JP2021091526A - 紙片供給装置、これを備えたテープカッター装置及び紙片束装着具 - Google Patents

紙片供給装置、これを備えたテープカッター装置及び紙片束装着具 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化且つ低コスト化が容易な構成の紙片供給装置、これを備えたテープカッター装置及び紙片束装着具を提供する。【解決手段】紙片供給装置1は、複数の紙片22pを積み重ねた紙片束22を有する紙片束ユニット2と、紙片束ユニット2を着脱自在に且つ紙片束22が露出した状態で保持する紙片束保持部32と、テープカッター台4の切断刃支持部44の前端部44Fに自身を装着するための装着部33とを有する紙片束装着具3と、を備え、紙片束ユニット2は、紙片束22の各紙片22p間の積重状態を保持するための粘着テープ61の粘着力よりも弱い保持力の粘着部22sを有し、紙片束保持部32は、紙片束装着具3が前端部44Fに装着されたときに、紙片束22を、その積重方向の延長線が前端部44Fと交差する姿勢となるように保持する構成となっている。【選択図】 図1

Description

本発明は、セロハンテープ等の粘着テープを所望の長さに切断するテープカッター装置に係り、特に、粘着テープの端部近傍に非粘着部を形成するための紙片を供給する紙片供給装置、これを備えたテープカッター装置及び紙片束装着具に関する。
従来、例えば、切断した粘着テープの端部近傍の粘着面に紙片を張り付けることで非粘着部(摘み部)を形成して、貼り付け後の粘着テープを剥がしやすくする技術がある。
例えば、特許文献1及び2のテープカッター装置は、粘着テープの先端又は後端近傍に紙片を張り付けて非粘着部を形成するものである。特許文献1及び2には、いずれも、既存のテープカッター装置の前端部に、紙片束を収容するとともに紙片を供給する紙片供給部材を後付けで取り付ける構成が記載されている。
特開2016−56008号公報 実開昭62−98663号公報
しかしながら、特許文献1及び2記載の技術にあっては、いずれも、紙片供給部材の構造が複雑であり、小型化且つ低コスト化が困難な構成となっている。そのため、テープカッター装置全体の小型化が困難であるとともに、相応のサイズのテープカッター装置にしか取り付けることができない。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、小型化且つ低コスト化が容易な構成の紙片供給装置、これを備えたテープカッター装置及び紙片束装着具を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の紙片供給装置は、粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に設けられた切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置に適用可能な紙片供給装置であって、複数の紙片を積み重ねた紙片束と、前記紙片束の各紙片間の積重状態を保持するための前記粘着テープの粘着力よりも弱い保持力の積重状態保持部と、前記紙片束を前記粘着テープにより剥離可能に前記切断刃支持部の前端部に装着する装着部と、を備える。
このような構成であれば、積重状態保持部により、粘着テープの粘着力よりも弱い保持力で紙片束の積重状態が保持され、装着部により、紙片束が、粘着テープにより剥離可能に切断刃支持部の前端部に装着される。これにより、テープ保持部に保持された粘着テープ巻体から粘着テープを引き出して、その先端部近傍を、紙片供給装置の紙片束の端面を形成する紙片の紙面へと張り付け、粘着テープを上方に引き上げることで紙片束から紙片を引き剥がすことができる。
〔発明2〕 一方、上記目的を達成するために、発明2の紙片供給装置は、粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に立設された切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置に適用可能な紙片供給装置であって、複数の紙片を積み重ねた紙片束を有する紙片束ユニットと、前記紙片束ユニットを着脱自在に且つ前記紙片束が露出した状態で保持する紙片束保持部と、前記切断刃支持部の前端部に自身を装着するための装着部とを有する紙片束装着具と、を備え、前記紙片束ユニットは、前記紙片束の各紙片間の積重状態を保持するための前記粘着テープの粘着力よりも弱い保持力の積重状態保持部を有し、前記紙片束保持部は、前記紙片束装着具が前記前端部に装着されたときに、前記紙片束を、該紙片束の積重方向の延長線が前記前端部と交差する姿勢となるように保持する構成となっている。
