JP2005342152A - 弾球遊技機の打球発射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハンドル軸内へのケーブルの挿通作業を容易にし、ハンドル作業中にケーブルが損傷或いは断線するのを防止する。
【解決手段】 本発明は、遊技盤6の前面側に形成された遊技領域11内に遊技球を発射させるための弾球遊技機1の打球発射装置21であって、基体3に貫設可能なハンドル軸25と、ハンドル軸25の前端部に形成され、打球発射用の電子部品37が内蔵されたグリップ部26とから成る発射ハンドル15と、ケーブル40を介して電子部品37に接続される打球発射用中継端子板22とを備えており、ハンドル軸25の後端部には、基体3の後面側からアクセス可能なように中継端子板22を装着可能な中継端子板取付部64,68,69,70が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図9
【解決手段】 本発明は、遊技盤6の前面側に形成された遊技領域11内に遊技球を発射させるための弾球遊技機1の打球発射装置21であって、基体3に貫設可能なハンドル軸25と、ハンドル軸25の前端部に形成され、打球発射用の電子部品37が内蔵されたグリップ部26とから成る発射ハンドル15と、ケーブル40を介して電子部品37に接続される打球発射用中継端子板22とを備えており、ハンドル軸25の後端部には、基体3の後面側からアクセス可能なように中継端子板22を装着可能な中継端子板取付部64,68,69,70が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図9
Description
本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機において、遊技領域内に遊技球を発射させるための打球発射装置に関する。
従来、パチンコ遊技機に代表される弾球遊技機には、遊技盤の前面側の遊技領域に遊技球を発射させるための打球発射装置が設けられており、この打球発射装置には、遊技機の前面側下部において前方に突出するように発射ハンドルが設けられている。この発射ハンドルは、前枠若しくは球皿の当て板に形成されたハンドル軸挿通孔に挿通した状態でビス止めされる円筒形状のハンドル軸と、該ハンドル軸の前端部に設けられるグリップ部とから概略構成されており、グリップ部には、ボリュームスイッチや発射停止スイッチ等の電子部品が内蔵されている。
さらに、打球発射装置には、遊技球を発射させる打球杆(ハンマー)の駆動源となる打球駆動部や打球発射用の中継端子板が設けられており、この中継端子板と前記電子部品とはコネクタケーブルを介して接続され、このコネクタケーブルはハンドル軸内を通って配線されるようになっている。そして、遊技者が発射ハンドルのグリップ部を回動させると、打球駆動部により打球杆(ハンマー)が電気的に駆動され、球皿から供給された遊技球が遊技領域内に発射されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−253756号公報
しかしながら、上記した従来の弾球遊技機の打球発射装置では、その組み付け時に、円筒形状のハンドル軸内にコネクタケーブルを挿通する必要があるため、その作業に手間が掛かるといった問題があった。
また、ハンドル軸は、内部にコネクタケーブルを挿通させた状態でハンドル軸挿通孔に挿通され、前枠や球皿の当て板に取り付けられるようになっているため、ハンドル軸の後端から飛び出したネクタケーブルが、ハンドル軸の取付作業中にハンドル軸挿通孔とハンドル軸との間に挟まれ、損傷或いは断線するおそれがあるといった問題もあった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、ハンドル軸内へのケーブルの挿通作業を容易にし、ハンドル作業中にケーブルが損傷或いは断線するおそれのない弾球遊技機の打球発射装置を提供しようとするものである。
本発明は、遊技盤6の前面側に形成された遊技領域11内に遊技球を発射させるための弾球遊技機1の打球発射装置21であって、基体3に貫設可能なハンドル軸25と、ハンドル軸25の前端部に形成され、打球発射用の電子部品37が内蔵されたグリップ部26とから成る発射ハンドル15と、ケーブル40を介して電子部品37に接続される打球発射用中継端子板22とを備えており、ハンドル軸25の後端部には、基体3の後面側からアクセス可能なように中継端子板22を装着可能な中継端子板取付部64,68,69,70が設けられていることを特徴とする。
