JP2005258305A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、ユニット内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 蓄えているトナーの濃度を検知するTセンサと、現像剤を自動的に追加投入するために必要な補給用剤タンク2を中心に構成された追加投入手段と、ユニット中の現像剤の一部をユニット外に排出するのに必要な廃剤タンク3を中心に構成された排出手段とを有する現像ユニット1を備えた画像形成装置において、現像ユニット1内の現像剤量に応じてTセンサのコントロール電圧を変化させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 蓄えているトナーの濃度を検知するTセンサと、現像剤を自動的に追加投入するために必要な補給用剤タンク2を中心に構成された追加投入手段と、ユニット中の現像剤の一部をユニット外に排出するのに必要な廃剤タンク3を中心に構成された排出手段とを有する現像ユニット1を備えた画像形成装置において、現像ユニット1内の現像剤量に応じてTセンサのコントロール電圧を変化させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、現像剤を自動交換する2成分現像装置を用いる画像形成装置に関する。
従来より、複写機等の電子写真方式を用いた画像形成装置では、安定したトナー濃度が得られるようにトナー濃度を制御する技術を備えたものが多い。例えば、特許文献1の技術では、電源投入時の定着温度が所定の温度以下のときには、電源投入時からの作像積算枚数が所定値以下のときに、連続作像時に所定の間隔でトナー濃度検知手段の目標値を変更することにより、トナー帯電量が変化することに伴う連続作像時の画像濃度低下を避けることができるとしている。
また、特許文献2では、インダクタンス検知センサをトナー濃度センサとして使用し、且つトリックル現像方式(現像容器に現像剤溢出部を設け現像容器中の劣化現像剤を排出し、新しい現像剤を補給する方式)を用いた構成において、現像剤溢出口の設置位置を、トナー濃度センサのセンサ面が全て現像剤に覆われるようにセンサ面より高い位置に、且つ現像剤攪拌スクリューの一部が現像剤から露出するように攪拌スクリューの頂点よりも低い位置に設定することにより、トナー濃度制御の誤差が少なく、且つ補給された補給用にトナー濃度を調整された現像剤の現像容器中の現像剤への攪拌混合性を確保することが可能となる技術が提案されている。
また、特許文献2では、インダクタンス検知センサをトナー濃度センサとして使用し、且つトリックル現像方式(現像容器に現像剤溢出部を設け現像容器中の劣化現像剤を排出し、新しい現像剤を補給する方式)を用いた構成において、現像剤溢出口の設置位置を、トナー濃度センサのセンサ面が全て現像剤に覆われるようにセンサ面より高い位置に、且つ現像剤攪拌スクリューの一部が現像剤から露出するように攪拌スクリューの頂点よりも低い位置に設定することにより、トナー濃度制御の誤差が少なく、且つ補給された補給用にトナー濃度を調整された現像剤の現像容器中の現像剤への攪拌混合性を確保することが可能となる技術が提案されている。
また、特許文献3では、現像手段を含む画像形成プロセスを所定回数行なって定期点検による現像剤交換を実施する場合に、トナー濃度検知センサの基準信号設定時に、前記トナーリサイクル手段から現像手段に戻るリサイクルトナーの量より予測されるトナー濃度上昇分のコントロール電圧を補正して正規の基準信号を設定し、トナー濃度検知センサの基準値設定によるトナー濃度制御を、リサイクルトナーに影響されることなく、正確かつ容易に設定できるようにした技術が示されている。
また、特許文献4では、新しい現像剤(初期剤)が現像器内に投入された時のトナー濃度制御基準値をVT0とし、本体電源がオンされた時でかつ画像形成開始前に一定時間撹拌を行い、その時の磁気センサ出力値をVT2としたとき、VT2が前記VT0と異なる場合は、画像形成開始時のトナー濃度制御値をVT2に変更する構成としたので、トナー濃度が同じにもかかわらず、環境によってトナー濃度センサ(磁気センサ)の出力値が変化したような場合でも、装置本体の電源スイッチがオンされた時でかつ画像形成開始前に一定時間撹拌を行った時のセンサ出力値を取り込み、その値でトナー濃度制御を行うので、環境によらずトナー濃度値を一定値に制御できるとした技術が示されている。
特開2001−125365公報
特開2003−215903公報
特開平06−242680号公報
特開平10−020652号公報
また、特許文献4では、新しい現像剤(初期剤)が現像器内に投入された時のトナー濃度制御基準値をVT0とし、本体電源がオンされた時でかつ画像形成開始前に一定時間撹拌を行い、その時の磁気センサ出力値をVT2としたとき、VT2が前記VT0と異なる場合は、画像形成開始時のトナー濃度制御値をVT2に変更する構成としたので、トナー濃度が同じにもかかわらず、環境によってトナー濃度センサ(磁気センサ)の出力値が変化したような場合でも、装置本体の電源スイッチがオンされた時でかつ画像形成開始前に一定時間撹拌を行った時のセンサ出力値を取り込み、その値でトナー濃度制御を行うので、環境によらずトナー濃度値を一定値に制御できるとした技術が示されている。
