JP2005338332A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 トナー容器を交換したという情報を記憶して、この情報を基に中間室のトナー移送用の移送手段の回転速度を上げることにより、トナー容器交換直後のトナー補給量の減少を防止すること。
【解決手段】 現像器には、トナー濃度検知手段を設け、トナー補給手段には、トナーを充填したトナー容器と、前記トナー容器からトナーを排出させるトナー排出手段と、排出されたトナーを蓄える中間室と、蓄えられたトナーをトナー補給口に移送するトナー移送手段と、トナーを前記現像器に落下させる開閉手段と、前記中間室内のトナー量が予め設定した量以下になったことを検知するトナー量検知手段とを設け、前記トナー濃度検知手段、及び前記トナー量検知手段の検知情報によって、前記トナー移送手段の回転速度が異なるように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図3
【解決手段】 現像器には、トナー濃度検知手段を設け、トナー補給手段には、トナーを充填したトナー容器と、前記トナー容器からトナーを排出させるトナー排出手段と、排出されたトナーを蓄える中間室と、蓄えられたトナーをトナー補給口に移送するトナー移送手段と、トナーを前記現像器に落下させる開閉手段と、前記中間室内のトナー量が予め設定した量以下になったことを検知するトナー量検知手段とを設け、前記トナー濃度検知手段、及び前記トナー量検知手段の検知情報によって、前記トナー移送手段の回転速度が異なるように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図3
Description
本発明は、トナーをトナー容器から中間室に排出して、一定量のトナーを一時的に中間室に蓄え、蓄えたトナーを中間室から現像器に補給するトナー補給手段を有する電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関わる。
電子写真方式の画像形成装置に使用されている、トナーとキャリアから成る2成分現像剤を用いて、感光体上に形成された潜像を現像する現像器には、現像により消費されたトナーを補充するトナー補給手段が設けられている。
通常、現像器には現像剤中のトナーの割合であるトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段が設けられ、検知されたトナー濃度情報を基に、トナー補給手段からのトナー補給量を制御して、現像器内のトナー濃度を一定に維持している。
補給用のトナーは、取り扱いの簡便性から円周内面に螺旋の凸部を設けたボトル状のトナー容器に収められて供給されることが多い。トナー補給手段は、このようなトナー容器をほぼ横方向に載置して、回転させることによりトナー容器の口からトナーを排出して、現像器にトナーを補給するが、この方法ではトナー補給を定量的に制御することが難しいことから、トナー容器と現像器の間に中間室を設け、中間室には常に一定量以上のトナーが維持されるようにトナー容器からのトナー補給を行い、現像器には、トナー濃度検知手段からの情報を基に、中間室から所定量のトナー補給を行うような方法が多く採用されている。
現像器内のトナーの消費量は、画像形成処理枚数、1枚当たりのトナー消費量により変動のパターンが異なるが、現像器内への通常のトナー補給は、トナー濃度検知手段が、現像器内のトナー濃度が予め設定されている第1の基準濃度値以下になったことを検知したときに、中間室から一回の補給動作で補給するトナー量が予め設定されている補給動作を複数回実行して、トナー濃度が再び基準濃度値に達した時に、補給動作を停止するようになされる。
ところが、多量のトナーを消費する画像、例えば黒の面積が多い画像を有する原稿から、連続して多数枚のコピーを作成すると、トナー消費量にトナー補給量が間に合わず、現像器内のトナー濃度は低下を続ける。このトナー濃度低下によるコピー画像の画像品質の低下を防止するために、トナー濃度検知手段が予め設定されている第2の基準濃度値以下になったことを検知したときには、一旦、コピー動作を中断して、トナー濃度値が、前記第1の基準濃度値に回復するまで現像器へのトナー補給を継続して行う強制トナー補給と称される補給動作が実行される(例えば、特許文献1参照)。
前記強制トナー補給が実行されている途中で、トナー容器内のトナーが無くなり、トナー容器から中間室へのトナーの排出が停止すると、中間室のトナーの量が徐々に減少して、トナー量を検知しているトナー量検知手段から検知信号が出される。このような場合には、実行中の強制トナー補給動作を中断して、ユーザにトナー容器の交換を促す表示を画像形成装置の操作表示手段に出力する。
