JP2005325872A - 熱交換装置のパイプ接続構造、熱交換装置用操作バルブ、熱交換装置用管継手、熱交換装置用操作バルブ構成体、熱交換装置用操作バルブの操作部材、熱交換装置用管継手構成体及び熱交換装置用管継手の操作部材 - Google Patents
熱交換装置のパイプ接続構造、熱交換装置用操作バルブ、熱交換装置用管継手、熱交換装置用操作バルブ構成体、熱交換装置用操作バルブの操作部材、熱交換装置用管継手構成体及び熱交換装置用管継手の操作部材 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 パイプにフレア加工を施さずに、パイプを接続する。
【解決手段】 パイプPを継手本体10に挿入して締付部材20を締め付けると、締付リング60がパイプPに食い込んで接続状態にロックし、締付リング60がパイプPの外周に密着するとともに締付リング60が継手本体10の内周に密着することで継手本体10とパイプPの間がシールされる。パイプPは継手本体10内に挿入して締付リング60で締め付けるだけで接続されるから、パイプPにフレア加工は不要である。
【選択図】 図1
Description
尚、パイプの接続に際して、パイプの端部をテーパ状にフレア加工する方法は、特許文献1に記載されている。
ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の冷媒が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記操作バルブが、バルブ機構を備えるバルブ本体と、前記パイプ接続機構を備えるジョイント部材とを組み付けて構成されており、前記バルブ本体には、テーパ状のフレア接続部が設けられ、前記ジョイント部材には、前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備える機器接続機構が設けられているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のものにおいて、前記管継手が、テーパ状のフレア接続部を有するフレア接続部材と、前記パイプ接続機構を備えるジョイント部材とを組み付けて構成されており、前記ジョイント部材には、前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備える機器接続機構が設けられているところに特徴を有する。
ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の冷媒が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の冷媒が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
第22の発明によれば、当接面同士が突き当たらない状態では、識別リングが回転可能な状態とされ、当接面同士が突き当たるまでパイプに対する締付リングの締付けが進んでパイプの接続が完了した状態では、識別リングが締付部材と継手本体との間に挟み付けられて回転不能となる。したがって、識別リングが回転し得るか否かに基づいて、パイプの接続作業が正しく完了したか否かを判断することができる。
もし、縮径手段を構成する継手本体側のテーパ面の傾斜角度と締付リング側のテーパ面との傾斜角度を、互いに同じ傾斜角にした場合には、双方のテーパ面が当接した時点で面接触となり、摩擦抵抗が急激に増大し、その結果、継手本体に対して締付リングが軸方向(パイプ挿入方向)へ相対変位することができず、締付リングが縮径変形できなくなったり、締付リングが座屈する虞がある。
これに対し、第23の発明では、継手本体側のテーパ面の傾斜角度と締付リング側のテーパ面との傾斜角度を、互いに異なる角度としたので、双方のテーパ面が当接した当初は、周方向の線接触状態となるため面接触状態に比べて摩擦抵抗の増大傾向が緩和される。
尚、テーパ面の当接が進むのに伴って双方の接触面積が増大するのであるが、その接触面積は徐々に増大するため摩擦抵抗の増大傾向も緩やかであり、したがって、締付リングは継手本体に対して軸方向に相対変位しつつ確実に縮径変形することができる。
また、第24の発明として、第23の発明に記載のものにおいて、前記締付リングが正規の締付け状態となったときには、前記縮径手段を構成する前記継手本体側のテーパ面と前記締付リング側のテーパ面とが互いに面接触状態で密着する構成としてもよい。
尚、ここで、正規の締付け状態とは、パイプ内の冷媒が外部へ漏出しないように気密状態が保たれ、なお且つパイプがパイプ接続機構に対して離脱しないようにロックされた状態をいう。
第24の発明によれば、上記第23の発明において、締付リングが正規の締付け状態となったときには、縮径手段を構成する継手本体側のテーパ面と締付リング側のテーパ面とが互いに密着するようにしているので、双方のテーパ面の間に生じる摩擦抵抗と食い込み作用によって双方のテーパ面が離間し難くなり、ひいては、締付リングの緩みが防止される。
