JP2965252B1 - 箱入りロールシートの支軸具及びその軸支構造 - Google Patents

箱入りロールシートの支軸具及びその軸支構造

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JP2965252B1 JP28683698A JP28683698A JP2965252B1 JP 2965252 B1 JP2965252 B1 JP 2965252B1 JP 28683698 A JP28683698 A JP 28683698A JP 28683698 A JP28683698 A JP 28683698A JP 2965252 B1 JP2965252 B1 JP 2965252B1
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    • B65D83/08Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】箱入りロールシートの今回使用分シート片を両
手で安定的に引き出せるようにする。 【解決手段】筒体に長尺シートを巻き付けて形成された
ロールシート2を容器3内に使用分シート片の引き出し
を自在に収納してなる箱入りロールシート1と、容器3
の長さ方向での両側に位置する側板部4に各別に挿入し
てその軸支を自在に形成された一対の支軸体12,12
からなる支軸具11とで構成され、各支軸体12は、側
板部4との対面側に位置する一側片13と、該一側片1
3の面方向に対し直角方向へと延設された他側片14
と、容器3の側板部4からの挿入を自在に一側片13の
内側面13aに突設された支軸16とを少なくとも備
え、それぞれの支軸16を容器3の対応する側板部4か
ら各別に挿入してロールシート2を軸支させ、かつ、他
側片14の外側面14aと取付け対象部材との間に着脱
手段を介在させて取付け対象部材に対し着脱自在とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、今回使用分のシー
ト片を容易、かつ、安定的に引き出して使用できるよう
にした箱入りロールシート用の支軸具及びその軸支構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ラップフィルムやアルミホイルな
どの長尺シートは、筒体に巻き付けてロールシートと
し、該ロールシートを容器内に使用分シート片の引き出
しを自在に収納した箱入りロールシートとして販売され
ている。
【0003】また、上記箱入りロールシートは、これを
使用する際、一方の手で容器を把持しながら、他方の手
指で今回使用分のシート片を容器内のロールシート側か
ら引き出して切断することにより必要のつど使用できる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上容器内のロ
ールシートから今回使用分のシート片を引き出して切断
するに至る一連の行為は、常に片手操作とならざるを得
ないことから、しばしば次回使用分のシート片を容器内
に残置させ、次回使用時に円滑に引き出せなくなってし
まう不都合があった。また、今回使用分のシート片を容
器内から引き出そうとする際、ロールシートが容器内か
ら飛び出してしまう不具合もあった。さらに、片手で今
回使用分のシート片を引き出す従来構造のもとでは、ロ
ールシートの残量が少なくなるにつれて容器内での絡み
つきが発生しやすくなり、最後まで使い切ることができ
なくなるという問題もあった。
【0005】本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑
み、容器内のロールシートから今回使用分のシート片を
引き出して切断するに至る一連の行為を両手で行えるよ
うにすることで、次回使用分のシート片の切断端を常に
所定の位置に待機させて今回使用時に円滑に引き出せる
ようにした箱入りロールシートの支軸具及びその軸支構
造を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべくなされたものであり、そのうち、本発明に係る箱
