JP6451273B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置に関し、特にトナー容器からのトナー補給の制御に関する。
電子写真法を用いて現像器により像担持体上にトナー像を形成し、そのトナー像を用紙上に転写し、定着手段により定着する画像形成装置がよく知られている。
画像形成装置に用いられるトナーを補給する機構として、トナーボトルと、画像形成装置本体にトナーボトルを受け入れるように設けられた受け入れ部と、トナーボトルを回転させることによってトナーを排出させるモーター等を備えたトナー補給装置が知られている。
トナー容器内のトナー残量低下等に起因してトナー容器からのトナー排出量が不足した場合には、そのまま画像を形成すると正常な画像が得られない。トナー容器内にトナー残量を検知するセンサーを設けるのは困難であるため、トナー排出量の不足を検知するセンサーをトナー容器外に設け、センサーによってトナー排出量の不足を検知することが行われている。
特許文献1には、トナーを貯留するホッパーにセンサーを設け、センサーによってトナー排出量の不足を検知した場合に画像形成を停止させ、トナー容器を回転させることによりトナー容器が空であるか否かを確認する方法が提案されている。具体的には、トナー容器を一定時間回転させてもトナー排出量が正常な範囲に満たない場合、トナー容器が空であると判定し、ユーザーにトナー容器の交換を指示する。
特開2011−150308号公報
しかしながら、トナー容器にトナーを充填する際、トナー容器内により多くのトナーを充填する目的でトナーを圧縮しながら充填する高密度充填が行われることがある。そのようなトナー容器は、画像形成装置への装填直後、すなわちトナーがほとんど減っていない時にトナー容器の排出口付近でトナー詰まりが発生することがある。このトナー詰まりは時間の経過により解消することがあるが、一方で、トナー容器を長時間回転させたり、トナー容器を高速回転させたりしても解消されないこともある。
トナーがトナー容器の排出口付近で詰まるトナー詰まりが長時間解消されない場合、特許文献1の方法では、トナー容器を一定時間回転させてもトナー排出量が正常な範囲に満たないため、トナー容器にトナーが残っているにもかかわらずトナー容器が空であると判定してしまう空誤検知が生じるという問題がある。
以上の事情に鑑み、本発明は、空誤検知を起こさずにトナー容器内のトナーを確実に使い切ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の様態は、交換可能なトナー容器と、トナー消費量に対して、トナー容器からのトナー供給量が少ないことを検知する検知手段と、トナー容器が空であるか否かを判定する空判定手段と、トナー容器からのトナー供給量が最大トナー消費量より少ない状態から多い状態へ増加していく過程で、トナー供給量が最大トナー消費量に達するタイミングを境界とし、トナー供給量推移を境界で区切った場合に、トナー供給量推移が前半領域と後半領域のいずれの領域にあるかを判定する領域判定手段と、を備え、空判定手段は、領域判定手段によってトナー供給量推移が前半領域にあり、かつ、検知手段によってトナー供給量が少ないことを検知した場合、トナー容器が空でないと判定することを特徴とする画像形成装置であることを要旨とする。
ここで、トナー供給量とは、単位時間当たりにトナー容器から供給されるトナー量である。また、トナー消費量とは、単位時間当たりに消費されるトナー量である。
本発明によれば、空誤検知を起こすことなく、プリント生産性を毀損せずにトナー容器内のトナーを確実に使い切ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 トナー容器を示す図である。 収容部周辺の構成を示す図である。 トナー容器からのトナー供給量推移の例を表すグラフである。 高密度充填されたトナー容器からのトナー供給量推移におけるトナー容器内のトナー状態を説明する図である。 ストレート部が設けられたトナー容器を用いた場合のトナー供給量推移の例を表すグラフである。 空判定制御における判定方法を説明する表である。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(画像形成装置100の構成)
図1の画像形成装置100は、自動原稿搬送装置10と、原稿画像読取部20と、画像形成部30と、中間転写ベルト40と、定着部50と、給紙部60と、制御部90と、を備える。
自動原稿搬送装置10は、複数のローラー対により給紙トレイ11に積載された原稿dを1枚ずつ給送し、原稿読取領域Rに搬送し、原稿読取領域Rで画像が読み込まれた原稿dを排紙トレイ12に排紙する。
原稿画像読取部20は、不図示の光源及び、移動可能な走査ユニット21と、原稿画像をラインイメージセンサー22に結像する光学系23とを有している。
