JP2005335742A - 巻糸環の保持兼繰り出しケース - Google Patents

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Abstract

【課題】デンタルフロスなどの巻糸環を収容保持した状態で引き出して使用するのに用いるケースに関し、合成樹脂板を用いずに、印刷が容易な厚紙などでも容易に形成でき、しかも角張らない形状のデンタルフロス巻糸環の保持兼繰り出しケースを極めて安価に実現する。
【解決手段】二つ折りしたケース裏紙10とケース表紙1、折り目b3を介してケース裏紙10と連続するカバー紙2と、折り目b1を介してケース表紙1と連続する芯保持紙9とを有し、前記のケース裏紙10とケース表紙1の両側には偏平ラグビーボール状の側壁紙3を有している厚紙その他のシート材を立体に折って組み立ててなる巻糸環12のケースである。
【選択図】図4

Description

本発明は、デンタルフロス(歯間清掃糸)などの巻回体すなわち巻糸環を収容保持した状態で引き出して使用するのに用いるケースに関する。
デンタルフロスの巻糸環の保持兼繰り出しケースとして、特開平8-40460号公報に記載のように、少なくとも1個のデンタルフロスリール、前記デンタルフロスリールをそれらの間に収納するように結合された1個の表シートおよび1個の裏シート、前記デンタルフロスリールの支持手段、前記デンタルフロスの引出口手段、および前記デンタルフロスの切断手段を有することを特徴とするデンタルフロスディスプレー/ディスペンサー装置が提案されている。
特開平8-40460
ところが、特許文献1の装置は、リールに巻かれたデンタルフロスの巻糸環を収納する凹室やリールの中央穴に挿入する軸を合成樹脂板で一体成型する構成であるため、製造するのに樹脂成型装置を必要とし、高価な設備投資が必要となる。また、合成樹脂板は、デンタルフロスの巻糸環に関する商品名や取り扱い説明文などの印刷が困難であり、別体の紙に印刷して貼りつけるのではコスト高となる。凹室にデンタルフロスの巻糸環を収納した状態では凸状の外形となるため、ポケットなどに入れて携帯するには角張り過ぎるという問題がある。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、合成樹脂板を用いずに、印刷が容易な厚紙などでも容易に形成でき、しかも嵩張らない形状のデンタルフロス巻糸環の保持兼繰り出しケースを極めて安価に実現することにある。すなわち、嵩張らない形状の紙製の保持兼繰り出しケースにおいても、巻糸環を収納保持してデンタルフロスなどの糸状体を容易に引き出して使用できる構造を実現する。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、二つ折りしたケース底紙とケース表紙、折り目を介してケース底紙と連続するカバー紙と、折り目を介してケース表紙と連続する芯保持紙とを有し、前記のケース底紙とケース表紙の両側には偏平ラグビーボール状の側壁紙を有している厚紙その他のシート材を立体に折って組み立ててなることを特徴とする巻糸環のケースである。なお、巻糸環は、デンタルフロス以外の糸類を巻いてなる環体であってもよい。シート材は、厚紙状体などのようにシート状をしており、しかもデンタルフロスなどを消費するまでの比較的短い期間、ケースとして耐えうる程度の剛性を有しておればよく、特に厚紙に限定されない。
このように、本発明による各種の巻糸環の収納ケースは厚紙その他のシート材を用いて形成できるので、立体的に組み立てる前の平坦状態において先に各種の印刷が可能であるから、印刷などに関するコストを著しく低廉化できる。また、二つ折りしたケース底紙とケース表紙、折り目を介してケース底紙と連続するカバー紙と、折り目を介してケース表紙と連続する芯保持紙とを有し、前記のケース底紙とケース表紙の両側には偏平ラグビーボール状の側壁紙を有している厚紙その他のシート材を立体に折って組み立ててなる構成であるから、各折り目で折って、立体的に組み立てるだけであり、巻糸環用の芯保持紙とカバー紙を有するケースを極めて安価に製作できる。さらに、側壁が長方形状でなく、偏平ラグビーボール状をしているので、両端が流線形ないし偏平状のピロー状となり、嵩張らない形状であるから、ポケットなどに入れて携帯するのに適している。