入りロールシート用の支軸具の構成上の特徴は、筒体に
長尺シートを巻き付けて形成されたロールシートを容器
内に使用分シート片の引き出しを自在に収納してなる箱
入りロールシートに対し、前記容器の長さ方向での両側
に位置する側板部に各別に挿入してその軸支を自在に形
成された一対の支軸体により構成され、これらの各支軸
体は、前記側板部との対面側に位置する一側片と、該一
側片の面方向に対し直角方向へと延設された他側片と、
容器の前記側板部からの挿入を自在に前記一側片の内側
面に突設された支軸とを少なくとも具備させて形成した
ことにある。
【0007】また、本発明に係る箱入りロールシートの
軸支構造の構成上の特徴は、筒体に長尺シートを巻き付
けて形成されたロールシートを容器内に使用分シート片
の引き出しを自在に収納してなる箱入りロールシート
と、前記容器の長さ方向での両側に位置する側板部に各
別に挿入してその軸支を自在に形成された一対の支軸体
からなる支軸具とで構成され、前記支軸体のそれぞれ
は、前記側板部との対面側に位置する一側片と、該一側
片の面方向に対し直角方向へと延設された他側片と、容
器の前記側板部からの挿入を自在に前記一側片の内側面
に突設された支軸とを少なくとも備え、それぞれの支軸
を容器の対応する前記側板部から各別に挿入してロール
シートを軸支させ、かつ、前記他側片の外側面と取付け
対象部材との間に着脱手段を介在させて取付け対象部材
に対し着脱自在としたことにある。
【0008】さらに、本発明に係る他の箱入りロールシ
ートの軸支構造の構成上の特徴は、筒体に長尺シートを
巻き付けて形成されたロールシートを容器内に使用分シ
ート片の引き出しを自在に収納してなる箱入りロールシ
ートと、前記容器の長さ方向での両側に位置する側板部
を介しての軸支を自在に形成された支軸具とで構成さ
れ、該支軸具は、前記容器の長さ方向での両側に位置す
る側板部にその一端部を各別に挿入して軸支自在に形成
された一対の支杆材と、各支杆材の前記一端部が固定的
に挿通されて前記側板部との対面側に位置する一側片の
面方向に対し直角方向に他側片を延設して前記容器を位
置固定する一対の位置固定材と、前記支杆材のそれぞれ
の他端部をその一方は一側開口部に対し、他方は他側開
口部に対しそれぞれが進退とその位置固定とを自在に挿
入して支持される管状支持材と、相手材に吊持させるべ
く該管状支持材に付設された被吊持片とで形成したこと
にある。
【0009】さらにまた、本発明に係るさらなる他例の
箱入りロールシートの軸支構造の構成上の特徴は、筒体
に長尺シートを巻き付けて形成されたロールシートを容
器内に使用分シート片の引き出しを自在に収納してなる
箱入りロールシートと、前記容器の長さ方向での両側に
位置する側板部を介しての軸支を自在に形成された支軸
具とで構成され、該支軸具は、前記側板部との対面側に
位置する一側片と、該一側片の面方向に対し直角方向へ
と延設された他側片と、容器の前記側板部からの挿入を
自在に前記一側片の内側面に突設された支軸とを少なく
とも備えてなる一対の位置固定材と、それぞれの一側片
の外側面に固定された縦杆部と、該縦杆部の上端から略
直角方向に延設された他端部とからなる一対の支杆材
と、これら支杆材のそれぞれの他端部をその一方は一側
開口部に対し、他方は他側開口部に対しそれぞれが進退
とその位置固定とを自在に挿入して支持される管状支持
材と、相手材に吊持させるべく該管状支持材に付設され
た被吊持片とで形成したことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る箱入りロー
ルシートの支軸具及びその軸支構造の一例を示す分解斜
視図である。
【0011】同図によれば、支軸具11は、筒体に長尺
シートを巻き付けて形成されたロールシート2を容器3
内に使用分シート片の引き出しを自在に収納してなる箱
入りロールシート1に対し、容器3の長さ方向での両側
に位置する側板部4,4に各別に挿入してその軸支を自
在に形成された一対の支軸体12,12により構成され
ている。
【0012】この場合、支軸体12は、側板部4との対
面側に位置する一側片13と、該一側片13の面方向に