パイプを継手本体に挿入して締付部材を締め付けると、縮径手段により締付リングがパイプに食い込むことでパイプが接続状態にロックされ、また、締付リングがパイプの外周に対して気密状態に密着されるとともに、締付リングが継手本体の内周に密着することにより継手本体とパイプの間がシールされる。このパイプの接続に際しては、パイプを継手本体内に挿入して締付リングにより締め付けるだけだから、パイプにフレア加工を施す必要はない。
締付リングが継手本体の内周に対して2箇所で当接するとともに、締付リングがパイプに対して複数箇所で締め付けるようにしたので、ロックとシールの信頼性に優れている。
パイプの挿入に先立ち、締付部材は継手本体に浅く螺合した状態で組み付けておくのであるが、締付部材と締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して組付け状態に保持する保持手段を設けているので、締付部材に締付リングを組付けることによって両者がユニット化され、全体の組付け作業が容易となる。
締付リングがパイプに対して正規の締付け状態になった位置から、さらに締付部材の螺進を進めて一対の当接面同士を突き当てるまでの間、締付リングは正規の締付け状態を保つので、パイプに対する締付リングの締付けが緩むことはない。したがって、パイプの接続に際しては、一対の当接面が突き当たる位置まで締付部材を螺進させる、という作業マニュアルを定めておけば、作業者が作業が完了したか否かを目視によって容易且つ確実に判別することができる。
継手本体の内周に形成したテーパ状の前止まり面は、パイプを挿入したときにそのパイプを前止まりさせるストッパとなり、パイプを位置決めすることができる。
また、締付けが進む際には、締付リングが、縮径しつつ縮径手段のテーパ面の傾斜にしたがってパイプの軸方向に移動するのであるが、もし、パイプがその前端面を突き当てる形態で前止まりされた場合は、パイプと締付リングとの間で摩擦抵抗が発生し、締付部材の締付けトルクが増大するため、作業性の低下が懸念される。しかし、本発明によれば、パイプの先端外周縁をテーパ状の前止まり面に当接させるようにしているので、締付リングと一緒にパイプも挿入方向先方へ移動することができ、これにより、パイプと締付リングとの間の摩擦抵抗を低減して作業性向上を図ることができる。
さらに、パイプを前止まりさせた状態から締付部材の螺進に伴って締付リングと一緒にパイプが挿入方向奥側へ押し動かされるときには、パイプの挿入方向先端縁部と前止まり面とは互いに食い込むようになるので、この食い込みによる摩擦抵抗によってパイプの戻りが規制され、ひいては、締付部材の緩みが防止される。
ロック手段によってテーパ状接続面をフレア接続部に押し付けた状態にロックすると、バルブ本体とジョイント部材とが組み付けられて操作バルブが構成される。
<請求項7の発明>
ロック手段によってテーパ状接続面をフレア接続部に押し付けた状態にロックすると、フレア接続部材とジョイント部材とが組み付けられて管継手が構成される。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図10を参照して説明する。本実施形態は熱交換装置としての空調機器(エアコン装置)に適用したものである。空調機器は、室外機Aと室内機Bとを備えてなり、室外機Aには周知の圧縮機(図示せず)と同じく周知の凝縮器(図示せず)が設けられ、室内機Bには周知の膨張弁(図示せず)と同じく周知の蒸発器(図示せず)が設けられている。また、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器は、室外機A内の配管(図示せず)と室内機B内の配管(図示せず)及び後述する操作バルブVa,Vb、接続管Jp、管継手Ja,Jb及びパイプPによって循環接続されている。
低圧側操作バルブVaは、操作バルブ構成体Maと操作部材Mcとから構成されており、この操作バルブ構成体Maと操作部材Mcは、いずれも、独立した製品として取り扱うことができる。操作バルブ構成体Maは、金属製(例えば、真鍮製)であって、2つのスピンドルタイプのバルブ機構80,81と1つのパイプ接続機構Caを構成する継手本体10とを一体に設けたものであり、圧縮機の接続管Jpに固着される流路82を有している。第1バルブ機構80(開閉弁)は、流路82と同軸状に連通する第1筒部80a内に第1弁体80bを螺進可能に設けたものであり、第1弁体80aを回転させることで、圧縮機に連なる流路82をパイプ接続機構Caに連通させる開弁状態と、流路82をパイプ接続機構Caから遮断する閉弁状態とに切り換えられるようになっている。尚、第1筒部80aの外部への開口部にはキャップ80cがねじ込みによって取り付けられている。
