JP2005325872A - 熱交換装置のパイプ接続構造、熱交換装置用操作バルブ、熱交換装置用管継手、熱交換装置用操作バルブ構成体、熱交換装置用操作バルブの操作部材、熱交換装置用管継手構成体及び熱交換装置用管継手の操作部材 - Google Patents

熱交換装置のパイプ接続構造、熱交換装置用操作バルブ、熱交換装置用管継手、熱交換装置用操作バルブ構成体、熱交換装置用操作バルブの操作部材、熱交換装置用管継手構成体及び熱交換装置用管継手の操作部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2005325872A
JP2005325872A JP2004142625A JP2004142625A JP2005325872A JP 2005325872 A JP2005325872 A JP 2005325872A JP 2004142625 A JP2004142625 A JP 2004142625A JP 2004142625 A JP2004142625 A JP 2004142625A JP 2005325872 A JP2005325872 A JP 2005325872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tightening
ring
joint
joint body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004142625A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Mizuguchi
憲男 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nasco Fitting Co Ltd
Original Assignee
Nasco Fitting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nasco Fitting Co Ltd filed Critical Nasco Fitting Co Ltd
Priority to JP2004142625A priority Critical patent/JP2005325872A/ja
Publication of JP2005325872A publication Critical patent/JP2005325872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)

Abstract


【課題】 パイプにフレア加工を施さずに、パイプを接続する。
【解決手段】 パイプPを継手本体10に挿入して締付部材20を締め付けると、締付リング60がパイプPに食い込んで接続状態にロックし、締付リング60がパイプPの外周に密着するとともに締付リング60が継手本体10の内周に密着することで継手本体10とパイプPの間がシールされる。パイプPは継手本体10内に挿入して締付リング60で締め付けるだけで接続されるから、パイプPにフレア加工は不要である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エアコンや冷凍庫等の熱交換装置において冷媒用に配管されるパイプを接続する装置、熱交換装置において冷媒用に配管されるパイプが接続される操作バルブ、及び熱交換装置において冷媒用に配管されるパイプが接続される管継手に関する。
エアコン装置(熱交換装置)の室外機と室内機との間に冷媒用のパイプを配管する手段として、従来は、室外機の操作バルブにフレア接続部を設けるとともに、室内機の接続管にもフレア接続部を設け、双方のフレア接続部にパイプを接続するようになっている。このフレア接続部とパイプとの接続を図19を参照して説明すると、フレア接続部100の外周にはテーパ面101が形成されており、このテーパ面101の傾斜に合わせて、パイプPの端部Paをフレア加工により先端側に向かって拡径するようなテーパ状に形成する。そして、そのテーパ状に加工したパイプPの端部Paをフレア接続部100に嵌め、ナット102によりテーパ状の端部Paをフレア接続部100のテーパ面101に密着させるように固定するようになっている。
尚、パイプの接続に際して、パイプの端部をテーパ状にフレア加工する方法は、特許文献1に記載されている。
特開平6−262541号公報
上記従来の方法では、接続現場において作業者がパイプにフレア加工を行うため、現場での作業効率が悪いという問題がある。また、パイプのフレア角度を適正な角度にすることは、非熟練者にとっては難しいという問題もある。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、パイプにフレア加工を施さずに接続できるようにすることを目的としている。
請求項1の発明は、圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器を循環接続し、前記圧縮機に設けた操作バルブと前記蒸発器に設けた管継手との間、及び前記凝縮器に設けた操作バルブと前記膨張弁に設けた管継手との間に冷媒用のパイプを配管した熱交換装置において、前記パイプを前記操作バルブと前記管継手に接続するためのものであって、前記操作バルブと前記管継手に、夫々、パイプ接続機構が設けられ、前記パイプ接続機構は、前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたところに特徴を有する。
ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の冷媒が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成したところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記操作バルブが、バルブ機構を備えるバルブ本体と、前記パイプ接続機構を備えるジョイント部材とを組み付けて構成されており、前記バルブ本体には、テーパ状のフレア接続部が設けられ、前記ジョイント部材には、前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備える機器接続機構が設けられているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のものにおいて、前記管継手が、テーパ状のフレア接続部を有するフレア接続部材と、前記パイプ接続機構を備えるジョイント部材とを組み付けて構成されており、前記ジョイント部材には、前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備える機器接続機構が設けられているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器を循環接続してなる熱交換装置において、前記圧縮機と前記凝縮器に取り付けられるようになっているとともに、冷媒用のパイプを接続するためのパイプ接続機構と冷媒の循環経路を開閉するバルブ機構とを備えたものであって、前記パイプ接続機構は、前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されているところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項8に記載のものにおいて、前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされているところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項8または請求項9に記載のものにおいて、前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のものにおいて、前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたところに特徴を有する。
ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の冷媒が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
請求項12の発明は、請求項8ないし請求項11のいずれかに記載のものにおいて、前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成したところに特徴を有する。
請求項13の発明は、圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器を循環接続してなる熱交換装置において、前記膨張弁と前記蒸発器に取り付けられるようになっているとともに、冷媒用のパイプを接続するためのパイプ接続機構を備えているものであって、前記パイプ接続機構は、前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されているところに特徴を有する。
請求項14の発明は、請求項13に記載のものにおいて、前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされているところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項13または請求項14に記載のものにおいて、前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたところに特徴を有する。
請求項16の発明は、請求項13ないし請求項15のいずれかに記載のものにおいて、前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたところに特徴を有する。
ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の冷媒が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
請求項17の発明は、請求項13ないし請求項16のいずれかに記載のものにおいて、前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成したところに特徴を有する。
請求項18の発明は、請求項8ないし請求項12のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブを構成するものであって、前記バルブ機構と、前記継手本体と、前記締付リングと密着可能な前記縮径手段とを備え、前記締付部材と前記締付リングが組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成するところに特徴を有する。
請求項19の発明は、請求項8ないし請求項12のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブを構成するものであって、前記締付部材と、前記締付リングと、前記継手本体と密着可能な前記縮径手段とを備え、前記継手本体に組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成するところに特徴を有する。
請求項20の発明は、請求項13ないし請求項17のいずれかに記載の熱交換装置用管継手を構成するものであって、前記継手本体と、前記締付リングと密着可能な前記縮径手段とを備え、前記締付部材と前記締付リングが組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成するところに特徴を有する。
請求項21の発明は、請求項13ないし請求項17のいずれかに記載の熱交換装置用管継手を構成するものであって、前記締付部材と、前記締付リングと、前記継手本体と密着可能な前記縮径手段とを備え、前記継手本体に組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成するところに特徴を有する。
尚、第22の発明として、請求項4,請求項11,請求項16のいずれかに記載のものにおいて、前記継手本体に識別リングを相対回転可能に設け、前記識別リングに前記当接面が形成されている構成としてもよい。
第22の発明によれば、当接面同士が突き当たらない状態では、識別リングが回転可能な状態とされ、当接面同士が突き当たるまでパイプに対する締付リングの締付けが進んでパイプの接続が完了した状態では、識別リングが締付部材と継手本体との間に挟み付けられて回転不能となる。したがって、識別リングが回転し得るか否かに基づいて、パイプの接続作業が正しく完了したか否かを判断することができる。
また、第23の発明として、請求項1ないし請求項21、第22の発明のいずれかに記載のものにおいて、前記縮径手段を構成する前記継手本体側のテーパ面の傾斜角度と前記締付リング側のテーパ面の傾斜角度を互いに異なる角度としてもよい。
もし、縮径手段を構成する継手本体側のテーパ面の傾斜角度と締付リング側のテーパ面との傾斜角度を、互いに同じ傾斜角にした場合には、双方のテーパ面が当接した時点で面接触となり、摩擦抵抗が急激に増大し、その結果、継手本体に対して締付リングが軸方向(パイプ挿入方向)へ相対変位することができず、締付リングが縮径変形できなくなったり、締付リングが座屈する虞がある。
これに対し、第23の発明では、継手本体側のテーパ面の傾斜角度と締付リング側のテーパ面との傾斜角度を、互いに異なる角度としたので、双方のテーパ面が当接した当初は、周方向の線接触状態となるため面接触状態に比べて摩擦抵抗の増大傾向が緩和される。
尚、テーパ面の当接が進むのに伴って双方の接触面積が増大するのであるが、その接触面積は徐々に増大するため摩擦抵抗の増大傾向も緩やかであり、したがって、締付リングは継手本体に対して軸方向に相対変位しつつ確実に縮径変形することができる。
また、第24の発明として、第23の発明に記載のものにおいて、前記締付リングが正規の締付け状態となったときには、前記縮径手段を構成する前記継手本体側のテーパ面と前記締付リング側のテーパ面とが互いに面接触状態で密着する構成としてもよい。
尚、ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の冷媒が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
第24の発明によれば、上記第23の発明において、締付リングが正規の締付け状態となったときには、縮径手段を構成する継手本体側のテーパ面と締付リング側のテーパ面とが互いに密着するようにしているので、双方のテーパ面の間に生じる摩擦抵抗と食い込み作用によって双方のテーパ面が離間し難くなり、ひいては、締付リングの緩みが防止される。
<請求項1,8,13,18〜21の発明>
パイプを継手本体に挿入して締付部材を締め付けると、縮径手段により締付リングがパイプに食い込むことでパイプが接続状態にロックされ、また、締付リングがパイプの外周に対して気密状態に密着されるとともに、締付リングが継手本体の内周に密着することにより継手本体とパイプの間がシールされる。このパイプの接続に際しては、パイプを継手本体内に挿入して締付リングにより締め付けるだけだから、パイプにフレア加工を施す必要はない。
<請求項2,9,14の発明>
締付リングが継手本体の内周に対して2箇所で当接するとともに、締付リングがパイプに対して複数箇所で締め付けるようにしたので、ロックとシールの信頼性に優れている。
<請求項3,10,15の発明>
パイプの挿入に先立ち、締付部材は継手本体に浅く螺合した状態で組み付けておくのであるが、締付部材と締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して組付け状態に保持する保持手段を設けているので、締付部材に締付リングを組付けることによって両者がユニット化され、全体の組付け作業が容易となる。
<請求項4,11,16の発明>
締付リングがパイプに対して正規の締付け状態になった位置から、さらに締付部材の螺進を進めて一対の当接面同士を突き当てるまでの間、締付リングは正規の締付け状態を保つので、パイプに対する締付リングの締付けが緩むことはない。したがって、パイプの接続に際しては、一対の当接面が突き当たる位置まで締付部材を螺進させる、という作業マニュアルを定めておけば、作業者が作業が完了したか否かを目視によって容易且つ確実に判別することができる。
<請求項5,12,17の発明>
継手本体の内周に形成したテーパ状の前止まり面は、パイプを挿入したときにそのパイプを前止まりさせるストッパとなり、パイプを位置決めすることができる。
また、締付けが進む際には、締付リングが、縮径しつつ縮径手段のテーパ面の傾斜にしたがってパイプの軸方向に移動するのであるが、もし、パイプがその前端面を突き当てる形態で前止まりされた場合は、パイプと締付リングとの間で摩擦抵抗が発生し、締付部材の締付けトルクが増大するため、作業性の低下が懸念される。しかし、本発明によれば、パイプの先端外周縁をテーパ状の前止まり面に当接させるようにしているので、締付リングと一緒にパイプも挿入方向先方へ移動することができ、これにより、パイプと締付リングとの間の摩擦抵抗を低減して作業性向上を図ることができる。
さらに、パイプを前止まりさせた状態から締付部材の螺進に伴って締付リングと一緒にパイプが挿入方向奥側へ押し動かされるときには、パイプの挿入方向先端縁部と前止まり面とは互いに食い込むようになるので、この食い込みによる摩擦抵抗によってパイプの戻りが規制され、ひいては、締付部材の緩みが防止される。
<請求項6の発明>
ロック手段によってテーパ状接続面をフレア接続部に押し付けた状態にロックすると、バルブ本体とジョイント部材とが組み付けられて操作バルブが構成される。
<請求項7の発明>
ロック手段によってテーパ状接続面をフレア接続部に押し付けた状態にロックすると、フレア接続部材とジョイント部材とが組み付けられて管継手が構成される。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図10を参照して説明する。本実施形態は熱交換装置としての空調機器(エアコン装置)に適用したものである。空調機器は、室外機Aと室内機Bとを備えてなり、室外機Aには周知の圧縮機(図示せず)と同じく周知の凝縮器(図示せず)が設けられ、室内機Bには周知の膨張弁(図示せず)と同じく周知の蒸発器(図示せず)が設けられている。また、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器は、室外機A内の配管(図示せず)と室内機B内の配管(図示せず)及び後述する操作バルブVa,Vb、接続管Jp、管継手Ja,Jb及びパイプPによって循環接続されている。
室外機Aには、低圧側操作バルブVaと高圧側操作バルブVbがボルトにより外部に露出した形態で固定されている。低圧側操作バルブVaは、圧縮機の接続管Jpに対しロウ付け等により気密にシールされた状態で離脱不能に固着されており、高圧側操作バルブVbは、凝縮器の接続管Jpに対しロウ付け等により気密にシールされた状態で離脱不能に固着されている。
<低圧側操作バルブVa>
低圧側操作バルブVaは、操作バルブ構成体Maと操作部材Mcとから構成されており、この操作バルブ構成体Maと操作部材Mcは、いずれも、独立した製品として取り扱うことができる。操作バルブ構成体Maは、金属製(例えば、真鍮製)であって、2つのスピンドルタイプのバルブ機構80,81と1つのパイプ接続機構Caを構成する継手本体10とを一体に設けたものであり、圧縮機の接続管Jpに固着される流路82を有している。第1バルブ機構80(開閉弁)は、流路82と同軸状に連通する第1筒部80a内に第1弁体80bを螺進可能に設けたものであり、第1弁体80aを回転させることで、圧縮機に連なる流路82をパイプ接続機構Caに連通させる開弁状態と、流路82をパイプ接続機構Caから遮断する閉弁状態とに切り換えられるようになっている。尚、第1筒部80aの外部への開口部にはキャップ80cがねじ込みによって取り付けられている。