対し直角方向へと延設された他側片14と、側板部4か
らの容器3内への挿入を自在に一側片13の内側面13
aに突設された支軸16とを少なくとも具備させて形成
されている。支軸体12自体は、一体成形してその全体
を形成するのが好ましいが、必要によりそれぞれを別体
に形成して組み立てるものであってもよい。さらに、一
対の支軸体12,12相互は、その製造コストを引き下
げる観点から、一側片13と他側片14とで断面略L字
形を呈する同一形状となるように形成しておくのが望ま
しい。なお、支軸体12のサイズ等の規格は、使用しよ
うとする箱入りロールシート1の規格サイズ等と関係で
適宜設計することができる。また、各支軸体12は、図
1に破線で示すように一側片13と他側片14のほか、
これらの一側片13と他側片14との間の下側開口面を
覆うようにして付設された底側片17を備えるものであ
ってもよい。
【0013】しかも、支軸16は、基端側から突端側に
至るまでその外径を同径にして形成することができるほ
か、その突端部に尖鋭先端部16を設けて形成すること
もでき、この場合には容器3の側板部4に対し尖鋭先端
部16を単に圧接するだけで容易に容器3内へと挿入す
ることができる。さらに、支軸16は、先端に行くに従
い先細り状となるテーパーを付して形成するものであっ
てもよい。
【0014】また、支軸体12を構成する他側片14に
は、その外側面14aの適宜の位置に図2に示すように
面ファスナー26を構成しているループテープ片26a
側を貼着し、該ループテープ片26aにフックテープ片
26bをあらかじめ付着させておいたり、図3に示すよ
うにその下側部にフック体27のフック片部27aによ
る下支えが自在に削成されて薄肉状となった切欠部15
を設けておくことができる。なお、支軸体12が底側片
17をも備えてその全体が形成されている場合には、他
側片14近傍に位置する底側片17の側にフック片の挿
通が自在に開口させた切欠部(図示せず)を設けておく
こともできる。
【0015】一方、本発明に係る箱入りロールシートの
軸支構造は、一対の支軸体12,12からなる上記支軸
具11と箱入りロールシート1との組み合わせのもとで
実現される。
【0016】すなわち、市販の箱入りロールシート1
は、筒体にラップフィルムやアルミホイルなどの長尺シ
ートを巻き付けたロールシート2が容器3内に使用分シ
ート片の引き出しを自在にして収納されており、鋸刃5
の刃先を下向きもしくは上向きにした状態の面を正面側
に位置させて配置される。
【0017】支軸具11を構成している一対の支軸体1
2,12のうち、一方の支軸体12は、箱入りロールシ
ート1における容器3の左側に位置する側板部4の側に
支軸16を対向させて配置した上で、該支軸16を側板
部4に圧接することにより破断部を形成しながら挿入し
て容器3の左側に位置する側板部4に軸支させる。ま
た、他方の支軸体12も該支軸16を側板部4に圧接す
ることにより破断部を形成しながら挿入して容器3の右
側に位置する側板部4に軸支させる。
【0018】このとき、ロールシート2の両側に位置す
る開口部2aのそれぞれに支軸16の遊挿を自在に形成
された軸穴21aを有する軸受け材21を嵌着してある
場合には、ロールシート2を支軸16でより安定的に軸
支させることができる。この場合、軸受け材21は、開
口部2a近傍に位置する側に係止用フランジ部22を設
けておくならば、該係止用フランジ部22を開口部2a
に係止させることができるので、ロールシート2に対し
安定的に嵌着させておくことができる。
【0019】このように各支軸体12を介して箱入りロ
ールシート1を軸支させた後は、他側片14の外側面1
4aと壁面などの取付け対象部材Wとの間に適宜の着脱
手段25を介在させて着脱自在に取り付けることができ
る。
【0020】これをより具体的に説明すれば、図2に示
すように着脱手段25として面ファスナー26を用い、
そのうちのループテープ片26aの側を他側片14の外
側面14aに貼着し、取付け対象部材Wの側にフックテ
ープ片26bを貼着することにより、その着脱を自在に
して取り付けることができる。また、図3に示すように
着脱手段25としてフック体27を用い、該フック体2
