JP2005343377A - 冷却ファンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッテリファンからの音が乗員に与える不快感を和らげる。
【解決手段】 ハイブリッドECUは、車両の動作状態から車室内の暗騒音を検出するステップ(S102)と、暗騒音およびバッテリ400の温度TBに基づいてファン駆動段数Fを決定し、決定したファン駆動段数Fを記憶するステップ(S106)と、ファン駆動段数前回値FLを読み出すステップ(S108)と、ファン駆動段数Fが、ファン駆動段数前回値FLより大きい場合(S110にてYES)、応答時間決定用段数FRを、ファン駆動段数Fと同じ値に設定するステップ(S112)と、暗騒音および応答時間決定用段数FRに基づいて、応答時間を決定するステップ(S116)とを含むプログラムを実行する。応答時間は、暗騒音が小さいほど長く設定され、応答時間決定用段数FRが大きいほど長く設定される。
【選択図】 図4

Description

本発明は冷却ファンの制御装置に関し、特に車両の冷却対象物に冷却空気を供給する冷却ファンの制御装置に関する。
車両には多くの機器が搭載されているが、これらの機器の中には作動に伴い発熱するものがある。そのため、冷却ファンなどを用いて冷却空気を供給し、機器を冷却する必要がある。また、空調装置には、車室内に空気を送風するための冷却ファン(ブロア)が設けられている。これらの冷却ファンは、冷却対象(空調装置の場合は車内の空気)の温度に基づいて制御される。
特開平6−32135号公報(特許文献1)は、設定温度と車内温度と外気温度と日射量とに基づいて車内熱負荷に相当する総合信号を演算し、演算した総合信号に基づいてエアミックスドアやファンなどの各制御機器を制御するようにした車両用空調装置を開示する。特許文献1に記載の車両用空調装置は、設定温度を入力する温度設定器と、車内温度を検出する車内温度センサと、外気温度を検出する外気温度センサと、日射量を検出する日射センサと、設定温度と車内温度との温度偏差を演算する温度偏差演算部と、温度偏差の変化率を演算する温度偏差変化率演算部と、温度偏差、温度偏差変化率および予め定められたルールに基づいてゲインをファジィ推論するゲイン推論部と、設定温度、車内温度、外気温度、日射量およびゲインに基づいて、車内熱負荷に相当する総合信号を演算する総合信号演算部と、総合信号に基づいて制御機器の制御量を演算する制御量演算部と、制御量演算部の出力に基づいて制御機器(エアミックスドアやファン)を制御する制御手段とを含む。
この公報に記載の車両用空調装置によれば、温度偏差と同偏差変化率とを入力値としてファジィ推論することにより、偏差の状態に応じた総合信号のゲインが定まる。したがって、偏差の状態に応じて、制御機器の制御のパターンが変化し、制御機器の応答性に違いが現れることになる。よって、設定温度と車内温度の偏差が大きい過渡期において、空調能力を一時的に高める制御が可能となる。
特開平6−32135号公報
ところで、近年、環境問題対策の一貫として、ハイブリッド自動車、燃料電池車、電気自動車など、モータからの駆動力により走行する車両が注目されている。これらの車両は、従来のエンジンのみで走行する車両に比べて騒音が小さい。そのため、これらの車両に搭載された冷却ファン(たとえばバッテリ冷却用の冷却ファン)の音は、乗員に聞こえ易い。したがって、これらの車両の冷却ファンを特許文献1に記載の車両用空調装置と同様に制御した場合、応答性が高められて回転数が急上昇すると、乗員が冷却ファンからの音に対して不快感を感じるおそれがあるという問題点がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、乗員に与える不快感を抑制することができる冷却ファンの制御装置を提供することである。
第1の発明に係る冷却ファンの制御装置は、車両の冷却対象に冷却空気を供給する冷却ファンの制御装置である。この制御装置は、予め定められた応答時間で、冷却ファンの回転数を予め定められた目標回転数まで増加させるように、冷却ファンを制御するための制御手段と、車室内の騒音に関する情報を、車両の動作状態に基づいて取得するための取得手段と、取得された騒音に関する情報に基づいて、応答時間を決定するための決定手段とを含む。