このような構成であれば、紙片束ユニットの積重状態保持部により、粘着テープの粘着力よりも弱い保持力で紙片束の各紙片間の積重状態が保持され、紙片束装着具の紙片束保持部により、紙片束ユニットが着脱自在に且つ紙片束が露出した状態で保持される。加えて、紙片束装着具の装着部により、紙片束装着具を、切断刃支持部の前端部に装着することができる。このとき、保持する紙片束がこの紙片束の積重方向の延長線が切断刃支持部の前端部と交差する姿勢となる。これにより、テープ保持部に保持された粘着テープ巻体から粘着テープを引き出して、その先端部近傍を、紙片供給装置の紙片束の端面を形成する紙片の紙面へと張り付け、粘着テープを上方に引き上げることで紙片束から紙片を引き剥がすことができる。
〔発明3〕 さらに、発明3の紙片供給装置は、発明2の紙片供給装置において、前記紙片束保持部は、前記紙片束装着具が前記前端部に装着されたときに、前記紙片束を、前記紙片束の積重方向の延長線が前記前端部の前面と垂直に交差する姿勢又は前記紙片束の露出側の紙面が前記切断刃側を向く方向に前記延長線が前記前面と交差する姿勢となるように保持する構成となっている。
このような構成であれば、紙片束保持部により、紙片束装着具が切断刃支持部の前端部に装着されたときに、紙片束が、この紙片束の積重方向の延長線が前端部の前面と垂直に交差する姿勢となるか、又は、紙片束の露出側の紙面が切断刃側を向く方向に延長線が前面と交差する姿勢となる。
〔発明4〕 さらに、発明4の紙片供給装置は、発明2又は3の紙片供給装置において、前記積重状態保持部は、前記紙片束の各紙片における他の紙片と重なる側の面の一部に設けられた、前記粘着テープの粘着力よりも弱い粘着力の粘着部から構成されており、前記粘着部は、前記紙片束ユニットを保持した前記紙片束装着具が前記前端部に装着されたときに、前記紙片束の各紙片の前記重なる側を向く面の前記切断刃側の端部に設けられている。
このような構成であれば、紙片束ユニットを保持した紙片束装着具が切断刃支持部の前端部に装着されたときに紙片束の各紙片の他の紙片と重なる側の面の切断刃側に位置する端部に設けられた粘着部により、紙片束の各紙片間の積重状態が保持される。
〔発明5〕 さらに、発明5の紙片供給装置は、発明2乃至4のいずれか1の紙片供給装置において、前記紙片束ユニットは、前記紙片束の幅よりも広い幅の板状部材を有し、前記紙片束は、その積重方向の一方の端面が前記板状部材の中央位置に固着された構成となっており、前記紙片束保持部は、前記板状部材の前記紙片束よりも外側の両端部を支持する構成となっている。
このような構成であれば、紙片束装着具の紙片束保持部により、紙片束ユニットの板状部材の、この板状部材に固着された紙片束よりも外側の両端部が支持され、紙片束装着具に紙片束ユニットが保持される。
〔発明6〕 また、上記目的を達成するために、発明6のテープカッター装置は、粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に立設された切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置であって、前記切断刃支持部の前端部に装着された、上記発明1乃至5のいずれか1に記載の紙片供給装置を備える。
このような構成であれば、上記発明1乃至5のいずれか1に記載の紙片供給装置と同等の作用が得られる。
〔発明7〕 また、上記目的を達成するために、発明7のテープカッター装置は、粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に立設された切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置であって、前記切断刃支持部の前端部に装着された紙片束装着具を備え、前記紙片束装着具は、複数の紙片を積み重ねた紙片束を有する紙片束ユニットを着脱自在に且つ前記紙片束が露出した状態で保持する紙片束保持部と、前記切断刃支持部の前端部に自身を装着するための装着部とを有し、前記紙片束保持部は、自身が前記前端部に装着されたときに、保持した前記紙片束を、該紙片束の積重方向の延長線が前記前端部と交差する姿勢となるように保持する構成となっている。
このような構成であれば、上記発明2に記載の紙片束供給装置と同等の作用が得られる。
〔発明8〕 また、上記目的を達成するために、発明8の紙片束装着具は、粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に立設された切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置に適用可能な紙片束装着具であって、複数の紙片を積み重ねた紙片束を有する紙片束ユニットを着脱自在に且つ前記紙片束が露出した状態で保持する紙片束保持部と、前記切断刃支持部の前端部に自身を装着するための装着部と、を備え、前記紙片束保持部は、当該紙片束装着具が前記前端部に装着されたときに、保持した前記紙片束を、該紙片束の積重方向の延長線が前記前端部と交差する姿勢となるように保持する構成となっている。
このような構成であれば、上記発明1に記載の紙片束装着具と同等の作用が得られる。
以上説明したように、発明1の紙片供給装置によれば、従来と比較して、紙片束を上方に押し上げる機構や、紙片束がくずれないように収容する収納部等が不要となるので、小型且つ低コスト化が容易となる。
