JP2005339716A - ディスク駆動装置およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータや記録媒体を傷付けることなく、クランプ部品を取外すことが可能なディスク駆動装置、およびこれを備えたディスク装置を提供する。
【解決手段】 ディスク駆動装置21はスピンドルモータ22を備え、このスピンドルモータは、枢軸36と、枢軸に回転自在に支持されロータを構成したほぼ円筒形状のハブと、を有している。ハブの外周にディスク20が同軸的に嵌合され、ハブの端部には、ディスクを保持した環状のクランプ部材44が嵌合されている。クランプ部材は、ハブの外周面に嵌合した内周縁と、円周方向に離間して設けられ、それぞれ取外し用の治具を係合可能な複数の係合部82と、それぞれ係合部間で内周縁に沿って形成され、ハブの外周面との間に隙間を規定した複数の切欠き部84と、を有している。
【選択図】 図3
【解決手段】 ディスク駆動装置21はスピンドルモータ22を備え、このスピンドルモータは、枢軸36と、枢軸に回転自在に支持されロータを構成したほぼ円筒形状のハブと、を有している。ハブの外周にディスク20が同軸的に嵌合され、ハブの端部には、ディスクを保持した環状のクランプ部材44が嵌合されている。クランプ部材は、ハブの外周面に嵌合した内周縁と、円周方向に離間して設けられ、それぞれ取外し用の治具を係合可能な複数の係合部82と、それぞれ係合部間で内周縁に沿って形成され、ハブの外周面との間に隙間を規定した複数の切欠き部84と、を有している。
【選択図】 図3
Description
この発明は、記録媒体としてのディスクを駆動するディスク駆動装置およびこれを備えたディスク装置に関する。
近年、コンピュータの外部記録装置や画像記録装置として磁気ディスク装置、光ディスク装置などのディスク装置が広く用いられている。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、一般に、矩形箱状の筐体を有している。筐体内には、磁気記録媒体としての磁気ディスク、この磁気ディスクを支持および回転させるディスク駆動装置、磁気ディスクに対して情報の書き込み、読み出しを行なう複数の磁気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ、ヘッドIC等を有する基板ユニット等が収納されている。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、一般に、矩形箱状の筐体を有している。筐体内には、磁気記録媒体としての磁気ディスク、この磁気ディスクを支持および回転させるディスク駆動装置、磁気ディスクに対して情報の書き込み、読み出しを行なう複数の磁気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ、ヘッドIC等を有する基板ユニット等が収納されている。
筐体の外面には、基板ユニットを介してスピンドルモータ、ボイスコイルモータ、および磁気ヘッドの動作を制御するプリント回路基板がねじ止めされている。プリント回路基板の端部には、磁気ディスク装置を他の外部機器に接続するためのインターフェース(I/F)コネクタが接合されている。
ディスク駆動装置は、磁気ディスクを支持および回転させるスピンドルモータを備えている。このスピンドルモータは、ロータを構成したほぼ円筒形状のハブを有し、ハブの外周に磁気ディスクが嵌合されている。また、ハブの一端部外周にはクランプリングが嵌合され、磁気ディスクの抜けを防止している(例えば、特許文献1)。クランプリングはいわゆる焼き嵌めによりハブに嵌合されている。すなわち、クランプリングを予め加熱して膨張させた状態でハブに嵌合し、その後、冷却してクランプリングを収縮させることにより、所望の嵌め合いにてクランプリングをハブに嵌合している。
特開平9−115216号公報
上記のように構成されたディスク駆動装置において、リペア、調整等の目的でスピンドルモータのハブから磁気ディスクを取外す場合、始めにクランプリングを取外す。この際、クランプリングに取外し治具のシャフトを係合させ、クランプリングの複数箇所を径方向外方に向かって均一に押し広げる。この状態で、クランプリングをハブから引き抜いて取外す。
