JP3181081U - トイレットペーパーホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、余り代を残した状態でのトイレットペーパーの切断を常にスムーズに行うトイレットペーパーホルダーを提供する。
【解決手段】トイレットペーパーホルダー1は、トイレットペーパーロール2を略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器3と、トイレットペーパーロール収容器3の前面にトイレットペーパーロール2の回転軸線と略平行に設けられたトイレットペーパー引き出し口4と、トイレットペーパー引き出し口4にその長手方向に沿って配置されると共に、前後に傾動可能に軸支されたバー5と、トイレットペーパーロール収容器3の前面にトイレットペーパー引き出し口4よりも下方に位置して設けられたトイレットペーパー切断部6と、を備えている。
【選択図】図9
【解決手段】トイレットペーパーホルダー1は、トイレットペーパーロール2を略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器3と、トイレットペーパーロール収容器3の前面にトイレットペーパーロール2の回転軸線と略平行に設けられたトイレットペーパー引き出し口4と、トイレットペーパー引き出し口4にその長手方向に沿って配置されると共に、前後に傾動可能に軸支されたバー5と、トイレットペーパーロール収容器3の前面にトイレットペーパー引き出し口4よりも下方に位置して設けられたトイレットペーパー切断部6と、を備えている。
【選択図】図9
Description
本考案は、ロール状に巻かれたトイレットペーパー(トイレットペーパーロール)を回転可能に保持するトイレットペーパーホルダーに関する。さらに詳細には、本考案は、使用者がトイレットペーパーを引き出しながら切断し得るように構成されたトイレットペーパーホルダーに関する。
従来、この種のトイレットペーパーホルダーとしては、トイレットペーパー切断部(カッター)を兼ねた蓋体(カバー)を備え、引き出したトイレットペーパーを当該蓋体(カバー)で押さえながら切断するように構成されたトイレットペーパーホルダーが知られている。
しかし、かかる構成のトイレットペーパーホルダーでは、切断後に残ったトイレットペーパーの先端部が蓋体(カバー)の下に隠れてしまうことになる。このため、次ぎにトイレットペーパーを引き出す場合には、蓋体(カバー)を開けたりトイレットペーパーロールを回したりして引き出さなければならないという不具合があった。
そこで、このような不具合を解消するために、以下のような構成のトイレットペーパーホルダーが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に開示されたトイレットペーパーホルダーは、トイレットペーパーが、トイレットペーパーロールの自重によって当該トイレットペーパーロールと一対のローラーとの間に挟持された状態で、余り代を残しつつ可動式カッターの切断刃で切断されるように構成されている。ここで、前記可動式カッターは、ケース内でトイレットペーパー引き出し口に臨む待機位置で前記切断刃を待機させ、前記トイレットペーパーの引き出しとともに、前記切断刃の位置がケース外の前記トイレットペーパーの引き出し経路の下流側の切断位置に移行し、前記トイレットペーパーの切断後に、前記切断刃が前記トイレットペーパーから離れて前記待機位置に戻るように構成されている(以上、特許文献1の図1参照)。
特許文献2に開示されたトイレットペーパーホルダーは、トイレットペーパーが、支持面とペーパー押さえ部とによって挟持された状態で、余り代を残しつつ鋸歯状刃で切断されるように構成されている。そして、このトイレットペーパーホルダーにおいては、前記トイレットペーパーの切断が終了すると、前記ペーパー押さえ部による前記トイレットペーパーの挟持状態が解除され、前記鋸歯状刃が安全カバー内に収納される(以上、特許文献2の図5参照)。
しかし、特許文献1で提案されているトイレットペーパーホルダーでは、トイレットペーパーが残り少なくなってトイレットペーパーロールの重さが軽くなった場合に、前記トイレットペーパーを挟持する力が弱くなり、その結果、前記トイレットペーパーの切断をスムーズに行うことが困難になる。また、特許文献1で提案されているトイレットペーパーホルダーは、その構成が大掛かりであるため、製造コストが高くなるという問題点も有している。
