JP6648533B2 - 画像形成装置、画像形成システムおよびトナー濃度調整方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システムおよびトナー濃度調整方法 Download PDF

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本発明は、画像形成装置、画像形成システムおよびトナー濃度調整方法に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)においては、画像データに基づくレーザー光が、一様に帯電した感光体(例えば感光体ドラム)に対して照射(露光)されることにより、感光体表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体にトナーが供給されることにより、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。このトナー像が、直接又は中間転写体を介して間接的に用紙に転写された後、定着装置で加熱、加圧されることにより、用紙に画像が形成される。
感光体にトナー像を形成する現像方式には、現像剤の主成分としてトナーのみを用いる一成分現像方式と、現像剤の主成分としてトナーとキャリアーを用いる二成分現像方式がある。二成分現像方式では、トナーとキャリアーを混合して、撹拌することにより、トナーに摩擦帯電を生じさせる。
このような二成分現像方式の現像装置では、低カバレッジを連続して出力した場合に、現像装置内において外添剤がトナーから離脱したり、外添剤がトナーに埋没したりするトナーの劣化が発生する。これによって、画質の低下や劣化トナーがキャリアーから離脱するトナーこぼれの不具合が発生する。その対策として、低カバレッジが続いた場合に、現像剤装置内の劣化トナーを感光体ドラム(像担持体)に強制的に排出して新しいトナーを補給するトナー強制入替が一般的に行われている。
ところで、トナー強制入替において、新しいトナーを補給すると、補給したばかりの新トナーも同時に現像装置から排出されることとなり、トナーの入替効率が良くない。
トナーの入替効率を良くするためには、まず劣化トナーを排出してからトナー補給をするのが望ましい。劣化トナーを排出させると、現像剤の重量に対するトナーの重量の割合であるトナー濃度を低下させることとなる。トナー濃度を低下させ過ぎると、キャリアーがトナーと共に感光体ドラムに付着して現像されるキャリアー現像を発生させることが知られている。
そこで、トナー濃度の下限値を設け、下限値以下にトナー濃度が下がらないように制御する技術が公開されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010−91801号公報
図1は、トナーTの濃度が高い場合のトナーTおよびキャリアーCの状態を概略的に示す図である。図1に示すように、トナーTの濃度が高い場合には、現像電位Eにより、現像ローラー214Aから感光体ドラム213にトナーTのみが移動し、キャリアーCは移動せず、キャリアー現像は発生しない。
ところで、キャリアーとトナーから成る二成分現像剤では、現像装置の現像ローラーの回転時等の摩擦により、キャリアーが劣化する。
キャリアーの劣化について具体的に説明すると、鉄粉ベースのコアにコーティングしている樹脂コート層が徐々に摩擦で削れ、キャリアーの抵抗値が低下することにより、または、トナーの樹脂がキャリアー表面に付着するスペント現象によりトナー帯電性を損なうようになる。樹脂コート層の摩耗で抵抗値が低下すると、現像部で形成している電界によりキャリアーへの逆極性の電荷注入が起こりやすくなり、本来はトナーが現像されるべき現像電位の部分にキャリアーが飛ぶキャリアー現象が発生する。
図2は、トナーTの濃度が低い場合のトナーTおよびキャリアーCの状態を概略的に示す図である。キャリアーが劣化して、キャリアーの抵抗値が低くなり、現像電界でキャリアーへの電荷注入がし易くなると、図2に示すように、トナーTの濃度が低い場合に、現像電位Eにより、現像ローラー214Aから感光体ドラム213にトナーTと共にキャリアーCが移動し、キャリアー現像が発生する。
上記特許文献1に開示された技術では、トナー濃度の下限値はキャリアーの劣化状態に拘わらず一定であるため、例えば、トナー濃度の下限値がキャリアーの劣化状態に対する適正な閾値より低いと、キャリアー現像を発生させるおそれがある。反対に、トナー濃度の下限値がキャリアーの劣化状態に対する適正な閾値より高いと、劣化トナーの排出とトナー補給とを繰り返す回数が増加し、繰り返しの度に、劣化トナーと共に新たに補給されたトナーも排出されるため、トナーの入替効率が悪くなるという問題点があった。
本発明の目的は、キャリアー現像の発生を防止しつつ、トナーの入替効率を向上させることが可能な画像形成装置、画像形成システムおよびトナー濃度調整方法を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
トナー像を担持する像担持体と、
キャリアーおよびトナーを含む現像剤を用いて前記像担持体に前記トナーを供給する現像部と、
前記トナーを前記現像部から前記像担持体に供給するための電界を形成する電界形成部と、
