JP4330156B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機に関し、特にいわゆるパチンコ遊技機やアレンジボール(組合せ式)遊技機等の弾球遊技機に関する。
多数の遊技機が設置されたホールにて新台導入を行う際、入れ替え対象となる遊技機全体を島設備から取り外して行う場合と、入れ替え対象となる遊技機の枠体を島設備に残しておき、遊技盤面や制御部品等のみを交換する場合とがある。このうち、遊技盤面や制御部品等を交換して新台導入を行う、いわゆる面替えを行う場合、遊技機の遊技枠はそのまま使用されるため、発射ハンドルを取り替えることは行わない。ところが、遊技球の発射強度を固定するために発射ハンドルにコイン等を挟み込まれることがあり、発射ハンドルが痛みやすい。また、遊技者が直接触れる頻度の高い部分である発射ハンドルは痛みやすく、故障することもある。このため、盤面のみを入れ替えても、発射ハンドルは傷んだままであることがあり、新台導入にも関わらず、新台入れ替えの雰囲気がでないという問題がある。仮に発射ハンドルを交換する場合には、発射ハンドルが装着された下皿部を遊技機から取り外し、下皿部からハンドル固定用のネジを外して発射ハンドルを取り外す必要があり、かなり煩雑な作業が要求される。
これに対して、遊技機の前面側から発射ハンドルを取り換えることができる遊技機が提案されている(特許文献1参照)。この遊技機では、遊技機前面側の装飾板に操作ハンドルを取り付けるハンドル取付部材をビス止めするための取付穴が設けられており、ビスを抜くことにより発射ハンドルのみを前面側から取り外すことができるように構成されている。
特開平9−3222970号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の遊技機では、遊技機前面側にビス取付穴が露呈しているので、発射ハンドルは常時取り外し可能な状態にある。このため、悪戯や不正目的で発射ハンドルが取り外されるおそれがある。また、遊技機のメンテナンスや発射ハンドルの交換等の目的で発射ハンドルを取り外す際に複数のビスを抜く必要があり、発射ハンドルの取り外し作業が煩雑である。さらに、前面側から遊技者が発射ハンドルを引っ張ったり、発射強度固定のためにコインを挟む等の行為により、ハンドルを固定する取付穴が緩んでしまい、ハンドルを固定できなくなるおそれがある。
そこで、本発明は上記点に鑑み、簡易な操作で発射ハンドルを遊技機から取り外すことができるとともに、発射ハンドルを不正に取り外すことが困難な遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、遊技盤に向けて遊技球を発射する遊技球発射手段と、遊技球発射手段によって発射される遊技球の発射強度を調整するための発射ハンドルと、遊技盤の前面側において開閉可能に設けられた前面枠と、前面枠の下方に設けられる下板部と、下板部の右端に設けられ、発射ハンドルに形成されたケーシングが挿入される取付孔を有する保持部材とを備え、
保持部材およびケーシングには、下板部の前面側からケーシングを取付孔に挿入することで、下板部の裏面側にて上下方向に連通する貫通孔がそれぞれ形成されており、下板部の前面側からケーシングを取付孔に挿入した状態で、一端が直線状端部とされ他端がL字状端部とされた棒状の固定部材の直線状端部側を貫通孔に上方から挿入し、固定部材が保持部材およびケーシングを貫通した状態となることで、発射ハンドルが下板部の右端に取り付けられ、貫通孔から固定部材を上方に引き抜くことで、発射ハンドルが取り外し可能となることを特徴としている。
このように、発射ハンドルを下板部に設けられた保持部材に挿入可能とし、発射ハンドルと保持部材に固定部材を挿通可能な貫通孔を設けることで、固定部材を貫通孔に抜き挿しするという簡易な操作で、発射ハンドルの取り付け作業および取り外し作業を行うことができる。これにより、ドリル等の特別な工具を用いることなく、発射ハンドルの取り付けおよび取り外しを簡単に行うことができるので、痛みやすい発射ハンドルを盤面入れ替え時に新品に取り替えて新台入れ替えを強調することができる。
また、請求項2に記載の発明では、ケーシングには、固定部材が保持部材およびケーシングを貫通した状態でL字状端部が係合可能な凹部が形成されており、固定部材が保持部材およびケーシングを貫通した状態でL字状端部と凹部とが係合することで、固定部材は抜け止めされた状態で固定されることを特徴としている。これにより、固定部材が保持部材およびケーシングを貫通した状態で確実に抜け止めされるので、発射ハンドルの良好な取り付け状態を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を示す一実施例について図面を用いて説明する。本発明の実施例の遊技機1を図1〜図16に示す。なお、本明細書中の「手前側」および「奥側」は、遊技者の位置を基準としており、「手前側」は遊技機1の前面側を意味し、「奥側」は遊技機1の背面側を意味している。