特許文献2で提案されているトイレットペーパーホルダーも、その構成が大掛かりであるため、製造コストが高くなるという問題点を有している。
本考案は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、構成が簡単で、かつ、余り代を残した状態でのトイレットペーパーの切断を常にスムーズに行うことができるトイレットペーパーホルダーを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案に係るトイレットペーパーホルダーは、
(1)ロール状に巻かれたトイレットペーパーロールを略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器と、前記トイレットペーパーロール収容器の前面に前記トイレットペーパーロールの回転軸線と略平行に設けられたトイレットペーパー引き出し口と、前記トイレットペーパー引き出し口にその長手方向に沿って配置されると共に、前後に傾動可能に軸支されたバーと、前記トイレットペーパーロール収容器の前面に前記トイレットペーパー引き出し口よりも下方に位置して設けられたトイレットペーパー切断部と、を備え、前記トイレットペーパー引き出し口から引き出したトイレットペーパーによって前記バーを前傾させることにより、前記トイレットペーパーが前記バーと前記トイレットペーパー引き出し口の上縁との間に挟持されて、前記トイレットペーパーの引き出し動作が規制されることを特徴とする。
(1)ロール状に巻かれたトイレットペーパーロールを略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器と、前記トイレットペーパーロール収容器の前面に前記トイレットペーパーロールの回転軸線と略平行に設けられたトイレットペーパー引き出し口と、前記トイレットペーパー引き出し口にその長手方向に沿って配置されると共に、前後に傾動可能に軸支されたバーと、前記トイレットペーパーロール収容器の前面に前記トイレットペーパー引き出し口よりも下方に位置して設けられたトイレットペーパー切断部と、を備え、前記トイレットペーパー引き出し口から引き出したトイレットペーパーによって前記バーを前傾させることにより、前記トイレットペーパーが前記バーと前記トイレットペーパー引き出し口の上縁との間に挟持されて、前記トイレットペーパーの引き出し動作が規制されることを特徴とする。
本考案において、「前」とは、トイレットペーパーホルダーがトイレの壁面に固定された場合の、壁面側とは反対側を指し、「後」とは、壁面側を指すものとする。
本考案のトイレットペーパーホルダーの(1)の構成によれば、トイレットペーパー引き出し口から引き出したトイレットペーパーによってバーを前傾させることにより、前記トイレットペーパーが前記バーと前記トイレットペーパー引き出し口の上縁との間に挟持されて、前記トイレットペーパーの引き出し動作が規制されるので、前記トイレットペーパー引き出し口から引き出した前記トイレットペーパーを、前記トイレットペーパー引き出し口よりも下方に位置して設けられたトイレットペーパー切断部にあてがい、当該トイレットペーパーを前記トイレットペーパー切断部の方へ押しやるだけで、当該トイレットペーパーを切断することができる。この場合、前記バーと前記トイレットペーパー切断部との間の距離に相当する余り代が前記トイレットペーパーの切断後に残ることになる。このように、本考案のトイレットペーパーホルダーの(1)の構成によれば、上記のような簡単な構成で、余り代を残した状態でのトイレットペーパーの切断を常にスムーズに行うことができる。
前記本考案のトイレットペーパーホルダーの(1)の構成においては、以下の(2)〜(14)のような構成にすることが好ましい。
(2)前記トイレットペーパーロール収容器は、少なくとも上部が開口し、前記トイレットペーパーロールを略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器本体と、前記トイレットペーパーロール収容器本体の上部開口を開閉可能に覆う蓋体と、からなり、前記トイレットペーパーロール収容器本体には、その前面の上縁に略長方形状の切欠きが形成されている。