また、発明2の紙片供給装置によれば、上記発明1の効果に加えて、紙片束の紙片を使い切った場合の紙片束の交換が容易となる。
さらに、発明3の紙片供給装置によれば、紙片束の紙面が切断刃支持部の前面に対して垂直方向に又は斜めに切断刃側を向くように配置できるので、基台の前方側へと引き出した粘着テープの粘着面の前端部近傍に紙片を張り付けやすくすることができる。
さらに、発明4の紙片供給装置によれば、引き出した粘着テープの前端部近傍の粘着面を切断刃の下方側の紙片束の紙面に張り付けて紙片を引き剥がす動作に対して、切断刃側端部の粘着部以外の部分が非粘着部となっている。そのため、剥がす方向に対して、紙片束から紙片を剥がしやすくすることができる。
さらに、発明5の紙片供給装置によれば、簡易な構成で紙片束を露出した状態で保持することができる。
また、発明6のテープカッター装置によれば、上記発明1乃至5のいずれか1の効果と同等の効果が得られる。
また、発明7のテープカッター装置によれば、上記発明2の効果と同等の効果が得られる。
また、発明8の紙片束装着具によれば、上記発明2の効果と同等の効果が得られる。
本実施の形態に係るテープカッター装置10の一構成例を示す斜視図である。 本実施の形態に係る紙片束ユニット2の一構成例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図であり、(d)は紙片束ユニット2の他の例を示す側面図である。 (a)は、紙片22pの粘着部22sの構成を示す図であり、(b)は、粘着テープ61にて紙片束22から紙片22pを引き剥がす方法を示す図である。 紙片束装着具3の一構成例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は斜視図、(d)は(a)のA−A線断面図である。 (a)及び(b)は、紙片束装着具3をテープカッター台4に装着する方法を示す図である。 (a)及び(b)は、紙片束ユニット2の紙片束装着具3への取付方法を示す図である。 紙片供給装置1の一例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 (a)〜(c)は、紙片供給装置1を用いた場合のテープカッター装置10の使用方法の一例を示す図である。
〔構成〕
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図8は、本実施の形態を示す図である。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係るテープカッター装置10の一構成例を示す斜視図である。
以下、図1中の矢印で示す前後左右の方向に基づいて説明する。
テープカッター装置10は、図1に示すように、紙片供給装置1と、テープカッター台4と、テープ保持輪5と、粘着テープ巻体6とを備える。
粘着テープ巻体6は、例えばセロハンテープなどの粘着テープ61をロール状に重ねて巻いた構成を有している。具体的に、円環状の紙製の芯部材62の外周面に周方向に沿って粘着テープを貼り付けるとともに、内側の粘着テープの非粘着面に外側の粘着テープの粘着面を貼り付けながらロール状に重ねて巻いていくことで構成されている。
テープ保持輪5は、独立した部品であり、芯部材62の軸方向の長さよりも短い厚さの円盤状のベース部51と、このベース部51の両盤面の中央部にそれぞれ軸方向外側へと突出して設けられた円筒状の軸支持部52と、各軸支持部52の中央部に軸方向外側に突出して設けられた円柱状の軸部53とを備えている。このテープ保持輪5は、粘着テープ巻体6の芯部材62の内周部に同心に嵌め込まれて、粘着テープ巻体6に取り付けられる。
テープカッター台4は、テープ保持輪5を回転自在に支持するテープ保持部43が設けられた基台41と、基台41のテープ保持部43よりも前方側の端部に立設された切断刃支持部44と、切断刃支持部44に設けられた切断刃45とを備える。
基台41は、側面視で前後方向のほぼ中央位置から後方側に向かって迫上がった形状を有している。この迫上がった部分は、左右中央部に粘着テープ巻体6よりも広い幅を有する隙間を挟んで対向する左右一対の壁部から構成されている。これら一対の壁部の内壁には、テープ保持輪5の軸部53を、テープ保持輪5が軸周りに回転自在となるように支持するための溝部からなるテープ保持部43が形成されている。このテープ保持部43は、基台41の最上端部41Tから軸部53の支持位置に亘って形成されており、テープカッター台4に対して、テープ保持輪5が取り付けられた粘着テープ巻体6をテープ保持部43に沿って着脱自在となっている。
切断刃支持部44は、側面視で基台41の前後方向のほぼ中央位置から前方側に向かって迫上がった形状を有しており、最上端部は、基台41の最上端部41Tとほぼ同じ高さとなっている。この切断刃支持部44の左右方向中央の上端部に切断刃45が設けられている。
