JP2005341991A - 積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】強化繊維のズレを防止し、外観の向上と模様層の強度の安定とを図ることのできる積層体を提供すること
【解決手段】強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグシートを積層して形成した本体層12、この本体層12の外側に形成される模様層14とを備えた積層体であって、前記模様層14は、所定方向に配向された強化繊維29a,29bに編糸30を編成することで形成されたウェール42を有する積層体。
【選択図】 図2

Description

本発明は、積層体に関し、特に、強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグシートを積層して形成した本体層と、この本体層の外側に形成される模様層とを備えた積層体に関する。
一般に、ゴルフクラブのシャフト等の管状体は、強化繊維を一方向に引揃えて合成樹脂を含浸させた、いわゆるプリプレグシートを、芯金に対して重合するように巻回し、その上にセロハンテープを巻回して安定させた後、これを加熱炉において合成樹脂を熱硬化し、その後、冷却して、脱芯、セロハンテープの剥離、研磨、塗装等の工程を経て作成された積層体として形成されるものがある。また、このような管状構造の積層体の外面に、この積層体を形成する材料の一部で模様を形成することも行われている。
このような積層体の材料を用いて模様を形成したものには、互いに隣接する繊維間に模様空間を持った模様層を形成し、この模様空間内に充填材を充填することにより、ゴルフクラブシャフトである管状体の強度向上と充填材による模様精度の向上とを図ったものがある(例えば特許文献1参照)。
また、シャフトの最外層を三軸織物で形成し、成形時に強化繊維が乱れにくく、外観がきれいで、耐久性の向上を図ったゴルフクラブ用シャフトも知られている(例えば特許文献2参照)。
また、プリプレグシートを板状に積層し、硬化させて形成した積層体を中空外殻体の一部として用いたゴルフクラブヘッドも知られている(例えば特許文献3参照)。
特開昭63−212540号公報 実開平3−78577号公報 特開2003−111874
しかし、模様層に形成した模様空間内に充填材を充填するものは、成形時の加熱により、充填材が流動し、模様を形成する繊維にズレが生じる虞がある。また、シャフトの最外層に三軸織物を配置したものは、強化繊維が互いに入り組んで蛇行するため、シャフトの強度が安定しない。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、強化繊維のズレを防止し、外観の向上と模様層の強度の安定とを図ることのできる積層体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によると、強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグシートを積層して形成した本体層と、この本体層の外側に形成される模様層とを備えた積層体であって、前記模様層は、所定方向に配向された強化繊維に糸状部材を編成することで形成された編成条部を有する積層体が提供される。
本発明の積層体によると、模様層の強化繊維が糸状部材で編成されることにより、強化繊維の蛇行が防止され、強度の安定した模様層が形成されると共に、ズレ難い糸状部材により、模様が安定し、一体感のある外観を形成することができる。
図1は、本発明における積層体の好ましい実施形態を示す。図示の実施形態では、積層体は、その重さに比して強度および剛性を高くする必要のあるゴルフクラブのシャフト、釣竿あるいはテニスラケット等に好適な管状体10として形成してある。
図2に示すように、本実施形態の管状体10は、強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグシートを積層して形成した本体層12と、この外側に形成された模様層14とを備え、この模様層14が透明樹脂製のクリア層16で覆われている。