一方、第2バルブ機構81(サービスバルブ)は、低圧側操作バルブVa内及びこれに連なるパイプPと流路82内を真空引きするためのものであって、流路82に対してほぼ直角に連通する第2筒部81a内に第2弁体81bを螺進可能に設けたものである。第1バルブ機構80を開弁した状態で、第2バルブ機構81の第2弁体81bを回転操作して第2筒部81a内を低圧側操作バルブVaの外部と連通させる開弁状態にすると、低圧側操作バルブVa内及びこれに連なるパイプPと流路82内の空気を外部へ排出できるようになっている。また、通常の運転時には、第2バルブ機構81は閉弁状態とし、第2筒部81a(冷媒の流路)内を低圧側操作バルブVaの外部から遮断しておく。第2筒部81aの外部への開口部にもキャップ81cがねじ込みにより取り付けられている。
パイプ接続機構Caを構成する継手本体10は、流路82を挟んで第2筒部81aとは反対側に且つ第2筒部81aと同軸状に配置されているとともに、第2筒部81aと反対向きに突出する円筒状をなし、流路82、第1筒部80a及び第2筒部81aと連通可能となっている。また、継手本体10は第1筒部80a、第2筒部81a及び流路82と一体に形成されている。この継手本体10に操作部材Mcを螺合することでパイプ接続機構Caが構成される。
<高圧側操作バルブVb>
高圧側操作バルブVbは、操作バルブ構成体Mbと操作部材Mc(低圧側操作バルブVaを構成する操作部材Mcと同じ構成)とから構成されており、この操作バルブ構成体Mbと操作部材Mcは、夫々、独立した製品として取り扱うことができる。操作バルブ構成体Mbは、金属製(例えば、真鍮製)であって、1つのスピンドルタイプのバルブ機構83(開閉弁)と1つのパイプ接続機構Caを構成する継手本体10とを一体に形成したものであり、凝縮器の接続管Jpに固着される流路84を有している。このバルブ機構83は、低圧側操作バルブVaの第1バルブ機構80と同じ機構である。即ち、流路84と同軸状に連通する筒部83a内に弁体83bを螺進可能に設けたものであり、弁体83bを回転させることで、凝縮器に連なる流路84をパイプ接続機構Caに連通させる開弁状態と、流路84をパイプ接続機構Caから遮断する閉弁状態とに切り換えられるようになっている。また、筒部83aの外部への開口部にはキャップ83cがねじ込みにより取り付けられている。
パイプ接続機構Caを構成する継手本体10は、流路84及び筒部83aに対して直角の向きに配置されているとともに、筒部83aと直角に突出する円筒状をなし、流路84と筒部83aとに連通可能となっている。継手本体10は、筒部83a及び流路84と一体に形成され、この継手本体10に操作部材Mcを螺合することでパイプ接続機構Caが構成される。
<管継手Ja,Jb>
室内機Bには、膨張弁から導出された金属製(例えば、銅製)の低圧側の接続管Jpと蒸発機から導出された金属製(例えば、銅製)の高圧側の接続管Jpが、室内機Bに収容された状態と室外機Aの外部に露出する状態とに変形し得るように設けられている。低圧側の接続管Jpと高圧側の接続管Jpには、夫々、パイプ接続機構Caを有する低圧側管継手Jaと高圧側管継手Jbが取り付けられている。低圧側の管継手Jaは、パイプ接続機構Caを構成する継手本体10を有する管継手構成体maと操作部材Mcとから構成され、高圧側の管継手Jbは、パイプ接続機構Caを構成する継手本体10を有する管継手構成体mbと操作部材Mcとから構成されている。この管継手構成体ma,mbと操作部材Mcは、いずれも、独立した製品として取り扱うことができる。
管継手構成体ma,mbは、筒状をなす金属製(例えば、真鍮製)の継手本体10の後端部内周に接続凹部85を形成したものである。接続凹部85には、低圧側接続管Jp又は高圧側接続管Jpの端部が嵌入されて、ロウ付け等により気密にシールされた状態で離脱不能に固着されている。この継手本体10(管継手構成体ma,mb)に操作部材Mcを螺合することで、パイプ接続機構Caが構成される。
<パイプ接続機構Ca>
操作バルブVa,Vbのパイプ接続機構Caは、操作バルブ構成体Ma,Mbと操作部材Mcとを組み付けて構成され、管継手Ja,Jbのパイプ接続機構Caは、管継手構成体ma,mbと操作部材Mcとを組み付けて構成される。これらのパイプ接続機構Caは、径寸法は異なるものの、操作バルブVa,Vbと管継手Ja,Jbとで共通の構造となっている。
パイプ接続機構Caは、金属製の継手本体10、金属製の締付部材20、及び金属製の締付リング60を備えて構成されている。尚、以下の説明においては、便宜上、図9及び図10における右方(継手本体10に対するパイプPの挿入方向)を前方とする。また、前後方向と、継手本体10の軸線と平行な軸方向とを同義で用いる。さらに、継手本体10に対するパイプPの挿入方向(接続方向)と前後方向とは平行である。
継手本体10は、真鍮製であって、全体として筒状をなしている。継手本体10の後端部外周には、締付部材20を螺合させるための雄ネジ部11が形成され、継手本体10の外周における雄ネジ部11よりも前方の位置には拡径部12が形成されている。操作バルブVa,Vb(操作バルブ構成体Ma,Mb)の継手本体10に形成されている拡径部12は外周が円形であり、管継手Ja,Jb(管継手構成体ma,mb)の継手本体10に形成された拡径部12は外周が正六角形をなす治具嵌合部として機能する。拡径部12の後端面には、軸方向に対して直交する平坦な当接面13が形成されている。
継手本体10の中空内は、継手本体10の前後両端面に開口する(継手本体10を前後方向に貫通する)形態の円形の貫通孔15となっている。貫通孔15の後端部は、パイプPの外径と同じかそれよりも少し径の大きい円形の接続孔16とされている。接続孔16内には後方からパイプPの前端部が挿入されるようになっている。接続孔16の前端には、段差状に縮径するストッパ17が形成されている。
接続孔16の前端側部分の内周面は、前方に向かって縮径する前部テーパ面16a(本発明の構成要件である前止まり面)とされており、この前部テーパ面16aの後端の内径(前部テーパ面16aの最大内径)はパイプPの外径よりも僅かに大きく、前部テーパ面16aの前端の内径(前部テーパ面16aの最小内径)はパイプPの外径よりも僅かに小さく設定されている。接続孔16の中央部分の内周面は、その前端から後端まで一定の径寸法とされた定径面16bとされている。接続孔16の後端側部分の内周面は、後方に向かって拡径する後部テーパ面16c(本発明の構成要件である縮径手段)とされている。さらに、継手本体10の後端面は、パイプPの挿抜方向(=締付部材20の螺進方向であり、締付リング60の締付けに伴う移動方向)と直角な平坦面10aが形成されているとともに、この平坦面10aの内周縁、即ち後部テーパ面16cとの境界となる周縁がエッジ状の角縁部10bとされている。
締付部材20は、真鍮製であって、その内周の雌ネジ部21を継手本体10の雄ネジ部11に螺合することで継手本体10に組み付けられている。また、締付部材20の後端には、全周に亘って内側へ締付部材20と同心の円形に突出する内向き突部23が保持手段として形成されており、この内向き突部23の前端面内周縁には、テーパ状の誘導面24が形成されている。さらに、この内向き突部23の後方には、内向き突部23の最小内径よりも径が大きい逃がし孔25が、内向き突部23と同心の円形状に形成されている。そして、この逃がし孔25の後方、即ち締付部材20の内周の最後端には、締付部材20と同心の円形をなすとともに、内径がパイプPの外径よりも僅かに大きく且つ逃がし孔25の内径よりも小さい寸法の挿入孔26が、締付部材20の後端面に開口して形成されている。
締付部材20の中空内のうち内向き突部23よりも前方であり且つ継手本体10の平坦面10aよりも後方の領域は、内径が一定であり且つ締付部材20と同心の円形をなす収容空間22となっている。また、締付部材20の外周は、管継手Ja,Jbの継手本体10の拡径部12と同じく、正六角形をなす治具嵌合部27とされている。そして、この治具嵌合部27の前端面には、軸方向と直交する平坦な当接面28が形成されている。この当接面28は継手本体10の当接面13に対し面当たり状態で当接するようになっている。
締付リング60は、パイプPと同じく銅製であり、継手本体10内に挿入されたパイプPを囲むような円筒状をなしている。締付リング60は、肉厚のリング本体61とリング本体61から前方へ延出する肉薄の締付け部62とからなる。締付け部62の外周面には、テーパ面63(本発明の構成要件である縮径手段)が前方に向かって縮径する形態で形成されている。このテーパ面63の傾斜角度は、継手本体10の後部テーパ面16cよりも小さい角度に設定されている。
締付け部62の内周の略前半部分は、外周側のテーパ面63と略平行な前部傾斜面64とされ、内周の略後半部分は、前部傾斜面64よりも傾斜角度の小さい後部傾斜面65とされている。この前後両傾斜面64,65の境界部分には、斜め前内向きに尖ったエッジ状の食い込み部66が全周に亘って連続して形成されている。前部傾斜面64、後部傾斜面65及び食い込み部66の内径は、パイプPの外径より僅かに大きい寸法とされている。締付リング60のリング本体61の前端面は、テーパ状当接面67となっている。上記した締付け部62の外周側のテーパ面63が、継手本体10に対するパイプPの挿入方向に対して45°より小さい角度をなすのに対し、テーパ状当接面67は、パイプPの挿入方向に対して45°より大きい角度をなす。また、リング本体61の後端面には外向き突部68が保持手段として形成されている。
<実施形態の作用>
次に、本実施形態の作用を説明する。
