JP2005337326A - 管継手 - Google Patents

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Abstract


【課題】 パイプにフレア加工を施さずに、パイプと機器のフレア接続部とを接続できるようにする。
【解決手段】 パイプPを継手本体10に挿入して締付部材20を締め付けると、締付リング30,40がパイプPに食い込んで接続状態にロックし、締付リング30,40がパイプPの外周に密着するとともに締付リング30,40が継手本体10の内周に密着することで継手本体10とパイプPの間がシールされる。パイプPは継手本体10内に挿入して締付リング30,40で締め付けるだけで接続されるから、パイプPにフレア加工は不要である。そして、テーパ状接続面50をフレア接続部Mに押し付けた状態にロックすれば、パイプ接続機構Caに接続されたパイプPが機器のフレア接続部Mに接続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空圧機器・油圧機器の配管、冷熱空調機等の冷媒ガス充填用の配管、住宅用の給水・給湯などの水回り設備の配管などに用いられる金属製パイプを接続するための管継手に関するものである。
例えば、エアコン装置の室外機に設けられているフレア接続部に、冷媒ガス配管用のパイプを接続する場合、従来は、図11に示すように、フレア接続部100の外周のテーパ面101に合わせて、パイプPの端部Paをフレア加工により先端側に向かって拡径するようなテーパ状に形成し、そのテーパ状に加工したパイプPの端部Paをフレア接続部100に嵌め、ナット102によりテーパ状の端部Paをフレア接続部100のテーパ面101に密着させるように固定する方法がとられていた。
尚、パイプの接続に際して、パイプの端部をテーパ状にフレア加工する方法は、特許文献1に記載されている。
特開平6−262541号公報
上記従来の方法では、接続現場において作業者がパイプにフレア加工を行うため、現場での作業効率が悪いという問題がある。また、パイプのフレア角度を適正な角度にすることは、非熟練者にとっては難しいという問題もある。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、パイプにフレア加工を施さずに、パイプとフレア接続部とを接続できるようにすることを目的としている。
請求項1の発明は、流体の流路と連通可能な貫通孔を有し、前記貫通孔の一方の端部には、前記流路を構成する金属製のパイプを接続するパイプ接続機構が設けられ、前記貫通孔の他方の端部には、前記流路を構成するテーパ状のフレア接続部に接続されるフレア用接続機構が設けられ、前記パイプ接続機構は、前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されており、前記フレア用接続機構は、前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備えて構成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、
前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたところに特徴を有する。
ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の流体が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
尚、第5の発明として、第4の発明に記載のものにおいて、前記継手本体に識別リングを相対回転可能に設け、前記識別リングに前記当接面が形成されている構成としてもよい。
第5の発明によれば、当接面同士が突き当たらない状態では、識別リングが回転可能な状態とされ、当接面同士が突き当たるまでパイプに対する締付リングの締付けが進んでパイプの接続が完了した状態では、識別リングが締付部材と継手本体との間に挟み付けられて回転不能となる。したがって、識別リングが回転し得るか否かに基づいて、パイプの接続作業が正しく完了したか否かを判断することができる。
また、第6の発明として、請求項1ないし請求項4、第5の発明のいずれかに記載のものにおいて、前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成する構成としてもよい。
第6の発明によれば、継手本体の内周に形成したテーパ状の前止まり面は、パイプを挿入したときにそのパイプを前止まりさせるストッパとなり、パイプを位置決めすることができる。
また、締付けが進む際には、締付リングが、縮径しつつ縮径手段のテーパ面の傾斜にしたがってパイプの軸方向に移動するのであるが、もし、パイプがその前端面を突き当てる形態で前止まりされた場合は、パイプと締付リングとの間で摩擦抵抗が発生し、締付部材の締付けトルクが増大するため、作業性の低下が懸念される。しかし、本発明によれば、パイプの先端外周縁をテーパ状の前止まり面に当接させるようにしているので、締付リングと一緒にパイプも挿入方向先方へ移動することができ、これにより、パイプと締付リングとの間の摩擦抵抗を低減して作業性向上を図ることができる。