切断刃45は、テープ保持部43に回転可能に保持された粘着テープ巻体6から前方へと引き出された粘着テープ61を所望の長さ位置で切断するためのものである。この切断刃45は、切断刃支持部44の前端側の上端部に刃先を上に向けて配置された金属製の刃部45aと、刃部45aの根本位置から上端部の後端に亘って配置された刃部45aとほぼ同じ幅を有するテープ先端保持部45bとを有している。刃部45aは、鋸歯状の刃先を有しており、テープ先端保持部45bは、引き出された粘着テープ61の先端を貼り付けるための平坦面を有している。即ち、テープ先端保持部45bは、刃部45aで切断後の粘着テープ巻体6側の粘着テープ61の先端を保持するものである。なお、刃部45aは、金属製に限らず、粘着テープ61を切断可能なものであれば、樹脂製などの他の材料から構成してもよい。
紙片供給装置1は、紙片束22を有する紙片束ユニット2と、紙片束ユニット2を着脱自在に保持するとともにテープカッター台4の切断刃支持部44の前端部44Fに装着される紙片束装着具3とを備える。この紙片供給装置1は、粘着テープ61の粘着面に非粘着部を形成するための紙片を供給するものである。即ち、粘着テープ61の粘着面に紙片を貼り付けてから対象物に張り付けることで、紙片部分が対象物に張り付かないため紙片を剥がす際の摘み部として利用でき、対象物に張り付けられた粘着テープ61を剥がしやすくすることができる。
ここで、図2(a)〜(c)は、紙片束ユニット2の一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。また、図2(d)は、紙片束ユニット2の他の例を示す側面図である。また、図3(a)は、紙片22pの粘着部22sの構成を示す図であり、(b)は、粘着テープ61にて紙片束22から紙片22pを引き剥がす方法を示す図である。
本実施の形態に係る紙片束ユニット2は、図2(a)〜(c)に示すように、正面視矩形の薄板からなる板状部材21と、正面視矩形の薄紙(例えば、厚さ0.12[mm])から構成された紙片22pを積み重ねた紙片束22と、紙片束22を板状部材21に固着するための台紙23とを備える。なお、紙片22pは、剥がす際の摘み部としての役割を果たせる程度の強度を有することが望ましく、その厚さは、粘着テープ61の粘着力に応じて、例えば、粘着力が大きいほど厚くする。また、紙片22pは、紙を素材にしたものに限らず、例えば、透明性を有する樹脂素材等の紙以外の素材から構成してもよい。透明な素材から構成することで、包装紙などに貼り付けた際に目立たなくすることができ、そのデザイン性を損なわないようにすることができる。
板状部材21は、例えばプラスチックなどの樹脂材料から構成されており、紙片22pの縦幅及び横幅よりも大きい縦幅及び横幅を有している。なお、板状部材21は、樹脂に限らず、金属などの他の材料から構成してもよい。
また、板状部材21の短手側の端部(図2では上端部)で且つ長手方向の両端側には、紙片束ユニット2を、紙片束装着具3に取り付ける際の取付方向を示す(図2では下方を示す)一対の三角形のマーク24が印刷やシール等によって設けられている。
紙片束22は、各紙片22p間において、一の紙片22pの表面22ps上に他の紙片22pの裏面22prを重ねて構成されている。
また、各紙片22pは、図3(a)に示すように、裏面22prに、各紙片22p間の積重状態を保持するための粘着部22sが形成されている。この粘着部22sは、各紙片22pの裏面22prにおける短手方向の一方の端部に設けられており、積重状態を保持可能で且つ粘着テープ61の粘着力よりも小さい粘着力を有した例えばアクリル系の粘着剤により構成されている。なお、粘着部22sは、アクリル系の粘着剤に限らず、他の紙片22pなどの張り付ける対象物を破損させずにその対象物から剥がせる構成の粘着剤であれば他の粘着剤から構成してもよい。また、粘着部22sの範囲は、図3(a)に例示した範囲に限らず、紙片22pの厚さなどに応じて、例えば、より薄ければ紙片の重さが小さくなるので例示の範囲よりも狭い範囲としてもよいし、より厚ければ紙片の重さが大きくなるので、非粘着部を有する範囲で例示の範囲よりも広い範囲としてもよい。
台紙23は、紙片22pよりも厚い厚紙などから構成されており、平面視で紙片22pと同じ形状且つ同じサイズを有している。加えて、台紙23は、板状部材21の長手方向の中央部で且つ短手方向のやや一方側寄り(図3では下方側寄り)に固着されている。なお、台紙23は、紙製に限らず、樹脂等の他の材料から構成してもよい。台紙23の一方の面は、板状部材21に強固に固着されており、他方の面には、紙片束22の一方(裏面22pr側)の端面を構成する紙片22pの裏面22prが強固に固着されている。
なお、紙片束22は、台紙23を介して板状部材21に固着する構成に限らず、紙片束22の裏面22pr側の端面を直接、強力な接着剤等によって板状部材21に強固に固着する構成としてもよい。
以上説明した構成によって、図3(b)に示すように、紙片束22を構成する紙片22pの表面22psに粘着テープ61を貼り付けたのち、図3(b)中の矢印の方向に粘着テープ61を引き上げることで、粘着部22sと粘着テープ61の粘着力の差から、紙片22pが粘着テープ61に張り付いた状態で剥がれる。これにより、粘着テープ61の粘着面に非粘着部が形成される。
次に、紙片束装着具3の詳細な構成を説明する。