パイプ接続機構Caには、夫々、後方からパイプPが接続される。接続に際しては、予め、締付部材20に対し締付リング60を前方から挿入し、保持状態にしておく。挿入したとき、締付リング60の外向き突部68が締付部材20の内向き突部23に突き当たるが、双方の径の寸法差はごく僅かであるから、締付リング60を軸方向に指で押せば、誘導面24の傾斜により外向き突部68が僅かに弾性的に縮径変位しつつ内向き突部23を通過して圧入され、圧入された後は、弾性復帰した外向き突部68が締付部材20の逃がし孔25内に収容される。この状態では、外向き突部68が内向き突部23と挿入孔26の開口縁部との間で前後に挟まれるので、締付リング60が締付部材20に対して離脱規制された状態に保持される。この締付リング60と締付部材20とを組み付けることによって操作部材Mcが構成され、単独で製品として取り扱うことができる。
この後、操作部材Mc(保持状態の締付部材20と締付リング60)を継手本体10に対し後方から仮組みし、締付部材20の雌ネジ部21を継手本体10の雄ネジ部11に螺合させる。このとき、締付リング60の締付け部62はまだ変形していない。また、締付部材20の当接面28は継手本体10の当接面13に対して後方に離間した位置にある。
このように仮組みしたパイプ接続機構Caに対し、後方からパイプPの前端部を挿入する。挿入されたパイプPは、締付部材20の挿入孔26と締付リング60を順に通過し、継手本体10の定径面16b及び前部テーパ面16a内に進入し、パイプPの前端が前部テーパ面16aの内周面の途中の位置(ストッパ17よりも後方の位置)に当たって前止まりされたところで、手作業によるパイプPの挿入が終了する。
この後、操作バルブVa,Vbにおいては、締付部材20の治具嵌合部27にスパナなどの治具(図示せず)を嵌合させ、締付部材20を前方へ螺進させる方向に回転させる。また、管継手Ja,Jbにおいては、継手部10の拡径部12と締付部材20の治具嵌合部27の双方にスパナなどの治具(図示せず)を嵌合させ、継手本体10に対して締付部材20を前方へ螺進させる方向に回転させる。この締付部材20の螺進に伴い、締付リング60の締付け部62が縮径するように塑性変形させられてパイプPの外周を締め付ける。
即ち、締付部材20は、前進しつつ、その内向き突部23により締付リング60のリング本体61の後端面を前方へ押圧し、その締付リング60の締付け部62の外周前端縁が継手本体10の後部テーパ面16cに軽く当接して前止まりされる。このときの当接は、締付け部62の前端外周が後部テーパ面16cに対して周方向に線接触する形態である。
この後、締付部材20の螺進と締付リング60の前進が進むのに伴ない、締付リング60の締付け部62が後部テーパ面16cの傾斜の傾斜にしたがって縮径変形させられる。縮径変形が進むのに伴ない、後部テーパ面16cに対する締付リング60のテーパ面63の当接形態が線接触から面接触へ移行し、これらの面接触領域は締付け部62の外周前端から次第に後方(基端側)へと拡大していく。このとき、継手本体10の後端部は径方向に肉厚であって径方向外側へ変形することがないので、締付リング60の締付け部62は継手本体10の内周側に潜り込みつつ確実に縮径変形する。
そして、縮径変形した締付け部62はその前端内周部と食い込み部66をパイプPの外周に対して楔のように食い込ませる。また、締付リング60のテーパ状当接面67が、平坦面10aと後部テーパ面16cとの境界の角縁部10bに対してその角縁部10bを食い込ませるように当接する。
正規の締付け状態では、締付リング60の締付け部62が前後2箇所(締付け部62のエッジ状をなす前端内周縁と同じくエッジ状の食い込み部66)においてパイプPの外周を締め付け、このパイプPに対する締付け部62の食い込みにより、パイプPの外周部と締付け部62が塑性変形を生じつつ互いに気密状に密着して、パイプPと締付リング60との間がシールされるとともに、パイプPが抜止状態にロックされる。また、締付け部62とパイプPとの密着領域は後部テーパ面16cとテーパ面63の広い密着領域の範囲内に位置する。
同じく、正規の締付け状態では、継手本体10の後部テーパ面16cと締付リング60のテーパ面63とが面接触するとともに、角縁部10bが締付リング60のテーパ状当接面67に対して食い込むことで、締付リング60と継手本体10との間が前後2カ所において且つ互いに異なる当接形態で気密状にシールされる。また、角縁部10bとテーパ面当接面67との間の摩擦抵抗、リング本体61の後端面と内向き突部23の前面との間の摩擦抵抗により、締付リング60がロックナットとしての機能を果たし、これによって、継手本体10に対する締付部材60の周方向の変位、即ち締付部材20の緩みが防止される。
さて、締付部材20が螺進する過程では、締付けストロークの途中(当接面13,28同士が当接する直前)で上記した正規の締め付け状態に至る。つまり、締付リング60が正規の締め付け状態に至った時点では、締付部材20の当接面28は、継手本体10の当接面13に当接せず、双方の当接面13,28が前後方向に離間した状態である。
この時点で、作業者は締付リング60が正規の締め付け状態になっていることを認知することはできないが、作業マニュアル上では、当接面13,28同士が当接するまで締付部材20の螺進を続けることになっているため、正規の締め付け状態になった後も締付部材20を螺進させる作業は続けられる。そして、当接面13,28同士が当接するまで締付部材20を螺進させたところで、締付部材20が前止まりされてそれ以上の螺進を規制される。以上により、パイプPの接続作業が完了する。
正規の締め付け状態に至った時から当接面13,28同士が当接するまで締付部材20の螺進が続けられる間、締付リング60の締付け部62が継手本体10の内周とパイプPの外周との間に潜り込み続けるので、締付リング60は正規の締め付け状態を保つ。また、締付リング60のテーパ状当接面67に対する角縁部10bの食い込みも深くなっていく。つまり、正規の締付け状態及び、正規の締付けに起因する防水性能(シール性能)及びパイプPの抜止め機能(ロック機能)が維持されるのである。
また、当接面13,28同士が接近するのに伴ない、継手本体10の受け面10aと締付部材20の内向き突部23との間に形成されている収容空間22の容積が、前後方向に縮小されていき、締付リング60のリング本体61が収容空間22のほぼ全体を占めるようになる。つまり、収容空間22内における空気溜まりの容積が非常に小さくなる。
<実施形態の効果>
(a)従来では、パイプPの端末部に、フレア接続部Mのテーパ状のフレアシート面Mbの傾斜に合わせてラッパ状に変形させるフレア加工を施し、その後に、ロック部材51を用いてパイプPのフレア加工部をフレア接続部Mに接続するようになっていたが、本実施形態のパイプ接続機構Caを用いれば、パイプPの接続に際しては、パイプPを継手本体10内に挿入して締付リング60により締め付けるだけだから、パイプPにフレア加工を施す必要はない。
(b)締付リング60がパイプPに対して複数箇所で締め付けるようにしたので、ロックとシールの信頼性に優れている。
(c)パイプPの挿入に先立ち、締付部材20は継手本体10に浅く螺合した状態で仮組みしておくのであるが、締付部材20と締付リング60に、互いに係止することでその締付リング60を締付部材20に対して組付け状態に保持する保持手段を設けているので、締付部材20に締付リング60を組付けることによって両者20,40が操作部材Mcとしてユニット化され、全体の組付け作業が容易となっている。
(d)締付リング60がパイプPに対して正規の締付け状態になった位置から、さらに締付部材20の螺進を進めて一対の当接面13,28同士を突き当てるまでの間、締付リング60は正規の締付け状態を保つので、パイプPに対する締付リング60の締付けが緩むことはない。したがって、パイプPの接続に際しては、一対の当接面13,28が突き当たる位置まで締付部材20を螺進させる、という作業マニュアルを定めておけば、作業者が作業が完了したか否かを目視によって容易且つ確実に判別することができる。
(e)パイプPを操作バルブVa,Vbや管継手Ja,Jbに接続するに際しては、締付部材20を継手本体10に螺合させるだけでよいから、ロウ付けによって接続する場合とは異なり火気を使用せずに済む。
(f)継手本体10の内周には、パイプPの前端部(挿入方向先端)の外周縁が当接するテーパ状の前部テーパ面16a(前止まり面)を形成し、この前部テーパ面16aが、挿入されたパイプPを前止まりさせるストッパとなるようにした。これにより、締付部材20の螺進を開始するときのパイプPを位置を決めることができる。
また、締付けが進む際には、締付リング60が、縮径しつつ縮径手段のテーパ面16c,63の傾斜にしたがってパイプPの挿入方向先方へ移動するのであるが、もし、パイプPがその前端面を突き当てる形態で前止まりされた場合は、パイプPと締付リング60との間で摩擦抵抗が発生し、締付部材20の締付けトルクが増大するため、作業性の低下が懸念される。しかし、本実施形態によれば、パイプPの先端外周縁をテーパ状の前部テーパ面16aに斜めに当接させるようにしているので、締付リング60と一緒にパイプPも挿入方向先方へ移動することができ、これにより、パイプPと締付リング60との間の摩擦抵抗を低減して作業性向上を図ることができる。
しかも、パイプPを前止まりさせた状態から締付部材20の螺進に伴って、締付リング60と一緒にパイプPが挿入方向奥側へ押し動かされたときに、パイプPの挿入方向先端縁部と前部テーパ面16aとは互いに食い込むようになるので、この食い込みによる摩擦抵抗によってパイプPの戻り及び締付部材20の緩みが防止されている。