本体層12は、内周側から順に、周方向に強化繊維を引き揃えて形成された周方向繊維層18を備える。この周方向繊維層18の外側には、管状体10の軸線に対して傾斜する方向に強化繊維を引き揃えて形成された斜向繊維層20a,20bが形成され、この斜向繊維層20a,20bを形成するそれぞれの強化繊維は、互いに交差する方向に配向されている。更に、この斜向繊維層20a,20bの外側には、軸方向に強化繊維を引き揃えて形成された軸方向繊維層22と、周方向繊維層24と、軸方向繊維層26とが順に配置されている。これにより、本体層12は、大きな曲げを可能としつつ、軸方向および捩じり方向の大きな引張り力に耐えることができる。
この本体層12の上に形成した模様層14は、互いに交差する方向に強化繊維を配向した2つの斜向繊維層28a,28bを、糸状部材である編糸30で一体的に編成し、これらの強化繊維を編成する編糸30で模様が形成されている。
このような管状体10は、強化繊維に合成樹脂を含浸した複数のプリプレグシートを芯金8に巻回することで形成される。プリプレグシートの強化材は、炭素繊維の他、例えばガラス、ボロン、アラミド、アルミナ等の有機、無機繊維で形成し、含浸する合成樹脂についても、エポキシ等の熱硬化性合成樹脂の他、熱可塑性合成樹脂を用いることができる。
図3は、この管状体10を形成する際に、芯金8に対して巻回されるプリプレグシートの配置例を示す。本実施形態では、芯金8に対して長さが約1200mmの領域に、後述する各プリプレグシートが巻回される。また、芯金8は、そのシャフトを形成する管状体10先端の径が例えば約5.0mm、管状体10の後端の径が例えば約14.9mmとなるように形成してあり、全体に滑らかなテーパ状に形成されている。なお、先端に近接する中間部位の傾斜角度を変更させ、この剛性分布を変化させることも可能である。
芯金8の先端領域には、補強層となるプリプレグシート32が巻回され、順にシャフトの全長にわたって本体層を形成する本体層用プリプレグシート18S,20S,22S,24S,26Sが巻回される。更に、この管状体10の先端領域と後端領域とにおいて補強層となる補強用プリプレグシート34,36が本体層用プリプレグシート24S,26S間に介挿され、最も外層側の先端領域に、最外側の補強層となる補強用プリプレグシート38が巻回される。符号28Sは、上述の模様層14を形成する編成プリプレグシートを示す。なお、図示しない織布シート等を適宜位置に部分的に用いることも可能であり、このような織布シートを設けることにより、ヘッド取付部の強度向上や高剛性化によるキックポイントの調整をすることができる。
先端領域において補強層を形成するプリプレグシート32は、弾性率24〜30tonf/mm(235〜294N/mm)の強化繊維33を軸方向に引揃えたものであり、樹脂含漫率が30wt%、繊維の目付け量が125g/m、厚さが0.114mmで構成されており、軸方向両端において芯金8に対して1〜3プライされる大きさに裁断されている。このプリプレグシート12に対しては、別途、ガラスの織布を裏打ちしても良い。
本体層の最内層となるプリプレグシート18Sは、弾性率24〜30tonf/mm(235〜294N/mm)の強化繊維19を周方向に引揃え、樹脂含漫率を30〜40wt%、繊維の目付け量を19〜37g/m、厚さを0.025〜0.050mmとした周方向プリプレグシートで形成してあり、軸方向両端において芯金8に対して各1〜1.1プライされる大きさに裁断されている。
この周方向プリプレグシート18S上には、弾性率24〜30tonf/mm(235〜294N/mm)の強化繊維21a,21bを軸方向に対して互いに交差する斜方向に引揃えて重ね合わせた斜向プリプレグシート20Sが巻回される。この斜向プリプレグシート20Sの強化繊維21a,21bは、管状体10のねじり強度を増大するために、例えば管状体10の軸方向に対して±45°(±15)の範囲で互いに交差状に配向されている。この斜向プリプレグシート20Sは、樹脂含漫率が25±10wt%で、繊維の目付け量が55〜125g/m、厚さが0.045〜0.110mmで構成されている。
この斜向プリプレグシート20S上に巻回される本体層用プリプレグシート22Sは、弾性率24〜30tonf/mm(235〜294N/mm)の強化繊維23を軸方向に引揃えた軸方向プリプレグシートで形成してあり、樹脂含漫率が25〜33wt%、繊維の目付け量が125〜150g/m、厚さが0.100〜0.150mmで構成されている。そして、軸方向両端において芯金8に対して各1〜2プライされる大きさに裁断されている。
