によって大気に開放される給気口に取り付けられている。
図2及び3に示すように、濃縮器カラム200は、使用中に放射性同位体ジェネレータ100から溶離した放射性同位体溶液から所望の放射性同位体を選択的に捕捉するように構成されたクロマトグラフィカラムである。濃縮器カラム200は、頂部212及び対向する底部214を有する略細長い中空のカラム本体210を備える。中空のカラム本体210に納められているのは、所望の放射性同位体を選択的に捕捉するための適当な吸着剤手段又は固定相(図示せず)である。
図2及び3に示すように、競合イオン選択カラム300は、例えば、食塩水中に存在する塩化物陰イオンのような干渉/競合ハロゲン化陰イオンや、使用中に、対応するMo-99/Tc-99m又はW-188/Re-188放射性同位体ジェネレータ100から溶離した放射性同位体溶液中に生じる可能性がある、対応するMo-99又はW-188漏出物に関連するモリブデン酸塩(Mo-99)/タングステン酸塩(W-188)イオンの競合イオンを選択的に除去するように構成されており、こうした競合イオンは、濃縮器カラム200上での吸着に対してTc-99又はRe-188放射性同位体と競合することによって、最終的な放射性同位体溶液の全濃度を減少させる。以下、ハロゲン化及び競合イオン選択吸着剤(HCISS)カラム300として述べる、競合イオン選択カラム300は、頂部312及び対向する側の底部314を有する略細長い中空のカラム本体310を備える。HCISSカラム300の中空のカラム本体310内に納められているのは、溶離した放射性同位体溶液からの所望のハロゲン化銀イオン不純物を選択的に除去するための適当な固定相(図示せず)である。
図2及び3に示すように、バルブ400は、第1端部410、第2端部420及び第3端部430を備える、3方向バルブである。第1端部410は、濃縮器カラム本体210の底部214のめねじ部に対して相補的なおねじ部(図示せず)を備え、濃縮器カラム200をバルブ400に対して操作可能に接続する。バルブ400の第2端部420はHCISSカラム本体310の頂部312の雄型ルアーコネクション(図示せず)に対して相補的な雌型ルアーコネクション(図示せず)を備え、HCISSカラム300をバルブ400に対して操作可能に接続する。
図3に示すように、システム10はさらに、ハウジング500及び使用中にハウジング500内に受け入れられるように構成された隔壁515でシールされた真空バイアル510の形式での放射性同位体収集手段を備える。滅菌(0.22ミクロン)フィルタ535は、隔壁515及び濃縮器カラム200との間に取り付けられており、システム10の無菌状態が損なわれないことを保証する。
図2に示すように、システムはさらに、使用中にハウジング620内に受け入れられるように構成された、ハウジング620及び隔壁615で密封された真空バイアル610の形式での廃棄物収集手段を備える。
真空バイアル610の外径は、相補的に、第1本体部32の頂端部32aに配置された出口ポート32cの内径よりも小さい。
図5及び6を参照すれば、放射性同位体ジェネレータ100から溶離した放射性同位体の非常に希釈された食塩水から放射性同位体を選択的に捕捉して、その後、放射性同位体濃縮器装置20から前記捕捉した放射性同位体を、放射性同位体陰イオンを選択的に遅延するために、多機能吸着剤材料又は無機吸着剤のいずれかである、濃縮器カラム200のカラム本体210に納められた固定相によって、放射性同位体ジェネレータ100から溶離した前記食塩水から同位体を選択的に捕捉するように構成された放射性同位体濃縮器装置20によって、所望の放射性同位体の純粋でより濃度された食塩水として溶離するために、放射性同位体濃縮器装置20を使用する一般的なプロセス700が提供され、前記方法は、以下のステップを備える。
i. 第1ステップ715では、組立済み放射性同位体濃縮器装置20の円筒形入口ポート34e及びその自動調心ポートはHCISSカラム310の底部314で放射性同位体ジェネレータ100の溶離ポート110内に挿入される。
ii. 第2ステップ720では、廃棄物収集手段の真空バイアル610を逆さまにした後、濃縮器装置20の本体30の出口ポート32e内に挿入させ、そして、前記自動調心ポートが濃縮器カラム200及び真空バイアル610の間の流体伝達を可能にする。
iii. ステップ760では、放射性同位体収集手段の真空バイアル510は、ハウジング500内に配置されてシールされており、そして、シールされたハウジング500はその後、反対にして放射性同位体濃縮器装置20の本体30の出口ポート32e内に挿入される。
iv. 挿入装置は、ステップ765にて、出口ポート32eで真空バイアル510を貫通し、射出装置45、濃縮器カラム200及び真空バイアル510の間の流体伝達を可能にする。
v. そして、ステップ770では、真空バイアル510内の真空状態がシステム10に負圧を与えることにより、小容量の食塩水を射出装置45から濃縮器カラム200を経てバイアル510内に引き込み、そして、濃縮器カラム200が濃縮器カラム200から前記選択的に捕捉された放射性同位体陰イオンを溶離することを可能にする。
これにより、出力780では、バイアル510内で、結果として生じる、小容量の次の溶離食塩水放射性同位体は、臓器特異性医薬を放射性標識化することのために使用することができ、又は、主たる放射性薬物として放射性同位体陰イオンだけを必要とする特定の処置のために、薬事的なタグ付け無しで直接的に使用することができる。
この実施形態では、濃縮器カラム200のカラム本体210内に納められた固定相(図示せず)は、多機能吸着剤材料(オーストラリア特許出願AU2013903629で特定される、MEDISOTEC (Medical Isotope Techniques)の製品)又は無機吸着剤のいずれかであり、これらは、過テクネチウム酸[99mTcO4 -]陰イオンの抑制に対して選択的である。
本発明の好適な実施例に従う放射性同位体濃縮器装置20の使用方法の完全な開示及び説明を当業者に提供するために、以下の実施例を提示するが、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。
試験は、上述の実施例で述べられた、Mo-99/Tc-99mジェネレータ100の溶離ポート110に取り付けられた放射性同位体濃縮器装置20を使用することで実行された。
[Mo-99/Tc-99mジェネレータ100から生成された溶離溶液の体積は、10mLであった。
Tc-99m溶液を放射性同位体濃縮器装置20(5分未満の工程時間)に通した後、選択的に捕捉された過テクネチウム酸陰イオンは、濃縮係数10に対応する、1.0mLの体積を有する次の溶離液Tc-99m溶液を達成するために、0.9%食塩水で溶離される。