上記(2)の好ましい構成によれば、蓋体を開閉することによって、トイレットペーパーロールを簡単に取り替えることができる。また、トイレットペーパーロール収容器本体の上部開口を前記蓋体によって覆うことにより、切欠きと前記蓋体の前面の下縁とによってトイレットペーパー引き出し口が形成される構成であるので、バーの取付けも容易となる(略長方形状の開口にバーを取り付けるよりも、略長方形状の切欠きにバーを取り付ける方が容易である)。
(3)上記(2)において、前記バーは、前記切欠きの左右両端で軸支されている。
(4)前記バーは、前記トイレットペーパーが当該バーと前記トイレットペーパー引き出し口の上縁との間に挟持されない状態で後傾動作が規制される。
上記(4)の好ましい構成によれば、バーを、後傾動作が規制される状態に持っていくことにより、トイレットペーパーを引き出すことが可能になる。
(5)上記(4)において、前記バーは、その上面が略長方形状に形成され、当該上面が略水平となる状態で後傾動作が規制される。
(6)上記(4)又は(5)において、前記バーは、後傾動作方向に付勢されている。
上記(6)の好ましい構成によれば、トイレットペーパーを切断した後、前記トイレットペーパーを引き出すことが可能な状態に自動的に持っていくことができる。
(7)上記(6)において、前記バーは、バネ付勢されている。
上記(7)の好ましい構成によれば、トイレットペーパーを切断した後、前記トイレットペーパーを引き出すことが可能な状態に確実に持っていくことができる。
(8)上記(6)において、前記バーは、その傾動軸線よりも後側に重心が偏心した形状に形成されている。
(9)上記(6)において、前記バーは、その傾動軸線を中心として前後対称な形状に形成されており、かつ、その傾動軸線よりも後側部分に重りが取り付けられている。
(10)上記(9)において、前記バーには、その傾動軸線よりも後側部分にその長手方向に沿って針金が挿通されている。
上記(8)〜(10)の好ましい構成によれば、付勢バネ等を用いる必要がないので、組立工程を簡略化することができる。
(11)上記(5)〜(10)のいずれかにおいて、前記バーは、その長手方向と直交する断面の形状が略三角形である。
上記(11)の好ましい構成によれば、バーの、上面と対向する角部を、トイレットペーパー引き出し口の内側の下縁に当接させることにより、前記バーの後傾動作を規制することができる。
(12)前記トイレットペーパーロールを回転可能に保持する軸棒をさらに備えている。
上記(12)の好ましい構成によれば、トイレットペーパーロールをスムーズに回転させることが可能となる。尚、トイレットペーパーロール収容器自体が前記トイレットペーパーロールを回転可能に保持収容することが可能な形状に形成されていれば、軸棒は必ずしも必要ではない。
(13)前記トイレットペーパー切断部は、前記トイレットペーパーロール収容器に一体に形成されている。
上記(13)の好ましい構成によれば、トイレットペーパー切断部周りをすっきりさせることができ、デザイン的にも優れたものとすることができる。
(14)前記トイレットペーパー切断部は、左右対称に凸状に湾曲している。
上記(14)の好ましい構成によれば、使用者は、トイレットペーパーを端から端にかけて切断し易くなる。前記トイレットペーパーのミシン目に沿った切り取りが可能となるからである。
本考案によれば、構成が簡単で、かつ、余り代を残した状態でのトイレットペーパーの切断を常にスムーズに行うことができるトイレットペーパーホルダーを提供することができる。
以下、好適な実施の形態を用いて本考案をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施の形態は本考案を具現化した例に過ぎず、本考案はこれに限定されるものではない。
[トイレットペーパーホルダーの構成]
まず、本考案の一実施の形態におけるトイレットペーパーホルダーの構成について、図1〜図6を参照しながら説明する。