しかしながら、上記のようにクランプリングの複数箇所を径方向外方に押し広げた場合、これら押し広げた部分の間に位置した部分は、逆にクランプリングの径方向内方、つまり、ハブの中心側に移動しハブ外周面に押圧される。この状態でクランプリングを引き抜くと、クランプリングの複数箇所がハブ外周面上を擦りながら移動し、ハブ外周面に傷がついてしまう虞がある。このような傷が付いた場合、傷の周辺部が盛り上がりハブの外径が変化してしまう。そのため、再度、ハブに磁気ディスクおよびクランプリングを嵌合することが困難となり、ハブの交換、あるいは、ハブの再加工が必要となる。従って、従来のディスク駆動装置は、部品交換、リペア、調整が面倒であるとともにコストが掛かるという問題がある。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、モータや記録媒体を傷付けることなく、クランプ部品を取外すことが可能なディスク駆動装置、およびこれを備えたディスク装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の態様に係るディスク駆動装置は、枢軸と、枢軸に回転自在に支持されロータを構成したほぼ円筒形状のハブと、を有したスピンドルモータと、前記ハブの外周に同軸的に嵌合されたディスク状の記録媒体と、前記ハブの端部に嵌合され前記記録媒体の保持した環状のクランプ部材と、を備え、
前記クランプ部材は、前記ハブの外周面に嵌合した内周縁と、円周方向に離間して設けられ、それぞれ取外し用の治具を係合可能な複数の係合部と、それぞれ前記係合部間で前記内周縁に沿って形成され、前記ハブの外周面との間に隙間を規定した複数の切欠き部と、を有している。
前記クランプ部材は、前記ハブの外周面に嵌合した内周縁と、円周方向に離間して設けられ、それぞれ取外し用の治具を係合可能な複数の係合部と、それぞれ前記係合部間で前記内周縁に沿って形成され、前記ハブの外周面との間に隙間を規定した複数の切欠き部と、を有している。
また、この発明の他の態様に係るディスク装置は、筐体と、前記筐体内に配設された前記ディスク駆動装置と、前記記録媒体に対して情報処理を行うヘッドと、前記筐体内に設けられ、前記ヘッドを移動自在に支持しているとともに前記ヘッドを前記記録媒体に対して移動させるヘッドアクチュエータと、を備えている。
この発明によれば、モータや記録媒体を傷付けることなく、クランプ部品を取外すことが可能なディスク駆動装置、およびこれを備えたディスク装置を提供することができる。
以下図面を参照しながら、この発明の実施形態に係るハードディスクドライブ(以下HDDと称する)について詳細に説明する。
図1および図2に示すように、HDDは後述する種々の部材が収納されたほぼ矩形箱状の筐体10と、筐体10の外面に重ねて設けられた矩形状の制御回路基板12と、を備えている。筐体10および制御回路基板12は、例えば、長さLが32mm、幅Wが24mmに形成され、筐体および制御回路基板を含む厚さTが約3ないし6mmに形成されている。厚さTは、収納するディスクの枚数に応じて、例えば、3.3mmあるいは5mm程度に設定されている。
図1および図2に示すように、HDDは後述する種々の部材が収納されたほぼ矩形箱状の筐体10と、筐体10の外面に重ねて設けられた矩形状の制御回路基板12と、を備えている。筐体10および制御回路基板12は、例えば、長さLが32mm、幅Wが24mmに形成され、筐体および制御回路基板を含む厚さTが約3ないし6mmに形成されている。厚さTは、収納するディスクの枚数に応じて、例えば、3.3mmあるいは5mm程度に設定されている。
図2ないし図4に示すように、筐体10は、互いにほぼ等しい寸法に形成された第1シェル10aおよび第2シェル10bを有している。第1および第2シェル10a、10bは、それぞれ金属によりほぼ矩形状に形成され、周縁部には側壁が立設されている。第1および第2シェル10a、10bは、その周縁部同士が対向した状態で、互いに向い合わせて配置されている。第1および第2シェル10a、10bの周縁部には帯状のシール材16が巻き付けられ、このシール材により周縁部が互いに接続されているとともに、周縁部間の隙間がシールされている。これにより、矩形箱状の筐体10が構成されている。
第1シェル10aの底面は矩形状の実装面11を形成している。そして、この実装面11の角を含む筐体10の4つの角は円弧状に丸めて形成されている。これにより、筐体10の周縁部に巻装されたシール材16が、筐体の角で損傷することを防止しているとともに、シール材の浮きによる気密性の悪化を防止している。
