JP2005338008A - センサの試験用治具基板及び試験装置並びに試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通電試験と電気的特性測定を行なうに際し、基板上に実装されたセンサを試験又は測定ごとに基板から取り外すことなく実施可能とすること。
【解決手段】 試験用治具基板1には、センサを実装する複数の実装部が配置されていて、その一端には、電源端子9が配置され、他端には接地端子10が配置され、電源端子9と接地端子10とは、試験用治具基板1の側部に設けられたコネクタ部7に着脱可能なコネクタを介して接続可能に構成されている。コネクタ部7は、複数の引き回し配線5の各々と接続された複数の外部接続用端子7aを有し、センサの通電試験時に、外部接続用端子7a間をコネクタによって接続(短絡)可能とし、電気的特性測定時にはコネクタをコネクタ部7から取り外して各センサ間を開放するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、センサの試験用治具基板及び試験装置並びに試験方法に関し、より詳細には、信頼性試験としての通電試験及びこの通電試験前後の電気的特性測定を行なうに際し、基板上に実装された被試験体であるセンサを各種試験ごとに基板から取り外すことなく測定可能なセンサの試験用治具基板及び試験装置並びに試験方法に関する。
従来から、半導体デバイスや電子部品に対して信頼性試験が行なわれている。この信頼性試験とは、信頼性特性値を決定したり、信頼性特性値が規定の要求に合致しているか否かを判定したりするためのものである。信頼性試験には、デバイスの電気的な特性を測定する電気的特性測定工程と、デバイスを特定の環境条件におく環境試験や、特定の環境条件下で電気的負荷をかける通電試験などの試験工程が含まれている。ここで、電気的特性測定工程は、信頼性試験とは別に単独で行なわれることもあれば、信頼性試験内の試験工程の前後で行なわれることもある。
このような試験を行うために、従来から試験用ソケットを用いる場合と、試験用基板を用いる場合がある。この試験用ソケットは、ソケット本体に電子部品を着脱自在に装着可能に構成され、電子部品の各リード端子と接触する接触電極を有するものである。しかしながら、この試験用ソケットは、電子部品ごとに金型を作製するなど、設計から作製までに時間がかかり、また、試験用ソケット自体の部品点数も多くなるという問題がある。また、電子部品が試験用ソケットと接触している状態が実使用状態と異なるばかりでなく、試験又は測定ごとに電子部品を取りはずさなければならないといった煩雑さがある。
一方、試験用基板を用いる場合には、各種の電子部品に応じた引き回し配線を変更するだけで、容易に作製することができ、部品点数も少ないという利点がある。また、実装状態が実使用状態に近いので、より正確に試験を行なうことができる。
電子部品を試験用のプリント基板に実装して試験を行なうようにしたものは、例えば、特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載のものは、ICやLSIなどの電子部品の寿命試験を行なうためのプリント基板で、複数のリード電極を所定の間隔で、かつ対称的に左右2系列に分かれて設けられた電子部品を、所定間隔を置いてマトリックス状に配列するようにしたプリント基板である。
また、センサの一種としてホールICが知られているが、このホールICを内蔵した半導体集積回路装置の試験を行なうために、ホールICと磁気変換素子を電磁石のエアギャップ内に配置し、電磁石の磁束の磁束密度を変化させつつ、ホールICの出力電圧と磁気変換素子の出力電圧を測定して、半導体集積回路装置の動作感度を精度よく試験するようにしたものは、特許文献2に開示されている。
さらに、電子部品のバーンイン試験を行なうために、試験用ソケットに電子部品を載置するものは、特許文献3に開示されている。
特開平5−87876号公報 特開2003−307558号公報 特開平9−43305号公報
センサの一種として、例えば、ホールICの通電試験を行なう場合、従来は通電試験用の基板にホールICを半田付けで実装して行なっていた。しかしながら、通電試験後に電気的特性測定を行なう場合には、ホールICを通電試験用の基板から取り外す必要があった。この取り外し作業は大変手間がかかって試験効率を妨げるばかりでなく、一度半田付けされたホールICは、その端子が半田で汚れているため、測定するための接触に支障が生じていた。
また一方、試験用ソケットを用いて通電試験と電気的特性測定を行なう場合があるが、試験用ソケットは汎用性がないばかりでなく、部品点数も多いため耐久性がなく、高温状態での通電試験には適していないという問題があった。