7を取付け対象部材Wにあらかじめ固定しておくととも
に、他側片14の下側部に設けた切欠部15にフック片
部27aを差し込んで下支えさせることにより、その着
脱を自在にして取り付けることもできる。なお、箱入り
ロールシート1自体は、鋸刃6の刃先を上もしくは下に
向けた横方向に配置するのが望ましいが、所望により鋸
刃6の刃先を左もしくは右に向けた縦方向に配置するこ
ともできる。
【0021】この場合における着脱手段25は、上記例
示のもののほか、単に接着剤を介在させたり、ネジを用
いなどして取り付けことができるようにしたものであっ
てもよい。また、各支軸体12は、垂直面のみならず、
水平面などの適宜の面方向に位置する図示しない取付け
対象部材に対し他側片14の側を位置させることにより
着脱自在に取り付けることもできる。
【0022】上記した軸支構造によれば、箱入りロール
シート1は、容器3自体が他側片14に動きを阻害され
て位置規制される結果、今回使用分のシート片を両方の
手指でつまんで引き出しても容器3側はしっかりと位置
固定され、その状態のもとでロールシート2を回転させ
ながら容器3内から円滑に引き出すことができる。ま
た、今回使用分のシート片は、両手を用いて適宜長さま
で引き出して鋸歯5が向いている方向に圧接させること
により、ごく容易に破断させて引き離すことができる。
このとき、箱入りロールシート1は、着脱手段25を介
在させた支軸具11により取付け対象部材Wに取り付け
られているので、その取り出しも両手操作が可能とな
り、従来のように片手操作をした際に頻発していた次回
使用分のシート片の容器内への残置現象を一掃すること
ができ、次回使用時にシート片を円滑に引き出すことが
できる。さらに、ロールシート2は、支軸16を介して
容器3内に安定的に軸支されているので、今回使用分の
シート片を容器3内から引き出そうとする際にロールシ
ート2が容器3から飛び出す不都合をなくすことができ
るほか、両手を使って引き出すことができるので、その
残量が少なくなっても絡みつきを防止しながら最後まで
使い切ることができる。
【0023】また、支軸具11は、一対の支軸体12,
12により別体となって構成されているので、箱入りロ
ールシート1の長さの如何にかかわらず、常に柔軟に対
応させながら安定的にこれを軸支することができる。
【0024】図4は、本発明に係る箱入りロールシート
の軸支構造の他例を示すものであり、箱入りロールシー
ト1と容器3の長さ方向での両側に位置する側板部4を
介しての軸支を自在に形成された支軸具31とを組合せ
ることで実現される。
【0025】すなわち、市販の箱入りロールシート1
は、図1におけると同様に筒体にラップフィルムやアル
ミホイルなどの長尺シートを巻き付けたロールシート2
が容器3内に使用分シート片の引き出しを自在に収納さ
れており、この場合における鋸刃5は上向きとした上で
その面を正面側に位置させて配置される。また、図示は
省略してあるが、ロールシート2の両側に位置する開口
部のそれぞれには、図1に示すと同様に後述する支杆材
32の一端部32aの遊挿を自在に形成された軸穴21
aを有する軸受け材21を嵌着しておくのが好ましい。
【0026】支軸具31は、容器3の長さ方向での両側
に位置する側板部4にその一端部32aを各別に挿入し
て軸支自在に形成された一対の支杆材32,32と、箱
入りロールシート1を回転不能に位置固定する一対の位
置固定材33,33と、支杆材32の他端部32bが進
退自在に挿入される管状支持材38と、相手材に吊持さ
せるべく該管状支持材38に付設された適宜構造の被吊
持片42とを少なくとも備えて形成されている。
【0027】このうち、所要の強度を有する金属材や合
成樹脂材などからなる支杆材32のそれぞれは、適宜長
さの縦杆部32cと、該縦杆部32cを介在させて各別
に同方向に折り返された短杆側の一端部32aと、長杆
側の他端部32bとで一体形成されている。この場合、
支杆材32の一端部32aは、図1の支軸16と同様に
少なくともその突端部を先鋭化させたり、先細り状に形
成しておくのが望ましい。
【0028】また、位置固定材33のそれぞれは、その
