JP2005339351A - 商品販売陳列ケース - Google Patents

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Koji Kawakami
浩二 川上
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Abstract

【課題】商品収納量を増し、オープンショーケースとしての見栄えを良くし、商品の取り出し性を良くする。
【解決手段】上下移動部13を棚部10の最上段から最下段までの各停止位置の間でのみ移動可能に設けて、上下移動部13が所定の棚部に対応した待機位置に移動した状態において商品受取部14で受け取った商品を本体ケース1の外部に取り出せる位置に商品取出口7を設ける。このため本体ケース1の下方域に棚部10を設けられるので商品の収納量が増す。また所定の棚部10をほぼ中段位置の棚部とすれば、商品取出口7の位置が本体ケース1のほぼ中段位置になるので、ショーケースとして見栄えが良く、自動販売機モードのときに商品が取り出し易い。また待機位置にある上下移動部13が棚部10の前側に配置してあるのでオープンショーケースのときに商品が取り出し易い。さらに傾斜手段によって商品を前傾姿勢にするので商品が取り出し易い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商品販売陳列ケースに関するものである。
従来、前面扉を閉じて施錠した状態では商品の無人販売が可能な自動販売機として使用できる一方、前面扉を解錠した状態では購入者が前面扉を自由に開閉して商品の取り出しが可能な有人販売用のオープンショーケースとして使用できる商品販売陳列ケース(ショーケース兼用形自動販売機)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この商品販売陳列ケースは、本体ケース、前面扉、商品搬出手段、および購入操作部を備えて構成してある。
本体ケースは、前面に開口し、内部に複数段の商品陳列棚を有するとともに、前面開口の下方部において外部に露出する位置に商品取出口を有している。商品陳列棚は、それぞれ前後方向に沿って水平に配置されており、それぞれの上面に販売すべき商品が配置してある。
前面扉は、本体ケースの前面開口に対して開閉するように観音扉状に設けたもので、該本体ケースの前面開口を閉塞した状態において施錠可能である。この前面扉には、本体ケースの前面開口を閉塞した状態においても商品陳列棚の商品を視認できるように、例えば透明ガラスが嵌め込んである。
商品搬出手段は、商品を受容する商品受取部を、本体ケースの内部において商品陳列棚の前方域に移動可能に配設して構成したもので、任意の商品陳列棚に配置された商品を商品受取部に受容し、これを商品取出口に通じる商品落下供給部まで搬出することが可能である。
購入操作部は、所望とする商品の選択や硬貨の投入等、購入者によって商品購入操作が行われる部分である。
上記のような構成を有する商品販売陳列ケースは、前面扉によって本体ケースの前面開口を閉塞・施錠した場合に一般の自動販売機と同様に機能する。すなわち、購入者が購入操作部を通じて商品購入操作を行うと、この商品購入操作に応じて商品搬出手段が適宜駆動することにより、購入者が所望とする商品が商品陳列棚から商品落下供給部まで搬出され、さらに該商品落下供給部から商品取出口まで落下する態様で払い出されることになり、商品販売に際して販売員を要しない。
一方、前面扉を解錠した場合には、上記商品販売陳列ケースをオープンショーケースとして機能させることができる。すなわち、前面扉を解錠した場合には、購入者が前面扉を自由に開閉できるため、商品陳列棚から直接商品を取り出すことができるようになる。この場合には、商品販売に際して販売員が必要になるものの、短時間に大量の商品を販売することが可能となる。
特開平1−149192号公報
従来の商品販売陳列ケースにおいて、商品搬出手段は、最下段の商品陳列棚よりも下方の位置で待機する。そして、商品取出口は、待機位置にある商品搬出手段に対応する位置、もしくは待機位置にある商品搬出手段よりも下方の位置であって、本体ケースの下方の位置に配置してある。このため、商品取出口からの商品の取り出し性が悪いという問題がある。
また、商品搬出手段は、商品受取部を左右方向に移動させる左右移動部と、左右移動部を上下方向に移動させる上下移動部とで商品受取部を上下左右方向に移動させる移動機構を構成してある。この構成において、商品搬出手段の待機位置および商品取出口が本体ケースの下方の位置にあるので、本体ケースの下方の領域に商品陳列棚および前面扉を設けていない。このため、本体ケースの下方の領域に商品を収納することができないので、本体ケースの大きさに対して商品収納量が少なくなる。また、本体ケースの下方の広い領域が商品を陳列しない領域であるため、オープンショーケースとして商品陳列の見栄えが損なわれてしまう。
また、オープンショーケースとして使用する場合では、購入者が商品陳列棚から直接商品を取り出すが、商品陳列棚が水平に配置してあるため、手前の商品を取り出した後では、次の商品が奥にあるので取り出し難い。特に上側や下側の商品陳列棚では、商品が見難くなる、商品に手が届き難くなるなど、購入操作性の点で必ずしも良好なものとはいえない。