筐体10内において、筐体の周縁部には複数の支持ポスト18が設けられている。各支持ポスト18は、第1シェル10aの内面に固定された基端を有し、第1シェルの内面に対してほぼ垂直に立設されている。各支持ポスト18の位置で、実装面11にねじ孔が形成され、支持ポスト内まで延びている。
筐体10内には、情報記録媒体として機能する例えば、直径0.85インチの磁気ディスク20、この磁気ディスクを支持および回転させるディスク駆動装置21、磁気ディスクに対して情報の書き込み、読み出しを行なう磁気ヘッド24、磁気ディスク20に対して磁気ヘッドを移動自在に支持したキャリッジ26、キャリッジを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)28、磁気ヘッドが磁気ディスクの周縁部に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した位置にアンロードして保持するランプロード機構30、キャリッジを退避位置に保持する電磁ラッチ32、およびヘッドIC等を有する基板ユニット34等が収納されている。
図3および図4に示すように、ディスク駆動装置21は、第1シェル10aに取り付けられたスピンドルモータ22を備えている。スピンドルモータ22は枢軸36を有し、この枢軸は第1シェル10aの内面に固定され、この内面に対してほぼ垂直に立設されている。枢軸36の延出端は、第2シェル10bの外側からねじ込まれた固定ねじ37により第2シェルにねじ止めされている。これにより、枢軸36は第1および第2シェル10a、10bに両持ち支持されている。
枢軸36には、ロータを構成したほぼ円筒形状のハブ43が流体軸受を介して回転自在に支持されている。詳細には、枢軸36の両端部には、環状のフランジ部材38a、38bが同軸的に嵌合されている。ハブ43の内面は枢軸36およびフランジ部材38a、38bに対向した形状に形成され、これらと約2〜15μmの微小隙間を置いて対向している。枢軸36およびフランジ部材とハブ43との微小隙間には、動圧発生流体として潤滑油40が充填されている。
枢軸36の外周面とハブ43の内周面との間の微小隙間にはラジアル動圧発生部66が設けられている。下方のフランジ部材38aの上面とハブ43との間の微小隙間には、スラスト動圧発生部68が形成されている。図6に示すように、ラジアル動圧発生部66は、枢軸36の外周面に形成されたヘリングボーン溝からなる複数のラジアル動圧発生溝67を有している。ラジアル動圧発生溝67は枢軸36の全周に渡り、円周方向に並んで形成されている。ハブ43が回転すると、ラジアル動圧発生溝67は、微小隙間に充填された潤滑油40によりラジアル方向の動圧を発生する。
図7に示すように、スラスト動圧発生部68は、フランジ部材38aの上面に形成された複数のスラスト動圧発生溝69を有している。スラスト動圧発生溝69は、枢軸36を中心として、円周方向に並んで形成されたへリングボーン溝により構成されている。ハブ43が回転すると、スラスト動圧発生溝69は、小隙間に充填された潤滑油40によりスラスト方向の動圧を発生する。
図3ないし図5に示すように、ハブ43の第2シェル10b側の端部には、磁気ディスク20が同軸的に嵌合されている。更に、ハブ43の端部には、環状のクランプばね80が装着され、このクランプばねに重ねてクランプリング44が嵌合されている。磁気ディスク20の内周縁部およびクランプばね80はクランプリング44により押えられ、抜けが防止されている。また、磁気ディスク20の内周縁部は、クランプばね80により枢軸36の軸方向に沿って付勢され、ハブ42のフランジ81に押え付けられている。これにより、磁気ディスク20はハブ43に固定され、ハブと一体的に回転可能に支持されている。
クランプ部材として機能するクランプリング44は、例えば、ステンレスにより環状に形成されている。クランプリング44は、ハブ43の外周面に嵌合した内周縁と、円周方向に離間して設けられ、それぞれ取外し用の治具を係合可能な複数の透孔82と、それぞれ透孔82間で内周縁に沿って形成され、ハブ43の外周面との間に隙間を規定した複数の切欠き部84と、を有している。