第1の発明によると、制御手段により、冷却ファンの回転数が予め定められた応答時間で目標回転数まで増加させられる。これにより、冷却対象の冷却を行なうことができる。取得手段により、車室内の騒音に関する情報が車両の動作状態に基づいて取得され、取得された騒音に関する情報に基づき、決定手段により応答時間が決定される。これにより、たとえば騒音が小さい場合は大きい場合に比べて応答時間を長くしたり、目標回転数が高い場合は低い場合に比べて応答時間を長くしたりすることができる。そのため、冷却対象を冷却する際、冷却ファンの回転数を緩やかの増加させ、冷却ファンからの音が乗員に対して与える不快感を和らげることができる。その結果、乗員に与える不快感を抑制することができる冷却ファンの制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る冷却ファンの制御装置においては、第1の発明の構成に加え、決定手段は、騒音が小さい場合は大きい場合に比べて、応答時間を長くするための手段を含む。
第2の発明によると、騒音が小さい場合は大きい場合に比べて、応答時間を長くされる。これにより、騒音が小さい場合に冷却対象を冷却する際、冷却ファンの回転数を緩やか増加させ、冷却ファンからの音が乗員に対して与える不快感を和らげることができる。
第3の発明に係る冷却ファンの制御装置においては、第1または2の発明の構成に加え、決定手段は、冷却ファンの目標回転数が高い場合は低い場合に比べて、応答時間を長くするための手段を含む。
第3の発明によると、冷却ファンの目標回転数が高い場合は低い場合に比べて、応答時間が長くされる。これにより、冷却対象を冷却する際、冷却ファンからの音が大きくなる場合であっても、冷却ファンの回転数を緩やか増加させ、冷却ファンからの音が乗員に対して与える不快感を和らげることができる。
第4の発明に係る冷却ファンの制御装置においては、第1ないし3のいずれかの発明の構成に加え、制御手段は、冷却ファンの駆動電圧を上げて冷却ファンの回転数を増加させるための手段を含む。
第4の発明によると、冷却ファンの駆動電圧が上げて、冷却ファンの回転数を増加させ、冷却空気の供給量を増加させることができる。
第5の発明に係る冷却ファンの制御装置においては、第1ないし4のいずれかの発明の構成に加え、車両にはバッテリが搭載されている。冷却ファンは、バッテリに冷却空気を供給する。
第5の発明によると、供給された冷却空気により、バッテリを冷却することができる。この場合、冷却ファンの回転数を緩やかの増加させ、冷却ファンからの音が乗員に対して与える不快感を和らげることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る冷却ファンの制御装置を搭載した車両について説明する。この車両は、エンジン100と、MG(Motor Generator)(1)200
と、PCU(Power Control Unit)300と、バッテリ400、MG(2)500と、ハイブリッドECU(Electronic Control Unit)600と、A/C(Air Conditioner)_ECU700と、A/Cユニット702とを含む。本発明の実施の形態に係る冷却ファンの制御装置は、たとえばハイブリッドECU600が実行するプログラムにより実現される。
なお、本実施の形態において、車両は、エンジン100を搭載したハイブリッド車両を用いて説明するが、ハイブリッド車両の代わりに、燃料電池を搭載した燃料電池車や、電気自動車などを用いてもよい。
エンジン100は、燃料と空気との混合気を燃焼させてクランクシャフト(図示せず)を回転させ、駆動力を発生する。エンジン100が発生した駆動力は、動力分割機構102により、2経路に分割される。一方は減速機104を介して車輪106を駆動する経路である。もう一方は、MG(1)200を駆動させて発電する経路である。
MG(1)200は、動力分割機構102により分割されたエンジン100の動力により駆動させられ、発電する。MG(1)200により発電された電力は、車両の運転状態や、バッテリ400のSOC(State Of Charge)の状態に応じて使い分けられる。たと
えば、通常走行時や急加速時では、MG(1)200により発電された電力は、PCU300を介してMG(2)500に供給される。
一方、バッテリ400のSOCが予め定められた値よりも低い場合、MG(1)200により発電された電力は、PCU300のインバータ302により交流電力から直流電力に変換され、コンバータ304により電圧が調整された後、バッテリ400に蓄えられる。