前記現像部内の前記トナーを入れ替える場合に前記トナーを前記像担持体に強制的に排出させる際、前記現像部内の前記トナーの濃度が、前記現像部内の前記キャリアーの劣化状態に応じた下限値より低下しないように制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成システムは、
画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
トナー像を担持する像担持体と、
キャリアーおよびトナーを含む現像剤を用いて前記像担持体に前記トナーを供給する現像部と、
前記トナーを前記現像部から前記像担持体に供給するための電界を形成する電界形成部と、
前記現像部内の前記トナーを入れ替える場合に前記トナーを前記像担持体に強制的に排出させる際、前記現像部内の前記トナーの濃度が、前記現像部内の前記キャリアーの劣化状態に応じた下限値より低下しないように制御する制御部と、
を備える。
本発明に係るトナー濃度調整方法は、
現像部内のキャリアーおよびトナーを含む現像剤のうち前記トナーを前記現像部から像担持体に強制的に排出させる際、前記現像部内の前記トナーの濃度が、前記現像部内のキャリアーの劣化状態に応じた下限値より低下しないように制御する。
本発明によれば、キャリアー現像の発生を防止しつつ、トナーの入替効率を向上させることができる。
現像電界におけるトナーおよびキャリアーの状態を概略的に示す図である。 現像電界におけるトナーおよびキャリアーの状態を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 トナー濃度検出部の出力とトナー濃度との関係を示す図である。 トナー強制入替の処理を示すフローチャートである。 変形例に係るトナー強制入替の処理を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図3は、本実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図4は、本実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。なお、以下の説明で、トナー強制入替でない通常時のトナーの入替を「トナー通常入替」という場合がある。
図3および図4に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した直接転写方式のモノクロ画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム213上に形成されたK成分(ブラック)のトナー像を用紙に直接転写することにより画像を形成する。
画像形成装置1は、画像読取部11、操作表示部12、画像処理部13、画像形成部20、給紙部14、排紙部15、用紙搬送部16、及び制御部17を備える。
制御部17は、CPU(Central Processing Unit)171、ROM(Read Only Memory)172、RAM(Random Access Memory)173等を備える。CPU171は、ROM172又は記憶部182から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM173に展開し、展開したプログラムと協働して、画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。
通信部181は、例えばNIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースを有する。
記憶部182は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。記憶部182には、例えば各ブロックの動作を制御する際に参照されるルックアップテーブルが格納される。
制御部17は、通信部181を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部17は、例えば、外部の装置から送信されたページ記述言語(PDL:Page Description Language)による画像データ(入力画像データ)を受信し、これに基づいて用紙に画像を形成させる。
画像読取部11は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置111及び原稿画像走査装置112(スキャナー)等を備える。自動原稿給紙装置111は、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送して原稿画像走査装置112へ送り出す。自動原稿給紙装置111により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像(両面を含む)を連続して読み取ることが可能となる。原稿画像走査装置112は、自動原稿給紙装置111からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部11は、原稿画像走査装置112による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部13において所定の画像処理が施される。