高圧側操作バルブVbは、操作バルブ構成体Mbと操作部材Mc(低圧側操作バルブVaを構成する操作部材Mcと同じ構成)とから構成されており、この操作バルブ構成体Mbと操作部材Mcは、夫々、独立した製品として取り扱うことができる。操作バルブ構成体Mbは、金属製(例えば、真鍮製)であって、1つのスピンドルタイプのバルブ機構83(開閉弁)と1つのパイプ接続機構Caを構成する継手本体10とを一体に形成したものであり、凝縮器の接続管Jpに固着される流路84を有している。このバルブ機構83は、低圧側操作バルブVaの第1バルブ機構80と同じ機構である。即ち、流路84と同軸状に連通する筒部83a内に弁体83bを螺進可能に設けたものであり、弁体83bを回転させることで、凝縮器に連なる流路84をパイプ接続機構Caに連通させる開弁状態と、流路84をパイプ接続機構Caから遮断する閉弁状態とに切り換えられるようになっている。また、筒部83aの外部への開口部にはキャップ83cがねじ込みにより取り付けられている。
室内機Bには、膨張弁から導出された金属製(例えば、銅製)の低圧側の接続管Jpと蒸発機から導出された金属製(例えば、銅製)の高圧側の接続管Jpが、室内機Bに収容された状態と室外機Aの外部に露出する状態とに変形し得るように設けられている。低圧側の接続管Jpと高圧側の接続管Jpには、夫々、パイプ接続機構Caを有する低圧側管継手Jaと高圧側管継手Jbが取り付けられている。低圧側の管継手Jaは、パイプ接続機構Caを構成する継手本体10を有する管継手構成体maと操作部材Mcとから構成され、高圧側の管継手Jbは、パイプ接続機構Caを構成する継手本体10を有する管継手構成体mbと操作部材Mcとから構成されている。この管継手構成体ma,mbと操作部材Mcは、いずれも、独立した製品として取り扱うことができる。
操作バルブVa,Vbのパイプ接続機構Caは、操作バルブ構成体Ma,Mbと操作部材Mcとを組み付けて構成され、管継手Ja,Jbのパイプ接続機構Caは、管継手構成体ma,mbと操作部材Mcとを組み付けて構成される。これらのパイプ接続機構Caは、径寸法は異なるものの、操作バルブVa,Vbと管継手Ja,Jbとで共通の構造となっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
パイプ接続機構Caには、夫々、後方からパイプPが接続される。接続に際しては、予め、締付部材20に対し締付リング60を前方から挿入し、保持状態にしておく。挿入したとき、締付リング60の外向き突部68が締付部材20の内向き突部23に突き当たるが、双方の径の寸法差はごく僅かであるから、締付リング60を軸方向に指で押せば、誘導面24の傾斜により外向き突部68が僅かに弾性的に縮径変位しつつ内向き突部23を通過して圧入され、圧入された後は、弾性復帰した外向き突部68が締付部材20の逃がし孔25内に収容される。この状態では、外向き突部68が内向き突部23と挿入孔26の開口縁部との間で前後に挟まれるので、締付リング60が締付部材20に対して離脱規制された状態に保持される。この締付リング60と締付部材20とを組み付けることによって操作部材Mcが構成され、単独で製品として取り扱うことができる。
(a)従来では、パイプPの端末部に、フレア接続部Mのテーパ状のフレアシート面Mbの傾斜に合わせてラッパ状に変形させるフレア加工を施し、その後に、ロック部材51を用いてパイプPのフレア加工部をフレア接続部Mに接続するようになっていたが、本実施形態のパイプ接続機構Caを用いれば、パイプPの接続に際しては、パイプPを継手本体10内に挿入して締付リング60により締め付けるだけだから、パイプPにフレア加工を施す必要はない。
また、締付けが進む際には、締付リング60が、縮径しつつ縮径手段のテーパ面16c,63の傾斜にしたがってパイプPの挿入方向先方へ移動するのであるが、もし、パイプPがその前端面を突き当てる形態で前止まりされた場合は、パイプPと締付リング60との間で摩擦抵抗が発生し、締付部材20の締付けトルクが増大するため、作業性の低下が懸念される。しかし、本実施形態によれば、パイプPの先端外周縁をテーパ状の前部テーパ面16aに斜めに当接させるようにしているので、締付リング60と一緒にパイプPも挿入方向先方へ移動することができ、これにより、パイプPと締付リング60との間の摩擦抵抗を低減して作業性向上を図ることができる。
しかも、パイプPを前止まりさせた状態から締付部材20の螺進に伴って、締付リング60と一緒にパイプPが挿入方向奥側へ押し動かされたときに、パイプPの挿入方向先端縁部と前部テーパ面16aとは互いに食い込むようになるので、この食い込みによる摩擦抵抗によってパイプPの戻り及び締付部材20の緩みが防止されている。