バッテリ400は、複数のバッテリセルを一体化したバッテリモジュールを、さらに複数直列に接続して構成された組電池である。なお、バッテリ400の代わりに、キャパシタ(コンデンサ)を用いてもよい。バッテリ400は、バッテリファン402により供給された冷却空気との間で熱交換が行なわれ、冷却される。
MG(2)500は、三相交流回転電機である。MG(2)500は、バッテリ400に蓄えられた電力およびMG(1)200により発電された電力の少なくともいずれか一方の電力により駆動する。MG(2)500の駆動力は、減速機104を介して車輪10
6に伝えられる。これにより、MG(2)500は、エンジン100をアシストして車両を走行させたり、MG(2)500からの駆動力のみにより車両を走行させたりする。
車両の回生制動時には、減速機104を介して車輪106によりMG(2)500が駆動させられ、MG(2)500が発電機として作動させられる。これによりMG(2)500は、制動エネルギを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。MG(2)500により発電された電力は、インバータ302およびコンバータ304を介してバッテリ400に蓄えられる。
ハイブリッドECU600には、バッテリ温度センサ602、車速センサ604、クランクポジションセンサ606、回転数センサ(1)608および回転数センサ(2)610が接続されている。
バッテリ温度センサ602は、バッテリ400の温度TBを検出する。車速センサ604は、車輪の回転数を検出する。クランクポジションセンサ606は、クランクシャフトに設けられたタイミングロータに対向して設けられており、クランクシャフトの回転数を検出する。回転数センサ(1)608は、MG(1)200の回転数を検出する。回転数センサ(2)610は、MG(2)500の回転数を検出する。
バッテリ温度センサ602、車速センサ604、クランクポジションセンサ606、回転数センサ(1)608および回転数センサ(2)610の検出結果を表す信号は、ハイブリッドECU600に送信される。
ハイブリッドECU600は、各センサから送信された信号、車両の運転状態、アクセル開度、アクセル開度の変化率、シフトポジション、バッテリ400のSOCおよび温度、メモリ612に記憶されたマップおよびプログラムなどに基づいて演算処理を行なう。これにより、ハイブリッドECU600は、車両が所望の運転状態となるように車両に搭載された機器類を制御する。
A/C_ECU700には、A/Cユニット702が接続されている。A/C_ECU700は、車室内温度センサ706により検出された車室内温度および乗員により操作されるスイッチ708の操作状態に応じて、A/Cユニット702を制御する。A/Cユニット702からは、A/C_ECU700により設定された吹出し温度の空気が吹出される。
A/C_ECU700は、車室内温度に基づいて、A/Cファン704を駆動させる電圧を段階的に決定する。A/Cファン704を駆動させる電圧は、A/Cファン駆動段数を決定することにより決定される。決定されたA/Cファン駆動段数は、ハイブリッドECU600に送信される。
車速センサ604、クランクポジションセンサ606、回転数センサ(1)608および回転数センサ(2)610から送信された信号、A/Cファン駆動段数、補機類の作動音およびオーディオ(図示せず)の音量などに基づいて、ハイブリッドECU600により車室内におけるバッテリファン402の駆動音以外の騒音(暗騒音)が検出される。暗騒音は、たとえば予め実験などにより定められたマップにより検出すればよい。
ハイブリッドECU600は、バッテリ400の温度TBおよび暗騒音に基づいて、バッテリファン402を駆動させる電圧を決定する。バッテリファン402を駆動させる電圧は、図2に示すように、段階的に設定される。バッテリファン402を駆動させる電圧は、ファン駆動段数Fを決定することにより決定される。
暗騒音が大である場合、図2において実線で示すように、ファン駆動段数Fは、バッテリ温度TBに応じて1段ずつ高く設定される。なお、本実施の形態において、ファン駆動段数Fは「1」〜「5」まで設定可能であるが、段数はこれに限らない。
暗騒音が中である場合、図2において一点鎖線で示すように、ファン駆動段数Fは、バッテリ温度TB(X)までは、バッテリ温度TBに応じて1段ずつ高く設定される。バッテリ温度TB(X)からバッテリ温度TB(Y)までは、ファン駆動段数Fは、「4」以上に設定されない。これにより、暗騒音が中である場合に、バッテリファン402からの音が制限される。すなわち、バッテリ温度TB(X)からバッテリ温度TB(Y)までは、バッテリ400の冷却よりもバッテリファン402からの音の抑制が優先される。