この軸方向プリプレグシート22S上に巻回される本体層用プリプレグシート24Sは、強化繊維25を周方向に引き揃えて、上述の周方向プリプレグシート18Sと同様に形成され、軸方向両端において芯金8に対して各1.0〜1.1プライされる大きさに裁断されている。また、この周方向プリプレグシート24Sの先端領域および後端領域に巻回される補強用プリプレグシート34,36はその長さおよび巻回数を調節することにより、先端領域および後端領域における管状体10の剛性を所要の大きさに調節することができる。本実施形態では、これらの補強用プリプレグシート34,36を、上述の補強用プリプレグシート32と同様に、弾性率10〜30tonf/mm(98〜294N/mm)の強化繊維35,37を軸方向に引き揃えて形成してあり、樹脂含浸率が30wt%、繊維の目付け量が75〜100g/m、厚さが0.060〜0.100mmで構成されている。
これらの補強用プリプレグシート34,36および周方向プリプレグシート24S上に巻回するプリプレグシート26Sは、強化繊維27を軸方向に引き揃え、上述の軸方向プリプレグシート18とほぼ同様に形成してあるが、樹脂含浸率はこれよりも多い30〜35wt%にしてあり、芯金8上に1.0〜2.0プライされる大きさに裁断されている。また、この軸方向プリプレグシート26S上には、先端領域において補強層となる補強用プリプレグシート38が巻回される。このプリプレグシート38は、上述の最内層側の補強用プリプレグシート12および本体層用プリプレグシート20,22間に介挿される補強用プリプレグシート34,36と同一の構成であり、芯金8の先端部に対してヘッドのシャフト取付孔内径と一致する外径とするように、強化繊維39を軸方向に引き揃えた状態で数回巻回されるように裁断されている。そして、符号28Sは、本体層12の上に模様層14を形成する編成シートを示す。図中、編成シート28Sは管状体10の軸方向中間位置で、その全周にわたって巻回される大きさに示してあるが、これに限らず、例えば管状体10の全長にわたって模様層14を形成してもよく、また、周方向の一部にのみあるいは周方向に間隔をおいて模様層14を形成するものであってもよい。
各プリプレグシートは、芯金8に対して、1枚づつ個別に巻回してもよく、あるいは各プリプレグシート同士を任意にあらかじめ張り付けておき、これを巻回してもよい。例えば、プリプレグシート18Sは、斜向プリプレグシート20Sにあらかじめ張り付けておいてもよいし、プリプレグシート24Sは、プリプレグシート22Sにあらかじめ張り付けておいてもよい。また、補強用プリプレグシート32,34,36,38についても、これに隣接する本体層用プリプレグシートにあらかじめ張り付けて、これらの本体層用プリプレグシートと共に巻回し、あるいは、個別に巻回してもよい。このように芯金8にプリプレグシートを巻回した後、常法、すなわち、加熱工程、冷却工程、脱芯、研磨、塗装等の工程を経て、図1に示すような管状体10が形成される。模様層14の上には、透明樹脂を配置してクリア層16を形成することが好ましい。そして、ゴルフクラブを形成する場合は、管状体10の先端部にクラブヘッドを嵌入し、基端部にグリップを取着して完成する。
図4および図5に詳細に示すように、模様層14を形成する編成シート28Sは、斜向繊維層28a,28bを形成するそれぞれ一方向に配向された強化繊維29a,29bを重ね合せ、これらの強化繊維29a,29bを編糸30で一体的に編成した布状構造の強化材40に合成樹脂Mを含浸させたプリプレグシートで形成してある。このため、斜向繊維層28a,28b内における強化繊維29a,29bの蛇行あるいは偏位が防止され、隣接する層との剥離あるいは破損などが生じ難くなる。この編成シート28Sは、繊維層間の剥離あるいは破損が防止されるため、模様層14内の強化繊維29a,29bおよび編糸30のズレを防止して、所要の外観を正確に形成すると共に、この模様層14の強度を安定させることができる。
このように編成シート28Sの強化繊維29a,29bを一体的に編成する編糸30は、例えばポリエステル糸、ナイロン糸、ポリアクリル糸、レーヨン糸等の非弾性糸、あるいは、例えばポリウレタン糸等の弾性糸を用いることができる。編糸30をこのような合成繊維で形成する場合は、モノフィラメント糸あるいはマルチフィラメント糸等のフィラメント糸を用いることが好ましい。また、このような合成繊維の編糸だけでなく、綿糸等の天然繊維を単独であるいは合成繊維と組合せて用いることもできる。