ところで、上述の従来例で示したような画像形成用の装置において、メンテナンスフリーで経時の現像特性を確保するためには、現像剤を自動的に入れ替える必要があり、このために現像剤の供給についてオーバーフロー方式を用いている場合がある。この方式では、現像剤を小量ずつ追加し、一定体積以上になると現像ユニットから溢れ出すようにすることで、ある程度現像剤量を規制することができる。
しかしながら、現像剤の嵩密度は環境変動によるTC(トナー濃度)やQ/M(帯電量)変化により影響を受けるため、体積で規制した場合現像剤重量は一定ではない。一方、トナー濃度を検知するTセンサ(トナー濃度センサ)は現像剤量によりその出力値が変化する。このため、現像ユニット内の現像剤量を何らかの方法で検知し、Tセンサ出力に対して補正をかける必要が生じることになる。
そこで、本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、ユニット内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
しかしながら、現像剤の嵩密度は環境変動によるTC(トナー濃度)やQ/M(帯電量)変化により影響を受けるため、体積で規制した場合現像剤重量は一定ではない。一方、トナー濃度を検知するTセンサ(トナー濃度センサ)は現像剤量によりその出力値が変化する。このため、現像ユニット内の現像剤量を何らかの方法で検知し、Tセンサ出力に対して補正をかける必要が生じることになる。
そこで、本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、ユニット内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、蓄えているトナーの濃度を検知するトナー濃度検知手段と、現像剤を自動的に追加投入する追加投入手段と、現像剤の一部を排出する排出手段とを有する現像ユニットを備えた画像形成装置において、前記現像ユニット内の現像剤量に応じて前記トナー濃度検知手段のコントロール電圧を変化させる画像形成装置を最も主要な特徴とする。
また、請求項2に記載の発明では、蓄えているトナーの濃度を検知するトナー濃度検知手段と、現像剤を自動的に追加投入する追加投入手段と、現像剤の一部を排出する排出手段とを有する現像ユニットを備えた画像形成装置において、前記現像ユニットから溢れ出た現像剤を収容し、前記排出手段を構成する廃剤タンクと、内容物と共に前記廃剤タンクの重量を検知する重量検知装置とを備え、前記現像ユニットに追加した現像剤量と、前記廃剤タンクの重量より前記現像ユニット内の剤重量を判断して、前記トナー濃度検知手段のコントロール電圧を変化させる画像形成装置を主要な特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、蓄えているトナーの濃度を検知するトナー濃度検知手段と、現像剤を自動的に追加投入する追加投入手段と、現像剤の一部を排出する排出手段とを有する現像ユニットを備えた画像形成装置において、装置中の湿度を検知する湿度検知手段を有し、前記湿度検知手段の検知結果に応じて前記トナー濃度検知手段のコントロール電圧を変化させる画像形成装置を主要な特徴とする。
また、請求項2に記載の発明では、蓄えているトナーの濃度を検知するトナー濃度検知手段と、現像剤を自動的に追加投入する追加投入手段と、現像剤の一部を排出する排出手段とを有する現像ユニットを備えた画像形成装置において、前記現像ユニットから溢れ出た現像剤を収容し、前記排出手段を構成する廃剤タンクと、内容物と共に前記廃剤タンクの重量を検知する重量検知装置とを備え、前記現像ユニットに追加した現像剤量と、前記廃剤タンクの重量より前記現像ユニット内の剤重量を判断して、前記トナー濃度検知手段のコントロール電圧を変化させる画像形成装置を主要な特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、蓄えているトナーの濃度を検知するトナー濃度検知手段と、現像剤を自動的に追加投入する追加投入手段と、現像剤の一部を排出する排出手段とを有する現像ユニットを備えた画像形成装置において、装置中の湿度を検知する湿度検知手段を有し、前記湿度検知手段の検知結果に応じて前記トナー濃度検知手段のコントロール電圧を変化させる画像形成装置を主要な特徴とする。