請求項2は、前記の芯保持紙の一部を折り起こして巻糸環用の芯を形成し、巻糸環の中央孔に挿入してなることを特徴とする請求項1に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケースである。このように、前記の芯保持紙の一部を直角に折り起こして巻糸環用の芯を形成し、巻糸環の中央孔に挿入する構造であるから、平坦な芯保持紙自体で巻糸環の軸となる芯も形成でき、極めて安価なケースとなる。
請求項3は、前記のケース表紙に、内部の巻糸環の残量が見える窓穴を形成し、ケース表紙の内面に透明または半透明のシートを重ねてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケースである。このように、ケース表紙に、内部の巻糸環の残量が見える窓穴を形成してあるので、外から内部の巻糸環の消費した後の残量を容易に目視確認できる。また、ケース表紙の内面に透明または半透明のシートを重ねてあるので、内部に塵埃が入ったりする恐れはない。しかも、このシートは、内蔵されている巻糸環によってケース表紙に押し着けられているので安定性が良い。したがって、特に接着する工程を要せず、製造が容易になる。さらに、外側において、巻糸環から引き出した糸を摘む場合には、前記シートが指で容易に押し込めるので、その上でデンタルフロス等の先端を摘んで引き出す操作が簡単に行える。
請求項4は、前記のケース表紙に、前記のカバー紙の先端の舌片を挿入する切り目を形成してあることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケースである。このように、巻糸環のケース表紙に、前記のカバー紙の先端の舌片を挿入する切り目を形成してあるので、カバー紙の先端の舌片をケース表紙の切り目に差し込むだけで、カバー紙を偏平状に固定できる。また、製造時には、カバー紙の先端の舌片をケース表紙の切り目に差し込んで仮固定した状態で、側壁とケース裏紙との接合ができるので、接合作業が簡易になり、作業性が向上する。
請求項5は、前記のケース表紙または芯保持紙に、前記ケース表紙と芯保持紙との間の折り目寄りの位置に、巻糸環から引き出した糸を挟持保持する切り目を設けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケースである。このように、ケース表紙または芯保持紙に、前記ケース表紙と芯保持紙との間の折り目寄りの位置に、巻糸環から引き出した糸を挟持保持する切り目を設けてあるので、巻糸環から引き出した糸を、ケース表紙上の使用時にいつでも摘まみ易い位置に導いて保持しておける。したがって、こうして挟持保持されている糸の先端を摘んでから、引き出すことができ、取り扱いが簡便である。
請求項6は、前記のケース表紙に、前記の巻糸環の先端を引き出してカットするカッターを設けてあることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケースである。このように、ケース表紙に、巻糸環の糸先端を引き出してカットするカッターを設けてあるので、前記のようにして摘んで引き出したデンタルフロス等をカッターに導いて、所望長さに容易に切断できる。
請求項1のように、本発明による各種の巻糸環の収納ケースは、厚紙その他のシート材を用いて形成できるので、立体的に組み立てる前の平坦状態において先に各種の印刷が可能であるから、印刷などに関するコストを著しく低廉化できる。また、二つ折りしたケース底紙とケース表紙、折り目を介してケース底紙と連続するカバー紙と、折り目を介してケース表紙と連続する芯保持紙とを有し、前記のケース底紙とケース表紙の両側には偏平ラグビーボール状の側壁紙を有している厚紙その他のシート材を立体に折って組み立ててなる構成であるから、各折り目で折って、立体的に組み立てるだけであり、巻糸環用の芯保持紙とカバー紙を有するケースを極めて安価に製作できる。さらに、側壁が長方形状でなく、偏平ラグビーボール状をしているので、両端が流線形ないし偏平状のピロー状となり、嵩張らない形状であるから、ポケットなどに入れて携帯するのに適している。
請求項2のように、前記の芯保持紙の一部を直角に折り起こして巻糸環用の芯を形成し、巻糸環の中央孔に挿入する構造であるから、平坦な芯保持紙自体で巻糸環の軸となる芯も形成でき、極めて安価なケースとなる。