特に、編糸30をポリエステル糸あるいはナイロン糸等で形成した場合は、吸湿性が高いため、含浸性がよく、含浸させる樹脂Mとの密着性を向上させることができる。また、強化繊維29a,29bと交差した状態で編糸30が突出することにより、周囲の樹脂との接触面積が増大する。また、隣接する本体層12の強化繊維が、最も近接した側の強化繊維29aの引き揃え方向と交差する方向に引き揃えられていることにより、作用する力の方向が異なるとしても、編糸30が強化繊維29aの結合力を増大し、層間剥離が生じ難くなり、破損が防止され、安定した模様層が形成される。特に、編糸30の吸湿性が高い場合は、隣接する本体層12あるいはクリア層16との一体性が増大する。
図4に詳細に示すように、本実施形態では、強化材40の斜方向の強化繊維21a,21bおよび本体層12の強化繊維27よりも編糸30を大径に形成してある。これにより、編糸30が強化繊維29a,29b,27を局部的に押圧するのを防止し、これらの強化繊維29a,29b,27の強度を低下しにくくしている。例えば強化繊維29a,29b,27の外径が5〜10μmの場合には、編糸30の外径はこれよりも大きい8〜15mmとするのが好ましい。
特に図5に示すように、本実施形態では、編糸30は、編成シート26Sのそれぞれの強化繊維29a,29bと交差する方向に、編成条部として長さRが2〜10mmのループを縦に連続的に連ねたウェール42を形成する。これらのウェール42は互いに独立しており、ほぼ5〜20mmの間隔Dで、ほぼ平行に延びる。強化繊維29a,29bが各ループで保持されるため、芯金8に巻回する際、あるいは、管状体10に曲げ、捩じり等が作用した際に、これらの強化繊維29a,29bが蛇行し難くくなる。なお、隣接するウェール42間の間隔を5mmよりも小さくすると、編成シート16にしたがって管状体10の重量が増大すると共に、強化繊維が蛇行し易くなり、また、剛性があがりすぎ、逆に、ウェール42間の間隔が20mmよりも大きくなると、これらのウェール42間で強化繊維29a,29bがずれ易くなる。
図6は、このような編成シート28Sを形成する手順の一例を概略的に示す。
図6の(A)に示すように、強化繊維29a,29bを交差させて形成した布状の強化材40の一側から、先に形成したループ30aを通して針44を刺し入れ、先端に形成したフック状の針先に給糸側の編糸30を引掛ける。この後、図6の(B)に示すように、針44を強化材40の一側に引き戻し、先に形成したループ30aを引き絞りつつ、図6の(C)に示すように新しいループ30bを形成する。そして、強化材40あるいは針44を移動して、上記の図6の(A)に示す工程を繰返す。針44に設けられたべら45が開閉することにより、好適な位置でフック状の針先に編糸30を給糸しあるいは抜出すことができる。これにより、強化材40の一側に形成される単環状の第1ループと、これに対向する他側では直線状に露出する第2ループとで編目が形成され、強化繊維29a,29bがこの編目内に保持される。編成は編糸30のみで行うため、強化繊維29a,29bの蛇行が生ぜず、編成シート28Sの強度が安定する。
なお、編成シート28Sの強化材40は、このようにべら針44を用いて編成する他、ひげ針あるいは通常の編針等を用いて編成することも、可能であり、更に、環縫ミシン等の好適な縫製機械を用いて、例えば環縫系の縫目で縫製することも可能である。また、編目あるいは縫目の形状についても、強化繊維29a,29bの配向方向に合わせて適宜の構造に形成することができる。
いずれの場合も、強化繊維29a,29bからなる強化材40を編成した後、この強化材40を一対の薄い合成樹脂製シート間に挟んで加圧することにより、このような強化繊維29a,29bからなる強化材40に樹脂を含浸させたプリプレグシートとして編成シート28Sが形成される。強化材40に含浸させる合成樹脂は、特に編糸30が形成する模様を目立たせるために、無色透明あるいは有色透明であることが好ましい。
また、編成シート28Sは、上述の実施形態のように、編成シート28Sを形成する布状の強化材40の全面にわたってほぼ均等に強化繊維29a,29bを分散配置したものに限らず、図7に示すように、斜方向の強化繊維29a,29b間に隙間46が形成されていてもよい。各隙間46にもウェール42が延在することにより、強化繊維の存在しない領域で含浸する樹脂層の強度が増大し、編成シート28Sの強度を増大する。
編成シート28Sの内層を織布で形成する場合には、この織布を隙間46から露出させることが可能となり、外観が向上する。