そして、好ましくは、ハンドル軸25は、軸方向に沿って分割された複数のケーシング部材61,62から構成され、中継端子板取付部64,68,69,70は、中継端子板22の裏面側に当接可能な端子板受け部68,69と、中継端子板22の表面側に当接可能な端子板押え部64,70とを備え、端子板受け部68,69と端子板押え部64,70とにより中継端子板22を挟持可能なように構成されていてもよい。
本発明によれば、ハンドル軸に形成された中継端子板取付部に中継端子板が取り付けられ、グリップ部内の電子部品がケーブルを介してその中継端子板に接続されるようになっているため、ハンドル軸の取付作業中に、ハンドル軸の後端から飛び出したケーブルがハンドル軸挿通孔とハンドル軸との間に挟まれ、損傷或いは断線するのを防止することができる。
また、ハンドル軸の後端部に中継端子板取付部が設けられており、基体に中継端子板取付部を設ける必要がないため、基体の設計の自由度を広げることができる。
さらに、ハンドル軸が複数のケーシング部材により構成されている場合には、ハンドル軸にケーブルを挿通する作業を容易に行うことができるようになる。
さらに、中継端子板を端子板押え部と端子板受け部とにより挟持可能なように中継端子板取付部が構成されている場合には、治具を使用することなく、中継端子板をハンドル軸に固定することができるため、その取付作業を容易に行うことができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、本発明をパチンコ遊技機に適用した場合について例示して説明する。
先ず、図1を参照しつつ、パチンコ遊技機の概略構成について説明する。ここで、図1はガラス扉及び球皿を開放した状態におけるパチンコ遊技機を示す正面図、図2はパチンコ遊技機の背面図である。
このパチンコ遊技機1は、方形枠状の外枠2と、遊技機の機体となる前枠3とを備えており、前枠3は、外枠2の正面左側上下に設けられたヒンジ金具4a,4bにより外枠2に対して開閉可能に取り付けられていると共に、外枠2の正面右側に設けられた施錠装置5により閉鎖状態に保持されるようになっている。そして、前枠3には、遊技盤6が収容されており、遊技盤6の前面側には、画像表示装置の表示部7、中央飾り8、始動入賞口9、大入賞口10等の各種遊技部品がそれぞれ配設され、遊技領域11が形成されている。
また、前枠3の正面側には、ガラス扉12及び球皿13が開閉可能且つ着脱可能に取り付けられており、それらは施錠装置5及び球皿施錠装置(図示せず)により閉鎖状態に保持されるようになっている。そして、球皿13の基体となる当て板14(図11参照)の正面右側下部には発射ハンドル15が設けられており、発射ハンドル15を正面視時計回りに回転させることにより、球皿13から供給された遊技球が遊技領域11に発射されるようになっている。さらに、前枠3の下部領域には遊技補助盤16が形成されており、この遊技補助盤16の中央部にスピーカ17が配設され、スピーカ17の正面視右側に球送り装置24が配設されている。
一方、前枠3の背面側には裏セット盤91が複数(図2では5個)のレバー92により着脱可能に設けられている。そして、裏セット盤91の各部には、遊技島の球貯留装置(図示せず)からの予備賞球を貯留する貯留タンク93、貯留タンク93内に貯留された予備賞球を整列させて流下させる予備賞球案内流路94、球圧を軽減して予備賞球を下方に流下させるカーブレール95、賞球の払い出し処理を行う球払出装置96、球払出装置96から払い出された賞球を球皿13に導く賞球排出経路97、各種制御装置及び電子部品に電力を供給する電源装置98、パチンコ遊技機1の作動を統括的に制御する主制御装置99、画像表示装置の裏側にい位置して画像表示、効果音等の演出、効果ランプ等の表示制御を行うサブ制御装置100、球払出装置96を制御する払出制御装置101、発射強度や発射タイミングを制御する発射用制御装置102、サブ中継端子基板103等がそれぞれ配設されている。