さらに、パイプを前止まりさせた状態から締付部材の螺進に伴って締付リングと一緒にパイプが挿入方向奥側へ押し動かされるときには、パイプの挿入方向先端縁部と前止まり面とは互いに食い込むようになるので、この食い込みによる摩擦抵抗によってパイプの戻りが規制され、ひいては、締付部材の緩みが防止される。
また、第7の発明として、請求項1ないし請求項4、第5の発明、第6の発明のいずれかに記載のものにおいて、前記縮径手段を構成する前記継手本体側のテーパ面の傾斜角度と前記締付リング側のテーパ面の傾斜角度を互いに異なる角度としてもよい。
もし、縮径手段を構成する継手本体側のテーパ面の傾斜角度と締付リング側のテーパ面との傾斜角度を、互いに同じ傾斜角にした場合には、双方のテーパ面が当接した時点で面接触となり、摩擦抵抗が急激に増大し、その結果、継手本体に対して締付リングが軸方向(パイプ挿入方向)へ相対変位することができず、締付リングが縮径変形できなくなったり、締付リングが座屈する虞がある。
これに対し、第7の発明では、継手本体側のテーパ面の傾斜角度と締付リング側のテーパ面との傾斜角度を、互いに異なる角度としたので、双方のテーパ面が当接した当初は、周方向の線接触状態となるため面接触状態に比べて摩擦抵抗の増大傾向が緩和される。
尚、テーパ面の当接が進むのに伴って双方の接触面積が増大するのであるが、その接触面積は徐々に増大するため摩擦抵抗の増大傾向も緩やかであり、したがって、締付リングは継手本体に対して軸方向に相対変位しつつ確実に縮径変形することができる。
また、第8の発明として、第7の発明に記載のものにおいて、前記締付リングが正規の締付け状態となったときには、前記縮径手段を構成する前記継手本体側のテーパ面と前記締付リング側のテーパ面とが互いに面接触状態で密着する構成としてもよい。
尚、ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の流体が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
第8の発明によれば、上記第7の発明において、締付リングが正規の締付け状態となったときには、縮径手段を構成する継手本体側のテーパ面と締付リング側のテーパ面とが互いに密着するようにしているので、双方のテーパ面の間に生じる摩擦抵抗と食い込み作用によって双方のテーパ面が離間し難くなり、ひいては、締付リングの緩みが防止される。
<請求項1の発明>
パイプを継手本体に挿入して締付部材を締め付けると、縮径手段により締付リングがパイプに食い込むことでパイプが接続状態にロックされ、また、締付リングがパイプの外周に対して気密状態に密着されるとともに、締付リングが継手本体の内周に密着することにより継手本体とパイプの間がシールされる。このパイプの接続に際しては、パイプを継手本体内に挿入して締付リングにより締め付けるだけだから、パイプにフレア加工を施す必要はない。そして、ロック手段によってテーパ状接続面をフレア接続部に押し付けた状態にロックすれば、パイプ接続機構に接続されたパイプがフレア接続部に接続される。
<請求項2の発明>
締付リングが継手本体の内周に対して2箇所で当接するとともに、締付リングがパイプに対して複数箇所で締め付けるようにしたので、ロックとシールの信頼性に優れている。
<請求項3の発明>
パイプの挿入に先立ち、締付部材は継手本体に浅く螺合した状態で組み付けておくのであるが、締付部材と締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して組付け状態に保持する保持手段を設けているので、締付部材に締付リングを組付けすることによって両者がユニット化され、全体の組付け作業が容易となる。
<請求項4の発明>
締付リングがパイプに対して正規の締付け状態になった位置から、さらに締付部材の螺進を進めて一対の当接面同士を突き当てるまでの間、締付リングは正規の締付け状態を保つので、パイプに対する締付リングの締付けが緩むことはない。したがって、パイプの接続に際しては、一対の当接面が突き当たる位置まで締付部材を螺進させる、という作業マニュアルを定めておけば、作業者が作業が完了したか否かを目視によって容易且つ確実に判別することができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態の管継手Jaは、主として空圧機器・油圧機器等の流体圧作動機器において流体の流路としての配管に用いられる銅製のパイプPを、各種機器(例えば、エアコンの室外機)のフレア接続部Mに接続するためのものである。尚、金属製のパイプPとしては、冷熱空調機等の冷媒ガス充填用に用いられるものや、住宅用の給水・給湯などの水回り設備の配管に用いられるものにも適用できる。また、本実施形態の管継手Jaは、一旦パイプPを接続した後はそのパイプPは管継手Jaから外さないことを前提とした配管に使用される。