更に、上述のように、2方向に引き揃えられた強化繊維29a,29bを編成することに代え、例えば3軸織物状の布状強化材にこの強化繊維と交差する方向にループが連続するウェール42を形成してもよく、また、ウェール42は、一方向に限らず例えばキルト状に互いに交差させ、あるいは曲線状に形成してもよい。更に、斜方向の強化繊維29a,29bに限らず、軸方向プリプレグシートあるいは周方向プリプレグシートの一方向に引き揃えられた強化繊維を編成あるいは縫製してもよい。このようなウェール42を形成する編糸30の色彩を、強化繊維29a,29bとは異なる色彩とすることにより、このウェール42を目立たせ、優れた外観を形成する。色彩は1つに限らず、ウェール42毎あるいは同じウェール42内で複数の色彩を組合せることが可能である。
このような強化層40を備えた編成シート28Sは、模様層14を形成するだけでなく、図3に示す斜向プリプレグシート20Sに代えて、あるいはこれらの斜向プリプレグシート20Sと共に、本体層12の少なくとも一部を形成することもできる。この場合には、周方向プリプレグシート18S上に、弾性率24〜30tonf/mm(235〜294N/mm)の強化繊維29a,29bを軸方向に対して互いに交差する斜方向に引揃えた編成シート28Sを巻回する。この編成シート20Sの強化材40(図5)は、強化繊維29a,29bを、管状体10のねじり強度を増大するために、例えば管状体10の軸方向に対する角度が±45°(±15°)の範囲で互いに交差状に配向させ、編糸30で一体的に編成するのが好ましい。この編成シート28Sは、樹脂含浸率が40±15wt%で、繊維の目付け量が98〜200g/m、厚さが0.100〜0.250mmで構成されている。この場合、編成シート28Sの厚さは、0.260mm以下であれば良く、編成される各シートの厚さは0.120mmか、それ以下にするのが良い。この理由は、薄肉厚により巻回が容易となり、又、シート間のせん断応力を緩和するためである。また、樹脂含浸率は、隣接するプリプレグシート18S,22Sよりも大きいことが好ましく、このように樹脂含浸率を多くする理由は編糸間の隙間に十分な樹脂を含浸させ、層間の密着性を高めるためである。この編成シート28Sは、周方向の外径、剛性を安定させるため、芯金8上に1プライされる大きさに裁断するのが好ましい。
このように編成シート28Sを用いて本体層12を形成する場合は、プリプレグシート18S,22S間に限らず、適宜の位置に配置することができる。いずれの場合も、管状体10が変形したときの強化繊維29a,29bのズレが防止され、これにより、層間の剥離、破損等が生じ難く、比強度、比剛性が向上し、設計自由度の高い管状体10が得られる。
図8から図10はゴルフクラブのクラブヘッド50に用いた積層体の実施形態を示す。本実施形態では、積層体は、プリプレグシートを積層し、硬化させて形成した板状のプレート部材10Aとして形成してあり、クラブヘッド50のクラウン部の一部を形成する。
図8に示すクラブヘッド50は、チタン、チタン合金あるいはステンレス合金等の金属材から鋳造あるいは鍛造により中空の一体構造に形成されたヘッド本体52を備える。このヘッド本体52は、ボールを打球するフェース部54からバック部56を後方に突出させ、ヒール部58側のクラウン部60から、トウ部62とは反対側の後方に傾斜させた状態でシャフト64を突出させる構造を備えている。このシャフト64は上述の実施形態における管状体10で形成することも可能である。
また、フェース部54には、スコアライン54aの他にも、例えば石等の硬質の異物との衝突で僅かな凹み等が形成された場合であっても、このような凹みが目立たないように、微小な筋目状の溝あるいは突条を微小間隔で多数形成した粗面加工を施してもよい。符号66は、ソール部を示す。なお、ヘッド本体52は、このような一体構造に形成することに代え、例えばフェース部54に別部材のフェース部材(図示しない)を設ける等、各部を別部材で形成し、これらの複数の部材を互いに接合して形成してもよい。
このヘッド本体52はクラウン部60のヒール部58側に、シャフト止着部68(図8の(B)参照)を形成し、このシャフト止着部68から突出するシャフト64の部分には、例えば比較的柔軟な樹脂材料で形成したソケット68aを装着してある。このソケット68aは、シャフト64の撓みを阻害することなく、シャフト64とヘッド本体52との間に形成される図示しない間隙内に異物が浸入するのを防止すると共に、例えばシャフト止着部68とシャフト64との間にシャフトの有効長を長くする間隙が形成されている場合に、シャフト64がヘッド本体52に接触して損傷するのを防止する。