(g)縮径手段を構成する継手本体10側の後部テーパ面16cと締付リング60側のテーパ面63との傾斜角度は、互いに異なる角度としているが、これは次の理由による。もし、双方のテーパ面16c,63を同じ傾斜角にした場合、双方のテーパ面16c,63が当接した時点で面接触となり、摩擦抵抗が急激に増大し、その結果、継手本体10に対して締付リング60が軸方向(パイプP挿入方向)へ相対変位することができず、締付け部62が縮径変形できなくなったり、薄肉の締付け部62が座屈してしまう虞がある。これに対し、本実施形態では双方のテーパ面16c,63の傾斜角度を異ならせているので、双方のテーパ面16c,63が当接した当初は、周方向の線接触状態となるため面接触状態に比べて摩擦抵抗の増大傾向が緩和され、締付リング60が円滑に前進できるとともに、締付け部62の座屈が防止される。
尚、テーパ面16c,63の当接が進むのに伴って両者16c,63の接触面積が増大するのであるが、その接触面積は徐々に増大するため摩擦抵抗の増大傾向も緩やかであり、したがって、締付け部62は継手本体10に対して相対変位しつつ確実に縮径変形することができる。
(h)締付リング60が正規の締付け状態となったときには、縮径手段を構成する継手本体10側の後部テーパ面16cと締付リング60のテーパ面63とが互いに面接触状態で密着するようにしたので、双方の間の摩擦抵抗と食い込み作用によって双方のテーパ面16c,63が離間し難くなり、締付リング60の緩みが防止される。
(i)収容空間22は外部に連通しているため、外部から収容空間22内に浸入した水分が、パイプP内を通る低温の冷媒に熱を奪われて凍結し、凍結に伴なう体積膨張によって締付部材20等の部材が変形したり破損したりすることが懸念される。しかし、本実施形態では、収容空間22内に収容されている締付リング60に締付け部62よりも径の大きいリング本体61を形成し、そのリング本体61が収容空間22の容積の大部分を占めるようにしたので、収容空間22内の空気溜まりの容積、即ち外部から水分が浸入し得るスペースが、極めて小さくなっている。よって、収容空間22内に浸入した水分の凍結に起因する体積の膨張を抑え、締付部材20などの部品の変形や破損を防止することができる。
(j)締付リング60は締付部材20内に収容されているために外部から目視により確認することができないことから、締付リング60をパイプPとは異なる材質とした場合、劣悪環境下での使用に起因して締付リング60のみが劣化し、その締付リング60の劣化が看過されることが懸念される。しかし、本実施形態では、締付リング60を目視確認可能なパイプP(配管)と同じ銅製としたので、パイプPの劣化状態を目視確認することにより、締付リング60の劣化を推察すことができ、締付リング60の劣化が看過されることを回避できる。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2を図11及び図12を参照して説明する。本実施形態2は、実施形態1においてパイプ接続機構の構成を異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態2のパイプ接続機構Cbは、前後2つの締付リング30,40を備えている点が実施形態1と異なる。
前後2つの締付リング30,40は、いずれも、パイプPと同じく銅製であり、リング本体31,41から前方に薄肉筒状の締付け部32,42を突出させた形態である。締付け部32,42の外周はリング本体31,41の外周よりも径が小さく、締付け部32,42の内周はリング本体31,41の内周に対して滑らかに連なっている。
前部締付リング30の締付け部32の外周は、前方に向かって縮径するテーパ面33(本発明の構成要件である締付手段)となっており、このテーパ面33の傾斜角度は継手部10の後部テーパ面16cよりも小さい角度に設定されている。前部締付リング30のリング本体31の内周には、前方に向かって径が小さくなるテーパ面34(本発明の構成要件である締付手段)が形成されている。また、前部締付リング30のリング本体31の前面は、継手部10の平坦面10a及び角縁部10bと対向し且つ前部締付リング30の締付け部32の外周側のテーパ面33よりも傾斜角度の大きいテーパ状当接面35となっている。
一方、後部締付リング40の締付け部42の外周は、前方に向かって縮径するテーパ面43(本発明の構成要件である締付手段)となっており、このテーパ面43の傾斜角度は、前部締付リング30のリング本体31のテーパ面34よりも小さい角度に設定されている。
さらに、後部締付リング40の後端面からの延出部には、外向き突部44が保持手段として形成されている。この外向き突部44の外径は、締付部材20の内向き突部23の内径よりも僅かに大きい寸法とされており、この外向き突部44と内向き突部23との係止作用により、後部締付リング40が収容空間22内に収容された状態で締付部材20に対して保持されている。
次に、本実施形態2の作用を説明する。
パイプ接続機構Cbに、後方からパイプPを接続する際には、予め、締付部材20に対し後部締付リング40を前方から挿入し、保持状態にしておく。挿入したとき、後部締付リング40の外向き突部44が締付部材20の内向き突部23に突き当たるが、双方の径の寸法差はごく僅かであるから、後部締付リング40を軸方向に指で押せば、誘導面24の傾斜により外向き突部44が僅かに弾性的に縮径変位しつつ内向き突部23を通過し、通過後は、弾性復帰した外向き突部44が締付部材20の逃がし孔25内に収容される。この状態では、外向き突部44が内向き突部23と挿入孔26の開口縁部との間で前後に挟まれるので、後部締付リング40が締付部材20に対して離脱規制された状態に保持される。
この後、前方から前部締付リング30を締付部材20内に挿入し、この前部締付リング30、及び保持状態の締付部材20と後部締付リング40を継手部10に対し後方から仮組みし、締付部材20の雌ネジ部21を継手部10の雄ネジ部11に螺合させる。このとき、締付リング30,40の締付け部32,42はまだ変形していない。また、締付部材20の当接面28は継手部10の当接面13に対して後方に離間した位置にある。
このように仮組みしたパイプ接続機構Cbに対し、後方からパイプPの前端部を挿入する。挿入されたパイプPは、締付部材20の挿入孔26と後部締付リング40と前部締付リング30を順に通過し、継手部10の定径面16b及び前部テーパ面16a内に進入し、パイプPの前端が前部テーパ面16aの内周面の途中の位置(ストッパ17よりも後方の位置)に当たって前止まりされたところで、手作業によるパイプPの挿入が終了する。
この後、操作バルブVa,Vbにおいては、締付部材20の治具嵌合部27にスパナなどの治具(図示せず)を嵌合させ、締付部材20を前方へ螺進させる方向に回転させる。また、管継手Ja,Jbにおいては、継手部10の拡径部12と締付部材20の治具嵌合部27の双方にスパナなどの治具(図示せず)を嵌合させ、継手本体10に対して締付部材20を前方へ螺進させる方向に回転させる。この締付部材20の螺進に伴い、前後両締付リング30,40の締付け部32,42が縮径するように塑性変形させられてパイプPの外周を締め付ける。
即ち、締付部材20は、前進しつつ、その内向き突部23により後部締付リング40のリング本体41の後端面を前方へ押圧し、その締付リング40の締付け部42の外周前端縁が前部締付リング30の内周のテーパ面34に軽く当接して前止まりされるとともに、前部締付リング30の締付け部32の外周前端縁が継手部10の後部テーパ面16cに軽く当接して前止まりされる。このときの当接は、後部側の締付け部42の前端外周が前部締付リング30のテーパ面34に対して周方向に線接触するとともに、前部側の締付け部32の前端外周縁が後部テーパ面16cに対して周方向に線接触する形態である。
この後、締付部材20の螺進と前後両締付リング30,40の前進が進むのに伴ない、後部締付リング40の締付け部42が前部締付リング30のテーパ面34の傾斜にしたがって縮径変形させられると同時に、前部締付リング30の締付け部32が後部テーパ面16cの傾斜の傾斜にしたがって縮径変形させられる。縮径変形が進むのに伴ない、前部締付リング30のテーパ面34に対する後部締付リング40の外周のテーパ面43の当接形態が線接触状態から面接触状態へ移行するとともに、後部テーパ面16cに対する前部締付リング30のテーパ面34の当接形態が線接触から面接触へ移行し、これらの面接触領域は締付け部32,42の外周前端から次第に後方(基端側)へ拡大していく。
このとき、継手部10の後端部は径方向に肉厚であって径方向外側へ変形することがないので、前部締付リング30の締付け部32は継手部10の内周側に潜り込みつつ確実に縮径変形する。同様に、前部締付リング30のリング本体31も径方向に肉厚であって径方向外側へ変形し難くなっているので、後部締付リング40の締付け部42もリング本体31の内周側に潜り込みつつ確実に縮径変形する。
そして、縮径変形した締付け部32,42はその前端内周部をパイプPの外周に対して楔のように食い込ませる。また、前部締付リング30のテーパ状当接面が35、平坦面10aと後部テーパ面16cとの境界の角縁部10bに対してその角縁部10bを食い込ませるように当接する。
正規の締付け状態では、2つの締付リング30,40の締付け部32,42が前後2箇所においてパイプPの外周を締め付け、このパイプPに対する締付け部32,42の食い込みにより、パイプPの外周部と締付け部32,42の双方が塑性変形を生じつつ互いに隙間なく気密状に密着して、パイプPと締付リング30,40との間がシールされるとともに、パイプPが抜止状態にロックされる。尚、後部締付リング40とパイプPとの当接部分は、前部締付リング30と継手部10との密着領域よりも後方に位置する。前部締付リング30とパイプPとの密着領域は後部テーパ面16cとテーパ面の広い密着領域の範囲内に位置している。