操作表示部12は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部121及び操作部122として機能する。表示部121は、制御部17から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示や各機能の動作状況の表示を行う。操作部122は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部17に出力する。
ユーザーは、操作表示部12を操作して、原稿設定、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定、片面/両面設定、及び用紙設定(用紙の坪量、光沢の有無を含む)、印刷枚数などの画像形成に関する設定を行うことができる。設定された情報は、例えば記憶部182に記憶される。制御部17は、現像剤を投入してからの累積印刷枚数を算出し、算出した累積印刷枚数を記憶部182に記憶させる。制御部17は、トナー強制入替の場合、累積印刷枚数からキャリアーの劣化状態を決定する。
画像処理部13は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部13は、制御部17の制御下で、階調補正データに基づいて階調補正を行う。また、画像処理部13は、入力画像データに対して、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部20が制御される。
画像形成部20は、入力画像データに基づいて、K成分のトナーによるトナー像を形成するためのトナー像形成部21、トナー像形成部21により形成されたトナー像を用紙に転写する転写部22、及び用紙に転写されたトナー像を定着する定着部23等を備える。
トナー像形成部21は、露光装置211、帯電装置212、感光体ドラム213、現像装置214、ドラムクリーニング装置215、画像濃度検出部216、電位検出部217およびトナー濃度検出部218等を備える。現像装置214が本発明の「現像部」に対応する。
感光体ドラム213は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
帯電装置212は、例えばスコロトロン帯電装置やコロトロン帯電装置等のコロナ放電発生器で構成される。帯電装置212は、コロナ放電によって感光体ドラム213の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置211は、感光体ドラム213に対してモノクロ画像に対応する光を照射する。光の照射を受けて感光体ドラム213の電荷発生層で発生した正電荷が電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム213の表面電荷(負電荷)が中和される。これにより、感光体ドラム213の表面には、周囲との電位差により静電潜像が形成される。
現像装置214は、K成分の現像剤(例えばトナーと磁性キャリアーとを主成分とする二成分現像剤)を収容する。現像装置214は、感光体ドラム213の表面にK成分のトナーを付着させることにより、静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
具体的には、現像ローラー214Aに現像バイアスが印加され、感光体ドラム213と現像ローラー214Aとの間に現像電界が形成される。感光体ドラム213(負極性)と現像ローラー214Aとの電位差によって、現像ローラー214A上の帯電トナー(負極性)は、感光体ドラム213の表面の露光部に移動して付着する。すなわち、現像装置214は、反転現像方式によって静電潜像を現像する。現像ローラー214Aが本発明の「現像剤担持体」に対応する。
現像装置214は、現像ローラー214Aに付着した現像剤を層規制するためのブレード214Bと、新たなトナーを現像装置214内に補給するための補給部214Cと、回収された現像剤及び補給された新たなトナーを混合撹拌する撹拌部(図示略)と、混合撹拌された現像剤を現像ローラー214Aに供給する供給部(図示略)とを有する。
ドラムクリーニング装置215は、感光体ドラム213の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、転写後に感光体ドラム213の表面に残存する転写残トナーを除去する。
画像濃度検出部216は、感光体ドラム213に形成された例えばパッチ画像に対して例えばLEDから光を照射し、その反射光を受光素子例えば反射型のセンサーにて受光して光量検知することにより、濃度を算出してパッチ画像の濃度を検出する。
電位検出部217は、帯電装置212により帯電させた感光体ドラム213の表面電位を検出する。電位検出部217は、通紙中、最大露光量で露光された感光体ドラム213の表面電位(最高濃度部露光電位)を検出する。制御部17は、検出された最高濃度部露光電位に現像電界の設定値を加えた電圧値をバイアス電源に印加するようにバイアス印加部90を制御する。また、制御部17は、未露光部の電位が、現像バイアス電位に白地へのかぶり画像発生を防止するためのかぶりマージン電位100Vを加えた電位となるように帯電グリッド電圧値を制御する。