次に、図1〜図12を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の打球発射装置について説明する。ここで、図3は本実施の形態に係るパチンコ遊技機の打球発射装置のハンドル軸を球皿13の当て板14に取り付けた状態を示す背面図、図4は打球発射装置のハンドル軸を球皿13の当て板14に取り付けた状態を拡大して示す背面図、図5は打球発射装置を示す球皿13の側面図、図6は打球発射装置の発射ハンドルを示す分解斜視図、図7はキャップ体を外した状態の発射ハンドルを示す正面図、図8は中継端子板を取り付ける前の状態の発射ハンドルを示す背面図、図9は中継端子板を取り付けた状態の発射ハンドルを示す背面図、図10はハンドル軸において切断した発射ハンドルを示す背面側断面図、図11は発射ハンドルを示す側断面図、図12は発射ハンドルのハンドル軸の下側ケーシング部材を示す平面図である。
この打球発射装置21は、発射ハンドル15と、発射ハンドル15の後端に取り付けられる中継端子板22と、当て板14の後面に沿って設けられる板金23と、ロータリーソレノイド又は直線式ソレノイド等の駆動源と打球杵(ハンマー)84とから成る打球駆動部85と、打球駆動部85により発射された遊技球を遊技領域11内に導く発射レール86と、発射レール86の下端の所定位置に遊技球を順次供給する球送り装置(整流器)24とを備えており、さらに、発射ハンドル15は、当て板14に貫設可能なハンドル軸25と、ハンドル軸25の前端部に形成されたグリップ部26とから構成されている。
当て板14には、円柱中空状に形成されたハンドル軸挿通部20が形成されており、ハンドル軸挿通部20の内面にはガイド凸部83(図11参照)が軸方向に渡って形成されている。また、当て板14の後面には、板金取付部19が設けられており、板金取付部19に後方からネジを螺入することにより板金23が当て板14に固定されるようになっている。
図6によく示されているように、グリップ部26は、ハンドル軸25の前端部に固定される椀状のグリップベース27と、グリップベース27の前端に回動可能に支持された扁平な略円筒状の回動レバー28と、回動レバー28の前端を閉塞するように固定された椀状のキャップ体29とを備えている。
グリップベース27の前端外周部には、嵌合部30が前方に延出して形成されており、その嵌合部30には切欠部31が形成されている。グリップベース27の内部には円筒状の3本の支軸32a,32b,32cが前方に突設され、このうちの隣接する支軸32b,32cの間にはバネ支柱33が前方に突設されている。また、グリップベース27の内部には、回動レバー28の回動角度を検出する可変抵抗器(ポテンショメータ)が設けられ、この可変抵抗器から前方に突出する検出軸に2本の連結ピン36a,36bを有する連結レバーが固定されている。さらに、グリップベース27の内部には、前記打球駆動部の作動をオンオフするための作動スイッチ37が取り付けられていると共にこの作動スイッチ37の近傍に発射停止ボタン38が揺動可能に設けられており、この発射停止ボタン38のボタン操作部39は切欠部31からグリップベース27の外方に突出している。さらにまた、グリップベース27の内部には、タッチ検出装置41の検出回路基板42が取り付けられており、これにより遊技者が回動レバー28に接触しているか否かを検出できるようになっている。そして、作動スイッチ37等の電子部品にはコネクタケーブル40(図5参照)が接続され、コネクタケーブル40は中継端子板22に接続されるようになっている。さらに、中継端子板22には別のコネクタケーブル81(図5参照)が接続されており、このコネクタケーブル81は発射用制御装置102にコネクタ接続されるようになっている。また、グリップベース27の後端部には、後方に延出するグリップ部係合部34(図11及び図12参照)が形成されている。
回動レバー28の後端外周部には、グリップベース27の嵌合部30に嵌合可能な円筒状の周壁部43が形成されており、一方、回動レバー28の前端外周部には、嵌合部59が前方に延出して形成されている。また、回動レバー28の外面には、略三角形状の第1〜第3指掛け部44a,44b,44cが外方に突出して形成されており、第1指掛け部44aは親指により掛止され、第2指掛け部44bは人差し指と中指との間に挟持され、第3指掛け部44cは薬指と小指との間に挟持されるようになっている。
さらに、回動レバー28の内部には、前後を仕切るプレート部45が形成され、プレート部45には外周部に沿って円弧状に上下の回動規制孔46b,46aが穿設されており、下側の回動規制孔46aに支軸32aが係合し、上側の回動規制孔46bに2本の支軸32b,32cが係合するようになっている。すなわち、回動レバー28の回動角度は、図7に示すように、支軸32aが下側の回動規制孔46aの左端部と係合すると共に支軸32bが上側の回動規制孔46bの右端部と係合する基準角度位置から、支軸32aが下側の回動規制孔46aの右端部と係合すると共に支軸32cが上側の回動規制孔46bの左端部と係合する最大角度位置までの範囲に規制されるようになっている。