ここで、図4は、紙片束装着具3の一構成例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は斜視図、(d)は(a)のA−A線断面図である。
図4(a)〜(c)に示すように、紙片束装着具3は、正面視矩形の薄板からなるベース板部31と、ベース板部31の長手方向両端部にそれぞれ設けられた一対の紙片束保持部32と、ベース板部31の背面部に設けられた一対の装着部33とを備える。
一対の紙片束保持部32は、それぞれ、ベース板部31の両端部から正面側へと直立して、その先端部からベース板部31の長手方向の内側へと真っすぐに延びる平面視ほぼL字状の爪部32aを有する。一対の紙片束保持部32は、この爪部32aとベース板部31の爪部32aと重なる部分とから構成されており、平面視でほぼU字状を成している。即ち、このほぼU字の形状によって、ベース板部31の両端部にはその短手方向に沿って溝部32bが形成されている。加えて、一対の紙片束保持部32の短手方向の一端部(図4では下端部)にはそれぞれ底部32cが設けられている。
一対の紙片束保持部32は、それぞれの溝部32bの奥部間の長さが、紙片束ユニット2の板状部材21の長手方向の幅よりもわずかに長い寸法(嵌合代を有する程度の寸法)に構成されており、溝部32bの幅が、板状部材21の厚さよりもわずかに長い寸法(嵌合代を有する程度の寸法)に構成されている。
一対の装着部33は、紙片束装着具3をテープカッター台4の切断刃支持部44の前端部44Fに装着するためのものであり、図3(b)に示す例では、ベース板部31の背面部の長手方向の両端側に設けられている。なお、本実施の形態では、切断刃支持部44の前端部44Fの形状に合わせて両端側に設けているが、この構成に限らず、前端部44Fの形状に合わせて、設ける位置を変えてもよい。これら一対の装着部33は、本実施の形態では、粘着テープ61の粘着力よりも強い粘着力の粘着面を有する両面テープから構成されている。これら一対の装着部33によって、紙片束装着具3を、切断刃支持部44の前端部44Fに強固に装着することが可能となっている。
次に、紙片束装着具3をテープカッター台4に装着する方法について説明する。
ここで、図5(a)及び(b)は、紙片束装着具3をテープカッター台4に装着する方法を示す図である。
まず、紙片束装着具3の背面部にある一対の装着部33を構成する両面テープの粘着面を覆っている非粘着テープを剥がし、一対の装着部33の粘着面を露出させる。そして、この状態の紙片束装着具3を、図5(a)及び(b)に示すように、紙片束保持部32の底部32cを下側にした姿勢で、切断刃支持部44の前端部44Fに貼り付けることで装着する。このとき、紙片束装着具3を、切断刃45よりも下側に貼り付ける。なお、紙片束装着具3を装着する位置は、図5(a)及び(b)に示す位置に限らず、使い勝手などを考慮して、より下側に装着するなど他の位置に装着してもよい。
次に、紙片束ユニット2を紙片束装着具3に取り付ける方法について説明する。
ここで、図6(a)及び(b)は、紙片束ユニット2の紙片束装着具3への取付方法を示す図である。また、図7は、紙片供給装置1の一例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
図6(a)及び(b)に示すように、テープカッター台4(図示略)に装着された紙片束装着具3の上方から、紙片束ユニット2を、その板状部材21に設けられたマーク24の示す方向に取り付ける。具体的に、紙片束ユニット2の板状部材21の長手方向両端部の下端を紙片束装着具3の紙片束保持部32の溝部32bに嵌め込むとともに、溝部32bに沿ってマーク24の示す下方へとスライド移動させる。このスライド移動によって、板状部材21の下端部を紙片束保持部32の底部32cに当接させる。これにより、取り付けが完了する。このとき、紙片束ユニット2の板状部材21の両端部は紙片束装着具3の溝部32bに嵌合した状態で支持されており、粘着テープ61の粘着力等で生じる引っ張り力では抜けないように構成されている。
紙片束ユニット2の取付が完了すると、図7(a)及び(b)に示すように、板状部材21の上端部が一部はみ出した状態で、紙片束ユニット2が紙片束装着具3に保持された状態となる。そして、紙片束ユニット2は、紙片束22が露出した状態で紙片束装着具3に保持された状態となる。加えて、紙片束22の積重方向の延長線が、切断刃支持部44の前端部44Fの前面と垂直な方向を向く姿勢で紙片束22が保持された状態となる(図1を参照)。本実施の形態では、板状部材21の上部にはみ出した部分を指で摘まんで引っ張り上げることで、紙片束装着具3に取り付けられた紙片束ユニット2を取り外すことができる。
次に、本実施の形態に係る紙片供給装置1の使用方法の一例を説明する。
図8(a)〜(c)は、紙片供給装置1を用いた場合のテープカッター装置10の使用方法の一例を示す図である。