まず、本考案の一実施の形態におけるトイレットペーパーホルダーの構成について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は、本考案の一実施の形態におけるトイレットペーパーホルダーの構成を示す斜視図、図2は、当該トイレットペーパーホルダーの構成を示す正面図、図3は、当該トイレットペーパーホルダーの構成を示す側面図、図4は、当該トイレットペーパーホルダーの構成を示す分解斜視図、図5は、当該トイレットペーパーホルダーの構成部材であるトイレットペーパーロール収容器本体の構成を示す斜視図、図6は、当該トイレットペーパーホルダーの構成部材であるバーの構成を示す斜視図である。
図1〜図4に示すように、本実施の形態のトイレットペーパーホルダー1は、ロール状に巻かれたトイレットペーパーロール2を略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器3と、トイレットペーパーロール収容器3の前面にトイレットペーパーロール2の回転軸線と略平行に設けられたトイレットペーパー引き出し口4と、トイレットペーパー引き出し口4にその長手方向に沿って配置されと共に、傾動軸線を中心として前後に傾動可能に軸支されたバー5と、トイレットペーパーロール収容器3の前面にトイレットペーパー引き出し口4よりも下方に位置して設けられたトイレットペーパー切断部6と、を備えている。
このトイレットペーパーホルダー1においては、トイレットペーパー引き出し口4から引き出したトイレットペーパー17によってバー5を前傾させることができる。そして、これにより、トイレットペーパー17がバー5とトイレットペーパー引き出し口4の内側の上縁との間に挟持されて、トイレットペーパー17の引き出し動作が規制される。このため、トイレットペーパー引き出し口4から引き出したトイレットペーパー17を、トイレットペーパー引き出し口4よりも下方に位置して設けられたトイレットペーパー切断部6にあてがい、当該トイレットペーパー17をトイレットペーパー切断部6の方へ押しやるだけで、当該トイレットペーパー17を切断することができる。この場合、バー5とトイレットペーパー切断部6との間の距離に相当する余り代がトイレットペーパー17の切断後に残ることになる(以上、図8、図9参照)。このように、本実施の形態のトイレットペーパーホルダー1によれば、上記のような簡単な構成で、余り代を残した状態でのトイレットペーパー17の切断を常にスムーズに行うことができる。
トイレットペーパー切断部6でトイレットペーパー17が切断されると、引き出されたトイレットペーパー17がトイレットペーパーロール2に巻き戻されるような反動が生じる。この反動の圧力は、引き出されたトイレットペーパー17を通じてバー5にも伝達される。そして、このバー5への反動の伝達によって、当該バー5が後傾し(図7の状態)、引き出されたトイレットペーパー17が引っ掛かるような状態となる。すなわち、引き出されたトイレットペーパー17へのストッパーの役割を、バー5が果たすことになる。従って、本実施の形態のトイレットペーパーホルダー1によれば、切断の反動によるトイレットペーパー17の巻き戻しを防止することができる。
以上を総合すると、本実施の形態のトイレットペーパーホルダー1によれば、構成が簡単で、かつ、余り代を残した状態でのトイレットペーパーの切断を常にスムーズに行うことができると共に、切断の反動によるトイレットペーパーの巻き戻しを防止することが可能なトイレットペーパーホルダーを提供することができる。
本実施の形態のトイレットペーパーロール収容器3は、上部が開口し、トイレットペーパーロール2を略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器本体7と、トイレットペーパーロール収容器本体7の上部開口を開閉可能に覆う蓋体8と、からなる。このため、蓋体8を開閉することによって、トイレットペーパーロール2を簡単に取り替えることができる。尚、蓋体8は、トイレットペーパーロール収容器本体7から完全に取り外し可能であってもよく、トイレットペーパーロール収容器本体7にヒンジ等を介して連結されていてもよい。
トイレットペーパーロール収容器3の材料としては、樹脂、金属、合金等の任意の材料を用いることができる。特に、樹脂を用いることにより、トイレットペーパーロール収容器3の軽量化を図ることができる。また、蓋体8を樹脂で形成する場合には、透明又は半透明であることが好ましい。蓋体8が透明又は半透明であることにより、使用者が、トイレットペーパーロール2の残量を一目で確認できるからである。