試験は、Mo-99/Tc-99mジェネレータの使用寿命を増大させるための、次の溶離液Tc-99m濃縮プロセスの有効性を評価するために、2つの商業上利用可能な放射性同位体ジェネレータを使用することで処理された。
試験は、組立済み放射性同位体濃縮器装置20の円筒形の入口ポート34e内に挿入されると共に両先端中空ニードル(図示せず)によってHCISSカラム本体310に操作可能に接続される放射能遮蔽本体(図示せず)内に収納された、Tc-99m放射性同位体溶液20mLを含むバイアル(図示せず)を使用することで実行された。Tc-99m放射性同位体溶液は、真空状態の下で放射性同位体濃縮器装置20を通して引き込まれ、そして、5mlの蒸留水で洗い流される(10分未満のプロセス時間)。濃縮器カラム200に選択的に補足された過テクネチウム酸[99mTcO4 -]陰イオンは、濃縮係数20に対応する、1.0mLの体積を有する次の溶離液Tc-99m溶液を達成するために、0.9%食塩水で溶離された。
オーストラリア特許出願AU2013903629で特定されるような多機能吸着剤又は無機吸着剤のいずれかの50mg未満を付着させた小さな濃縮器カラム200に放射性同位体を選択的に補足すると共に抽出し、かつ、非常に小さな体積の食塩水中に再可溶化するための能力は、次の溶離液放射性同位体溶離溶液を製造することを可能にし、当該溶離液放射性同位体溶離溶液は、放射性同位体ジェネレータ100から得られる前記放射性同位体溶液よりも高い放射性同位体濃度を有する。HCISSカラム300は、複数の濃縮サイクルにわたって、小さいサイズ(一般に、オーストラリア特許出願AU2013903629で特定されるような多機能吸着剤又は無機吸着剤のいずれかの50mg)の効率を濃縮器カラム200に保証する。小さなサイズの濃縮器カラム200は、最終濃縮段階で所望の放射同位体溶液の体積を最小にすると共に結果としての濃縮係数を増大させるために不可欠である。
この明細書を通した「一実施例」又は「1つの実施例」についての言及は、本発明の少なくとも1つの実施例に含まれる実施例に関連して述べられた特定の事項、構造又は特徴を意味する。従って、この明細書を通した様々な場所で現れる「一実施例では」又は「1つの実施例では」との表現は、全て同じ実施例に適用する必要はないが、そうすることも可能である。さらに、この開示から当業者にとって明らかであるように、特定の事項、構造又は特徴は、1つ以上の実施例に、任意の適当な方法で組み合わせることができる。
ここに使用されているように、共通の目的を記載するために、順序の形容詞「第1」、「第2」、「第3」その他の使用を特定した場合を除き、目的等の異なる例が参照されるが、目的等の異なる例は、そのように記載した目的が所定の順序、時間的、空間的、順位で、又は、他の任意の方法でなければならないことを含むことを意図するのではないことを単に示している。
ここで提供した説明には、複数の特定の詳細が記載されている。しかしながら、本発明の実施形態は、これらの特定の詳細なしに、実施できることは明らかである。他の例では、周知の方法、構造及び技術は、この説明の理解を曖昧にしないため、詳細に示されていない。
本発明の前述の説明において、そして、上述した発明の説明において、用語又は必要な内意を表すために特記することが必要な場合を除き、「備える」や「備えること」等の変形例は、包括的な意味、すなわち、述べられた特徴の存在を特定するが、本発明の様々な実施形態におけるさらなる特徴の存在又は追加を排除するものではないという意味に使用される。
本発明の好適な実施例であると思われるものを記載する一方、当業者であれば、本発明の思想から逸脱することなく、別の意図として更なる変更をそこに行えることや、こうした変形や変更の全てが本発明の範囲に属するものとして、請求されることを意図することを認識するであろう。例えば、上述した処理は、使用可能な手順の単なる代表例である。
機能は、ブロック図に追加したり、削除することができ、また、操作は、機能ブロック間で入れ替えることができる。ステップは、本発明の範囲内として記載された方法に追加することができ、又は、削除することができる。
Claims (97)
- 放射性同位体源と共に使用される放射性同位体濃縮器装置であって、当該放射性同位体濃縮器装置は、
a.使用中に、放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉及び解放するように構成された濃縮器カラムと、
b.少なくとも1つの射出ポート及び少なくとも二方向に構成可能な少なくとも1つのバルブを有する本体と、を備え、
前記放射性同位体濃縮器装置の前記少なくとも1つのバルブが使用中に選択された開放配置であるとき、溶離液が前記少なくとも1つの射出ポートを経て前記濃縮器カラムを通して受け入れられる、放射性同位体濃縮器装置。 - 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は、少なくとも1つの射出ポートと、少なくとも1つのバルブとを有し、当該少なくとも1つのバルブは、
a.使用中に、少なくとも1種の選択競合イオン吸着剤カラム、前記濃縮器カラム及び前記放射性同位体源の間の流体伝達を可能にするために、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を防止するための第1開放配置と、
b.前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムとの間の流体伝達を可能にするための第2開放配置とを構成可能であり、
前記放射性同位体濃縮器装置の前記少なくとも1つのバルブが使用中に前記第2開放配置であるとき、前記溶離液が前記少なくとも1つの射出ポートを経て前記濃縮器カラムを通して受け入れられる、放射性同位体濃縮器装置。 - 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、構成可能な一方向での前記流体伝達は、使用中に、1種の競合イオン選択吸着剤カラム、前記濃縮器カラム、射出装置、ミリポアフィルタ及び前記放射性同位体源の間にあり、流体伝達は真空状態によってもたらされる、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項3に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記真空は、前記濃縮装置の出口に接続される廃棄物バイアルによって供給され、空気が抜かれた前記廃棄物バイアルからの真空は、放射性同位体の食塩水をHCISSカラム、濃縮器カラム及び廃棄物バイアルに引き込む、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源は、モリブデンからのテクネチウムの分離/精製のためのモリブデン/テクネチウム対である、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源は、タングステンからのレニウムの分離/精製のためのタングステン/レニウムである、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、内部容積を有する本体を備え、前記濃縮器カラムは、使用中に前記本体の前記内部容積内に実質的に配置されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項2に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は、使用中に前記本体の前記内部体積内に実質的に前記濃縮器カラムを支持するための支持手段を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項2に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は、少なくとも1つの入口ポートを備えており、前記濃縮器カラムは、前記少なくとも1つの入口ポートと流体伝達の状態にある、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項4に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体はさらに、すくなくとも1つの出口ポートを備えており、前記濃縮器カラムは、前記少なくとも1つの出口ポートと流体伝達の状態にある、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を生成するように構成された放射性同位体ジェネレータである、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項11に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体ジェネレータは溶離ポートを備えており、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、使用中に前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに接続するように構成された少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項12に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートは、ニードル装置を備えており、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートは、使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置を前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに接続するとき、前記少なくとも1つのニードル装置を通して受け入れるように構成された隔壁を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルである、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項14に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記バイアルは隔壁を備えており、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、隔壁を備える少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備えており、使用中に前記バイアルを前記放射性同位体濃縮器装置に接続するとき、各隔壁は、両先端中空ニードル装置の対応する先端の少なくとも一部を受け入れるように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項15に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は通常、底部及び頂部を有して細長く、前記少なくとも1つの入口ポートは前記底部に配置されており、前記少なくとも1つの出口ポートは前記頂部に配置されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項15に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記少なくとも1つの出口ポートは、使用中に、真空バイアルに接続するための接続手段を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項17に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記接続手段は、使用中に、前記真空バイアルの隔壁を少なくとも部分的に貫通するためのニードル装置を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項2に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は、使用中に、少なくとも1つの前記濃縮器装置を遮蔽するための遮蔽手段を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項2に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は通常、底部、頂部並びに前記底部及び前記頂部の間に延びる壁部を有して細長く、前記底部、前記頂部及び前記壁部のそれぞれは、放射線遮蔽材から製造されるものである、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項20に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射線遮蔽材は、鉛又はタングステンである、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項1に記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、使用中に、前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するように