尚、テーパ面16c,63の当接が進むのに伴って両者16c,63の接触面積が増大するのであるが、その接触面積は徐々に増大するため摩擦抵抗の増大傾向も緩やかであり、したがって、締付け部62は継手本体10に対して相対変位しつつ確実に縮径変形することができる。
次に、本発明を具体化した実施形態2を図11及び図12を参照して説明する。本実施形態2は、実施形態1においてパイプ接続機構の構成を異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
前後2つの締付リング30,40は、いずれも、パイプPと同じく銅製であり、リング本体31,41から前方に薄肉筒状の締付け部32,42を突出させた形態である。締付け部32,42の外周はリング本体31,41の外周よりも径が小さく、締付け部32,42の内周はリング本体31,41の内周に対して滑らかに連なっている。
パイプ接続機構Cbに、後方からパイプPを接続する際には、予め、締付部材20に対し後部締付リング40を前方から挿入し、保持状態にしておく。挿入したとき、後部締付リング40の外向き突部44が締付部材20の内向き突部23に突き当たるが、双方の径の寸法差はごく僅かであるから、後部締付リング40を軸方向に指で押せば、誘導面24の傾斜により外向き突部44が僅かに弾性的に縮径変位しつつ内向き突部23を通過し、通過後は、弾性復帰した外向き突部44が締付部材20の逃がし孔25内に収容される。この状態では、外向き突部44が内向き突部23と挿入孔26の開口縁部との間で前後に挟まれるので、後部締付リング40が締付部材20に対して離脱規制された状態に保持される。
次に、本発明を具体化した実施形態3を図13を参照して説明する。本実施形態3は、実施形態1,2の継手部10に、治具嵌合部12の前端面に沿うように円環状の識別リング70を取り付けたものであり、識別リング70は、継手部10に対して回転可能であり且つ前後方向への変位を規制されている。そして、この識別リング70の前面が、パイプ接続機構Caの締付部材20の当接面28と対向する当接面71とされている。パイプPを接続する過程で、当接面28、71同士が突き当たらない状態では、識別リング70が回転可能な状態とされ、当接面28,71同士が突き当たるまでパイプPに対する締付リング30,40,60の締付けが進んでパイプPの接続が完了した状態では、識別リング70が締付部材20と継手本体10の治具嵌合部12との間に挟み付けられて回転不能となる。したがって、識別リング70が回転し得るか否かに基づいて、パイプPの接続作業が正しく完了したか否かを判断することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態4を図14乃至図16を参照して説明する。本実施形態4の管継手Jcは、室内機Bの膨張弁及び蒸発機から導出された金属製(例えば、銅製)の接続管Jpに取り付けられたものであり、接続管Jpにロウ付けにより気密にシールされた状態に固着されたフレア接続部材mc(従来のものと同一構成)と、このフレア接続部材mcに取り付けられるジョイント部材Nとから構成される。このジョイント部材Nは、独立した製品として取り扱うことができる。
まず、接続管Jpにフレア接続部材mcを固着しておき、そのフレア接続部90に対してジョイント部材Nを組み付ける。組付けに際しては、ロック部材97の雌ネジ部97cをフレア接続部90の雄ネジ部93に螺合し、ロック部材97を回転させる。すると、テーパ状接続面96がフレアシート面92に当接するが、このときの当接形態は、フレアシート面92の内周側領域に対してテーパ状接続面96の内周側領域が周方向に連続する線接触状態である。
以下、本発明を具体化した実施形態4を図17及び図18を参照して説明する。本実施形態5の低圧側操作バルブVdは、バルブ本体Mdとジョイント部材Nとから構成されている。バルブ本体Mdは、金属製(例えば、真鍮製)であって、2つのスピンドルタイプのバルブ機構80,81と1つのフレア接続部90とを一体に形成したものである。バルブ本体Mdのうち、バルブ機構80,81は実施形態1と同じ構成であり、フレア接続部90とジョイント部材Nは実施形態4と同じ構成である。但し、低圧側操作バルブVdのフレア接続部90には、実施形態4の治具嵌合部95に相当するものは形成されていない。高圧側操作バルブVeは、バルブ本体Meとジョイント部材N(低圧側操作バルブVdを構成するジョイント部材Nと同じ構成)とから構成されている。バルブ本体Meは、金属製(例えば、真鍮製)であって、1つのスピンドルタイプのバルブ機構83(開閉弁)と1つのフレア接続部90とを一体に形成したものである。バルブ機構83は、低圧側操作バルブVdの第1バルブ機構80と同じ機構である。フレア接続部90とジョイント部材Nは実施形態4と同じ構成である。但し、高圧側操作バルブVeのフレア接続部90には、実施形態4の治具嵌合部95に相当するものは形成されていない。同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