制御部17は、トナー強制入替の場合、トナー濃度の切替閾値を参照して、予め定められた現像電界になるようにバイアス印加部90を制御する。
Figure 0006648533
表1は、トナーの強制排出時の現像電界設定値とトナー濃度との関係を示すテーブルの一例である。なお、現像電界設定値の100%は、例えば現像電界500Vに相当する。
表1に示すように、トナー濃度の切替閾値の一例として、3.4%、3.0%、2.4%、2.0%が挙げられる。
トナー濃度が4.0%から3.4%に低下すると、現像電界設定値は100%から80%に変更される。また、トナー濃度が3.4%から3.0%に低下すると、現像電界設定値は80%から60%に変更される。さらに、トナー濃度が3.0%から2.4%に低下すると、現像電界設定値は60%から50%に変更される。さらに、トナー濃度が2.4%から2.0%に低下するまで、現像電界設定値は50%に保たれる。
トナー濃度検出部218は、例えば透磁率センサーであり、現像装置214の供給部の下流近傍に設置され、現像剤の透磁率を測定することにより、トナー濃度を検出する。
図5は、トナー濃度検出部218の出力とトナー濃度との関係を示す図である。図5において縦軸はトナー濃度検出部218の出力を示し、横軸はトナー濃度を示す。
制御部17は、トナー通常入替の場合、トナー濃度検出部218の検出結果に基づいて、図5に示すトナー濃度検出部218の出力とトナー濃度との関係を参照して、トナー濃度が常に4%になるように補給部214Cにトナーを補給させる。また、制御部17は、トナー補給量を記憶部182に記憶させる。
転写部22は、転写ベルト221、転写ローラー222、複数の支持ローラー223、及び転写用電源(図示略)等を備える。
転写ベルト221は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー223にループ状に張架される。複数の支持ローラー223のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。駆動ローラーが回転することにより、転写ベルト221が走行し、一定速度で用紙が搬送される。
転写ローラー222は、感光体ドラム213に対向して、転写ベルト221の内周面側に配置される。転写ベルト221を挟んで、転写ローラー222が感光体ドラム213に圧接されることにより、感光体ドラム213から用紙へトナー像を転写するための転写ニップが形成される。
転写用電源は、転写ローラー222に接続される。制御部17によって転写用電源の出力(転写出力)が制御されることにより、転写ローラー222から感光体ドラム213に所定の転写電流が流れるようになっている。
用紙が転写ニップを通過する際、感光体ドラム213上のトナー像が用紙に転写される。具体的には、転写ローラー222に転写出力(転写バイアス)を印加し、用紙の裏面側(転写ベルト221と当接する側)にトナーと逆極性の電荷(正電荷)を付与することにより、トナー像は用紙に静電的に転写される。トナー像が転写された用紙は定着部23に向けて搬送される。
定着部23は、用紙の定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着ローラーで構成された上側定着部231、用紙の裏面(定着面の反対の面)側に配置される加圧ローラーで構成された下側定着部232、上側定着部231を加熱する加熱源233、及び下側定着部232を上側定着部231に対して圧接する圧接離間部(図示略)等を備える。
トナー像が転写され、通紙経路に沿って搬送されてきた用紙は、定着部23を通過する際に加熱、加圧される。これにより、用紙にトナー像が定着する。
給紙部14は、給紙トレイ部141を有する。給紙トレイ部141には、坪量やサイズ等に基づいて識別された枚葉紙(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された紙種ごとに収容される。給紙トレイ部141には、複数の給紙ローラー部が配置される。給紙部14は、給紙トレイ部141から給紙された用紙を用紙搬送部16に送り込む。
排紙部15は、排紙ローラー部151等を有し、用紙搬送部16から送出された用紙を機外に排紙する。
用紙搬送部16は、主搬送部161等を備える。用紙搬送部16の一部は、例えば定着部23とともに1つのユニット(用紙搬送ユニットADU)に組み込まれ、画像形成装置1に着脱可能に装着される。
主搬送部161は、用紙を挟持して搬送する用紙搬送要素として、ループローラー部及びレジストローラー部を含む複数の搬送ローラー部を有する。主搬送部161は、給紙トレイ部141から給紙された用紙を搬送して画像形成部20(転写部22、定着部23)に通紙するとともに、画像形成部20(定着部23)から送出された用紙を排紙部15に向けて搬送する。
給紙部14から給紙された用紙は、主搬送部161によって画像形成部20に搬送される。そして、用紙が転写ニップを通過する際、感光ドラム213上のトナー像が用紙の第1面(表面)に一括して転写され、定着部23において定着処理が施される。画像が形成された用紙は、排紙部15により機外に排紙される。