上述した特許文献1に記載のものは、電子部品を試験用のプリント基板に実装して試験することは開示されているが、信頼性試験としての通電試験と電気的特性測定とを行なう場合に、試験ごとに電子部品を取り外すことなく実施を可能にした基板の構成については開示されていない。
また、上述した特許文献2に記載のものは、ホールICを内蔵した半導体集積回路装置の試験装置及び試験方法は開示されているものの、通電試験と電気的特性測定といった複数の測定に対応可能な試験用治具基板については開示されていない。
さらに、上述した特許文献3に記載のものは、試験用ソケットに関するものであって、本発明のような試験用治具基板については開示されていない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、信頼性試験としての通電試験及びこの通電試験前後の電気的特性測定を行なうに際し、基板上に実装された被試験体であるセンサを各種試験ごとに基板から取り外すことなく試験可能にしたセンサの試験用治具基板及び試験装置並びに試験方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、センサを実装する複数の実装部と、該実装部内に配置され、前記センサを実装するための実装用ランド及び前記センサを測定するため測定用パッドと、該測定用パッドのうち電源用パッドに各々接続された複数の引き回し配線と、前記測定用パッドのうち接地用パッドに接続された接地用配線と、前記複数の引き回し配線の各々と接続された複数の外部接続用端子を有し、該外部接続用端子を前記センサの特定の試験時に接続可能にしたコネクタ部とを備え、前記特定の試験ごとに、前記センサを前記基板から取り外すことなくその他の試験又は測定を実施可能にしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記測定用パッドは、前記実装部の周辺に配置され、前記実装用ランドは、前記実装部の内側に、前記測定用パッドに対応して配置されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記実装部に対応する位置決め手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1,2又は3に記載の発明において、前記特定の試験及びその他の試験が通電試験を含む信頼性試験内の試験で、前記測定が電気的特性測定であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記センサは、磁気センサであることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の試験用治具基板に実装されたセンサの電気的特性測定を行なうセンサの試験装置であって、センサを実装した前記基板を搭載する測定台と、前記センサが検出すべき物理量を供給する物理量発生手段と、前記基板の試験用パッドに接触するように可動部材に取り付けられた接触子と、該接触子の位置合わせ用部材と、前記可動部材を昇降させ、前記接触子を前記基板の測定用パッドに離接可能にした昇降部材と、前記接触子に接続され、前記基板に実装された前記センサの電気的特性測定を行なう測定手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記センサは磁気センサであるとともに、前記物理量発生手段は磁場発生手段であって、該磁場発生手段は、磁場発生用のコイルからなり、該コイルの中心と前記基板に実装された磁気センサのセンサ中心が一致するように、前記位置合わせ用部材と前記基板に設けられた位置決め手段によって位置決めされることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の試験用治具基板に実装されたセンサの通電試験及び電気的特性測定を行なうセンサの試験方法であって、前記センサの各種端子を前記基板に設けられた実装用ランドに取り付けられる実装工程と、通電試験の前に測定用パッドを介して前記センサの電気的特性測定を行なう第1の測定工程と、前記基板のコネクタ部にコネクタを接続して、前記コネクタ部を介して前記センサに通電して通電試験を行なう試験工程とを有することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記試験工程の後に、前記基板の前記コネクタ部に接続されているコネクタを取り外して電源端子及び接地端子を開放する開放工程と、前記通電試験の後に前記センサの電気的特性測定を行なう第2の測定工程とを有することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記センサは磁気センサであり、前記第1の測定工程が、前記磁気センサを実装した前記基板を測定台上に搭載する工程と、前記磁気センサの中心が前記測定台の下部に設けられた磁場発生手段の中心と一致するように配置されて前記基板の位置決めを行なう工程と、前記磁場発生手段により前記磁気センサに磁束を供給する工程と、接触子を前記測定用パッドに接触させ、前記基板に実装された前記磁気センサの電気的特性測定を行なう工程とを有することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記第2の測定工程が、前記第1の測定工程と同じ工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、センサを実装する複数の実装部と、実装部内に配置され、センサを実装するための実装用ランド及びセンサを測定するため測定用パッドと、測定用パッドのうち電源用パッドに各々接続された複数の引き回し配線と、測定用パッドのうち接地用パッドに接続された接地用配線と、複数の引き回し配線の各々と接続された複数の外部接続用端子を有し、外部接続用端子をセンサの特定の試験時に接続可能にしたコネクタ部とを備え、特定の試験ごとに、センサを基板から取り外すことなくその他の試験又は測定を実施可能にしたので、通電試験及びこの通電試験前後の電気的特性測定を行なうに際し、基板上に実装されたセンサを各種試験ごとに基板から取り外すことなく測定可能にしたセンサの試験用治具基板を提供することができる。
また、この試験用治具基板に実装されたセンサの電気的特性測定用の試験装置、及び試験用治具基板に実装されたセンサの通電試験と電気的特性測定を行なう試験方法を提供することができる。
さらに、本発明は、試験用治具基板の実装状態で試験を行なうため、センサに実装基板からの機械的ストレスが加わり、より実使用状態に近い状態で試験することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のセンサの試験用治具基板の実施例を説明するための構成図で、図中符号1は試験用治具基板、2は実装部、3a〜3cは実装用ランド、4a〜4cは測定用パッド(4aは電源用パッド,4bは接地用パッド,4cは信号取り出し用パッド))、5は引き回し配線、6は接地用配線、7はコネクタ部、7aは外部接続用端子、8a,8bは位置決め用穴、9は電源端子(Vcc)、10は接地端子(GND)を示している。
試験用治具基板1には、センサの一種であるホールICを実装する複数の実装部2がマトリックス状に配置されていて、その一端には、電源端子9が配置され、他端には接地端子10が配置され、電源端子9と接地端子10とは、試験用治具基板1の側部に設けられたコネクタ部7に着脱可能なコネクタ(図示せず)を介して接続可能に構成されている。
実装部2内には、ホールICを半田で固定するための実装用ランド3a〜3cが配置されているとともに、ホールICを測定するため測定用パッド4a〜4cが配置されている。そして、測定用パッド4a〜4cは、実装部2の周辺に配置され、実装用ランド3a〜3cは、実装部2の内側で測定用パッド4a〜4cに対応するように配置されている。
複数の引き回し配線5は、実装部2の一方の端部に配置されている電源用パッド4aの各々に接続されている。一方、接地用配線6は、複数の引き回し配線5に対応して実装部2の他方の端部に配置されている接地用パッド4bに共通に接続されている。
コネクタ部7は、複数の引き回し配線5の各々と接続された複数の外部接続用端子7aを有し、ホールICの通電試験時に、外部接続用端子7a間をコネクタ(図示せず)によって接続(短絡)可能とし、電気的特性測定時にはコネクタをコネクタ部7から取り外して各ホールIC間を開放するように構成されている。
上述した説明では、接地用パッド4bは共通になっており、信号取り出し用パッド4cには引き回し配線が接続されていない例について説明したが、接地用パッド4bは共通ではなく、実装部2ごとに独立に引き回し配線で接続するようにしてもよい。また、信号取り出し用パッド4cも実装部2ごとに独立に別のコネクタ部まで引き回し配線で接続するようにしてもよい。
また、実装部2内には、複数の位置決め用穴8a,8bが設けられていて、後述する試験装置に設けられた接触子が試験用治具基板1の測定用パッド4a〜4cと確実に接触するように、接触子の位置決めを行なうための位置合わせ用ピンを挿入できるように構成されている。
上述した説明では、位置決め手段として位置決め用穴である例を挙げているが、この位置決め手段は、実装部に対応して配置した切り欠きか凹部又は凸部のような係合部でもよいし、光学的に検知できるマークでもよい。この場合には、試験装置側に切り欠きや凹凸部に合わせた位置決めのための構造か又は光学的な位置決めマークの認識手段を設けることが必要である。