本発明は、上記実情に鑑みて、商品収納量を増すことができ、またオープンショーケースとしての見栄えを良くすることができ、また商品の取り出し性を良くすることができる商品販売陳列ケースを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る商品販売陳列ケースは、本体ケースの内部に配置してあり、上下方向に複数段設けた棚部を有し、商品を前後に並べる商品収納ラックを前記棚部の左右方向に複数配置した商品陳列棚と、前記本体ケースの内部にて前記商品陳列棚の前方域に配設してあり、上下方向に移動する上下移動部を有し、前記各商品収納ラックに配置した商品を受け取る態様で左右方向に移動する商品受取部を前記上下移動部に設けた商品搬出手段とを備え、販売指令に応じて前記商品搬出手段を移動させて前記商品収納ラックに配置された商品を商品取出口に搬出する商品販売陳列ケースにおいて、前記商品取出口は、前記上下移動部が所定の棚部に対応した待機位置に移動した状態で、前記商品受取部で受け取った商品を前記本体ケースの外部に取り出せる態様で設けてあることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る商品販売陳列ケースは、本体ケースの内部に配置してあり、上下方向に複数段設けた棚部を有し、商品を前後に並べる商品収納ラックを前記棚部の左右方向に複数配置した商品陳列棚と、前記本体ケースの内部にて前記商品陳列棚の前方域に配設してあり、上下方向に移動する上下移動部を有し、前記各商品収納ラックに配置した商品を受け取る態様で左右方向に移動する商品受取部を前記上下移動部に設けた商品搬出手段と、前記商品陳列棚を前記本体ケースの外部から臨む前面開口に対して開閉可能に配設し、前記本体ケースの前面開口を閉塞した状態において施錠可能な前面扉とを備え、前記前面扉によって前記本体ケースの前面開口を閉塞した状態で販売指令に応じて前記商品搬出手段を移動させて前記商品収納ラックに配置された商品を商品取出口に搬出する一方、前記本体ケースの前面開口を開放した状態で前記商品収納ラックに配置された商品を直接取り出せる商品販売陳列ケースにおいて、前記商品取出口は、前記上下移動部が所定の棚部に対応した待機位置に移動した状態で、前記商品受取部で受け取った商品を前記本体ケースの外部に取り出せる態様で設けてあり、前記上下移動部は、前記所定の棚部に対応した待機位置に移動した状態において前記各商品収納ラックに配置された商品を直接取り出せる態様で配置してあることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る商品販売陳列ケースは、上記請求項1または2において、前記所定の棚部は、ほぼ中段位置の棚部として設定してあることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る商品販売陳列ケースは、上記請求項2または3において、前記商品収納ラックに配置した商品を前傾姿勢で保持する傾斜手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る商品販売陳列ケースは、上下移動部が所定の棚部に対応した待機位置に移動した状態において商品受取部で受け取った商品を本体ケースの外部に取り出せる位置に商品取出口を設けた。このため、商品搬出手段の待機位置に棚部が設けられるので商品の収納量を増すことができる。
また、所定の棚部をほぼ中段位置の棚部として設定してあるので、商品取出口の位置が本体ケースのほぼ中段位置になる。このため、本体ケースの下方域に商品取出口を設けた構成と比較してショーケースとして見栄えを良くすることができる。また、自動販売機として使用するときに商品の取り出し性を向上することができる。
また、待機位置にある上下移動部が、各商品収納ラックに配置された商品を直接取り出せる態様で配置してある。例えば、待機位置にある上下移動部が棚部の前側に配置してある。このため、オープンショーケースとして使用するときに商品が取り出し易い。さらに、傾斜手段によって商品を前傾姿勢にするので、商品の取り出し性を向上することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品販売陳列ケースの好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
商品販売陳列ケースの全体構成について説明する。図1は本発明に係る商品販売陳列ケースの一例を示す前面図、図2は図1に示す商品販売陳列ケースの平断面図(A−A断面図)、図3は図1に示す商品販売陳列ケースの側断面図(B−B断面図)である。
図1〜図3に示すように、商品販売陳列ケースは、本体ケース1の内部に商品を収納する。本体ケース1は、断熱筐体を構成し、前面側に前面開口2を有している。前面開口2には、前面扉3が設けてある。前面扉3は、枠体3aにガラスなどの透明板材3bを嵌め込んだものである。前面扉3は、本実施例では引き戸を構成してあり、左右一対で前面開口2を開閉可能に配設してある。また、本体ケース1と前面扉3との間には、施錠装置4が設けてある。施錠装置4は、本体ケース1の前面側からの施錠/解錠操作により前面扉3の開閉を許可/拒否状態とする。
図2および図3に示すように、本体ケース1は、後面側に後面開口5を有している。後面開口5には、後面扉6が設けてある。後面扉6は、本実施例では引き戸を構成してあり、左右一対で後面開口5を開閉可能に配設してある。また、図には明示しないが本体ケース1と後面扉6との間には、施錠装置が設けてある。施錠装置は、施錠/解錠操作により後面扉6の開閉を許可/拒否状態とする。
本体ケース1の前面側には、商品取出口7が設けてある。商品取出口7は、前面開口2の側部であって、当該前面開口2の一部に掛かる形態で配置してある。具体的に商品取出口7は、図1に示すように矩形状を呈した前面開口2の側部において、当該前面開口2の一部に掛かって開口部分を一部閉塞する態様で配置してある。そして、前面開口2を開閉する前面扉3は、本実施例では前面から向かって右側の前面扉3が、商品取出口7を避ける態様で右側部が一部切り欠いて形成してある。このように配置した商品取出口7は、矩形状に開口して本体ケース1の内外に通じてなり、取出扉7aによって開閉可能である。取出扉7aは、例えば上端が商品取出口7の上縁に軸支され、前上方向に回動して商品取出口7を開放する。また、取出扉7aは、自重あるいは不図示の錘によって自動で商品取出口7を閉塞するように回動する。