トイレットペーパー切断部6は、バー5と略平行に設けられている。また、トイレットペーパー切断部6は、トイレットペーパーロール収容器3(トイレットペーパーロール収容器本体7)に一体に形成されており、また、左右対称に凸状に湾曲している。トイレットペーパー切断部6が左右対称に凸状に湾曲している場合には、この湾曲部分がバー5と略平行である必要はなく、この湾曲部分の接線方向がバー5と略平行であればよい。このように、トイレットペーパー切断部6が左右対称に凸状に湾曲していることにより、使用者は、トイレットペーパー17を端から端にかけて切断し易くなる。トイレットペーパー17のミシン目に沿った切り取りが可能となるからである。また、トイレットペーパー切断部6がトイレットペーパーロール収容器3(トイレットペーパーロール収容器本体7)に一体に形成されていることにより、トイレットペーパー切断部6周りをすっきりさせることができ、デザイン的にも優れたものとすることができる。
トイレットペーパー切断部6の材料としては、樹脂、金属、合金、木材等の任意の材料を用いることができる。トイレットペーパー切断部6は、トイレットペーパー17を切断する必要があるため、先端が鋭利に尖っていたり、切断刃を有していたりすることも好ましい。もちろん、使用者にとって危険性が無いように、トイレットペーパー17を切ることはできるが、人体を切ることのないような素材で形成されていることも好ましい。トイレットペーパー17をミシン目に沿って切り取るのであれば、トイレットペーパー切断部6の先端は丸みを帯びていてもよい。
トイレットペーパーロール2は、その芯の内部に軸棒9を挿通し、当該軸棒9の両端を、トイレットペーパーロール収容器本体7の両内側壁にそれぞれ形成されたU字状突起13内に載置することにより、略水平状態で回転可能に保持される。このように、トイレットペーパーロール2を回転可能に保持する軸棒9を備えることにより、トイレットペーパーロール2をスムーズに回転させることが可能となる。尚、軸棒9は、自身が回転してトイレットペーパーロール2を回転させてもよいし、自身は回転せずに(あるいは少しだけ回転して)トイレットペーパーロール2を回転させてもよい。
軸棒9の材料としては、樹脂、金属、合金、木材、紙材等の任意の材料を用いることができる。軸棒9は、いずれの材料で形成されていてもよいが、表面処理を施すことにより、トイレットペーパーロール2の回転をよりスムーズなものとすることができる。
図5に示すように、トイレットペーパーロール収容器本体7には、その前面の上縁に略長方形状の切欠き14が形成されている。このため、トイレットペーパーロール収容器本体7の上部開口を蓋体8によって覆うことにより、切欠き14と蓋体8の前面の下縁とによってトイレットペーパー引き出し口4を形成することができる。このように、本実施の形態のトイレットペーパーロール収容器3は、トイレットペーパーロール収容器本体7の上部開口を蓋体8によって覆うことにより、切欠き14と蓋体8の前面の下縁とによってトイレットペーパー引き出し口4が形成される構成であるので、バー5の取付けも容易となる(略長方形状の開口にバー5を取り付けるよりも、略長方形状の切欠き14にバー5を取り付ける方が容易である)。
図1〜図6に示すように、バー5は、傾動軸11を介して切欠き14の左右両端で軸支されている。そして、バー5は、トイレットペーパー17が当該バー5とトイレットペーパー引き出し口4の上縁との間に挟持されない状態で後傾動作が規制されるように構成されている。このため、バー5を、後傾動作が規制される状態に持っていくことにより、トイレットペーパー17を引き出すことが可能となる。より具体的には、バー5は、その上面10が略長方形状に形成され、当該上面10が略水平となる状態で後傾動作が規制される。
バー5は、後傾動作方向に付勢されている。このため、トイレットペーパー17を切断した後、トイレットペーパー17を引き出すことが可能な状態(バー5がトイレットペーパー17を挟持しない状態)に自動的に持っていくことができる。また、トイレットペーパー17が切断された後、バー5が自動的に後傾し、引き出されたトイレットペーパー17が引っ掛かるような状態となるので、切断の反動によるトイレットペーパー17の巻き戻しを確実に防止することが可能となる。ここで、バー5は、図示しない付勢バネによって後傾動作方向にバネ付勢されている。このため、トイレットペーパー17を切断した後、トイレットペーパー17を引き出すことが可能な状態に確実に持っていくことができる。
