JP2005334629A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005334629A
JP2005334629A JP2005126959A JP2005126959A JP2005334629A JP 2005334629 A JP2005334629 A JP 2005334629A JP 2005126959 A JP2005126959 A JP 2005126959A JP 2005126959 A JP2005126959 A JP 2005126959A JP 2005334629 A JP2005334629 A JP 2005334629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
player
role
predetermined
winning combination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005126959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5108208B2 (ja
Inventor
Tomohiro Uchida
朋宏 内田
Hideaki Sasaki
秀昭 佐々木
Tatsuaki Oshima
龍明 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2005126959A priority Critical patent/JP5108208B2/ja
Publication of JP2005334629A publication Critical patent/JP2005334629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5108208B2 publication Critical patent/JP5108208B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 遊技者介入遊技を通常遊技状態から実行可能とすることで、単調な遊技を解消し、趣向性を向上することができると共に、少なくとも特別遊技状態よりも遊技者介入遊技状態への移行の頻度が高いことを意識させることで、遊技者を遊技者介入遊技へ誘導する。
【解決手段】 通常遊技状態からCTゲームへの移行が可能であるため、従来のように大役に当選しなくても所定の小役に当選するとCTゲームを実行することができ、遊技者の趣向性を高めることができる。また、このCTゲームの当選を小役の当選と同等に抽選によってCTゲーム役として当選させるようにしたため、比較的に短調になり易い通常遊技での遊技性を解消することができる。さらに、CTゲームの当選図柄を大役に類似させ、かつ大役よりも頻度が高いことを意識させるようにしたため、遊技者は大役よりもCTゲームで配当を増やそうとする意識を持つようになる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、メダル、コイン、遊技球等を遊技媒体として使用するスロットマシン等の遊技機に関するものである。
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、所定枚数のメダルを投入し、始動レバーを操作することで、抽選を実行し、周面に複数の図柄が表示された複数列(通常3列)の図柄変動リール(表示装置)を回転させるようにしている。
始動レバーによって回転を開始した図柄変動リールは、それぞれに対応して設けられた停止ボタンを操作することで、ほぼ遊技者の意図する時期に停止させることができる。
ここで、前記始動レバーの操作時に、内部抽選が実行され当たり/外れが決められており、遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行い、当該内部抽選に当選している場合に、当該当選に対応する図柄が揃った時点で権利行使がなされる。
当たりには小役と大役とがあり、小役当選の権利行使は、予め設定された遊技媒体の配当が実行される。また、小役には再遊技(リプレイ)を含んでおり、リプレイの際には、当該遊技のために投入した遊技媒体と同等の配当がなされたものとみなして、新たに遊技媒体を投入することなく遊技者に再遊技の権利が与えられる。
一方、大役当選の権利行使は、当該役に対して予め設定された遊技媒体の配当が実行された後、上記通常遊技状態から所謂ボーナスゲーム(レギュラーボーナスとビッグボーナスとがある)と称される、所定回数の特別遊技状態に移行する。
このボーナスゲームのうち、第1の大役であるレギュラーボーナスでは、所定の回数小役(リプレイ図柄を含む)の当選確率が飛躍的に高まる遊技状態となり、遊技者は、短期間で多くの遊技媒体を獲得することができる。また、第2の大役であるビッグボーナスでは、複数回(通常は最大30回)の小役獲得遊技中に前記レギュラーボーナスが複数回(通常は最大3回)組み合わされて構成される特別遊技により、遊技者はレギュラーボーナスよりも多量の遊技媒体を獲得することができる(特許文献1参照)。
ところで、上記通常遊技状態及び特別遊技状態とは別に、特許文献2には、ある特定条件下において、一部のリールに対してリールの停止補助制御を中止し、遊技者の技術介入を高める遊技仕様を持たせる遊技者介入遊技を付加した遊技機が提案されている。
すなわち、通常遊技及び特別遊技では、遊技者の停止操作と当選役との間にずれがあった場合、リールの停止補助制御(滑り制御)によって、所定範囲内のずれであれば当選役に応じた図柄を揃えることができるようにしており、上記遊技者介入遊技では、この停止補助制御を中止することで、遊技者の技術力を重視した遊技仕様となっている。
これにより、遊技者は、短調に遊技を消化するのではなく、純粋に所謂目押し技術を楽しむことができ、趣向性を向上することができる。
特開平11−290502号公報 特公平5−74391号公報
しかしながら、上記遊技者介入遊技状態は、実機においては大役終了後、所定の確率(1/2程度)で実行される遊技機がほとんどであり、その他の実行時期については明確に記載された文献は存在しない。
すなわち、大役に当選し、特別遊技状態を実行しない限り、遊技者介入遊技は実現されない。このため、通常遊技における短調な遊技が解消されることはない。
また、リール上に配列されている図柄の内、大役図柄が少なく、数多くの遊技を重ねても簡単に大役図柄が揃うことはなく(当選確率が低い)、遊技者が遊技者介入遊技を実行したくても、なかなかできないのが現状である。
さらに、遊技者介入遊技状態への移行を誘導するような手段がないため、結果として通常遊技状態では、大役の当選を待つという、従来の遊技仕様が踏襲され、期待感の薄い遊技となっている。
本発明は上記事実を考慮し、遊技者介入遊技を通常遊技状態から実行可能とすることで、単調な遊技を解消し、趣向性を向上することができる遊技機を得ることが目的である。
また、上記目的に加え、少なくとも特別遊技状態よりも遊技者介入遊技遊技状態への移行の頻度が高いことを意識させることで、遊技者を遊技者介入遊技へ誘導することができる遊技機を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技者の始動操作に基づいて役の抽選を行い、当該抽選により当選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に前記当選した役を成立させ、当該成立した役に対応する遊技を可能とする遊技機であって、前記表示手段による図柄変動中において、前記役に当選している場合に、停止操作時期が所定の許容範囲内であることを条件に、当該当選役に対応する図柄を表示するように前記表示手段の表示制御を行なう第1の制御状態と、この第1の制御状態で所定の図柄が前記表示手段に表示されて所定の当選役が成立した場合に、次回からの遊技者の始動操作に基づく所定回数の遊技において、前記役に当選しなくとも前記役の成立を可能とし、前記第1の制御状態に基づく前記表示制御よりも前記所定の許容範囲を小さくすることにより、若しくは前記表示制御を禁止することにより、前記表示手段の図柄停止制御をより強く遊技者の停止操作に委ねる第2の制御状態と、を有する遊技制御手段を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、役に当選している場合、遊技制御手段は、停止操作時期が所定の許容範囲内であることを条件に、当該当選役に対応する図柄を表示するように表示手段を制御する第1の制御状態で制御し、この第1の制御状態で所定の図柄が前記表示手段に表示されて所定の当選役が成立した場合、第2の制御状態となり、次回からの遊技者の始動操作に基づく所定回数の遊技において前記第1の制御状態に基づく制御よりも前記所定の許容範囲を小さくするか、或いは表示制御を禁止することにより、前記表示手段の図柄停止制御をより強く遊技者の停止操作に委ねる。