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、本体枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20等を備えている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠4等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
本体枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものであり、遊技機1の外枠を構成している。中枠3はプラスチック製であり、本体枠2の内側にはめ込まれて設置されており、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。中枠3は、上側2/3程度を占める枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には遊技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と下皿部6が設けられている。
下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する遊技球発射装置を構成する発射装置ユニット10(図3参照)、遊技球を発射装置ユニット10に供給する球送り装置(図示略)が設けられている。さらに下板部には、図示を省略しているが、発射装置ユニット10に供給される遊技球を検知する球送りカウントスイッチ、発射装置ユニット10から発射される遊技球を検知する発射球カウントスイッチ、発射装置ユニット10から発射された遊技球のうち遊技盤20面に到達しなかった遊技球を検知するファール球検出スイッチが設けられている。さらに、下板部には、遊技状態に応じた効果音等を発生させるスピーカ266(図示略)が設けられている。なお、本実施例のスピーカ266は、中高音用スピーカ(ツィータ)及び低音用スピーカ(ウーファ)とを含んで構成されている。
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。前面枠4はプラスチック製であり、奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能にするために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに対応したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている。
前面枠4には、遊技効果等のためのランプ類として、左LED表示部4b、右LED表示部4c、左上LED表示部4d、右上LED表示部4e、上LED表示部4fが設けられている。左LED表示部4bと右LED表示部4cは、開口部4aの周囲の右側と左側にそれぞれ円弧状に設けられている。左上LED表示部4dは左LED表示部4aの左上方に設けられ、右上LED表示部4eは右LED表示部4cの右上方に設けられている。上LED表示部4fは円形状に形成され、左LED表示部4bの上端部と右LED表示部4cの上端部との間に2個設けられている。これらのLED表示部4b〜4fは、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。
また、2個の上LED表示部4fの間には、2個の賞球LED表示部4gが設けられている。賞球表示LED表示部4gの上方には、扇形のエラーLED表示部4hが設けられている。本実施例のエラーLED表示部4hは、後述のように複数段階のエラー表示が可能に構成されている。
前面枠4には、図示しないドアスイッチが設けられている。ドアスイッチにて前面枠4が所定時間(本例では1秒)以上開放していることが検知された場合には、後述する払出制御部230は前面枠開放エラーが発生したと判断し、エラーLED表示部4hを点灯させ、発射装置ユニット10による発射停止を行う。前面枠開放エラーは、ドアスイッチにて前面枠4が所定時間(本例では1秒)以上閉鎖していることが検知された場合に解除される。なお、前面枠4開放に関するエラー信号は、払出制御部230から後述の主制御部200に送信されない。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。