構成された競合イオン選択カラムを備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項22記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記競合イオン選択カラムは、使用中に、前記少なくとも1種の競合イオンを選択的に捕捉するための吸着剤手段を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項22記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記競合イオン選択カラムは、前記濃縮器装置の上流に配置される、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項22記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記競合イオン選択カラムは、前記濃縮器カラムと流体伝達の状態にある、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項22記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、内部体積を有するボディを備えており、前記競合イオン選択カラムは、使用中に、前記本体の前記内部体積内に実質的に配置されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項26記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は、使用中に、前記本体の内部体積内に実質的に前記競合イオン選択カラムを支持するための支持手段を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項26記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は少なくとも1つの入口ポートを備えており、前記競合イオン選択カラムは、前記少なくとも1つの入口ポートと流体伝達の状態にある、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項22記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記少なくとも1種の競合イオンは、ハロゲン化陰イオン及び漏出不純物イオンの、競合イオン群から選択される、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項29記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記ハロゲン化陰イオンは、塩化物陰イオンである、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項29記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源は、99Mo/99mTc放射性同位体ジェネレータであり、99Mo/99mTc放射性同位体ジェネレータから得られる前記放射性同位体溶液は、99Mo漏出不純物イオンを含む、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項29記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源は、188W/188Re放射性同位体ジェネレータであり、188W/188Re放射性同位体ジェネレータから得られる前記放射性同位体溶液は、188W漏出不純物イオンを含む、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項2記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は、射出装置を受け入れるように構成された、少なくとも1つの射出ポートを備えており、前記少なくとも1つの射出ポートは、前記濃縮器カラムに操作可能に接続されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項33記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体はさらに壁部を備えており、前記少なくとも1つの射出ポートは、前記本体の前記壁部に配置されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項33記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記射出装置は、使用中に、前記濃縮器カラムを通して溶離するための溶離液を受け入れるように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項33記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、少なくとも1つのバルブを備えており、当該バルブは、使用中に、前記競合イオン選択カラム及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするための第1開放配置と、溶離液によって前記濃縮器カラムから前記少なくとも1種の放射性同位体を溶離するために、使用中に前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするための第2開放配置と、とを構成可能である、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項36記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体はさらに、少なくとも1つの出口ポートを備えており、前記少なくとも1つのバルブが使用中に前記第2開放配置であるとき、前記少なくとも1つのバルブは、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記少なくとも1つの出口ポートの間の流体伝達を可能にするように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項36記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体はさらに、少なくとも1つの入口ポートと、少なくとも1つの出口ポートとを備えており、前記少なくとも1つのバルブが使用中に前記第1開放配置であるとき、前記少なくとも1つのバルブは、前記少なくとも1つの入口ポート及び前記少なくとも1つの出口ポートの間の流体伝達を可能にするように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項36記載の放射性同位体濃縮器装置であって、内部体積を有する本体をさらに備えており、前記少なくとも1つのバルブの少なくとも一部は、前記本体の前記内部体積内に実質的に支持される、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項36記載の放射性同位体濃縮器装置であって、使用中に、前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するように構成された競合イオン選択カラムをさらに備えており、前記少なくとも1つのバルブが第1開放配置であるとき、前記少なくとも1つのバルブは、前記競合イオン選択カラム及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項36記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記少なくとも1つのバルブは、前記第1開放配置である前記少なくとも1つのバルブに対応する第1位置と、前記第2開放配置である前記少なくとも1つのバルブに対応する第2位置とに構成可能な、バルブ作動手段を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項41記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記バルブ作動手段は、前記本体の外側に配置されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項42記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記バルブ作動手段は、ハンドルを備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項1記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記濃縮器カラムは、使用中に、前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液から前記少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉するための吸着剤手段を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項44記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記吸着剤手段は、オーストラリア特許出願AU2013903629で特定される多機能吸着剤材料又は無機吸着剤のいずれかを含む、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項45記載の放射性同位体濃縮器装置であって、オーストラリア特許出願AU2013903629で特定される多機能吸着剤材料及び無機吸着剤は、過テクネチウム酸[99mTc O4 -]陰イオン及び過レニウム酸[188Re O4 - ]陰イオンを含む、イオン群から選択された遅延イオンに対して選択的である、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項44記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記吸着剤手段は、Tc-99m及びRe-188を含む放射性同位体群から少なくとも1種の放射性同位体に対して選択的である、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項36記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記濃縮器カラムは、使用中に、前記カラム本体を通した流体伝達を可能にするために、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポート及び前記少なくとも1つの出口ポートのそれぞれに操作可能に接続するように構成された、略細長いカラム本体を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項48記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記カラム本体は、使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置の前記少なくとも1つのバルブに操作可能に接続するように構成された底部を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項49記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記カラム本体はさらに、使用中に、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに接続するように構成された頂部を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項44記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記濃縮器カラムは、内部体積を有する略細長いカラム本体を備えており、前記吸着剤手段は、実質的に前記カラム本体の前記内部体積内に配置される、放射性同位体濃縮器装置。
- 放射性同位体ジェネレータから溶離した放射性同位体の非常に希釈された食塩水から放射性同位体を選択的に捕捉し、その後、放射性同位体濃縮器装置から前記捕捉した放射性同位体を、放射性同位体陰イオンを選択的に遅延するために、多機能吸着剤材料又は無機吸着剤のいずれかである、濃縮器カラムのカラム本体に納められた固定相によって、放射性同位体ジェネレータから溶離した前記食塩水から同位体を選択的に捕捉するように構成された放射性同位体濃縮器装置によって、所望の放射性同位体の純粋でより濃度された食塩水として溶離するために、放射性同位体濃縮器装置を使用し、放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を捕捉するためのプロセスであって、前記方法は、以下のステップを備えるプロセス。
1.前記放射性同位体濃縮器にバルブを設け、当該バルブを第1位置に配置して、バルブを前記第1開放配置とすることにより、HCISSカラム、濃縮器カラム及び真空バイアルを流体伝達状態とする。