ユーザにより、新しいトナーが納められているトナー容器がセットされ、動作再開の信号が入力されると、新しいトナー容器からのトナー排出と、中間室から現像器へのトナー補給が再開される。
この時に、中間室に充分な量のトナーが存在する場合と、トナー容器を交換した直後のようにごくわずかな量のトナーしか存在しない場合では、中間室のトナー移送手段によりトナーの補給口に移送されるトナーの量が少なくなるという問題がある。
この結果、現像器への単位時間当たりのトナー補給量が減少して、現像器内のトナー濃度を第1基準濃度値に復帰させて、コピーを再開させるまでの時間が長くなる。このことは、高速で多量の画像形成処理を行う画像形成装置にとっては、大きな問題となる場合がある。
特開2001−166583号公報(第2頁)
本発明は、上述したような状況に鑑みてなされたもので、その目的は、トナー容器から排出されたトナーを一時的に蓄える中間室を有するトナー補給手段において、トナー容器を交換したという情報を記憶して、この情報を基に中間室のトナー移送用の移送手段の回転速度を上げることにより、トナー容器交換直後のトナー補給量の減少を防止することにある。
上記課題は、以下の手段を実現することにより解決される。
(1)現像器に現像用のトナーを補給するトナー補給手段を有する電子写真方式の画像形成装置であって、
前記現像器には、
現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を設け、
前記トナー補給手段には、
トナーを充填したトナー容器と、
前記トナー容器を回転させて、容器からトナーを排出させるトナー排出手段と、
前記トナー容器から排出されたトナーを一時的に蓄える中間室と、
螺旋状の羽根を有する軸を回転させることにより、前記中間室に蓄えられたトナーを、前記現像器に通ずるトナー補給口に移送するトナー移送手段と、
開閉するシャッタにより、前記トナー補給口に移送されたトナーを前記現像器に落下させる開閉手段と、
前記中間室内のトナー量が予め設定した量以下になったことを検知するトナー量検知手段とを設け、
前記トナー濃度検知手段、及び前記トナー量検知手段の検知情報によって、前記トナー移送手段の回転速度が異なるように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記トナー濃度検知手段が検知する検知情報は、予め設定された二つの濃度値を基準にして出される情報であることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)
前記制御手段は、前記トナー容器を交換した時機を起点として、前記トナー排出手段によるトナー容器の回転数を計数して、もしくは前記トナー排出手段の動作時間を累積して得られた情報により、前記トナー移送手段の回転速度が異なるように制御することを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(1)現像器に現像用のトナーを補給するトナー補給手段を有する電子写真方式の画像形成装置であって、
前記現像器には、
現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を設け、
前記トナー補給手段には、
トナーを充填したトナー容器と、
前記トナー容器を回転させて、容器からトナーを排出させるトナー排出手段と、
前記トナー容器から排出されたトナーを一時的に蓄える中間室と、
螺旋状の羽根を有する軸を回転させることにより、前記中間室に蓄えられたトナーを、前記現像器に通ずるトナー補給口に移送するトナー移送手段と、
開閉するシャッタにより、前記トナー補給口に移送されたトナーを前記現像器に落下させる開閉手段と、
前記中間室内のトナー量が予め設定した量以下になったことを検知するトナー量検知手段とを設け、
前記トナー濃度検知手段、及び前記トナー量検知手段の検知情報によって、前記トナー移送手段の回転速度が異なるように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記トナー濃度検知手段が検知する検知情報は、予め設定された二つの濃度値を基準にして出される情報であることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)
前記制御手段は、前記トナー容器を交換した時機を起点として、前記トナー排出手段によるトナー容器の回転数を計数して、もしくは前記トナー排出手段の動作時間を累積して得られた情報により、前記トナー移送手段の回転速度が異なるように制御することを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