よって、遊技者は技術介入遊技を大役遊技以外の遊技状態においても実行することができ、例えば通常遊技における単調な遊技を解消し、遊技の趣向性を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、前記所定の当選役は小役に含まれることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、所定の小役に、例えば「ベル、ベル、ベル」や「リプレイ、リプレイ、リプレイ」が設定されている場合には、「ベル、ベル、ベル」や「リプレイ、リプレイ、リプレイ」で図柄が揃った場合に、次のゲームで第2の制御状態となり得るので、それだけ、遊技者の技術介入の機会が増加し、例えば通常遊技においても遊技者の技術介入の機会が増え、通常遊技における単調な遊技を解消し、遊技の趣向性を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、前記表示手段が備えている前記所定の当選役の図柄の数は、前記大役の図柄の数よりも多いことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記表示手段に表示されている前記所定の当選役の図柄の数は、前記大役の図柄、例えば「赤7、赤7、赤7」の数よりも多い、例えば「ベル、ベル、ベル」や「リプレイ、リプレイ、リプレイ」、あるいは「青7、青7、青7」に設定することにより、遊技者は、当該図柄を揃え易くなり、遊技制御手段が第2の制御状態となる機会が増えるため、それだけ、遊技者の技術介入の機会が増加し、例えば通常遊技においても遊技者の技術介入の機会が増え、通常遊技における単調な遊技を解消し、遊技の趣向性を向上することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、前記役の抽選における前記所定の当選役の当選確率は、前記大役の当選確率よりも高いことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記役の抽選における前記所定の当選役の当選確率は、前記大役の当選確率よりも高い、例えば「ベル、ベル、ベル」、「チェリー、…、…」、あるいは「青7、青7、青7」等に設定することにより、遊技者は、当該図柄を当選させ易くなり、図柄を揃える機会も増え、それだけ遊技制御手段が第2の制御状態となる機会が増えるため、遊技者の技術介入の機会が増加し、例えば通常遊技においても遊技者の技術介入の機会が増え、通常遊技における単調な遊技を解消し、遊技の趣向性を向上することができる。
請求項5に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記大役は所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える第1の大役と、この第1の大役の成立機会を複数回可能となる遊技を行なう権利を与える第2の大役とを含み、前記表示手段が備えている所定の当選役の図柄の数は、前記第2の大役の図柄の数よりも多いことを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、表示手段が備えている所定の当選役の図柄の数を、第2の大役の図柄の数よりも多くしておくことにより、遊技者は、当該図柄を揃え易くなり、それだけ、遊技者の技術介入の機会が増加し、遊技の趣向性を向上することができるばかりでなく、例えば大役中に成立させる小役に所定の当選役を設定しておくことにより、大役中においても第2の制御状態が発生して遊技者の技術介入の機会が増加し、遊技の趣向性を更に向上することができる
請求項6に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記遊技制御手段は、前記第2の制御状態において、前記表示手段に変動表示される図柄間を1単位として、前記停止操作時期に停止されるべき図柄と、当選役に対応する図柄との間が前記所定の許容範囲よりも小さな所定単位以内のずれである場合に、当該ずれに相当する単位分、前記変動表示の停止時期を遅延させる前記表示制御を行うことを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、遊技制御手段は、第2の制御状態において、表示手段に変動表示される図柄間を1単位として、停止操作時期に停止されるべき図柄と、当選役に対応する図柄との間が前記所定の許容範囲よりも小さな所定単位以内のずれである場合に、当該ずれに相当する単位分、停止時期を遅延させる制御を行うことにより、例えば第1の制御状態において、停止設定時の図柄位置を含めて5図柄以内に停止されるべき図柄があれば、図柄が揃うように停止させていたものを、第2の制御状態においては、停止設定時の図柄位置を含めて1乃至2図柄以内に停止されるべき図柄があれば、図柄が揃うように停止させるように停止時期を遅延制御する。これにより、当選役に対応する図柄の停止確率をいささか高めることができ、停止操作が不慣れな初心者等の救済も可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記所定の当選役は、次回の遊技者の始動操作に基づく1回の遊技を前記第2の制御状態の下で行なう第1の役、次回からの遊技者の始動操作に基づく遊技を複数回前記第2の制御状態の下で行なう第2の役、次回からの遊技者の始動操作に基づく遊技において複数回前記第1の役の当選確率を高める第3の役、の少なくとも1つを含むことを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、所定の小役として例えば「ベル、ベル、ベル」が成立した場合には次回の遊技を1回第2の制御状態の下での制御を受け、例えば「チェリー、…、…」や「青7、青7、青7」が成立した場合には次回の遊技を2回以上第2の制御状態の下での制御を受けるようにすることにより、それだけ、遊技者の技術介入の機会が増加し、例えば通常遊技においても遊技者の技術介入の機会が増え、通常遊技における単調な遊技を解消し、遊技の趣向性をより向上させることができる。
請求項8に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記役は再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、前記所定の当選役は大役に含まれることを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、所定の当選役に、例えば「青7、青7、青7」が設定されている場合には「青7、青7、青7」で図柄が揃った場合に、次のゲーム以後第2の制御状態となり得るので、それだけ、遊技者の技術介入の機会が増加し、例えば通常遊技においても遊技者の技術介入の機会が増え、通常遊技における単調な遊技を解消し、遊技の趣向性を向上することができる。
請求項9に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記役は再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、前記表示手段が備えている前記所定の当選役の図柄は、前記大役の図柄と色違い且つ同じ輪郭であることを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、大役の図柄と色違い且つ同じ輪郭の当選役の図柄とすることで、大役と同等の期待感を持って遊技を進行することができる。
請求項10に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、前記遊技制御手段は、内部抽選時に取得した乱数と、遊技状態毎の当選役とが対応された当選エリア区分テーブルを用いて当選役を決定し、該当選エリア区分テーブルは、通常遊技、大役遊技のいずれか若しくは両方の遊技状態において前記所定の当選役が当選可能に構成されていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、当選エリア区分テーブルは、内部抽選時に取得した乱数と、遊技状態毎の当選役との関係を記憶しており、通常遊技、大役遊技のいずれか若しくは両方の遊技状態において前記所定の当選役を当選可能とすることで、遊技設定のバリエーションを拡げることができる。