取出扉7aと本体ケース1との間には、取出扉ロック機構7bおよび取出扉開閉検出センサ7cが設けてある。取出扉ロック機構7bは、不図示の電磁ソレノイドの駆動により、取出扉7aと本体ケース1との間を施錠/解錠するものある。取出扉ロック機構7bは、施錠した場合に商品取出口7に対する取出扉7aの開放を阻止する一方、解錠した場合に商品取出口7に対する取出扉7aの開放を許容する。取出扉開閉検出センサ7cは、商品取出口7に対して取出扉7aが開放状態にあるか否かを検出するためのものである。
前面扉3で開閉される前面開口2の内側部位であって、本体ケース1の内部後側には、商品の収納庫8が構成してある。収納庫8には、商品陳列棚9が配置してある。商品陳列棚9は、前面から向かって本体ケース1の外部から前面開口2の開口範囲に臨める範囲内において、上下方向に複数段(本実施例では7段)設けた棚部10を有してある。棚部10には、商品を前後に並べる商品収納ラック11が当該棚部10の左右方向に複数(本実施例では9個)配置してある。ところで、前記商品取出口7は、棚部10の前側に配置してあり、当該商品取出口7が前側にある棚部10の位置には、商品収納ラック11を配置していない。本実施例では、商品取出口7が、ほぼ中段位置である下から3段目および4段目の棚部10の前側に配置してあり、当該商品取出口7が前側にある棚部10において、前面から向かって右から2つ目までの商品収納ラック11を配置していない。すなわち、本実施例において下から3段目および4段目の棚部10には、前面から向かって左から7個の商品収納ラック11が配置してある。
図3に示すように、商品収納ラック11は、前後に平行配置したローラ12a,12bに無端状の搬送ベルト12cを掛け回した搬送手段12を設けてある。搬送ベルト12cは、水平に配置してある。そして、搬送手段12は、搬送ベルト12cの上面に商品が配置された状態でローラ12a,12bを駆動した場合に、商品を後方から前方(商品搬送方向)に向けて搬送する。
本体ケース1の内部前側であって、商品陳列棚9の前方域には、商品搬出手段が設けてある。商品搬出手段は、上下移動部13と商品受取部14とを備えている。上下移動部13は、本体ケース1の内部において左右方向に渡って水平に設けた板状体であって、商品陳列棚9の前方域を上下方向(図3に示す矢印Y方向)に移動可能に設けてある。また、商品受取部14は、上下移動部13の上面に設けてあって、各商品収納ラック11に配置した商品を受け取る態様で左右方向(図2に示す矢印X方向)に移動可能に設けてある。
上下移動部13は、商品収納ラック11の商品を商品受取部14で受け取ることができる停止位置に移動する態様で、図3に一点鎖線で示すように棚部10の最上段と最下段との間でのみ移動する。さらに、上下移動部13は、図1〜図3に実線で示すように所定の棚部10(本実施例では下から3段目の棚部10)に対応した待機位置に移動する。待機位置にある上下移動部13は、所定の棚部10の前側に位置してある。この所定の棚部10の前側の位置は、上下移動部13があっても当該所定の棚部10にある各商品収納ラック11から商品を直接取り出すことが可能な位置であり、かつ、全ての棚部10にある各商品収納ラック11から商品を直接取り出すことが可能な位置である。
商品受取部14は、上下移動部13が各停止位置にあるとき、商品収納ラック11から商品を受け取る受取位置に移動する。さらに、商品受取部14は、上下移動部13が待機位置に移動した状態では、商品収納ラック11から受け取った商品を商品取出口7から本体ケース1の外部に取り出せる取出位置に移動する。
なお、本実施例では、上下移動部13が停止位置にあって、商品受取部14が受取位置にあることを商品搬出手段が受取位置にあるという。また、上下移動部13が待機位置にあって、商品受取部14が取出位置にあることを商品搬出手段が待機位置にあるという。
また、商品搬出手段は、動力伝達機構15を備えている。動力伝達機構15は、商品受取部14に設けてあり、1つの商品収納ラック11の搬送手段12を駆動する。動力伝達機構15は、商品受取部14が商品収納ラック11に対応した受取位置にあるとき、商品収納ラック11の搬送手段12に駆動力を伝達する。駆動力が伝達された商品収納ラック11は、搬送ベルト12cが循環して当該搬送ベルト12c上に配置された商品を商品受取部14に向けて商品搬送方向に搬送する。
本体ケース1の外部であって、図1に示すように本体ケース1の右側部には、当該本体ケース1に連設された操作ユニット20が設けてある。操作ユニット20は、購入操作部として、商品を自動販売する際に金銭などの受容や払出しを行う課金部21と、商品の選択を行う操作部22とを有している。課金部21としては、紙幣を受容する紙幣口21a、硬貨を受容する硬貨口21b、つり銭や紙幣・硬貨の返却を指示する返却レバー21c、つり銭などを返却する返却口21dなどがある。操作部22としては、商品選択用のテンキーおよび決定キーなどの操作ボタン22a、選択した商品に係る番号または受容した金額やつり銭金額などを表示する表示パネル22bなどがある。
以下、商品搬出手段の詳細について説明する。図4は上下移動部移動機構を示す斜視図、図5は商品受取部移動機構を示す斜視図である。
図4に示すように、商品搬出手段は、上下移動部13を上下移動させる上下移動部移動機構25を有している。上下移動部移動機構25は、本体ケース1の内部の左右側壁に沿って配置した各側板26に設けてある。各側板26には、上下端部にそれぞれプーリ27が設けてある。各プーリ27には、無端状のタイミングベルト28が掛け回して設けてある。そして、一方の側板26において、タイミングベルト28の一部には、上下移動部13の左端部から延設した支持板29が固定してある。また、上下移動部13が固定されたタイミングベルト28の位置に対して各プーリ27を介した対称位置のタイミングベルト28の部位には、上下移動部13(および商品受取部14)の重量を保持するバランサー30が固定してある。また、他方の側板26においても一方の側板26と同様に、タイミングベルト28に上下移動部13の右端部から延設した支持板29、およびバランサー30が固定してある。さらに、各側板26の上端部のプーリ27は、回転軸31によって連結してある。この回転軸31は、モータ32によって回転駆動する。すなわち、モータ32の駆動により、各側板26にある各タイミングベルト28が同期して循環して、商品受取部14がバランサー30によって重量を保持されつつ上下移動する。
また、上下移動する上下移動部13の位置は、上下移動部位置検出手段33によって検出される。上下移動部位置検出手段33は、一方の側板26および当該側板26側に設けた支持板29に配置してある。一方の側板26には、上下移動部13が移動する上下方向に沿って位置検出板34および位置確認板35が並設してある。位置検出板34には、座標標識としての切欠溝34aが設けてあり、位置確認板35には、確認標識としての切欠溝35aが設けてある。各切欠溝34a,35aは、上下移動部13における上述の各停止位置および待機位置に対応して設けてある。これに対し、支持板29には、位置検出板34および位置確認板35をそれぞれ挟むようにフォトインタラプタからなる停止センサ36および確認センサ37が設けてある。各センサ36,37は、それぞれ切欠溝34a,35aの位置にくるとパルス信号を発生する。すなわち、上下移動する上下移動部13は、上下移動部位置検出手段33によって各停止位置および待機位置にあることを検出される。
図5に示すように、上下移動部13には、商品受取部14を上下移動部13の左右方向に移動させる商品受取部移動機構40が設けてある。商品受取部移動機構40は、上下移動部13をなす板体41に設けてある。板体41には、左右端部にそれぞれプーリ42が設けてある。各プーリ42には、無端状のタイミングベルト43が掛け回して設けてある。タイミングベルト43の一部には、商品受取部14が固定してある。また、一方のプーリ42は、モータ44によって回転駆動する。また、板体41には、左右方向であってタイミングベルト43と平行して左右方向に沿うガイド棒45aが固定してある。さらに、板体41には、左右方向であってタイミングベルト43と平行して左右方向に沿うガイドレール45bが設けてある。商品受取部14は、ガイド棒45aおよびガイドレール45bに沿って摺動可能に設けてある。すなわち、モータ44の駆動により、タイミングベルト43が循環して、商品受取部14がガイド棒45aおよびガイドレール45bに案内されつつ左右方向に移動する。
左右移動する商品受取部14の位置は、商品受取部位置検出手段46によって検出される。商品受取部位置検出手段46は、板体41および商品受取部14に配置してある。板体41には、商品受取部14が移動する左右方向に沿って位置検出板47および位置確認板48が並設してある。位置検出板47には、座標標識としての切欠溝47aが設けてあり、位置確認板48には、確認標識としての切欠溝48aが設けてある。各切欠溝47a,48aは、各受取位置にある商品受取部14の位置に対応して設けてある。これに対し、商品受取部14には、位置検出板47および位置確認板48をそれぞれ挟むようにフォトインタラプタからなる停止センサ49および確認センサ50が設けてある。各センサ49,50は、それぞれ切欠溝47a,48aの位置にくるとパルス信号を発生する。すなわち、左右方向に移動する商品受取部14は、商品受取部位置検出手段46によって各駆動位置にあることを検出される。
以下、商品受取部の詳細について説明する。図6は商品受取部を示す斜視図、図7は商品受取機構および動力伝達機構を示す平面図である。
商品受取部14は、上記商品搬出手段に設けてあり、上下方向および左右方向に移動して、上述した購入操作部の操作ボタン22aによって選択された商品収納ラック11に配置した商品を受け取り、かつ、当該商品を前記商品取出口7に搬出するものである。
商品受取部14は、図6に示すように、前後方向から見て凹形状をなす態様で底板51および左右の側板52を有してなる。底板51には、上述した商品受取部移動機構40のガイド棒45aを挿通するガイド穴51aと、ガイドレール45bに係合するローラ51bとが設けてある。さらに、図6には明示しないが底板51には、上述した商品受取部位置検出手段46の停止センサ49および確認センサ50が設けてある。
一方の側板52には、ストッパ解除機構53として、プッシャモータ54と、減速機55と、ナピアネジ56とを配置してある。プッシャモータ54とナピアネジ56とは、減速機55を介して連結してある。また、一方の側板52には、プッシャピン57が前後方向(図6に示す矢印Z方向)に移動可能に設けてある。このプッシャピン57は、ナピアネジ56に係合してある。さらに、一方の側板52には、プッシャピン位置検出手段58が設けてある。プッシャピン位置検出手段58は、プッシャピン57が前方へ退避した退避位置を検出する退避センサ58aと、プッシャピン57が後方に突出した突出位置を検出する突出センサ58bとを有してなる。
各側板52の間には、商品受取機構としてのベルトコンベア60が配置してある。図7に示すようにベルトコンベア60は、2本のガイドローラ61,62と、その2本のガイドローラ61,62に掛け回した無端状の運搬ベルト63とを備えてある。ガイドローラ61は、商品受取部14の前方下側の位置で各側板52に対して回動可能に支持してある。ガイドローラ62は、商品受取部14の後方であってガイドローラ61よりも上側の位置で各側板52に対して回動可能に支持してある。すなわち、運搬ベルト63は、商品受取部14の後方から前方に向けて前傾して設けてある。また、ベルトコンベア60の下方域には、コンベアモータ64が搭載されている。コンベアモータ64は、他方の側板52に配置してあって、ベルトコンベア60のガイドローラ61に対して減速機65を介して連結してある。
各側板52の間には、上述した動力伝達機構15が配置してある。動力伝達機構15は、2個のプーリ66,67と、その2個のプーリ66,67に掛け回した無端状のタイミングベルト68とを備えてある。プーリ66は、他方の側板52に配置してあって、前記ベルトコンベア60のガイドローラ61と同軸構造で減速機65を介してコンベアモータ64に連結してある。プーリ67は、他方の側板52に配置してある。このプーリ67には、伝達軸69の一端が同軸に固定してある。伝達軸69の他端は、一方の側板52に回転可能に支持してある。伝達軸69の他端には、ギア70が同軸に固定してある。また、伝達軸69の他端には、揺動板71が当該伝達軸69を中心として揺動可能に取り付けてある。揺動板71には、連結ギア72が回転可能に取り付けられている。連結ギア72は、ギア70に噛合しており、揺動板71の揺動にともなってギア70に対して噛合状態を保ちながら当該ギア70の周方向に移動する。また、揺動板71は、上述したナピアネジ56に係合してある。
各側板52の間であって、商品受取部14の凹形状の前側となる位置には、当該凹形状を開閉する態様でフラッパ73が設けてある。フラッパ73は、その上端が各側板52の上端側に揺動可能に支承してあり、その下端が自由端として設けてある。また、他方の側板52には、フラッパ73の開閉を検出するフラッパセンサ74が設けてある。フラッパセンサ74は、フラッパ73から延出した検出片73aを検知することによって、フラッパ73が商品受取部14の前側を閉塞している旨を検出する。
各側板52には、商品受取部14の凹形状の内部に商品が取り込まれたことを検出する一方、当該商品が商品受取部14の凹形状の外部に取り出されたことを検出する商品検出手段75として商品検出センサ75a,75b,75cが設けてある。各商品検出センサ75a,75b,75cは、各側板52の間で対向配置してある投受光センサからなる。商品検出センサ75aは、商品受取部14の後方であって、前傾したベルトコンベア60の上端の上側に配置してある。商品検出センサ75bは、商品受取部14の前後方向のほぼ中央であって、前傾したベルトコンベア60の中程の上側に配置してある。商品検出センサ75cは、商品受取部14の前方であって、前傾したベルトコンベア60の下端の上側に配置してある。この配置により、商品検出センサ75a,75bは、主に商品受取部14の後方から商品が取り込まれたことを検出し、商品検出センサ75cは、主に商品受取部14の前方から商品が取り出されたことを検出する。
上記構成の商品受取部14は、プッシャモータ54を駆動すると、減速機55を介してナピアネジ56が回動する。そして、ナピアネジ56の回動によってプッシャピン57が商品受取部14の後方に向けて突出することになる。同時に、ナピアネジ56の回動によって揺動板71が後方に向けて回動し、連結ギア72がギア70に対して噛合状態を保ちながら商品受取部14の後方に向けて突出することになる。プッシャピン57および連結ギア72の突出は、突出センサ58bによって検出される。また、プッシャモータ54をさらに駆動すると、減速機55を介してナピアネジ56が回動する。そして、ナピアネジ56の回動によってプッシャピン57が商品受取部14の前方に向けて退避することになる。同時に、ナピアネジ56の回動によって揺動板71が前方に向けて回動し、連結ギア72がギア70に対して噛合状態を保ちながら商品受取部14の前方に向けて退避することになる。プッシャピン57および連結ギア72の退避は、退避センサ58aによって検出される。
また、商品受取部14は、コンベアモータ64を駆動すると、減速機65を介してガイドローラ61が回動する。そして、ガイドローラ61の回動によって運搬ベルト63が循環することになる。同時に、ガイドローラ61の回動にともなってプーリ66も回動する。そして、プーリ66の回動によってタイミングベルト68が循環する。このタイミングベルト68の循環によってプーリ67が伝達軸69をともなって回動してギア70が回動し、当該ギア70に噛合している連結ギア72が回動することになる。
以下、商品収納ラックの詳細について説明する。図8は商品収納ラックを示す斜視図、図9は商品収納ラックを示す側面図、図10は商品収納ラックの動作を示す側面図である。
上述したように商品収納ラック11には、前後に配置した各ローラ12a,12bに無端状の搬送ベルト12cを掛け回した搬送手段12が設けてある。搬送手段12は、搬送ベルト12cを介して前側のローラ12aを駆動ローラ(以下駆動ローラという)として構成し、後側のローラ12bを従動ローラ(以下従動ローラという)として構成してある。各ローラ12a,12bは、商品収納ラック11の基体をなすフレーム80に回転可能にして取り付けてある。フレーム80は、前後方向から見て凹形状をなす態様で左右側板80aおよび底板80bを有してなる。前記ローラ12a,12bは、左右側板80aの間に回転可能に支持してある。また、フレーム80の一方の側板80aの外部には、駆動ローラ12aの回転軸81が延出してある。この回転軸81には、駆動ローラ12aと同軸上に駆動ギア82が固定してある。なお、駆動ギア82は、上述した商品受取部14において後方に向けて突出した連結ギア72に噛合する。そして、駆動ギア82は、連結ギア72の回動にともなって回動する。すなわち、商品収納ラック11の搬送手段12は、商品受取部14から駆動力を伝達されて駆動する。
フレーム80の一方の側板80aには、ストッパ機構83が設けてある。ストッパ機構83は、円筒カム84と、ストッパ板85と、スライダ86とを有してなる。円筒カム84は、側板80aの前後方向に延在する軸線上に回動可能に設けてある。円筒カム84は、円筒状の周面上に延在するリブ状のカム突起84aを形成してある。ストッパ板85は、円筒カム84の前端に固定してある。スライダ86は、円筒カム84の下方であって側板80aの前後方向(図8に示す矢印Z方向)に移動可能に設けてある。スライダ86は、円筒カム84に向けて上方に延在する一対のカムガイド86aを形成してある。カムガイド86aは、その間にカム突起84aを挟む態様で当該カム突起84aに係合してある。また、スライダ86の後側には、当該スライダ86の前後方向への移動を支持する支持軸86bが設けてある。支持軸86bには、コイルバネからなる復帰バネ86cが巻装してあり、スライダ86を常に前方に押し出す態様で弾性付勢している。
ストッパ機構83は、スライダ86が復帰バネ86cによって前方に押し出されている通常の状態では、ストッパ板85が、各側板80aの間に延在して搬送手段12の前側を塞ぐ形態となる。一方、スライダ86が復帰バネ86cの付勢力に抗して後方に押し込まれて移動した状態では、カムガイド86aの移動にともなってカム突起84aが案内されて、円筒カム84とともにストッパ板85が図8に示す矢印V方向に回動する。回動したストッパ板85は、図8に二点鎖線で示すように各側板80aの間から離反して搬送手段12の前側を開放する形態となる。なお、スライダ86は、上述した商品受取部14のストッパ解除機構53において後方に向けて突出したプッシャピン57によって後方に押し込まれる。すなわち、商品収納ラック11のストッパ機構83は、商品受取部14からの作動によってストッパ板85を回動する。
図8および図9に示すように、フレーム80の各側板80aの間には、傾斜手段90が設けてある。傾斜手段90は、傾斜部91および傾斜支持部92を有してなる。傾斜部91は、略コ字状の枠体からなり、略コ字状の開口する各端部において外側に延在する支軸91aを設けてある。支軸91aは、搬送手段12の搬送ベルト12cの上面よりも下側の位置で各側板80aの前側にそれぞれ回動可能に支承してある。傾斜部91は、支軸91aを側板80aに支承した状態で搬送手段12の左右側方および後方を囲む態様で配設してある。傾斜支持部92は、傾斜部91の略コ字状の閉塞する部分に回動可能に設けてあり、図8および図9において後方に延在する棒状の係合バー92aを有してある。また、傾斜支持部92は、係合バー92aの延在する先端が挿通係合する係合凹部92bを、搬送手段12におけるフレーム80の底板80bの後側上面に設けてある。
傾斜手段90は、図9に示すように傾斜支持部92の係合バー92aを係合凹部92bに係合していない状態では、傾斜部91が搬送手段12の搬送ベルト12cの上面よりも下側の位置でほぼ平行な状態で配置される。この状態では、商品Sが搬送ベルト12cの上面に配置されて、搬送手段12によって当該商品Sを搬送することが可能である。一方、図10に示すように傾斜支持部92の係合バー92aを係合凹部92bに係合した状態では、傾斜部91が支軸91aの周りに回動して後側が持ち上げられ、かつ、傾斜支持部92によって傾斜部91の後側が持ち上がった位置で保持される。この状態では、傾斜部91が前傾姿勢となり、搬送ベルト12cの上面に配置された商品Sを当該搬送ベルト12cから離反させつつ前傾姿勢で保持することになる。なお、図10に示すように前傾姿勢とされた商品Sは、ストッパ機構83のストッパ板85によって搬送手段12の前側から崩れ落ちないように支持される。なお、傾斜手段90の上記操作は、後面扉6を開けて本体ケース1の後面開口5を開放して、当該後面開口5から手動で行う。あるいは、傾斜手段90の上記操作を、自動で行っても良い。この場合、例えば別の傾斜支持部として、傾斜部91の略コ字状の閉塞する部分を上下動させるソレノイドを採用することが考えられる。
以下、上述した構成の商品販売陳列ケースの動作制御を説明する。図11は本発明に係る商品販売陳列ケースの機能ブロック図、図12は本発明に係る商品販売陳列ケースの動作を示すフローチャートである。
図11に示すように、制御部100には、操作部22、施錠装置4、取出扉ロック機構7b、取出扉開閉検出センサ7c、上下移動部移動機構25、上下移動部位置検出手段33、商品受取部移動機構40、商品受取部位置検出手段46、ストッパ解除機構53、プッシャピン位置検出手段58、動力伝達機構15、商品検出手段75、メモリ101、駆動伝達量検出手段102が接続してある。
メモリ101には、商品搬出手段の上下移動部13における各棚部10に対する各アクセス位置(停止位置)、上下移動部における所定の棚部10に対するアクセス位置(待機位置)、商品受取部14における各商品収納ラック11への各アクセス位置(受取位置)、および上下移動部13が待機位置にあるときの商品受取部14における商品取出口7に対するアクセス位置(取出位置)が記憶してある。また、駆動伝達量検出手段102は、動力伝達機構15による商品収納ラック11の搬送手段12への動力の伝達量を検出して制御部100に検出信号を出力する。この駆動伝達量検出手段102は、動力の伝達量として動力の伝達時間、あるいは動力を発生するモータの回転数などを検出するものであればよい。