外側面34aに付設したホルダー35を介して支杆材3
2における縦支部32cの側を保持させながら通孔34
bから一端部32aを挿通させて側板部4との対面側に
配置される一側片34と、該一側片34の面方向に対し
直角方向に延設されて背面側に位置する他側片35とで
断面略L字形を呈して形成されている。この場合、支杆
材32における縦支部32cは、ホルダー35に代え一
側片34の外側面34aに溶着したり、適宜の止着金具
を用いるなどして固定的に配置するものであってもよ
い。また、位置固定材33は、図4に破線で示されてい
るように一側片34と他側片36との間の下側開口面を
覆うようにして付設された底側片37を備えるものであ
ってもよい。
【0029】図5は、支杆材32と位置固定材33との
関係についての他例を示すものであり、図1に示す支軸
体12を位置固定材33に代えて用い、支杆材32を一
端部32aを除いた他端部32bと縦杆材32cとで形
成し、該縦杆材32cを一側片13の外側面13bに一
体的に固着(一体成形やねじ止めや溶着などの固定手段
を含む)することにより形成されている。
【0030】さらに、管状支持材38は、長さ方向での
両側に開口部39を有して四角形や円形などの断面形状
を呈する適宜長さの筒状に形成されており、その長さ方
向での左端部と右端部との適宜位置に設けられた螺孔4
0に対しねじ材41を螺着することにより、それぞれの
支杆材32の他端部32bを長さ調整自在にして位置固
定できるようになっている。
【0031】さらにまた、管状支持材38の略中央に位
置する上面には、相手材に吊持させ得る適宜構造、例え
ばOリング状やフック状などのように形成されている被
吊持片41が一体もしくは別体となって付設されてお
り、該被吊持片42を例えばフック材などの相手材に掛
止させるなどして吊持自在に形成されている。
【0032】上記した軸支構造によれば、箱入りロール
シート1は、容器3自体が他側片36に動きを阻害され
て位置規制される結果、今回使用分のシート片を両方の
手指でつまんで引き出しても容器3側はしっかりと位置
固定され、その状態のもとでロールシート2を回転させ
ながら容器3内から円滑に引き出すことができる。ま
た、今回使用分のシート片は、両手を用いて適宜長さま
で引き出して上を向いている鋸歯5に圧接させて引き下
げることにより、ごく容易に破断させて引き離すことが
できる。このとき、箱入りロールシート1は、支軸具3
1を構成している管状支持材38が備える被吊持片42
を例えばフック材などの相手材に掛止して吊持させるこ
とができるので、その取り出しも両手操作で可能とな
り、従来のように片手操作をした際に頻発していた次回
使用分のシート片の容器3内への残置現象を一掃するこ
とができ、次回使用時にシート片を円滑に引き出すこと
ができる。さらに、ロールシート2は、支杆材32の一
端部32aもしくは支軸体12の支軸16を介して容器
3内に安定的に軸支されているので、今回使用分のシー
ト片を容器3内から引き出そうとする際にロールシート
2が容器3から飛び出す不都合をなくすことができるほ
か、両手を使って引き出すことができるので、その残量
が少なくなっても絡みつきを防止しながら最後まで使い
切ることができる。
【0033】また、ねじ材41を緩めることにより支杆
材32の他端部32bをごく容易に進退させることがで
きるので、箱入りロールシート1の長さが異なっても柔
軟に対応させながらこれを軸支することができる。
【0034】しかも、この場合における箱入りロールシ
ート1は、場所的な制約の少ない吊持構造のもとで軸支
されているので、室内での装飾的効果を発揮させながら
使用することもできる。
【0035】なお、本発明に用いられる箱入りロールシ
ート1は、容器3の側板部4の略中央部位に図1と図5
とに示す支軸16もしくは図4に示す支杆材32の一端
部32aを挿通させるための破断用ミシン目4aをあら
かじめ刻入しておくのが好ましく、その場合には支軸1
6もしくは支杆材32の一端部32aの挿入をより容易
に行うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、箱入