ところで、キャリアーとトナーとを主成分とする二成分現像剤では、現像ローラー214Aの回転等の負荷やブレード214Bとの摩擦により、キャリアーが劣化する。キャリアーの劣化度合いに応じてキャリアー現像が発生しやすくなる。キャリアー現像の発生を防止するためには、キャリアーが感光体ドラムに移動するよりも先にトナーが感光体ドラムにおける現像電位の部分を埋めればキャリアーが感光体ドラムに付着することを抑制することができる。キャリアーの劣化度合いが高く、キャリアー現像が発生しやすい場合には、キャリアーより先にトナーで現像電位の部分を埋めるために、トナー濃度をある程度高くしておく必要がある。これに対し、キャリアーの劣化度合いが低く、キャリアー現像が発生し難い場合には、トナー濃度を低くすることが可能である。トナーの入替効率を向上させるためには、キャリアーの劣化状態に応じてトナー濃度の下限値を変更していく必要がある。
画像形成装置1には、装置外の温度、湿度などの環境条件を検出する機外環境検出部及び装置内の温度などの環境条件を検出する機内環境検出部が設けられている。ここでは、装置内外の環境条件の一例として機内温度が用いられる。
制御部17は、トナー強制入替の場合、累積印字枚数に基づいて、機内温度を参照して、トナー濃度の下限値を決定する。ここでは、キャリアーの劣化状態の一例として、累積印字枚数が用いられる。なお、トナー濃度の下限値を「下限トナー濃度」という場合がある。
制御部17は、トナー濃度の下限値に基づいて、現像装置214内のトナーを感光体ドラム213に強制排出させる。これによって、感光体ドラム213に例えば多数のドットで構成される網点により1以上の階調が表されたスクリーン画像が形成される。なお、感光体ドラム213に形成される画像としては、スクリーン画像に限らず、ベタ画像やパッチ画像であってもよい。
Figure 0006648533
表2は、強制排出時の下限トナー濃度と各累積印字枚数Nにおける機内温度との関係を示すテーブルの一例である。例えば、機内温度としての低温環境は15℃未満、常温環境は、15〜28℃、高温環境は、28℃を超える温度である。表2に示すように、低温環境、常温環境および高温環境における下限トナー濃度は、累積印刷枚数Nが0<N≦400000頁の場合、2.0%、2.0%、2.2%、累積印刷枚数Nが400000<N≦600000頁の場合、2.4%、2.4%、2.6%、累積印刷枚数Nが600000<N≦800000頁の場合、2.8%、2.8%、3.0%、累積印刷枚数Nが800000<N≦1000000頁の場合、3.2%、3.2%、3.4%、累積印刷枚数NがN>1000000頁の場合、3.4%、3.4%、3.6%のように累積印刷枚数Nに応じて複数の段階に分けられる。
次に、トナー強制入替の処理について図6を参照して説明する。
図6は、トナー強制入替の処理を示すフローチャートである。
本フローチャートの処理は、画像形成装置1の起動後、ユーザーが操作表示部12を操作して、トナー強制入替のSWが押されることによりに開始される。
まず、制御部17は、累積印刷枚数Nからキャリアーの劣化情報を算出する(ステップS101)。
次に、制御部17は、装置内外の環境条件を参照して、キャリアーの劣化状態に対応したトナー濃度の下限値を決定する(ステップS102)。例えば、制御部17は、常温環境23℃、累積印刷枚数Nが700000頁の場合、表2のテーブルを参照して下限トナー濃度を2.8%に決定する。
次に、制御部17は、電位検出部217により検出された最高濃度部露光電位に基づいて、表1のテーブルを参照して、現像バイアスを決定する(ステップS103)。現像バイアスにより、例えば、現像電界は、現像電界設定値100%相当する画像形成時に500Vで制御される。
次に、制御部17は、感光体ドラム213および現像装置214を駆動させる(ステップS104)。
次に、制御部17は、現像装置214を制御し、感光体ドラム213にトナー像を形成させ、トナーを排出させる(ステップS105)。
次に、制御部17は、トナーを排出させながら、トナー濃度検出部218の出力値に基づいてトナー濃度が切替閾値以下になったか否かを判断する(ステップS106)。判断結果、トナー濃度が切替閾値以下になったと判断した場合(ステップS106:YES)、制御部17が現像バイアス値、帯電グリッド電圧を変更させて、次の切替閾値に対応する現像電界に制御する(ステップS107)。
ステップS107においては、トナー濃度が切替閾値3.4%以下になるまでは現像電界が500Vで制御される。トナー濃度が切替閾値3.4%以下になった後は、現像電界が400V(=500V*80%)に制御される。さらに、トナー濃度が切替閾値3.0%以下になるまでは現像電界400Vで制御される。トナー濃度が切替閾値3.0%以下になった後は現像バイアス値を300V(=500V*60%)に制御される。
次に、制御部17は、下限トナー濃度がステップS102で決定された2.8%以下になったか否かを判断する(ステップS108)。
一方、トナー濃度が切替閾値以下になっていない場合(ステップS106:NO)、制御部17は、下限トナー濃度が2.8%以下になったか否かを判断する(ステップS108)。
ステップS108の判断の結果、トナー濃度が下限トナー濃度以下になっていない場合(ステップ108:NO)、処理はステップS106の前に戻る。