また、継手部10の後部テーパ面16cと前部締付リング30のテーパ面33が面接触するとともに、角縁部10bが前部締付リング30のテーパ状当接面35に対して食い込むことで、前部締付リング30と継手部10との間がシールされる。さらに、前部締付リング30のテーパ面34と後部締付リング40のテーパ面43とが面接触することで、締付リング30,40同士の間もシールされる。また、締付リング30,40のテーパ面34,43同士の面接触状態の密着領域においては、摩擦抵抗により前後方向及び周方向への緩みが防止される。さらに、角縁部10bとテーパ面当接面35との間の摩擦抵抗、リング本体31の後端面とリング本体41の前端面との間の摩擦抵抗、及びリング本体41の後端面と内向き突部23の前面との間の摩擦抵抗により、締付リング30,40がロックナットに機能を果たし、これによって、継手部10に対する締付部材20の周方向の変位、即ち締付部材20の緩みが防止される。
また、当接面13,28同士が接近するのに伴ない、継手部10の受け面10aと締付部材20の内向き突部23との間に形成されている収容空間22の容積が、前後方向に縮小されていき、前部締付リング30のリング本体31と後部締付リング40のリング本体41が収容空間22のほぼ全体を占めるようになる。つまり、収容空間22内における空気溜まりの容積が非常に小さくなる。
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3を図13を参照して説明する。本実施形態3は、実施形態1,2の継手部10に、治具嵌合部12の前端面に沿うように円環状の識別リング70を取り付けたものであり、識別リング70は、継手部10に対して回転可能であり且つ前後方向への変位を規制されている。そして、この識別リング70の前面が、パイプ接続機構Caの締付部材20の当接面28と対向する当接面71とされている。パイプPを接続する過程で、当接面28、71同士が突き当たらない状態では、識別リング70が回転可能な状態とされ、当接面28,71同士が突き当たるまでパイプPに対する締付リング30,40,60の締付けが進んでパイプPの接続が完了した状態では、識別リング70が締付部材20と継手本体10の治具嵌合部12との間に挟み付けられて回転不能となる。したがって、識別リング70が回転し得るか否かに基づいて、パイプPの接続作業が正しく完了したか否かを判断することができる。
<実施形態4>
以下、本発明を具体化した実施形態4を図14乃至図16を参照して説明する。本実施形態4の管継手Jcは、室内機Bの膨張弁及び蒸発機から導出された金属製(例えば、銅製)の接続管Jpに取り付けられたものであり、接続管Jpにロウ付けにより気密にシールされた状態に固着されたフレア接続部材mc(従来のものと同一構成)と、このフレア接続部材mcに取り付けられるジョイント部材Nとから構成される。このジョイント部材Nは、独立した製品として取り扱うことができる。
フレア接続部材mcは、円筒状をなし、一方の端部にフレア接続部90が形成されている。フレア接続部90の前端部外周には、フレア接続部材mcの中心孔91と同心であり、且つ先方(ジョイント部材N側)に向かって縮径するテーパ状のフレアシート面92が形成されている。また、フレア接続部90の外周におけるフレアシート面92よりも後方の領域には、中心孔91及びフレアシート面92と同心の雄ネジ部93が形成されている。また、フレア接続部材mcの他方(フレア接続部90とは反対側)の端部94は、接続管Jpの端末部に対してロウ付けにより固着されている。また、フレア接続部90の外周には、六角形の治具嵌合部95が形成されている。
ジョイント部材Nは、円筒状をなす継手本体10の一方の端部に実施形態1と同一構成のパイプ接続機構Caを設けたものである。このパイプ接続機構Caについては、同一符号を付すに留め、詳しい説明は省略する。ジョイント部材N(継手本体10)の他方の端部には機器接続機構Cmが設けられている。機器接続機構Cmについて説明すると、継手本体10の後端部には、前方に向かって縮径するテーパ状接続面96が形成されている。このテーパ状接続面96のテーパ角度は、フレアシート面92のテーパ角度よりも大きい角度(急勾配)となっている。また、継手本体10の外周には、略円筒状をなすロック部材97(本発明の構成要件であるロック手段)の後端部が、その内周の溝97aに嵌合したC字形リング97bを継手本体10の前端の大径部98に後方から係止させることにより、前方への相対変位を規制させた状態で、且つ周方向への回転自由に取り付けられている。また、ロック部材97の内周には、フレア接続部90の雄ネジ部93に係合可能な雌ネジ部97cが形成され、ロック部材97の外周は治具(図示せず)を嵌合させるための六角形をなす治具嵌合部97dとなっている。また、継手本体10の外周にも、治具(図示せず)を嵌合させるための六角形をなす治具嵌合部10Jが形成されている。
次に、本実施形態4の作用を説明する。
まず、接続管Jpにフレア接続部材mcを固着しておき、そのフレア接続部90に対してジョイント部材Nを組み付ける。組付けに際しては、ロック部材97の雌ネジ部97cをフレア接続部90の雄ネジ部93に螺合し、ロック部材97を回転させる。すると、テーパ状接続面96がフレアシート面92に当接するが、このときの当接形態は、フレアシート面92の内周側領域に対してテーパ状接続面96の内周側領域が周方向に連続する線接触状態である。
この後、ロック部材97の回転によりフレア接続部90に対するジョイント部材Nの接近が進むのに伴い、テーパ状接続面96とフレアシート面92との接触形態が線接触状態から面接触状態へ移行し、その接触領域が次第に外周側(後方)へ拡大していく。ここで、接触当初の線接触領域は、フレアシート面92及びテーパ状接続面96における最も径の小さい領域であることから、最外径部から接触を開始する形態のものと比較すると、本実施形態の場合、接触領域の拡大が進む初期過程では接触領域の接触面積が小さく、その分、ロック部材97の締付けに起因して両面の接触領域に付与される軸線方向の圧力が大きい。したがって、両面92,96の接触領域における密着力が高く、その分、両面92,96間のシール性が向上することになる。そして、ロック部材97の回転が進むのに伴ない、フレアシート面92とテーパ状接続面96との面接触領域が、両面92,96のほぼ全域に拡大したところで、フレア接続部90に対するジョイント部材Nの組付け作業が完了する。
フレア接続部材mcとジョイント部材Nとの組付けが完了して管継手Jcが構成された状態では、ロック部材97により両者mc,Nが接続状態にロックされるとともに、フレアシート面92とテーパ状接続面96の面接触により、フレア接続部90と機器接続機構Cmとの接続部分がシールされるため、継手本体10の中心孔99とフレア接続部材mcの中心孔91を流れる流体が外部に漏出することはない。フレア接続部材mcとジョイント部材Nとを組付けた後は、管継手Jcのパイプ接続機構CaにパイプPを接続すればよい。
<実施形態5>
以下、本発明を具体化した実施形態4を図17及び図18を参照して説明する。本実施形態5の低圧側操作バルブVdは、バルブ本体Mdとジョイント部材Nとから構成されている。バルブ本体Mdは、金属製(例えば、真鍮製)であって、2つのスピンドルタイプのバルブ機構80,81と1つのフレア接続部90とを一体に形成したものである。バルブ本体Mdのうち、バルブ機構80,81は実施形態1と同じ構成であり、フレア接続部90とジョイント部材Nは実施形態4と同じ構成である。但し、低圧側操作バルブVdのフレア接続部90には、実施形態4の治具嵌合部95に相当するものは形成されていない。高圧側操作バルブVeは、バルブ本体Meとジョイント部材N(低圧側操作バルブVdを構成するジョイント部材Nと同じ構成)とから構成されている。バルブ本体Meは、金属製(例えば、真鍮製)であって、1つのスピンドルタイプのバルブ機構83(開閉弁)と1つのフレア接続部90とを一体に形成したものである。バルブ機構83は、低圧側操作バルブVdの第1バルブ機構80と同じ機構である。フレア接続部90とジョイント部材Nは実施形態4と同じ構成である。但し、高圧側操作バルブVeのフレア接続部90には、実施形態4の治具嵌合部95に相当するものは形成されていない。同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態1のパイプ接続機構では縮径手段のテーパ面を継手本体と締付リングの双方に設けたが、本発明によれば、テーパ面は、締付リングと締付部材のうちのいずれか一方のみに設けてもよい。
(2)上記実施形態2のパイプ接続機構では縮径手段のテーパ面を継手本体と前後締付リングの全てに設けたが、本発明によれば、テーパ面は、後部締付リングと前部締付リングのうちのいずれか一方のみに設けてもよく、前部締付リングと締付部材のうちのいずれか一方のみに設けてもよい。
(3)上記実施形態1から3では締付リングとパイプの双方を銅製としたが、本発明は、銅以外の金属である場合にも適用することができる。
(4)上記実施形態1〜3では継手本体と締付部材を真鍮製としたが、本発明は、真鍮以外の金属である場合にも適用することができる。
(5)上記実施形態1では1つの締付リングが2カ所においてパイプに食い込むようにしたが、本発明によれば、締付リングが1カ所ずつパイプに食い込むようにしてもよく、3カ所以上でパイプに食い込むようにしてもよい。
(6)上記実施形態2では各締付リングが1カ所においてパイプに食い込むようにしたが、本発明によれば、締付リングが2カ所以上でパイプに食い込むようにしてもよい。
(7)上記実施形態2では締付リングを2つ設けたが、本発明によれば、3つ以上の締付リングを設けてもよい。
(8)上記実施形態1〜3において、継手本体の定径面を前後長さを拡大した形態としてもよい。このようにすれば、継手本体内におけるパイプの収容可能な寸法が長く確保されるので、パイプの長さのバラツキ等に起因してパイプの端末位置が変動しても、パイプの端末部を継手本体のパイプ接続機構に確実に接続することができる。
(9)上記実施形態1〜3において、継手本体を途中で分岐する形態とし、その各分岐部分に、パイプ接続機構若しくは機器接続機構を設けてもよい。