請求項11に記載の発明は、前記請求項10に記載の発明において、前記当選エリア区分テーブルは、前記所定の役が当選し易い高確率遊技状態を備え、該高確率遊技状態は前記所定の役に割り当てられている前記乱数の数が前記通常遊技状態よりも多いことを特徴としている。
請求項11に記載の発明によれば、当選エリア区分テーブルは、前記所定の役が当選し易い高確率遊技状態を備えている。この高確率遊技状態は前記所定の役に割り当てられている前記乱数の数が前記通常遊技状態よりも多いため、必然的に所定の役の当選確率が高まる。
請求項12に記載の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行う権利を与える大役とを備え、
前記表示手段が複数列の図柄を表示可能なリール構造からなり、遊技者側から見て最も左の列において、前記小役に対応する図柄が常に少なくとも1つ停止表示可能なように、リールの表面に該図柄が設けられていることを特徴としている。
請求項12に記載の発明によれば、第2の制御状態における遊技性をできるだけ損なわずに、遊技者の目押しの負担を軽減することができる。
請求項13に記載の発明は、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技者の始動操作に基づいて役の抽選を行い、当該抽選により当選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に前記当選した役を成立させ、当該成立した役に対応する遊技を可能とする遊技機であって、所定の図柄が前記表示手段に表示されて所定の当選役が成立した場合に、次回からの遊技者の始動操作に基づく所定回数の遊技において、前記表示手段の図柄停止制御を前記役の抽選に基づかず遊技者の停止操作に委ねる制御を行う遊技制御手段を備えたことを特徴としている。
請求項13に記載の発明によれば、所定の図柄が前記表示手段に表示されて所定の当選役が成立した場合は、次回からの遊技者の始動操作に基づく所定回数の遊技において、前記表示手段の図柄停止制御を前記役の抽選に基づかず遊技者の停止操作に委ねる。よって、遊技者は遊技機の抽選に従う遊技の他に遊技者の技術介入による遊技も実行することができ、パチスロ機ばかりでなく、パチンコ機あるいはカジノ系のスロットマシン等の広汎な遊技機に適用することにより、通常遊技における単調な遊技を解消し、遊技の趣向性を向上することができる。
以上説明した如く本発明では、遊技者介入遊技を通常遊技状態から実行可能とすることで、単調な遊技を解消し、趣向性を向上することができる遊技機を提供することができる。
(第1の実施の形態)
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303とを備えて構成されている。
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304をアーチ状に囲む立体的な電飾部304Aも設けられている。
装飾部304の表示パネル部312は、演出用の動画像を表示するための液晶表示装置313と、回胴表示図柄を表示するための表示窓314とを備えている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
この表示窓314の内部には、3個の回胴リール350A、350B、350Cを主要部として構成された図柄変動部316が配設されている。
また、表示窓314の下部には、このパチスロ機300の遊技媒体であるメダルの払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面(テーブル306A)の右端部にはメダル投入部320が設けられ、また、上面左端部からは順にキャンセルボタン355、1枚ベット(投入)ボタン352A、マックスベット(最大投入)ボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面左端部からは、順にクレジットの払い戻しボタン103、始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とを備えている。
3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになり、表示窓314の横並びの中央の行に停止した図柄が基本停止図柄ライン(有効ライン)となる。なお、この基本停止図柄は、1枚のメダルをベット(投入)した場合であり、最大1回のゲームで3枚のメダルをベットすることができ、この場合は、上行と下行に沿って停止している図柄、並びに2本の対角線上に停止している図柄が順次メダルの投資数に応じて組み合わせ停止図柄ライン(有効ライン)として採用されるようになっている。
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー354を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
また、この始動レバー354による操作タイミングは、抽選のタイミングとなっており、始動レバー354の操作によって、当たり(役当選)/外れが決定するようになっている。
ここで、抽選が当たり(役当選)の場合は、フラグ成立となり、その後に当たり図柄が揃うと、遊技者は各図柄に応じた数のメダルを獲得できるほか、図柄に応じて遊技者に有利な遊技状態となる。なお、当たり(役当選)には大役(レギュラーボーナス(第1の大役、以下、適宜RBという)、ビッグボーナス(第2の大役、以下、適宜BBという))と、小役とがあり、それぞれ遊技者に有利な状態の度合いが異なる。
BBは、その遊技状態中に、複数回(第1の実施の形態では3回)のRBを含んで構成されており、当然、BBの方がRBよりも遊技者にとって、より有利な遊技状態となる。
図2には、上記パチスロ機300の動作を制御するための制御ブロック図が示されている。
パチスロ機300の制御系は、主制御部100を中心に構成されており、この主制御部100には、メダル検出部102、始動レバー354、リール350A、350B、350Cのそれぞれに対応する停止ボタン356A、356B、356C、MAXベットボタン352B、1枚ベットボタン352A、キャンセルボタン355、並びに図1では図示を省略したが、遊技を中止する際に遊技機内部に貯留(クレジット)したメダルを戻すための払い戻しボタン103(以下、総称する場合操作入力系という)が接続されている。
主制御部100では、前記各操作入力系からの入力に応じて、リール350A、350B、350C等の動作が制御される。すなわち、主制御部100には、左(L)、中(C)、右(R)用の各リールモータ106A、106B、106Cが接続されており、それぞれに左、中、右の各リール350A、350B、350Cが接続されている。
また、主制御部100には、表示制御部108とランプ制御部110とが接続され、表示制御部108では、前述した7セグメント表示部315A、表示部315B、7セグメント表示部315Cを含む表示装置群317の表示を制御すると共に、演出のために設けられた液晶表示装置(LCD)313の表示を制御する。また、ランプ制御部110では、電飾部304Aに内蔵されているランプ112等の点灯を制御する。さらに、主制御部100には、音声制御部114が接続され、スピーカ305L、305Rからの音声(効果音)出力を制御する。
また、主制御部100には、払出制御部150が接続され、払出装置152を制御することで、装置内部に設けられたホッパー(図示省略)からメダルを受け皿328へ向けて払い出すようになっている。
なお、第1の実施の形態では、表示制御部108、ランプ制御部110、音声制御部114を主制御部100と分離して説明したが、全ての機能を主制御部100に搭載してもよいし、表示制御部108、ランプ制御部110、音声制御部114をまとめて副制御部を構成してもよい。
なお、この停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作の際、内部抽選の結果に応じて、所定コマ数の滑り制御(第1の制御状態)を実行するようになっている(補助手段)。
すなわち、内部抽選が外れのとき、当りの場合のみ停止する図柄の停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらし(蹴飛ばし)、外れ図柄やリーチ目、チャンス目等の特定の図柄配列で停止するように制御する。
一方、内部抽選が当りのとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当り図柄が停止しない場合にでも、所定図柄数内であれば、意図的にこの当たり図柄が揃って停止するように停止位置をずらす(引き込み)制御を行う。