a.第1ステップで、組立済み放射性同位体濃縮器装置の円筒形入口ポート及びその自動調心ポートをHCISSカラムの底部で放射性同位体ジェネレータの溶離ポート内に挿入する。
b.第2ステップで、廃棄物収集手段の真空バイアルを倒立させた後、濃縮器装置の本体の出口ポート内に挿入し、前記自動調心ポートにより濃縮器カラム及び真空バイアルの間を流体伝達可能とする。
c.第3ステップで、システムに負圧を与えるための真空状態を真空バイアル内に生成することにより、放射性同位体の食塩水をHCISSカラム及び濃縮器カラムを通してバイアル内に引き込む。
d.配置におけるステップで、HCISSカラムは、溶離溶液から競合イオンを除去することを可能にし、濃縮器カラム内の多機能吸着剤材料又は無機吸着剤での連続的、選択的な所望の放射性同位体の捕捉(捕獲)を可能にする固定相を備える。
e.ステップ中、残った溶離溶液を非放射性の流出廃棄物としてバイアル内で捕捉する。 - 放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を捕捉するための、請求項52記載のプロセスであって、さらに、以下のステップを備えるプロセス。
f.自動調心挿入装置に収納されたミリポアフィルタを濃縮器装置の本体の出口ポート内に挿入する。 - 放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を捕捉するための、請求項52記載のプロセスであって、さらに、以下のステップを備えるプロセス。
g.放射性同位体濃縮器バルブを第2位置に回転させることで当該バルブが第2開放配置とし、射出装置、濃縮器カラム、ミリポアフィルタ及び純粋で濃縮された放射性同位体溶液収集手段の真空円形底部バイアルを流体伝達状態とする。
h.次のステップで、放射性同位体収集手段の真空バイアルを、ハウジング内に配置された密封状態とした後、密封されたハウジングを反対にして放射性同位体濃縮器装置の本体の出口ポート内に挿入する。
i.挿入装置を出口ポートで真空バイアルに貫通させ、射出装置、濃縮器カラム及び真空バイアルの間を流体伝達可能とする。
j.真空バイアル内の真空状態でシステムに負圧を与えることにより、小容量の食塩水を射出装置から濃縮器カラムを経てバイアル内に引き込み、濃縮器カラムにより濃縮器カラムから前記選択的に捕捉された放射性同位体陰イオンを溶離(解放)可能とし、
これにより、出力では、バイアル内で結果として生じる、小容量の次の溶離食塩水放射性同位体を、臓器特異性医薬を放射性標識化することのために使用可能とし、又は、主たる放射性薬物として放射性同位体陰イオンだけを必要とする特定の処置のために、薬事的なタグ付け無しで直接的に使用可能とする。 - 放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を捕捉するためのシステムであって、当該システムは、
放射性同位体源と、
請求項1〜51のいずれかに記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源に操作可能に接続されて、使用中に、その間で流体伝達を可能にする放射性同位体濃縮器装置と、を備えるシステム。 - 請求項55記載のシステムであって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を生成するように構成された放射性同位体ジェネレータである、システム。
- 請求項56記載のシステムであって、前記放射性同位体ジェネレータは溶離ポートを備えており、前記放射性同位体濃縮器装置は、使用中に、前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに接続するように構成された少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備える、システム。
- 請求項57記載のシステムであって、前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートはニードル装置を備えており、使用中に前記放射性同位体濃縮器装置を前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに接続するとき、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートは、前記ニードル装置の少なくとも一部を通して受け入れるように構成された隔壁を備える、システム。
- 請求項55記載のシステムであって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルである、システム。
- 請求項59記載のシステムであって、前記バイアルは隔壁を備えており、そして、前記放射性同位体濃縮器装置は、隔壁を備える少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備えており、前記システムはさらに、両先端中空ニードル装置を備えており、使用中に、前記バイアルを前記放射性同位体濃縮器装置に接続するとき、各隔壁は、前記両先端ニードル装置の対応する先端の少なくとも一部を受け入れるように構成されている、システム。
- 請求項55記載のシステムであって、前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの出口ポートを有する本体を備えており、前記システムはさらに、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続して、使用中に、その間で流体伝達を可能にする放射性同位体収集手段を備える、システム。
- 請求項61記載のシステムであって、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートはニードル装置を備えており、前記放射性同位体収集手段は、前記ニードル装置の少なくとも一部を通して受け入れるように構成されて使用中にその間で流体伝達を可能にする隔壁を備える、システム。
- 請求項62記載のシステムであって、前記放射性同位体収集手段は真空バイアルを備えており、前記真空バイアルは、前記隔壁を備える、システム。
- 請求項63記載のシステムであって、前記放射性同位体収集手段はさらに、使用中に前記真空バイアルを遮蔽するための遮蔽手段を備える、システム。
- 請求項63記載のシステムであって、前記放射性同位体収集手段は、前記真空バイアルの少なくとも一部を受け入れるように構成されたハウジングを備える、システム。
- 請求項65記載のシステムであって、前記ハウジングは、放射線遮蔽材料から製造される、システム。