(10)上記実施形態1〜3では操作バルブとパイプ接続機構の継手本体とを一体部品としたが、本発明によれば、パイプ接続機構の継手本体を操作バルブとは別体部品としてもよい。
(11)上記実施形態では空調機器(エアコン)に適用した例を説明したが、本発明は、冷凍機や冷蔵機等の他の用途の熱交換装置にも適用できる。
(12)上記実施形態では管継手と接続管をロウ付けによって固着したが、本発明によれば、シールリングとナットを用いる等の他の手段によって固着してもよい。
(13)上記実施形態4、5では、パイプ接続機構の締付リングが1つである場合について説明したが、本発明によれば、実施形態4,5において締付リングを2つ以上設けてもよい。
実施形態1の熱交換装置の外観図 低圧側操作バルブの外観図 低圧側操作バルブの開弁状態の断面図 低圧側操作バルブの閉弁状態の断面図 高圧側操作バルブの外観図 高圧側操作バルブの断面図 室内機の接続管に固着した管継手の断面図 室内機の接続管と管継手の外観図 パイプ接続機構においてパイプを接続する過程をあらわす部分拡大断面図 パイプ接続機構においてパイプを接続した状態をあらわす部分拡大断面図 実施形態2のパイプ接続機構においてパイプを接続する過程をあらわす部分拡大断面図 実施形態2のパイプ接続機構においてパイプを接続した状態をあらわす部分拡大断面図 実施形態3の断面図 実施形態4の側面図 実施形態4の管継手の断面図 実施形態4の断面図 実施形態5の低圧側操作バルブの側面図 実施形態5の高圧側操作バルブの側面図 従来例の断面図
符号の説明
Ca…パイプ接続機構
Ja,Jb…管継手
Ma,Mb…操作バルブ構成体
ma,mb…管継手構成体
Mc…操作部材
P…パイプ
Va,Vb…操作バルブ
10…継手本体
13,28…当接面
16a…前部テーパ面(前止まり面)
16c,63…テーパ面(縮径手段)
20…締付部材
23…内向き突部(保持手段)
60…締付リング
68…外向き突部(保持手段)

Claims (21)

  1. 圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器を循環接続し、前記圧縮機に設けた操作バルブと前記蒸発器に設けた管継手との間、及び前記凝縮器に設けた操作バルブと前記膨張弁に設けた管継手との間に冷媒用のパイプを配管した熱交換装置において、前記パイプを前記操作バルブと前記管継手に接続するためのものであって、
    前記操作バルブと前記管継手に、夫々、パイプ接続機構が設けられ、
    前記パイプ接続機構は、
    前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、
    前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、
    前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、
    パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されていることを特徴とする熱交換装置のパイプ接続構造。
  2. 前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされていることを特徴とする請求項1記載の熱交換装置のパイプ接続構造。
  3. 前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換装置のパイプ接続構造。
  4. 前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、
    前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の熱交換装置のパイプ接続構造。
  5. 前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の熱交換装置のパイプ接続構造。
  6. 前記操作バルブが、バルブ機構を備えるバルブ本体と、前記パイプ接続機構を備えるジョイント部材とを組み付けて構成されており、
    前記バルブ本体には、テーパ状のフレア接続部が設けられ、
    前記ジョイント部材には、前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備える機器接続機構が設けられていることを特徴する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の熱交換装置のパイプ接続構造。
  7. 前記管継手が、テーパ状のフレア接続部を有するフレア接続部材と、前記パイプ接続機構を備えるジョイント部材とを組み付けて構成されており、
    前記ジョイント部材には、前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備える機器接続機構が設けられていることを特徴する請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の熱交換装置のパイプ接続構造。
  8. 圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器を循環接続してなる熱交換装置において、前記圧縮機と前記凝縮器に取り付けられるようになっているとともに、冷媒用のパイプを接続するためのパイプ接続機構と冷媒の循環経路を開閉するバルブ機構とを備えたものであって、
    前記パイプ接続機構は、
    前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、
    前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、
    前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、
    パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されていることを特徴とする熱交換装置用操作バルブ。
  9. 前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされていることを特徴とする請求項8記載の熱交換装置用操作バルブ。
  10. 前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の熱交換装置用操作バルブ。
  11. 前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、
    前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたことを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブ。
  12. 前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成したことを特徴とする請求項8ないし請求項11のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブ。
  13. 圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器を循環接続してなる熱交換装置において、前記膨張弁と前記蒸発器に取り付けられるようになっているとともに、冷媒用のパイプを接続するためのパイプ接続機構を備えているものであって、
    前記パイプ接続機構は、
    前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、
    前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、
    前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、
    パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されていることを特徴とする熱交換装置用管継手。
  14. 前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされていることを特徴とする請求項13記載の熱交換装置用管継手。
  15. 前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の熱交換装置用管継手。
  16. 前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、
    前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたことを特徴とする請求項13ないし請求項15のいずれかに記載の熱交換装置用管継手。
  17. 前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成したことを特徴とする請求項13ないし請求項16のいずれかに記載の熱交換装置用管継手。
  18. 請求項8ないし請求項12のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブを構成するものであって、
    前記バルブ機構と、
    前記継手本体と、
    前記締付リングと密着可能な前記縮径手段とを備え、
    前記締付部材と前記締付リングが組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成することを特徴とする熱交換装置用操作バルブ構成体。
  19. 請求項8ないし請求項12のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブを構成するものであって、
