JP5880057B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
現像部を長時間の停止状態から復帰させた後は、トナーが帯電されて現像剤の嵩密度が徐々に元に戻るため、検出されるトナー濃度は真のトナー濃度に近づく。しかし、トナーが十分に帯電されて現像剤の嵩密度が元に戻るまでは、真のトナー濃度よりも低めにトナー濃度が検出されてしまうため、過剰なトナー補給が行われることとなる。
また、特許文献2に記載の画像形成装置は、現像部を復帰させた後の所定期間において、透磁率センサーのセンサー出力ではなく、実際のトナー消費量に基づいてトナー補給を行うことにより、透磁率センサーの誤検出に伴い過剰なトナー補給が行われるのを防止している。
そして、新たに補給されたトナーは劣化がなく帯電しやすいため、トナー補給量に応じて現像剤の嵩密度が安定する時間も異なってくる。具体的には、図1に示すように、形成される画像の印字率が高い(トナー補給量が多い)ほどトナー帯電量の立ち上がりは急峻になり、短時間で安定する。また、形成される画像の印字率が低い(トナー補給量が少ない)場合は、トナーの劣化(外添剤の剥離・埋没)が促進されるため、トナー帯電量の立ち上がりは緩やかで、安定するまでに長時間を要する。したがって、図2に示すように、形成される画像の印字率が高い(トナー補給量が多い)ほど、透磁率センサーで検出されたトナー濃度は真のトナー濃度に近くなるので、補正量及び補正時間(補正不要となるまでの時間)は少なくてよい。
そのため、基準となる印字率よりも高い印字率(例えばカバレッジ20%以上)で画像形成が行われる場合は、トナー補給の要否を判定する際に過大な補正が行われる。また、現像剤の嵩密度が安定して透磁率センサーで真のトナー濃度を検出できるようになった後も補正が行われることとなる。その結果、真のトナー濃度が基準濃度を下回っていても適切なトナー補給が行われずに、トナー濃度が想定よりも低い値(基準濃度よりも低い値)で推移することとなり、画像濃度が確保できなくなる懸念がある(図3参照)。
前記現像部にトナーを補給するトナー補給部と、
前記現像剤の透磁率に基づいてトナー残量を検出するトナー残量検出部と、
前記残量検出部による検出結果と予め設定された基準値を比較して、前記トナー補給部によるトナー補給の要否を判定する制御部と、を備えた画像形成装置であって、
前記制御部は、前記現像部を停止状態から復帰させた後の所定期間において、前記現像部を復帰させた後の駆動時間と、前記トナー補給部による前記駆動時間におけるトナー補給量とに基づいて、前記残量検出部による検出結果又は前記基準値を所定の補正量で補正した上で両者を比較することを特徴とする。
図4は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図5は、実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
図4、5に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、CMYKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネート樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100が感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残存する転写残トナーを除去する。
給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。
そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
現像ローラー811、搬送ローラー812、攪拌部材813、814は、制御部100によって現像部駆動モーターM1(図5参照)が駆動されることにより、回転する。
現像容器816は、トナー及びキャリアーを補給するための現像剤補給口816a(図6では攪拌部材814の略上方)を有する。トナー補給部82から送り出されたトナー及びキャリアー補給部(図示略)から送り出されたキャリアーは、現像剤補給口816aを介して現像容器816に補給される。
正極性に帯電したキャリアーの周囲に、負極性に帯電したトナーが、主として両者の電気的な吸引力により付着する。そして、現像剤は、攪拌部材813によって搬送される過程で、搬送ローラー812に供給される。
搬送スリーブ812bの略上方には、現像剤規制部材815が、搬送スリーブ812bから所定距離だけ離間して対向配置される。現像剤規制部材815は、ステンレス鋼材等の磁性体で形成された板状の部材であり、搬送ローラー812と平行に延在する。
磁石体812aは、搬送ローラー812の軸方向に延在する、複数の磁極(図示略)を有する。これらの複数の磁極によって、搬送スリーブ812bで現像剤を搬送するための磁界(磁力線)が形成される。
現像ローラー811と搬送ローラー812との間に電界を形成することにより、搬送スリーブ812bで搬送されている現像剤からトナーだけが脱離して、現像ローラー811に供給される。そして、現像ローラー811は、感光体ドラム413にトナーを供給して、感光体ドラム413上の静電潜像を可視化する。