本発明によれば、現像ユニット内の現像剤量に応じてTセンサのコントロール電圧を変化させるので、環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、現像ユニット内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るデジタル複写機の概略構成図である。この構成は、画像処理装置としての複写機100であり、この複写機100の上面にはコンタクトガラス206が設けられている。また、複写機100の上部には自動原稿送り装置(以下、単にADFという)201が設けられており、このADF1はコンタクトガラス206を開閉するように複写機100に図示しないヒンジ等を介して連結されている。このADF201は、複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ202と、原稿トレイ202に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス206に向かって搬送する分離・搬送手段と、分離・搬送手段によってコンタクトガラス206に向かって搬送された原稿をコンタクトガラス206上の読取位置に搬送・停止させるとともに、コンタクトガラス206の下方に配設された複写機100の読取手段(公知の露光ランプ251、ミラー252、255、256、レンズ253、CCD254等)250により読み取りが終了した原稿をコンタクトガラス206から搬出する。給紙モータはコントローラからの出力信号によって駆動されるようになっており、コントローラは複写機100から給紙スタート信号が入力されると、給紙モータを正・逆転駆動するようになっている。給紙モータが正転駆動されると、給送ローラ203が時計方向に回転して原稿束から最上位に位置する原稿が給紙され、コンタクトガラス206に向かって搬送される。この原稿の先端が原稿セット検知センサ207によって検知されると、コントローラは原稿セット検知センサ207からの出力信号に基づいて給紙モータを逆転駆動させる。これにより、後続する原稿が進入するのを防止して分離されないようになっている。
また、コントローラは原稿セット検知センサ207が原稿の後端を検知したとき、この検知時点からの搬送ベルトモータの回転パルスを計数し、回転パルスが所定値に達したときに、給送ベルト204の駆動を停止して給送ベルト204を停止することにより、原稿をコンタクトガラス206読取位置に停止させる。また、コントローラは原稿セット検知センサ7によって原稿の後端が検知された時点で、給紙モータを再び駆動し、後続する原稿を上述したように分離してコンタクトガラス206に向かって搬送し、この原稿が原稿セット検知センサ207によって検知された時点からの給紙モータのパルスが所定パルスに到達したときに、給紙モータを停止させて次原稿を先出し待機させる。そして、原稿がコンタクトガラス206の読取位置に停止したとき、複写機100によって原稿の読み取りおよび露光が行なわれる。この読み取りおよび露光が終了すると、コントローラには複写機100から信号が入力されるため、コントローラはこの信号が入力すると、搬送ベルトモータを正転駆動して、搬送ベルト216によって原稿をコンタクトガラス206から排送ローラ205に搬出する。
上記のように、ADF201にある原稿トレイ202に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部上のプリントキーが押下されると、一番上の原稿からコンタクトガラス206上の所定の位置に給送される。給送された原稿は、読み取りユニット250によってコンタクトガラス206上の原稿の画像データを読み取り後、給送ベルト204および反転駆動コロによって排出口A(原稿反転排出時の排出口)に排出される。さらに、原稿トレイ202に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス206上に給送される。
第1トレイ208、第2トレイ209、第3トレイ210に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット211、第2給紙ユニット212、第3給紙ユニット213によって給紙され、縦搬送ユニット214によって感光体215に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット250にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット257からのレーザによって感光体215に書き込まれ、現像ユニット227を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体215の回転と等速で搬送ベルト216によって搬送されながら、感光体215上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット217にて画像を定着させ、排紙ユニット218に搬送される。排紙ユニット218に搬送された転写紙は、ステープルモードを行わない場合は、排紙トレイ219に排紙される。
上記のように、ADF201にある原稿トレイ202に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部上のプリントキーが押下されると、一番上の原稿からコンタクトガラス206上の所定の位置に給送される。給送された原稿は、読み取りユニット250によってコンタクトガラス206上の原稿の画像データを読み取り後、給送ベルト204および反転駆動コロによって排出口A(原稿反転排出時の排出口)に排出される。さらに、原稿トレイ202に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス206上に給送される。
第1トレイ208、第2トレイ209、第3トレイ210に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット211、第2給紙ユニット212、第3給紙ユニット213によって給紙され、縦搬送ユニット214によって感光体215に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット250にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット257からのレーザによって感光体215に書き込まれ、現像ユニット227を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体215の回転と等速で搬送ベルト216によって搬送されながら、感光体215上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット217にて画像を定着させ、排紙ユニット218に搬送される。排紙ユニット218に搬送された転写紙は、ステープルモードを行わない場合は、排紙トレイ219に排紙される。
図2は本発明の画像形成装置に係る実施形態の要部構成図である。本実施形態における画像形成装置は電子写真方式によって転写紙に画像形成を行う装置であり、種々の画像形成用部材(図示せず)を備えている。
本実施形態における画像形成装置は書込み光学系、帯電装置、像担持体、現像装置(図2では現像ユニット1)、転写装置、クリーニング装置、除電装置、定着装置、転写紙給紙部、搬送用ローラ等が備えられており、像担持体上の潜像が現像によって可視像(トナー像)化される。そして、その像担持体上の画像が転写紙に転写され、トナー像が転写紙に定着される。転写後はクリーニング装置で残留トナーが除去され、除電装置で残留電荷が除去される。
現像ユニット1はその中にトナー濃度検知手段としてのTセンサ(図示せず)が備えられている。Tセンサのコントロール電圧は図示しない制御手段(演算処理装置)によって制御されている。また、図2に示すように、現像ユニット1には、その上部に現像剤を自動的に現像ユニット1に追加投入するために必要な補給用剤タンク2を中心に構成された追加投入手段が配され、下部には、ユニット中の現像剤の一部をユニット外に排出するのに必要な廃剤タンク3を中心に構成された排出手段が配されている。なお、現像ユニット1は像担持体上の潜像をトナーとキャリアからなる二成分現像剤で現像する2成分現像ユニットである。
本実施形態において、キャリアは35μm、トナーの平均粒径は5.0μmであり、現像ユニット内には、おおよそ250g(23℃ 50% トナー濃度5wt%)の現像剤が入っている。現像ユニット1の上部に配設されている補給用剤タンク2から、1000枚プリントするたびに、2g現像剤を追加している。
現像ユニット1にはユニット中の現像剤高さが一定以上になると現像剤量規制孔1aからオーバーフローして、現像ユニット1の下部に配設してある廃剤タンクに落下する。このような現像剤自動交換システムにより、現像ユニット寿命600k枚中の現像剤の平均滞留時間は100K程度となり、安定した画像品質が確保される。
本実施形態における画像形成装置は書込み光学系、帯電装置、像担持体、現像装置(図2では現像ユニット1)、転写装置、クリーニング装置、除電装置、定着装置、転写紙給紙部、搬送用ローラ等が備えられており、像担持体上の潜像が現像によって可視像(トナー像)化される。そして、その像担持体上の画像が転写紙に転写され、トナー像が転写紙に定着される。転写後はクリーニング装置で残留トナーが除去され、除電装置で残留電荷が除去される。
現像ユニット1はその中にトナー濃度検知手段としてのTセンサ(図示せず)が備えられている。Tセンサのコントロール電圧は図示しない制御手段(演算処理装置)によって制御されている。また、図2に示すように、現像ユニット1には、その上部に現像剤を自動的に現像ユニット1に追加投入するために必要な補給用剤タンク2を中心に構成された追加投入手段が配され、下部には、ユニット中の現像剤の一部をユニット外に排出するのに必要な廃剤タンク3を中心に構成された排出手段が配されている。なお、現像ユニット1は像担持体上の潜像をトナーとキャリアからなる二成分現像剤で現像する2成分現像ユニットである。
本実施形態において、キャリアは35μm、トナーの平均粒径は5.0μmであり、現像ユニット内には、おおよそ250g(23℃ 50% トナー濃度5wt%)の現像剤が入っている。現像ユニット1の上部に配設されている補給用剤タンク2から、1000枚プリントするたびに、2g現像剤を追加している。