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、抽選の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当り図柄を揃えることが可能となることで遊技者の取りこぼしを可能な範囲で防いでいる。
なお、この補助手段は、後述する遊技者介入遊技仕様プログラムでの遊技実行中は、その滑り制御が制限されるようになっている。言い換えれば、この補助手段の制御が制限された場合は、遊技者の停止ボタン356A、356B、356Cの停止時期にほぼ忠実に図柄変動が停止されることになる。なお、補助手段の制御の制限としては、完全に遊技者の停止ボタン356A、356B、356Cの停止時期に忠実に停止させる場合(所謂ビタ押し)と、通常の4コマ滑り制御に対して1から2コマ滑り制御に制限する場合と、があり、いずれを選択してもよい。また、設定の変更を可能としてもよい。
図3は、主制御部100における通常遊技制御のための制御系を機能的に示したブロック図である。
始動レバー354は、抽選部154に接続されており、所定数のメダルの投入(ベット)がなされた後、始動レバー354の操作をトリガとして、抽選が実行されるようになっている。
抽選部154では、始動レバー354の操作時にハードウェア乱数カウンタから数値を取得し、その取得した乱数値をテーブル選択部156を経由して当選役・図柄決定部158へ送出する。テーブル選択部156は、遊技仕様プログラム記憶手段としての遊技プログラムメモリ162から現在が図5に示すいずれの遊技状態かを示す情報を得て、役・図柄を決定するための遊技状態に応じたテーブルをテーブル記憶部180から選択する。このテーブル選択部156で選択されたテーブルに基づいて、当選役・図柄決定部158は図5に示す当選役(小役(リプレイを含む)、大役(RB、BB))と、当選図柄を決定し、遊技制御手段としての遊技状態制御部160へ送出する。
尚、図5は、本パチスロ機の遊技状態における内部抽選毎の当選エリア区分テーブルを示している。図5は、行方向に当選エリアナンバーをNo.0からNo.6までの7区分、列方向には、通常遊技、BB内部当選中、RB内部当選中、BB作動時の通常遊技、BB作動時のRB内部当選中、RB遊技、CT高確率中の7つの遊技状態を配列している。この表において不当選は抽選の外れを意味する。再遊技は所謂「リプレイ」を意味し、ベル、チェリーはそれぞれ小役を意味する。RBはレギュラーボーナス、BBはビッグボーナスを意味する。
また、この表において、「ベル」は、小役であるとともに、後述する遊技者介入遊技(以下「CTゲーム」という)を1回だけ次の遊技で実行する役である。「青7」は、ここでは小役の1種であるが、「青7」が成立すると、以後複数回の遊技に渡ってCTゲームを実行する役で、成立後複数回の遊技媒体の大量獲得も可能な特別な遊技を行うという意味において、大役にも匹敵する役である。RBは「BAR」、BBは「赤7」の成立により、レギュラーボーナス、ビッグボーナスの遊技が開始される。各遊技状態毎、メダルの設定数毎に各当選エリアNo.毎に割り当てられている乱数の数は異なる。また、少なくともRB、BBについては、店側による操作で変更可能な遊技仕様の設定値1乃至6によっても当選エリアに割り当てられている乱数の数は異なる。また、図5中「及びRB」、「及びBB」とは、それぞれの内部抽選においてその乱数は小役、不当選であってもその遊技においてそれぞれRB、BBが留保されていて、RB、BBを揃えることも可能であることを意味している。CTゲーム役は、いずれの遊技状態においても当選および成立が可能で、いずれの遊技状態においてもCTゲーム役が成立すると、次の遊技からそのCTゲーム役に対応する回数のCTゲームを実行することができる。また、CT高確率中の遊技状態は「ベル」の当選確率が高くなるように構成されている。
遊技状態制御部160には、遊技実行制御部160Aが設けられており、プログラム読出部160Bを介して、遊技仕様プログラムメモリ162から適宜仕様プログラムデータが読み出され、この仕様プログラムデータに基づいて処理が実行されるようになっている。
通常遊技の場合は、遊技仕様プログラムメモリ162から通常遊技仕様プログラムが読み出され、大役遊技の場合は、大役遊技仕様プログラムが読み出されて、それぞれの仕様プログラムデータに基づいて処理が実行される。
一方、通常遊技状態において、抽選によって遊技者介入遊技役(CTゲーム役)に当選し、このCTゲーム図柄が揃ってCTゲーム実行が成立すると、遊技仕様プログラムメモリ162からは、遊技者介入遊技仕様プログラムが読み出され,当該仕様プログラムデータに基づいて処理が実行される。CTゲームについては後述する。
遊技状態制御部160における通常遊技制御では、当選役・図柄決定部158からの情報に基づいて、補助手段としてのリール駆動制御部164を制御して、リールモータ106A、106B、106Cを介してリール350A、350B、350Cの駆動を開始する。また、遊技状態制御部160には、フラグ管理制御部166が接続されており、内部当選役に対応したフラグの成立、不成立を管理し、それぞれ小役フラグメモリ168又は大役フラグメモリ170にフラグの状態を記憶する。なお、一般には、小役フラグメモリ168のフラグの状態は、1回の遊技で消滅(フラグ不成立)し、大役フラグメモリ170のフラグの状態は、大役を権利行使するまで維持される。
この小役フラグメモリ168と大役フラグメモリ170の状態は、リール駆動制御部164に送出されており、停止ボタン356A、356B、356Cの操作に基づく、停止制御の際の滑り制御のパラメータとして適用されるようになっている。
また、リール350A、350B、350Cには、それぞれ位置検出センサ172A、172B、172Cが取り付けられており、リール350A、350B、350Cのそれぞれの停止位置をリール駆動制御部164で認識し、前記滑り制御を加味した状態でリール350A、350B、350Cを停止させると共に、停止したリール350A、350B、350Cにおける図柄配列を遊技状態制御部160へ送出する。
この図柄配列により、遊技状態制御部160では、内部当選していた役が成立したか否かが判断され、小役であればそれぞれの小役に対応する所定の配当を実行し、リプレイであればリプレイ制御を実行し、大役であれば当該役としての遊技媒体の配当を実行した後、大役遊技ブログラムを遊技仕様プログラムメモリ162から読み出し、さらに、上記小役がCTゲーム役(第1の実施の形態では、CTゲーム役図柄として、単発のCTゲームの場合を「ベル・ベル・ベル」とし、複数回のCTゲーム期間突入の場合を「青7・青7・青7」(青色の数字の7)とする。)であれば遊技者介入遊技仕様プログラムを遊技仕様プログラムメモリプログラムから読み出す。
なお、上記複数回のCTゲーム期間突入を示す図柄である「青7・青7・青7」は、大役図柄が「赤7・赤7・赤7」(赤色の数字の7)に対応して設定されており、リール250A、350B、350C上の「青7」図柄の絶対数(各リール350A、350B、350Cの周面に貼り付けられたリールテープにプリントされている数)は、「赤7」図柄よりも多く設定されている。これは、「青7・青7・青7」が「赤7・赤7・赤7」よりも揃い易いことを遊技者へ意識させるためである。
遊技状態制御部160において、遊技仕様プログラムメモリ162から遊技者介入遊技仕様プログラムが読み出されると、CTゲームが実行される。
CTゲームでは、前述の第1の制御状態である滑り制御(リール350A、350B、350Cの停止制御における補助)は一切禁止、あるいは通常遊技よりも停止制御における補助を厳しく制限される第2の制御状態となり、遊技者が停止ボタン356A、356B、356Cを操作した時期に対して忠実に停止制御が実行されるようになっている。また、始動レバー354の操作があっても抽選は実行されず、または、抽選がなされても遊技状態制御部160はその役・図柄の決定結果を無視することにより(言い換えれば、CTゲーム中は、全ての小役のフラグが成立)、純粋に遊技者の操作技術により小役図柄を揃えることが可能となる。上記実施の形態では、当選しなくとも成立可能な役は小役のみとするが、もちろん小役に限らず、大役を含む全ての役がその役に当選しなくとも成立可能としてもよい。
このCTゲームは、単発(1回の遊技として)で実行される場合と、所定の期間(所定数の遊技として)で実行される場合と、がある。
このCTゲーム開始の判別は、前記当選役・図柄決定部158によって決定された役及び図柄が、遊技実行制御部160Aで認識され、その認識に基づきリール350A、350B、350Cの駆動停止がリール駆動制御部164によって制御され、図柄が「ベル、ベル、ベル」または「青7、青7、青7」で停止ラインに揃ったことを遊技実行制御部160Aで確認することにより行われ、次の遊技からCTゲームが開始される。
