JP2007131102A - ハイブリッド車およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関のこもり音などの異音による違和感を運転者に与えないようにすると共にエネルギ効率の更なる向上を図る。
【解決手段】乗員室に出力される音量(室内出力音量)が大きいほどエンジンの低回転領域におけるトルクが大きくなるよう動作ラインLを設定してエンジンを運転制御する。これにより、エンジンを低回転高トルクの領域で運転することにより生じ得るこもり音などの異音を乗員室に出力される音声でマスクすると共により効率の高い運転ポイントでエンジンを運転することができる。この結果、こもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができると共に車両のエネルギ効率を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ハイブリッド車およびその制御方法に関する。
従来、この種のハイブリッド車としては、エンジンからの動力をプラネタリギヤと二つのモータとによりトルク変換して走行するハイブリッド車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車では、エンジンから出力しようとする駆動要求パワーがエンジンのこもり音領域内となるときには、ヒステリシスをもってエンジンの運転ポイントをこもり音領域境界近傍のポイントとして運転する。そして、これにより、こもり音の発生を抑制している。
特開2005−127185号公報
上述のハイブリッド車のように、エンジンの運転ポイントを任意に変更可能なハイブリッド車では、運転者に違和感を与えないようにエンジンをこもり音が生じない領域で運転することが望まれる。一方、エネルギ資源の有効利用の観点からハイブリッド車のエネルギ効率の更なる向上も望まれる。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、内燃機関のこもり音などの異音による違和感を運転者に与えないようにすることを目的の一つとする。また、本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、エネルギ効率の更なる向上を図ることを目的の一つとする。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の第1のハイブリッド車は、
内燃機関と、
前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、
走行用の動力を出力する電動機と、
前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
乗員室に音声を出力する音声出力手段と、
走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記音声出力手段の作動状態に基づいて前記内燃機関の運転に課す運転制約を設定する運転制約設定手段と、
前記設定された運転制約に基づいて前記内燃機関が運転されると共に前記設定された要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第1のハイブリッド車では、乗員室に音声を出力する音声出力手段の作動状態に基づいて内燃機関の運転に課す運転制約を設定し、この設定した運転制約に基づいて内燃機関が運転されると共に走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。乗員室に音声を出力する音声出力手段の作動状態に応じて内燃機関の運転に伴って生じるこもり音などの異音はマスクされるから、音声出力手段の作動状態に応じてこもり音などの異音による違和感を運転者に与えない程度の運転制約を設定し、この設定した運転制約に基づいて内燃機関を運転することができる。この結果、こもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができる。このように、音声出力手段の作動状態に応じて運転制約を設定するから、音声出力手段の作動状態によって設定する運転制約の自由度を大きくすることができる。したがって、こもり音などの異音を運転者に与えない程度の範囲内で内燃機関の効率がよくなるよう運転制約を設定することもできる。このように運転制約を設定すれば、内燃機関の効率を向上させることができ、ハイブリッド車のエネルギ効率を向上させることができる。
こうした本発明の第1のハイブリッド車において、前記音声出力手段は音量の調整が可能な手段であり、前記運転制約設定手段は前記音声出力手段により調整された音量が大きいほど前記内燃機関の運転に伴って生じるこもり音を許容するよう運転制約を設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、調整された音量に応じてこもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができる。
また、本発明の第1のハイブリッド車において、前記音声出力手段は音量レベルを出力可能な手段であり、前記運転制約設定手段は前記音声出力手段から出力される音量レベルが大きいほど前記内燃機関の運転に伴って生じるこもり音を許容するよう運転制約を設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、出力される音量レベルに応じてこもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができる。
本発明の第2のハイブリッド車は、
内燃機関と、
前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、
走行用の動力を出力する電動機と、
前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
乗員室の音声を検出する音声検出手段と、
走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記検出された音声に基づいて前記内燃機関の運転に課す運転制約を設定する運転制約設定手段と、