バッテリ温度TBがTB(Y)以上になると、ファン駆動段数Fは、「4」以上に設定される。これにより、バッテリファン402からの音の抑制よりも、バッテリ400の冷却を優先することができる。
暗騒音が小である場合、図2において二点鎖線で示すように、バッテリ温度TB(Y)までは、ファン駆動段数Fは、「2」以上に設定されない。これにより、暗騒音が小である場合に、バッテリファン402からの音が制限される。すなわち、バッテリ温度TB(Y)までは、バッテリ400の冷却よりもバッテリファン402からの音の抑制が優先される。
バッテリ温度TBがTB(Y)以上になると、ファン駆動段数Fは、「2」以上に設定される。これにより、バッテリファン402からの音の抑制よりも、バッテリ400の冷却を優先することができる。
ハイブリッドECU600は、ファン駆動段数Fを変更し、バッテリファン402の回転数を変化させる場合、予め定められた応答時間で、ファンの駆動電圧をファン駆動段数Fと対応した電圧まで変化させ、バッテリファン402の回転数を変化させる。
応答時間は、図3に示すマップに基づいて算出される。図3に示す応答時間決定用段数FRとは、ファン駆動段数Fに基づいて設定され、応答時間を算出する場合に用いられる値である。暗騒音が小さいほど応答時間は長く設定され、応答時間決定用段数FRが大きいほど応答時間は長く設定される。
応答時間を表す「1」〜「16」の数字は、単位時間T秒との比率を示す。すなわち、応答時間が「1」である場合、バッテリファン402の回転数は、T秒で目標の回転数まで変化させられる。応答時間が「4」である場合、バッテリファン402の回転数は、単位時間T秒の4倍の時間で目標の回転数まで変化させられる。なお、本実施の形態において、応答時間は「1」〜「16」まで設定可能であるが、これら以外の応答時間を設定してもよい。
図4を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置においてハイブリッドECU600が実行するプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ハイブリッドECU600は、車速センサ604、クランクポジションセンサ606、回転数センサ(1)608および回転数センサ(2)610から送信された信号、A/Cファン駆動段数、補機類の作動音およびオーディオの音量などに基づいて、車両の動作状態を検出する。
S102にて、ハイブリッドECU600は、検出された動作状態から車室内の暗騒音を検出する。S104にて、ハイブリッドECU600は、バッテリ温度センサ602から送信された信号に基づいて、バッテリ400の温度TBを検出する。S106にて、ハイブリッドECU600は、暗騒音およびバッテリ400の温度TBに基づいてファン駆動段数Fを決定し、決定したファン駆動段数Fをメモリ612に記憶する。
S108にて、ハイブリッドECU600は、前回決定されたファン駆動段数であるファン駆動段数前回値FLを、メモリ612から読み出す。S110にて、ハイブリッドECU600は、ファン駆動段数Fが、ファン駆動段数前回値FLより大きいか否かを判別する。ファン駆動段数Fが、ファン駆動段数前回値FLより大きい場合(S110にてYES)、処理はS112に移される。そうでない場合(S110にてNO)、処理はS114に移される。
S112にて、ハイブリッドECU600は、応答時間決定用段数FRを、ファン駆動段数Fと同じ値に設定する。S114にて、ハイブリッドECU600は、応答時間決定用段数FRを、「0」に設定する。S116にて、ハイブリッドECU600は、暗騒音および応答時間決定用段数FRに基づいて、応答時間を決定する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る冷却ファンの制御装置のECU600の動作について説明する。
車両システムの起動中において、車両の動作状態が検出され(S100)、検出された動作状態から車室内の暗騒音が検出される(S102)。ここでは、暗騒音が小であると想定する。
さらに、バッテリ400の温度TBが検出されて(S104)、暗騒音およびバッテリ400の温度TBに基づいてファン駆動段数Fが決定される(S106)。決定されたファン駆動段数Fは、メモリ612に記憶される(S106)。ここでは、ファン駆動段数が「2」に決定されたと想定する。