「ベル、ベル、ベル」が揃い、単発のCTゲームの場合には、前記プログラム読出部160BによってCTゲーム仕様プログラムを読み出し、その後の1回の遊技がCTゲームとなる。なお、この1回の遊技において再度CTゲーム役に当選した場合は、その当選したCT役に基づき繰り返しCTゲームが実行される。
一方、「青7、青7、青7」が揃い、所定の期間連続してCTゲームを実行する場合には、前記プログラム読出部160BによってCTゲーム仕様プログラムを読み出すと共に、CTゲームカウンタ160Cを起動させる。CTゲームカウンタ160Cでは、CTゲームが終了する毎にカウントアップされ、その結果をCTゲーム終了時期判定部160Dへ送出する。
このCTゲーム終了時期判定部160Dには、前記遊技実行制御部160Aから払出情報が入力されており、所定回数のCTゲーム或いは所定量の払出の何れかを満たした場合に、CTゲームを終了させるべく、プログラム読出部160Bへ通常遊技仕様仕様プログラムを読み出すように指示する。
なお、連続CTゲーム中に「青7、青7、青7」が揃った場合には、今回の「青7、青7、青7」による連続CTゲームの終了後,連続CTゲーム中に揃った「青7、青7、青7」による連続CTゲームが開始される。また、連続CTゲーム中に揃った「青7、青7、青7」は単なる小役として当該役の配当のみを行う仕様としてもよい。
以下に第1の実施の形態の作用を説明する。
(通常遊技の流れ)
メダルがクレジットされている状態(或いは、メダル投入部320からメダルを投入した状態)で、1枚ベットボタン352A、またはマックスベットボタン352Bの操作によりメダルのベットが完了するか、或いは、メダル投入部320からメダルを投入することによりベットが完了すると、始動レバー354の操作が可能となる。始動レバー354が操作されると、この操作と同時に当り/外れの抽選がなされると共に、リール駆動制御部164の制御により、リール350A、350B、350Cが回転を開始する。
上記抽選の結果は、当選役・図柄決定部158から遊技状態制御部160に伝えられる。遊技状態制御部160は、抽選の結果が不当選、再遊技、小役の場合には、小役フラグメモリ168にそのフラグを記憶させ、RB又はBBの場合には大役フラグメモリ170にそのフラグを記憶させる。
リール駆動制御部164は、小役メモリ制御部168、大役メモリ制御部170にフラグに従ってリールモータ106A、106B、106Cを駆動しつつ、リール350A、350B、350Cを遊技者の以後の操作に従って停止制御する。
その後、遊技者が、停止ボタン356A、356B、356Cを操作すると、この停止操作によってリール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、小役フラグメモリ168、大役フラグメモリ170に記憶されているフラグに従って、滑り制御を加味して該当する図柄を所定位置に引き込むように、或いは所定位置から蹴飛ばすようにリール350A、350B、350Cの停止制御が実行される。すなわち、前記フラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれは滑り制御によって矯正される。逆に、フラグが成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転に滑りを生じさせ、当り図柄では停止しないようにする。
次に、全てのリール350A、350B、350Cが停止すると、停止図柄が当たりか否かが判断され、当たりの場合には当たり役を判別する。
この判別で、大役と判定された場合には、その停止図柄に従って、ビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)のボーナスゲーム制御を実行し(権利行使)、小役と判定された場合には、当該小役に予め設定されている所定の払出し制御を実行する。
また、上記判別において、CTゲーム役に当選したと判別された場合には、次の遊技からCTゲームが実行される。CTゲームは、遊技者介入遊技仕様であり、前述した滑り制御を一切禁止して、遊技者の停止ボタン356A、356B、356Cの停止操作に忠実にリール350A350B、350Cの駆動を停止させ、小役図柄を揃えるゲームである。従って、始動レバー354の操作があっても抽選は実行されず、純粋に遊技者の操作技術により小役図柄を揃えることが可能となる。
すなわち、第1の実施の形態では、通常遊技状態の下で抽選される大役及び小役と同等の扱いでCTゲーム役に当選することで、CTゲームを行うことが可能となっており、従来のように、大役遊技終了後等の条件がなくてもCTゲームを実行することができる。
以下、図4のフローチャートに従い、CTゲームの手順を含んだ遊技状態の変更制御手順について説明する。
ステップ200では、遊技仕様プログラムメモリ162から通常遊技仕様プログラムを読み出し、ステップ202へ移行して、遊技実行制御部160Aにおいて通常遊技を実行する(前述の通常遊技の流れを参照)。
ステップ202において、1回の遊技が終了すると、ステップ204へ移行して役に当選したか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ202へ移行して通常遊技を続行する。また、このステップ204で肯定判定されると、ステップ206へ移行してCTゲーム役以外の小役に当選したか否かが判断され、肯定判定されると、当該小役に対応する配当を行った後(リプレイの場合はその遊技での賭数の戻し設定をした後)、ステップ202へ移行して通常遊技を続行する。
ステップ206で否定判定された場合には、ステップ208へ移行して(小役の場合と同様にCTゲーム役以外の)大役に当選したか否かが判断され、肯定判定されると、当該役に対応する配当を実行した後、ステップ210へ移行して遊技仕様プログラムメモリ162から大役遊技仕様プログラムを読み出し、ステップ212へ移行して遊技実行制御部160Aにおいて大役遊技が実行される。この大役遊技が終了すると、ステップ200へ戻り、通常遊技仕様に復帰する。
また、ステップ208で否定判定されると、役に当選し、小役(リプレイを含む)でも大役でもないため、CTゲーム役に当選したと判断し、ステップ214へ移行してCTゲーム種(単発/連続)を判別する。
すなわち、停止図柄が「ベル、ベル、ベル」の場合は、単発のCTゲームであるため、「ベル、ベル、ベル」役に対応する配当を行った後、ステップ216へ移行して、遊技仕様プログラムメモリ162からCTゲーム仕様プログラムを読み出し、次いでステップ218へ移行して遊技実行制御部160Aにおいて次の遊技でCTゲームを実行する。なお、「ベル、ベル、ベル」役に対応する配当は0、即ち配当無しも含む。「ベル、ベル、ベル」役はCTゲームの作動を主目的とする図柄であるため、配当の数量は各遊技の仕様により任意にとりきめればよい。
CTゲームの実行時は、役の抽選が実行されず、かつ滑り制御が禁止され、遊技者の停止操作技術のみで図柄を停止させる。従って、熟練者等は、自身の技量により、多くの配当を受けることができる。一方、初心者は、自身の技量(所謂目押し技術)を磨くことができる。
ステップ218でのCTゲームが終了すると、ステップ220へ移行してフラグFをセットされているか否かが判断され、否定判定(F=0)された場合には、ステップ200へ移行して通常遊技に復帰する。すなわち、ここでのCTゲーム(ステップ218)は単発で終了することになる。なお、前記フラグFは後述する連続CTゲーム中か否かを判断するものであり、ステップ220で肯定判定されると、連続CTゲーム中であると判断し、後述するステップ230へ移行する。
一方、ステップ214で停止図柄が[青7、青7、青7]と判定された場合には、CTゲーム種が連続であることを示し、「青7、青7、青7」役に対応する配当を行った後、ステップ222へ移行して、CTゲームの当選確率を高確率(あるいは連続)とし、次いでステップ224でフラグFをセット(1)してステップ226へ移行する。この高確率時下では、ほとんど連続してCTゲームに当選することになる。尚、「青7、青7、青7」役に対応する配当は0、即ち配当無しも含む。「青7、青7、青7」役は先の「ベル、ベル、ベル」役と同様にCTゲームの作動を主目的とする図柄であるため、配当の数量は各遊技の仕様により任意にとりきめればよい。
ステップ226では、遊技仕様プログラムメモリ162からCTゲーム仕様プログラムを読み出し、次いでステップ228でCTゲームを実行する。
ステップ228でのCTゲームが終了すると、ステップ230へ移行する。なお、このステップ230には、前述のステップ220で肯定判定された場合にも移行する。