請求項3のように、ケース表紙に、内部の巻糸環の残量が見える窓穴を形成してあるので、外から内部の巻糸環の消費した後の残量を容易に目視確認できる。また、ケース表紙の内面に透明または半透明のシートを重ねてあるので、内部に塵埃が入ったりする恐れはない。しかも、このシートは、内蔵されている巻糸環によってケース表紙に押し着けられているので安定性が良い。したがって、特に接着する工程を要せず、製造が容易になる。さらに、外側において、巻糸環から引き出した糸を摘む場合には、前記シートが指で容易に押し込めるので、その上でデンタルフロス等の先端を摘んで引き出す操作が簡単に行える。
請求項4のように、巻糸環のケース表紙に、前記のカバー紙の先端の舌片を挿入する切り目を形成してあるので、カバー紙の先端の舌片をケース表紙の切り目に差し込むだけで、カバー紙を偏平状に固定できる。また、製造時には、カバー紙の先端の舌片をケース表紙の切り目に差し込んで仮固定した状態で、側壁とケース裏紙との接合ができるので、接合作業が簡易になり、作業性が向上する。
請求項5のように、ケース表紙または芯保持紙に、前記ケース表紙と芯保持紙との間の折り目寄りの位置に、巻糸環から引き出した糸を挟持保持する切り目を設けてあるので、巻糸環から引き出した糸を、ケース表紙上の使用時にいつでも摘まみ易い位置に導いて保持しておける。したがって、こうして挟持保持されている糸の先端を摘んでから、引き出すことができ、取り扱いが簡便である。
請求項6のように、ケース表紙に、巻糸環の糸先端を引き出してカットするカッターを設けてあるので、前記のようにして摘んで引き出したデンタルフロス等をカッターに導いて、所望長さに容易に切断できる。
次に本発明によるデンタルフロス巻糸環の保持兼繰り出しケースが実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は、巻糸環の保持兼繰り出しケースの全容を示す斜視図、図7は図1のA−A断面図であり、ケース表紙1のスリット1a中に、カバー紙2の先端の舌片2aが挿入されている。3は、偏平ラグビーボール状の側壁である。このように、側壁が偏平ラグビーボール状をしているので、中央は膨らんでいてデンタルフロスの巻糸環12が収納されているが、前後両端は流線形であるから、ポケットなどに入れても凸形状が目立ったり角張ることはない。
図2は、図1のケースにおいて、カバー紙2の先端の舌片2aをスリット1aから抜いて、カバー紙2を開けた状態である。このようにカバー紙2を開けると、ケース表紙1の全体が露出するので、カッター4や覗き窓5、巻糸環から引き出したデンタルフロス先端6が見える。デンタルフロスを所用量引き出してカットするには、図示のようにフロス先端6の最先端がカッター4に挟持されている状態で、まず覗き窓5の上でフロス先端6を指で摘んで引っ張ると、内蔵されているデンタルフロスの巻糸環12が回転してデンタルフロスが繰り出される。そして、所用の長さを引き出したら、カッター4の位置に導いて、カッター4に引っ掛けてカットする。そして、切り離したデンタルフロスを用いて、歯間の清掃に使用する。
カットした後は、図示のように、カットされたフロス先端6の最先端はカッター4に挟持された状態となるので、フロス先端6は常にカッター4と挟持スリットとの間に一直線状に保持され、しかも前記の覗き窓5の上を直径方向に横切る状態が維持される。ケース表紙1の内面には透明または半透明のシート7を重ねてあるが、前記の覗き窓5の上を横切っているフロス先端6を摘む際は、可撓性のシート7が指に当たって自然と容易に引っ込むので、フロス先端6を指で摘むのに好都合である。
図3は、図2の側壁の接着シート8を剥がしてから、ケース表紙1と、巻糸環12の下側の芯保持紙9を一緒にケース裏紙10から分離して反転させた状態である。この図からも明らかなように、偏平ラグビーボール状の側壁3は、ケース裏紙10の両側とケース表紙1の両側に形成されている。図3のケース表紙1の裏面上に、透明または半透明のシート7を重ね、その上に巻糸環12が重なっている。そして、巻糸環12の上に、芯保持紙9が重なっている。したがって、この芯保持紙9をケース裏紙10の内面上に重ねたのが図2であり、この芯保持紙9の折り目b1寄りの手前の端部には、巻糸環12から引き出されたフロス先端6を挟持する切り目13が形成されている。
図4は、図3の状態において、芯保持紙9とその内側の巻糸環12を一緒に反転させた状態であり、芯保持紙9から切り起こされた芯14が巻糸環12を巻き付けた芯環15中に挿入されている。したがって、巻糸環12は、この芯14を中心に回転して、フロスが引き出される。一方、透明または半透明のシート7の下側に、図2のスリット1a、カッター押さえ用の接着テープ16、覗き窓5が見えている。図5は、図4において、芯14から巻糸環12を取り外した状態であり、芯保持紙9から切り起こした芯14は、V字状に折り曲げ形成されている。