このように構成された試験用治具基板を用いることにより、ホールICの通電試験時に、コネクタ部の外部接続用端子間をコネクタ(図示せず)によって接続(短絡)可能とし、電気的特性測定時にはコネクタをコネクタ部から取り外して各ホールIC間を開放するようにしたので、通電試験及びこの通電試験前後の電気的特性測定を行なうに際し、基板上に実装されたホールICを各種試験ごとに試験用治具基板から取り外すことなく測定をすることが可能になる。
上述した説明では、センサとしてホールICを用いた場合について説明したが、本発明における試験装置で測定する磁気センサはホールICに限定されることなく、例えば、MRICなどを用いることも可能である。その場合は、磁場発生用コイルを測定台の側部に配置することもありうる。また、同様にセンサとして光センサを用いることも可能である。その場合、物理量発生手段はLEDなどの光発生手段となる。
図2及び図3は、本発明のセンサの試験装置の実施例を説明するための構成図で、試験用治具基板に実装されたセンサの電気的特性測定用の試験装置の構成図である。図2は正面図、図3は側面図を示している。図中符号11はセンサの一種であるホールIC、20はホールICの試験装置、21は測定台、22は磁場発生用コイル、23は接触子、24は位置合わせ用ピン、25は可動部、26はハンドル、27は支持体、28は測定器を示している。
試験装置20は、上述した試験用治具基板1に実装されたホールIC11の電気的特性測定を行なうための試験装置である。測定台21上には、ホールIC11を実装した試験用治具基板1が搭載され、測定台21の下部にはホールIC11に磁束を供給するための磁場発生用コイル22が設けられている。
支持体27には、ハンドル26によって昇降可能な可動部25が取り付けられており、この可動部25には、試験用治具基板1の試験用パッド4a〜4cに接触するような接触子23と、この接触子23の位置決めを行なうための位置合わせ用ピン24が設けられている。つまり、ハンドル26は、可動部25を昇降させ、接触子23を試験用治具基板1の測定用パッド4a〜4cに離接可能に構成されている。また、測定器28は接触子23に接続され、試験用治具基板1に搭載されたホールIC11の電気的特性測定を行なうものである。
円形の磁場発生用コイル22は、その中心と試験用治具基板1に実装されたホールIC11の中心が一致するように、位置合わせ用ピン24と試験用治具基板1の実装部2に設けられた位置合わせ用穴8a,8bによって位置決めされるように構成されている。
このように構成された本発明の試験装置により、試験用治具基板に設けられた測定用パッドの電源用パッド、接地用パッド、信号取り出し用パッドに接触子をそれぞれ接触させ、測定器によりホールICの電気的特性測定を行なうことができる。また、測定用パッドに接触子を接触させるに際して、試験装置の可動部に取り付けられた位置合わせ用ピンと、試験用治具基板の実装部に設けられた位置合わせ用穴によって位置決めされるので、磁場発生用コイルの中心と試験用治具基板に実装されたホールICの中心を正確に一致させることができるとともに、測定用パッドと接触子を正確に接触させることができる。
図4〜図6は、本発明のセンサの試験方法を説明するためのフローチャートを示す図で、試験用治具基板に実装されたセンサの通電試験と電気的特性測定を行なう試験方法を説明するためのフローチャートを示す図である。図4は全体のフローチャート、図5は通電試験前の電気的特性測定時のフローチャート、図6は通電試験時のフローチャートを各々示している。
本発明のセンサの試験方法は、図4に示されているように、上述した試験用治具基板に搭載された磁気センサの一種であるホールIC11の信頼性試験としての通電試験と電気的特性測定を、その試験ごとに、試験用治具基板に半田実装されたホールIC11を試験用治具基板から取り外すことなく実施可能にした試験方法である。
図4は、本発明のセンサの試験方法の全体を説明するためのフローチャートを示す図である。まず、ホールIC11の電源端子、接地端子、出力端子を試験用治具基板1に設けられた実装用ランド3a〜3cに半田固定する(S1)。次に、試験用治具基板1を試験装置20の測定台21上に搭載し、信頼性試験としての通電試験の前に測定用パッド4a〜4cを介してホールIC11の電気的特性測定を行なう(S2)。この通電試験前の電気的特性測定が終了したら、次に、試験用治具基板1を測定台21上から取り除き、試験用治具基板1のコネクタ部7にコネクタ(図示せず)を接続してホールIC11の電源端子同士を短絡させ、環境試験装置(図示せず)内に試験用治具基板1を設置し、コネクタ部7を介してホールIC11に通電して通電試験を行なう(S3)。