- 請求項66記載のシステムであって、前記放射線遮蔽材料は、鉛又はタングステンである、システム。
- 請求項55記載のシステムであって、前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの出口ポートを有する本体を備えており、前記システムはさらに、使用中に前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続するように構成されてその間で流体伝達を可能にする廃棄物収集手段を備える、システム。
- 請求項68記載のシステムであって、前記廃棄物収集手段は真空バイアルを備えており、前記真空バイアルは、前記ニードル装置の少なくとも一部を通して受け入れるように構成されて使用中にその間で流体伝達を可能にする隔壁を備える、システム。
- 請求項55記載のシステムであって、前記放射性同位体濃縮器装置は、前記少なくとも1つの射出ポート及び少なくとも1つのバルブを有する本体を備えており、当該バルブは、前記少なくとも1つの射出装置及び前記濃縮器カラムとの間の流体伝達を防止するための第1開放配置と、使用中に前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするための第2開放配置とを構成可能であり、前記システムはさらに、前記放射性同位体濃縮器装置の前記少なくとも1つのバルブが使用中に前記第2開放配置であるとき、前記少なくとも1つの射出ポートを経て前記濃縮器カラムを通して溶離するための溶離液を備える射出装置を備える、システム。
- 放射性同位体源と共に使用される放射性同位体濃縮器装置であって、当該放射性同位体濃縮器装置は、
内部体積を有する本体と、
前記内部体積内に配置される濃縮器カラムであって、使用中に前記放射性同位体源から得られる放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を選択的に捕捉するように構成された当該濃縮器カラムと、
前記内部体積内に配置される競合イオン選択カラムであって、使用中に前記放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するように構成された当該競合イオン選択カラムと、
を備える、放射性同位体濃縮器装置。 - 請求項71記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記競合イオン選択カラムは、前記濃縮器カラムの上流に配置される、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項71記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は少なくとも1つの入口ポートを備えており、当該少なくとも1つの入口ポートは、前記内部体積と流体伝達の状態にある、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項73記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体はさらに、少なくとも1つの出口ポートを備えており、当該出口ポートは、前記内部体積と流体伝達の状態にある、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項71記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体源溶液を生成するように構成された放射性同位体ジェネレータである、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項75記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体ジェネレータは溶離ポートを備えており、前記本体はさらに、前記内部体積と流体伝達の状態にある少なくとも1つの入口ポートを備えており、前記少なくとも1つの入口ポートは、使用中に前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに接続するように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項71記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルである、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項77記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記バイアルは隔壁を備えており、前記本体はさらに、隔壁を備える少なくとも1つの入口ポートを備えており、当該少なくとも1つの入口ポートは、前記内部体積と流体伝達の状態にあり、使用中に前記バイアルを前記放射性同位体濃縮器装置に接続するとき、各隔壁は、両先端中空ニードル装置の対応する先端の少なくとも一部を受け入れるように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項74記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記少なくとも1つの出口ポートは、使用中に真空バイアルに接続するための接続手段を備える、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項71記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体は、射出装置を受け入れるように構成された少なくとも1つの射出ポートを備えており、当該少なくとも1つの射出ポートは、前記濃縮器カラムに操作可能に接続される、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項80記載の放射性同位体濃縮器装置であって、好適には、前記放射性同位体濃縮器装置はさらに、少なくとも1つのバルブを備えており、当該バルブは、使用中に前記競合イオン選択カラム及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にする第1開放配置と、溶離液によって前記濃縮器カラムから前記少なくとも1種の放射性同位体を溶離するために、使用中に前記少なくとも1つの射出ポート及び前記濃縮器カラムの間の流体伝達を可能にするための第2開放配置とを構成可能である、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項81記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体はさらに、少なくとも1つの出口ポートを備えており、前記少なくとも1つのバルブは、当該少なくとも1つのバルブが前記第2開放配置であるとき、前記少なくとも1つの射出ポート及び前記少なくとも1つの出口ポートの間の流体伝達を可能にするように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項81記載の放射性同位体濃縮器装置であって、前記本体はさらに、少なくとも1つの入口ポートと、少なくとも1つの出口ポートとを備えており、前記少なくとも1つのバルブは、当該少なくとも1つのバルブが使用中に前記第1開放配置であるとき、前記少なくとも1つの入口ポート及び前記少なくとも1つの出口ポートの間の流体伝達を可能にするように構成されている、放射性同位体濃縮器装置。