また、プレート部45には、中央部に円筒状のバネ支軸47が前方に延出して形成されていると共に、バネ支軸47に近接してバネフック48が形成されている。さらに、プレート部45には、バネ支軸47から放射状に長孔形状の連結ピン係合孔49a,49bが回動規制孔46a,46bより内側に穿設されており、連結ピン係合孔49a,49bにはそれぞれ連結ピン36a,36bが係脱可能となっている。そして、バネ支軸47には、捻りバネ50のコイル部51が係合し、さらに、捻りバネ50の一端はバネフック48に掛止し、他端は上側の回動規制孔46bを挿通したバネ支柱33の前端部にネジ止めされるようになっている。この結果、回動レバー28は、捻りバネ50により、常時、前記基準角度位置の方向に付勢され、前記打球駆動部の作動がオフとなるように保持されている。
キャップ体29の後端外周部には、回動レバー28の嵌合部30に嵌合可能な円筒状の周壁部52が形成されており、キャップ体29の内部には、支軸32a,32b,32cの前端部と嵌合可能なボス53b,53c(支軸32aに嵌合するボスは図示せず)が突設されている。
タッチ検出装置41の検出回路基板42の接点54には、2本のリード線55,56がネジで接続されている。リード線55はバネ支軸47の中空部を通り、バネ支軸47の前端部に形成された切欠部57からプレート45上の接続端子58にネジで接続されており、これにより、回動レバー28と検出回路基板42とが電気的に接続されている。したがって、遊技者が回動レバー28に接触すると、タッチ検出装置41を介して前記打球駆動部に検出信号が送出され、遊技球が発射されるようになっている。一方、リード線56は、ハンドル軸25内を通って後方に配線され、アース線として使用される。
図8〜図11によく示されているように、ハンドル軸25は、軸方向に沿って、上側ケーシング部材61と下側ケーシング部材62とに2分割されており、上側ケーシング部材61及び下側ケーシング部材62の各両側縁部にはそれぞれ係合部77,78が形成されている。そして、下側ケーシング部材62に対して上側ケーシング部材61を軸方向にスライドさせ、この係合部77,78同士を係合させることにより、上側ケーシング部材61と下側ケーシング部材62とが結合され、ハンドル軸25が円筒状に形成されるようになっている。
上側ケーシング部材61の内周面には軸方向に沿って細長円筒状の取付孔部63が形成されており、また、上側ケーシング部材61の後端部には半円板状の端子押え部64が形成されている。
一方、下側ケーシング部材62には、ハンドル軸係合部65が形成されており、ネジ孔82を介してハンドル軸係合部65をグリップ部係合部34にネジ止めすることにより、グリップ部26がハンドル軸25に固定されるようになっている(図12参照)。そして、下側ケーシング部材62の内周面には、上側ケーシング部材61の取付孔部63に対向する位置に細長円筒状の取付孔部66が軸方向に沿って形成されていると共に、所要箇所(図示では2箇所)に配線集合フック67が設けられている。また、下側ケーシング部材62の後端部には、左右に、いずれも半円板状の第1端子受け部68及び第2端子受け部69が形成されていると共に左右いずれか一方(図12の背面視右側)の端子受け部69の後方には半円板状の端子押え部70が形成されている。さらに、下側ケーシング部材62の後端部の下端中央部には、ハンドル軸挿通部20のガイド凸部に係合可能なガイド凹部71が形成されており、このガイド凹部71の前端には段差部79が形成されている(図11参照)。
中継端子板22は、図8によく示されているように、下側が切り欠かれた略円板状の基板72と、基板72の表面に取り付けられた各種コネクタ73とを備えており、各種コネクタ73には球送り装置24や作動スイッチ37等の電子部品用のコネクタケーブル40が接続されるようになっている。そして、基板72の外周部には、上側ケーシング部材61の取付孔部63と下側ケーシング部材62の取付孔部66及び端子押え部70に対応する位置にそれぞれ第1〜第3切欠部74,75,76が形成されており、第1〜第3切欠部74,75,76は取付孔部63,66及び端子押え部70より若干大きく形成されている。