本実施の形態において、バー5は、その長手方向と直交する断面の形状が略二等辺三角形である。この場合、バー5の、上面10と対向する頂角部分がトイレットペーパー引き出し口4の内側の下縁に当接することにより、バー5の後傾動作が規制される。
バー5の材料としては、樹脂、金属、合金、木材等の任意の材料を用いることができる。
バー5は、トイレットペーパーホルダー1の使用期間が長くなるにつれて劣化する可能性がある。このため、バー5は、交換可能であることも好ましい。
尚、図3中、12はトイレットペーパーホルダー1をトイレの壁面に取り付けるための取付面を示している。
[トイレットペーパーホルダーの使用方法]
次に、本考案の一実施の形態におけるトイレットペーパーホルダーの使用方法について、図7〜図9をも参照しながら説明する。
次に、本考案の一実施の形態におけるトイレットペーパーホルダーの使用方法について、図7〜図9をも参照しながら説明する。
図7は、本考案の一実施の形態におけるトイレットペーパーホルダーを用いた場合の、トイレットペーパーの引き出し動作状態を示す部分側面図、図8は、当該トイレットペーパーホルダーを用いた場合の、トイレットペーパーの引き出し動作規制状態及び切断状態を示す部分側面図、図9は、当該トイレットペーパーホルダーを用いた場合の、トイレットペーパーの引き出し動作規制状態及び切断状態を示す斜視図である。
トイレットペーパーホルダー1は、図3に示す取付面12を介してトイレの壁面に固定される。
トイレットペーパーロール2は、その芯の内部に軸棒9を挿通し、当該軸棒9の両端を、トイレットペーパーロール収容器本体7の両内側壁にそれぞれ形成されたU字状突起13内に載置し、トイレットペーパーロール収容器本体7の上部開口を蓋体8で覆うことにより、トイレットペーパーロール収容器3内に略水平状態で回転可能に保持収容される(図1、図2、図4参照)。最初、トイレットペーパー17は、トイレットペーパー引き出し口4から引き出され、その先端部がトイレットペーパー切断部6の辺りに位置している。
バー5は、付勢バネによって後傾動作方向にバネ付勢されており、かつ、上面10と対向する頂角部分がトイレットペーパー引き出し口4の内側の下縁に当接することにより、上面10が略水平となる状態で後傾動作が規制されている。すなわち、バー5は、通常、トイレットペーパー17が当該バー5とトイレットペーパー引き出し口4の上縁との間に挟持されない状態で静止している(以上、図7参照)。従って、図7に示すように、使用者は、トイレットペーパー17の先端部を手で持って引っ張ることにより、トイレットペーパー引き出し口4からトイレットペーパー17を自由に好きなだけ引き出すことができる。
トイレットペーパー引き出し口4から引き出したトイレットペーパー17を切断する場合には、図8、図9に示すように、引き出したトイレットペーパー17によってバー5を前傾させる。これにより、トイレットペーパー17がバー5とトイレットペーパー引き出し口4の内側の上縁との間に挟持されて、トイレットペーパー17の引き出し動作が規制される。従って、トイレットペーパー引き出し口4から引き出したトイレットペーパー17を、トイレットペーパー引き出し口4よりも下方に位置して設けられたトイレットペーパー切断部6にあてがい、当該トイレットペーパー17をトイレットペーパー切断部6の方へ押しやることにより、当該トイレットペーパー17を切断することができる。トイレットペーパー17が切断されると、引き出されたトイレットペーパー17がトイレットペーパーロール2に巻き戻されるような反動が生じる。しかし、トイレットペーパー17が切断されると、付勢バネによる付勢力によってバー5が後傾し(図7の状態)、引き出されたトイレットペーパー17が引っ掛かるような状態となる。これにより、切断の反動によるトイレットペーパー17の巻き戻しが防止され、バー5とトイレットペーパー切断部6との間の距離に相当する余り代がトイレットペーパー17の切断後に残る。このため、次にトイレットペーパーを引き出す操作が容易になる。