- 請求項81記載の放射性同位体濃縮器装置であって、濃縮器カラム、競合イオン選択カラム、バルブ及び射出装置からなる単一ユニットは、使い捨て使い捨て無菌カートリッジであり、円筒形部分を構成するハウジングには複数の用途があり、各用途のために、使い捨て無菌カートリッジ(単一ユニット)はハウジング内に挿入され、使い捨て無菌カートリッジは、多様な濃縮処理のために使用される、放射性同位体濃縮器装置。
- 放射性同位体濃縮器装置を使用して放射性同位体源から得られる前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の放射性同位体を捕捉するためのプロセスであって、当該プロセスは、
放射性同位体溶液を前記放射性同位体源から濃縮器カラムに通して流体的に伝達して前記少なくとも1種の放射性同位体を前記濃縮器カラムに捕捉するステップを備えるプロセス。 - 請求項84記載のプロセスであって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を生成するように構成された放射性同位体ジェネレータであり、当該放射性同位体ジェネレータは溶離ポートを備えており、前記放射性同位体濃縮器装置は、使用中に前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに接続するように構成された少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備えており、前記プロセスはさらに、
前記放射性同位体ジェネレータの前記溶離ポートに前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートを操作可能に接続するステップを備える、プロセス。 - 請求項84記載のプロセスであって、前記放射性同位体源は、前記放射性同位体溶液を備えるバイアルであり、当該バイアルは隔壁を備えており、前記放射性同位体濃縮器装置は、隔壁を備える少なくとも1つの入口ポートを有する本体を備えており、各隔壁は、使用中に前記放射性同位体濃縮器装置に前記バイアルを接続するとき、両先端中空ニードル装置の対応する先端の少なくとも一部を受け入れるように構成されており、前記プロセスはさらに、
前記両先端中空ニードル装置によって、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの入口ポートに前記バイアルを操作可能に接続するステップを備える、プロセス。 - 請求項84記載のプロセスであって、前記放射性同位体濃縮器装置は、前記濃縮器カラムの上流に配置された競合イオン選択カラムを備えており、前記プロセスはさらに、
前記放射性同位体溶液を前記競合イオン選択カラムに通して流体的に伝達して前記放射性同位体溶液から少なくとも1種の競合イオンを除去するステップを備える、プロセス。 - 請求項84記載のプロセスであって、前記プロセスはさらに、
前記少なくとも1種の放射性同位体を前記濃縮器カラムに捕捉した後に残っている放射性同位体溶離溶液を廃棄物収集手段内に受け入れるステップを備える、プロセス。 - 請求項88記載のプロセスであって、前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの出口ポートを有する本体を備えており、前記廃棄物収集手段は、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに選択的に接続するように構成されて使用中にその間で流体伝達を可能にし、前記プロセスはさらに、
前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに前記廃棄物収集手段を操作可能に接続するステップを備える、プロセス。 - 請求項89記載のプロセスであって、前記廃棄物収集手段は真空バイアルを備えており、前記プロセスはさらに、
前記真空バイアル内の圧力に対応する負圧の下で、前記放射性同位体溶離溶液を前記廃棄物収集手段に流体的に伝達するステップを備える、プロセス。 - 請求項84記載のプロセスであって、当該プロセスはさらに、
溶離液を前記濃縮器カラムに通して流体的に伝達して前記濃縮器カラムから前記少なくとも1種の放射性同位体を溶離するステップを備える、プロセス。 - 請求項91記載のプロセスであって、当該プロセスはさらに、
前記溶離液によって、前記濃縮器カラムから溶離した前記少なくとも1種の放射性同位体を放射性同位体収集手段内に受け入れるステップを備える、プロセス。 - 請求項92記載のプロセスであって、前記放射性同位体濃縮器装置は、少なくとも1つの出口ポートを有する本体を備えており、前記放射性同位体収集手段は、前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに操作可能に接続するように構成されて使用中にその間の流体伝達を可能にし、前記プロセスはさらに、
前記放射性同位体濃縮器装置の前記本体の前記少なくとも1つの出口ポートに前記放射性同位体収集手段を操作可能に接続するためのステップを備える、プロセス。 - 請求項93記載のプロセスであって、前記放射性同位体収集手段は、真空バイアルを備えており、前記プロセスはさらに、
前記真空バイアル内の圧力に対応する負圧の下で、前記少なくとも1種の放射性同位体を前記廃棄放射性同位体手段に流体的に伝達するためのステップを備える、プロセス。 - 請求項91記載のプロセスであって、前記溶離液は、食塩水を含む、プロセス。
- 請求項95記載のプロセスであって、前記濃縮器カラムから前記少なくとも1種の放射性同位体を溶離するために使用される食塩水の体積は、およそ0.1 mLからおよそ2.0 mLまでの範囲である、プロセス。
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