一方、トナー濃度が下限トナー濃度2.8%になったと判断した場合(ステップ108:YES)、制御部17は、トナーの排出を終了させる(ステップS109)。
次に、制御部17は、補給部214Cを制御してトナーの補給を開始させる(ステップS110)。
次に、制御部17は、トナー濃度がトナー通常入替時のトナー濃度4.0%以上になったか否かを判断する(ステップS111)。判断の結果、トナー濃度が4.0%以上になっていない場合(ステップS111:NO)、制御部17は、トナー補給動作を継続させる。一方、トナー濃度が4.0%以上になったと判断した場合(ステップS111:YES)、制御部17は、トナー補給を停止させる。
次に、制御部17は、現像剤と補給されたトナーとを2分間撹拌させ、トナーを帯電させる(ステップS112)。
次に、制御部17は、感光体ドラム213および現像装置214の駆動を停止させる(ステップS113)。
上記実施の形態に係る画像形成装置1によれば、トナーの強制入替の場合、制御部17が累積印刷枚数に基づいて現像装置214内のトナー濃度の下限値を制御するようにしたので、トナー濃度の下限値がキャリアーの劣化状態に対する適正な閾値より低下しないため、キャリアー現像の発生を防止しつつ、トナーの入替効率を向上させることができる。
また、トナー濃度に応じて現像電界を変更させたので、キャリアーへの電荷注入が抑えられ、この点からもキャリアー現像の発生を防止することができる。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1の変形例について説明する。
トナー補給動作では、キャリアーの劣化が進んでいる場合、下限トナー濃度が例えば3.4%や3.6%と高く、目標とするトナー濃度例えば4%との差が少ないので、強制排出できるトナー量が少ない。これにより、現像剤中に残存する劣化トナーの量が多く、仮に、キャリアーの劣化が進んでいない場合と同じ単位時間当たりトナー量を補給してしまうと、劣化トナーがキャリアーから離脱してトナーこぼれが発生しやすくなり、画像不良の発生要因となる。これは、新しいトナーの方が劣化トナーより荷電性が高くキャリアーに付着しやすいため、帯電量の低い劣化トナーが新しいトナーに押し出されて、劣化トナーがキャリアーから離脱すると考えられる。
この対応としては、キャリアーの劣化情報に従いトナーの補給速度を変更することで、画像不良の発生を防止しながらトナーの強制入替を行う。
Figure 0006648533
表3は、下限トナー濃度Xと単位時間当たりのトナー補給量との関係を示すテーブルの一例である。
表3に示すように、トナー供給量は、下限トナー濃度Xが2.0%<X≦2.4%の場合400mg/sec、下限トナー濃度Xが2.4%<X≦2.8%の場合300mg/sec、下限トナー濃度Xが2.8%<X≦3.4%の場合200mg/sec、下限トナー濃度XがX>3.4%の場合100mg/secのように下限トナー濃度に応じて変更される。
制御部17は、表3を参照して、下限トナー濃度に応じた単位時間当たりのトナー補給量を制御する。トナー補給量の制御に下限トナー濃度を用いるのは、制御部17が累積印刷枚数からキャリアーの劣化情報を算出し、算出したキャリアーの劣化情報に対応した下限トナー濃度を決定するためである。
図7は、変形例に係るトナー強制入替の処理を示すフローチャートである。
本フローチャートの処理は、画像形成装置1の起動後に開始される。
なお、図7に示すステップS201のキャリアー劣化情報算出、ステップS202のトナー濃度下限値決定およびステップS203は、図6に示す実施の形態に係るステップS101、S102、S104と同じあるため、その説明を省略する。
ステップS204において、制御部17はトナー像を作成させ、2頁分のトナーを排出させる。ここでの「2頁分」は、トナーを少量ずつ排出させる場合の一例である。トナーを少量ずつ排出させ、その後、ステップS206に示すように所定量ずつ補給することで、トナーこぼれの発生を防止することが可能となる。
次に、制御部17は、トナーを排出させながら、トナー濃度検出部218の出力値に基づいてトナー濃度が下限トナー濃度以下になったか否かを判断する(ステップS205)。
トナー濃度が下限トナー濃度以下になったと判断しない場合(ステップS205:NO)、ステップS204に戻り、制御部17は、2頁分のトナーの排出を継続させる。
トナー濃度が下限トナー濃度以下になったと判断した場合(ステップS205:YES)、制御部17は、表3を参照して、下限トナー濃度に応じた単位時間当たりトナー補給量でトナーを補給させるように補給部214Cを制御する(ステップS206)。このようにして、トナーが所定量ずつ補強されるため、トナーこぼれの発生を防止することができる。
次に、制御部17は、10秒間だけ現像装置214に撹拌動作をさせる(ステップS207)。ここでの撹拌動作の主目的は、補給されたトナーと劣化トナーとを混合させて、現像装置214内のトナー濃度を均一にさせるためである。
次に、制御部17は、トナー濃度が4.0%以上になったか否かを判断する(ステップS208)。トナー濃度が4.0%以上になったと判断しない場合(ステップS208:NO)、ステップS206に戻り、制御部17は、補給部214Cにトナーの補給を継続させる。つまり、トナー濃度が4.0%になるまでトナーが補給される。