尚、上記実施の形態においては、トイレットペーパーロール収容器3が、上部が開口し、トイレットペーパーロール2を略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器本体7と、トイレットペーパーロール収容器本体7の上部開口を開閉可能に覆う蓋体8と、からなる場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。トイレットペーパーロール2の取替えが可能であれば、トイレットペーパーロール収容器3は一個のものとして形成されていてもよい。
また、上記実施の形態においては、トイレットペーパーロール収容器本体7の前面の上縁に略長方形状の切欠き14が形成され、切欠き14と蓋体8の前面の下縁とによってトイレットペーパー引き出し口4が形成される場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、トイレットペーパーロール収容器本体7の前面にトイレットペーパー引き出し口4を形成してもよく、この場合には、蓋体8は必ずしも必要ではない。
また、上記実施の形態においては、バー5が後傾動作方向にバネ付勢されている場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。まず、バー5は、必ずしも後傾動作方向に付勢されている必要はない。また、バーを後傾動作方向に付勢する手段は、必ずしも付勢バネに限定されるものではない。例えば、図10に示すような、傾動軸11の中心線(傾動軸線)よりも後側に重心が偏心した形状のバー15を用いた場合であっても、当該バー15を、後傾動作方向に付勢された状態にすることができる。また、その傾動軸線を中心として前後対称な形状に形成され、かつ、その傾動軸線よりも後側部分に重りが取り付けられたバーを用いた場合であっても、当該バーを、後傾動作方向に付勢された状態にすることができる。例えば、図11に示すように、バー5の傾動軸11の中心線(傾動軸線)よりも後側部分にその長手方向に沿って針金を挿通することにより、当該バー5を、後傾動作方向に付勢された状態にすることができる。そして、以上のような構成のバーを用いれば、付勢バネ等を用いる必要がないので、組立工程を簡略化することができる。
また、上記実施の形態においては、バー5の上面10が略長方形状に形成されている場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、バーの上面は、山型に屈曲した形状に形成されていてもよく、また、V字状に屈曲した形状に形成されていてもよい。
また、上記実施の形態においては、バー5の長手方向と直交する断面の形状が略三角形である場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、バーの長手方向と直交する断面の形状がT字形であっても、上記と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記実施の形態においては、トイレットペーパーロール2を回転可能に保持する軸棒9を備えた場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。トイレットペーパーロール収容器3自体がトイレットペーパーロール2を回転可能に保持収容することが可能な形状に形成されていれば、軸棒9は必ずしも必要ではない。尚、トイレットペーパーロール2を回転可能に保持する軸棒9を備える場合には、トイレットペーパーロール収容器3の下部は開口していてもよい。そして、この場合には、トイレットペーパーロール収容器3の下部開口からトイレットペーパーロール2の取替えを行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、トイレットペーパー切断部6がトイレットペーパーロール収容器3に一体に形成されている場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。トイレットペーパー切断部は、トイレットペーパーロール収容器3とは別個の部材として設けられていてもよい。
また、上記実施の形態においては、トイレットペーパー切断部6が左右対称に凸状に湾曲している場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、トイレットペーパー切断部は、直線状に形成されていてもよい。