管継手Jaは、前後方向に貫通する貫通孔15を有し、この貫通孔15の図1における左側の端部にパイプ接続機構Caが設けられ、貫通孔15の図1における右側の端部にフレア用接続機構Cbが設けられたものとなっている。尚、以下の説明においては、便宜上、図1における右方を前方とする。また、前後方向と、管継手Jaの軸線と平行な軸方向とを同義で用いる。さらに、管継手Jaに対するパイプPの挿入方向(接続方向)と前後方向とは平行である。
パイプ接続機構Caは、金属製の継手本体10、金属製の締付部材20、及び金属製の前後2つの締付リング30,40を備えて構成されている。
継手本体10は、真鍮製であって、全体として筒状をなしている。継手本体10の後端部外周には、締付部材20を螺合させるための雄ネジ部11が形成され、継手本体10の外周における雄ネジ部11よりも前方の位置には正六角形の治具嵌合部12が形成されている。治具嵌合部12の後端面には、軸方向に対して直交する平坦な当接面13が形成されている。
継手本体10の中空内は、継手本体10の前後両端面に開口する(継手本体10を前後方向に貫通する)形態の円形の貫通孔15となっている。貫通孔15の後端部は、パイプPの外径と同じかそれよりも少し径の大きい円形の接続孔16とされている。接続孔16内には後方からパイプPの前端部が挿入されるようになっている。接続孔16の前端には、段差状に縮径するストッパ17が形成されている。
接続孔16の前端側部分の内周面は、前方に向かって縮径する前部テーパ面16a(本発明の構成要件である前止まり面)とされており、この前部テーパ面16aの後端の内径(前部テーパ面16aの最大内径)はパイプPの外径よりも僅かに大きく、前部テーパ面16aの前端の内径(前部テーパ面16aの最小内径)はパイプPの外径よりも僅かに小さく設定されている。接続孔16の中央部分の内周面は、その前端から後端まで一定の径寸法とされた定径面16bとされている。接続孔16の後端側部分の内周面は、後方に向かって拡径する後部テーパ面16c(本発明の構成要件である縮径手段)とされている。さらに、継手本体10の後端面は、パイプPの挿抜方向(=締付部材20の螺進方向であり、締付リング30,40の締付けに伴う移動方向)と直角な平坦面10aが形成されているとともに、この平坦面10aの内周縁、即ち後部テーパ面16cとの境界となる周縁がエッジ状の角縁部10bとされている。
締付部材20は、真鍮製であって、その内周の雌ネジ部21を継手本体10の雄ネジ部11に螺合することで継手本体10に組み付けられている。また、締付部材20の後端には、全周に亘って内側へ締付部材20と同心の円形に突出する内向き突部23が保持手段として形成されており、この内向き突部23の前端面内周縁には、テーパ状の誘導面24が形成されている。さらに、この内向き突部23の後方には、内向き突部23の最小内径よりも径が大きい逃がし孔25が、内向き突部23と同心の円形状に形成されている。そして、この逃がし孔25の後方、即ち締付部材20の内周の最後端には、締付部材20と同心の円形をなすとともに、内径がパイプPの外径よりも僅かに大きく且つ逃がし孔25の内径よりも小さい寸法の挿入孔26が、締付部材20の後端面に開口して形成されている。
締付部材20の中空内のうち内向き突部23よりも前方であり且つ継手本体10の平坦面10aよりも後方の領域は、内径が一定であり且つ締付部材20と同心の円形をなす収容空間22となっている。また、締付部材20の外周は、継手本体10の治具嵌合部12と同じく、正六角形をなす治具嵌合部27とされている。そして、この治具嵌合部27の前端面には、軸方向と直交する平坦な当接面28が形成されている。この当接面28は継手本体10の当接面13に対し面当たり状態で当接するようになっている。
前後2つの締付リング30,40は、いずれも、パイプPと同じく銅製であり、リング本体31,41から前方に薄肉筒状の締付け部32,42を突出させた形態である。締付け部32,42の外周はリング本体31,41の外周よりも径が小さく、締付け部32,42の内周はリング本体31,41の内周に対して滑らかに連なっている。
前部締付リング30の締付け部32の外周は、前方に向かって縮径するテーパ面33(本発明の構成要件である縮径手段)となっており、このテーパ面33の傾斜角度は継手本体10の後部テーパ面16cよりも小さい角度に設定されている。前部締付リング30のリング本体31の内周には、前方に向かって径が小さくなるテーパ面34(本発明の構成要件である縮径手段)が形成されている。また、前部締付リング30のリング本体31の前面は、継手本体10の平坦面10a及び角縁部10bと対向し且つ前部締付リング30の締付け部32の外周側のテーパ面33よりも傾斜角度の大きいテーパ状当接面35となっている。上記した前部締付リング30の締付け部32の外周側のテーパ面33が、継手本体10に対するパイプPの挿入方向に対して45°より小さい角度をなすのに対し、テーパ状当接面35は、パイプPの挿入方向に対して45°より大きい角度をなしている。
一方、後部締付リング40の締付け部42の外周は、前方に向かって縮径するテーパ面43(本発明の構成要件である縮径手段)となっており、このテーパ面43の傾斜角度は、前部締付リング30のリング本体31のテーパ面34よりも小さい角度に設定されている。
さらに、後部締付リング40の後端面からの延出部には、外向き突部44が保持手段として形成されている。この外向き突部44の外径は、締付部材20の内向き突部23の内径よりも僅かに大きい寸法とされており、この外向き突部44と内向き突部23との係止作用により、後部締付リング40が収容空間22内に収容された状態で締付部材20に対して保持されている。
フレア用接続機構Cbの接続相手であるフレア接続部Mは、例えば冷熱空調機(エアコン装置)の室外機の圧縮機と凝縮器から延びる接続管に固着されている操作バルブや、冷熱空調機の室内機の膨張弁と蒸発器から延びる接続管に固着されている管継手に形成されている。フレア接続部Mは、全体として円筒状をなし、その中心孔は、室外機の流体(冷媒ガス)を流す流路に連通する円形の流通孔Maとなっている。フレア接続部Mの前端部外周には、流通孔Maと同心であり、且つ先方(管継手Ja側)に向かって縮径するテーパ状のフレアシート面Mbが形成されている。また、フレア接続部Mの外周におけるフレアシート面Mbよりも後方の領域には、流通孔Ma及びフレアシート面Mbと同心の雄ネジ部Mcが形成されている。
次に、フレア用接続機構Cbについて説明する。継手本体10の後端部には、前方に向かって縮径するテーパ状接続面50が形成されている。このテーパ状接続面50のテーパ角度は、フレアシート面Mbのテーパ角度よりも大きい角度(急勾配)となっている。また、継手本体10の外周には、円筒状をなすロック部材51(本発明の構成要件であるロック手段)の後端部が、その内周の溝52に嵌合したC字形リング53を継手本体10の前端の大径部54に後方から係止させることにより、前方への相対変位を規制させた状態で、且つ周方向への回転自由に取り付けられている。また、ロック部材51の内周には、フレア接続部Mの雄ネジ部Mcに係合可能な雌ネジ部55が形成されている。ロック部材51の外周は治具を嵌合させるための六角形をなす治具嵌合部56となっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
まず、後端側のパイプ接続機構Caに、夫々、後方からパイプPを接続する。接続に際しては、予め、締付部材20に対し後部締付リング40を前方から挿入し、組付け状態に保持しておく。挿入したとき、後部締付リング40の外向き突部44が締付部材20の内向き突部23に突き当たるが、双方の径の寸法差はごく僅かであるから、後部締付リング40を軸方向に指で押せば、誘導面24の傾斜により外向き突部44が僅かに弾性的に縮径変位しつつ内向き突部23を通過し、通過後は、弾性復帰した外向き突部44が締付部材20の逃がし孔25内に収容される。この状態では、外向き突部44が内向き突部23と挿入孔26の開口縁部との間で前後に挟まれるので、後部締付リング40が締付部材20に対して離脱規制された状態に保持される。
この後、前方から前部締付リング30を締付部材20内に挿入し、この前部締付リング30、及び組付け状態の締付部材20と後部締付リング40を継手本体10に対し後方から仮組みし、締付部材20の雌ネジ部21を継手本体10の雄ネジ部11に螺合させる。このとき、締付リング30,40の締付け部32,42はまだ変形していない。また、締付部材20の当接面28は継手本体10の当接面13に対して後方に離間した位置にある。
このように仮組みした管継手Jaに対し、後方からパイプPの前端部を挿入する。挿入されたパイプPは、締付部材20の挿入孔26と後部締付リング40と前部締付リング30を順に通過し、継手本体10の定径面16b及び前部テーパ面16a内に進入し、パイプPの前端が前部テーパ面16aの内周面の途中の位置(ストッパ17よりも後方の位置)に当たって前止まりされたところで、手作業によるパイプPの挿入が終了する。
この後、継手本体10の治具嵌合部12と締付部材20の治具嵌合部27に、スパナなどの治具(図示せず)を嵌合させ、締付部材20を前方へ螺進させる方向に回転させる。この締付部材20の螺進に伴い、前後両締付リング30,40の締付け部32,42が縮径するように塑性変形させられてパイプPの外周を締め付ける。
即ち、締付部材20は、前進しつつ、その内向き突部23により後部締付リング40のリング本体41の後端面を前方へ押圧し、その締付リング40の締付け部42の外周前端縁が前部締付リング30の内周のテーパ面34に軽く当接して前止まりされるとともに、前部締付リング30の締付け部32の外周前端縁が継手本体10の後部テーパ面16cに軽く当接して前止まりされる。このときの当接は、後部側の締付け部42の前端外周が前部締付リング30のテーパ面34に対して周方向に線接触するとともに、前部側の締付け部32の前端外周縁が後部テーパ面16cに対して周方向に線接触する形態である。