りロールシートは、容器自体が他側片に動きを阻害され
て位置規制される結果、今回使用分のシート片を両方の
手指でつまんで引き出しても容器側はしっかりと位置固
定される結果、ロールシートのみを回転させながら容器
内から安定した状態のもとで引き出すことができる。こ
のため、ロールシートは、その残量が少なくなっても絡
みつきを防止しながら最後まで確実に使い切ることがで
きるので、時代の要請である省資源の一助として有効に
寄与させることができる。
【0037】また、今回使用分のシート片の取り出しも
両手操作できるので、従来のように片手操作をした際に
頻発していた次回使用分のシート片の容器内への残置現
象を一掃することができ、次回使用時にシート片を円滑
に引き出すことができる。
【0038】しかも、ロールシートは、支軸体の支軸も
しくは支杆材の一端部を介して容器内に安定的に軸支さ
せることができるので、今回使用分のシート片を容器内
から引き出そうとする際に容器から飛び出す不都合をな
くして使い勝手をよくすることができる。
【0039】また、箱入りロールシートは、その長さの
如何にかかわらず支軸具で確実に軸支することができる
ので、箱入りロールシートの規格サイズが異なるごとに
支軸具を交換する必要もなくなり、長期にわたり繰り返
し使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る箱入りロールシート用の支軸具及
びその軸支構造の一例を示す分解斜視図。
【図2】本発明により実現される取付け対象部材に対す
る箱入りロールシートの取付け状態の一例を示す説明
図。
【図3】本発明により実現される取付け対象部材に対す
る箱入りロールシートの取付け状態の他例を示す説明
図。
【図4】本発明に係る箱入りロールシートの軸支構造に
ついての他例を示す分解斜視図。
【図5】図4の変形例を示す要部斜視図。
【符号の説明】
1 箱入りロールシート 2 ロールシート 2a 開口部 3 容器 4 側板部 5 破断用ミシン目 6 鋸歯 11 支軸具 12 支軸体 13 一側片 13a 内側面 13b 外側面 14 他側片 14a 外側面 15 切欠部 16 支軸 16a 尖鋭先端部 17 底板部 21 軸受け材 21a 軸穴 22 係止用フランジ部 25 着脱手段 26 面ファスナー 26a ループテープ片 26b フックテープ片 27 フック体 27a フック片部 31 支軸具 32 支杆材 32a 一端部 32b 他端部 32c 縦杆部 33 位置固定材 34 一側片 34a 通孔 35 ホルダー 36 他側片 37 底側片 38 管状支持材 39 開口部 40 螺孔 41 ねじ材 42 被吊持片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−217295(JP,A) 特開 平7−149344(JP,A) 特開 平7−69341(JP,A) 特開 平5−2239(JP,A) 特開 平3−157642(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 5/50 B65D 5/72 B65D 25/52

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体に長尺シートを巻き付けて形成され
    たロールシートを容器内に使用分シート片の引き出しを
    自在に収納してなる箱入りロールシートに対し、前記容
    器の長さ方向での両側に位置する側板部に各別に挿入し
    てその軸支を自在に形成された一対の支軸体により構成
    され、 これらの各支軸体は、前記側板部との対面側に位置する
    一側片と、該一側片の面方向に対し直角方向へと延設さ
    れた他側片と、容器の前記側板部からの挿入を自在に前
    記一側片の内側面に突設された支軸とを少なくとも具備
    させて形成したことを特徴とする箱入りロールシート用
    の支軸具。
  2. 【請求項2】 一対の支軸体は、同一形状であることを
    特徴とする請求項1記載の箱入りロールシート用の支軸
    具。
  3. 【請求項3】 前記支軸は、少なくともその突端部に尖