前記設定された運転制約に基づいて前記内燃機関が運転されると共に前記設定された要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第2のハイブリッド車では、検出された乗員室の音声に基づいて内燃機関の運転に課す運転制約を設定し、この設定した運転制約に基づいて内燃機関が運転されると共に走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。検出された乗員室の音声に応じて内燃機関の運転に伴って生じるこもり音などの異音はマスクされるから、乗員室の音声に応じてこもり音などの異音による違和感を運転者に与えない程度の運転制約を設定し、この設定した運転制約に基づいて内燃機関を運転することができる。この結果、こもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができる。このように、乗員室の音声に応じて運転制約を設定するから、乗員室の音声によって設定する運転制約の自由度を大きくすることができる。したがって、こもり音などの異音を運転者に与えない程度の範囲内で内燃機関の効率がよくなるよう運転制約を設定することもできる。このように運転制約を設定すれば、内燃機関の効率を向上させることができ、ハイブリッド車のエネルギ効率を向上させることができる。
こうした本発明の第2のハイブリッド車において、前記運転制約設定手段は、前記検出された音声のレベルが大きいほど前記内燃機関の運転に伴って生じるこもり音を許容するよう運転制約を設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、検出された音声のレベルに応じてこもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができる。
上述した本発明の第1または第2のハイブリッド車において、前記運転制約設定手段は、前記こもり音を許容する範囲内で前記内燃機関の効率がよくなるよう運転制約を設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の効率を向上させることができ、ハイブリッド車のエネルギ効率を向上させることができる。
また、上述した本発明の第1または第2のハイブリッド車において、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記車軸と回転軸との3軸に接続され該3軸に入出力された動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力可能な発電機と、を備える手段であるものとすることもできる。
本発明の第1のハイブリッド車の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続されて電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、走行用の動力を出力する電動機と、前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、乗員室に音声を出力する音声出力手段と、を備えるハイブリッド車の制御方法であって、
前記音声出力手段の作動状態に基づいて前記内燃機関の運転に課す運転制約を設定し、
前記設定した運転制約に基づいて前記内燃機関が運転されると共に走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の第1のハイブリッド車の制御方法では、音声出力手段の作動状態に基づいて内燃機関の運転に課す運転制約を設定し、この設定した運転制約に基づいて内燃機関が運転されると共に走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。乗員室に音声を出力する音声出力手段の作動状態に応じて内燃機関の運転に伴って生じるこもり音などの異音はマスクされるから、音声出力手段の作動状態に応じてこもり音などの異音による違和感を運転者に与えない程度の運転制約を設定し、この設定した運転制約に基づいて内燃機関を運転することができる。この結果、こもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができる。このように、音声出力手段の作動状態に応じて運転制約を設定するから、音声出力手段の作動状態によって設定する運転制約の自由度を大きくすることができる。したがって、こもり音などの異音を運転者に与えない程度の範囲内で内燃機関の効率がよくなるよう運転制約を設定することもできる。このように運転制約を設定すれば、内燃機関の効率を向上させることができ、ハイブリッド車のエネルギ効率を向上させることができる。
本発明の第2のハイブリッド車の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、走行用の動力を出力する電動機と、前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、乗員室の音声を検出する音声検出手段と、を備えるハイブリッド車の制御方法であって、
前記音声検出手段により検出された音声に基づいて前記内燃機関の運転に課す運転制約を設定し、
前記設定された運転制約に基づいて前記内燃機関が運転されると共に前記設定された要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の第2のハイブリッド車の制御方法では、音声検出手段により検出された音声に基づいて内燃機関の運転に課す運転制約を設定し、この設定した運転制約に基づいて内燃機関が運転されると共に設定された要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。検出された乗員室の音声に応じて内燃機関の運転に伴って生じるこもり音などの異音はマスクされるから、乗員室の音声に応じてこもり音などの異音による違和感を運転者に与えない程度の運転制約を設定し、この設定した運転制約に基づいて内燃機関を運転することができる。この結果、こもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができる。このように、乗員室の音声に応じて運転制約を設定するから、乗員室の音声によって設定する運転制約の自由度を大きくすることができる。したがって、こもり音などの異音を運転者に与えない程度の範囲内で内燃機関の効率がよくなるよう運転制約を設定することもできる。