このように形成したヘッド本体52は、そのクラウン部60に大きな開口部70を形成し、この開口部70の全周部に、プレート部材10Aの周縁部を支える載置部72がヘッド本体52と一体構造に形成されている。この載置部72は、フェース部54およびシャフト止着部68に沿いかつクラウン部60の一部を形成する縁部74との間に、プレート部材10Aの厚さにほぼ等しい段差を形成し、プレート部材10Aを載置したときに、このプレート部材10Aと縁部74との間に段部が形成されることなく、滑らかな連続した表面を形成する。
また、載置部72は、縁部74に隣接する部分を除き、ヘッド本体52のヒール部58側、バック部56側およびトウ部62側で、クラウン部60とソール部66との間に延在する周壁部から折り返した状態に連続し、したがってこれらの周壁部との間に段差は形成してない。この載置部72により、クラウン部60を大きく開口させても、ヘッド本体52の充分な剛性を維持することができる。
このような載置部72とフェース部54との間に配置される縁部74は、シャフト止着部68の近部からトウ部62側まで、フェース部54の上縁部に沿ってほぼ等しい幅寸法に形成してあり、打球の際に、フェース部54を確実に支える。一方、打球時にフェース部54を支え、ボールから受ける力をヘッド本体52からシャフト64に伝達することができるものであれば、縁部74を図示のような幅狭の帯状形状に形成することに代え、適宜の幅および形状に形成することができる。例えば、このような縁部74を開口部70の全周にわたって形成してもよい。
そして、縁部74と共にクラウン部60の外殻を形成するプレート部材10Aは、載置部72で支えられ、例えば接着剤で載置部72に接着され、開口部70を閉じる。このプレート部材10Aを接着する場合は、収縮率が小さな接着剤を用いることが好ましい。収縮率がこのような小さいな接着剤を用いることで、プレート部材10Aとヘッド本体52との間の僅かな隙間に充填された接着剤が硬化する際に凹みを形成することを防止できる。また、線膨張率がこのように小さな接着剤を用いることにより、プレート部材10Aとヘッド本体52との間の接着剤層の体積変化に起因するプレート部材10Aの高さの変化が抑制され、プレート部材10Aとヘッド本体52との間に段差を生じ難くすることができる。特に、プレート部材10Aがガラス繊維強化樹脂製の層を含む場合は、その線膨張率が大きいことから、その板厚方向すなわち厚みの変化が生じ易いため、接着剤の体積変化を少なくすることが有益である。そして、硬さが上述の値以上の接着剤を用いることにより、接着硬化後のプレート部材10Aとヘッド本体52との境界部の研磨工程で、硬さ不足に起因する境界部の削れによる凹みの発生を防止し、この境界部を滑らかに仕上げることができる。なお、接着剤の硬さは、硬度の大きいヘッド本体52とこれよりも小さいプレート部材10Aとの間の大きさとすることにより、ゴルフクラブヘッド14の表面を滑らかに仕上げやすくなる。
このプレート部材10Aは、載置部72の外縁部に沿う外形形状を有し、中央部を外周部よりも僅かに上方に突出させて全体的に湾曲した形状に、予め形成される。本実施形態では、プレート部材10Aは、フェース部54側に位置する直線状の前縁部76と、この前縁部76から角度をなしてバック部56側に延び、ヒール部58側に位置する短縁部78と、この短縁部78からバック部56側を介してトウ部62側まで大きく後方に湾曲して延びる湾曲縁部80とを有する。このプレート部材10Aを載置部72に載置し、前縁部76と短縁部78とを縁部74の対向する縁部に付き当てると、湾曲縁部80は、ヘッド本体52の側壁部と整合し(図8の(A))、バック部56側およびトウ部52側でクラウン部60の外形形状を形成する。また、縁部74とプレート部材10Aとのそれぞれの表面が同一面内に配置される。これにより、クラウン部60の全体が縁部74とプレート部材10Aとで滑らかな曲面状に形成される。
このようなプレート部材10Aは、ヘッド本体52の金属材よりも比強度の大きな繊維強化樹脂で積層構造に形成してあり、クラウン部60を軽量化し、このクラブヘッド50の低重心化を図っている。更に、金属材に比べて低剛性化しやすいため、クラウン部60をたわみやすく形成することができる。しかも、たわみ時の変形による層間の剥離を防止することができる。