透孔82は、クランプリング44の円周方向に沿って等間隔離間して3個以上、例えば、4個形成されている。切欠き部84は、透孔82と同数設けられ、クランプリング44の円周方向に沿って透孔82と交互に並んで設けられている。切欠き部84および透孔82は、ハブ42の回転中心Cに対して点対称に設けられている。各切欠き部84は円弧状に形成され、ハブ43の内周面と最も隙間の大きい部分が隣合う透孔82間の中間に位置している。
上記構成のクランプリング44は、いわゆる焼き嵌めによりハブ43の端部外周に嵌合されている。すなわち、クランプリング44を予め加熱して膨張させた状態でハブ43に嵌合し、その後、冷却してクランプリングを収縮させることにより、所望の嵌め合いにてクランプリングをハブに嵌合している。
図4に示すように、ハブ43の第1シェル10a側の端部には環状の永久磁石46が固定され、ハブ43と同軸的に位置している。スピンドルモータ22は、第1シェル10aに取り付けられたステータコア47、およびステータコアに巻回された複数のコイル48を有し、これらステータコアおよびコイルは、永久磁石46の外側に隙間を置いて配置されている。第1シェル10aには環状のシールド板50が取り付けられ、コイル48と磁気ディスク20との間に配置されている。
なお、第1シェル10aには、ハブ43の下面と対向して位置した複数の透孔86が形成されている。ハブ43に磁気ディスク20、クランプリング44を装着する際、これらの透孔86を通して、筐体10の外側から治具87の支持ロッド88を挿入し、これらの支持ロッドによりハブ43を支持することができる。これにより、流体軸受の損傷を生じることなく、磁気ディスク20、クランプリング44を装着することができる。
一方、リペア、調整等の目的でスピンドルモータ22のハブ43から磁気ディスク20を取外す場合、始めにクランプリング44を取外す。この際、図5に示すように、係合部として機能するクランプリング44の透孔82に取外し治具のシャフトをそれぞれ係合させ、クランプリングの4箇所を径方向外方(矢印B方向)に向かって均一に押し広げる。この状態で、クランプリング44をハブ43から引き抜いて取外す。クランプリング44の複数箇所を径方向外方に押し広げた場合、これら押し広げた部分の間に位置した部分は、矢印Dで示すように、クランプリングの径方向内方、つまり、ハブ43の中心C側に移動する。しかし、この部分にはそれぞれ切欠き部84が形成されているため、、クランプリング44の内径は小さくならず、ハブ43とクランプリング内周縁との間に隙間が維持される。従って、容易に、かつ、ハブ43や磁気ディスク20を損傷することなく、クランプリング44をハブ43から取り外すことができる。
図2および図3に示すように、ヘッドアクチュエータを構成するキャリッジ26は、第1シェル10aの内面上に固定された軸受組立体52を備えている。軸受組立体52は、第1シェル10aの内面に対して垂直に立設された枢軸53と、一対の軸受を介して枢軸53に回転自在に支持された円筒形状のスリーブ54と、を有している。枢軸53の延出端は、第2シェル10bの外側からねじ込まれた固定ねじ56により第2シェルにねじ止めされている。これにより、枢軸53は第1および第2シェル10a、10bに両持ち支持されている。軸受部として機能する軸受組立体52は、スピンドルモータ22に対し、筐体10の長手方向に並んで配設されている。
キャリッジ26は、スリーブ54から延出したアーム58、アームの先端から延出した細長い板状のサスペンション60、スリーブ54からアームと反対方向に延出した支持フレーム62を備えている。サスペンション60の延出端には、図示しないジンバル部を介して磁気ヘッド24が支持されている。磁気ヘッド24はサスペンション60のばね力により磁気ディスク20表面に向かって所定のヘッド荷重が印加されている。支持フレーム62には、VCM28を構成するボイスコイル64が一体的に固定されている。
キャリッジ26を軸受組立体52の回りで回動させるVCM28は、第1シェル10a上に固定され互いに隙間を置いて対向した一対のヨーク63と、一方のヨークの内面に固定されボイスコイルに対向した図示しない磁石と、を備えている。ボイスコイル64に通電することにより、キャリッジ26は、図3に示す退避位置と磁気ディスク20の表面上に位置する動作位置との間を回動し、磁気ヘッド24は磁気ディスク20の所望のトラック上に位置決めされる。第1シェル10aに固定された電磁ラッチ32は、退避位置に移動したキャリッジ26をラッチし、HDDが衝撃等の外力を受けた際、キャリッジ26が退避位置から作動位置へ移動することを防止する。