この通電試験が終了したら、次に、環境試験装置内から試験用治具基板1を取り出して、試験用治具基板1のコネクタ部7に接続されているコネクタを取り外し、ホールIC11の電源端子同士を開放する(S4)。次に、再び試験用治具基板1を測定台21上に搭載し、ホールIC11の通電試験後の電気的特性測定を行なう(S5)。
図5は、通電試験前の電気的特性測定時のフローチャートを示す図である。
この通電試験前の電気的特性測定は、まず、ホールIC11を実装した試験用治具基板1を試験装置20の測定台21上に搭載する(S21)。次に、ホールIC11が磁場発生用コイル22の中央に配置されるように試験用治具基板1の位置決めを行なう(S22)。
次に、ハンドル26の下降操作により可動部25を引き下げ(S23)、この可動部25に取り付けられた位置合わせ用ピン24を試験用治具基板1の実装部2に設けられた位置合わせ用穴8a,8bに挿入する(S24)とともに、可動部25に取り付けられた接触子23を試験用パッド4a〜4cに接触させて(S25)、試験用治具基板1に搭載されたホールIC11の電気的特性測定を測定器28で行なう(S26)。このとき、必要に応じて、測定台21の下部に設けられた磁場発生用コイル22によりホールIC11に磁束を供給する。
次に、ハンドル26の上昇操作により可動部25を引き上げ(S27)、全てのホールICに対してS22からS27の工程を繰り返し(S28)、全てのホールICに対して電気的特性測定が終わったら、試験用治具基板1を測定台21から取り出して(S29)、次のS3に進む。
図6は、通電試験時のフローチャートを各々示す図である。
まず、試験用治具基板1のコネクタ部7にコネクタを接続してホールIC11の電源端子同士を短絡させる(S31)。次に、試験用治具基板1を環境試験装置内に設置する(S32)。次に、ホールIC11にコネクタ部7を介して通電を開始して通電試験を行なう(S33)。この場合、試験用治具基板1上には、マトリックス状に複数のホールICが配列されており、各ホールICの電源端子同士がコネクタ部7により短絡されているので、一度に複数のホールICに通電することができる。次に、ホールIC11への通電を終了して(S34)、試験用治具基板1を環境試験装置内から取り出し(S35)、次のS4に進む。なお、通電試験後の電気的特性測定は、図5で説明した通電試験後の電気的特性測定と同じ工程を繰り返す。
上述した説明では、試験用治具基板を環境試験装置内に設置したが、試験用治具基板を環境試験装置内に設置することは必ずしも必要ではなく、この工程S32及びS35は省略することも可能である。
このような本発明の試験方法は、上述した試験用治具基板に搭載されたホールICの通電試験と電気的特性測定を、その試験又は測定ごとに、試験用治具基板に半田実装されたホールICを試験用治具基板から取り外すことなく実施可能である。
以上、本発明の実施例について説明したが、上述したように、本発明は、試験用治具基板の側部に設けられたコネクタ部に着脱可能なコネクタ(図示せず)を介して接続可能に構成することにより、ホールICの通電試験時に、外部接続用端子間をコネクタによって接続(短絡)可能とし、電気的特性測定時にはコネクタをコネクタ部から取り外して各ホールIC間を開放するように構成したので、本発明の試験用治具基板を用いることにより、試験又は測定ごとにホールICを試験用治具基板から取り外すことなく実施できるので、試験効率を飛躍的に向上させることができる。
本発明のセンサの試験用治具基板の実施例を説明するための構成図である。 本発明のセンサの試験装置の実施例を説明するための構成図で、正面図である。 本発明のセンサの試験装置の実施例を説明するための構成図で、側面図である。 本発明のセンサの試験方法を説明するためのフローチャートを示す図で、全体のフローチャートを示す図である。 本発明のセンサの試験方法を説明するためのフローチャートを示す図で、通電試験前の電気的特性測定時のフローチャートを示す図である。 本発明のセンサの試験方法を説明するためのフローチャートを示す図で、通電試験時のフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 試験用治具基板
2 実装部
3a〜3c 実装用ランド
4a〜4c 測定用パッド(4aは電源用パッド,4bは接地用パッド,4cは信号取り出し用パッド)
5 引き回し配線
6 接地用配線
7 コネクタ部
7a 外部接続用端子
8a,8b 位置決め用穴
9 電源端子(Vcc)
10 接地端子(GND)
11 センサの一種であるホールIC
20 ホールICの試験装置
21 測定台
22 磁場発生用コイル
23 接触子
24 位置合わせ用ピン