制御部100は、施錠装置4の施錠状態により自動販売機モードの設定を行い、施錠装置4の解錠状態によりショーケースモードの設定を行う。また、制御部100は、操作部22の操作ボタン22aの操作に応じた操作信号を入力し、その旨を表示パネル22bに表示する。また、制御部100は、上下移動部移動機構25を駆動するとともに上下移動部位置検出手段33からの検出信号により、操作部22で指定された商品収納ラック11(商品)のある棚部10に対応した停止位置、あるいは所定の棚部10に対応した待機位置に上下移動部13を移動させる。また、制御部100は、商品受取部移動機構40を駆動するとともに商品受取部位置検出手段46からの検出信号により、操作部22で指定された商品収納ラック11(商品)に対応する受取位置、あるいは商品取出口7に対応した取出位置に商品受取部14を移動させる。また、制御部100は、ストッパ解除機構53を駆動するとともにプッシャピン位置検出手段58からの検出信号により、プッシャピン57を突出位置あるいは退避位置に移動し、同時に、動力伝達機構15の連結ギア72を商品収納ラック11における搬送手段12の駆動ギア82に噛合させる。また、制御部100は、動力伝達機構15のギア70を駆動させて、搬送手段12を動作させる。また、制御部100は、商品検出手段75からの検出信号により、動力伝達機構15のギア70を停止させる。また、制御部100は、商品取出口7の取出扉7aを閉塞させるための取出扉ロック機構7bを駆動させる。
図12に基づいて商品販売陳列ケースの動作について説明する。なお、初期の状態において上下移動部13は待機位置にあり、かつ、商品受取部14は取出位置にある。すなわち、商品搬出手段は、初期の状態にて待機位置にある。
図12に示すように、施錠装置が施錠状態にあるとき(ステップS1:Yes)、商品販売陳列ケースは、自動販売機モードになり以下の動作を行う。
自動販売機モードでは、課金部21の紙幣口21aまたは硬貨口21bから貨幣の投入が行われると(ステップS2:Yes)、操作ボタン22aの押下が有効となる。操作ボタン22aは、商品収納ラック11のアドレスに対応し、例えば、最上段の棚部10の商品収納ラック11に左側から1〜9のアドレスが付与されており、以下の段の棚部10の商品収納ラック11にそれぞれ左側から10〜18、19〜27、…のようにアドレスが付与されている。
操作ボタン22aを押下して、商品収納ラック11の選択が行われると(ステップS3:Yes)、次の工程に進む。なお、操作ボタン22aはいわゆるテンキーと確認キーで構成されているので、商品収納ラック11のアドレスに対応する番号を入力した後に確認キーを押下することにより、商品収納ラック11の選択が行われる(販売指令)。
次の工程では、販売指令に応じて、取出扉7aを閉塞状態でロックする(ステップS4)。そして、商品搬出手段を受取位置に移動する(ステップS5)。すなわち、選択された商品収納ラック11がある棚部10に対応する位置に上下移動部13を移動し、選択された商品収納ラック11に対応する位置に商品受取部14を移動する。
次に、商品受取部14を商品収納ラック11に連結する(ステップS6)。すなわち、商品受取部14のプッシャピン57を突出させることによって商品収納ラック11のストッパ板85を回動させて商品収納ラック11の前方を開放するとともに、商品受取部14の連結ギア72を商品収納ラック11の駆動ギア82に連結する。
次に、商品受取を開始する(ステップS7)。すなわち、動力伝達機構15を駆動することによって商品収納ラック11の搬送手段12を動作させるとともに、運搬ベルト63を動作させる。このため、商品収納ラック11に配置した商品を商品受取部14受け取ることになる。
商品受取部14に設けた商品検出手段75によって商品の受け取りが検出されると(ステップS8:Yes)、動力伝達機構15の駆動を停止して、商品受取部14を商品収納ラック11から離脱する(ステップS9)。すなわち、商品受取部14のプッシャピン57を退避させることによって商品収納ラック11のストッパ板85を回動させて商品収納ラック11の前方を閉塞するとともに、商品受取部14の連結ギア72を商品収納ラック11の駆動ギア82から離反させる。
次に、商品搬出手段を待機位置に移動する(ステップS10)。すなわち、所定の棚部10に対応する位置に上下移動部13を移動し、商品取出口7に対応する位置に商品受取部14を移動する。
次に、取出扉7aのロックを解除して、釣銭がある場合に釣銭を放出する(ステップS11)。したがって、取出扉7aが開放可能となり、取出扉7aの開放に従い内扉16が開放する。また、釣銭は、返却口21dに返却される。
最後に、商品受取部14にある商品が商品取出口7から取り出されれば(ステップS12:Yes)、本動作を終了する。
また、ステップS8において、商品受取部14が商品を受け取らなければ(ステップS8:No,ステップS13:Yes)、売り切れ表示を行う(ステップS14)。なお、商品が払い出されないとの判断は、動力伝達機構15が所定量駆動しても商品検出手段75が商品を検出しない場合に行われる。所定量駆動とは、例えば、動力伝達機構15が商品収納ラック11の搬送手段12に駆動力を伝達して、搬送ベルト12cに載置しうる全ての商品が商品受取部14に払い出されるまでの時間とすることができる。次に、該当する商品収納ラック11の選択を不可にする(ステップS15)。なお、該当する商品収納ラック11に商品を補充して売り切れ解除の設定を行うことにより、その商品収納ラック11の選択が可能となる。次に、ステップS9以降の工程を経て本作用を終了する。この場合、ステップS12の工程は除く。
一方、ステップS1において、施錠装置4が解錠状態にあるとき(ステップS1:No)、商品販売陳列ケースは、ショーケースモードになり以下の動作を行う。ショーケースモードでは、操作ユニット20の使用を不可とし(ステップS16)、取出扉7aをロックして(ステップS17)、本動作を終了する。その後、傾斜手段90を操作して、商品収納ラック11にある商品を前傾姿勢とする。
このように、商品販売陳列ケースは、商品を自動販売する自動販売機モードとして使用可能である一方、有人販売を前提としたオープンショーケースであるショーケースモードとしても使用することができる。
したがって、上述した構成の商品販売陳列ケースでは、商品搬出手段の上下移動部13を棚部10の最上段から最下段までの各停止位置の間でのみ移動可能に設けて、当該上下移動部13が所定の棚部に対応した待機位置に移動した状態において商品受取部14で受け取った商品を本体ケース1の外部に取り出せる位置に商品取出口7を設けてある。このため、最下段の棚部10の下方域を商品搬出手段の待機位置としてそこに商品取出口を設けた構成と比較して、本体ケース1の下方域に棚部10が設けられるので商品の収納量を増すことが可能になる。
また、所定の棚部10をほぼ中段位置の棚部として設定してあるので、本体ケース1の下方域に商品取出口7が無くなるのでショーケースとして見栄えを良くすることが可能になる。また、商品取出口7の位置が本体ケース1のほぼ中段位置に設けてあるので、自動販売機モードとして使用するときに商品が取り出し易くなる。
また、待機位置にある上下移動部13が、各商品収納ラック11に配置された商品を直接取り出せるように棚部10の前側に配置してあるので、オープンショーケースとして使用するときに商品が取り出し易い。さらに、傾斜手段によって商品を前傾姿勢にするので、商品が取り出し易くなる。
本発明に係る商品販売陳列ケースの一例を示す前面図である。 図1に示す商品販売陳列ケースの平断面図(A−A断面図)である。 図1に示す商品販売陳列ケースの側断面図(B−B断面図)である。 上下移動部移動機構を示す斜視図である。 商品受取部移動機構を示す斜視図である。 商品受取部を示す斜視図である。 商品受取機構および動力伝達機構を示す平面図である。 商品収納ラックを示す斜視図である。 商品収納ラックを示す側面図である。 商品収納ラックの動作を示す側面図である。 本発明に係る商品販売陳列ケースの機能ブロック図である。 本発明に係る商品販売陳列ケースの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 本体ケース
2 前面開口
3 前面扉
4 施錠装置
5 後面開口
6 後面扉
7 商品取出口
7a 取出扉
7b 取出扉ロック機構
7c 取出扉開閉検出センサ
9 商品陳列棚
10 棚部
11 商品収納ラック
12 搬送手段
12a,12b ローラ
12c 搬送ベルト
13 上下移動部
14 商品受取部
15 動力伝達機構
20 操作ユニット
22 操作部
22a 操作ボタン
22b 表示パネル
25 上下移動部移動機構
33 上下移動部位置検出手段
40 商品受取部移動機構
46 商品受取部位置検出手段
53 ストッパ解除機構
57 プッシャピン
58 プッシャピン位置検出手段
75 商品検出手段
83 ストッパ機構
90 傾斜手段
91 傾斜部
91a 支軸
92 傾斜支持部
92a 係合バー
92b 係合凹部
S 商品

Claims (4)

  1. 本体ケースの内部に配置してあり、上下方向に複数段設けた棚部を有し、商品を前後に並べる商品収納ラックを前記棚部の左右方向に複数配置した商品陳列棚と、
    前記本体ケースの内部にて前記商品陳列棚の前方域に配設してあり、上下方向に移動する上下移動部を有し、前記各商品収納ラックに配置した商品を受け取る態様で左右方向に移動する商品受取部を前記上下移動部に設けた商品搬出手段と
    を備え、販売指令に応じて前記商品搬出手段を移動させて前記商品収納ラックに配置された商品を商品取出口に搬出する商品販売陳列ケースにおいて、
    前記商品取出口は、前記上下移動部が所定の棚部に対応した待機位置に移動した状態で、前記商品受取部で受け取った商品を前記本体ケースの外部に取り出せる態様で設けてあることを特徴とする商品販売陳列ケース。
  2. 本体ケースの内部に配置してあり、上下方向に複数段設けた棚部を有し、商品を前後に並べる商品収納ラックを前記棚部の左右方向に複数配置した商品陳列棚と、
    前記本体ケースの内部にて前記商品陳列棚の前方域に配設してあり、上下方向に移動する上下移動部を有し、前記各商品収納ラックに配置した商品を受け取る態様で左右方向に移動する商品受取部を前記上下移動部に設けた商品搬出手段と、
    前記商品陳列棚を前記本体ケースの外部から臨む前面開口に対して開閉可能に配設し、前記本体ケースの前面開口を閉塞した状態において施錠可能な前面扉と
    を備え、前記前面扉によって前記本体ケースの前面開口を閉塞した状態で販売指令に応じて前記商品搬出手段を移動させて前記商品収納ラックに配置された商品を商品取出口に搬出する一方、前記本体ケースの前面開口を開放した状態で前記商品収納ラックに配置された商品を直接取り出せる商品販売陳列ケースにおいて、
    前記商品取出口は、前記上下移動部が所定の棚部に対応した待機位置に移動した状態で、前記商品受取部で受け取った商品を前記本体ケースの外部に取り出せる態様で設けてあり、
    前記上下移動部は、前記所定の棚部に対応した待機位置に移動した状態において前記各商品収納ラックに配置された商品を直接取り出せる態様で配置してあることを特徴とする商品販売陳列ケース。
  3. 前記所定の棚部は、ほぼ中段位置の棚部として設定してあることを特徴とする請求項1または2に記載の商品販売陳列ケース。
  4. 前記商品収納ラックに配置した商品を前傾姿勢で保持する傾斜手段を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の商品販売陳列ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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