    鋭先端部を設けたことを特徴とする請求項1または2記
    載の箱入りロールシート用の支軸具。
  4. 【請求項4】 前記他側片は、その下側部にフック片に
    よる下支えが自在に形成された切欠部を有することを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の箱入りロ
    ールシート用の支軸具。
  5. 【請求項5】 筒体に長尺シートを巻き付けて形成され
    たロールシートを容器内に使用分シート片の引き出しを
    自在に収納してなる箱入りロールシートと、前記容器の
    長さ方向での両側に位置する側板部に各別に挿入してそ
    の軸支を自在に形成された一対の支軸体からなる支軸具
    とで構成され、 前記支軸体のそれぞれは、前記側板部との対面側に位置
    する一側片と、該一側片の面方向に対し直角方向へと延
    設された他側片と、容器の前記側板部からの挿入を自在
    に前記一側片の内側面に突設された支軸とを少なくとも
    備え、それぞれの支軸を容器の対応する前記側板部から
    各別に挿入してロールシートを軸支させ、かつ、前記他
    側片の外側面と取付け対象部材との間に着脱手段を介在
    させて取付け対象部材に対し着脱自在としたことを特徴
    とする箱入りロールシートの軸支構造。
  6. 【請求項6】 前記筒体の両側に位置する開口部のそれ
    ぞれには、前記支軸にための軸受け材を配設したことを
    特徴とする請求項5記載の箱入りロールシートの軸支構
    造。
  7. 【請求項7】 筒体に長尺シートを巻き付けて形成され
    たロールシートを容器内に使用分シート片の引き出しを
    自在に収納してなる箱入りロールシートと、前記容器の
    長さ方向での両側に位置する側板部を介しての軸支を自
    在に形成された支軸具とで構成され、 該支軸具は、前記容器の長さ方向での両側に位置する側
    板部にその一端部を各別に挿入して軸支自在に形成され
    た一対の支杆材と、各支杆材の前記一端部が固定的に挿
    通されて前記側板部との対面側に位置する一側片の面方
    向に対し直角方向に他側片を延設して前記容器を位置固
    定する一対の位置固定材と、前記支杆材のそれぞれの他
    端部をその一方は一側開口部に対し、他方は他側開口部
    に対しそれぞれが進退とその位置固定とを自在に挿入し
    て支持される管状支持材と、相手材に吊持させるべく該
    管状支持材に付設された被吊持片とで形成したことを特
    徴とする箱入りロールシートの軸支構造。
  8. 【請求項8】 筒体に長尺シートを巻き付けて形成され
    たロールシートを容器内に使用分シート片の引き出しを
    自在に収納してなる箱入りロールシートと、前記容器の
    長さ方向での両側に位置する側板部を介しての軸支を自
    在に形成された支軸具とで構成され、該支軸具は、前記
    側板部との対面側に位置する一側片と、該一側片の面方
    向に対し直角方向へと延設された他側片と、容器の前記
    側板部からの挿入を自在に前記一側片の内側面に突設さ
    れた支軸とを少なくとも備えてなる一対の位置固定材
    と、それぞれの一側片の外側面に固定された縦杆部と、
    該縦杆部の上端から略直角方向に延設された他端部とか
    らなる一対の支杆材と、これら支杆材のそれぞれの他端
    部をその一方は一側開口部に対し、他方は他側開口部に
    対しそれぞれが進退とその位置固定とを自在に挿入して
    支持される管状支持材と、相手材に吊持させるべく該管
    状支持材に付設された被吊持片とで形成したことを特徴
    とする箱入りロールシートの軸支構造。
  9. 【請求項9】 前記筒体の両側に位置する開口部のそれ
    ぞれには、前記支軸にための軸受け材を配設したことを
    特徴とする請求項7または8記載の箱入りロールシート
    の軸支構造。
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