上皿部5は、球抜きボタンや遊技球の貸球ボタン、返却ボタン等が配設された皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bとを備えている。さらに、上皿部5の略中央部には複数の長孔とその上部に多数の小穴が形成された第1音声出力部5cが形成されている。第1音声出力部5cは、スピーカ266のうち中高音用スピーカ(ツィータ)とダクトを介して接続されており、中高音用スピーカからの音声がダクトを介して出力される。上皿部5の裏面には音量スイッチ基板267(図15参照)が設けられている。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。また、下皿部6の底面には図示しない球抜き穴が設けられている。球抜き穴は通常時には閉鎖しており、下皿部6に貯留された遊技球を排出する際に開放する。
下皿部6の略中央手前側には、球抜き穴を開閉させる排出ノブ6bが設けられている。排出ノブ6bは、下皿部6の周縁部の一部を構成している。排出ノブ6bは、通常時は直立状態であり、上端を回転軸として下端を奥側に倒すように回動可能となっている。球抜き穴は排出ノブ6bに連動しており、排出ノブ6bが直立状態のときには球抜き穴は閉鎖しており、排出ノブ6bを奥側に押すことで球抜き穴は開放する。
下皿部6における排出ノブ6bの右側および左側には、第2音声出力部6cが設けられている。第2音声出力部6cは、スピーカ266のうち低音用スピーカ(ウーファ)とダクトを介して接続されており、低音用スピーカからの音声が下方に向かって出力される。
下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニット10(図3参照)を操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が触れていることを検出する接触検知手段としてのタッチスイッチ8aが設けられている。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。なお、発射ハンドル8の取付構造については後述する。
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施錠するためのものである。また、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)が装着されている。
図2は、遊技機1の前面枠4および上皿部5を開放した状態を示す正面図である。上皿部5は、前面枠4を開放した場合にのみ開放することができる。図2に示すように、中枠3には外側レール22が設けられている。外側レール22は、遊技盤20の内側レール(図示略)とともに、発射装置ユニット10から発射された遊技球を遊技盤20の遊技領域(図示略)に導くものである。
次に、発射ハンドル8および発射装置ユニット10の構成について図3〜図5に基づいて説明する。図3は発射装置ユニット10の正面図、図4は発射装置ユニット10の背面図、図5は発射装置ユニット10の平面図である。
図3〜図5に示すように、発射装置ユニット10には、回転軸を中心にして往復移動して遊技球を打撃する槌10a、槌10aの回転を規制するストッパ部10b、10c、槌10aに打撃力を付与するバネ部10d、カム10eが回転軸に固定され、槌10aに連続的に打撃力を発生させる発射モータを内蔵したモータ部10fが設けられている。
図5に示すように、発射ハンドル8には、遊技者のハンドル操作量を回転運動として発射装置ユニット10に伝達するハンドル軸8eが設けられている。ハンドル軸8eの先端は、発射装置ユニット10に固定されている。図4に示すように、発射装置ユニット10には、ハンドル8の回転運動を直線運動に変換してバネ部10dに伝えるピニオン10hとラック10iが設けられている。遊技者による発射ハンドル8の操作量は、ラック10iによりバネ部10dに伝えられる。
本実施例の発射装置ユニット10は、弾性体の弾性力により遊技球の発射力を得るように構成されている。バネ部10dには弾性体としてのゼンマイバネが内蔵されている。ゼンマイバネの一端は槌10aの回転軸に接続され、他端はラック10iに接続されている。ラック10iは、直線運動によりゼンマイバネ(渦巻きバネ)のバネ力(反発力)を調整するバネスライダ部を構成している。ゼンマイバネのバネ力は、槌10aの先端を発射位置方向に移動させる方向に働く。槌10aは、遊技球の発射を行っていない定常時には、ゼンマイバネのバネ力によりストッパ部10b、10cに押しつけられている。このとき、槌10aの先端は遊技球直前の発射位置に位置する。槌10aの先端は、図4に示すように発射球カウントスイッチ221の手前に位置している。なお、ストッパ部10b、10cにおける槌10aとの接触部は、弾性部材から構成されている。