Ja,Jb…管継手
Ma,Mb…操作バルブ構成体
ma,mb…管継手構成体
Mc…操作部材
P…パイプ
Va,Vb…操作バルブ
10…継手本体
13,28…当接面
16a…前部テーパ面(前止まり面)
16c,63…テーパ面(縮径手段)
20…締付部材
23…内向き突部(保持手段)
60…締付リング
68…外向き突部(保持手段)
Claims (21)
- 圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器を循環接続し、前記圧縮機に設けた操作バルブと前記蒸発器に設けた管継手との間、及び前記凝縮器に設けた操作バルブと前記膨張弁に設けた管継手との間に冷媒用のパイプを配管した熱交換装置において、前記パイプを前記操作バルブと前記管継手に接続するためのものであって、
前記操作バルブと前記管継手に、夫々、パイプ接続機構が設けられ、
前記パイプ接続機構は、
前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、
前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、
前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、
パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されていることを特徴とする熱交換装置のパイプ接続構造。 - 前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされていることを特徴とする請求項1記載の熱交換装置のパイプ接続構造。
- 前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換装置のパイプ接続構造。
- 前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、
前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の熱交換装置のパイプ接続構造。 - 前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の熱交換装置のパイプ接続構造。
- 前記操作バルブが、バルブ機構を備えるバルブ本体と、前記パイプ接続機構を備えるジョイント部材とを組み付けて構成されており、
前記バルブ本体には、テーパ状のフレア接続部が設けられ、
前記ジョイント部材には、前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備える機器接続機構が設けられていることを特徴する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の熱交換装置のパイプ接続構造。 - 前記管継手が、テーパ状のフレア接続部を有するフレア接続部材と、前記パイプ接続機構を備えるジョイント部材とを組み付けて構成されており、
前記ジョイント部材には、前記フレア接続部に対して面接触可能なテーパ状接続面と、前記テーパ状接続面を前記フレア接続部に押し付けた状態に保持可能なロック手段とを備える機器接続機構が設けられていることを特徴する請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の熱交換装置のパイプ接続構造。 - 圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器を循環接続してなる熱交換装置において、前記圧縮機と前記凝縮器に取り付けられるようになっているとともに、冷媒用のパイプを接続するためのパイプ接続機構と冷媒の循環経路を開閉するバルブ機構とを備えたものであって、
前記パイプ接続機構は、
前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、
前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、
前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、
パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されていることを特徴とする熱交換装置用操作バルブ。 - 前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされていることを特徴とする請求項8記載の熱交換装置用操作バルブ。
- 前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の熱交換装置用操作バルブ。
- 前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、