このように運転制約を設定すれば、内燃機関の効率を向上させることができ、ハイブリッド車のエネルギ効率を向上させることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、乗員室90の運転席前方のコンソールパネルに組み込まれたナビゲーションシステム91と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ナビゲーションシステム91は、入力された目的地までの走行ルートを検索して表示すると共に車両の現在位置を検出して表示するオーディオ機能内蔵のナビゲーションシステムとして構成されており、地図情報を記憶する図示しない記憶装置や図示しない表示装置,図示しないGPSアンテナなどの他、乗員室90に音声出力するためのスピーカ93a、93b,CD一体型チューナ94,音量を調整するための音量調整ボタン95,音声を認識するためのマイク96,システム全体をコントロールするナビゲーション用電子制御ユニット(以下、ナビゲーションECUという)92などを備える。ナビゲーションECU92には、図示しないGPSアンテナからのGPS信号やCD一体型チューナ94からの音声信号,音量調整ボタン95などの操作ボタンからの操作信号,音声認識マイク96から音声信号などが入力されており、ナビゲーションECU92からは、図示しない表示装置への表示信号やスピーカ93a,93bへの音声出力信号などが出力されている。また、ナビゲーションECU92は、ハイブリッド電子制御ユニット70と通信しており、必要に応じてナビゲーションシステム91の状態に関するデータを通信によりハイブリッド電子制御ユニット70に出力する。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ナビゲーションECU92と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ナビゲーションECU92と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,エンジン22の回転数Ne,バッテリ50の入出力制限Win,Wout,音量レベルVL,調整音量Vkなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neはクランクシャフト26に取り付けられたクランクポジションセンサ23aからの信号に基づいて計算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、温度センサ51により検出されたバッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。また、音量レベルVLと調整音量Vkは、音源に固有のレベルとしてナビゲーションシステム91のナビゲーションECU92に入力される音量レベルVLと、音量調整ボタン95の操作に基づいてナビゲーションECU92により調整される調整音量VkとをナビゲーションECU92から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*とエンジン22に要求される要求パワーPe*とを設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図3に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
続いて、入力した音量レベルVLと調整音量Vkとの積に基づいてエンジン22の運転ポイント(目標回転数Ne*および目標トルクTe*)を設定するための動作ラインLを設定し(ステップS120)、設定した動作ラインLを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS130)。ここで、音量レベルVLと調整音量Vkとの積は、音源に固有の音量レベルVLが調整音量Vkで増幅されて乗員室90にスピーカ93a,93bから出力されることを考えると、乗員室にスピーカ93a、93bから出力される室内出力音量となる。図4に室内出力音量と動作ラインとエンジン22の運転ポイント(回転数,トルク)との関係の一例を示す。実施例では、図示するように、室内出力音量が大きくなるほどエンジン22の運転領域のうち比較的低回転の領域におけるトルクが大きくなるように動作ラインLを設定する。一般に、エンジン22を運転する場合、低回転領域では高トルク領域で運転する方が効率が高くなるが、エンジン22を低回転高トルク領域で運転すると、エンジン22の振動などに基づいていわゆるこもり音といわれる異音が生じ、運転者や乗員に違和感や不快感を与える場合がある。実施例では、乗員室90の室内出力音量が大きくなるほどこもり音をより大きくマスクすることができることを用いて、室内出力音量が大きくなるほどエンジン22の低回転領域における高トルクの運転を許容することにより、運転者や乗員にこもり音による違和感や不快感を生じさせない範囲で、エンジン22を効率の高い運転ポイントで運転しようとするのである。具体的には、図4に示すように、室内出力音量が小さいときには、低回転の領域でトルクが小さなラインが動作ラインLとして設定され、設定された動作ラインと要求パワーPe*が一定の交点の回転数N1とトルクT1とがエンジン22の運転ポイントとして設定され、室内出力音量が大きいときには、低回転の領域でトルクが大きなラインが動作ラインLとして設定され、設定された動作ラインLと要求パワーPe*が一定の交点の回転数N2とトルクT2とがエンジン22の運転ポイントとして設定される。
次に、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS140)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図5に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、エンジン22を目標回転数Ne*および目標トルクTe*の運転ポイントで定常運転したときにエンジン22から出力されるトルクTe*がリングギヤ軸32aに伝達されるトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2*が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
こうしてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(3)および式(4)により計算すると共に(ステップS150)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(5)により計算し(ステップS160)、計算したトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS170)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求トルクTr*を、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。なお、式(5)は、前述した図5の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (3)
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (5)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS180)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、乗員室90にスピーカ93a,93bから出力される室内出力音量(音量レベルVLと調整音量Vkとの積)が大きいほどエンジン22の低回転領域におけるトルクが大きくなるよう動作ラインを設定してエンジン22を運転制御することにより、エンジン22を低回転高トルク領域で運転することにより生じ得るこもり音などの異音を室内出力音量でマスクすると共により効率の高い運転ポイントでエンジン22を運転することができる。この結果、こもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができると共に車両のエネルギ効率を向上させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、室内出力音量(音量レベルVLと調整音量Vkとの積)に基づいて動作ラインLを設定してエンジン22を運転制御するものとしたが、音量レベルVLまたは調整音量Vkのうちいずれか一方に基づいて動作ラインLを設定してエンジン22を運転制御するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、乗員室90にスピーカ93a,93bから出力される音声の室内出力音量が大きいほどエンジン22の低回転領域におけるトルクが大きくなるよう動作ラインを設定してエンジン22を運転制御するものとしたが、乗員室90における音声が大きくなるほどこもり音をより大きくマスクすることができることを用いて、乗員室90での音声が大きいほどエンジン22の低回転領域におけるトルクが大きくなるよう動作ラインLを設定してエンジン22を運転制御するものとしてもよい。例えば、音量レベルVLと調整音量Vkとの積としての室内出力音量に代えて、マイク96により検出される音声信号の音声レベルVCが大きいほどエンジン22の低回転領域におけるトルクが大きくなるよう動作ラインを設定してエンジン22を運転制御するものとしてもよい。この場合の駆動制御ルーチンの一例を図6に示す。図6の駆動制御ルーチンでは、ステップS100Bで音量レベルVLと調整音量Vkの入力に代えてマイク96により検出される音声信号の音声レベルVCを入力し、ステップS120Bで入力した音声レベルVCが大きいほどエンジン22の低回転領域におけるトルクが大きくなるよう動作ラインLを設定する。そして、設定した動作ラインLを用いて図2の駆動制御ルーチンを用いて説明したステップS130以降の処理を実行する。こうした変形例でも乗員室90での音声が大きいほどエンジン22の低回転領域におけるトルクが大きくなるよう動作ラインLを設定してエンジン22を運転制御することにより、エンジン22を低回転高トルク領域で運転することにより生じ得るこもり音などの異音を乗員室90の音声でマスクすると共により効率の高い運転ポイントでエンジン22を運転することができる。この結果、こもり音などの異音による違和感を運転者に与えるのを抑制することができると共に車両のエネルギ効率を向上させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、オーディオ機能内蔵のナビゲーションシステム91がスピーカ93a,93bから出力する室内出力音量に基づいて動作ラインLを設定してエンジン22を運転制御するものとしたが、ナビゲーション機能のない通常のオーディオシステムやラジオ,CDプレーヤなど、乗員室90に音声出力可能ないかなる装置の出力音声に基づいて動作ラインLを設定してエンジン22を運転制御するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図7の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図7における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例やその変形例では、乗員室に出力される音声や乗員室の音声に基づいて動作ラインLを設定してエンジン22を運転制御するハイブリッド自動車の形態を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明したが、こうしたハイブリッド自動車の形態だけでなく、ハイブリッド自動車の制御方法の形態としてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 室内出力音量と動作ラインLとエンジン22の運転ポイント(回転数,トルク)との関係を一例を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 変形例の駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,20B,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35,減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 乗員室、91 ナビゲーションシステム、92 ナビゲーション用電子制御ユニット(ナビゲーションECU)、93a,93b スピーカ、94 CD一体型チューナ、95 音量調整ボタン、96 マイク、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (9)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、