現像ユニット1にはユニット中の現像剤高さが一定以上になると現像剤量規制孔1aからオーバーフローして、現像ユニット1の下部に配設してある廃剤タンクに落下する。このような現像剤自動交換システムにより、現像ユニット寿命600k枚中の現像剤の平均滞留時間は100K程度となり、安定した画像品質が確保される。
ところで、現像剤の嵩密度は図3のグラフから分かるように、トナー濃度(図ではTC)や、帯電量により変化する。一般に、トナー濃度が高くなると嵩密度は小さくなり、帯電量が大きくなるとやはり嵩密度は小さくなる。何らかの条件で急激に剤の嵩密度が変化したときにトナー濃度制御に異常をきたすことがあり得る。
下記の表に示すように、例えばユニット内現像剤容積が154ccの場合、LL環境では剤重量は207gであり、HH環境では剤重量は330gになりうる。トナー濃度制御のためのTセンサ出力は剤量により影響を受ける。
図4に現像ユニット1にて現像剤重量を変化させた時のTセンサ出力を示す(コントロール電圧は11Vで一定の場合)。この図から、同じトナー濃度でも現像剤量によりTセンサ出力が違うことがわかる。環境変動などで、これらが著しく異なるとトナー濃度制御が正常に行われず、ひいては異常画像を引き起こす原因となる。
また、Tセンサのコントロール電圧とTセンサ出力の関係を図5に示す。図のように、コントロール電圧を低くするとトナー濃度が高いときにTセンサ出力が1Vを下回る可能性が生じることがわかる。また、コントロール電圧が高いときは5V近傍に位置することがわかる。
本実施形態における画像形成装置では、現像ユニット1内の現像剤量が280gをデフォルトとし300gを超えるとコントロール電圧をデフォルトよりも0.5V低くする。また250g以下になるとコントロール電圧をデフォルトよりも0.5V高くするように設定されている。この動作に対する制御は上述した制御手段によって実現されている。
このように、この画像形成装置では、現像ユニット1内の現像剤量に応じてTセンサのコントロール電圧を変化させるので、環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、現像ユニット1内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる。
下記の表に示すように、例えばユニット内現像剤容積が154ccの場合、LL環境では剤重量は207gであり、HH環境では剤重量は330gになりうる。トナー濃度制御のためのTセンサ出力は剤量により影響を受ける。
図4に現像ユニット1にて現像剤重量を変化させた時のTセンサ出力を示す(コントロール電圧は11Vで一定の場合)。この図から、同じトナー濃度でも現像剤量によりTセンサ出力が違うことがわかる。環境変動などで、これらが著しく異なるとトナー濃度制御が正常に行われず、ひいては異常画像を引き起こす原因となる。
また、Tセンサのコントロール電圧とTセンサ出力の関係を図5に示す。図のように、コントロール電圧を低くするとトナー濃度が高いときにTセンサ出力が1Vを下回る可能性が生じることがわかる。また、コントロール電圧が高いときは5V近傍に位置することがわかる。
本実施形態における画像形成装置では、現像ユニット1内の現像剤量が280gをデフォルトとし300gを超えるとコントロール電圧をデフォルトよりも0.5V低くする。また250g以下になるとコントロール電圧をデフォルトよりも0.5V高くするように設定されている。この動作に対する制御は上述した制御手段によって実現されている。
このように、この画像形成装置では、現像ユニット1内の現像剤量に応じてTセンサのコントロール電圧を変化させるので、環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、現像ユニット1内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる。
次に、現像ユニット1に追加した現像剤量と、廃剤タンク重量より現像ユニット1内の剤重量を判断して、Tセンサのコントロール電圧を変化させるようにした実施形態について図6を用いて説明する。なお、図2と同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施形態では、図6に示すように、廃剤タンク3の下部にタンクの重量を検知する圧電センサを備えた重量検知装置3aが配設されており、その重量変化と現像ユニット1に追加した現像剤量からユニット中の現像剤量を計算し、その量に応じてTセンサのコントロール電圧を変化させるようになされている。
ユニット内の現像剤量が280gをデフォルトとし300gを超えるとコントロール電圧を、デフォルトよりも0.5V低くする。また250g以下になるとコントロール電圧を、デフォルトよりも0.5V高くするように設定されており、上述の制御手段によって制御されている。
したがって、図6で示した画像形成装置では、現像ユニット1に追加した現像剤量と、廃剤タンク3内の現像剤量より現像ユニット1中の現像剤量を計算し、その量に応じたTセンサコントロール電圧を設定するので、環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、ユニット内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる。