まず、図8(a)に示すように、テープ保持部43に保持された粘着テープ巻体6から粘着テープ61を引き出して、その先端部近傍を、紙片供給装置1の紙片束22の端面を形成する紙片22pの紙面へと張り付ける。その後、粘着テープ61を上方に引き上げて紙片束22から紙片22pを引き剥がす(図3(b)を参照)。
次に、先端部近傍の粘着面に紙片22pが貼り付けられた粘着テープ61を所望の長さまで引き出して、図8(b)に示すように、刃部45aにて粘着テープ61を切断する。
続いて、所望の長さに切断した粘着テープ61を、図8(c)に示すように、対象物100に張り付ける。対象物100に貼り付けた粘着テープ61のうち、紙片22pの張り付けられた部分は、粘着部22sの部分が多少粘着力を有するが、大部分が非粘着部となっている。したがって、紙片22pの粘着テープ61からはみ出した部分の粘着部22s以外の部分を指で摘まんで持ち上げることで、粘着テープ61の先端側を対象物100から容易に引き剥がすことができる。その結果、対象物100に張り付けた粘着テープ61を容易に剥がすことができる。
〔実施の形態の効果〕
次に、本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態では、紙片供給装置1を、複数の紙片22pが粘着部22sを介して積み重ねられた構成の紙片束22を、台紙23を介して板状部材21の一端面に固着した構成の紙片束ユニット2を備える構成とした。加えて、ベース板部31の長手方向両端部に設けられた、紙片束ユニット2を、紙片束22を露出した状態で着脱自在に保持する一対の紙片束保持部32と、ベース板部31の背面部に設けられた自身を切断刃支持部44の前端部44Fに装着するための一対の装着部33とを有する紙片束装着具3を備える構成とした。これにより、従来と比較して、紙片を上方に押し上げる機構や、積み重ねた紙片をばらけないように収納する収納部などが不要な、単純な構成とすることができるので、紙片供給装置1の小型化且つ低コスト化が容易である。また、紙片束22の紙片22pを使い切った場合の紙片束22の交換が容易である。
また、本実施の形態では、紙片束22の積重方向の延長線(紙面を通る法線)が切断刃支持部44の前端部44Fの前面に対して垂直方向に交差する姿勢となるように紙片供給装置1を装着可能な構成とした。これによって、紙片束22の紙面を前方側斜め下方に向く姿勢で装着した場合と比較して、前方側へと引き出した粘着テープ61の粘着面の前端部近傍に紙片22pを張り付けやすくすることができる。
また、本実施の形態では、紙片束ユニット2を保持した紙片束装着具3(即ち紙片供給装置1)が切断刃支持部44の前端部44Fに装着されたときに紙片束22の各紙片22pの裏面22prの切断刃45側に位置する端部に設けられた粘着部22sにより、紙片束22の各紙片22p間の積重状態を保持するようにした。これにより、引き出した粘着テープ61の前端部近傍の粘着部22sを切断刃45の下方側の紙片束22の紙面に張り付けて紙片22pを引き剥がす動作に対して、この紙片22pの切断刃45側の端部の粘着部22s以外の部分が非粘着部となってめくれる状態となるため(図3(b)を参照)、剥がす方向に対して、紙片束22から紙片22pを剥がしやすくすることができる。
また、本実施の形態では、紙片束装着具3の一対の紙片束保持部32により、紙片束ユニット2の板状部材21の、この板状部材21に固着された紙片束22よりも外側の長手方向両端部を支持することで、紙片束装着具3に紙片束ユニット2を保持するようにした。これによって、簡易な構成で紙片束22を露出した状態で紙片束ユニット2を紙片束装着具3に保持することができる。
〔対応関係〕
本実施の形態において、粘着部22sは、発明1、2及び4の積重状態保持部に対応している。
〔変形例〕
上記実施の形態においては、図2(a)〜(c)に示すように、紙片束22を、その積重方向の延長線が板状部材21の板面と垂直に交差する姿勢で板状部材21に固着する構成としたが、この構成に限らない。台紙23を、例えば、図2(d)に示すように、斜面を有する台紙23Sに代えることで、紙片束22を、その紙面が板状部材21の板面に対して傾斜する姿勢で板状部材21に固着する構成としてもよい。なお、傾斜角度θについては、図2(d)に例示した角度に限らず、使い勝手などを考慮して他の角度となるように台紙23Sを構成してもよい。この構成とすることで、切断刃支持部44の前端部44Fに装着された紙片束装着具3に紙片束ユニット2を取り付けたときに、紙片束22の姿勢をその表面22ps側の紙面を切断刃45側に傾斜角度θだけ傾けた姿勢とすることが可能となる。これにより、傾けない場合と比較して、粘着テープ61の粘着面に紙片22pを貼り付けやすくすることが可能となる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、紙片束保持部32を、図4(c)に示すように、爪部32a、溝部32b及び底部32cと、ベース板部31の爪部32aと重なる部分とから構成する例を説明したが、この構成に限らない。紙片束保持部32を、例えば、面ファスナー、磁石などの他の部材から構成してもよい。この場合に、紙片束22の端面又は台紙23には、例えば、面ファスナーであれば、そのフック状に起毛されたフック側又はループ状に密集して起毛されたループ側のうち一方を設け、他方を紙片束保持部32としてベース板部31の板面に設ける。また、例えば、磁石であれば、磁石又は磁石に着く金属部材のうち一方を紙片束22の端面又は台紙23に設け、他方を紙片束保持部32としてベース板部31の板面に設ける。または、ベース板部31自体を磁石又は金属板として構成する。