この後、締付部材20の螺進と前後両締付リング30,40の前進が進むのに伴ない、後部締付リング40の締付け部42が前部締付リング30のテーパ面34の傾斜にしたがって縮径変形させられると同時に、前部締付リング30の締付け部32が後部テーパ面16cの傾斜の傾斜にしたがって縮径変形させられる。縮径変形が進むのに伴ない、前部締付リング30のテーパ面34に対する後部締付リング40の外周のテーパ面43の当接形態が線接触状態から面接触状態へ移行するとともに、後部テーパ面16cに対する前部締付リング30のテーパ面34の当接形態が線接触から面接触へ移行し、これらの面接触領域は締付け部32,42の外周前端から次第に後方(基端側)へ拡大していく。
このとき、継手本体10の後端部は径方向に肉厚であって径方向外側へ変形することがないので、前部締付リング30の締付け部32は継手本体10の内周側に潜り込みつつ確実に縮径変形する。同様に、前部締付リング30のリング本体31も径方向に肉厚であって径方向外側へ変形し難くなっているので、後部締付リング40の締付け部42もリング本体31の内周側に潜り込みつつ確実に縮径変形する。
そして、縮径変形した締付け部32,42はその前端内周部をパイプPの外周に対して楔のように食い込ませる。また、前部締付リング30のテーパ状当接面が35、平坦面10aと後部テーパ面16cとの境界の角縁部10bに対してその角縁部10bを食い込ませるように当接する。
正規の締付け状態では、2つの締付リング30,40の締付け部32,42が前後2箇所においてパイプPの外周を締め付け、このパイプPに対する締付け部32,42の食い込みにより、パイプPの外周部と締付け部32,42の双方が塑性変形を生じつつ互いに隙間なく気密状に密着して、パイプPと締付リング30,40との間がシールされるとともに、パイプPが抜止状態にロックされる。尚、後部締付リング40とパイプPとの当接部分は、前部締付リング30と継手本体10との密着領域よりも後方に位置する。前部締付リング30とパイプPとの密着領域は後部テーパ面16cとテーパ面の広い密着領域の範囲内に位置する。
また、継手本体10の後部テーパ面16cと前部締付リング30のテーパ面33が面接触するとともに、角縁部10bが前部締付リング30のテーパ状当接面35に対して食い込むことで、前部締付リング30と継手本体10との間がシールされる。さらに、前部締付リング30のテーパ面34と後部締付リング40のテーパ面43とが面接触することで、締付リング30,40同士の間もシールされる。また、締付リング30,40のテーパ面34,43同士の面接触状態の密着領域においては、摩擦抵抗により前後方向及び周方向への緩みが防止される。さらに、角縁部10bとテーパ面当接面35との間の摩擦抵抗、リング本体31の後端面とリング本体41の前端面との間の摩擦抵抗、及びリング本体41の後端面と内向き突部23の前面との間の摩擦抵抗により、締付リング30,40がロックナットに機能を果たし、これによって、継手本体10に対する締付部材20の周方向の変位、即ち締付部材20の緩みが防止される。
さて、締付部材20が螺進する過程では、締付けストロークの途中で正規の締め付け状態に至る。即ち、締付リング30,40が正規の締め付け状態に至った時点では、締付部材20の当接面28は、継手本体10の当接面13に当接せず、双方の当接面13,28が前後方向に離間した状態である。この時点で、作業者は締付リング30,40が正規の締め付け状態になっていることを認知することはできないが、作業マニュアル上では、当接面13,28同士が当接するまで締付部材20の螺進を続けることになっているため、正規の締め付け状態になった後も締付部材20を螺進させる作業は続けられる。そして、当接面13,28同士が当接するまで締付部材20を螺進させたところで、締付部材20が前止まりされてそれ以上の螺進を規制される。以上により、パイプPの接続作業が完了する。
正規の締め付け状態に至った時から当接面13,28同士が当接するまで締付部材20の螺進が続けられる間、後部締付リング40の締付け部42が前部締付リング30とパイプPとの間に潜り込み続けるとともに、前部締付リング30の締付け部32が継手本体10の内周とパイプPの外周との間に潜り込み続けるので、締付リング30,40は正規の締め付け状態を保つ。また、前部締付リング30のテーパ状当接面35に対する角縁部10bの食い込みも深くなっていく。つまり、正規の締付け状態及び、正規の締付けに起因する防水性能(シール性能)及びパイプPの抜止め機能(ロック機能)が維持される。
また、当接面13,28同士が接近するのに伴ない、継手本体10の受け面10aと締付部材20の内向き突部23との間に形成されている収容空間22の容積が、前後方向に縮小されていき、前部締付リング30のリング本体31と後部締付リング40のリング本体41が収容空間22のほぼ全体を占めるようになる。つまり、収容空間22内における空気溜まりの容積が非常に小さくなる。
以上のようにしてパイプPを接続した後、管継手Jaをフレア接続部Mに接続する。接続に際しては、ロック部材51の雌ネジ部55をフレア接続部Mの雄ネジ部Mcに螺合し、ロック部材51を回転させる。すると、テーパ状接続面50がフレアシート面Mbに当接するが、このときの当接形態は、図5に示すように、フレアシート面Mbの内周側領域に対してテーパ状接続面50の内周側領域が周方向に連続する線接触状態である。
この後、ロック部材51の回転によりフレア接続部Mに対する管継手Jcの接近が進むのに伴い、テーパ状接続面50とフレアシート面Mbとの接触形態が線接触状態から面接触状態へ移行し、その接触領域が次第に外周側(後方)へ拡大していく。ここで、接触当初の線接触領域は、フレアシート面Mb及びテーパ状接続面50における最も径の小さい領域であることから、最外径部から接触を開始する形態のものと比較すると、本実施形態の場合、接触領域の拡大が進む初期過程では接触領域の接触面積が小さく、その分、ロック部材51の締付けに起因して両面Mb,50の接触領域に付与される軸線方向の圧力が大きい。したがって、両面Mb,50の接触領域における密着力が高く、その分、両面Mb,50間のシール性が向上することになる。そして、ロック部材51の回転が進むのに伴ない、図6に示すように、フレアシート面Mbとテーパ状接続面50との面接触領域が、両面Mb,50のほぼ全域に拡大したところで、フレア接続部Mに対する管継手Jaの接続作業が完了する。
フレア接続部Mと管継手Jaとの接続が完了した状態では、ロック部材51により両者M、Jaが接続状態にロックされるとともに、フレアシート面Mbとテーパ状接続面50の面接触により、フレア接続部Mと機器接続部Cbとの接続部分がシールされ、流通孔Maと貫通孔15を流れる流体が外部に漏出することはない。
本実施形態1の管継手Jaによれば、以下の作用、効果を奏する。
(a)従来では、パイプPの端末部に、フレア接続部Mのテーパ状のフレアシート面Mbの傾斜に合わせてラッパ状に変形させるフレア加工を施し、その後に、ロック部材51を用いてパイプPのフレア加工部をフレア接続部Mに接続するようになっていたが、本実施形態の管継手Jaを用いれば、パイプPの接続に際しては、パイプPを継手本体10内に挿入して締付リング30,40により締め付けるだけだから、パイプPにフレア加工を施す必要はない。
(b)締付リング30,40が継手本体10の内周に対して複数箇所で当接するとともに、締付リング30,40がパイプPに対して複数箇所で締め付けるようにしたので、ロックとシールの信頼性に優れている。
(c)パイプPの挿入に先立ち、締付部材20は継手本体10に浅く螺合した状態で仮組みしておくのであるが、締付部材20と後部締付リング40に、互いに係止することでその締付リング40を締付部材20に対して組付け状態に保持する保持手段を設けているので、締付部材20に後部締付リング40を組み付けることによって両者20,40がユニット化され、締付部材20を継手本体10に仮組みする作業が容易となっている。
(d)締付リング30,40がパイプPに対して正規の締付け状態になった位置から、さらに締付部材20の螺進を進めて一対の当接面13,28同士を突き当てるまでの間、締付リング30,40は正規の締付け状態を保つので、パイプPに対する締付リング30,40の締付けが緩むことはない。したがって、パイプPの接続に際しては、一対の当接面13,28が突き当たる位置まで締付部材20を螺進させる、という作業マニュアルを定めておけば、作業者が作業が完了したか否かを目視によって容易且つ確実に判別することができる。
(e)パイプPの接続に際しては、締付部材20を継手本体10に螺合させるだけでよいから、ロウ付けによって接続する場合とは異なり火気を使用せずに済む。
(f)継手本体10の内周には、パイプPの前端部(挿入方向先端)の外周縁が当接するテーパ状の前部テーパ面16a(前止まり面)を形成し、この前部テーパ面16aが、挿入されたパイプPを前止まりさせるストッパとなるようにした。これにより、締付部材20の螺進を開始するときのパイプPを位置を決めることができる。
また、締付けが進む際には、締付リング30,40が、縮径しつつ縮径手段のテーパ面の傾斜にしたがってパイプPの軸方向に移動するのであるが、もし、パイプPがその前端面を突き当てる形態で前止まりされた場合は、パイプPと締付リング30,40との間で摩擦抵抗が発生し、締付部材20の締付けトルクが増大するため、作業性の低下が懸念される。しかし、本実施形態によれば、パイプPの先端外周縁をテーパ状の前止まり面(前部テーパ面16a)に当接させるようにしているので、締付リング30,40と一緒にパイプPも挿入方向先方へ移動することができ、これにより、パイプPと締付リング30,40との間の摩擦抵抗を低減して作業性向上を図ることができる。
さらに、パイプPを前止まりさせた状態から締付部材20を螺進させるたときには、締付リング30,40と一緒にパイプPも挿入方向奥側へ押し動かされるのであるが、このとき、パイプPの挿入方向先端縁部と前部テーパ面16aとは互いに食い込むようになるので、この食い込みによる摩擦抵抗によってパイプPの戻り及び締付部材20の緩みが防止されている。
(g)縮径手段を構成する継手本体10側の後部テーパ面16cと前部締付リング30側のテーパ面33との傾斜角度は、互いに異なる角度としているが、これは次の理由による。もし、双方のテーパ面16c,33を同じ傾斜角にした場合、双方のテーパ面が当接した時点で面接触となり、摩擦抵抗が急激に増大し、その結果、継手本体10に対して締付リング30,40が軸方向(パイプP挿入方向)へ相対変位することができず、締付け部32,42が縮径変形できなくなったり、薄肉の締付け部32,42が座屈してしまう虞がある。これに対し、本実施形態では双方のテーパ面16c,33の傾斜角度を異ならせているので、双方のテーパ面16c,33が当接した当初は、周方向の線接触状態となるため面接触状態に比べて摩擦抵抗の増大傾向が緩和され、締付リング30,40が円滑に前進できるとともに、締付け部32,42の座屈が防止される。尚、テーパ面16c,33の当接が進むのに伴って両者16c,33の接触面積が増大するのであるが、その接触面積は徐々に増大するため摩擦抵抗の増大傾向も緩やかであり、したがって、締付け部32,42は継手本体10に対して相対変位しつつ確実に縮径変形することができる。
(h)締付リング30,40が正規の締付け状態となったときには、縮径手段を構成する継手本体10側の後部テーパ面16cと前部締付リング30側のテーパ面33とが互いに面接触状態で密着するとともに、前部締付リング30のテーパ面34と後部締付リング40のテーパ面43とが互いに面接触状態で密着するようにしたので、双方の間の摩擦抵抗と食い込み作用によって双方のテーパ面16cと33,34と43が離間し難くなり、締付リング30,40の緩みが防止される。
(i)収容空間22は外部に連通しているため、外部から収容空間22内に浸入した水分が、パイプP内を通る低温の冷媒に熱を奪われて凍結し、凍結に伴なう体積膨張によって締付部材20等の部材が変形したり破損したりすることが懸念される。しかし、本実施形態では、収容空間22内に収容されている締付リング30,40に締付け部32,42よりも径の大きいリング本体31,41を形成し、そのリング本体31,41が収容空間22の容積の大部分を占めるようにしたので、収容空間22内の空気溜まりの容積、即ち外部から水分が浸入し得るスペースが、極めて小さくなっている。したがって、収容空間22内に浸入した水分の凍結に起因する体積の膨張を抑え、締付部材20などの部品の変形や破損を防止することができる。
(j)締付リング30,40は締付部材20内に収容されているために外部から目視により確認することができないため、締付リング30,40をパイプPとは異なる材質とした場合、劣悪環境下での使用に起因して締付リング30,40のみが劣化し、その締付リング30,40の劣化が看過されることが懸念される。しかし、本実施形態では、締付リング30,40を目視確認可能なパイプP(配管)と同じ銅製としたので、パイプPの劣化状態を目視確認することにより、締付リング30,40の劣化を推察すことができ、締付リング30,40の劣化が看過されることを回避できる。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2を図7ないし図9を参照して説明する。本実施形態2の管継手Jbは、実施形態1においてパイプ接続機構の構成を異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態2のパイプ接続機構Ccでは、継手本体10に設ける締付リングの数を1つだけとしている。締付リング60は、パイプPと同じく銅製であり、継手本体10内に挿入されたパイプPを囲むような円筒状をなしている。締付リング60は、肉厚のリング本体61とリング本体61から前方へ延出する肉薄の締付け部62とからなる。締付け部62の外周面には、テーパ面63(本発明の構成要件である縮径手段)が前方に向かって縮径する形態で形成されている。このテーパ面63の傾斜角度は、継手本体10の後部テーパ面16cよりも小さい角度に設定されている。
締付け部62の内周の略前半部分は、外周側のテーパ面63と略平行な前部傾斜面64とされ、内周の略後半部分は、前部傾斜面64よりも傾斜角度の小さい後部傾斜面65とされている。この前後両傾斜面64,65の境界部分には、斜め前内向きに尖ったエッジ状の食い込み部66が全周に亘って連続して形成されている。前部傾斜面64、後部傾斜面65及び食い込み部66の内径は、パイプPの外径より僅かに大きい寸法とされている。締付リング60のリング本体61の前端面は、テーパ状当接面67となっている。また。リング本体61の後端面には外向き突部68が保持手段として形成されている。
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3を図10を参照して説明する。本実施形態3では、実施形態1,2の継手本体10に、治具嵌合部12の前端面に沿うように円環状の識別リング70を取り付けたものであり、識別リング70は、継手本体10に対して回転可能であり且つ前後方向への変位を規制されている。そして、この識別リング70の前面が、パイプ接続機構Caの締付部材20の当接面28と対向する当接面71とされている。パイプPを接続する過程で、当接面28、71同士が突き当たらない状態では、識別リング70が回転可能な状態とされ、当接面28,71同士が突き当たるまでパイプPに対する締付リング30,40,60の締付けが進んでパイプPの接続が完了した状態では、識別リング70が締付部材20と継手本体10の治具嵌合部12との間に挟み付けられて回転不能となる。したがって、識別リング70が回転し得るか否かに基づいて、パイプPの接続作業が正しく完了したか否かを判断することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態1のパイプ接続機構では縮径手段のテーパ面を継手本体と前後締付リングの全てに設けたが、本発明によれば、テーパ面は、後部締付リングと前部締付リングのうちのいずれか一方のみに設けてもよく、前部締付リングと締付部材のうちのいずれか一方のみに設けてもよい。
(2)上記実施形態2のパイプ接続機構では縮径手段のテーパ面を継手本体と締付リングの双方に設けたが、本発明によれば、テーパ面は、締付リングと締付部材のうちのいずれか一方のみに設けてもよい。
(3)上記実施形態1,2では締付リングとパイプの双方を銅製としたが、本発明は、銅以外の金属である場合にも適用することができる。
(4)上記実施形態1,2では継手本体と締付部材を真鍮製としたが、本発明は、真鍮以外の金属である場合にも適用することができる。
(5)上記実施形態1では各締付リングが1カ所においてパイプに食い込むようにしたが、本発明によれば、締付リングが2カ所以上でパイプに食い込むようにしてもよい。
(6)上記実施形態2では1つの締付リングが2カ所においてパイプに食い込むようにしたが、本発明によれば、締付リングが1カ所ずつパイプに食い込むようにしてもよく、3カ所以上でパイプに食い込むようにしてもよい。
(7)上記実施形態2では締付リングを2つ設けたが、本発明によれば、3つ以上の締付リングを設けてもよい。
(8)上記実施形態1,2において、継手本体の定径面を前後長さを拡大した形態としてもよい。このようにすれば、継手本体内におけるパイプの収容可能な寸法が長く確保されるので、パイプの長さのバラツキ等に起因してパイプの端末位置が変動しても、パイプの端末部を継手本体のパイプ接続機構に確実に接続することができる。
(9)上記実施形態1〜5において、継手本体を途中で分岐する形態とし、その各分岐部分に、パイプ接続機構若しくはフレア用接続機構を設けてもよい。
実施形態1の断面図 パイプを接続する過程をあらわす部分拡大断面図 パイプを接続した状態をあらわす部分拡大断面図 フレア接続部に接続した状態をあらわす部分断面図 フレア接続部との接続過程をあらわす部分拡大断面図 フレア接続部との接続完了状態をあらわす部分拡大断面図 実施形態2の断面図 パイプを接続する過程をあらわす部分拡大断面図 パイプを接続した状態をあらわす部分拡大断面図 実施形態3の断面図 従来例の断面図
符号の説明
P…パイプ
Ja…管継手
Ca…パイプ接続機構
Cb…フレア用接続機構
M…フレア接続部
10…継手本体
13…当接面
15…貫通孔
16c…後部テーパ面(縮径手段)
20…締付部材
23…内向き突部(保持手段)
28…当接面
30,40…締付リング
32,42…締付け部
33,34,43…テーパ面(縮径手段)
44…外向き突部(保持手段)
50…テーパ状接続面
51…ロック部材(ロック手段)
Jb,Jc…管継手
60…締付リング
62…締付け部
63…テーパ面(縮径手段)

Claims (4)

  1. 流体の流路と連通可能な貫通孔を有し、
    前記貫通孔の一方の端部には、前記流路を構成する金属製のパイプを接続するパイプ接続機構が設けられ、
    前記貫通孔の他方の端部には、前記流路を構成するテーパ状のフレア接続部に接続されるフレア用接続機構が設けられ、
    前記パイプ接続機構は、
    前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、
    前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、
    前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、
    パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されており、
    前記フレア用接続機構は、
    前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、
    前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備えて構成されていることを特徴とする管継手。
  2. 前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿入方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の管継手。
  4. 前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、
    前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の管継手。
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