ステップ230では、予め定められたCTゲームの遊技回数の上限(上限としては、例えば、20〜40ゲーム程度が好ましい。)となったか否かが判断され、否定判定されるとステップ232でCTゲーム中の配当が上限値(上限値としては、例えば、メダル換算で480枚程度が好ましい。)となったか否か判断され、否定判定されると、ステップ200へ移行して通常遊技に復帰する。なお、このときの通常遊技では、CTゲームの当選確率が高くなっているため、次の遊技でのCTゲーム役当選がほぼ確実となる。
また、ステップ230で肯定判定、或いはステップ232で肯定判定されると(何れか一方が満足した場合)、ステップ234へ移行する。ステップ234では、連続のCTゲームの終了と判断してCTゲームの当選確率を通常確率とし、ステップ236へ移行する。ステップ236では、でフラグFをリセット(0)し、ステップ200へ移行して、通常遊技に復帰する。これにより、CTゲームの当選確率が通常確率に戻った状態での通常遊技に復帰する。
なお、上記第1の実施の形態では、連続CTゲーム中、各遊技毎にCTゲームか否かの抽選を行っているが、連続抽選を行わず,連続CTゲームに入れば所定回数(20〜40回)のCTゲームをいきなり設定、あるいは抽選した連続してCTゲームを実行できるようにしてもよい。
以上説明したように、第1の実施の形態では、比較的当たり易い小役「ベル、ベル、ベル」等の小役への当選により、通常遊技状態からCTゲームへの移行が可能であるため、従来のように大役に当選しなくてもCTゲームを実行することができ、遊技者の趣向性を高めることができる。また、このCTゲームの当選を小役の当選と同等に抽選によってCTゲーム役として当選させるようにしたため、比較的に単調になり易い通常遊技(当選確率の低い大役に当選しない状態)での遊技性を興味あるものに高めることができる。
また、第1の実施の形態では、大役の当選図柄を「赤7、赤7、赤7」とし、連続CT当選図柄を「青7、青7、青7」とした。すなわち、CTゲーム役の当選図柄を大役に類似させ、かつ大役よりも頻度が高いことを意識させるようにしたため、遊技者は大役よりもCTゲームで配当を増やそうとする意識を持つようになり、仮に、大役の配当が低減してもこのCTゲームによって、所謂台離れを防止でき、稼働率を高めることができる。
なお、第1の実施の形態では、単発CTゲーム役の当選図柄を「ベル、ベル、ベル」としたが、新たに「白7、白7、白7」等、大役当選図柄に類似する図柄を追加するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
以下に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同一構成部分については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第2の実施の形態の特徴は、CTゲームに対して、総獲得枚数を設定した2種類の異なる高確率CTゲームをそれぞれ、異なる図柄によって当選させる仕様とした遊技制御プログラムを組み込んだものであり、図2及び図3に示した第1の実施の形態の制御ブロック図は同一構成となっている。
また、第2の実施の形態では、総獲得数の多い方のCTゲームの当選が、大役として位置付けられており、RB当選と同等の扱いとなるように総獲得枚数が設定されている。
ここで、総獲得枚数の多い方のCTゲームの当選図柄は、「青7、青7、青7」であり、総獲得枚数の少ない方のCTゲームの当選図柄は、「ベル、ベル、ベル」としている(図7参照)。なお、図7において、チェリーはメダル2枚、プラムはメダル7枚の払い出しの小役とする。
図6は、第2の実施の形態における、2種類のCTゲームを含んだ遊技状態の変更制御手順を示すフローチャートである。なお、図4と同一処理のステップについては、同一の符号の末尾に”A”を付す。
ステップ200Aでは、遊技仕様プログラムメモリ162から通常遊技仕様プログラムを読み出し、ステップ202Aへ移行して、遊技実行制御部160Aにおいて通常遊技を実行する。
ステップ202Aにおいて、1回の遊技が終了すると、ステップ204Aへ移行して役に当選したか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ202Aへ移行して通常遊技を続行する。また、このステップ204Aで肯定判定されると、ステップ206Aへ移行して小役に当選したか否かが判断され、肯定判定されると、当該小役に対応する配当を行った後(リプレイの場合はその遊技での賭数の戻し設定をした後)、ステップ202Aへ移行して通常遊技を続行する。
ステップ206Aで否定判定された場合には、ステップ250へ移行してCT以外の大役に当選したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ210Aへ移行して遊技仕様プログラムメモリ162から大役遊技仕様プログラムを読み出し、ステップ212Aへ移行して遊技実行制御部160Aにおいて大役遊技が実行される。この大役遊技が終了すると、ステップ200Aへ戻り、通常遊技仕様に復帰する。
また、ステップ250で否定判定されると、役に当選し、小役(リプレイを含む)でもCT以外の大役でもないため、CTゲーム役に当選したと判断し、ステップ214Aへ移行してCTゲーム種(総獲得枚数多/少)を判別する。
ステップ214Aで停止図柄が「青7、青7、青7」と判定された場合には、総獲得枚数が多い(ここでは、253枚)CTゲームであると判断し、ステップ254へ移行して、遊技仕様プログラムメモリ162からCTゲーム仕様プログラムを読み出し、次いでステップ256でCTゲームを実行する。
ステップ256でのCTゲームが終了すると、ステップ258へ移行する。ステップ258では、CTゲーム中の配当(総獲得刻枚数)が上限値(253枚)となったか否か判断され、否定判定されると、ステップ256へ移行してCTゲームを継続する。
また、ステップ258で肯定判定されると、ステップ200Aへ移行し、通常遊技に復帰する。
一方、ステップ214Aで停止図柄が「ベル、ベル、ベル」の場合は、総獲得枚数が少ない(ここでは、100枚)のCTゲームであると判断し、ステップ264で遊技仕様プログラムメモリ162からCTゲーム仕様プログラムを読み出し、次いでステップ266でCTゲームを実行する。
ステップ266でのCTゲームが終了すると、ステップ268へ移行する。ステップ268では、CTゲーム中の配当(総獲得刻枚数)が上限値(100枚)となったか否か判断され、否定判定されると、ステップ266へ移行してCTゲームを継続する。
また、ステップ268で肯定判定されると、ステップ200Aへ移行し、通常遊技に復帰する。
上記、第1の実施の形態及び第2の実施の形態において、CTゲームにおけるリール制御の補助を一切禁止してもよいが、リールの図柄停止制御をより強く遊技者の停止操作に委ねることができれば良く、必ずしもリール制御の補助を一切禁止する必要は無い。例えば、通常遊技時において、停止設定時の図柄位置を含めて5図柄以内に停止されるべき図柄があれば、図柄が揃うように停止させていたものを(4コマ滑り)、CTゲーム時においては、停止設定時の図柄位置を含めて2乃至3図柄以内に停止されるべき図柄があれば、図柄が揃うように停止させる(1乃至2コマ滑り)ように停止時期を遅延させるように制御するものであっても良い。
なお、左リール350Aに関して、小役に対応する図柄を常に少なくとも1つ表示窓314内に停止表示可能とすれば、CTゲームの遊技性をできるだけ損なわずに、遊技者の目押しの負担を軽減することができる。
加えて、CTゲーム中であっても、中リール350Bと右リール350Cに関しては通常と同様の滑り制御(4コマ滑り)としてもよい。
小役を左リール350Aに少なくとも1つ常に表示する手段としては、左リール350Aの図柄配置において、小役同士の間隔を1図柄もしくは2図柄とすればよい。
例えば、左リール350Aにおいて、2図柄の間隔を空けて再遊技、チェリー、プラムを配置する。このように図柄を配置すれば、遊技者が目押しをせず停止ボタン356Aを押下したとしても、再遊技、チェリー、プラムの何れかが呈し図柄として表示窓314内に表示される。
上記のように図柄を配置することは、中リール350B、右リール350Cにおいてもほぼ同様の効果があるが、多くの遊技者は左リール350Aを最初に停止させるため、左リール350Aにおいて実施した場合が最も効果がある。この理由は、第1停止として左リール350Aを停止させたとき、小役が停止表示されなければ、停止ボタン356Bと停止ボタン356Cの押下は無駄押しとなってしまうからである。