このとき、現像装置412では、現像部81の駆動が開始される。現像部81の駆動が開始されると、現像容器816内の現像剤が攪拌され、トナー帯電量は徐々に増大していき、トナー濃度検出センサー83のセンサー出力VRは次第に真のトナー濃度に対応する値VTに近づく。
ステップS105において、制御部100は、現像部81を復帰させてから現時点までの駆動時間と、形成される画像の印字率を取得する。
具体的には、制御部100は、補正量VCを設定するに際して、現像部81の駆動時間と画像の印字率に対して有効な補正量VCが予め設定された補正テーブル(補正情報)を参照する。この補正テーブルは、例えば現像部81の停止時間、駆動時間、及び画像の印字率のそれぞれについて様々な条件を設定し、センサー出力VRと真のトナー濃度に対応する値VTとの乖離量を測定するなどして実験的に求められ、記憶部72に格納される。
また、駆動時間が同じである場合は、画像の印字率が高いほど補正量VCは小さくなる。画像の印字率が高いほど、トナー補給量は多くなり、その分トナー帯電量の回復も早くなる、すなわちトナー濃度検出センサー83のセンサー出力VRは真のトナー濃度に対応する値VTに近くなるためである。
高印字率でトナー補給量が多い場合は補正量の戻し時間(補正量が0になるまでの時間)が短く、低印字率でトナー補給量が少ない場合は補正量の戻し時間が長くなるように補正量VCが設定されることになる。
図8に従うと、例えば現像部81の駆動時間が20分である場合の補正量VCは、高印字率のときは0.15、基準印字率のときは0.20、低印字率のときは0.30に設定されることになる。
具体的には、制御部100は、画像の印字率が高い(判定時におけるトナー補給量が大きい)ほど、補正量VCを小さく設定する。
また、現像剤のトナー濃度が低くなりすぎて画像濃度が確保できなくなったり、トナー濃度が高くなりすぎてトナーこぼれや機内飛散が生じたりするのを確実に防止できるので、高品質の画像を形成することができる。
また、本発明は、非ハイブリッド現像方式である一成分現像方式又は二成分現像方式の現像装置を備えた画像形成装置や、非トリクル方式の現像装置を備えた画像形成装置に適用することもできる。一成分現像方式の場合、透磁率センサーにより磁性トナーの残量が検出されることとなる。
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
81 現像部
82 トナー補給部
83 トナー濃度検出センサー
100 制御部
412 現像装置
Claims (8)
- トナーを含む現像剤を収容し、感光体にトナーを付着させてトナー像を形成する現像部と、
前記現像部にトナーを補給するトナー補給部と、
前記現像剤の透磁率に基づいてトナー残量を検出するトナー残量検出部と、
前記残量検出部による検出結果と予め設定された基準値を比較して、前記トナー補給部によるトナー補給の要否を判定する制御部と、を備えた画像形成装置であって、
前記制御部は、前記現像部を停止状態から復帰させた後の所定期間において、前記現像部を復帰させた後の駆動時間と、前記トナー補給部による前記駆動時間におけるトナー補給量とに基づいて、前記残量検出部による検出結果又は前記基準値を所定の補正量で補正した上で両者を比較することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、判定時における前記トナー補給量が大きいほど、前記補正量を小さく設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記現像部の駆動時間と形成される画像の印字率に対して有効な補正量が予め設定された補正情報を参照して、前記トナー補給部による補正量を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記現像部の駆動時間と前記トナー補給部によるトナー補給量に対して有効な補正量が予め設定された補正情報を参照して、前記補正量を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記トナー補給部の駆動時間に基づいて前記トナー補給部によるトナー補給量を算出することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記駆動時間が長くなるにつれて、前記補正量を徐々に減少させることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記現像部が停止していた停止時間に基づいて、前記補正量の初期値を設定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤は、トナーとキャリアーを含む二成分現像剤であり、
前記トナー残量検出部は、前記現像剤のトナー濃度を検出することを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の画像形成装置。
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