バッテリファン402の回転数が増加されるか減少されるかを判別するため、ファン駆動段数前回値FLが読み出され(S108)、ファン駆動段数Fが、ファン駆動段数前回値FLより大きいか否かが判別される(S110)。ここでは、ファン駆動段数前回値FLが「1」であると想定する。
ファン駆動段数Fが、ファン駆動段数前回値FLより大きいため(S110にてYES)、バッテリファン402の回転数は増加させられる。この場合、応答時間決定用段数FRが、ファン駆動段数Fと同じ「2」に設定される(S112)。
暗騒音が小であり、応答時間決定用段数FRが「2」であるため、図3に示したマップに基づき、応答時間は「2」に設定される(S116)。そのため、図5に示すように、バッテリファン402の電圧は、応答時間が「1」である場合に比べて2倍の時間をかけて増加させられる。そのため、バッテリファン402に回転数が緩やかに増加させられ、回転数増加に伴いバッテリファン402からの音が増加する場合に、乗員に与える不快感を和らげることができる。
なお、ファン駆動段数Fが、ファン駆動段数前回値FL未満である場合(S110にてNO)、すなわちバッテリファン402の回転数が減少させられる場合は、応答時間決定用段数FRが「0」に設定される(S114)。そのため、応答時間は「1」となり(S116)、バッテリファン402に回転数が速やかに減少させられる。
以上のように、本実施の形態に係る冷却ファンの制御装置のハイブリッドECUは、暗騒音が小さいほどの応答時間を長くし、変更後のファン駆動段数が大きいほど応答時間を長くする。これにより、バッテリファンの回転数を緩やかに増加させ、乗員に与える不快感を和らげることができる。
なお、前述の実施の形態においては、バッテリファンの応答時間を決定していたが、A/Cファン、インバータやコンバータなどの電気機器を冷却するために設けられたファンなど、車両に搭載されたその他のファンの応答時間を暗騒音に基づいて決定してもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る冷却ファンの制御装置を搭載した車両を示す制御ブロック図である。 ファン駆動段数を算出するために用いられるマップを示す図である。 バッテリファンの応答時間を算出するために用いられるマップを示す図である。 ECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 バッテリファンの駆動電圧の変化を示すタイミングチャートである。
符号の説明
400 バッテリ、402 バッテリファン、600 ハイブリッドECU、602 バッテリ温度センサ、604 車速センサ、606 クランクポジションセンサ、608
回転数センサ(1)、610 回転数センサ(2)、700 A/C_ECU、702
A/Cユニット、704 A/Cファン、706 車室内温度センサ、708 スイッチ。

Claims (5)

  1. 車両の冷却対象に冷却空気を供給する冷却ファンの制御装置であって、
    予め定められた応答時間で、前記冷却ファンの回転数を予め定められた目標回転数まで増加させるように、前記冷却ファンを制御するための制御手段と、
    車室内の騒音に関する情報を、前記車両の動作状態に基づいて取得するための取得手段と、
    前記取得された騒音に関する情報に基づいて、前記応答時間を決定するための決定手段とを含む、冷却ファンの制御装置。
  2. 前記決定手段は、前記騒音が小さい場合は大きい場合に比べて、前記応答時間を長くするための手段を含む、請求項1に記載の冷却ファンの制御装置。
  3. 前記決定手段は、前記冷却ファンの目標回転数が高い場合は低い場合に比べて、前記応答時間を長くするための手段を含む、請求項1または2に記載の冷却ファンの制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記冷却ファンの駆動電圧を上げて前記冷却ファンの回転数を増加させるための手段を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の冷却ファンの制御装置。
  5. 前記車両にはバッテリが搭載され、
    前記冷却ファンは、前記バッテリに冷却空気を供給する、請求項1ないし4のいずれかに記載の冷却ファンの制御装置。
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