図9および図10に示すように、本実施形態のプレート部材10Aは、上述の編成シート28Sと同様な編成シート82Sをプリプレグシート84S,86S,88S上に積層し、加熱成形することにより、斜方向繊維層84L,86Lと平行繊維層88Lとで形成した本体層90上に、編成シート82Sの模様層92を一体化した積層体に形成されている。
編成シート82Sは、互いに交差する方向に配向させた強化繊維83a,83bを編糸94で編成して強化材96を形成し、この強化材96を一対の樹脂製シート間に挟んで加圧することにより、このような強化材96に樹脂を含浸させたプリプレグシートとして形成してあり、強化繊維83a,83bはフェース部54すなわち前縁部76に対して例えば±45°(±15°)の方向に配向してある。また、編糸94は、前縁部76にほぼ平行又は直交する方向にループ連鎖96を形成するのが好ましい。ループ連鎖96がこのように延設されることにより、優れた外観模様を形成すると共に、打球時のたわみによるフェース部54の向きが、打球方向からズレにくくすることができる。これらの強化繊維83a,83bと編糸94とが、周部の樹脂と共にクラウン部60の模様を形成する。この強化材96に含浸させる合成樹脂は、強化繊維83a,83bおよび編糸94が形成する模様を目立たせるために、無色透明あるいは有色透明であることが好ましい。また、表面にクリア塗装を施してもよい。
この編成シート82Sが積層される本体層90は、図9に示すように、それぞれの強化繊維85,87を前縁部76に対して例えば±45°(±15°)の方向に配向した斜向プリプレグシート84S,86Sと、この外側に配置され、強化繊維89を前縁部76に対して直交する方向に配向したプリプレグシート88Sとで形成してある。これにより、トウ・ヒール方向に対しフェース・バック方向の剛性を大きくし、打球時の反発性の向上を図ることができる。これに代え、プリプレグシート84S,86S,88Sの強化繊維85,87,89の少なくとも1つを前縁部76に平行に配向させてもよい。トウ・ヒール方向に沿って均一にたわむことができるため、打球時のたわみにより、打球方向に対するフェース部54のズレを抑制することができる。
なお、強化繊維83a,83bは、前縁部76に直交する方向に対して対称方向に傾斜するものであれば、上述のように±45°(±15°)以外であっても、適宜の方向に傾斜させることが可能である。いずれの場合も、強化繊維83a,83bと交差した状態に編糸94が突出することにより、周囲の樹脂との接触面積が増大し、更に、編糸94が強化繊維83a,83bの結合力を増大するため、たわんだ際の層間剥離が生じ難くなり、破損が防止される。そして、比強度、比剛性の向上した積層体でプレート部材10Aを形成したことにより、クラブヘッド50の低重心化を図ることができる。
また、上述の斜向プリプレグシート84S,86Sに代え、あるいはこれと共に、編成シート82Sを用いることも可能である。
本発明の好ましい実施形態による管状体の全体図。 図1のII−II線に沿う断面図。 図1の管状体を形成するプリプレグシートの配置図。 図2のIV−IV線に沿って拡大した部分断面図。 図1の管状体の模様層を形成する編成シートの一部を欠截した平面図。 図5の編成シートの強化繊維を編成する工程を示す説明図。 編成シートの変形例を示す説明図。 他の実施形態による積層体で形成したプレート部材をクラウン部に配置したクラブヘッドを示し、(A)はその全体図、(B)はプレート部材を外した状態の分解図。 図8のプレート部材を形成するプリプレグシートの配置図。 図8のプレート部材の拡大した断面図。
符号の説明
10…管状体、12…本体層、14…模様層、28S,82S…編成シート、29a,29b,83a,83b…強化繊維、30,94…編糸、42,96…ウェール。

Claims (3)

  1. 強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグシートを積層して形成した本体層と、この本体層の外側に形成される模様層とを備えた積層体であって、前記模様層は、所定方向に配向された強化繊維に糸状部材を編成することで形成された編成条部を有することを特徴とする積層体。
  2. 前記編成条部は、強化繊維の配向方向と交差する方向に延びる請求項1に記載の積層体。
  3. 前記糸状部材は、強化繊維と異なる色彩を有する請求項1又は2に記載の積層体。
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