本実施例では、モータ部10fの発射モータとしてマイクロステップ駆動のステッピングモータを用いている。このようなマイクロステップ駆動のステッピングモータを採用することにより、低振動化を図ることができる。発射モータは、所定周波数の駆動パルス信号により駆動される。
また、槌10aの回転軸には、カム10eと接触する係合部(図示せず)が設けられている。発射モータが回転することで、カム10eが槌10aの係合部を押圧し、槌10aがゼンマイバネを圧縮しながら発射位置から離れる方向に引っ張られる。カム10eが所定の発射角度まで回転すると、カム10eと槌10aの係合部との係合が外れ、ゼンマイバネのバネ力により槌10aが振り出される。槌10aは、ストッパ部10b、10cに接触するまで回転する。この結果、槌10aの先端は発射位置にある遊技球を打撃(発射)することができる。
このように、発射モータが1回転する毎に遊技球が1球発射される。発射モータが連続して回転することで上記動作を繰り返し、遊技球を連続的に発射することができる。
本実施例では、バネ部10dにおけるゼンマイバネは、発射ハンドル8が操作されていない場合のバネ力(バネ力の最低値)が、槌10aで遊技球を打撃したときに、遊技球がファール口14には到達し、かつ、遊技盤の遊技領域に到達しない強度に設定されている。これを発射装置ユニット10の最低発射強度とする。したがって、発射ハンドル8が操作されていない状態で、発射モータが作動した場合には、遊技球は発射装置ユニット10の最低発射強度で発射され、ファール口14に入球する。
モータ部10fには、発射モータ回転軸が原点位置(原点角度)にあることを検出するための原点センサ(図示せず)が設けられている。原点センサは、例えば磁気センサを用いることができる。本実施例では、槌10aが振り出される所定の発射角度から所定角度(例えば15〜20°)だけ回転した位置を原点と定めている。
また、遊技者が発射ハンドル8の回転量を調整することで、槌10aによる遊技球の打撃力(発射力)を調整することができる。すなわち、遊技者が発射ハンドル8を回転させると、ハンドル軸10gとハンドル軸10gに連結されたピニオン10hを介して、ラック10iが直線運動する。ラック10iはバネ部10dのゼンマイバネに接続されているので、ラック10iの移動量に応じてゼンマイバネのバネ力を変化させることができ、槌10aによる遊技球の発射力を変化させることができる。
図6は発射ハンドル8の内部構成を示す説明図であり、(a)は発射ハンドル8が回動していない状態、(b)は発射ハンドル8が回動している状態を示している。
図6(a)(b)に示すように、発射ハンドル8の内部にはハンドルスイッチ8cが設けられている。遊技球の発射は、ハンドルスイッチ8cがオン出力の場合に行われる。
図6(a)に示す発射ハンドル8が回動していない状態では、発射ハンドル8内に設けられたリブ8dにより発射停止スイッチ8bが押され、発射停止スイッチ8bがハンドルスイッチ8cを押している。これにより、発射ハンドル8が回動していない状態では、ハンドルスイッチ8cはオフ出力となり、遊技球の発射は行われない。
図6(b)に示す発射ハンドル8が回動している状態では、発射停止スイッチ8bがリブ8dから解除され、ハンドルスイッチ8cがオン出力となり、遊技球の発射を行うことが可能となる。そして、発射ハンドル8が回動している状態で発射停止スイッチ8bを押すと、ハンドルスイッチ8cがオフ出力となり、遊技球の発射が停止する。
次に、発射ハンドル8の固定構造について図5、図7〜図9に基づいて説明する。図7は発射ハンドル8の固定構造を示す断面図であり、図8は発射ハンドル8を取り外した状態を示す斜視図である。
図5、図7に示すように、下皿部6には、発射ハンドル8を取り付けるための保持部材11が設けられている。保持部材11は下皿部6に固定されており、発射ハンドル8を挿入するための円筒形状の取付孔11cが形成されている。発射ハンドル8には、ハンドル軸8eを覆うように形成された円筒形の筒状ケーシング8fが設けられている。発射ハンドル8の筒状ケーシング8fが保持部材11に挿入され、ハンドル軸8eの先端が発射装置ユニット10に固定される。なお、下皿部6と保持部材11が本発明のハンドル取付基部の一具体例を示している。
図7に示すように、保持部材11には、固定部材15を挿入するための第1貫通孔11aが遊技盤20の上下方向に2箇所形成されている。筒状ケーシング8fには、遊技盤20の上下方向における第1貫通孔11a対応する部位に第2貫通孔8gが2箇所形成されている。
固定部材15は、細長い棒状部材であり、一端が直線状で他端が略L字状に構成されており、直線状端部が第1貫通孔11aおよび第2貫通孔8gに挿入される。固定部材15は、例えばステンレスや鉄等の金属材料から構成することができる。発射ハンドル8を保持部材11の取付孔11cに挿入した状態で、固定部材15を第1貫通孔11aおよび第2貫通孔8gに挿入することで、固定部材15が保持部材11および発射ハンドル8の筒状ケーシング8fを貫通した状態となる。