図6は、巻糸環の保持兼繰り出しケースを構成する厚紙その他のシート材を展開した状態の裏面であり、シート材の輪郭の内側における破線b1…b4、17c、17dは折り目を示し、実線17a、17bは切り目を示す。芯保持紙9の隅部の長方形状の領域17において、互いに直角方向の切り目17a、17bを入れてから、折り目17cにおいて上側に直角に折って起こす。次いで、折り目17dにおいて、舌片17eをV字状に折り曲げると、図4、図5のようにV字状の芯14となるが、自身の復元力によって元に戻ろうとする。このV字状芯14が巻糸環12の中央の芯環15中に挿入されるようにセットすると、図4の状態となるが、前記の復元力によって、芯環15の内周に常時圧接するように作用するので、巻糸環12が安定よく回転支持される。巻糸環12のセット後、巻糸環12のフロス先端6を引き出して、切り目13に引き込んで挟んでおく。図6の切り目13は、その入り口側13aをV字状にカットして、フロス先端の切り目13中への引き込み挿入が容易なガイドにしてある。また、切り目13の奥の部分には円形の小穴13bを開けて、切り目13が容易に裂けたりするのを防いでいる。なお、この切り目13は、芯保持紙9でなく、ケース表紙1において、芯保持紙9とケース表紙1間の折り目b1寄りの手前側の端部に形成してもよい。
次に、図6のシート材を用いて図1、図7のような巻糸環の保持兼繰り出しケースを製造する方法を説明する。まず、厚紙などのシート材を用いて、図6のような形状に打ち抜き形成しておく。すなわち、両側に偏平ラグビーボール状の側壁3を有するケース表紙1、ケース裏紙10とカバー紙2と芯保持紙9とが連続した展開形状に形成する。図6は、展開したシート材の裏面図であって、表面には、内蔵されている商品の説明や使い方、製造販売者の名称、住所、電話番号その他を印刷しておく。販促用であれば、販促対象商品の説明や広告宣伝などを印刷しておく。
次いで、前記のケース表紙1の裏面から図2のカッター刃4を取り付ける。図8は、カッター4の斜視図であり、薄い金属板4aを舌4状に切り起こして、例えば20〜30℃程度の角度に傾けておく。したがって、鎖線のフロス先端6を、斜めに切り起こされた舌片4の下側に、破線のように引き込んで舌片4の根元側に引っ張ると、フロス先端6は容易に切断される。このようなカッター舌4の部分がケース表紙1のカッター穴18から露出するように、ケース表紙1の裏側から貼り付けておく。すなわち、図6の展開図におけるケース表紙1の裏面のカッター穴18中に、カッター金属板4aを裏返して、カッター舌4の部分を挿入する。そして、カッター金属板4aより大きな接着テープ16(図4)を貼ると、カッター金属板4aがケース表紙1の裏面に接着固定される。
次に、接着テープ16の上から、透明または半透明のシート7を重ねて、図4、図5の状態にする。この透明または半透明のシート7は、図6からも明らかなように、ケース表紙1の内面の領域よりわずかに小さな四角形状をしているので、ケース表紙1の内面に接着しないで、単に重ねるだけでも安定性が良い。そして、芯保持紙9の隅部の長方形状の領域17を直角に起こして、図5のようなV字状の芯14を形成し、巻糸環12の芯環15中に入るように巻糸環12をセットする。次いで、フロス先端6をスリット13中に引き込んで挟んでおくと、図4の状態となる。
その後は、各折り目b1、b2…から順次折り畳んでいくだけである。すなわち、図4の状態において、芯保持紙9とケース表紙1間の折り目b1で内側に折り畳んで、透明または半透明のシート7の上に巻糸環12を重ねると、図3の状態になる。次に、図3の状態において、ケース表紙1とケース裏紙1間の折り目b2で内側に折り畳んで、ケース裏紙10の内面上に芯保持紙9を重ねると、図2の状態となる。
このとき、ケース表紙1およびケース裏紙10の左右両側の偏平ラグビーボール状の側壁3を内側に直角に折り起こして立てると共に、ケース裏紙10の両側壁3の外側にケース表紙1の両側壁3が被さるようにセットし、フロス先端6はケース表紙1の上側に引き出しておく。次いで、図2のカバー紙2をケース表紙1の上に折り重ねると共に、カバー紙先端の舌片2aをケース表紙1のスリット1a中に挿入した状態において、ケース表紙1側の両側壁3とケース裏紙10の外面に渡って接着シート8を貼り着けて互いに固定すると、図1の状態となり、完成である。前記のように、カバー紙先端の舌片2aをケース表紙1のスリット1a中に挿入して、ケースの形態を安定させた状態で接着シート8を貼り着けるので、貼り着け作業が容易になる。また、ケース裏紙10から折り目b3を介して延びたカバー紙2をケース表紙1の上に被せる構造であるため、従来のようにケース裏紙10の先端とケース表紙1の先端とを位置合わせして糊付け接着する場合と違って、接着シート8を貼るだけであるから、組み立て作業が簡便化される。
なお、巻糸環12の巻芯となる芯環15が無い構造、すなわち芯無し構造の巻糸環も可能である。また、図示の芯14は一例であって、芯保持紙9自体から切り起こして形成され、巻糸環12の回転を支持するようにその中央穴に挿入できる構造であれば、種々の構造が可能である。
以上のように、本発明による巻糸環の保持兼繰り出しケースは、左右両側壁が偏平ラグビーボール状をしており、ケース表紙とケース裏紙とカバー紙と芯保持紙とからなるシート材を折り曲げ、組み立てた構造であるため、極めて安価に角張らない偏平状のケースを実現でき、また印刷も容易であるため、簡易型のデンタルフロス巻糸環などの保持兼繰り出しケースとしての普及が期待できる。その結果、国民の歯科衛生の向上と普及に貢献できる。ただし、本発明は、デンタルフロス巻糸環用だけでなく、例えば釣り用のテグスや裁縫用の糸の巻糸環を内蔵保持し繰り出す場合の収納ケースにも利用できることは言うまでもない。
本発明による巻糸環の保持兼繰り出しケースの全容を示す斜視図である。 図1のカバー紙を開けた状態を示す斜視図である。 図2のケース表紙と芯保持紙を一緒にケース裏紙から分離して反転させた状態を示す斜視図である。 図3の芯保持紙と巻糸環を一緒に反転させた状態を示す斜視図である。 図4の芯から巻糸環を取り外した状態を示す斜視図である。 巻糸環の保持兼繰り出しケースを構成するシート材を展開した状態の裏面図である。 図1のA−A断面図である。 カッターの斜視図である。
符号の説明
1 ケース表紙
1a スリット
2 カバー紙
2a 舌片
3 偏平ラグビーボール状の側壁
4 カッター
5 覗き窓
6 フロス先端
7 透明または半透明のシート
8 接着シート
9 芯保持紙
10 ケース裏紙
12 巻糸環
13 切り目
14 芯
15 芯環
16 カッター押さえ用の接着テープ
17a・17b 切り目
17c・17d折り目
17e 舌片
18 カッター挿入穴
b1・b2… 折り目

Claims (6)

  1. 二つ折りしたケース底紙とケース表紙、折り目を介してケース底紙と連続するカバー紙と、折り目を介してケース表紙と連続する芯保持紙とを有し、前記のケース底紙とケース表紙の両側には偏平ラグビーボール状の側壁紙を有している厚紙その他のシート材を立体に折って組み立ててなることを特徴とする巻糸環のケース。
  2. 前記の芯保持紙の一部を折り起こして巻糸環の芯を形成し、巻糸環の中央孔に挿入してなることを特徴とする請求項1に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケース。
  3. 前記のケース表紙に、内部の巻糸環の残量が見える窓穴を形成し、ケース表紙の内面に透明または半透明のシートを重ねてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケース。
  4. 前記のケース表紙に、前記のカバー紙の先端の舌片を挿入する切り目を形成してあることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケース。
  5. 前記のケース表紙または芯保持紙に、前記ケース表紙と芯保持紙との間の折り目寄りの位置に、巻糸環から引き出した糸を挟持保持する切り目を設けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケース。
  6. 前記のケース表紙に、前記の巻糸環の先端を引き出してカットするカッターを設けてあることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の巻糸環の保持兼繰り出しケース。
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Cited By (5)

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