    前記締付部材と、
    前記締付リングと、
    前記継手本体と密着可能な前記縮径手段とを備え、
    前記継手本体に組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成することを特徴とする熱交換装置用操作バルブの操作部材。
  20. 請求項13ないし請求項17のいずれかに記載の熱交換装置用管継手を構成するものであって、
    前記継手本体と、
    前記締付リングと密着可能な前記縮径手段とを備え、
    前記締付部材と前記締付リングが組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成することを特徴とする熱交換装置用管継手構成体。
  21. 請求項13ないし請求項17のいずれかに記載の熱交換装置用管継手を構成するものであって、
    前記締付部材と、
    前記締付リングと、
    前記継手本体と密着可能な前記縮径手段とを備え、
    前記継手本体に組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成することを特徴とする熱交換装置用管継手の操作部材。
JP2004142625A 2004-05-12 2004-05-12 熱交換装置のパイプ接続構造、熱交換装置用操作バルブ、熱交換装置用管継手、熱交換装置用操作バルブ構成体、熱交換装置用操作バルブの操作部材、熱交換装置用管継手構成体及び熱交換装置用管継手の操作部材 Pending JP2005325872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004142625A JP2005325872A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 熱交換装置のパイプ接続構造、熱交換装置用操作バルブ、熱交換装置用管継手、熱交換装置用操作バルブ構成体、熱交換装置用操作バルブの操作部材、熱交換装置用管継手構成体及び熱交換装置用管継手の操作部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004142625A JP2005325872A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 熱交換装置のパイプ接続構造、熱交換装置用操作バルブ、熱交換装置用管継手、熱交換装置用操作バルブ構成体、熱交換装置用操作バルブの操作部材、熱交換装置用管継手構成体及び熱交換装置用管継手の操作部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005325872A true JP2005325872A (ja) 2005-11-24

Family

ID=35472389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004142625A Pending JP2005325872A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 熱交換装置のパイプ接続構造、熱交換装置用操作バルブ、熱交換装置用管継手、熱交換装置用操作バルブ構成体、熱交換装置用操作バルブの操作部材、熱交換装置用管継手構成体及び熱交換装置用管継手の操作部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005325872A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4866968B1 (ja) * 2011-02-23 2012-02-01 ナスコフィッティング株式会社 閉鎖バルブ
JP2012241837A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Nasco Fitting Kk 継ぎ手
WO2013162006A1 (ja) 2012-04-27 2013-10-31 ナスコフィッティング株式会社 管継手及び閉鎖バルブ
JP2013242038A (ja) * 2012-04-27 2013-12-05 Nasco Fitting Kk 管継手、閉鎖バルブ及び弛緩用工具
JP2015232401A (ja) * 2010-01-21 2015-12-24 スウエイジロク・カンパニー 導管継手用保持構造を有する導管把持デバイス
GB2554889A (en) * 2016-10-12 2018-04-18 Poulton Tech Limited A seal assembly

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015232401A (ja) * 2010-01-21 2015-12-24 スウエイジロク・カンパニー 導管継手用保持構造を有する導管把持デバイス
JP2018173175A (ja) * 2010-01-21 2018-11-08 スウエイジロク・カンパニー 導管継手用保持構造を有する導管把持デバイス
JP4866968B1 (ja) * 2011-02-23 2012-02-01 ナスコフィッティング株式会社 閉鎖バルブ
EP2492568A1 (en) 2011-02-23 2012-08-29 Nasco Fitting CO., LTD. Closing valve
JP2012241837A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Nasco Fitting Kk 継ぎ手
WO2013162006A1 (ja) 2012-04-27 2013-10-31 ナスコフィッティング株式会社 管継手及び閉鎖バルブ
WO2013162005A1 (ja) 2012-04-27 2013-10-31 ナスコフィッティング株式会社 管継手、閉鎖バルブ及び弛緩用工具
JP2013242038A (ja) * 2012-04-27 2013-12-05 Nasco Fitting Kk 管継手、閉鎖バルブ及び弛緩用工具
GB2554889A (en) * 2016-10-12 2018-04-18 Poulton Tech Limited A seal assembly
GB2554889B (en) * 2016-10-12 2019-01-02 Poulton Tech Limited A seal assembly
US11015747B2 (en) 2016-10-12 2021-05-25 Poulton Technologies Limited Seal assembly
US11585471B2 (en) 2016-10-12 2023-02-21 Poulton Technologies Limited Seal assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4866968B1 (ja) 閉鎖バルブ
JP5023721B2 (ja) 食い込み式管接続構造
JP5012118B2 (ja) 食い込み式管継手、冷凍装置及び温水装置
JP3939311B2 (ja) 管継手
JP5329000B1 (ja) 管継手、閉鎖バルブ及び弛緩用工具
US20090261573A1 (en) Pipe joint
WO2013047304A1 (ja) 管接続構造
US11519531B2 (en) Ferrule for a conduit fitting
JP2003232474A (ja) 管継手
WO2013162006A1 (ja) 管継手及び閉鎖バルブ
US20090008930A1 (en) Pipe Fitting
JP2009168075A (ja) 管継手構造及び管接続方法
US20110248496A1 (en) Connecting structure for piping
JP4145183B2 (ja) 管継手
JP2005325872A (ja) 熱交換装置のパイプ接続構造、熱交換装置用操作バルブ、熱交換装置用管継手、熱交換装置用操作バルブ構成体、熱交換装置用操作バルブの操作部材、熱交換装置用管継手構成体及び熱交換装置用管継手の操作部材
JP2019163773A (ja) 管継手構造
JP2008038924A (ja) 管継手
JP2007218300A (ja) 管継手、冷凍装置、ヒートポンプ式給湯機、及び給水配管
JP2008256091A (ja) 配管継手
JP2007211847A (ja) 食い込み式管接続構造、管継手、弁、閉鎖弁、冷凍サイクル装置、給湯装置、食い込み式管接続方法、および現地配管接続方法
JP5395971B2 (ja) 管継手及び閉鎖バルブ
JP2009063090A (ja) フレア式管接続構造、弁、フレア式管継手及び冷凍装置
JP5395970B2 (ja) 管継手及び閉鎖バルブ
US20030197379A1 (en) Multi-sealing compression fitting for plumbing connections
JPH08277984A (ja) ワンタッチ式管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070323

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070419

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070622

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080704

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20081024