また、図7に示すように、固定部材15の下方にはコイルバネ16が設けられている。固定部材15を貫通孔11a、8gに挿入した際に、固定部材15の下方側先端がコイルバネ16を圧縮するようになっており、コイルバネ16は固定部材15に対して上方に弾性力を作用させるように構成されている。
図5に示すように、第1貫通孔11aおよび第2貫通孔8gは、垂直方向にみてハンドル軸8eからずれた位置に形成され、固定部材15が第1貫通孔11aおよび第2貫通孔8g挿入された際に、固定部材15はハンドル軸8eと接触することはないように構成されている。
また、固定部材15が挿入される第1貫通孔11aおよび第2貫通孔8gは、下皿部6の奥側であって、前面枠4および上皿部5より奥側に設けられている。このため、前面枠4および上皿部5が閉鎖された状態では、固定部材15の着脱作業を行うことができず、前面枠4および上皿部5が開放された状態(図2参照)でのみ、固定部材15の着脱が可能となっている。
図9は、固定部材15の挿入部分の拡大断面図である。図8は、図5の紙面下側から上側を見た状態、すなわち遊技盤20の手前側から奥側を見た状態を示している。図8に示すように、保持部材11における第1貫通孔11aの近傍には、係止部11bが設けられている。係止部11bは、第1貫通孔11aに向かって略L字状に形成されており、係止部11bの先端と保持部材11との間には、固定部材15のL字状端部が入り込むことができる隙間を持つ凹部が形成されている。
発射ハンドル8の取り付け作業あるいは取り外し作業を行う際には、前面枠4および上皿部5を開放した状態で作業を行う。
発射ハンドル8を下皿部6に取り付ける際には、発射ハンドル8の筒状ケーシング8fを保持部材11に挿入し、ハンドル軸8eの先端が発射装置ユニット10に接続された状態で、固定部材15を上方から下方に向けて第1貫通孔11aおよび第2貫通孔8gに挿入する。そして、固定部材15を第1貫通孔11aおよび第2貫通孔8gに押し込んだ状態で回転させることで、固定部材15のL字状端部が係止部11bの凹部に入り込む。その結果、図9に示すように、固定部材15のL字状端部と係止部11bの凹部とが係合して、固定部材15は抜け止めされた状態で固定される。これにより、発射ハンドル8が下皿部6と保持部材11とからなるハンドル取付基部に固定される。
また、発射ハンドル8を下皿部6から取り外す際には、固定部材15を回転させ、係止部11bとの係合を解除する。このとき、固定部材15はコイルバネ16の弾性力により上方に移動する。そして、固定部材15を第1貫通孔11aおよび第2貫通孔8gから引き抜くことで、発射ハンドル8を下皿部6と保持部材11とからなるハンドル取付基部から取り外すことができる。
次に、本実施例の遊技機1の裏面構造について図10に基づいて説明する。図10は遊技機1の裏機構盤102の正面図である。
図10に示すように、裏機構盤102は中枠3における遊技盤20の反対面に設けられており、一対のヒンジ103により中枠3に開閉可能に取り付けられている。裏機構盤102の左上方部には、タンク球切れ検知スイッチ104を底部に備えた賞球タンク105が設けられている。タンク球切れ検知スイッチ104は、賞球タンク105内に遊技球が存在する場合にはオン状態となり、賞球タンク105内に遊技球が存在しない場合にはオフ状態となる。賞球タンク105には、外部の補給装置から供給される払い出し用の遊技球が貯留されている。賞球タンク105の下方には、賞球タンク105と接続したタンクレール106が設けられている。タンクレール106は、賞球タンク105の底部から遊技球払出装置109の上方まで傾斜して形成されている。
タンクレール106の右側には、球抜きレバー107が設けられている。球抜きレバー107の下流側には、遊技球払出装置109が設けられている。また、タンクレール106の下流側であって、遊技球払出装置109の上方には、タンクレール106を流下してきた遊技球の進行方向を変えて遊技球払出装置109に誘導するためのケースレール(遊技球誘導通路)108が設けられている。ケースレール108内には、タンクレール106の各樋106a、106bに対応して2本の樋(遊技球通路)が平行して形成されている。
タンクレール106の下方には、前面側に図柄表示装置31が取り付けられ、背面側にランプインタフェース基板112、図柄制御基板ケース113、音ランプ制御基板ケース114がそれぞれ取り付けられた裏ケース111が設けられている。裏ケース111の下方には主制御基板ケース115が設けられ、主制御基板ケース115の下方には電源基板ケース116が設けられている。これらの基板ケースには、後述の各種制御基板が格納されている。