また、上記実施の形態においては、図3に示すように、バー5がトイレットペーパー引き出し口4の若干内側で軸支されている場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば、図12に示すように、バー5をトイレットペーパー引き出し口4の若干外側で軸支するようにすれば、バー5をそれほど前傾させなくても、トイレットペーパー17をバー5とトイレットペーパー引き出し口4の内側の上縁との間に挟持して、トイレットペーパー17の引き出し動作を規制することができる。その結果、トイレットペーパー17の切断後の余り代を多くすることができる。尚、この場合にも、バー5に工夫を施すことにより、トイレットペーパー17が当該バー5とトイレットペーパー引き出し口4の上縁との間に挟持されない状態で当該バー5の後傾動作を規制することは可能である。
本考案によれば、構成が簡単で、かつ、余り代を残した状態でのトイレットペーパーの切断を常にスムーズに行うことができるトイレットペーパーホルダーを提供することができる。従って、本考案のトイレットペーパーホルダーは、片手が不自由な身障者や高齢者が、片手で操作できるトイレットペーパーホルダーとして有用である。
1 トイレットペーパーホルダー
2 トイレットペーパーロール
3 トイレットペーパーロール収容器
4 トイレットペーパー引き出し口
5 バー
6 トイレットペーパー切断部
7 トイレットペーパーロール収容器本体
8 蓋体
9 軸棒
10 上面
11 傾動軸
12 取付面
13 U字状突起
14 切欠き
17 トイレットペーパー
2 トイレットペーパーロール
3 トイレットペーパーロール収容器
4 トイレットペーパー引き出し口
5 バー
6 トイレットペーパー切断部
7 トイレットペーパーロール収容器本体
8 蓋体
9 軸棒
10 上面
11 傾動軸
12 取付面
13 U字状突起
14 切欠き
17 トイレットペーパー
Claims (6)
- ロール状に巻かれたトイレットペーパーロールを略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器と、
前記トイレットペーパーロール収容器の前面に前記トイレットペーパーロールの回転軸線と略平行に設けられたトイレットペーパー引き出し口と、
前記トイレットペーパー引き出し口にその長手方向に沿って配置されると共に、前後に傾動可能に軸支されたバーと、
前記トイレットペーパーロール収容器の前面に前記トイレットペーパー引き出し口よりも下方に位置して設けられたトイレットペーパー切断部と、を備え、
前記トイレットペーパー引き出し口から引き出したトイレットペーパーによって前記バーを前傾させることにより、前記トイレットペーパーが前記バーと前記トイレットペーパー引き出し口の上縁との間に挟持されて、前記トイレットペーパーの引き出し動作が規制されることを特徴とするトイレットペーパーホルダー。 - 前記トイレットペーパーロール収容器は、
少なくとも上部が開口し、前記トイレットペーパーロールを略水平状態で回転可能に保持収容するトイレットペーパーロール収容器本体と、
前記トイレットペーパーロール収容器本体の上部開口を開閉可能に覆う蓋体と、からなり、
前記トイレットペーパーロール収容器本体には、その前面の上縁に略長方形状の切欠きが形成されている、請求項1に記載のトイレットペーパーホルダー。 - 前記バーは、前記トイレットペーパーが当該バーと前記トイレットペーパー引き出し口の上縁との間に挟持されない状態で後傾動作が規制される、請求項1又は2に記載のトイレットペーパーホルダー。
- 前記バーは、後傾動作方向に付勢されている、請求項3に記載のトイレットペーパーホルダー。
- 前記バーは、その傾動軸線を中心として前後対称な形状に形成されており、かつ、その傾動軸線よりも後側部分に重りが取り付けられている、請求項4に記載のトイレットペーパーホルダー。
- 前記バーには、その傾動軸線よりも後側部分にその長手方向に沿って針金が挿通されている、請求項5に記載のトイレットペーパーホルダー。
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