トナー濃度が4.0%以上になったと判断した場合(ステップS208:YES)、制御部17は、トナー総排出量が目標値以上になったか否かを判断する(ステップS209)。ここで、目標値とは、キャリアーの劣化が進んでいない状態の下限トナー濃度まで排出するとした場合の量から決められる。例えば、通常時のトナー濃度4%から下限トナー濃度2%まで排出するとした場合、目標量は2%(=4%−2%)分の量である。
トナー総排出量が目標値以上になったと判断しない場合(ステップS209:NO)、ステップS204に戻り、制御部17は、2頁分のトナーの排出を開始させる。
トナー総排出量が目標値以上になったと判断した場合(ステップS209:YES)、制御部17は、現像装置214に2分間の撹拌動作をさせる(ステップS210)。ここでの撹拌動作の主目的は、トナーとキャリアーとを撹拌することにより、トナーに摩擦帯電を生じさせるためである。
次に、制御部17は、感光体ドラム213および現像装置214の駆動を停止させる(ステップS211)。
上記の変形例に係る画像形成装置1によれば、キャリアーの劣化状態、主に耐久によって下限トナー濃度が決まるため、下限トナー濃度の値によって自動的にトナー入替を実施する判断基準を、下限トナー濃度が高いほど多くトナーの入替を実施するように制御することで、トナーこぼれの発生を抑えて、画像品質の低下を抑制することが可能である。キャリアーの劣化が進んだ状況では下限トナー濃度が高いため、排出できるトナー量が減少するため、1回のトナー強制入替の中で、トナー排出、トナー補給、撹拌の動作を繰り返し実施することで、劣化の少ない場合に比べ時間はかかるものの、キャリアー現像を抑制しつつトナー強制入替が可能となる。
なお、上記の変形例において、トナー強制入替時の撹拌動作は補給トナーを荷電するためのものであるため、画像出力を行う前に所望のトナー帯電量が確保できていれば良く、繰り返し実施する最後の撹拌動作を他よりも長くすることにより、最初の方の撹拌時間は短くすることも可能である。
この場合、トナー排出動作はA3サイズの最高濃度出力2頁分を一度のトナー排出量とし、トナー排出量の目標値を現在のトナー濃度から決定し、排出量の合計が目標量となるまでトナー排出、トナー補給、短時間撹拌を繰り返す。なお、このときの目標のトナー排出量は、キャリアーの劣化が進んでいない状態のトナー濃度下限値まで排出するとした場合の量から決められるが、少量のトナーの入替の繰り返しになるために、補給したばかりのトナーも排出される可能性があるため、入替の効果が低下することを考慮し、目標のトナー排出力を10%〜50%程度通常より多めの量に設定しても良い。
なお、トナーの入替の繰り返しが多くなると、補給された新たなトナーと劣化トナーとの撹拌による分散が進むため、一度に補給されたトナーと劣化トナーとを撹拌する場合と比較して、劣化トナーの帯電性を低下させにくくなるという利点がある。
なお、上記実施の形態では操作表示部12上のSW押下で実行したが、画像形成装置は、記憶部182に設定された情報として印字率データ情報を有しているため、トナーの劣化(外添剤の埋没、離脱)が発生しやすい低印字率の出力が続いた時に、自動的にトナーの強制入替を実行させるように制御しても良い。
また、上記実施の形態では、また、キャリアーの劣化状態を累積印刷枚数から決定したが、本発明はこれに限らず、現像剤の使用時間、現像ローラー214Aの累積走行距離や累積走行時間からキャリアーの劣化状態を決定してもよい。また、現像ローラー214Aから感光体ドラム213へのトナーの総供給量(トナー消費量orトナー通過量)によってキャリアーのコート層の減耗が変わるため、トナー消費量orトナー通過量や画像印字率を補正データとしてキャリアーの劣化状態を決定するようにしてもよい。さらに、現像剤の抵抗値を測定するための電極を現像装置214内に設け、キャリアーの劣化状態を直接測定してもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
17 制御部
20 画像形成部
21 トナー像形成部
22 転写部
23 定着部
90 バイアス印加部
211 露光装置
212 帯電装置
213 感光体ドラム
214 現像装置
215 ドラムクリーニング装置
216 画像濃度検出部
217 電位検出部
218 トナー濃度検出部

Claims (14)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    キャリアーおよびトナーを含む現像剤を用いて前記像担持体に前記トナーを供給する現像部と、
    前記トナーを前記現像部から前記像担持体に供給するための電界を形成する電界形成部と、
    装置内外の環境条件と前記現像部内のトナーの濃度の下限値との対応関係を記憶する記憶部と、