第1の実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。 第1の実施の形態に係るパチスロ機の動作制御ブロック図である。 主制御部における通常遊技を主体とした制御系を機能的に示したブロック図である。 第1の実施の形態に係る遊技状態変更制御のためのフローチャートである。 第1の実施の形態に係るパチスロ機の遊技状態毎の当選エリア区分を示すテーブル図である。 第2の実施の形態に係る遊技状態変更制御のためのフローチャートである。 第2の実施の形態に係るパチスロ機の遊技状態毎の当選エリア区分を示すテーブル図である。
符号の説明
100 主制御部
154 抽選部
156 テーブル選択部
158 当選役・図柄決定部
160 遊技状態制御部(遊技制御手段)
160A 遊技実行制御部
160B プログラム読出部
160C CTゲームカウンタ
160D CTゲーム終了時期判定部
162 遊技仕様プログラムメモリ(遊技仕様プログラム記憶手段)
164 リール駆動制御部(補助手段)
106A、106B、106C リールモータ
172A、172B、172C 位置検出センサ
180 テーブル記憶部
300 パチスロ機
352A 1枚ベットボタン
352B マックスベットボタン
354 始動レバー
350A、350B、350C リール
356A、356B、356C 停止ボタン

Claims (13)

  1. 図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技者の始動操作に基づいて役の抽選を行い、当該抽選により当選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に前記当選した役を成立させ、当該成立した役に対応する遊技を可能とする遊技機であって、
    前記表示手段による図柄変動中において、前記役に当選している場合に、停止操作時期が所定の許容範囲内であることを条件に、当該当選役に対応する図柄を表示するように前記表示手段の表示制御を行なう第1の制御状態と、
    この第1の制御状態で所定の図柄が前記表示手段に表示されて所定の当選役が成立した場合に、次回からの遊技者の始動操作に基づく所定回数の遊技において、前記役に当選しなくとも前記役の成立を可能とし、
    前記第1の制御状態に基づく前記表示制御よりも前記所定の許容範囲を小さくすることにより、若しくは前記表示制御を禁止することにより、前記表示手段の図柄停止制御をより強く遊技者の停止操作に委ねる第2の制御状態と、
    を有する遊技制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、前記所定の当選役は小役に含まれることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、
    前記表示手段が備えている前記所定の当選役の図柄の数は、前記大役の図柄の数よりも多いことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、
    前記役の抽選における前記所定の当選役の当選確率は、前記大役の当選確率よりも高いことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記大役は所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える第1の大役と、この第1の大役の成立機会を複数回可能となる遊技を行なう権利を与える第2の大役とを含み、
    前記表示手段が備えている所定の当選役の図柄の数は、前記第2の大役の図柄の数よりも多いことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  6. 前記遊技制御手段は、前記第2の制御状態において、前記表示手段に変動表示される図柄間を1単位として、前記停止操作時期に停止されるべき図柄と、当選役に対応する図柄との間が前記所定の許容範囲よりも小さな所定単位以内のずれである場合に、当該ずれに相当する単位分、前記変動表示の停止時期を遅延させる前記表示制御を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  7. 前記所定の当選役は、
    次回の遊技者の始動操作に基づく1回の遊技を前記第2の制御状態の下で行なう第1の役、次回からの遊技者の始動操作に基づく遊技を複数回前記第2の制御状態の下で行なう第2の役、次回からの遊技者の始動操作に基づく遊技において複数回前記第1の役の当選確率を高める第3の役、の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  8. 前記役は再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、
    前記所定の当選役は大役に含まれることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  9. 前記役は再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、
    前記表示手段が備えている前記所定の当選役の図柄は、前記大役の図柄と色違い且つ同じ輪郭であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  10. 前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行なう権利を与える大役とを備え、
    前記遊技制御手段は、内部抽選時に取得した乱数と、遊技状態毎の当選役とが対応された当選エリア区分テーブルを用いて当選役を決定し、
    該当選エリア区分テーブルは、通常遊技、大役遊技のいずれか若しくは両方の遊技状態において前記所定の当選役が当選可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  11. 前記当選エリア区分テーブルは、前記所定の役が当選し易い高確率遊技状態を備え、
    該高確率遊技状態は前記所定の役に割り当てられている前記乱数の数が前記通常遊技状態よりも多いことを特徴とする請求項10記載の遊技機。
  12. 前記役には再遊技を含む小役と、所定回数分もしくは遊技媒体が所定の払出し数に達するまでの小役の成立機会を飛躍的に増大させる遊技を行う権利を与える大役とを備え、
    前記表示手段が複数列の図柄を表示可能なリール構造からなり、遊技者側から見て最も左の列において、前記小役に対応する図柄が常に少なくとも1つ停止表示可能なように、リールの表面に該図柄が設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  13. 図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技者の始動操作に基づいて役の抽選を行い、当該抽選により当選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に前記当選した役を成立させ、当該成立した役に対応する遊技を可能とする遊技機であって、
    所定の図柄が前記表示手段に表示されて所定の当選役が成立した場合に、次回からの遊技者の始動操作に基づく所定回数の遊技において、前記表示手段の図柄停止制御を前記役の抽選に基づかず遊技者の停止操作に委ねる制御を行う遊技制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。
JP2005126959A 2004-04-28 2005-04-25 遊技機 Expired - Fee Related JP5108208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126959A JP5108208B2 (ja) 2004-04-28 2005-04-25 遊技機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004134081 2004-04-28
JP2004134081 2004-04-28
JP2005126959A JP5108208B2 (ja) 2004-04-28 2005-04-25 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005334629A true JP2005334629A (ja) 2005-12-08