また、上記実施の形態及びその変形例において、紙片束装着具3を、装着部33として設けた両面テープを用いて装着する構成を例に挙げて説明したが、この構成に限らない。例えば、ベース板部31の裏面に装着部33として接着剤を塗布して装着する構成、装着部33として切断刃支持部44に左右から抱き着くような形で装着する腕部を有する構成など、他の構成としてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、既存のテープカッター装置に対して、紙片供給装置1を後付けで装着する構成を例に挙げて説明したが、この構成に限らない。紙片供給装置1を最初から備えたテープカッター装置10として構成してもよい。この構成とした場合は、紙片束装着具3を、例えば、切断刃支持部44の前端部44Fに、ネジやボルト等の締結具によって装着する構成、紙片束装着具3の一部又は全部を切断刃支持部に一体形成する構成とするなど他の装着構成とすることが可能である。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、紙片束22を、板状部材21を介して、切断刃支持部44の前端部44Fに装着する構成を例に挙げて説明したが、この構成に限らない。例えば、紙片束22の裏面22pr側の端面を直接、両面テープなどの粘着材によって、装着する構成としてもよい。この構成とすることで、紙片束22の着脱は多少困難となるが、紙片束装着具3を不要とできるので、紙片供給装置1のより小型化及び低コスト化が可能となる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、基台41の前端部で立設する構成の切断刃支持部44を有するテープカッター装置に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、この構成に限らない。本発明は、基台の高さと同じ高さ又は基台よりも低い高さに設けられた切断刃支持部を有するテープカッター装置にも適用することが可能である。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、紙片束22の各紙片22p間の積重状態を保持する構成として、紙片22pの裏面22prに粘着部22sを設ける構成を例に挙げて説明したが、この構成に限らない。例えば、糊付け製本などと同様に、紙片束22の粘着部22s側の側面を、粘着剤によって粘着テープ61の粘着力で紙片22pが剥離可能な程度に糊付けして積重状態を保持する構成とするなど他の構成としてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、テープカッター台4側にテープ保持輪5の軸部53を支持するテープ保持部43を設け、テープ保持輪5を介して粘着テープ巻体6を回転自在に支持する構成のテープカッター装置に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、この構成に限らない。本発明は、例えば、テープカッター台側に、粘着テープ巻体を回転自在に保持する回転軸が設けられた、保持輪の無いタイプのテープカッター装置など他の構成のテープカッター装置にも適用することが可能である。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、テーブル等の台の上に載置して使用するタイプのテープカッター装置に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、この構成に限らない。本発明は、手で持って使用するタイプのテープカッター装置にも適用することが可能である。
1…紙片供給装置、 2…紙片束ユニット、 3…紙片束装着具、 4…テープカッター台、 5…テープ保持輪、 6…粘着テープ巻体、 10…テープカッター装置、 21…板状部材、 22…紙片束、 22p…紙片、 22ps…表面、 22pr…裏面、 22s…粘着部、 23,23S…台紙、 31…ベース板部、 32…紙片束保持部、 32a…爪部、 32b…溝部、 32c…底部、 33…装着部、 41…基台、 41T…最上端部、 43…テープ保持部、 44…切断刃支持部、 44F…前端部、 45…切断刃、 45a…刃部、 45b…テープ先端保持部、 51…ベース部、 52…軸支持部、 53…軸部、 61…粘着テープ、 62…芯部材、 100…対象物

Claims (8)

  1. 粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に設けられた切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置に適用可能な紙片供給装置であって、
    複数の紙片を積み重ねた紙片束と、
    前記紙片束の各紙片間の積重状態を保持するための前記粘着テープの粘着力よりも弱い保持力の積重状態保持部と、
    前記紙片束を前記粘着テープにより剥離可能に前記切断刃支持部の前端部に装着する装着部と、を備えることを特徴とする紙片供給装置。
  2. 粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に立設された切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置に適用可能な紙片供給装置であって、
    複数の紙片を積み重ねた紙片束を有する紙片束ユニットと、
    前記紙片束ユニットを着脱自在に且つ前記紙片束が露出した状態で保持する紙片束保持部と、前記切断刃支持部の前端部に自身を装着するための装着部とを有する紙片束装着具と、を備え、
    前記紙片束ユニットは、前記紙片束の各紙片間の積重状態を保持するための前記粘着テープの粘着力よりも弱い保持力の積重状態保持部を有し、
    前記紙片束保持部は、前記紙片束装着具が前記前端部に装着されたときに、前記紙片束を、該紙片束の積重方向の延長線が前記前端部と交差する姿勢となるように保持する構成となっていることを特徴とする紙片供給装置。
  3. 請求項2において、
    前記紙片束保持部は、前記紙片束装着具が前記前端部に装着されたときに、前記紙片束を、前記紙片束の積重方向の延長線が前記前端部の前面と垂直に交差する姿勢又は前記紙片束の露出側の紙面が前記切断刃側を向く方向に前記延長線が前記前面と交差する姿勢となるように保持する構成となっている紙片供給装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記積重状態保持部は、前記紙片束の各紙片における他の紙片と重なる側の面の一部に設けられた、前記粘着テープの粘着力よりも弱い粘着力の粘着部から構成されており、
    前記粘着部は、前記紙片束ユニットを保持した前記紙片束装着具が前記前端部に装着されたときに、前記紙片束の各紙片の前記重なる側を向く面の前記切断刃側に位置する端部に設けられている紙片供給装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項において、
    前記紙片束ユニットは、前記紙片束の幅よりも広い幅の板状部材を有し、前記紙片束は、その積重方向の一方の端面が前記板状部材の中央位置に固着された構成となっており、
    前記紙片束保持部は、前記板状部材の前記紙片束よりも外側の両端部を支持する構成となっている紙片供給装置。
  6. 粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に立設された切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置であって、
    前記切断刃支持部の前端部に装着された、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の紙片供給装置を備えることを特徴とするテープカッター装置。
  7. 粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に立設された切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置であって、
    前記切断刃支持部の前端部に装着された紙片束装着具を備え、
    前記紙片束装着具は、複数の紙片を積み重ねた紙片束を有する紙片束ユニットを着脱自在に且つ前記紙片束が露出した状態で保持する紙片束保持部と、前記切断刃支持部の前端部に自身を装着するための装着部とを有し、
    前記紙片束保持部は、自身が前記前端部に装着されたときに、保持した前記紙片束を、該紙片束の積重方向の延長線が前記前端部と交差する姿勢となるように保持する構成となっていることを特徴とするテープカッター装置。
  8. 粘着テープをロール状に重ねて巻いた粘着テープ巻体を回転可能に保持するテープ保持部を有する基台と、該基台の前記テープ保持部よりも前記粘着テープの引き出し方向側である前方側の端部に立設された切断刃支持部と、該切断刃支持部の上端部に設けられた、前記粘着テープを切断可能な切断刃とを有するテープカッター装置に適用可能な紙片束装着具であって、
    複数の紙片を積み重ねた紙片束を有する紙片束ユニットを着脱自在に且つ前記紙片束が露出した状態で保持する紙片束保持部と、
    前記切断刃支持部の前端部に自身を装着するための装着部と、を備え、
    前記紙片束保持部は、当該紙片束装着具が前記前端部に装着されたときに、保持した前記紙片束を、該紙片束の積重方向の延長線が前記前端部と交差する姿勢となるように保持する構成となっていることを特徴とする紙片束装着具。
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