    前記現像部内の前記トナーを入れ替える場合に前記トナーを前記像担持体に強制的に排出させる際、前記装置内外の環境条件を参照して、前記対応関係に基づき、前記キャリアーの劣化状態に応じた下限値を決定し、前記現像部内の前記トナーの濃度が、前記決定した下限値より低下しないように制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記現像部内の前記トナーを入れ替える場合に前記トナーを前記像担持体に強制的に排出させる際、前記現像部内の前記トナーの濃度が低くなるに応じて現像電界を下げることで、前記キャリアーへの電荷注入が抑えられるように前記電界形成部を制御する、
    画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記キャリアーの劣化状態が進むに応じて前記トナーの濃度の下限値を高くするように制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記現像部における現像剤担持体の走行距離から前記キャリアーの劣化状態を決定する、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記現像部における現像剤担持体の走行時間から前記キャリアーの劣化状態を決定する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、印刷枚数から前記キャリアーの劣化状態を決定する、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記現像部から前記像担持体への前記トナーの供給量から前記キャリアーの劣化状態を決定する、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記現像部内の前記現像剤の抵抗値から前記キャリアーの劣化状態を決定する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、装置内の環境条件に応じて前記トナーの濃度の下限値を決定する、
    請求項3〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、装置外の環境条件に応じて前記トナーの濃度の下限値を決定する、
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像部に前記トナーを補給する補給部を備え、
    前記制御部は、前記トナーの濃度の下限値が高くなるに応じて前記現像部への前記トナーの補給量を減少させるように前記補給部を制御する、
    請求項1〜9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記トナーを強制的に排出させる時の前記現像部における現像剤担持体の回転速度を画像形成時よりも速くする、
    請求項1〜10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記現像部に前記トナーを補給する補給部を備え、
    前記制御部は、前記現像部内の前記トナーを入れ替える毎に、前記キャリアーの劣化状態に応じて前記現像部から前記像担持体への前記トナーの排出動作、前記補給部から前記現像部への前記トナーの補給動作および前記トナーの補給後の前記現像部内の前記トナーの撹拌の一連動作を行う、
    請求項1〜10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムであって、
    トナー像を担持する像担持体と、
    キャリアーおよびトナーを含む現像剤を用いて前記像担持体に前記トナーを供給する現像部と、
    前記トナーを前記現像部から前記像担持体に供給するための電界を形成する電界形成部と、
    装置内外の環境条件と前記現像部内のトナーの濃度の下限値との対応関係を記憶する記憶部と、
    前記現像部内の前記トナーを入れ替える場合に前記トナーを前記像担持体に強制的に排出させる際、前記装置内外の環境条件を参照して、前記対応関係に基づき、前記キャリアーの劣化状態に応じた下限値を決定し、前記現像部内の前記トナーの濃度が、前記決定した下限値より低下しないように制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記現像部内の前記トナーを入れ替える場合に前記トナーを前記像担持体に強制的に排出させる際、前記現像部内の前記トナーの濃度が低くなるに応じて現像電界を下げることで、前記キャリアーへの電荷注入が抑えられるように前記電界形成部を制御する、
    画像形成システム。
  14. 装置内外の環境条件と現像部内のトナーの濃度の下限値との対応関係を記憶しておき、
    現像部内のキャリアーおよびトナーを含む現像剤のうち前記トナーを前記現像部から像担持体に強制的に排出させる際、前記装置内外の環境条件を参照して、前記対応関係に基づき、前記キャリアーの劣化状態に応じた下限値を決定し、前記現像部内の前記トナーの濃度が、前記決定した下限値より低下しないように制御し、
    前記現像部内の前記キャリアーおよびトナーを含む現像剤のうち前記トナーを前記現像部から像担持体に強制的に排出させる際、前記現像部内の前記トナーの濃度が低くなるに応じて、前記キャリアーへの電荷注入が抑えられるように現像電界を下げる、
    トナー濃度調整方法。
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