    走行用の動力を出力する電動機と、
    前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
    乗員室に音声を出力する音声出力手段と、
    走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記音声出力手段の作動状態に基づいて前記内燃機関の運転に課す運転制約を設定する運転制約設定手段と、
    前記設定された運転制約に基づいて前記内燃機関が運転されると共に前記設定された要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド車。
  2. 請求項1記載のハイブリッド車であって、
    前記音声出力手段は、音量の調整が可能な手段であり、
    前記運転制約設定手段は、前記音声出力手段により調整された音量が大きいほど前記内燃機関の運転に伴って生じるこもり音を許容するよう運転制約を設定する手段である
    ハイブリッド車。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド車であって、
    前記音声出力手段は、音量レベルを出力可能な手段であり、
    前記運転制約設定手段は、前記音声出力手段から出力される音量レベルが大きいほど前記内燃機関の運転に伴って生じるこもり音を許容するよう運転制約を設定する手段である
    ハイブリッド車。
  4. 内燃機関と、
    前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、
    走行用の動力を出力する電動機と、
    前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
    乗員室の音声を検出する音声検出手段と、
    走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記検出された音声に基づいて前記内燃機関の運転に課す運転制約を設定する運転制約設定手段と、
    前記設定された運転制約に基づいて前記内燃機関が運転されると共に前記設定された要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド車。
  5. 前記運転制約設定手段は、前記検出された音声のレベルが大きいほど前記内燃機関の運転に伴って生じるこもり音を許容するよう運転制約を設定する手段である請求項4記載のハイブリッド車。
  6. 前記運転制約設定手段は、前記こもり音を許容する範囲内で前記内燃機関の効率がよくなるよう運転制約を設定する手段である請求項2,3,5のいずれか記載のハイブリッド車。
  7. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記車軸と回転軸との3軸に接続され該3軸に入出力された動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力可能な発電機と、を備える手段である請求項1ないし
    6いずれか記載のハイブリッド車。
  8. 内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続されて電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、走行用の動力を出力する電動機と、前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、乗員室に音声を出力する音声出力手段と、を備えるハイブリッド車の制御方法であって、
    (a)前記音声出力手段の作動状態に基づいて前記内燃機関の運転に課す運転制約を設定し、
    (b)前記設定した運転制約に基づいて前記内燃機関が運転されると共に走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する、
    ハイブリッド車の制御方法。
  9. 内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と車軸側に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記車軸側に出力可能な電力動力入出力手段と、走行用の動力を出力する電動機と、前記電力動力入出力手段および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、乗員室の音声を検出する音声検出手段と、を備えるハイブリッド車の制御方法であって、
    (a)前記音声検出手段により検出された音声に基づいて前記内燃機関の運転に課す運転制約を設定し、
    (b)前記設定された運転制約に基づいて前記内燃機関が運転されると共に前記設定された要求駆動力に基づく駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する、
    ハイブリッド車の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7904230B2 (en) 2008-04-17 2011-03-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and control method for vehicle
JP2013067242A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置
WO2013061758A1 (ja) * 2011-10-27 2013-05-02 本田技研工業株式会社 ハイブリッド車両の制御装置

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