25 可動部
26 ハンドル
27 支持体
28 測定器

Claims (11)

  1. センサを実装する複数の実装部と、
    該実装部内に配置され、前記センサを実装するための実装用ランド及び前記センサを測定するため測定用パッドと、
    該測定用パッドのうち電源用パッドに各々接続された複数の引き回し配線と、
    前記測定用パッドのうち接地用パッドに接続された接地用配線と、
    前記複数の引き回し配線の各々と接続された複数の外部接続用端子を有し、該外部接続用端子を前記センサの特定の試験時に接続可能にしたコネクタ部とを備え、
    前記特定の試験ごとに、前記センサを前記基板から取り外すことなくその他の試験又は測定を実施可能にしたことを特徴とするセンサの試験用治具基板。
  2. 前記測定用パッドは、前記実装部の周辺に配置され、前記実装用ランドは、前記実装部の内側に、前記測定用パッドに対応して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサの試験用治具基板。
  3. 前記実装部に対応する位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサの試験用治具基板。
  4. 前記特定の試験及びその他の試験が通電試験を含む信頼性試験内の試験で、前記測定が電気的特性測定であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のセンサの試験用治具基板。
  5. 前記センサは、磁気センサであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のセンサの試験用治具基板。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の試験用治具基板に実装されたセンサの電気的特性測定を行なうセンサの試験装置であって、
    センサを実装した前記基板を搭載する測定台と、
    前記センサが検出すべき物理量を供給する物理量発生手段と、
    前記基板の試験用パッドに接触するように可動部材に取り付けられた接触子と、該接触子の位置合わせ用部材と、
    前記可動部材を昇降させ、前記接触子を前記基板の測定用パッドに離接可能にした昇降部材と、
    前記接触子に接続され、前記基板に実装された前記センサの電気的特性測定を行なう測定手段と
    を備えたことを特徴とするセンサの試験装置。
  7. 前記センサは磁気センサであるとともに、前記物理量発生手段は磁場発生手段であって、該磁場発生手段は、磁場発生用のコイルからなり、該コイルの中心と前記基板に実装された磁気センサのセンサ中心が一致するように、前記位置合わせ用部材と前記基板に設けられた位置決め手段によって位置決めされることを特徴とする請求項6に記載のセンサの試験装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれかに記載の試験用治具基板に実装されたセンサの通電試験及び電気的特性測定を行なうセンサの試験方法であって、
    前記センサの各種端子を前記基板に設けられた実装用ランドに取り付けられる実装工程と、
    通電試験の前に測定用パッドを介して前記センサの電気的特性測定を行なう第1の測定工程と、
    前記基板のコネクタ部にコネクタを接続して、前記コネクタ部を介して前記センサに通電して通電試験を行なう試験工程と
    を有することを特徴とするセンサの試験方法。
  9. 前記試験工程の後に、前記基板の前記コネクタ部に接続されているコネクタを取り外して電源端子及び接地端子を開放する開放工程と、
    前記通電試験の後に前記センサの電気的特性測定を行なう第2の測定工程と
    を有することを特徴とする請求項8に記載のセンサの試験方法。
  10. 前記センサは磁気センサであり、
    前記第1の測定工程が、
    前記磁気センサを実装した前記基板を測定台上に搭載する工程と、
    前記磁気センサの中心が前記測定台の下部に設けられた磁場発生手段の中心と一致するように配置されて前記基板の位置決めを行なう工程と、
    前記磁場発生手段により前記磁気センサに磁束を供給する工程と、
    接触子を前記測定用パッドに接触させ、前記基板に実装された前記磁気センサの電気的特性測定を行なう工程と
    を有することを特徴とする請求項8に記載のセンサの試験方法。
  11. 前記第2の測定工程が、前記第1の測定工程と同じ工程を有することを特徴とする請求項9に記載のセンサの試験方法。

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