裏機構盤102の右上方部には、大当たり、発射装置制御、球切れ、扉開放、賞球、貸球用等の遊技機枠用外部接続端子を備えた枠用外部端子基板122が設けられている。
次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置について、図11に基づいて説明する。図11は、電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図11に示すように、電子制御装置は、主制御部200と、その主制御部200に接続された副制御部230、260及び280とを含んで構成されている。副制御部は、払出制御部230、音ランプ制御部260及び図柄制御部280から構成される。主制御部200は主制御基板200aを備え、副制御部230、260及び280は周辺制御基板として払出制御基板230a、音ランプ制御基板260a及び図柄制御基板280aをそれぞれ備えている。
主制御部200は、各副制御部230、260及び280に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御部230、260及び280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。
例えば、主制御部200から払出制御部230には、賞球払出を指示する賞球指示信号、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号、各種発射制御コマンド等のコマンドが送信される。各種発射制御コマンドには、球送り許可・禁止、発射許可・禁止、遊技開始許可等が含まれている。
また、主制御部200には、発射制御部250が接続されており、発射制御部250は発射制御基板250aを備えている。発射制御部250には主制御部200から球送り許可信号、発射許可信号が送信され、発射制御部250は主制御部200から送信された球送り許可信号、発射許可信号に基づいて制御を行うように構成されている。これら主制御部200、払出制御部230、音ランプ制御部260、図柄制御部280および発射制御部250により、遊技機1の動作が制御される。
主制御部200は、遊技の進行を司るものであり、CPU400に内蔵されたROMから制御プログラムを読み出して遊技の進行制御を行うように構成されている。そして、主制御部200が、各副制御部230、250、260及び280に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信することにより、各副制御部230、260及び280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。例えば、主制御部200から払出制御部230には、賞球払出を指示する賞球指示信号、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号等のコマンドが送信される。また、主制御部200から音ランプ制御部260には、各種ランプ制御コマンド及び各種音声制御コマンドが送信される。主制御部200から図柄制御部280には、音ランプ制御部260を介して、図柄の表示を指示する図柄表示制御コマンド、図柄表示の消灯を指示する図柄消灯コマンド等の各種図柄制御コマンドが送信される。
各制御部200、230、260及び280には、主電源129と接続された電源受電基板128から電源基板127と電源中継基板121とを介して電源が供給されている。また、電源立上げ時には、システムリセット信号が電源基板127および電源中継基板121を介して各制御部200、230、260及び280に送信される。なお、本実施例の遊技機1は、電源断時に主制御部200及び払出制御部230に作動電圧を供給する図示しないバックアップ用の補助電源部(図示略)を電源基板127に備えており、電源断時にも主制御部200及び払出制御部230のRAMデータが保持される。
主制御部200には、盤用外部端子基板201、盤面中継基板210及び遊技枠中継基板220が接続されている。盤用外部端子基板201には、図示しない外部の試験装置を接続するための試験信号端子が複数設けられている。遊技枠中継基板220には、前面枠4の開閉を検知するドアスイッチ(図示略)が接続されており、ドアスイッチの開閉信号はホールコンピュータに出力される。
払出制御部230には、枠用外部端子基板122、スイッチ中継端子基板231、CR接続基板234、主制御部200、発射制御部250等が接続されている。スイッチ中継端子基板231には、タンク球切れスイッチ232、下皿満タンスイッチ233が接続されている。タンク球切れスイッチ232は、枠用外部端子基板122にも接続されている。なお、払出制御部230の払出制御基板230aは、主制御基板200aのCPU400と同様の構成を有するCPUを備えている。