前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたことを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブ。 - 前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成したことを特徴とする請求項8ないし請求項11のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブ。
- 圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器を循環接続してなる熱交換装置において、前記膨張弁と前記蒸発器に取り付けられるようになっているとともに、冷媒用のパイプを接続するためのパイプ接続機構を備えているものであって、
前記パイプ接続機構は、
前記パイプの挿入を可能とした筒状の継手本体と、
前記継手本体に螺合される筒状の締付部材と、
前記継手本体内に挿入された前記パイプを囲むような筒状をなす金属製の締付リングと、
パイプ挿入方向に対して傾斜したテーパ面を有し、前記締付部材の螺進に伴い前記締付リングを前記継手本体の内周に対し気密状に密着させつつ縮径方向へ塑性変形させることで、その締付リングが前記パイプの外周に対し変位規制状態に食い込み及び/又は気密状態に密着する形態で締め付けるようにした縮径手段とを備えて構成されていることを特徴とする熱交換装置用管継手。 - 前記パイプ接続機構において前記締付リングが正規に締め付けられた状態では、前記締付リングと前記パイプとがパイプ挿方向における複数箇所で当接するとともに、前記締付リングと前記継手本体とがパイプ挿入方向における2箇所で当接し、その2箇所のうち一方の当接箇所では面接触形態で当接し、他方の当接箇所では前記継手本体が前記締付リングに対して食い込む形態とされていることを特徴とする請求項13記載の熱交換装置用管継手。
- 前記締付部材と前記締付リングに、互いに係止することでその締付リングを締付部材に対して離脱規制された組付け状態に保持可能な保持手段を設けたことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の熱交換装置用管継手。
- 前記継手本体と前記締付部材には、前記締付リングを縮径変形させる方向へ前記締付部材が螺進するのに伴って接近する一対の当接面が設けられており、
前記締付部材が螺進する過程では、前記一対の当接面が非接触のままで前記締付リングが前記パイプに対して正規の締付け状態になるとともに、前記締付部材の螺進が前記一対の当接面が突き当たる位置まで進む間は前記締付リングの正規の締付け状態が保たれる構成としたことを特徴とする請求項13ないし請求項15のいずれかに記載の熱交換装置用管継手。 - 前記継手本体の内周に、前記パイプの挿入方向先端外周縁が当接可能なテーパ状の前止まり面を形成したことを特徴とする請求項13ないし請求項16のいずれかに記載の熱交換装置用管継手。
- 請求項8ないし請求項12のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブを構成するものであって、
前記バルブ機構と、
前記継手本体と、
前記締付リングと密着可能な前記縮径手段とを備え、
前記締付部材と前記締付リングが組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成することを特徴とする熱交換装置用操作バルブ構成体。 - 請求項8ないし請求項12のいずれかに記載の熱交換装置用操作バルブを構成するものであって、
前記締付部材と、
前記締付リングと、
前記継手本体と密着可能な前記縮径手段とを備え、
前記継手本体に組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成することを特徴とする熱交換装置用操作バルブの操作部材。 - 請求項13ないし請求項17のいずれかに記載の熱交換装置用管継手を構成するものであって、
前記継手本体と、
前記締付リングと密着可能な前記縮径手段とを備え、
前記締付部材と前記締付リングが組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成することを特徴とする熱交換装置用管継手構成体。 - 請求項13ないし請求項17のいずれかに記載の熱交換装置用管継手を構成するものであって、
前記締付部材と、
前記締付リングと、
前記継手本体と密着可能な前記縮径手段とを備え、
前記継手本体に組み付けられることで前記パイプ接続機構を構成することを特徴とする熱交換装置用管継手の操作部材。
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