ユニット内の現像剤量が280gをデフォルトとし300gを超えるとコントロール電圧を、デフォルトよりも0.5V低くする。また250g以下になるとコントロール電圧を、デフォルトよりも0.5V高くするように設定されており、上述の制御手段によって制御されている。
したがって、図6で示した画像形成装置では、現像ユニット1に追加した現像剤量と、廃剤タンク3内の現像剤量より現像ユニット1中の現像剤量を計算し、その量に応じたTセンサコントロール電圧を設定するので、環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、ユニット内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる。
次に、画像形成装置中の湿度を検知する湿度検知手段(図示せず)を有し、その検知結果に応じてTセンサのコントロール電圧を変化させるようにした実施形態について説明する。環境により、現像剤の帯電特性は異なり、乾燥しているとトナーのQ/Mが高くなるため、画像濃度を確保するためにトナー濃度を高くする必要があり、その結果、嵩密度が小さくなるためユニット内現像剤重量は少なくなる。反対に湿度が高いときはユニット内現像剤重量は多くなる。
そのため、この実施形態では、画像形成装置に設けられた湿度センサ(湿度検知手段)の検知結果から現像ユニット内現像剤量を予測し、Tセンサのコントロール電圧を変化させている。絶対湿度が15g/m3以上の時はコントロール電圧をデフォルトよりも0.5V低くし、絶対湿度が4g/m3以下の時はコントロール電圧をデフォルトよりも0.5V高くするように設定されており、上述の制御手段によって制御されている。
このように、この実施形態における画像形成装置では、画像形成装置中の湿度を検知する手段を有し、その検知結果に応じてコントロール電圧を設定するようになされているので、環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、現像ユニット1内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる。
そのため、この実施形態では、画像形成装置に設けられた湿度センサ(湿度検知手段)の検知結果から現像ユニット内現像剤量を予測し、Tセンサのコントロール電圧を変化させている。絶対湿度が15g/m3以上の時はコントロール電圧をデフォルトよりも0.5V低くし、絶対湿度が4g/m3以下の時はコントロール電圧をデフォルトよりも0.5V高くするように設定されており、上述の制御手段によって制御されている。
このように、この実施形態における画像形成装置では、画像形成装置中の湿度を検知する手段を有し、その検知結果に応じてコントロール電圧を設定するようになされているので、環境変動等によりTCやQ/Mが変動したときも、現像ユニット1内のトナー濃度を精度よく検知することができ、画像の安定化を達成することができる。
1 現像ユニット
1a 現像剤量規制孔
2 補給用剤タンク
3 廃剤タンク
3a 重量検知装置
1a 現像剤量規制孔
2 補給用剤タンク
3 廃剤タンク
3a 重量検知装置
Claims (3)
- 蓄えているトナーの濃度を検知するトナー濃度検知手段と、現像剤を自動的に追加投入する追加投入手段と、前記現像剤の一部を排出する排出手段とを有する現像ユニットを備えた画像形成装置において、
前記現像ユニット内の現像剤量に応じて前記トナー濃度検知手段のコントロール電圧を変化させることを特徴とする画像形成装置。 - 蓄えているトナーの濃度を検知するトナー濃度検知手段と、現像剤を自動的に追加投入する追加投入手段と、前記現像剤の一部を排出する排出手段とを有する現像ユニットを備えた画像形成装置において、
前記現像ユニットから溢れ出た現像剤を収容し、前記排出手段を構成する廃剤タンクと、内容物と共に前記廃剤タンクの重量を検知する重量検知装置とを備え、前記現像ユニットに追加した現像剤量と、前記廃剤タンクの重量より前記現像ユニット内の剤重量を判断して、前記トナー濃度検知手段のコントロール電圧を変化させることを特徴とする画像形成装置。 - 蓄えているトナーの濃度を検知するトナー濃度検知手段と、現像剤を自動的に追加投入する追加投入手段と、前記現像剤の一部を排出する排出手段とを有する現像ユニットを備えた画像形成装置において、
装置中の湿度を検知する湿度検知手段を有し、前記湿度検知手段の検知結果に応じて前記トナー濃度検知手段のコントロール電圧を変化させることを特徴とする画像形成装置。
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2004
- 2004-03-15 JP JP2004072876A patent/JP2005258305A/ja active Pending
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