以上のように、発射ハンドル8を保持部材11(下皿部6)に挿入可能とし、発射ハンドル8と保持部材11(下皿部6)に固定部材15を挿通可能な貫通孔8g、11aを設けることで、固定部材15を貫通孔8g、11aに抜き挿しするという簡易な操作で、発射ハンドル8の取り付け作業および取り外し作業を行うことができる。これにより、ドリル等の特別な工具を用いることなく、発射ハンドル8の取り付けおよび取り外しを簡単に行うことができるので、痛みやすい発射ハンドル8を盤面入れ替え時に新品に取り替えて新台入れ替えを強調することができる。
また、固定部材15がハンドル軸8eからずれるように配置されるので、ハンドル軸8eを加工する必要はなく、発射ハンドル8側の加工は保持部材11に挿入される筒状ケーシング8fに貫通孔8gを設けるだけでよい。さらに、下皿部6側の加工も保持部材11に貫通孔11aを設けるだけでよい。これにより、軽微な加工を施すだけで、発射ハンドル8を容易に着脱できる発射ハンドル8の取付構造を提供することができる。
また、固定部材15は下皿部6の奥側に配置されているため、前面枠4および上皿部5を開放状態にしない限り固定部材15に触れることができず、不正に発射ハンドル8が取り外されることを防止できる。また、前面枠4の開閉はホールコンピュータで監視することができるため、発射ハンドル8の取り外しをホールコンピュータで管理することができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、パチンコ遊技機、組合せ式遊技機等はもちろんのこと、発射ハンドルにより遊技球を発射する遊技機であれば適用可能である。
上記実施例による遊技機を示す正面図である。 上記実施例の遊技機の前面枠を取り外し、上皿部を開放した状態を示す正面図である。 上記実施例の遊技機の前面枠を取り外し、上皿部を開放した状態を示す正面図である。 上記実施例の発射装置ユニットの正面図である。 上記実施例の発射装置ユニットの背面図である。 上記実施例の発射装置ユニットの平面図である。 上記実施例の発射ハンドルの内部構成を示す説明図であり、(a)は発射ハンドルが回動していない状態、(b)は発射ハンドルが回動している状態である。 上記実施例の発射ハンドルを取り外した状態を示す斜視図である。 上記実施例の固定部材の挿入部分の拡大断面図である。 上記実施例の組合せ式遊技機を示す背面図である。 上記実施例の電子制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…遊技機、4…前面枠、5…上皿部、6…下皿部、8…発射ハンドル、10…発射装置ユニット、15…固定部材、20…遊技盤、200…主制御部、230…払出制御部、250…発射制御部、260…音ランプ制御部、280…図柄制御部。

Claims (2)

  1. 遊技盤に向けて遊技球を発射する遊技球発射手段と、
    前記遊技球発射手段によって発射される遊技球の発射強度を調整するための発射ハンドルと、
    前記遊技盤の前面側において開閉可能に設けられた前面枠と、
    前記前面枠の下方に設けられる下板部と、
    前記下板部の右端に設けられ、前記発射ハンドルに形成されたケーシングが挿入される取付孔を有する保持部材とを備え、
    前記保持部材および前記ケーシングには、前記下板部の前面側から前記ケーシングを前記取付孔に挿入することで、前記下板部の裏面側にて上下方向に連通する貫通孔がそれぞれ形成されており、
    前記下板部の前面側から前記ケーシングを前記取付孔に挿入した状態で、一端が直線状端部とされ他端がL字状端部とされた棒状の固定部材の前記直線状端部側を前記貫通孔に上方から挿入し、前記固定部材が前記保持部材および前記ケーシングを貫通した状態となることで、前記発射ハンドルが前記下板部の右端に取り付けられ、
    前記貫通孔から前記固定部材を上方に引き抜くことで、前記発射ハンドルが取り外し可能となる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ケーシングには、前記固定部材が前記保持部材および前記ケーシングを貫通した状態で前記L字状端部が係合可能な凹部が形成されており、
    前記固定部材が前記保持部材および前記ケーシングを貫通した状態で前記L字状端部と前記凹部とが係合することで、前記固定部材は抜け止めされた状態で固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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