走査ユニット21を原稿読取領域Rに固定させて、自動原稿搬送装置10により搬送される原稿dの画像を読み取る場合と、走査ユニット21を移動させて、原稿画像読取部20の上に置かれた原稿dの画像を読み取る場合とがある。
ラインイメージセンサー22により光電変換された原稿画像のアナログ信号は、図示しない画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)各色のデジタル画像データとなる。
画像形成部30は、YMCK各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kを有する。画像形成部30は、中間転写ベルト40上の用紙pに対応した位置にトナー像を形成する。4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは第1の画像形成ユニット30Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット30Yは、ドラム状の感光体31と、感光体31の周囲に配置された帯電部32と、露光部33と、貯留部34と、トナー搬送装置70と、現像部35と、感光体クリーニング部36と、を有している。
感光体31は、不図示の駆動モーターによって回転する。帯電部32は、感光体31に電荷を与え感光体31の表面を一様に帯電する。露光部33は、原稿dから読み取られた画像データまたは外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体31の表面に対して露光操作を行うことにより感光体31上に静電潜像を形成する。
貯留部34は、例えばトナー容器が装着されることで機能し、現像部35における現像動作に用いられるトナーを貯留している。ここで、現像動作とは、現像部35により、感光体31に形成された静電潜像にトナーを付着させることにより、感光体31の表面にトナー像を形成する動作をいう。トナー搬送装置70は、貯留部34に貯留されているトナーを現像部35へ搬送する。なお、貯留部34およびトナー搬送装置70の位置は、図1において破線で示している。貯留部34およびトナー搬送装置70の周辺の詳細な構成および動作方法は、図3を参照して後述する。
現像部35は、感光体31に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体31の表面にイエローのトナー像が形成される。なお、他の画像形成ユニット30M,30C,30Kの現像部35は、感光体31に形成された静電潜像にマゼンタ、シアン、ブラックのトナーをそれぞれ付着させる。
感光体クリーニング部36は、感光体31に担持されたトナー像が中間転写ベルト40に転写された後に、感光体31の表面に残留しているトナーを除去する。
感光体31上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト40に転写される。中間転写ベルト40は、無端状に形成され、複数のローラーに掛け渡されており、不図示の駆動モーターで感光体31の回転(移動)方向とは逆方向に回転駆動する。
各感光体31に担持された各色のトナー像は、各色に対応する一次転写ローラー37の押圧により中間転写ベルト40に順次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
用紙pに転写されず中間転写ベルト40に残留したトナーは二次転写クリーニング部41により除去される。
給紙部60は、用紙収納部材である複数の給紙カセット61を有し、給紙カセット61の内部には用紙pが収容されている。
収納された用紙pは、給紙ローラー62により1枚ずつピックアップされ、複数の搬送ローラー63及びレジストローラー64を経て、二次転写領域まで搬送される。
そして、二次転写ローラー65により中間転写ベルト40上の合成されたカラー画像が用紙p上に一括転写される。
カラー画像が転写された用紙pは、中間転写ベルト40から分離され、不図示の加熱源を内蔵する加熱ローラー51と、圧着ローラー52と、を有する定着部50により定着処理される。
そして、カラー画像が定着された用紙pは排紙ローラー66により排出口67から排出される。
なお、制御部90の構成については、図2を参照して後述する。
(画像形成装置100の制御構成)
図2は、本発明に係る実施の形態を示す画像形成装置100の制御ブロック図である。
制御部90は、CPU91、ROM92、RAM93等を備えている。CPU91は、ROM92から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM93に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置100の各ブロックの動作を制御する。このとき、記憶部94に格納されている各種データが参照される。記憶部94は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
また、制御部90は、不図示の通信部を介して、LAN、WAN等の通信ネットワークに接続された外部装置(例えば、パーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部90は、例えば、外部装置から送信された画像データを受信し、当該受信した画像データに基づいて用紙pに画像を形成させる。
制御部90は、自動原稿搬送装置10、原稿画像読取部20、画像形成部30、定着部50、給紙部60、トナー搬送装置70等画像形成装置100の各部を制御する。なお、トナー搬送装置70に含まれる供給部71、駆動部75、検知部78の詳細な構成については図4で説明する。
(トナー容器80の構成)
図3を用いて、貯留部34に装着されるトナー容器80の構成について説明する。
トナー容器80は、全体として円筒状に形成されており、トナー搬送方向下流側の前円筒部81と、トナー搬送方向上流側の後円筒部82を有する。前円筒部81と後円筒部82とは、ほぼ平行になるように設けられる。
前円筒部81の断面(トナー容器80の回転軸に垂直な面)上における円の半径は、後円筒部82の断面上における円の半径より小さく、前円筒部81と後円筒部82との間は接続部83により斜面を介して接続される。接続部83の斜面は、トナー容器80の回転軸と10〜15度の角をなす。
また、前円筒部81の側面にトナーを排出する排出口84が設けられる。排出口84から排出されたトナーは、トナー搬送装置70へ搬送される。排出口84は前円筒部81の前面(トナー搬送方向下流側の面)に設けてもよいし、前円筒部81よりトナー搬送方向下流側になるように前円筒部81とは別に設けてもよい。
さらに、トナー容器80の側面には、トナー容器80の側面から内側に向けて突出する突条部85が形成される。突条部85は、前円筒部81および後円筒部82の全体にわたって螺旋状に形成される。
トナー容器80は、その軸方向をほぼ水平にして画像形成装置100に装着される。そして、不図示の駆動部によってトナー容器80がその軸方向周りに回転されることで、突条部85は、トナー容器80に収容されたトナーを先端側に設けられた排出口84まで搬送する。なお、突条部85の螺旋の向きは、トナー容器80の回転方向に対応させて設定される。
突条部85によってトナーが搬送される時、接続部83ではその斜面により搬送力が弱くなる。そこで、接続部83での搬送力を強くするために、接続部83における突条部85の螺旋を二条(二重)にしてもよい。
また、前円筒部81における突条部85の螺旋を二条にしてもよい。これにより、トナー残量が少なくなった場合でもトナーを排出口84から排出させることができる。
(トナー搬送装置70の構成)
以下では、図4を参照して、トナー搬送装置70の詳細な構成を説明する。図4には、貯留部34、トナー搬送装置70、現像部35が示されている。そして、トナー搬送装置70は、供給部71と、収容部72と、軸受73と、搬送部材74と、駆動部75と、遮蔽部材76と、排出部77と、検知部78と、を有する。
貯留部34は、上述のように、現像動作に用いられるトナーを貯留する。
供給部71は、貯留部34に貯留されたトナーを収容部72へ供給する。具体的には、制御部90に制御されて、不図示のシャッターを開閉させる等の動作により、貯留部34に貯留されたトナーが収容部72へ移動するように動作したり、貯留部34に貯留されたトナーが収容部72へ移動しないように動作したりする。ここで、矢印D1で示す方向に、供給部71が単位時間当たりに収容部72へトナーを供給する量をトナー供給量と呼ぶことにする。
収容部72は、トナー搬送装置70の外枠を構成し、その内部に、供給部71から供給されるトナーを収容する。収容部72の底面は、回転軸74aを中心軸とする円柱の側面形状を有している。そして、回転軸74aから収容部72の底面までの距離は、回転軸74aから螺旋羽根74bの周縁部E1までの距離よりもわずかに長くなっている。収容部72をこのように構成することで、搬送部材74が収容部72の底部に存在するトナーをより効率的に搬送することができる。
軸受73は、収容部72の枠部分に設けられており、軸受73a,73bからなる。
搬送部材74は、スクリュー形状からなり、回転軸74aと、螺旋羽根74bと、駆動部75と、を有する。
回転軸74aは、軸受73a,73bを介して収容部72に支持されている。
螺旋羽根74bは、回転軸74aを軸として螺旋状に形成された羽根状の部材である。
駆動部75は、回転軸74aを回転させる駆動機構である。駆動部75は、歯車等で構成することができる。駆動部75は、軸受73aを挟んで螺旋羽根74bと反対側に設けられている。駆動部75の回転は制御部90により制御され、駆動部75の回転数は記憶部94に記憶される。
制御部90が駆動部75を制御して回転軸74aを回転させると、回転軸74a上に設けられた螺旋羽根74bは回転軸74aと共に回転し、周囲のトナーを押圧して移動させる。このようにして、搬送部材74は収容部72内のトナーを搬送する。このとき搬送部
材74がトナーを搬送する方向は、軸受73aから軸受73bへ向かう方向である。
排出部77は、搬送部材74によって搬送されたトナーを、排出する開口部である。排出部77は、矢印D2で示す方向にトナーを排出する。ここで、矢印D2で示す方向に、トナー搬送装置70の外へ単位時間当たりにトナーを排出する量をトナー消費量と呼ぶことにする。排出部77の下部には、現像部35が設けられており、排出部77から排出されたトナーは現像部35で現像動作に用いられる。
検知部78は、収容部72におけるトナーの量を検知するセンサーである。より具体的には、検知部78は、収容部72内の所定の高さの位置に設けられ、その高さの位置に、トナーが存在するか否かを検知する。これにより、収容部72に収容されているトナーの上端面(トナー水面)が、検知部78が設置されている高さよりも高いか低いかを検知することができる。また、トナーの上端面が水平でない場合であっても、検知部78の位置におけるトナーの上端面の高さが、検知部78が設置されている高さよりも高いか低いかを検知することができる。なお、検知部78としては、ピエゾセンサー、リードスイッチ、マグネットセンサー等の方式のセンサーを用いることができる。
すなわち、検知部78の検知結果により、トナー容器80からのトナー供給量とトナー消費量の関係を把握することができるようになっている。特に、トナー消費量に対してトナー容器80からのトナー供給量が少ないこと(不足していること)を検知することができるようになっている。
検知部78の検知結果は、制御部90へ通知され、制御部90は、この検知結果に応じて供給部71を制御する。
なお、以上の説明において、貯留部34はトナーのみを貯留し、供給部71はトナーのみを収容部72へ供給し、トナー搬送装置70はトナーのみを搬送する構成について説明したが、これに限られることはない。例えば、貯留部34がトナーとともにキャリアを貯留し、供給部71はトナーとともにキャリアを収容部72へ供給し、トナー搬送装置70はトナーとともにキャリアを搬送してもよい。
また、図4において、トナー搬送装置70は、貯留部34とは独立した別個の構成であるが、トナー搬送装置70内に貯留部34を含む構成としてもかまわない。さらには現像部35を含む構成としてもかまわない。すなわち、トナー(あるいはトナーとキャリア)を収容部72に収容することなく、貯留部34から現像部35へ直接搬送する構成であってもよい。
(空判定制御)
図5から図8を参照して、空判定制御の方法について説明する。空判定制御とは、トナー容器80が空であるか否かを判定する制御である。
空判定制御は、制御部90によって行われる。
空判定制御は、トナー容器80の交換作業時(新しいトナー容器80が貯留部34に装着された時)またはトナー使用開始時(トナー容器80に収納されたトナーを使い始めた時)に開始し、トナー容器80が空であると判定されたときに終了する。他の例として、画像形成装置100の電源がオン状態の場合に常に行われてもよいし、画像形成を含むジョブの実行時にのみ行ってもよい。
図5は、トナー供給量(図4の矢印D1で表されるトナー供給の量)とトナー供給開始からの時間の関係を表すグラフである。縦軸がトナー供給量であり、横軸が時間(分)である。トナー供給量は、一分当たりに供給されるトナーの質量(g/分)である。
図6は、高密度充填されたトナー容器からのトナー供給量推移におけるトナー容器内のトナー状態を説明する図である。
図6(a)は、トナー容器80を交換した直後の状態を示している。トナー容器80を交換した直後は、排出口84付近に空気層が確保されている。そのため、トナー容器80の回転に伴ってトナーが排出口84に導かれ、トナー詰まりが発生することなくトナーを排出(供給)することができる。
図6(b)は、図6(a)の状態からしばらくトナーを排出(供給)した後の状態を示している。トナー容器80において、前円筒部81の半径は後円筒部82の半径より小さいため、排出口84付近にトナーが圧縮され、トナー詰まりが発生する。この状態では、排出口84から十分にトナーを排出(供給)することができず、トナー供給量が下がる。
図6(c)は、図6(a)の状態からさらにトナーを排出(供給)し続け、トナー残量が少なくなった状態を示している。トナー残量が少なくなると、排出口84付近に再び空気層が確保される。そのため、トナー詰まりが解消され、トナー供給量が増加していく。
その後、トナー容器80のトナーがなくなるまではトナー詰まりが発生せず、トナーがなくなるとトナー供給量が0となる。
図5のグラフAは、ストレート部86(図6参照)が設けられていないトナー容器に対しトナーを充填する際、トナーを圧縮しながら充填する高密度充填が行われたトナー容器のトナー供給量推移を表すグラフである。グラフBは、ストレート部86が設けられていないトナー容器に対し高密度充填が行われていない場合のトナー供給量推移を表すグラフである。
ストレート部86が設けられたトナー容器では、図6(c)のトナー詰まりが解消してトナー供給量が増加した状態が、トナーがなくなる直前まで保たれる。そして、後述する図7のトナー供給量推移(ストレート部が設けられている場合)のようにトナーがなくなる直前でトナー供給量が急激に下がる。
検知部78は、収容部72におけるトナーの量を検知するため、トナー供給量がトナー消費量に対して少ないこと(トナー不足)を検知することができる。例えば、図5の直線Xで表されるトナー消費量が50(g/分)である場合、トナー供給量推移のグラフが直線Xの下側になっている領域において、検知部78はトナー不足を検知することができる。
実際には、トナー消費量は現像動作に依存しており、最大トナー消費量以下の値で変動する。ここで、最大トナー消費量とは、現像動作が最大限に行われる場合のトナー消費量である。現像動作が最大限に行われる場合とは、例えば、用紙全面への画像形成を何枚にもわたって連続で行われる場合(すなわち、高カバレッジ連続プリントの場合)等である。
例えば、トナー消費量が20(g/分)である場合(対応する直線は図示していない)は、図5のグラフAにおいてはトナー供給開始からおよそ20分後からトナー不足を検知し、グラフBにおいてはトナー供給開始からおよそ15分後からトナー不足を検知する。
直線Xは、最大トナー消費量を表しており、この例では50(g/分)である。
制御部90は、図5の点Pで表されるように、高密度充填が行われたトナー容器に対応するトナー供給量推移において、トナー供給量が最大トナー消費量より少ない状態から多い状態へ増加していく過程で、トナー供給量が最大トナー消費量に達するタイミングを定める。点Pのタイミングは、事前に行われた実験データ等に基づいて、点Pのタイミングに対応するトナー残量として予め定められる。
制御部90は、定められたトナー残量を境界として、トナー供給量推移を境界で区切った場合に、トナー供給量推移が前半領域と後半領域のいずれの領域にあるかを判定する領域判定を行う。すなわち、トナー容器のトナー残量と境界とされたトナー残量とを比較し、トナー容器のトナー残量が境界とされたトナー残量より多い場合を前半領域、トナー容器のトナー残量が境界とされたトナー残量以下である場合を後半領域とする。
ここで、トナー容器のトナー残量を推定する方法としては、記憶部94に記憶されたトナー容器が交換された時からの駆動部75の累積回転数によって推定する方法、トナー容器が交換された時からのトナー容器の累積回転数によって推定する方法、トナー容器が交換された時からの感光体31に付着された累積トナー量によって推定する方法、などがある。
制御部90は、検知部78によってトナー不足を検知していない場合、トナー容器が空でないと判定する。
制御部90は、検知部78によってトナー不足を検知した場合であっても、トナー供給量推移が前半領域にある場合は、トナー容器が空であるという判定を行わない(トナー容器が空でないと判定する)。したがって、強制的にトナー補給を実施する。
強制的にトナー補給を実施する方法としては、現像動作の処理速度を下げた状態でトナー容器を回転させる方法、現像動作の処理速度を維持した状態でトナー容器を高速回転させる方法、等がある。
これによって、図5のグラフBのように、時間の経過とともにトナー供給量が下がる場合のみならず、グラフA(高密度充填されたトナー容器のトナー供給量推移)のようにいったんトナー供給量が最大トナー消費量より少なくなる場合においても空誤検知を起こさないので、トナー容器内のトナーを確実に使い切ることができる。
また、グラフAでトナー詰まりが解消しない場合(強制的にトナー補給を行っても所定時間内に検知部78によって検知されるトナー不足が解消しない場合)であっても、ユーザーに対してトナー容器が空であるため交換を促す指示ではなく、トナー詰まりを解消するためトナー容器を振る指示を行うことができ、ユーザーは適切な処理を行うことができる。
次に、ストレート部が設けられたトナー容器を用いた場合の空判定制御について説明する。
図7は、ストレート部が設けられたトナー容器を用いた場合のトナー供給量推移の例を表すグラフである。
図7において、グラフCはストレート部が設けられたトナー容器にトナーを高密度充填した場合のトナー供給量推移であり、グラフDはストレート部が設けられたトナー容器に一般的な充填方法でトナーを充填した場合のトナー供給量推移である。
グラフCのトナー供給量推移は、トナーを高密度充填されているので、図6を用いて説明したようにトナー容器の状態が変わるため、いったんトナー供給量が下がり、その後トナー供給量が増えていく。
グラフDのトナー供給量推移は、トナーが高密度充填されていないので、トナーがなくなる直前までトナー供給量が多い状態が保たれ、トナーがなくなる直前でトナー供給量が急激に下がる。
制御部90は、図5で説明した方法と同様に、トナー供給量が最大トナー消費量に達するタイミング(点P)を定める。その境界を用いて、トナー供給量推移が前半領域と後半領域のいずれの領域にあるかを判定する領域判定を行う。
図8は、空判定制御における制御部90によるトナー容器が空であるか否かの判定方法を表した表である。
制御部90は、検知部78によってトナー不足を検知していない場合、トナー容器が空でないと判定する。
制御部90は、検知部78によってトナー不足を検知した場合であっても、トナー供給量推移が前半領域にある場合は、トナー容器が空であるという判定を行わない(トナー容器が空でないと判定する)。したがって、強制的にトナー補給を実施する。
さらに、制御部90は、検知部78によってトナー不足を検知した場合で、トナー供給量推移が後半領域にある場合は、トナー容器が空であるという判定を行う。したがって、トナー補給を実施しない。
これにより、空誤検知を防ぐことができ、さらに、トナー容器が空である場合にはトナー補給を実施せずに空を確定するため、強制的にトナー補給を実施して現像動作を停止させてしまうことがない。すなわち、画像形成の生産性を損なうことを防ぐことができる。また、機械への耐久負荷の増加も防ぐことができる。
本発明の実施形態においては、領域判定のための境界をトナー残量により定めたが、他の構成として、トナー供給量を検知する構成を設けてトナー供給量を監視することによりトナー供給量推移中に境界を定めてもよい。すなわち、トナー供給量を最大トナー消費量と比較して、トナー供給量が最大トナー消費量に達するまでを前半領域とし、達した後を後半領域として領域判定を行ってもよい。
10 自動原稿搬送装置
20 原稿画像読取部
30 画像形成部
34 貯留部
40 中間転写ベルト
50 定着部
60 給紙部
70 トナー搬送装置
71 供給部
72 収容部
77 排出部
78 検知部
80 トナー容器
81 前円筒部
82 後円筒部
83 接続部
84 排出口
86 ストレート部
90 制御部
100 画像形成装置

Claims (7)

  1. 交換可能なトナー容器と、
    トナー消費量に対して、前記トナー容器からのトナー供給量が少ないことを検知する検知手段と、
    前記トナー容器が空であるか否かを判定する空判定手段と、
    前記トナー容器からのトナー供給量が最大トナー消費量より少ない状態から多い状態へ増加していく過程で、該トナー供給量が最大トナー消費量に達するタイミングを境界とし、トナー供給量推移を該境界で区切った場合に、該トナー供給量推移が前半領域と後半領域のいずれの領域にあるかを判定する領域判定手段と、
    を備え、
    前記空判定手段は、
    前記領域判定手段によってトナー供給量推移が前半領域にあり、かつ、前記検知手段によってトナー供給量が少ないことを検知した場合、前記トナー容器が空でないと判定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記領域判定手段は、
    前記トナー容器内のトナー残量を推定する残量推定手段を有し、前記境界としたタイミングにおける前記トナー容器内のトナー残量に対して、該残量推定手段によって推定されたトナー残量が多い場合を前半領域、該残量推定手段によって推定されたトナー残量が少ない場合を後半領域とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー容器からトナーを搬送する搬送手段を備え、
    前記残量推定手段は、
    前記トナー容器が交換された時からの搬送手段の累積回転数によってトナー残量を推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記残量推定手段は、
    前記トナー容器が交換された時からの前記トナー容器の累積回転数によってトナー残量を推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. トナー像を形成する感光体を備え、
    前記残量推定手段は、
    前記トナー容器が交換された時からの前記感光体に付着された累積トナー量によってトナー残量を推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー容器は、
    トナーが排出される排出口と、
    前記排出口を含むようにして、または、前記排出口よりトナー搬送方向上流側に前記排出口と隣接して設けられた第一の円筒部と、
    前記第一の円筒部よりトナー搬送方向上流側に設けられた第二の円筒部と、
    を備え、
    第一の円筒部の半径は第二の円筒部の半径より小さく、
    第一の円筒部と第二の円筒部とは斜面で接続されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記空判定手段は、
    前記領域判定手段によって後半領域にあり、かつ、前記検知手段によってトナー供給量が少ないことを検知した場合、前記トナー容器が空であると判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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