請求項1に記載の発明によれば、トナー容器交換直後における、トナー補給動作の単位時間当たりのトナー補給量の減少が防止され、強制補給により現像器内のトナー濃度が設定された濃度に復帰するまでの時間が短縮される。
請求項2に記載の発明によれば、トナー濃度検知手段の検知信号により、トナー補給制御を通常のトナー補給制御と、強制トナー制御のいずれかを選択することができる。
請求項3に記載の発明によれば、トナー容器を交換した時を起点としたトナー容器の回転数を計数して得た情報を参照することにより、中間室内のトナーの移送量を一定にするためのトナー移送手段の回転速度を設定することができる。
以下、図面を基にして、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、製本装置が接続された画像形成装置を示す概念図である。
画像形成装置Aは、公知の電子写真技術により画像形成をするデジタル式の複写機である。画像形成装置Aには、上部に自動原稿送り装置1が設けられており、また、製本装置Bが接続されている。
画像形成装置Aは、自動原稿送り装置1、読み取り手段2、書き込み手段3、画像形成手段4、定着手段5、反転排紙手段6、再給紙手段7、シート搬送手段8、給紙手段9、制御手段C1、操作表示手段E等から構成されている。
自動原稿送り装置1は、原稿載置台10の上に載置された原稿Dを1枚ずつ原稿搬送路11に送り出し、原稿排紙台12に排紙する。搬送中の原稿Dの画像面は、原稿読み取り位置13にて読み取り手段2にて読み取りがなされる。原稿Dの両面の画像を読み取る場合には、第1面の読み取りがなされた原稿Dを反転手段14により反転して、再度、原稿搬送路11に送り出し、第2面の読み取りを行い、原稿排紙台12に排紙する。
読み取り手段2は、光源21、第1ミラーユニット22、第2ミラーユニット23、結像レンズ24、CCD25等からなり、画像読み取り位置13を走行する原稿Dの画像を走査して、その画像をCCD25に結像させて、光学的情報である原稿画像情報を電気的情報に変換する。変換された原稿画像情報は、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理が施され、制御手段C1のメモリM1に保存される。
書き込み手段3は、レーザ光源、シリンドリカルレンズ、Fθレンズ、ミラー、ポリゴン等で構成される走査光学系で、前記メモリM1から読み出された画像情報に対応して変化するレーザビームにて、画像形成手段4の感光体41の表面を走査して、前記感光体41の表面に潜像を形成する。
画像形成手段4は、感光体41の表面に形成された潜像を、現像手段42にて現像処理を行いトナー画像として顕像化するものである。前記トナー画像は、転写手段43によりレジストローラ81により送り出されたシートPに転写される。トナー画像の転写を終えた感光体表面は、クリーニング手段44により、残留トナーが除去されて、帯電手段45により電荷が付与されて、次の潜像形成に供される。
定着手段5は、対向して配置された、熱ローラ51と、加圧ローラ52とによりトナー画像を担持したシートPを加熱加圧することにより、トナー画像をシートPに定着する。
画像定着を終えたシートPは、排紙ローラ55により、製本装置Bに送られる。
シートPを反転させて排紙する場合には、排紙ガイド57によりシートPを下方に導き、反転手段の反転ローラ61に前記シートPの後端を挟持させ、反転して排紙ローラ55に送り出す。
シートPの両面に画像形成を行う場合には、排紙ガイド57と複数のローラによりシートPを再給紙手段7に送り、再給紙手段7の反転ローラ71によりシートPを反転して、再度、シート搬送手段8に送り出す。
シート搬送手段8は、複数のローラと、ガイド部材とからなるシートの搬送路で、給紙手段9から送り出されたシートPを搬送して、シートPの先端をレジストローラ81に突き当てた後、トナー画像を受容するために感光体41に向けて送り出す。
給紙手段9は、小容量のトレイを有する第1給紙手段91、大容量のトレイを有する第2給紙手段92、第3給紙手段93から構成される。前記各給紙手段は、各々のトレイに載置されたシートPを1枚ずつシート搬送手段8に送り出す送り出しローラ916、926、936を有している。また、第2給紙手段92、及び第3給紙手段93には、積載されたシートの上面位置を検知する上面検知手段が設けられ、前記検知手段からの上面検知信号を基に、制御手段C1はシートPを積載しているトレイの底面を上下させている。
操作表示手段Eは、画像形成装置Aの本体上面に設けられたタッチパネルで、表示と入力の両方の機能を有し、コピー枚数の設定をはじめ製本作業をするか否かの設定等の制御手段C1への指示操作を行うために用いられる。