ランプロード機構30は、第1シェル10aの内面に固定され磁気ディスク20の周縁部に対向したランプ部材70と、サスペンション60の先端から延出し係合部材として機能するタブ72と、を備えている。ランプ部材70は板材を折り曲げて形成され、タブ72が係合可能なランプ面73を有している。キャリッジ26が磁気ディスク20の内周部から磁気ディスク外周の退避位置まで回動すると、タブ72は、ランプ部材70のランプ面73に係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられ、磁気ヘッド24のアンロード動作を行う。キャリッジ26が退避位置まで回動すると、タブ72はランプ部材70のランプ面73上に支持され、磁気ヘッド24は磁気ディスク20の表面から離間した状態に保持される。
基板ユニット34は、フレキシブルプリント回路基板により形成された本体34aを有し、この本体34aは第1シェル10aの内面に固定されている。本体34a上にはヘッドIC、ヘッドアンプ等の電子部品が実装されている。基板ユニット34は本体34aから延出したメインフレキシブルプリント回路基板(以下、メインFPCと称する)34bを有している。メインFPC34bの延出端は、キャリッジ26の軸受組立体52近傍に接続され、更に、アーム58およびサスペンション60上に設けられた図示しないケーブルを介して磁気ヘッド24に電気的に接続されている。基板ユニット34の本体底面には制御回路基板12と接続するためのコネクタ34cが実装されている。このコネクタ34cは、第1シェル10aに形成された開孔を介して第1シェルの実装面11に露出している。
プリント回路基板からなる制御回路基板12は筐体10の実装面11とほぼ等しいの長さおよび幅を有した矩形状を有している。制御回路基板12には、実装面に形成された図示しない凸部7にそれぞれ対応した円形の開口72a、72bが形成されている。制御回路基板12の4つの角部は、それぞれ斜めに、例えば、各辺に対して45度の角度で斜めに切欠かれ、それぞれ切欠き部77を形成している。制御回路基板12上には、複数の電子部品74、およびコネクタ71が実装されているとともに、HDDを外部機器と電気的に接続するためのフレキシブルプリント回路基板76が接続されている。フレキシブルプリント回路基板76は制御回路基板12の一方の短辺から外方に引き出され、その延出端には複数の接続端子75が形成されている。
制御回路基板12は、筐体10の実装面11に重ねて配置され、複数のねじにより第1シェル10aにねじ止めされている。この際、制御回路基板12は、4つの辺が実装面11の4辺とそれぞれ整列した状態、つまり、実装面11の4辺と一致した状態で配置されている。制御回路基板12上に実装されたコネクタ71は、基板ユニット34のコネクタに接続される。
制御回路基板12の4つの角部に形成された切欠き部77は、それぞれ実装面11の4つの角部に位置している。これにより、実装面11の4つの角部は制御回路基板12によって覆われることなく外部に露出している。実装面11の露出した4つの角部を含む筐体10の角部は、制御回路基板12に接触することなく筐体を保持するための保持部78をそれぞれ構成している。
以上のように構成されたHDDによれば、ディスク駆動装置21のクランプリング44は、それぞれ取外し用の治具を係合可能な複数の透孔82と、それぞれ透孔82間で内周縁に沿って形成され、ハブ43の外周面との間に隙間を規定した複数の切欠き部84と、を有している。そのため、スピンドルモータ22のハブ43や磁気ディスク20を傷付けることなく、クランプリング44を容易に取外すことができる。従って、ディスク駆動装置21およびHDDのリペア、調整等を容易に、かつ安価に行うことができる。
また、上記HDDによれば、筐体10を構成した第1および第2シェル10a、10bは、一方のシェルに立設された支持ポスト18により互いに所定の隙間を置いて対向支持されている。そのため、筐体10に外力が作用した場合でも、筐体10および内部に収納された構成要素の損傷を防止することができる。支持ポスト18を用いることにより、第1および第2シェル10a、10b間のねじ止め箇所を少なくし、組立性、メインテナンス性を向上することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上述した実施形態において、クランプリング44の係合部は透孔82により構成したが、これに限らず、係合部は、図8に示すように、クランプリング44の内周縁に開口したスリット90によって構成していもよい。切欠き部84は円弧状に限らず、他の形状としてもよい。また、係合部および切欠き部の数は、それぞれ4つに限らず、2つ以上であればよい。