板金23には、図3及び図5に示されているように、矩形状の開口部80が形成されており、開口部80は、当て板14の後面側から中継端子板22の各種コネクタ73にアクセス可能且つハンドル軸25の後端面に当接可能なように形成されている。そして、開口部80の周囲には取付孔部63,66に対応する位置にネジ孔(図示せず)が穿設されており、該ネジ孔にネジを螺入することにより、板金23が発射ハンドル15に固定されるようになっている。
次に、本実施の形態に係る打球発射装置21を当て板14に取り付ける手順について説明する。
先ず、グリップベース27の嵌合部30に回動レバー28の周壁部43を嵌合すると共に回動レバー28の嵌合部59にキャップ体29の周壁部52を嵌合し、発射ハンドル15のグリップ部26を組み立てる。そして、グリップ部26のグリップ部係合部34をハンドル軸係合部65と係合させてビス止めし、下側ケーシング部材62をグリップ部26の後端部に固定し、コネクタケーブル40を配線集合フック67に集合、掛止させる。
次いで、下側ケーシング部材62の取付孔部66及び端子押え部70に中継端子板22の第2及び第3切欠部75,76を係合し、基板72の裏面を第1端子受け部68に当接させた状態で中継端子板22を背面視反時計回りに回転させる。そうすると、第2切欠部75が取付孔部66の外周壁に当接し、基板72の外周部は第2端子受け部69と端子押え部70に挟持される。
次いで、上側ケーシング部材61の取付孔部63を中継端子板22の第1切欠部74に係合させると共に係合部77,78同士を係合させ、下側ケーシング部材62に対して上側ケーシング部材61を軸方向前方にスライドさせ、端子押え部64を基板72の表面外周部に当接させる。これにより、中継端子板22は、第1端子受け部68及び第2端子受け部69により前方への動きを規制されると共に端子押え部64及び70により後方への動きを規制され、さらに、第1切欠部74及び第2切欠部75がそれぞれ取付孔部63及び66に係合することにより回転が規制されるため、中継端子板22はハンドル軸25の後端部に確実に固定される。そして、その後、グリップ部26内の各種電子部品用のコネクタケーブル40を中継端子板22の各コネクタ73にそれぞれ接続させ、発射ハンドル15を組み立てる。
このように発射ハンドル15を組み立てた後、ハンドル軸25の後端部を当て板14のハンドル軸挿通部20に挿入し、ガイド凹部71に前記ガイド凸部を係合させる。そうすると、発射ハンドル15の回転が規制されると共に、ガイド凹部71の段差部79に前記ガイド凸部の先端が当接することにより、発射ハンドル15の前方への移動が規制され、発射ハンドル15は当て板14に仮止めされた状態になる。
そして、この状態で、板金23がハンドル軸25の後端面に当接すると共に各コネクタ73が開口部80に遊嵌するように、各取付孔部63,66に板金23の前記ネジ孔を整合させ、板金23の後方から前記ネジ孔にネジを螺入し、板金23をハンドル軸25に固定する。さらに、当て板14の板金取付部19において後方から前記取付孔にネジを螺入し、板金23を当て板14に固定する。その結果、発射ハンドル15は板金23を介して当て板14に固定される。
上記したように、本実施の形態によれば、端子押え部64,70、第1及び第2端子受け部68,69から成る中継端子板取付部に中継端子板22が取り付けられ、グリップ部26内の電子部品がコネクタケーブル40を介してその中継端子板22に接続されるようになっているため、ハンドル軸25の取付作業中に、ハンドル軸25の後端から飛び出したコネクタケーブル40がハンドル軸挿通部20とハンドル軸25との間に挟まれ、損傷或いは断線するのを防止することができる。
また、ハンドル軸25の後端部に中継端子板取付部が設けられており、当て板14に中継端子板取付部を設ける必要がないため、当て板14の設計の自由度を広げることができる。
さらに、中継端子板22は、治具を使用することなく、ハンドル軸25の後端の中継端子取付部に固定することができるため、その取付作業は簡素化される。
さらに、ハンドル軸25は上側ケーシング部材61と下側ケーシング部材62により構成されており、上側ケーシング部材61を取り付ける前の下側ケーシング部材62の上方が開放された状態において、コネクタケーブル40を配線集合フック67に集合、掛止させることができるため、ハンドル軸25に対するコネクタケーブル40の挿通作業を容易に行うことができる。
さらにまた、配線集合フック67にコネクタケーブル40が集合されるようになっており、ハンドル軸25の後端から各コネクタケーブル40がバラバラに飛び出したりすることがないため、ハンドル軸25を当て板14に取り付ける時に、コネクタケーブル40が当て板14とハンドル軸25との間に挟まれ、損傷或いは断線するのを防止することができる。
なお、上記した実施の形態において、発射ハンドル15は、球皿13の当て板14に固定されるようになっているが、前枠3等、他の基体に固定されるように構成されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、ハンドル軸25は、上側ケーシング部材61と下側ケーシング部材62の2部材から構成されているが、3個以上の部材から構成されていてもよい。
さらに、配線集合フック67は上側ケーシング部材61に設けられていてもよく、その場合には、グリップ部26に上側ケーシング部材61を固定した後に、下側ケーシング部材が取り付けられるように構成される。
さらに、前記中継端子板取付部の設置位置はハンドル軸25に限定されるものではなく、当て板14の後面の球送り装置24近傍等、他の部位であってもよい。
さらに、板金23を設置せずに、ハンドル軸25を直接、当て板14等の基体に取り付けるように構成してもよい。
さらにまた、上記した実施の形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用した場合について説明したが、これは単なる例示に過ぎず、本発明は、アレンジボール遊技機や雀球遊技機等、他の弾球遊技機にも適用可能であることは言う迄もない。
1 パチンコ遊技機
3 前枠
6 遊技盤
11 遊技領域
15 発射ハンドル
21 打球発射装置
22 中継端子板
25 ハンドル軸
26 グリップ部
37 作動スイッチ
40 コネクタケーブル
61 上側ケーシング部材
62 下側ケーシング部材
64 端子押え部
67 配線集合フック
68 第1端子受け部
69 第2端子受け部
70 端子押え部
3 前枠
6 遊技盤
11 遊技領域
15 発射ハンドル
21 打球発射装置
22 中継端子板
25 ハンドル軸
26 グリップ部
37 作動スイッチ
40 コネクタケーブル
61 上側ケーシング部材
62 下側ケーシング部材
64 端子押え部
67 配線集合フック
68 第1端子受け部
69 第2端子受け部
70 端子押え部
Claims (2)
- 遊技盤の前面側に形成された遊技領域内に遊技球を発射させるための弾球遊技機の打球発射装置であって、
基体に貫設可能なハンドル軸と、該ハンドル軸の前端部に形成され、打球発射用の電子部品が内蔵されたグリップ部とから成る発射ハンドルと、
ケーブルを介して前記電子部品に接続される打球発射用中継端子板と、
を備えており、前記ハンドル軸の後端部には、前記基体の後面側からアクセス可能なように前記中継端子板を装着可能な中継端子板取付部が設けられていることを特徴とする弾球遊技機の打球発射装置。 - 前記ハンドル軸は、軸方向に沿って分割された複数のケーシング部材から構成され、前記中継端子板取付部は、前記中継端子板の裏面側に当接可能な端子板受け部と、前記中継端子板の表面側に当接可能な端子板押え部とを備え、前記端子板受け部と前記端子板押え部とにより前記中継端子板を挟持可能なように構成されている請求項1に記載の弾球遊技機の打球発射装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004164319A JP2005342152A (ja) | 2004-06-02 | 2004-06-02 | 弾球遊技機の打球発射装置 |
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JP2004164319A JP2005342152A (ja) | 2004-06-02 | 2004-06-02 | 弾球遊技機の打球発射装置 |
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JP2004164319A Pending JP2005342152A (ja) | 2004-06-02 | 2004-06-02 | 弾球遊技機の打球発射装置 |
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JP (1) | JP2005342152A (ja) |
-
2004
- 2004-06-02 JP JP2004164319A patent/JP2005342152A/ja active Pending
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