画像形成装置Aにより画像形成がなされ製本装置Bに送り出されたシートPは、操作表示手段Eにより製本作業を施さないモードが選択されていた場合には、振り分けガイド101により上方に進むように導かれ排紙台102に排紙される。
製本作業を施すモードが選択されていた場合には、シート整合手段200に順次送られ、1部の本を構成する頁数のシートPが積載される。また、シート載置手段910、920に表紙、あるいは頁間に挿入するためのシートを載置して、載置したシートが所定の頁位置に入るように搬送手段100によりシート整合手段200に送り出すこともできる。
シート整合手段200は、シート載置台201、先端規制板202、シート圧着部材203、204、ローラ205、シート幅規制板(不図示)等から構成されている。シート載置台201に積載されたシートPは先端部が先端規制板202により、両側がシート幅規制板により規制され、整合されたシート束となる。このシート束に、ホットメルトタイプの綴じテープを用いた綴じ手段300による綴じ処理が施されて1部の本が完成する。完成した本は載置台400に排出される。
図2は、画像形成装置Aの制御関係を示すブロック図である。
画像形成装置Aの制御手段は、CPU、メモリ、入出力ポート、通信用インターフェイス等を有するコンピュータシステムで、各手段が有している制御部、もしくは駆動部を制御している。製本装置Bの制御手段C2も、規模は小さいが同様のコンピュータシステムであり、前記制御手段C1とはシリアル通信手段で情報の交換を行っている。
なお、本ブロック図では、本発明の説明に不要と思われるブロックの記載は省略されている。
図3は、現像手段42(現像器と称す)と、トナー補給手段400を模式的に示す図である。
現像器42は、電子写真の公知技術を利用した現像手段であり、現像器内のトナーを、複数のスクリュウ羽根を有する部材により攪拌と移送を行い、磁力により現像スリーブに穂立ちしているキャリアにより、感光体41の表面に運び、潜像からトナー画像を形成する現像を行う。
現像器42には、トナー濃度検知手段T1が設けられている。このトナー濃度検知手段T1は、トナーとキャリアの混合比率であるトナー濃度の変化を透磁率の変化として捉えるもので、広く使用されている公知の手段である。トナーの濃度が予め設定した濃度値以下になった時には、トナー補給手段400からのトナー補給が実行される。
トナー補給手段400は、トナー容器410、トナー排出手段420、中間室430、トナー移送手段440、シャッター450、トナー量検知手段T2等から構成されている。
トナー容器410は、トナーが充填されたボトルで、ボトル内部の円周面に螺旋状の凸面を有している。
トナー排出手段420は、前記トナー容器410を保持して、回転することによりボトル円周面に設けられた前記螺旋状の凸面を利用して容器の口から、トナーを少しずつ中間室430に排出する。
中間室430は、所定量のトナーを一時的に収容するための箱である。前記トナー排出手段420によりトナー容器410から排出される単位時間当たりのトナー量を、定量的に制御することは困難であり、トナー容器410から現像器に直接トナー補給を行うことは好ましくないことから、トナー容器410から排出されたトナーは、一旦、中間室430に蓄えられた後、定量的に現像器42に補給される。
中間室430には、トナー移送手段440、シャッター450が設けられている。
トナー移送手段440は、螺旋状の羽根が周辺に取り付けられた回転軸で、回転駆動手段441(図2に図示、図3には不図示)により回転される。なお、前記回転駆動手段441の回転速度、及び回転時間は制御手段C1により制御されている。前記トナー移送手段440の回転により、中間室430に排出されたトナーは、攪拌されながら、中間室430の一端にあるトナー補給口470に移送される。
トナー補給口470に移送されたトナーは、トナー補給口470にて、ほぼ一定量のトナーの堆積となる。堆積したトナーは制御手段C1の指示により開閉するシャッター450が開くことにより、現像器42内に落下する。シャッター450が閉じると、再び、前記トナー移送手段440が一定時間回転してトナーを補給口470に堆積させる。
トナー濃度検知手段T1により検知される現像器42内のトナー濃度が予め設定された基準濃度値を超えたときに、上述の補給動作は中止され、再度、基準濃度値以下となった時に補給動作が開始される。
ところが、トナーを多量に消費する原稿から画像形成を行った場合、例えば、頁全面にわたって黒画像が多く存在する原稿から多量のコピーを連続して行ったような場合。補給手段400からのトナー補給が間に合わなくなることがある。このような状況下で発生するコピーの画質低下を防止するために、前記トナー濃度検知手段T1に、二つの基準濃度値を設け、第1の基準濃度値は通常の濃度補給動作に使用して、第2の基準濃度値は、一旦、画像形成装置の画像形成動作を停止してトナー補給を行い、第1の基準濃度値を回復したときに、画像形成動作を再開する、通称、強制トナー補給という動作を実行させるために使用する。
この強制トナー補給動作が実行されている最中に、トナー容器410内のトナーが空となり、中間室430内のトナーが減少して、中間室内に設けられたトナー量検知手段T2から、トナー量不足の検知情報が出力される場合がある。このような場合、前記検知情報を受けた制御手段C1は、実行中の強制トナー補給動作を停止して、操作表示手段Eにトナー容器410の交換を促す表示を出力する。ユーザによるトナー容器410の交換作業が終了したことを認識した制御手段C1は、前記強制トナー補給動作を再開させる。
しかしながら、強制トナー補給の再開初期には、中間室430に新しいトナー容器410から充分な量のトナーが供給されておらず、トナーの堆積量が少ないことから、移送手段440の予め設定された回転速度、あるいは回転時間では補給口に所定量のトナーを堆積することができない。
本発明は、この強制補給動作中に、トナー容器中のトナーが無くなり、強制補給動作再開時の、中間室430から現像器42内に補給する単位時間当たりのトナーの補給量が、上述したような理由により低下することを防止することにより、強制補給動作を早急に終了させ、画像形成動作を早期に再開させることを目的とするものであり、そのために、トナー移送手段440の回転速度を可変にして、トナー容器410交換初期には、回転速度を上げることにより移送能力を上げ、トナー補給口470に、常に一定量のトナーを堆積できるようにして、トナーの単位時間当たりの補給量が低下しないようにしてある。
図4は、トナー濃度の変化を示すグラフである。
通常、現像器42のトナー濃度検知手段T1が、第1基準濃度値以下の濃度を検知すると(例えばb点)、トナー補給手段400は、現像器42内のトナー濃度が、再び第1基準濃度値以上になるまでトナー補給を行う、ところがトナー消費が多い画像の現像処理が継続すると、トナー補給を実行しても現像器42内のトナー濃度が上昇せず、ついには、第2基準濃度値以下になってしまうことがある(例えば、g点)。
このような場合には、制御手段C1は、実行中の画像形成動作を中断して、現像器42トナー補給手段400の中間室430からシャッタ450の開閉により行われるトナー補給動作を、現像器4内のトナー濃度値が第1基準濃度値を回復するまで繰り返す。
図5は、強制トナー補給制御の流れを示すフローチャートである。
前述したように、トナー補給手段400によるトナー補給が実行されているにもかかわらず(ステップS1)、現像器42内のトナー濃度が低下を続け、第2基準濃度値以下の濃度値となった場合(ステップS2:Y)、制御手段C1は、画像形成装置Aの画像形成動作とトナー補給動作を中断させる(ステップS3)。
中間室430に補給用のトナーが在る場合には(ステップS4:Y)、引き続き、トナー補給手段400から現像器42へのトナー補給が開始され(ステップS11)、トナー濃度が第1基準濃度値以上となった時に(ステップS12:Y)、強制トナー補給処理は終了する(ステップS13)。
中間室430に補給用のトナーが無くなった場合には(ステップS4:N)、制御手段C1はトナー補給動作を停止させて(ステップS5)、操作表示手段Eにトナー容器410の交換を促す表示を出力する(ステップS6)。
ユーザによるトナー容器410の交換が終わり、操作表示手段Eから再スタートの信号が入力されると(ステップS7:Y)、トナー容器410からトナーを排出するトナー排出手段420が行った再スタート以降のトナー容器410の累積回転数、もしくは排出手段420の動作時間を、予め設定した基準回転数、もしくは基準時間と比較して(ステップS8)、回転数、もしくは時間が設定されている基準値(NN)以下であった場合(ステップS8:N)には、トナー移送手段440を高速で回転させる設定(ステップS10)を行い、基準値を超えていた場合(ステップS8:Y)には、トナー移送手段440を標準速度で回転させる設定(ステップS9)を、制御手段C1に行う。
設定が終わると、制御手段C1は、設定された速度でトナー移送手段440を回転させて、トナー容器410から中間室430内に排出されたトナーをトナー補給口470まで移送して、トナー補給動作を再開させる(ステップS11)。
トナー補給動作は、トナー濃度が第1基準濃度値に到達するまで継続され(ステップS12:Y)、継続動作中に、トナー容器410交換後のトナー移送手段420の累積回転数、もしくは累積動作時間が、基準値を超えた場合(ステップS8:Y)には、トナー移送手段440の回転速度を標準速度にする設定がなされる(ステップS10)。
以上説明したように、トナー容器交換後の在る一定時間は中間室430に設けられたトナー移送手段440の回転を速めることにより、中間室内のトナー量が少ない場合でも、所定量のトナーがトナー補給口470まで移送され、強制トナー補給動作が開始されてから、画像形成動作の開始が許可されるまでの時間が長引く弊害が防止される。
1 自動原稿送り装置
2 読み取り手段
3 書き込み手段
4 画像形成手段
5 定着手段
6 反転排紙手段
7 再給紙手段
8 シート搬送手段
9 給紙手段
42 現像手段(現像器)
400 トナー補給手段
420 トナー排出手段
430 中間室
440 トナー移送手段
441 回転駆動手段
450 開閉手段
470 トナー補給口
A 画像形成装置
B 製本装置
C1 制御手段
E 操作表示手段
T1 トナー濃度検知手段
T2 トナー量検知手段
2 読み取り手段
3 書き込み手段
4 画像形成手段
5 定着手段
6 反転排紙手段
7 再給紙手段
8 シート搬送手段
9 給紙手段
42 現像手段(現像器)
400 トナー補給手段
420 トナー排出手段
430 中間室
440 トナー移送手段
441 回転駆動手段
450 開閉手段
470 トナー補給口
A 画像形成装置
B 製本装置
C1 制御手段
E 操作表示手段
T1 トナー濃度検知手段
T2 トナー量検知手段
Claims (3)
- 現像器に現像用のトナーを補給するトナー補給手段を有する電子写真方式の画像形成装置であって、
前記現像器には、
現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を設け、
前記トナー補給手段には、
トナーを充填したトナー容器と、
前記トナー容器を回転させて、容器からトナーを排出させるトナー排出手段と、
前記トナー容器から排出されたトナーを一時的に蓄える中間室と、
螺旋状の羽根を有する軸を回転させることにより、前記中間室に蓄えられたトナーを、前記現像器に通ずるトナー補給口に移送するトナー移送手段と、
開閉するシャッタにより、前記トナー補給口に移送されたトナーを前記現像器に落下させる開閉手段と、
前記中間室内のトナー量が予め設定した量以下になったことを検知するトナー量検知手段とを設け、
前記トナー濃度検知手段、及び前記トナー量検知手段の検知情報によって、前記トナー移送手段の回転速度が異なるように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記トナー濃度検知手段が検知する検知情報は、予め設定された二つの濃度値を基準にして出される情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記トナー容器を交換した時機を起点として、前記トナー排出手段によるトナー容器の回転数を計数して、もしくは前記トナー排出手段の動作時間を累積して得られた情報により、前記トナー移送手段の回転速度が異なるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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JP2004155702A Pending JP2005338332A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | 画像形成装置 |
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Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007233037A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2008111880A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-15 | Murata Mach Ltd | 画像形成装置 |
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2004
- 2004-05-26 JP JP2004155702A patent/JP2005338332A/ja active Pending
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