磁気ディスクおよびヘッドの数は1つに限らず、必要に応じて増加可能である。更に、磁気ディスクは、0.85インチに限らず、1.8インチあるいは2.5インチとしてもよい。
磁気ディスクおよびヘッドの数は1つに限らず、必要に応じて増加可能である。更に、磁気ディスクは、0.85インチに限らず、1.8インチあるいは2.5インチとしてもよい。
10…筐体、 10a…第1シェル、 10b…第2シェル、 12…制御回路基板、
18…支持ポスト、 20…磁気ディスク、 21…ディスク駆動装置、
22…スピンドルモータ、 24…磁気ヘッド、 26…キャリッジ、
28…VCM、 30…ランプロード機構、 34…基板ユニット、
43…ハブ、 44…クランプリング、 82…透孔、 84…切欠き部
18…支持ポスト、 20…磁気ディスク、 21…ディスク駆動装置、
22…スピンドルモータ、 24…磁気ヘッド、 26…キャリッジ、
28…VCM、 30…ランプロード機構、 34…基板ユニット、
43…ハブ、 44…クランプリング、 82…透孔、 84…切欠き部
Claims (10)
- 枢軸と、枢軸に回転自在に支持されロータを構成したほぼ円筒形状のハブと、を有したスピンドルモータと、
前記ハブの外周に同軸的に嵌合されたディスク状の記録媒体と、
前記ハブの端部に嵌合され前記記録媒体の保持した環状のクランプ部材と、を備え、
前記クランプ部材は、前記ハブの外周面に嵌合した内周縁と、円周方向に離間して設けられ、それぞれ取外し用の治具を係合可能な複数の係合部と、それぞれ前記係合部間で前記内周縁に沿って形成され、前記ハブの外周面との間に隙間を規定した複数の切欠き部と、を有しているディスク駆動装置。 - 前記係合部は、それぞれ前記クランプ部材に形成された透孔をそれぞれ有している請求項1に記載のディスク駆動装置。
- 前記係合部は、それぞれ前記クランプ部材に形成され前記内周縁に開口したスリットをそれぞれ有している請求項1に記載のディスク駆動装置。
- 前記係合部は、前記クランプ部材の円周方向に沿って等間隔離間して3個以上設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の駆動ディスク装置。
- 前記切欠き部は、前記係合部と同数設けられ、前記クランプ部材の円周方向に沿って前記係合部と交互に並んで設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のディスク装置。
- 前記切欠き部および係合部は、前記ハブの回転中心に対して点対称に設けられている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の駆動ディスク装置。
- 前記各切欠き部は円弧状に形成され、前記ハブの内周面と最も隙間の大きい部分が前記隣合う係合部間の中間に位置している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の駆動ディスク装置。
- 前記枢軸と前記ハブとの間に設けられ、前記ハブを回転自在に支持した流体軸受を備えている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のディスク駆動装置。
- 筐体と、
前記筐体内に配設された請求項1ないし8のいずれか1項に記載のディスク駆動装置と、
前記記録媒体に対して情報処理を行うヘッドと、
前記筐体内に設けられ、前記ヘッドを移動自在に支持しているとともに前記ヘッドを前記記録媒体に対して移動させるヘッドアクチュエータと、
を備えたディスク装置。 - 前記筐体は、前記ハブと対向して設けられ、前記ハブを前記筐体の外側から支持するための治具を挿通可能な透孔を有している請求項9に記載のディスク装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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