JP5108208B2 JP5108208B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=35488800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005126959A Expired - Fee Related JP5108208B2 (ja) 2004-04-28 2005-04-25 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5108208B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267968A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007267967A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007275179A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007275176A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007275177A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007312851A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Aruze Corp 遊技機
JP2011015998A (ja) * 2010-09-22 2011-01-27 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2011067672A (ja) * 2011-01-07 2011-04-07 Sankyo Co Ltd スロットマシン

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070514A (ja) * 2000-08-23 2001-03-21 Aruze Corp 遊技機
JP2001129157A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Olympia:Kk スロットマシン
JP2001137433A (ja) * 1999-08-30 2001-05-22 Aruze Corp 遊技機
JP2002017962A (ja) * 2000-07-03 2002-01-22 Sankyo Kk スロットマシン
JP2003199878A (ja) * 2002-01-07 2003-07-15 Mirai Enterprises:Kk 遊技機の遊技状態演出方法
JP2003210678A (ja) * 2002-01-22 2003-07-29 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004089735A (ja) * 2003-12-19 2004-03-25 Olympia:Kk 遊技機
JP2005312676A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sankyo Kk スロットマシン

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001137433A (ja) * 1999-08-30 2001-05-22 Aruze Corp 遊技機
JP2001129157A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Olympia:Kk スロットマシン
JP2002017962A (ja) * 2000-07-03 2002-01-22 Sankyo Kk スロットマシン
JP2001070514A (ja) * 2000-08-23 2001-03-21 Aruze Corp 遊技機
JP2003199878A (ja) * 2002-01-07 2003-07-15 Mirai Enterprises:Kk 遊技機の遊技状態演出方法
JP2003210678A (ja) * 2002-01-22 2003-07-29 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004089735A (ja) * 2003-12-19 2004-03-25 Olympia:Kk 遊技機
JP2005312676A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sankyo Kk スロットマシン

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267968A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007267967A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sankyo Kk スロットマシン
JP4612576B2 (ja) * 2006-03-31 2011-01-12 株式会社三共 スロットマシン
JP4612575B2 (ja) * 2006-03-31 2011-01-12 株式会社三共 スロットマシン
JP2007275179A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007275176A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Sankyo Kk スロットマシン
JP2007275177A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Sankyo Kk スロットマシン
JP4627739B2 (ja) * 2006-04-04 2011-02-09 株式会社三共 スロットマシン
JP2007312851A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Aruze Corp 遊技機
JP2011015998A (ja) * 2010-09-22 2011-01-27 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2011067672A (ja) * 2011-01-07 2011-04-07 Sankyo Co Ltd スロットマシン

Also Published As

Publication number Publication date
JP5108208B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5220997B2 (ja) 遊技機及びリールテープ
JP5108208B2 (ja) 遊技機
JP2005334627A (ja) 遊技機
JP2007029281A (ja) 遊技機
JP2005296639A (ja) 遊技機
JP2006192135A (ja) 遊技機
JP2005312658A (ja) 遊技機
JP2005334411A (ja) 遊技機
JP4728600B2 (ja) 遊技機
JP4713827B2 (ja) 遊技機
JP4526310B2 (ja) 遊技機
JP4938230B2 (ja) 遊技機
JP2005312657A (ja) 遊技機
JP2006006706A (ja) 遊技機
JP2005334549A (ja) 遊技機
JP2010115551A (ja) 役物装置
JP4713828B2 (ja) 遊技機
JP4971591B2 (ja) 遊技機
JP4880896B2 (ja) 遊技機
JP2006158486A (ja) 遊技機
JP2007117354A (ja) 遊技機
JP2006296795A (ja) 遊技機
JP4704745B2 (ja) 遊技機
JP4713826B2 (ja) 遊技機
JP4713829B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101101

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110721

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110728

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20110922

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120813

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5108208

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees